このページでは小沢佐重喜衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○小澤佐重喜君 日本自由党では、まず上林山榮吉君を指名いたします。
【次の発言】 次は山村新治郎君を御指名願います。
【次の発言】 では、木村公平君を御指名申し上げます。
○小澤佐重喜君 日本自由党では、植原悦二郎君を指名いたします。
【次の発言】 日本自由党では、次に鍛冶良作君を指名いたします。
【次の発言】 日本自由党では、次に庄司一郎君を指名いたします。
【次の発言】 日本自由党は、次の発言者に、辻寛一君を指名したいと思います。
○小澤佐重喜君 日本自由党は、まず第一に三浦寅之助君を指名することにいたします。
【次の発言】 自由党は、その次に山村新治郎君を指名いたしたいと思います。
【次の発言】 日本自由党は、次には周東英雄君を指名することにいたします。
○小澤佐重喜君 日本自由党では、まず菊池義郎君を指名したいと思います。
【次の発言】 日本自由党では、次に木村公平君を指名いたします。
○小澤佐重喜君 私は日本自由党を代表いたしまして、ただいま議長発議になる会期延長の件に関し、反対の討論をいたさんとするものであります。 言うまでもなく、新憲法下における最初の國会、すなわち第一回國会は、去る五月二十日召集されました。このいわゆる第一回國会におきましては、明治憲法におけるその時とは違いまして、その会期の決定、延長あるいは休会というものは、政府の独断においてこれを決定するものではなくして、新憲法下におきましては、この会期の決定、延長、休会、いずれもわれわれ國会において自治的に決定する建前に相なつたのであります。從いまして、五月二十二日におきまして、われわれはこの新憲法のもとにおい……
○小澤佐喜重君 日本自由党では、まず石山賢吉君を御指名申し上げます。
【次の発言】 日本自由党では、次ぎに塚田十一郎君を指名いたします。
○小澤佐重喜君 日本自由党では、まず岩本信行君を指名いたします。
○小澤佐重喜君 日本自由党は、在外同胞引揚げその他に関しまして、まず菊池義郎君を指名いたします。
【次の発言】 日本自由党では、電力制限及び家庭燃料に関する問題に関し、加藤隆太郎君を指名いたします。
○小澤佐重喜君 自由党では、平野農林大臣罷免問題に関し、北浦圭太郎君を指名いたします。
【次の発言】 日本自由党では、國務大臣の進退問題に関しまして平井義一君を指名いたします。
【次の発言】 旱害対策に関する問題につきまして、片岡伊三郎君を指名申し上げます。
【次の発言】 日本自由党では、最後に渉外工事費支拂遅延に関する問題につきまして、角田幸吉君を指名いたします。
○小澤佐重喜君 日本自由党では、まず前田郁君を御指名申し上げます。
○小澤佐重君 民主自由党は、まず第一に八木一郎君を指名いたします。
○小澤佐重喜君 民主自由党では、中嶋勝一君を指名申し上げます。
○小澤佐重喜君 私は、民主自由党を代表いたしまして、ただいま議長発議によりまして議題に供されました会期延長の件に関するわが党の考え方を申し上げると同時に、これに対する政府の率直な声明を得た上におきまして、われわれは本案に関する態度を決定いたしたいと存ずる次第であります。 申し上げるまでもなく、國会法第十二條には、「國会の会期は、両議院一致の議決で、これを延長することができる。」と明記いたしております。この規定によりますると、会期の延長を審議するにあたりましては、政府の意向あるいは政府の見解等には、われわれ國会においては全然拘束を受けることなく、私どもはまつたく独自の見解に基き、また自主的な見……
○小澤佐重喜君 民主自民党では、まず第一に岩本信行君を発言者として指名いたします。
○國務大臣(小澤佐重喜君) 辻君の御質問のうち運輸省所管の部分を御答弁申し上げます。 現下の國鉄電化問題は、きわめて重要でかつ緊急な大きな國策問題であるということは、お話の通りであります。すなわち現在の國鉄、たとえば東北本線あるいは東海道、山陽その他の主要幹線七千キロを、かりに電化したといたしますれば、これによつて約二百七十億から二百八十億の経費が節減できるのであります。こういうことになりますと、御承知のように、昭和二十三年度における一般会計からの特別会計に対する繰入金が、ややこれと匹敵いたすような状態になつておりまして、もしこれが実現いたしますれば、現在の賃金と現在の人員でも独立採算制に近……
