このページでは緒方靖夫参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 イラク戦争の大義について質問させていただきます。 先月、アメリカとイギリスで相次いでイラク戦争に関する調査報告書が発表されました。二つのこの報告書が明確にしたことは、結局、開戦を決定した時点で米英政府がイラクが大量破壊兵器を保有していると断定した判断に根拠がなかったという点だったと思います。当時、アメリカ政権はイラクの大量破壊兵器の保有について大々的に述べてイラクへの戦争の世論を作ってきたと思います。パウエル氏も、アメリカ政府のこの判断が結果的に不正確で誤りであった、意図的にミスリードしたと認めております。 国際の平和と安全をめぐって世界の焦眉の……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。この間の北朝鮮との交渉とかあるいは到達点についてお伺いしたいと思います。 北東アジアの平和と安定にとっては北朝鮮が国際社会に復帰する、このことが非常に重要だと思います。形の上では九一年に南北朝鮮の国連同時加盟ということがありましたけれども、実態は、北朝鮮は国際社会の中で極めて孤立している、到底国際社会の一員と言えない状況が続いてきたと思うんですね。 国際社会に復帰するためには、核兵器を含めた核問題を解決すること、そして拉致問題を徹底的に解決すること、これが不可欠になっていると思います。拉致は北朝鮮が認めた、これまで国際的に行ってきた数々の無法行為の中……
○緒方靖夫君 自衛隊の派遣延長に関連いたしまして、大野防衛庁長官にお伺いいたします。 政府は、決定に当たって、陸上自衛隊が活動するサマワの治安情勢を慎重に見極める、そう答えられてきました。私が、自衛隊宿営地に向け迫撃砲やロケット砲の発射が相次いだことを取り上げて治安の悪化を指摘した際に、大野防衛庁長官は、私の質問に対して、攻撃について、どういうねらいで撃ってきたのか、信管が外してあったのはどういう意味なのか、こういう情報を収集してその背景等を調査している、そう答弁されました。それが十月の二十八日のことでした。 その後、調査の結果、どういう組織によるもので、目的が何であったのか、その点は特定……
○緒方靖夫君 イラクでの米軍の軍事作戦についてお尋ねいたします。
ファルージャ等での掃討作戦が無辜の一般市民におびただしい犠牲を出している、これは限られた報道の中でも明らかだと思います。イギリスの医学誌ランセットは、市民十万人の犠牲者を出していると伝えているほどでもあります。
テロリストの掃討といいながら、実際には無辜の多数の市民を犠牲にしている米軍の作戦、外務大臣にお尋ねしますけれども、率直にどう思われますでしょうか。
【次の発言】 一時的な混乱があってもやむを得ない、私はこれはやはり言ってはならないことだと思うんですね。大臣おっしゃられたように、このイラクにおける政治プロセス、これをき……
○緒方靖夫君 今日のイラク情勢について外務大臣にお伺いいたします。
米軍が開始いたしました掃討作戦の総攻撃によりまして重大な局面を今イラクは迎えていると思います。ファルージャでは過去数か月で最大規模と言われる空爆が連日連夜加えられ、そして今、総攻撃が行われている状態です。その中で、民間施設が破壊され、民間人の死傷者が出ていると伝えられております。
そこで、米軍の作戦内容、それから民間人の犠牲者数など、政府は直近の情報を把握しているでしょうか。
【次の発言】 結構です、それでいいです。
【次の発言】 この作戦は長時間の準備を掛けて行われたと言われておりますけれども、アメリカ政府から日本政府に……
○緒方靖夫君 イラク情勢についてお尋ねいたします。
イラクでの米軍の掃討作戦に対する非難が国際社会で高まっております。日米首脳会談が行われた二十日には、ファルージャでの民間人の犠牲がかなりいろいろ伝えられた、そういう日だったと思いますけれども、総理はブッシュ大統領に対してファルージャ問題について提起されたのでしょうか、お尋ねいたします。
【次の発言】 要するに、ファルージャの問題については触れられなかったということですね。それをお尋ねしたんです。
【次の発言】 こうした国際人道問題で、日本政府は立場を明確にしていると思うんですね。
昨年十二月九日に開かれた国連安保理の紛争下の文民保護と題す……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 法案については賛成です。 この機会に、米軍の再編問題について防衛庁長官にお伺いしたいと思います。 この問題をめぐりましては、先日、政府統一見解が出されまして、安保条約第六条との関係について、現行の安保条約の枠内で行われることは当然で、極東条項の見直しについては考えていないという考えが示されました。 しかし、問題の米軍第一軍団の司令部のキャンプ座間への移転構想については、司令部が具体的にどのような活動を行うか様々な可能性があるため、安保条約第六条との関係について一概に言うことはできないという、大変あいまいな表現になっていると思われます。 そこで……
○緒方靖夫君 日本共産党は、テロ特措法に基づく対米戦争協力のための自衛隊海外派兵に反対してまいりました。初めに、活動を延長する閣議決定に反対であるという立場を述べておきたいと思います。 また、イラクで発生いたしました日本人人質事件の問題についてですけれども、いかなる理由があれ、人質を取り、要求が入れられないならば殺害するなんということは絶対に許されない行為だと考えます。政府として、もう再三その決意の表明がありましたけれども、何よりもまず人質の身柄の安全確保と解放のために全力を尽くしていただくよう強く求めておきたいと思います。 さて、まず最初に私は、イラク問題に関連してなんですけれども、サマ……
○緒方靖夫君 初めに、大野長官に伺いたいと思います。 先日の当委員会で、私はサマワの治安が悪化している問題を指摘いたしました。長官は比較的安定していると答弁された、私はこの認識は大変甘いのではないかということを申し上げました。正にそれを裏付けるように、再び今質疑にもありましたように、ロケット弾が宿営地に着弾するという事件が起きました。大臣は、弾が飛んでくるということについて、重大に受け止めている、これからは予断を許さない、そう言われて答弁されましたよね。ならば、サマワの治安というのはやはり前と比べれば明らかに悪化している、明確じゃありませんか。
○緒方靖夫君 在日米軍再編について町村外務大臣にお尋ねいたします。
米軍再編について先日の委員会で大野長官はアイデアの交換をしていると答弁されました。日米間には安保条約があるわけですから、米側の提案と条約の解釈が当然問題になります。米国からキャンプ座間への移転を提案されたとされる米軍第一軍団の現在の活動から見て、日本の防衛、極東における国際の平和及び安全の維持を目的にする、そう言えるんでしょうか。大臣です。大臣、大臣です。
【次の発言】 当然ですよ。私は再編の移転の関係で話をしているわけです。
問題は、私は今本当に変な答弁だったと思うんですけれども、大臣、私、端的に聞きたいんですけれども、……
○緒方靖夫君 メキシコとの経済連携協定について質問いたします。 私たちは、FTA、EPAについて、お互いの条件をよく考慮して進めるなら互恵の経済関係を深めることができる、そういうように考えております。しかし、このメキシコとの協定についてよく見ますと、やはり問題点と懸念がいろいろあるなと、そんな感じがするわけですね。最大の問題点は、農産物の輸入が拡大すると日本の農業はどうなるかという問題だと思います。 その点で外務大臣に包括的にお伺いしたいんですけれども、FTAのメリットは、かいつまんで言えば経済関係の拡大と進化、貿易条件の改善、紛争処理のルール化などがよく挙げられます。本協定のデメリットを……
○緒方靖夫君 大野防衛庁長官にお伺いいたします。
