このページでは古川俊治参議院議員の22期(2010/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は22期国会活動統計で確認できます。
○古川俊治君 自由民主党の古川俊治です。 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、ただいま議題となりました東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法案、いわゆる財源確保法案等について、賛成の立場から討論をいたします。 震災から既に八か月以上がたちましたが、いまだに本格的な復興は始まっていません。我々がこの法案に賛成するのは、一刻も早い復興が急務であるという強い思いからであります。政府・民主党は、復興をここまで遅らせた責任を深く自覚すべきです。復興の遅れは民主党政権の明らかな失政であり、本来であればこれだけを取っても民主党が政権の座にいる資格はない、……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党の古川俊治から質問させていただきます。財政金融委員会で初めて質問に立たせていただきます。 まず、冒頭申し上げたいんですけれども、本当は白川総裁に今日ここに来ていただきまして、白川総裁から直接御答弁をいただきたかったわけですけれども、財政金融委員会より重要なお仕事があられるということで本日はいらっしゃらないようなんですね。もちろんほかのお仕事はあると思いますが、委員会も重要だと思いますので、是非次回機会をいただきたいと、一言申し上げさせていただきます。 最初に、野田大臣にお聞きしたいんですが、十月八日に決定した補正予算の案、これは円高・デフレ対応のための緊……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治から質問をさせていただきます。 私も、冒頭、今回の震災によりまして亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げ、また被災された方々に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 初めに内閣府にお聞きいたしますけれども、今回の震災による経済への影響について伺いたいと思います。 政府の皆さんも震災対応で苦労されていると思いますけれども、我々野党の議員も全く心は同じでございまして、先週からできるだけ野党の議員として何ができるか考えまして、政府の皆様方に情報を提供させていただき、また皆様方から情報をいただいて地元の皆さんに知らせるということを一生懸命やってまい……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治の方から質問をさせていただきます。 今、今回の法律の御説明、趣旨説明を自見大臣の方からいただきましたけれども、私も、この内容の第一、第二、こちらの方はほぼ賛成できる内容となっておりますけれども、お聞きしたいのは第三についてでございます。 これに、企業の財務書類等の質の向上を図るための公認会計士制度の見直しというふうに書いてありますけれども、今回の法案の中に企業財務会計士というような言葉がございまして、この制度を創設するようなんですけれども、自見大臣、この企業財務会計士の制度をつくる目的は何ですか。
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。
最初に、自見大臣、お聞きいたしますが、現在の被災地域の企業、特に中小企業でございますけれども、その企業における資金のニーズの状況について、どのような根拠に基づいてどのように把握されているのか、お話しください。
【次の発言】 先日、私どもも委員会の方で現地へ行ってきたわけなんですが、まさに今政務官がおっしゃったようなことを聞いてきたわけです。
今回の法案でございますけれども、政務官の答弁では、金融機関が地域経済の再生のために貢献したい、そういう意欲を持ってもらう趣旨で作成されていると、これは本日、佐藤委員の御答……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。 私は野田大臣にお聞きをいたします。 三党合意で、子ども手当を廃止して児童手当に戻す、それから来年度から高速道路無償化も廃止をする、高校無償化それから農家の戸別所得補償もこれも見直しをするということが決まったわけですね。言いたくもないですけれども、前回の総選挙の当時、民主党は、無駄を省けばもう二十兆円近くの財源が出てくるとずっと言っておりまして、まず特に地方には負担を求めずに子供一人当たり二万六千円を支給すると、高速道路を無償化する、高校を無償化する、農家の戸別所得補償を行うと。