○國務大臣(小澤佐重喜君) お答え申し上げます。 お話のように、日本海運の再建が、日本経済の復興あるいは貿易の振興、あるいはただいまもお話のような國際収支の改善に大きな貢献をなすものであることは、お説の通りであります。從つて、まず日本海運の再建について考えてみたいと思うのでありまするが、御承知のように、過般の戰争によりまして、日本の商船はほとんど壊滅状態に入りました。従つて、まず船舶の新造ということが日本海運再建の大きな要件であります。こういう点から、前任者である岡田君も留意されまして、極力本年度の造船計画を立てられまして、現に十六万トンの新造計画を前内閣で立てまして、私もこれを踏襲して、極……
○國務大臣(小澤佐重喜君) 成重君にお答え申し上げます。 お話のように、現在海員ストが進行中であるということは、まことに遺憾な次第であります。だんだん詳細に成重君がお話の通りの経過を経まして、現在の爭議になつたのでありまするが、その爭議になつた大きな原因は、大体三つあるのであります。その一つは、お示しの現在の水準に対する三〇%の即時現金支給という問題、それからもう一つは、本年の二月、片山内閣でしたか、芦田内閣でしたかわかりませんが、とにかく二月、退職資金の問題つきまして、大体一箇年勤務した表に対しましては二箇月の退職資金を出すべしという一つの陳情が出まして、それを運輸大臣が認可するかいなかと……
○國務大臣(小澤佐重喜君) ただいま可決になりました決議案の趣旨は、十分了承いたしました。従いまして、政府といたしましては、かねてこの線に沿うて努力して参つたのでありますが、ここに満場一致をもつて、ただいまの決議がありました以上は、ますます鞭撻いたしまして、皆さんの御協力のもとに、すみやかにこれを解決したいと思うのであります。 なお一言申し上げたいことは、本件船員争議の根本は、昨日成重君の御質問によつてお答え申した通り、一番重大な問題は、六月以降の旧水準に対する三〇%の支給という問題が、三項目のうちの最も大きな問題であります。この金額は、すでにただいま御審議を願つておる追加予算に計上いたして……
○小澤委員 理事の選挙はその数を三名といたしまして、選挙の手数を省きまして、委員長指名にお願いいたします。
【次の発言】 実は私は過日の懇談会で、事務総長がこの問題を説明して、また、かつて山口氏が今の経驗を主張したことも、よく知つておるのであります。しかし事務総長の説明も、実行面に至つては一應納得し得る点があるのであります。理論から言いますと、私は山口君の主張が正当であると考えますが、ただ実行面に至ると、事務総長の言う点も、相当考慮に入れなければならぬと思う。事務総長の言葉の通りとすれば、もちろんこの規則の疑義は院議がこれを決する、但し、議長が院議に諮らなかつた場合に限つてこれをやるというふう……
○小澤(佐)委員 どうでしよう。これは僕の方でも三名で承諾してくれということでしたが、今度だけは、その辺でがまんしてもらつたらどうです。 ようやく抽籖で三名ときめてきた。この事情を申し上げる。初めてのことであるから、先ほど各派交渉会できめたのを一應やつてもらつて、石田君の言われたことも理窟があるが、石田君も賛成されておるのだから、一應やつて、新しい根本方針はこの次のときよく相談して、できるだけ不公平のないように、極力僕らも協力するから、ここのところは原案で一つ……。
○小澤委員 一應さきの懇談会でおきめいただいたように木曜日に‥‥。
【次の発言】 今の再質問ができぬというような制約がいけないので、十五分のうちでやればいいのでしよう。
【次の発言】 從つて與えられた十五分を、前に五分使つてあとに十分使つてもいい。自由にしてもらいたい。
○小澤(佐)委員 委員長の今の宣言になつたことで結構ですが、もし明日さらに自由討議、あるいは議会運営について自由討論をした後に、なお発言者があり、時間があつた場合は、やはりいわゆる議題をきめない自由討論にして継続してもらいたい。
○小澤(佐)委員 この問題は中野君の説に私も賛成だけれども、こういう小さい問題だからいいが、大きい問題のときのことも相当考えていかぬと、衆議院が非常に威信を失墜するような問題が起る。
【次の発言】 政府の方の要求でやつたのだけれども、それによつて政府は何ら支障を來さないでしようか。
【次の発言】 林君の解釈のしかたは、実は字句の問題ではない。いわゆる健全財政を維持していく上において、非常に異つた点がある見方だと思う。委員長は字句だけだといい、民主党はそういう意味じやないといつておるが、共同提案にしようとするなら、その点をはつきりしたい。