イラク全土に非常事態宣言が出されまして、米軍によるファルージャ攻撃が日々激しさを増している状況です。この掃討作戦がイラク南部のサマワにもたらす影響について、守屋防衛次官は八日の記者会見で、テキストはここにありますけれども、こう述べているんですね。イラクのほかの地域に比べるとサマワの治安は比較的安定しているが、テロ等の可能性を否定することはできない情勢だ、こういうことです。
長官、こういうことですよね。
【次の発言】 端的にお願いします。
【次の発言】 今長官は、守屋次官と、当たり前の話ですがね、同様の見解を持たれているとおっしゃられました。……
○緒方靖夫君 今日は、自衛隊の規律に関する問題について質問をいたします。
まず、事実確認をしたいと思うんですけれども、陸上自衛隊東部方面総監部は、二年前の二〇〇二年八月、虚偽有印公文書の作成、行使及び背任の疑いで、当時会計監査隊東部方面分遣隊の一等陸尉だった、陸尉だった加藤好美氏を逮捕、送検したという事案があったかどうか、またその際の容疑内容は何だったのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今言われたように、加藤氏はその後懲戒免職になりました。検察庁においては不起訴処分になった、そう聞いておりますけれども、そのことを理由に二〇〇二年十月に防衛庁長官に懲戒免職処分に対する不服申立てを行い、現在……
○緒方靖夫君 北朝鮮問題について質問いたします。 町村大臣は、冒頭ここで報告されたように、ビエンチャンの会議でASEAN、中国、韓国のカウンターパートと会談してきたばかりでありまして、そこでは、先ほど報告にありましたけれども、六者会合の早期開催を含めた核問題の平和的解決への取組及び拉致問題の真相究明の重要性について参加国の理解と協力を求めたとの報告を聞いたばかりです。 大臣はその現地での記者会見で、六者会合の年内開催を目指すとともに、正式協議の前段階として実務者協議や非公式協議、これらを含めた柔軟な対応をしていくと述べ、形式にこだわらずに協議を継続していくことを示されたと思います。 韓国……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 第三回日朝実務者協議の際、北朝鮮側から横田めぐみさんの遺骨として提供された骨も、松木薫さんの遺骨とされた骨も別人のものであることが公式に確認されました。北朝鮮の態度は極めて重大かつ無責任であり、我が党は北朝鮮側の不誠実な態度に厳しく抗議するものです。 どうしてこんなことが起こるのか。その最大の問題になっている北朝鮮の特殊機関についてお尋ねしたいと思います。 第三回実務者協議で北朝鮮調査委員会の責任者、陳日宝人民保安省局長は、特殊機関を含むすべての関連する中央機関、地方行政機関など関連団体に対し調査を実施したと説明する一方で、特殊機関の関与した事案……
○緒方靖夫君 北朝鮮問題に対する政府の外交姿勢についてお伺いいたします。 近く日朝実務者協議が平壌で開かれます。ここで取り上げられます安否不明者の再調査は、今年五月の日朝首脳会談で金正日総書記が約束したものであり、回答を引き延ばすことは許されない、そう考えます。我が党としても、北朝鮮が誠実に再調査を進め、一刻も早く拉致被害者の安否にかかわる具体的な情報を回答する、そのことを求めていきたいと思います。 この問題は言うまでもなく拉致被害者の御家族の切実な願いであり、また多くの国民が心を痛めている問題であり、納得できる回答を得るべく改めて政府の大きな御努力を要請したい、そのように思います。 そ……
○緒方靖夫君 周辺事態に関する日米間の協議について、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。
先月八日、ハワイで開かれました外務・防衛当局による審議官級の協議において、周辺事態が発生した際の対応について話し合われたと、そう報じられております。
四月の十二日の会見で大野長官は、米軍への提供施設の検討状態について、具体的な施設の名前は挙げられなかったけれども、話は進んでおりますと述べられております。進んでいると言われるわけですけれども、どこまで進んでいるのかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣はトランスフォーメーションと言われましたけれども、周辺事態における米軍の提供施設について具体的な……
○緒方靖夫君 私は、イラクでの治安任務にかかわる問題について伺いたいと思います。
町村大臣は、訪米などの際にイラク情勢などについて、またその対処についてアメリカ側といろんな議論をされていると思います。そうした中で、アメリカ側は政治プロセスなどイラクの復興のためには治安維持を重要だとして部隊の増強などを行ってきたという経過があると思います。
そこで、外務大臣にお伺いしますけれども、米国は他国に対して多国籍軍への参加、とりわけ治安任務への参加を呼び掛けているという、そういうことはあるんでしょうか。
【次の発言】 日本に関連してなんですけれども、日本が今後、求められればイラクにおいて治安の任務を……
○緒方靖夫君 町村外務大臣に、現在の日韓関係についてお伺いしたいと思います。 日韓関係をめぐっては、島根県議会による竹島の日制定問題とか、あるいは歴史教科書問題などを通じて外交上憂慮される事態が生じていると思います。日韓関係正常化四十周年、日韓友情年という重要な節目だけに、大変残念なことだと感じているところです。 最初に、竹島問題について伺いたいんですけれども、島根県議会が一昨日、一九〇五年に竹島を日本領土に編入して百周年を迎えることを受けて、竹島の日の制定条例案を可決いたしました。大臣は今日の深刻な事態についてどう認識されているのか、端的にお伺いしたいと思います。
○緒方靖夫君 法案に関連して幾つか質問したいと思います。 総務省が今年の三月にこういう外交・在外業務実施体制に関する行政評価報告書というものを公表しております。私は、現役の外務省職員の生の声を載せた画期的な報告だなと思いながら興味深く読みました。率直に言って、この報告書の中には耳を傾けることが幾つもあるなと、そういう感想なんですね。 その中には、政と官の在り方や職員の意識改革など、国民への説明責任について、国民への説明責任の徹底という面に関して十分なものとはなっていない、こういう指摘があるわけですね。この間の経過に照らして重要な指摘だと思うんですけれども、その点で大臣の御所見を伺っておきた……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 大変興味あるお話、ありがとうございました。 まず最初に、樋渡先生にお伺いしたいんですけれども、お話の中で、世界の中の日米同盟というのは本来の同盟論としては異なる、したがって理解に苦しむという大変興味深いお話がありました。私は、確かに本来と異なると思うんですね。しかし、今、実際、日本が進めようとしていることというのは、この新防衛大綱にもあるように、要するに国際協力活動ということになってくるわけですね。そうすると、その範囲を、この間防衛庁長官にもお尋ねしましたけれども、かなり広い範囲のものになっていく。そうすると、本来の抑止効果云々という同盟とは違う異……
○緒方靖夫君 二つの条約については賛成です。 これに関連いたしまして、国連関連機関に対する日本の財政的貢献について伺いたいと思います。 二十一世紀になりましても、世界では総人口の五分の一に当たる十二億が一日一ドル以下の生活をしている、また、総人口の半数に当たる三十億人が二ドル以下の生活をしているという実態があります。南北格差や国際紛争はもちろん、世界で起きるテロの背景の一つに、やはりこうした貧困の問題があるということが指摘されております。したがって、生存困難な方々を少なくしていく、これが世界平和にとって非常に大事な課題だということは、もう国際的な認識になっていると思います。 多国間支援を……