これを、鳩山政権時代、鳩山代表は……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治の方から質問をさせていただきます。 質問に先立ちまして、先週末の豪雨で亡くなられました福島、そして新潟の皆様方に心からお悔やみを申し上げます。 今回は原子力損害賠償の問題をこれから議論するわけですけれども、その中で私は一番懸念されるのがやはり住民の方々の健康の問題でございます。今日はまずそのことからお聞きをしたいと思っております。 先週の金曜日ですけれども、政府が六月三十日に設定した特定避難勧奨地点ですね、すなわち年間二十ミリシーベルトの被曝線量に達するおそれのある世帯の方々が初めて避難をされました。震災発生から既に四か月半経過をしているわけで……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党の古川俊治の方から質問をさせていただきます。 五月の二十七日に文部科学省が出された福島県内における児童生徒等が学校等において受ける線量低減に向けた当面の対応についてというやつ、まずお聞きしますけれども、その三番。鈴木副大臣がもう今日御説明もいただきましたけれども、Aというやつですね。暫定的考え方で示した年間一ミリシーベルトから二十ミリシーベルトを目安とし、今後できる限り、児童生徒等の受ける線量を減らしていくという基本に立って、今年度、学校において児童生徒等が受ける線量について、当面、年間一ミリシーベルト以下を目指すと書いてあるんですね。この日本語、大変分か……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。 最初に、検察審査会についてお伺いをしたいと思っております。検察審査会による強制起訴の制度でございますけれども、この制度、平成十六年の司法制度改革の法案によって、刑事訴訟法の一部を改正する法律案によってできたんですけれども、そのときに私は議論に加わっておりませんし、丸山委員も加わっていなかったんですけれども、民主党も賛成されたということでお聞きをしていきたいと思っているんですが。 これは、検察審査会による強制起訴制度、公権力行使に対する民意を反映させるという司法制度改革の趣旨だと思うんですが、それとともに、反面……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。
最初にこの法案についてお聞きしたいんですけれども、今回、判事を四十五人増やすという法案でございますが、判事のみを増やすのは、その理由を聞かせてください。
【次の発言】 指摘していませんよ。
【次の発言】 分かりました。端的にお答えください。
今回、判事のみを増やすのはなぜですかというふうにお聞きしているんです。
【次の発言】 目的が、何ですか、迅速な処理ということでベテランを、即戦力になるベテランを入れるという話でございましたけれども、裁判所法の四十二条一項によれば、判事に任命されるのは判事補としての在職期間……
○古川俊治君 私も最初に質問をさせていただきます。 私は、安里様とそれから仲井眞知事に一問ずつ質問をさせていただきます。 安里様には、私も前から大変沖縄が好きで、学生時代から物すごい優秀なリピーターでございまして、もう何回も伺っているんですけれども、その中で大分訪れる観光客も増えてきて、大分実績を上げられたようですが、そうすると、反面、環境における問題点というのが何か出てきていないか。今、何か問題点がある、あるいはそれに対して対策をやられたことがあったら、あるいはこれからのビジョンで環境の維持保全の問題でお考えになっていることをちょっと伺いたいと思っています。 それから、仲井眞知事様につ……
○古川俊治君 初めに、自由民主党古川俊治の方から質問をさせていただきます。 大臣、私も外科医でございまして、消化器外科をやっておりますので、今までもB型、C型を問わず肝炎の患者さん、特に肝臓がんになられた患者さんの手術をたくさん担当してきました。また、残念ながら多くの患者さんもみとってきました。我々は医療従事者でございますので、同時にB型及びC型の感染のリスクも大変高いものがございまして、私の大変懇意にしていた友人の医師は、B型肝炎の患者さん、これは肝硬変になりましたけれども、その方が吐血をされたと。そのときに血を大量に浴びて、劇症肝炎になりまして三日後に亡くなったという友人がおります。大変……
○古川俊治君 ありがとうございます。では、座って質問させていただきます。 私は瀬谷参考人にお話を伺いたいと思っております。 本日はどうもありがとうございます。 被災地の状況について、特に今お聞きをしていて、これは除染あるいはやっぱり放射能の安全性の問題が福島にとって大変に鍵になっている問題であるというふうに感じました。 まず、お考えを教えていただきたいんですが、今いろいろな基準が実は言われておるところでございますけれども、政府の方もはっきりした基準が出せないでいる状況であります。ただ、現実問題としまして、いろいろなところを調べてみてもなかなか明確な根拠というのが見出せないという状況が実……