○小澤(佐)委員 これは常任委員長会議の結果なんですか。
【次の発言】 第二條は修正案によりますと、「涜職の行爲」を削つたために、十二條をなくそうという説明ですが、そこが腑に落ちないからお尋ねする。涜職行爲を削つたから、十二條を削らなければならぬというのですか。
【次の発言】 十二條の規定は、涜職の行爲があつたときだけに、ひつかかつておるとは言えないと思う。たとえば、二項、三項、四項の場合も情状はあり得る。從つて私は涜職の行爲だけにひつかかつたからというて、十二條を削る理由は全然ないと思う。つまり第二條の一の「職務上の義務に著しく違反し、又は職務を甚しく怠つたとき」というようなこの十二條の場合……
○小澤(佐)委員 山口君から前会お話のあつた今後國会に出す議案、その見透し、時期等については……
○小澤(佐)委員 自由討議の問題ですが、今度は各派に時間を與えて、人数は各党で適当に定めてはいかがですか。
【次の発言】 やはり民主党の人が十分説明しなければわからないことは、自由党の人でも十分説明しなければわからぬのです。また四人出て説明したことと一人出て説明したことと、一人出て説明した方が必ずしも徹底するというのではないと思う。そういう意味であまりに十分、十五分ときめてしまうと型にはまつてしまつて、今議長の提案の趣旨が消えてしまうと思う。これなんかもやはり自由討議らしく出題もきまつてきたのだから‥‥。
【次の発言】 今の議長の構想だと、たとえばある題目を社会党が出したとする。この問題に二分……
○小澤(佐)委員 これは昨日私からいろいろ懇請したのですが、一言申し上げます。現在の状態における水害対策は、やはり議会が率先してその復興に対する積極的な援助と指示が必要だと思いますので、ぜひ設置を願いたいと思います。委員の数の問題ですが、いろいろ考えてみますと、水害地のある議員が委員になり、ある議員はならなかつたということになると、皆さんは了承がつくでしようが、選挙運動等に関して非常に氣の毒な場合があると思います。私の考えではできるだけ水害地出身の議員が大体において委員になれるような方法で進んでもらいたい。それだけ申し上げます。
【次の発言】 それはもちろんそうです。はつきりきめるなら、私とし……
○小澤(佐)委員 それがいいと思う。
【次の発言】 そればかりじやないでしよう。地方裁判所というものはいかぬじやないかという点……
【次の発言】 何か條文がないとおかしい。
【次の発言】 保留させることはできない。
【次の発言】 官廳なら依願免官の発令をさせないようにすればよい。
○小澤(佐)委員 異議ないのですが、私の方ではまだ党の方へ言つておりませんから仮決定ということに…
○小澤(佐)委員 土井君の考えはまことに結構です。政府に關係なく、議會自體で自主的に、法案の審議が未了であるから延ばしたいとういことについては私も贊成です。そうするとどういうわけで閉會することができないのか。換言すれば會期を延長しなくてもできるのではないか。
【次の発言】 委員會全部を開くということはいかぬけれども、司法委員會なら司法委員會が特に忙しいというのならば、その委員會には院議をもつて閉會中といえども法案の審査を頼めばいいではないか。
【次の発言】 僕らはできるという見解をもつておる。
【次の発言】 今の事務總長の説明では形式的に提案し直すというのですが、形式的にはやり直すという手續は……
○小澤(佐)委員 今までは會期延長は政府の都合でやつたが、今度は國會がやるのだから、議題として大きな問題だから、討論することは當然である。
○小澤(佐)委員 小島君の考えもいいけれども、委員會の考えは委員會の考えとして、運營委員會としてはまた運營委員會の見地から大體の方針をきめた方がいいのじやないか、最初から合同委員會で議論してきめるというのではなくして、運營委員會の職責はあるのだから……。
○小澤(佐)委員 さつき官房長官が一箇月とおつしやつたのは、もちろん二十日からの意味ですね。七十三件という中には撤囘法案を差引いてですか、含んでおるのですか。
【次の発言】 もう一つ農業災害補償法案というものは、かつて農業共濟保險法といつたものですか。