○緒方靖夫君 中国、韓国との間で今日生まれている困難をいかに打開するかという問題について質問したいと思います。 最初に、この間、中国で起きたいわゆる反日行動について一言述べておきたいと思います。 私たちの党は、どんな主義主張であろうと、自らの立場を暴力で訴え、通そうというやり方は断じて許されないと考えております。デモの一部の参加者が日本大使館や日本関連企業に投石したり、邦人留学生が日本人であるということだけを理由にして暴力を加えられ、負傷するなどの事態は絶対にあってはならないし、今後決して繰り返されてはならないと考えます。安全確保の問題では、現に日本大使館などに被害が出たわけで、中国側は国……
○緒方靖夫君 在日米軍の体制見直し問題と基地の共同使用について質問したいと思います。 以前、私が米軍再編問題について質問した際に、大野長官は、基地の共同使用ということも考えに入れていくと、そう答弁されておりました。その意義として、別の国会質問では警護の負担も要らなくなるなどもういろいろ挙げられました。ほかにもいろんなことを検討されていると思うんですけれども、具体案の最終決着は別にいたしまして、その後の協議、また日本側の方針など、やはり国会の審議の場にもっともっと示していただきたいと、そう願っております。 そういう意味でお尋ねするわけですけれども、長官の言われる共同使用ですが、その場合、基地……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。本当に有益なお話、ありがとうございました。 最初に、柳井参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、中国と韓国との関係で、歴史認識の解決、過去の和解が必要だという、そういうことをおっしゃられまして、そのとおりだと思うんですね。日本はちゃんとやっていると、こう言っても、相手があることですから、それが難しいところだと思いますね。その点で、独仏の先生のお話は大変有益だったと思います。僕も、例えば外交官の独仏間の交流、七〇年代終わりにもうそういう交換が始まる、国益を代表する外交官がそういうことやるわけですから、大変な努力があったと思うんですね。 そうすると、こ……
○緒方靖夫君 日中首脳会談とそれを受けての日中関係について質問をいたします。
日中首脳会談では、日中友好を促進することでは一致したものの、関係発展のためにはやはり歴史問題の解決が避けて通れない課題であることが改めて浮き彫りになったと思います。その点について、大臣の所見をまずお伺いいたします。
【次の発言】 小泉総理は、アジア・アフリカ首脳会議の演説で、アジア諸国に対する植民地支配と侵略への反省とおわびに言及いたしました。その内容は、九五年の村山談話、表現をそのまま繰り返したものだったわけですが、今問われているのは、小泉内閣の下で、中国側が、総理自身の靖国神社参拝などが、日中戦争の責任を痛感し……
○緒方靖夫君 テロ特措法の基本計画の変更について伺います。
テロ特措法が施行され、米軍艦船への給油が、自衛隊による対米協力、戦争協力が開始されてから三年半になるわけです。長官は冒頭の発言の中で、給油のニーズがまだあるという趣旨のことを述べられたと思います。
問題は、今後いつまでこの活動を続けるのか。ニーズがある限り続けるというのが長官のお考えでしょうか。
【次の発言】 そうすると、テロ根絶というのは当然時間が掛かるわけで、その地域でも当然です。そうすると、自衛隊がこの活動から撤退するというそのめどについてはどのように方針をお持ちですか。
○緒方靖夫君 改正案について基本的な点をお伺いいたします。
まず、IC旅券の導入の理由なんですけれども、法律案の提案理由では、一つは、近年の旅券の不正取得、偽変造などの旅券犯罪が増加して、組織的な密入国などの組織犯罪に旅券が使用されているほか、国際テロリストによる不正旅券の使用が懸念されているとあります。
我が国において、旅券犯罪あるいは不正旅券を使用した組織犯罪の実態、またそれがどの程度増加しているのか、また国際テロリストの不正使用の事例、またその点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 もう一つの導入の理由として、国際社会においても昨年のシーアイランド・サミットでの渡航の安全性……
○緒方靖夫君 今日は、世界の軍事同盟とその動向について質問したいと思います。
政府は、軍事同盟を含めて日米の基軸、これを方針にされていると思うんですけれども、世界でよく機能している軍事同盟というのは、挙げるとどんなものがあるんでしょうか。お聞きいたします。
【次の発言】 私の質問は、その中で軍事同盟としてよく機能しているところは挙げられるとすればどこかということです。
【次の発言】 例えば、リオ条約はいかがですか。
【次の発言】 簡潔でいいです、結論だけ。
【次の発言】 当事国の幾つかがこのリオ条約について、イラク戦争の参加についての合意を得られなかった、メキシコが離脱を宣言しているというこ……
○緒方靖夫君 二つの議定書については賛成です。人身取引や密入国といった犯罪への対処というのは、国際社会全体が協力して取り組むべき重要な課題として位置付けられるようになっておりますし、犯罪のない平和で豊かな国際交流の発展や人権擁護の立場から、日本がこれに加わって積極的な役割を果たす、そういう点からも当然だと思います。 議定書の一つであります人身取引の問題について伺いたいと思います。 四日前に、アメリカ国務省は二〇〇五年版の人身売買に関する年次報告を発表いたしました。先ほど政府委員から、日本は努力している、昨年と比べて積極的な評価とありましたけれども、政府としては、私はやはり謙虚に受け止めるこ……
○緒方靖夫君 まず、七六年海事債権責任制限条約九六年議定書についてお伺いいたします。 これについては私たちは反対した経緯がございます。その理由というのは、加害船主の責任制限できる範囲を大幅に増やし、被害者の訴訟権などの権利の制限を強化するものだし、また保険会社も条約上責任制限できる主体に追加されるなど、被害者の保護のための措置を奪う内容だった、そういう理由からでした。 しかし、本議定書による改正は、七六年条約の基本的構造自体に変更を加えるものではなく、船主の責任限度額を引き上げることが主な目的だと思いますけれども、その点についてまず確認したいと思います。
○緒方靖夫君 私は、政府が取り組まれている日本の国連安保理常任理事国入りについて質問したいと思います。 私たちは、日本の常任理事国入りには賛成する立場です。しかし、そのためには、やはり幾つかクリアしなきゃいけない大事な問題があるというふうに考えております。それは、やはり日本が国連憲章の原則を擁護する。違反に対してははっきりと違反だということも明確に述べる。それからまた、とりわけアジア諸国の信頼と尊敬をかち取っていく、このことが非常に大事ではないかということを痛感いたします。 まず最初に、この件について、G4案の多数派工作、それからアメリカの対応の分析、見通しについて大臣にお伺いしたいと思い……
○緒方靖夫君 ミサイル防衛について防衛庁長官にお伺いいたします。
新設される自衛隊法第八十二条の二、ちょうど今議論されているところですけれども、その第一項というのは、今答弁にもありましたけれども、これが基本だということですね。第三項は一項の補完の意味を持つという御答弁がありました。そしてまた期間を定めるということについても今答弁がありましたけれども、それでは、どのくらいの期間を想定されているのかをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 まあ具体的にはよく分からない話なんですけれども、防衛庁長官は、衆議院の議事録を読ませていただくと、その期間について、三百六十五日、二十四時間が理想だと、そうい……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 両参考人にお伺いしたいんですけど、アメリカとの関係なんですけれども、これは研究開発も、それから指揮統制も訓練も、それから情報の共有も、やはりアメリカとの関係抜きにして語れない話だと思うんですけれども、その点で、そのアメリカの比重ですね、この関係での、それについてお伺いしたい。 それから、西山参考人に、非常に具体的にお伺いしますけれども、PAC3の迎撃範囲は限られているわけですけれども、それでも撃ち落とした場合、地上の住民に対する被害、これが実際どういうことが想定されるのか、それが一点。それから、民間飛行機が飛来している下でPAC3による迎撃を行った……