○古川俊治君 それでは、古川俊治からお聞き申し上げます。
昨年、政権は、人事院勧告を実施をしないで公務員給与を削減するという法案を提出をしたわけでございますが、これに対しまして、江利川総裁は、やっぱり人事院勧告を実施しないのは、内閣の法律遵守義務、ひいては憲法に抵触する可能性があるという趣旨の御発言をされました。これについては、政府の方は、人事院総裁が憲法について云々言う権限はないはずだという御議論をされておりました。
この点について、吉田さんはどのようにお考えなのでしょうか。
【次の発言】 その後、昭和四十八年の四月二十五日、大法廷判決でございますが、いわゆる全農林警職法事件におきまして……
○古川俊治君 じゃ、私の方から質問をさせていただきます。 田中先生、今回、こうして原子力規制委員会の委員長という大役をお受けになったそうですけれども、我々、この原子力規制組織の在り方を考えるときに、IAEAの基準にのっとって、政府からの独立性そして科学性という二点についてかなりこだわって法案を作ったつもりでおります。 そうした先生の今までの、ジェー・シー・オーの臨界事故やあるいは福島第一原子力発電所の事故、これを分析していらした先生の御経験から照らして、科学性そして政府からの独立性、こういったものがあればこの二つの事故は防げたか防げなかったのか、率直な御見解をお聞きしたいと思っております。……
○古川俊治君 本日は、今お手元に配付しております資料のとおり議事を進めることの動議を提出いたします。
○古川俊治君 替わりまして、自由民主党、古川俊治の方から質問させていただきます。 前年度、その三次補正に際してなんですが、十一月二十五日の参議院の本会議で、ここにいらっしゃる塚田理事の質問に対しまして、大臣は、復興復旧に要する資金の流れの透明化を図るということは重要なので、二十三年度の補正予算を含めて、復興に係る財源、経費の全体像を決算ベースで明らかにする必要があると考えているので、具体的な表示方法について検討すると、このようにおっしゃっているんですね。ただし、その二十三年度の補正を、これを含めたこの具体的な表示方法、この検討状況について教えてください。
○古川俊治君 続きまして、自民党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。 自見大臣、今日、保険業法あるいは銀行の方も聞きますけれども、なるべく短く御答弁をお願いしたいと思っておりますので、御協力をいただきたいと思っております。 この保険業法の改正案について最初に、保険の再委託というものが行えるようになったと、こういう改正を行っておりますが、先ほどおっしゃいました今回の保険業法の改正は、一つは、重要な趣旨は契約者の保護にあるんだということを最初におっしゃいましたが、この保険の再委託を認められることによって保険の契約者がどういうメリットがあるんでしょうか、御説明ください。
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問させていただきます。 先ほど大臣もおっしゃっておりました日本の商品デリバティブの取引でありますけれども、二〇〇三年をピークに、現在では五分の一に落ち込んでおります。また一方で、世界の商品、コモディティー市場というのは、二〇〇三年同期間に比べますと、当時から約五倍に伸びているということでございまして、大変な日本の今の凋落の傾向というのは非常に危機的であるという認識。先ほど大臣もそのことはおっしゃいました。 現在、日本では、やはり石油ですとかあるいは天然ガス、アルミニウム、大豆、小麦、トウモロコシといった、本当に主要な商品のコモディティ……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問させていただきます。 今回、政府が社会保障と税の一体改革ということで法案を出されてきましたけれども、この中に医療、介護が全く含まれていなかったというわけでありまして、さんざんこの委員会でもありましたけれども、一体改革の名に値しないということをずっと言ってきたわけですね。皆さんの政権のときに余り変なふうに決められるというのより、医者として申し上げれば、これから話合いに委ねていただいてかえってよかったんではないかと、私はそういう気がしているところもあるんですね。 しかしながら、実は、今回のこの法案の中で一点だけ大変医療のこれからの実質的……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から御質問させていただきます。 まず、大臣に伺いたいんですが、先ほど、今、山谷議員のお話にもありましたけれども、大臣、いろんなところの、経済界の意見も聞いて、医療界の意見も聞いたとおっしゃっておりますけれども、この法案について、先日の参考人質疑でも相当の御議論があったようでございますけれども、私も医療界の仲間からも相当の批判が来ております。 本当にこれは聞いたと言えるのかどうか非常に疑問に思っておりまして、一つ申し上げると、特に三十二条の新型インフルエンザ等緊急事態宣言ですか、これが公示された場合には相当の基本的人権の制約ができるという構造……