【次の発言】 この重要法案を、官房長官が言われるように、どうしても今議會中にやらなくてはならぬといいますと、政府では一方國会の審議期間というものを見なくてはわからぬわけだ。そうすると、どうしても出さなくてはならぬ議案は、最惡の場合いつまでに出せるわけですか。たとえば、會期に間に合わぬのに、どうしてもやらなければならぬというのは無理だけれども、少……
○小澤(佐)委員 やはり同じ問題ですが、一體刑法上の申告罪という意味ですが、たとえば犯罪がわかつても、議院の請求がなければ罰することができないというのですか。
【次の発言】 告訴と同じ意味なんですか。
【次の発言】 刑法上申告罪は特別の理由があつて申告罪をとつているのです。
【次の発言】 それは逆だ、過料を課するときは……。
【次の発言】 正當な理由があるときは拒むことができるというようにしなければだめだ。
○小澤(佐)委員 宣誓を拒むことについて、拒む理由があつて拒んだ人は、證人として調べることができる建前ですか。
【次の発言】 解釋のしようでどつちでもいいと思うが、罰則を設ける以上はあつた方がいい。罰則がなければ問題はないが……。
【次の発言】 證人の義務違反を明確にする。その方がいいかもしれん。
【次の発言】 説明もあまり簡單でなく重大な法律だから、できるだけ詳細にやつていただきたい。
【次の発言】 録音というのはピツク・アツプして向うの都合のいいところだけとるのですか。
【次の発言】 實際に社會に發表される面は向うの取捨による。
○小澤(佐)委員 つまり議長は懲罰にしないで陳謝で收めたい。その反對の意見は懲罰に付する。これは裏と表で結局同じ意見ではないか。
【次の発言】 今委員長が、自由黨の方でいわゆる二十名の數によつて懲罰の動議が出ているから昨日の状態とは非常に違うということを言われたけれども、私の方では手續として一應しておきましたが、運營委員會は昨日のそのままという約束のもとに今日に持越したのでありまして、昨日の状態から離れていない。從つて、私の方としては先決問題で最後の腹をきめるのですが、もし議長が當然やるべき職權によつて懲罰に付すというならば、いつでも撤囘する。しかしながらこれは期間のある問題でありますから、最……
○小澤委員 そうすると一番先が公務員法、二番目が職業安定法、それから豫算案一括ということになりますね。
○小澤(佐)委員 大體その必要性は認めるけれども、なおその現在の委員會の申出だけでは、ただちにこの前の申合せ事項に該當するものとは思われない。議長において再調査の上、前に決定したわく内にはいるものと認めた場合には議長においてこれを許すということではどうでしよう。
【次の発言】 この問題は委員長から詳細な内容を承つてから審議することにして、きようは留保したらどうでしようか。
【次の発言】 政務官を削るなら、國務大臣はどうなるか。
○小澤(佐)委員 行先よりも任務の内容の方が重要だ。
【次の発言】 この前この委員會できめた方針があるのだから、その方針にあてはまるかどうかということが先決問題だと思う。今の説明だとあてはまるかどうかわからぬ。あてはまるという理由が説明されねばならぬ。説明がないうちにただちに贊意を表することはできない。
【次の発言】 私の言つたのは、まずそういう場合には、問題の重要性が一番大事である。その次はせんだつてきめたわくに、はたして當るかどうかという問題である。わくに當れは反對しない。當るか當らぬかという問題について、ただちに當るとは考えられぬというのが私のさつきの趣旨である。
○小澤(佐)委員 違う點だけの要項でも出してもらつて審議すれば、あとは法文の體裁だけになると思う。
○小澤(佐)委員 選擧を省略して、議長指名でいいでしよう。
【次の発言】 參考送付というのは、ただ請願を關係官廳に送るだけでしようが、少くとも會期中にやらなければならない。そこで私の考えでは、たとえば紹介議員が今お話のように來る第二國會においてこれから再提出するという意思表示をしたものは、新しく出したものはみなして扱つてもらいたい。そういう手續のないものも參考送付するということはいけない。
○小澤(佐)委員 やはり開會式は再開直前の方がいいのではありませんか。
【次の発言】 參議院と同調して、一月中休會としてはいかがですか。
【次の発言】 船員の不在投票の件だけは採擇にしたい。