○緒方靖夫君 まず、日本がミサイル防衛で協力する米軍のシステムについてお伺いしたいと思います。
米軍は弾道ミサイルの発射や飛行を捕捉するために、地上レーダーや艦載レーダーだけでなくて、早期警戒衛星も当然使用するものと思うわけです。衛星の能力はより早い段階での脅威への対応に重要だということでしょうけれども、兆候やブースト段階においてそれがどういう役割を果たすのか、お伺いいたします。
【次の発言】 発射がいち早く認識できるというのは当然のことだと思います。
長官が、当委員会でも答弁で、地球は丸いわけで、レーダーだと発射段階とらえられないと言われた。まあ、それはそういうことになると思うんですね。……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 大変貴重なお話、ありがとうございました。 お話を伺いまして、拉致という国家的な犯罪に対して、文字どおり、めぐみさんを取り戻すために、そしてまた、そのほかの拉致被害者を取り戻すために奮闘されてきたその活動、そしてそのお気持ち、本当に痛切な思いで聞かせていただきました。 私は、第三回実務者協議の記録の一部ですけれども、読ませていただきました。それを読みますと、横田めぐみさんの生活した招待所についてというと、これは秘密警察、特殊機関の秘密になっていて答えられない、そういう答えが書かれています。そしてまた、臨時カルテについても、特殊機関が持って帰ってしま……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 今年は戦後六十周年、そして広島、長崎への原爆投下が六十周年という年であります。総理に核兵器廃絶の問題についてお伺いいたしたいと思います。 二〇〇〇年五月に開催されましたNPT、核兵器不拡散条約再検討会議の最終文書では、アメリカも日本も賛成いたしまして、全会一致で、核保有国は自国の核兵器の完全な廃絶を達成することを明確に約束すること、これが明記されました。当時の政府の声明でも、核軍縮を前進していく上で大変有意義なもので、評価し歓迎するとあります。 総理に伺いますが、日本政府のその評価は今も変わらないでしょうか。
○緒方靖夫君 在日米軍の体制見直しの問題について大野大臣にお伺いいたします。 在日米軍の再編案をめぐって、大野長官はこれまで、アイデアの交換をしている、何ら決まっていないと述べるだけで、国会での検討の詳細に立ち入ることはされてこなかったと思います。しかし、アメリカでは既に個別の具体案にいろいろ言及されている、そしてまた同時に、これをどうまとめるかということは時期が差し迫っている、そういうところにあると思います。今日は具体的にお尋ねしますので、やはりかみ合った形の御答弁をお願いしたいと思います。 アメリカのローレス国防副次官は、先月二十九日開かれたアメリカの上院外交関係委員会東アジア太平洋小……
○緒方靖夫君 初めに、小泉総理の靖国参拝について町村大臣に伺っておきたいと思います。
参拝後、中国政府が町村大臣の訪問を拒否する考えを表明し、韓国側も潘基文外交通商部長官の来日に難色を示すなど、既に近隣諸国の関係に影響を及ぼしております。これは、起こるべくして起こったと言える事態だと思うんですね。
大臣は、いろんなレベルで話合いを続けることが大事とか、それに向けて努力していくのが日本の責任だと繰り返されておりますけれども、大臣のお考えになる今後の対応、そしてまた事態打開の展望についてお伺いいたします。
【次の発言】 首脳レベルでも、また大臣レベルでも話合い、今はできないと。役人レベルでやる……
○緒方靖夫君 テロ特措法の延長についてお伺いいたします。 自衛隊の派遣の延長の判断は、法律の目的に照らして吟味される必要があると思います。他国部隊への支援の目的は、法律の第一条にあるとおり、九・一一のテロ攻撃を受け、その脅威の除去に努めることであります。しかし、肝心の首謀者のビンラディンは捕まっていない。これについて、アメリカ国防総省の九月二十三日のブリーフィングで、アフガニスタンで米軍の部隊の指揮に当たっているケビン・オーウェンズ大佐は、作戦開始から四年を経過した時点でのビンラディンの捜索と進展の見通しについて聞かれて、以下のように述べております。それは、明瞭だが、我々ビンラディンを発見し……
○緒方靖夫君 防衛庁職員給与法の改正案は、職務など関係なく、一律に給与を下げるなどの人事院勧告の手法という点で多くの問題を感じておりまして、反対であることをまず述べておきたいと思います。 昨日、基本合意した在日米軍再編をめぐる日米協議について今日はお伺いしたいと思います。 これまでも質問してまいりましたけれども、いつもなかなか具体に入ってのお答えいただけなかった。今日は合意を経ておりますので、かみ合った話、議論ができるということを期待しております。 まず最初にお聞きしたいのは、米本土の第一軍団を再編、移転する形で座間に拠点司令部、UEXを設けるということですけれども、これは朝鮮半島が戦闘……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 最初に、麻生大臣に靖国神社問題についてお伺いしたいと思います。 大臣は、二十一日、ブルームバーグテレビでこういう発言をされているんですね。遊就館についてですけれども、遊就館には何度か行ったことはあるが、戦争を美化するという感じじゃなく、その当時をありのままに伝えているというだけの話である、美化しているという感じじゃなく、そのときはそうだったという事実を述べているにすぎないと思うと、こうおっしゃられているわけですけれども、この展示の中心、私もここを訪問したことがありますけれども、日本の戦争が、自存自衛、アジア解放のため、そういう説明があります。あるい……
○緒方靖夫君 防衛施設庁をめぐる官製談合事件について質問いたします。
この事件は、空調設備工事にとどまらず、その米軍岩国基地や佐世保基地など、ゼネコンが請け負う全国の各施設局発注の建設・土木工事でも談合が行われた疑い、これが出てきているわけです。強制捜査を受けた一部ゼネコン幹部は、入札前に受注調整があったことを認めているというわけですね。
そこで、端的に大臣にお伺いしますけれども、この事件の根源は一体どこにあると受け止められていますか。
【次の発言】 今回の事件の根源にやはり天下りの問題があることは明らかだと思います。
逮捕された審議官らは、施設庁OBの天下り実績を基準に工事配分を決めて……
○緒方靖夫君 イラク特措法基本計画の変更と、これによる航空自衛隊の活動拡大について質問をいたします。
当委員会において六月十三日、空自の活動拡大に関する米側の要請について私質問いたしました。その際、額賀長官は、具体的な要請内容については相手があるので控えたいとして答弁されませんでした。どんなニーズがあるのかこれでは判断しようがありません。基本計画変更されたわけですから、今度は米側の要請内容について御答弁いただきたいと思います。
【次の発言】 日本の主体的な判断だけでやられている話じゃないと、これはアメリカ側のニーズがあって行われることだと、そのことは非常にはっきりしていると思うんですね。
……
○緒方靖夫君 防衛施設庁の官製談合事件について質問いたします。
今回の事件をめぐっては、一昨日、施設庁所管の財団法人防衛施設技術協会の前理事長ら三人が東京地検に追起訴されたほか、同じく同技術協会の元理事長で談合の連絡役を務めていた元技術審議官も略式起訴を受ける事態になっております。
そこで伺いますけれども、防衛庁は二月二十四日、今回の談合事件を受けて、技術協会への再就職を全面的に自粛するなどの再発防止策を発表いたしました。大臣は今後この技術協会についてどう対応されていくのか、質問します。