○古川俊治君 では、初めに、自由民主党古川の方から御質問をさせていただきます。 今資料を配っておりますので、それを見ながら委員の先生方には聞いていただきたいと思います。 私は、今趣旨説明が後にあったこの死因身元調査法について御質問をさせていただきます。 この法案は、犯罪死体や変死体以外、すなわち死亡が犯罪によらないことが明らかな死体というカテゴリーの死体につきまして、警察等が死体に対して一定の検査や措置を行えるようにして、死因が災害や事故や犯罪などによることを明らかにして被害拡大や再発防止を図ることを目的としているということになりますね。 しかしながら、これはよくよく考えてみますと、元……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党、古川俊治の方から質問をさせていただきます。 大臣に伺いたいんですが、現在のこの法曹養成の在り方、法科大学院からの司法試験の合格率の低迷、あるいは志願者の減少、そして新人の弁護士の大変な就職難、様々な問題点が指摘されていることは十二分に御存じだというふうに思っております。 この法曹養成全体の在り方について早急に見直さなきゃいけないというのは、これはもう与野党一致した考え方であると思いまして、今検討がされているところだと思います。平成二十二年十一月二十四日、衆議院の法務委員会の附帯決議で、法曹養成に関する制度の在り方全体について速やかに検討を加え、その結果……
○古川俊治君 それでは、古川俊治の方から質問をさせていただきます。 科学研究の推進というのは今後の成長戦略にとって極めて重要な課題だと思うんですけれども、実は、科学研究費の補助金の不正使用が後を絶たないんですね。今日、そういった会計検査院からの報告もありました。 十八年の八月に共通的な指針を省庁間で作りまして、十九年の二月から文部科学省はこのガイドラインを施行して研究費の不正使用の防止を図ってまいりました。ただ、今年の四月の二十六日の報告によりますと、このガイドラインの施行以降も相変わらず科学研究費の不正が絶えないといったことがございまして、これでは国民に説明責任がなかなか付かないと思うん……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治から質問をさせていただきます。 今回の所得税の改正では、長年の懸案となっておりました金融所得課税の一体化、これが進んできたわけですね。上場株式等に公社債を含める、こういう一体化が決定されたわけなんですけれども、これは一つの前進だとは思うんですね。 我々としましては、是非これからデリバティブも損益通算を一緒にやっていただきたい。これが国際化、標準となっておりますので、今はデリバティブの取引というのは国際間の競争が激しい。そして、日本におけるこの取引というものをこれから活性化していくために、是非このデリバティブも通じた総合的な損益通算をやっていただき……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党古川俊治から質問をさせていただきます。 アベノミクス、大変効果が出ていると認識しておりますけれども、円高是正、その効果というのも限界がございますし、また国債を伴う公共事業投資というのもそう繰り返せるわけではないと。やはり、この予算委員会の議論でも出ていますけれども、アベノミクスによるこの日本経済の再生、そこで一番重要なのはやはり経済成長戦略であるということになると思います。 成長戦略を考えた場合に、規制改革とか減税、これは現在ある産業競争力を潜在的なものを引き上げていく、これは可能だと思います。これも大事なんですけれども、一番大事なのはやはりイノベーショ……
○古川俊治君 まず総理に伺いますけれども、二月二十八日の施政方針演説で、総理はプライマリーバランスについて、遅くとも二〇一五年までにその赤字の対GDP比、二〇一〇年度の水準から半減させる、そして二〇二〇年までに黒字化させると、そういう財政健全化目標の実現を目指すということをおっしゃいました。 前政権時代もこの財政健全化目標は国際公約という形になっているんですけれども、総理、この目標は安倍政権においてもやはり国際的に公約をするということなのか、また、この健全化目標は国と地方を合わせてということになっておりますけれども、国単独ではいかがでしょうか。