【次の発言】 防衛庁の資料によれば、防衛施設技術協会は、毎年、技術協力や調査研究業務の名目で防衛施設庁……
○緒方靖夫君 米軍再編問題について質問いたします。
2プラス2合意文書は、日本が米軍に行う輸送協力として、高速輸送艦の能力によるものを含めた海上輸送を拡大しともに実施すると明記しております。
そこでお伺いしますけれども、高速輸送艦、HSV、それはどのような能力、機能を持っているんでしょうか。
【次の発言】 そのとおりですね。正に非常に大きな部隊を高速で、ノットで言っても分かりにくいかもしれませんが、時速八十キロで海上を走るというそういうもので、大変なものだと思います。ですから、これはアメリカ側の発表ですけれども、航空輸送機でこれまでやろうとすれば一週間掛かる、そして非常にコストが高い、それ……
○緒方靖夫君 まず、米軍への経費負担全体についてお伺いいたします。
日本政府は、在日米軍駐留経費負担特別協定によるものを含めて、これまで様々な形で米軍に対する経費負担を行ってまいりました。まず主要な経費負担を確認しておきたいんですけれども、一つは関東計画、二つ目に沖縄返還に伴う経費、三つ目に湾岸戦争の経費、四つ目にこの法案にも関連しますが米軍駐留経費、五つ目にSACO経費と、この五つについてこれまでの合計負担額、それからそれぞれの負担根拠、そして五つすべて合わせた負担額の総合計ですね、これをお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 合計額は。
○緒方靖夫君 防衛庁は、先週二十四日、今回の談合事件を受けて、再発防止策の基本方向を公表し、全庁挙げて必要な取組を行うことを明らかにいたしました。今回の事件を通じて何より求められているのは、腐敗の温床となっております天下りなどの官、業の癒着のシステムに文字どおり全庁挙げて徹底的にメスを入れることだと思います。今日は、この問題を別の角度から取り上げたいと思います。 防衛庁は、二〇〇四年十二月、陸上自衛隊が保有する八八式地対艦ミサイルの改良型の開発をめぐって、防衛装備品の研究開発を一元的に行っている同庁の技術研究本部で重大なミスが判明したとして、関係者と受注企業を処分いたしました。どんな処分内容……
○緒方靖夫君 今回の二本の条約は、源泉地国課税の撤廃を含めた大幅引下げが特徴になっていると思います。租税条約の第一の目的というのは、二重課税の回避のために課税権の調整を先進国や途上国と分け隔てなく行う、そこにあるんだろうと思うんですね。
そこで、お伺いしますけれども、今回のイギリスとインドのこの条約での国際課税の引下げという点で、経済的あるいは税制のメルクマールをどこに置かれたのか、お伺いいたします。
【次の発言】 提案されている二本の条約は、日本の企業のイギリスやインド進出にどういう貢献をしていくというふうにごらんになっているのか、お伺いします。
○緒方靖夫君 在日米軍再編についてお伺いいたします。
これまで米軍と自衛隊は度々合同の指揮所演習をやってきたと聞いておりますけれども、過去五年間について、日時、場所、参加部隊について、あわせて、日米でなぜ合同の指揮所演習を行うのか、目的についてお伺いいたします。
【次の発言】 指揮所演習の重要性について指摘されたと思いますけれども、再編案の中にはそれにかかわる新たな施設の設置が盛り込まれております。
横浜防衛施設局は三月の二十二日、相模原市に対して、相模総合補給廠に訓練センターを設置すると、そう説明しております。訓練センターはどういうものなんでしょうか。コンピューターシミュレーション機能を……
○緒方靖夫君 カナダとの社会保障協定は、当然な措置と考えますので賛成です。 今日は、キャンプ座間にかかわる米陸軍の再編計画についてお伺いしたいと思います。 米陸軍は、二〇〇四年七月に陸軍のトランスフォーメーションに関するロードマップを発表しております。それによると、現行の師団司令部を新しいUEX型へ改編する計画は期限を定めて行うということにされております。現役部隊については二〇〇七年会計年度までに、また米陸軍州兵部隊については二〇一〇年会計年度までにそれぞれ完了すべきだと書かれております。 現在、米陸軍のUEXへの改編はどこまで進んでいるのか、お尋ねしたいと思います。
○緒方靖夫君 汚染事件の対応の議定書も国連公海漁業協定も当然の良いことであり、賛成であります。
これに関連して、危険有害物質の汚染事件の対応の体制についてまずお伺いしたいと思います。
この種の汚染事件の場合、放水機能を持った船艇が迅速に現場に派遣されるということは非常に大事だということだと思います。この場合、引火、爆発につながる危険もあります。そこで、海上保安庁が持つ耐引火機能を持った放水船艇は、現有何隻どこに配備されているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 場所はどこですか、具体的に。
【次の発言】 今伺いますと、日本海側などは極めて手薄かなというふうに思います。ですから、いったん大……
○緒方靖夫君 この協定に関連いたしまして、日本の余剰プルトニウム政策についてお伺いいたします。
政府は、九〇年代以降、必要な量以上のプルトニウムは持たないことを原則として日本政府代表はIAEA総会でも繰り返し演説してまいりました。これは国際舞台で日本政府の原則とか公約とか受け取られてきたと思いますけれども、その点、間違いないかどうか、まず確認いたします。
【次の発言】 今大臣から、その原則は変わらないと、そしてその原則というのは利用目的を持たないプルトニウムは持たないという、そういう御答弁があったと思います。
実際、今、日本で見ても、プルサーマル計画大きく推進しております。そして、六ケ所村……
○緒方靖夫君 在日米軍横須賀基地について質問いたします。
政府の発表では、横須賀基地で行われていた十二号バースの延伸を始めとする改修工事が完了したということです。これについて、四月十三日に開催された日米合同委員会において米軍への提供を承認したとされておりますけれども、合意事項の内容についてお伺いいたします。
【次の発言】 政府はそれらの施設について、キティーホークによる使用に限定して提供に合意したのか、それとも昨年政府として受入れを表明をした後継の原子力空母が使用することも想定した上でその提供に合意したのか、どちらですか。
【次の発言】 政府は十二号バースの工事について説明してきたこと、そし……
○緒方靖夫君 二つの協定には賛成であります。 マレーシアとのEPAについては、グローバル化という世界の流れの中で、その流れに沿って双方の利益にかなう内容となっており、特にセンシティブな農産物が除外されている点で評価しております。 この協定に関連して何点かお伺いしておきたいと思います。 最初に、本協定は、原産地規則の例外規定として、一部の品目について、ASEANからの第三国で生産された原材料がマレーシアで加工され日本へ輸出されることを認めております。この種の原産地規則の例外規定は、今後、日本のバイのEPA交渉において盛り込まれる方向なのか、例えば日本・ASEAN交渉では農産物に関してはどう……
○緒方靖夫君 テロ特措法による自衛隊の支援活動は区間を区切った措置とされておりましたけれども、撤退に関する明確なめども示されないまま活動が延長してまいりました。計画を変更し、活動を延長することには強く反対であることをまず申し上げておきたいと思います。 今日は、米海兵隊グアム移転に対する日本の財政支援合意について、直接交渉された額賀長官にお伺いしたいと思います。 まず、グアムに移転する海兵隊の数なんですけれども、これまで総数で約八千人とされておりました。沖縄のどの部隊が移転するのか。長官は積み上げ方式を取ったということですから、司令部、隊舎など、日本側負担によるものを詰める際に移転部隊や兵員……
○緒方靖夫君 議題の三件については、いずれも各国際機関の業務に資するものと認められますので、賛成でございます。 今日は、2プラス2の合意について質問したいと思います。 まず伺いたいのは、やはり再編経費の日本側の負担の問題です。 発表されたロードマップによれば、施設整備の建設費やそのほかの費用は、明示されていない限り日本国政府が負担するとなっております。グアム移転経費での折半、そしてそのロードマップの中には三項目、米側の負担、そう書かれております。それを除いてすべて日本側の負担ということになるわけです。大変大掛かりな施設整備ということになるわけですけれども、一体、どういう施設の項目と、それ……
○緒方靖夫君 議題の日韓刑事共助条約については、我が党は賛成であります。その理由というのは、日米刑事共助条約と同じく、近年の外国人による多発する凶悪事件、国境を越える犯罪の増加に伴い、これらの事態に有効に対処し、諸外国との捜査協力等の促進と捜査共助の迅速化を図るためのものだと考えるからです。 今日は、防衛庁、防衛施設庁の官製談合事件に関連して、先般、防衛庁の検討会がまとめた報告書の概要、ここにありますけれども、この概要にかかわって額賀長官に質問したいと思います。 今回の報告書の概案の取りまとめに当たりまして、防衛庁が三月に再発防止策の基本方向を公表した際、私は三月三十日の本委員会で、官製談……
○緒方靖夫君 まず、守屋事務次官の発言についてお伺いいたします。
この委員会の前の理事会で、防衛庁の事務方から資料配付と説明を受けました。その資料には、毎日新聞の四月二十七日付けの記事のコピーも添付されておりました。私はこの記事の内容に訂正を要する不正確さはないのかとお聞きしたところ、事務方はないというお答えでした。わざわざ配付してそう答えたわけですので、大臣もその点には異存がないと思いますが。
【次の発言】 この記事には異存がないと、大臣もですね。
この記事には、こういうことが書かれているんですね、これは今日配っていただいたもので助かりましたけれども。グアム移転経費を除き八年間で二兆円と……
○緒方靖夫君 政府は本日、日米合意を実施するための閣議決定を行ったとのことですけれども、閣議決定は2プラス2の発表文書とロードマップにある再編案全体の実施を決定したものなんでしょうか。その中には除いた事案というのはあるんでしょうか。
【次の発言】 それでは、五月一日のロードマップ及び共同発表の中で合意したけれども、閣議決定は除いたというものはあるんですか。
【次の発言】 その閣議決定を見ますと、再編関連措置については、最終取りまとめに示された実施時期を踏まえつつ、着実に実施していくものとすると、そういう表現があります。そうだとすると、その閣議決定は関係自治体の合意の問題、これをどう扱うことにな……
○緒方靖夫君 国連腐敗防止条約は賛成です。
今日は、米軍再編協議にかかわる周辺事態の際の米軍による民間施設使用の問題についてお伺いしたいと思います。
昨年十月の2プラス2の中間報告の中で、日米両政府は、日米ガイドラインを基礎とする日本有事の際の共同作戦計画と周辺事態の際の相互協力計画という二つの検討作業が引き続き必要であることを確認した上で、この検討を拡大すると表明しております。二つについての検討作業のうち、周辺事態の際の相互協力計画について検討を拡大するというのはどういう意味なのか、お伺いいたします。
【次の発言】 昨年四月の時点で既に大野前長官は、米軍への提供施設についての話は進んでい……
○緒方靖夫君 イラクでの自衛隊の活動についてお伺いいたします。
額賀長官は今月四日、シンガポールでアメリカのラムズフェルド国防長官と会談されました。報道では、アメリカ側から航空自衛隊の輸送活動をバグダッドに拡大するように要請があり、長官はニーズに応じて考えていくと表明されたということです。空自の輸送協力の拡大の必要性やニーズについては、アメリカ側は具体的にどのように言っているのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 今大臣が控えさせていただくと言った件で、その中身には、もう申し上げませんけれども、結局、米軍のための空自の輸送協力の拡大という、そういうことは必要として出されたんでしょうか。
○緒方靖夫君 拉致問題では、この間、日韓双方のDNA鑑定の結果、横田めぐみさんの夫が韓国人拉致被害者の金英男さんである可能性が高いことが判明するなど、新たな進展がありました。先日も、韓国の被害者の御家族が国会で問題の早期解決を訴えるなど、拉致問題は国際的な広がりを見せていると思います。それだけに、北朝鮮に対して拉致、核、ミサイル問題を解決して、日朝平壌宣言にも、六か国協議の共同声明にも明記されている関係正常化が展望される方向に関係諸国との協力を強めていくことが一層重要になっていると考えております。 そこで、麻生大臣にお伺いしますけれども、大臣は先日、先ほどからもお話ありましたけれども、韓国の……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 政府に質問させていただきます。 本法案は、脱北者への対処を日本の法律で初めて明記し、脱北者について、北朝鮮を脱出した者で、人道的見地から保護、支援が必要であると認められるものと法令上定義を行っております。 これに関連して、外務省に伺います。 これまで政府は、脱北者について、一般に、北朝鮮の厳しい食糧難、経済難等を背景として北朝鮮から中国に逃れた北朝鮮住民を指す語として用いられているものと承知しているとの見解を示してこられました。このことからも明らかなように、脱北者問題というのは、基本的には北朝鮮国内に起因する性格の問題と考えますけれども、いかが……
○緒方靖夫君 北朝鮮の核実験に対する国連安保理決議と日本政府の対応について質問をいたします。 日本共産党は、北朝鮮の核実験を厳しく抗議するとともに、国際社会が一致して平和的、外交的に問題の解決を図ることを求めてまいりました。この立場から、非軍事的措置によって事態の解決を目指す安保理決議が全会一致で採択されたことを歓迎し、それを強く支持しているものです。北朝鮮政府がこの決議の要求を速やかに受け入れることを強く求めていると、これが私どもの立場です。 麻生大臣に基本的な問題についてお伺いしたいと思います。 安保理決議は北朝鮮に対する制裁措置として、国連憲章七章四十一条に基づく非軍事的措置に限定……
○緒方靖夫君 テロ特措法改正案について質問いたします。 自衛隊が給油支援を始めて五年たちますけれども、この間、海上阻止活動の成果は変わってきております。政府の説明文書には、参加艦艇数や給油回数は一定レベルで推移している、活動の有効さは減じていないとある一方で、実態については、不審船の減少、無線照会数が大幅に減少、テロリスト等の攻撃も最近は発生していないとあります。 そこで、防衛庁長官に伺いますけれども、周辺海域での、インド洋及び周辺海域でのテロの発生件数と、テロリストの捕縛実績の年ごとの件数はどうなっているのか、お尋ねいたします。
○緒方靖夫君 JICA法改正案には賛成でございます。 今日の質問は、去る九月十四日、在日米海軍横須賀基地において原子力潜水艦ホノルルの出港の際、海水から放射性物質が検出された問題について伺いたいと思います。 文部科学省は本件に関し、十月の五日、原子力艦放射能調査専門家会合を開催いたしまして、調査結果を発表いたしました。それによると、結論として、コバルト58、コバルト60は原子力潜水艦由来である可能性は否定できないとしながらも、断定することはできないと述べております。 今回の放射能漏れについて、文科省は断定できないというのがこの調査の説明なんでしょうか。
○緒方靖夫君 ミサイル防衛について質問いたします。
沖縄ではちょうど今日から嘉手納基地に配備された米陸軍のPAC3部隊が本格運用されると聞いております。現在、兵員配備が進んでいるとのことですけれども、配備が完了するのはいつなのか、家族も含め何名規模になるのか、お伺いいたします。
【次の発言】 一個大隊規模の配備、これは非常に大きい規模だと思います。何名かおっしゃらなかったけれども、兵員だけで六百名とも言われております、家族含めたら九百名とかですね。ですから、私は、米軍再編で、沖縄で始まったのは結局は負担増なんだということをまず申し上げたいと思います。