○古川俊治君 この「持続可能な経済社会と社会保障の在り方」というのは物すごく深遠なテーマで、この調査会だけで、我々、恐らく一年後には交代することになるかもしれませんが、そういった期間でどの程度できるかというと、やはり限度があるというふうに思っております。 その中で、これは是非とも超党派で、ほとんど全ての議員が問題意識を持っていることでございますので、単なるそこで意見の出し合いという形のことに終わらせないで、できる限り、非常に難しいことかもしれませんが、超党派でせめてこういうことはコンセンサスが得られるんではないかというような内容を含んだ報告ができればいいかなというふうに考えております。 そ……
○古川俊治君 では、続きまして、自由民主党の古川俊治の方から質問をさせていただきます。 まず初めに大塚副大臣にお聞きしたいんですけれども、これはお答えが難しいかもしれませんので、大臣の私見でもあるいは厚生労働省の考え方でもいいんですが、先ほど副大臣もおっしゃいましたように、確かに今までこの議会でも前提が異なるためにかなり合意が難しかったという例があると思うんですね。医療費などは、記憶によりますと、一九九六年における二〇二五年の医療費は現在の推測における二〇二五年の医療費の約三倍弱というようなことになっておりまして、自民党の政権交代をしてやはり数兆円またこの医療費が大分落ちたということがありま……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党の古川の方から御質問させていただきます。 三人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。 最初に田中先生にお聞きをしたいんですけれども、私も先生の御著書はたくさん勉強させていただいておりまして、介護保険制度は、もう創設時からおかかわりになって深く関与されてきたというわけですけれども、今回、平成二十四年、本年度が議論の年になるんですが、四回目の報酬改定をいよいよ迎えることになったわけです。二〇〇〇年にできてからもう十一年たちまして、この間、様々な政治的な影響もあり、当初の、先生が創設時に考えられていた理念と、やはりなかなか社会保障費が十分に伸びていか……
○古川俊治君 続きまして、自由民主党の古川俊治から意見表明をさせていただきます。 この調査会では持続可能な社会保障制度ということを考えているわけですけれども、社会保障の供給面、各参考人の方から供給面について、例えば年金に頼り過ぎているというお話、あるいはもう一つが人材についてであります。供給の内容とともに人材の面、これは女性の社会進出の仕方なんという問題もございました。それともう一つが財源の面でございますけれども、ここは例えば世代間の負担のバランスの問題や、あるいは貧困層にとって相対的に重いと、負担が重くなっていると、こういう御意見もあったように伺っております。 個々の参考人は大変なその分……
○古川俊治君 ありがとうございます。 この調査会、私は初めて加わらせていただきましたけれども、今までの経緯を見ますと、何回か参考人質疑あるいは公聴会等が行われ、しかしながら、最近は委員間の相互の意見交換が多いというふうに見ております。 今日ここでお話合いがありましたように、憲法に関する認識は大きな違いがまだございます。私は、この憲法は、法律家でもございますから、制定過程からいえばやはり、大日本帝国憲法下ではありましたけれども、形式的には憲法改正の手続を取っていること、そして、その時点において憲法制定権力と考えられていた国民の総体的な合意を取っていること、そういう意味でこの憲法が正式に成立し……
○古川俊治君 三人の参考人の方、ありがとうございました。 ただ、私は、この中にも江田先生や福島先生を始めとしまして法律家が多いものですから、ちょっと法律的な観点から櫻井先生と棟居先生に伺いたいと思っております。 最初に、棟居先生から大変分かりやすい憲法の、インフラの義務という、国家の義務という点と、それからリベラルな契機のジレンマというところをお示しいただいたというふうに考えておりますが、我々も、これ立法過程において、櫻井先生のおっしゃるように、個別法に憲法の価値を生かしたいというのは願いなんですね。ところが、はたから見ていると、確かにそれが実現できていないというのは御指摘のとおりだと思っ……
○古川俊治君 はい。 今、日本は議院内閣制を取っているので、これを前提にちょっとお聞きしたいんですが、議院内閣制のときに、ちょうどそのアリーナ型ということで先ほど加藤先生もお話しになられまして、それで議院内閣制は、確かに理想としてはこれは二大政党制が争って選挙で責任を取っていくというような制度の方が、イギリスのウエストミンスターモデルが一応理想だと思うんですけれども、今の議院内閣制を見ていますと、全世界的にですけど、イギリスでも両党が取る、二大政党が取る得票数がだんだん歴史的に減っていると、またオーストラリアでもハングパーラメントという現象が起こってきている。 結局、多元的な今の複雑化した……
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