すると、ではなぜ米軍が嘉手納基地に配備……
○緒方靖夫君 日本・フィリピンEPAについて質問をいたします。
今回初めて人の移動が入ったと思います。ASEAN事務局長が来日して意見交換した際に、日本との協定では人の移動が最も共通な要求になっていると、そう述べておりました。フィリピンの後に続くASEAN諸国との協定でも、人の移動が大きなテーマになると思いますけれども、その点で大臣の御認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 交渉過程でフィリピン側との間で最も意見の調整が必要になったそういうテーマ、恐らくこれが人の受入れの問題で、そしてフィリピン側はかなり大きな人数の受入れを求めてきたんではないかと思いますが、その点についてお伺いいたします……
○緒方靖夫君 この法案は、自衛隊の海外での活動を本来任務に位置付けるという、そういうものであります。自衛隊の任務、位置付けが変わるわけですけれども、その点についてお伺いしたいと思います。 これまで、自衛隊の存在は日本国憲法の下にある必要最小限の実力組織だと説明されてきました。本来任務も、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とすると書かれてまいりました。すなわち、侵略から日本を守るために存在する、これが自衛隊のそもそもの目的だということですね。 海外の活動が任務に加われば、憲法から説明されるそもそもの目的も変わってしまい、今までの目的を超えてしまうことになるのではないか……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。
両先生、本当に今日はありがとうございました。共通して両先生にお伺いしたいと思いますが、この法案は、自衛隊が本来任務として中東を含めてアジア太平洋地域に活動を展開する、そういう仕組みをつくるものだと思うんですけれども、その点で、日米同盟の軍事的な分野においてこれがどのような変化をもたらすのか、それについてお伺いいたします。
【次の発言】 森本先生にお伺いします。
イラクで空自が今も活動を続けておりますけれども、これはアメリカの側からは非常に高い評価と称賛が寄せられている、自分たちの作戦活動がこれなしには展開できないという。つまりそういう緊密な協力、軍……
○緒方靖夫君 前回の質疑に続きまして、法改正第三条第二項の平和協力活動について伺います。
テロ特措法とイラク特措法の活動が本来任務としてここに入ることはもう既にこれまでの質疑の中で確認いたしました。長官は、テロ特措法を法律的に危なっかしいものと答弁されました。このことについて前回の質疑で、この認識に間違いないということを重ねて確認されました。危なっかしいと認識されるなら自衛隊の本来任務に入れるべきではないのではないかと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 長官答弁によれば、アメリカが仕掛けた自衛のための戦争を後方支援すると、そう繰り返し答弁されております。周辺事態でもないのになぜ支援する……
○緒方靖夫君 従軍慰安婦問題について質問いたします。
この問題をめぐりましては、強制性はなかったとする安倍首相発言と日本政府の態度にアメリカやアジア諸国からの批判が広がっております。
そこでお伺いしますけれども、大臣は今月末に韓国訪問を予定され、そして、そこでは当然、カウンターパートの宋旻淳外交通商相らと会談されると思います。そこで、韓国側が今懸念を表明している慰安婦問題についてどのような立場で会談に臨まれるおつもりなのかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 韓国で表明された懸念というのは、日本政府が先週十六日の閣議で、軍や官憲による強制連行を直接示すような記述はなかったとの答弁書を決……
○緒方靖夫君 在外公館法は適当な措置であると認められますので、賛成であります。 今日は、横田基地の問題について質問したいと思います。 三月二十四日付けの朝日新聞が報じているんですけれども、在日米軍横田基地及び関連施設において、ジェット燃料などの有害物質漏れ事故が一九九九年から二〇〇六年までの七年間に九十件発生したことが米国の情報公開で明らかにされているとのことであります。 この七年間に横田基地やその関連施設で発生した有害物質の流出事故に関して、アメリカ側から発せられた事故は何件ありますか。そして、その内容はどのようなものだったのか、お伺いいたします。
○緒方靖夫君 日比租税条約改正案について質問いたします。
二〇〇〇年の政府税調は、みなし外国税額控除制度の存続について、対象となる国や優遇措置を合理的な範囲にして時限措置とともに縮減、廃止に努めるとしております。
この控除制度を縮減、廃止する理由、これは何でしょうか。
【次の発言】 提出資料を見ますと、我が国のみなし外国法人税総額は二〇〇一年は二百三十億円、二〇〇五年は五百二十億円に倍増しております。縮減、廃止しようとしているのに控除額が二倍に上昇しているのは、これは何でしょうか。
【次の発言】 日本の自動車産業等々を見れば常識的にはそういうところからだと、そんなことは思うわけですけれども……
○緒方靖夫君 貿易関連協定の三法案には賛成であります。 今日は、国際的に議論が進んでおりますクラスター弾について質問したいと思います。 クラスター爆弾は、広い区域を制圧するために使用され、無数の子爆弾を飛散させるもので、コソボ、イラク、レバノンなどではこの兵器による攻撃で一般市民に多大な犠牲者が出たと、そういうケースであります。特に、不発率が高く、子供が拾うなど、戦闘終了後も長期にわたって民間人を殺傷する非人道性が国際的にも問題視されております。 クラスター弾の非人道性、残虐性について大臣はどう評価されているか、まずお伺いいたします。
○緒方靖夫君 ICCローマ規程は、武力紛争がいまだ絶えない国際社会において、その中で発生する重大犯罪を処罰し、その根絶を目指す上で重要な規程だと考えております。 幾つか質問いたしますけれども、ローマ規程で犯罪化される重大犯罪ですけれども、日本はこれを国内法において新たに犯罪化するための法整備を行わないとのことであります。ただ、加入に時間が掛かった理由の一つに法整備の検討があった、このことが繰り返し言われてきたわけですけれども、重大犯罪の国内法化についてもいろいろと検討されたと思います。重大犯罪の規定整備を必要ないと判断された理由について、端的にお伺いいたします。
○緒方靖夫君 核融合の研究開発については、将来の人類にとっての恒久的エネルギー源を確保する一つの選択肢と考えております。同時に、核融合についてはなお多くの課題が残されており、イーター計画とブローダーアプローチの実施は、安全の確保、基礎研究に財政的なしわ寄せを寄せないことなどに十分な注意を払い、国民の理解を得ながら進めるべきものだと考えております。 まず基本点ですけれども、条約は平和利用を明記しております。原子力平和利用については、原子力基本法第二条でも、安全確保を旨として、自主、民主、公開という三原則を基本方針としております。イーター計画が工学設計段階を迎えようとするときの九一年、衆議院科学……
○緒方靖夫君 米軍等再編特措法は、日米合意に従って米海兵隊のグアム移転経費を日本が負担するための仕組みをつくるというものだと思います。政府の説明によりますと、グアム移転経費は百二億ドルとされ、そのうち六十億ドルを日本が負担するということです。この米国内への移転経費の負担というのは、日米安保条約及び地位協定等の関連取決めに照らせば、どちらが負担すべきものなんでしょうか。
【次の発言】 私が端的にお伺いしたいのは、本来、安保条約及び関連取決めに従えば、その負担というのは、日本が負担する取決めはあるものですかということですが。
【次の発言】 大臣がおっしゃるように、新たな取決めなんですよ、これは。新……
○緒方靖夫君 前回に続きまして、米軍等再編措置法について質問いたします。
政府は、再編案を取り決めた日米合意に関し、関係自治体や住民の理解が得られるよう説明し、誠心誠意努力すると言ってきました。この立場は今も変わりありませんね。
【次の発言】 最終報告に基づく再編案の閣議決定から一年近くが経過いたしました。再編を受け入れられないとする自治体も多くあるのが現状なわけですけれども、そういう中でこの法案が今審議されているという、そういうふうになると思います。
法案の第一条、目的に当たるところは再編の円滑な実施をうたっておりまして、その目的のために措置を講ずると述べています。この円滑というのは一体……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。 先週末から沖縄で大問題になっております事態について、私は総理に今日はお伺いしたいと思います。 名護市の米軍の新しい基地の建設工事で、海域調査ということで海上自衛隊の五千七百トンの掃海母艦が派遣された。また、その現場周辺には掃海ヘリコプターも旋回したという話です。新しい米軍基地を造るのにそうした巨大な艦船が出る、異常な事態だと思います。沖縄では、新聞の報道でも市民を相手に巨大艦船を出したと一斉に批判が起こっております。 そこで、総理に伺いたいんですけれども、沖縄の仲井眞知事はこう述べているんですね。自衛艦まで出すのは県民感情を考えるとやり方が荒っぽ……
○緒方靖夫君 おはようございます。 武力紛争の際の文化財保護条約などについて質問させていただきます。 ハーグ条約は、第二次世界大戦で大量の文化財が破壊された被害に遭ったことを受けて、武力紛争の際の文化財保護のための包括的な国際約束として作成されたものだと思います。ですから、世界遺産条約と並び、国際的な文化財保護のための主要条約とみなされていると思います。これを締結することは、日本が国際社会における文化財保護のための取組で積極的な役割を果たす上で極めて重要であると考えます。 そこでお尋ねいたしますけれども、日本が署名から今日まで五十年以上条約締結に至らなかった理由は何か、簡潔に伺いたいと思……
○緒方靖夫君 この法案は自衛隊の体制を大きく変えるもので、新しい改編がいろいろあります。 それで、私はなるべく今日多く御質問をしたいと思っております。ですから、できたら大臣から簡潔で要を得た御答弁をいただけると大変有り難いと思っておりますので、お願いいたします。 自衛隊改正法案の海上自衛隊の改編についてまずお伺いしたいと思います。 横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊の地方隊に置かれていた護衛艦部隊、それから哨戒ヘリコプター部隊は、今度の改編で自衛艦隊の護衛艦隊と航空集団にそれぞれ編入されることになります。地方隊の部隊は従来別々に組織されてきた自衛艦隊に組み入れられるということなんですけれども……
○緒方靖夫君 法案の大本になります日本政府のイラク戦争に対する態度について、今日は官房長官がせっかくお見えですので、官房長官に質問したいと思います。
イラク戦争はフセイン政権の大量破壊兵器保有の疑惑を根拠として開始されました。米英両国は、査察を継続すべきとして武力行使に反対するほかの安保理事国の声を聞き入れず、二〇〇三年三月二十日にイラクに開戦に至ったと、ドイツ、日本政府も開戦支持を表明したと、そういう経過です。
お伺いしますけど、当時、日本政府はなぜ開戦を支持されたんですか。
【次の発言】 長い答弁をいただきましたけれども、政府はイラクが最後の機会を生かさなかった等と述べてきました。
……
○緒方靖夫君 おはようございます。日本共産党の緒方靖夫です。 私は、今日、陸上自衛隊の情報保全隊の活動について質問をいたします。 昨日、我が党の志位委員長が記者会見を行い、陸自の情報保全隊の内部文書を明らかにいたしました。これは我が党が自衛隊関係者から入手したものです。委員会には、大部になりますので、抜粋したものを配付したいと思います。資料Aは、陸上自衛隊東北方面情報保全隊で収集され、一週間単位で分析したもの。資料Bは、「イラク自衛隊派遣に対する国内勢力の反対動向」と題する情報保全隊作成の文書で、これには東北情報保全隊の情報も加えられ、全国五つの情報保全隊の情報が総合され、解析されておりま……
○緒方靖夫君 タイとチリのEPAについてまず質問いたします。
タイ側とチリ側の関税譲許表の中で、バーゼル条約上有害廃棄物であるとされる品目数はどうなっているでしょうか。
【次の発言】 有害廃棄物質については、安倍総理が両国外相に対して、我が国は輸出しないことを伝達していると聞いております。環境NGOなどから輸出促進相手国の担保措置の信頼性などについて多くの懸念が表明されたところでありまして、有害廃棄物は国内処理の原則を厳格にすべきであり、途上国との関係においてもやはりきちっとした形で解決すべきだということを確認しておきたいと思います。
それで、次に、陸上自衛隊の情報保全隊の問題について質問……
○緒方靖夫君 世界においてテロリズムを根絶するには、国際社会の構成員たる各国が平和的、外交的な努力を尽くし協力を強めていくことが重要であることは言うまでもありません。本条約が定める犯人を処罰するための国際的な枠組みの構築はそのような国際協力の一環であり、国際的な核テロリズムの防止に役立つものと認められるというそういう立場から、これには賛成であります。 今日は、日本政府が受入れ表明を行った米軍横須賀基地への原子力空母配備に関連して横須賀市と米軍の間で結ばれました防災協定についてお尋ねしたいと思います。 米国政府による二〇〇八年からの原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀基地への配備問題に関連……
○緒方靖夫君 最初に、陸上自衛隊の情報保全隊の問題について質問をいたします。
久間大臣は七日の本委員会で、私が、我が党が示した情報保全隊の内部文書に、自衛隊の活動にも防衛秘密と全く関係のない年金、医療、消費税など国民の暮らしにかかわることまで記録されている問題をただした際、イラク派遣の情報収集に付随して記録したと答弁されました。
これは間違いありませんね。
【次の発言】 大臣は、情報収集のついでに記録したものとか、併せて記録しただけとよく言われます。しかし、果たしてそうかという問題があるんですね。
東北方面情報保全隊が作成した情報資料について、通知と題する文書を見ますと、年金、医療、消費……
○緒方靖夫君 日本共産党の緒方靖夫です。
会見の時間があると思いますので、前半の部分は官房長官にお尋ねしたいと思います。
まず、基本的なことですけれども、六か国協議における朝鮮半島の非核化、その進展は、それ自身重要なことですけれども、同時に拉致問題を含む日朝両国間の懸案解決という点でもやはりそれに寄与するものではないかと思うんですけれども、その二つの課題の、重要な課題の二つの関連についてのお考えを伺います。
【次の発言】 今の官房長官の御答弁、非常に明確だと思います。核問題の解決も、それから拉致の解決も、やはり結び付けてしっかりと進めていくということが大事だと、そういう御答弁だというふうに……
○緒方靖夫君 アメリカ下院外交委員会で採択されたばかりの従軍慰安婦問題決議について質問いたします。
この決議は、日本政府に対し、明確であいまいでない方法で謝罪し、歴史的な責任を公式に認めること、慰安婦はなかったという主張を明確にかつ公に否定することなど四点を求めております。
官房長官にお伺いしますけれども、日本政府として今回の決議をどう受け止められているんですか。
【次の発言】 日本政府の立場について、今、四月の安倍首相の訪米について答えられましたけれども、その日本政府の立場について、四月の日米首脳会談でブッシュ大統領から理解が得られていると、そう説明をされていますけれども、一体どういう理……
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