○小澤佐重喜君 この岩手縣の水害は、御承知の通り第一次、第二次、第三次とございますが、この議題になつておりまする請願は、いわゆる第一次分でございまして、もちろんその請願を出した當時におきましては、二次三次があると豫想した者はなかつたのでありまして、從つて、今議題になつた問題だけで、政府の御考慮を願うことはきわめて不徹底なものになるかも知れません。しかし議題になつた問題が第一次分だけでございますし、殊にこの請願の目的とするところは、いわゆる、應急對策と恒久對策にわけておるのでありまして、少くともこの恒久對策の部面に至りましては、第二次、第三次ともに同じ観點に立つ問題であると思いますから、二次、三……
○小澤佐重喜君 本請願の要旨を申し上げます。岩手縣膽澤郡金ヶ崎町大字三尻村は、本年において北上川氾濫による兩度の水害は住宅、耕地に多大の損害を受け、以來復舊工事中のところ、第三次の増水は徹底的に全部落の生命を拉し去り、その惨状は目をおおばしむるものがあります。かかる決壊箇所を現在のまま放置すれば、今後再度被害をこうむるおそれがあります。これがため、部落民は全く困窮いたすばかりでありまして、部落民一同さらに協力を強化し、これが災害復舊に挺身いたす決心でおりますが、何分現在の諸情勢では復舊に要する諸資材、農機具等、諸資材の入手はけんとうがつかず、御當局の御同情あるご配慮により、格別なる御援助を歎願……
○小澤委員 私個人としては異議はないのでありますが、從來の慣例として理事の數は運營委員會で一定の限度で決定しておるのであります。それを特例を開いて本委員會だけで十名と決定することは手續上どうかと思いますので、委員長におかれては、委員會においてこうした發議があつたことを運營委員長に申し込まれまして、そうすると運營委員會に諮られて適當な返事が來ると思いますから、その上でただいまの工藤さんの動議を採擇するようにお取計らいを願います。
○小澤(佐)委員 委員長の選擧は投票を用いることなく、淺沼稻次郎君を推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 理事はその數を七名とし、委員長において御指名あらんことを希望いたします。
○小澤佐重喜君 ただいま議題に相なりました六・三制完全實施のため全額國庫負擔の請願でありますが、この問題につきましては、すでに委員長を初め委員各位におかれましても、相当内容については御検討なされて、十分な知識がおありになり、また政府当局におかれましても、相当この問題には眞摯な態度をもつて臨んでおられることと考えておるのであります。從つて、紹介議員たる私は端的に要旨だけを申し上げまして、しかしてこの請願の趣旨達成のために、各位の御盡力を賜わりたいと考える次第であります。 まずその趣旨でありますが、破綻に瀕する六・三制を完全に實施するためには、絶對必要な豫算を全額國庫負擔とするの出なければ、とう……
○小澤(佐)委員 法制部というものは、事務総長のもとに置かないことになるのですか。
○小澤(佐)委員 この前の委員会の問題は、これとは違う。
【次の発言】 ただ問題は、委員の任期四年間というものはきまつておりますから、それを運営委員会で高圧的に決定ということでなく、こういうふうにしてお互いにこれに協力するのだというふうにもつていけばよいと思います。
○小澤(佐)委員 大体に私も山口君の説に賛成する一人でありますが、その第一は、國会法の解釈から、二十一の常任委員会のうちで、こういう問題を審議する委員会があるかといえば、嚴格に解釈したならばおそらくない。そういうものがないという場合には特別委員会を設けるというのが國会法の考えでありますから、特別委員会を設けることが理論から言えば正当だと思う。もう一つは、山口君の言う通り議員の身分に関する問題であつて、きわめて愼重にやるということによつて、本人も、あるいはわれわれ議員もこの問題を重視したという形が現われるのは、特別委員会を設けるというようなことが、ここでやられるよりも客観的によけい感ぜられること……
○小澤(佐)委員 今、司法大臣の言うところによると、これ以上できぬというのですから、これでは折角司法大臣が出席されても、何の意味もなさぬと思う。從つて要求者の言われるように、総理大臣に即時ここへ出てもらうように要求いたします。
【次の発言】 司法大臣は、大体書面以外に答えができないというので、先ほど控えておりましたが、事案の内容にはいらないことだから、あるいは答えてくれるかと思いましてちよつと伺います。この書面で要求した趣旨は、先ほど工藤さんも言つたように、まず第一に、本人に逃亡のおそれがある、あるいは証拠湮滅のおそれがある、こういう趣旨で出したのかどうかという点だけを伺いたい。
○小澤(佐)委員 ちよつて読んでもらいたい。
【次の発言】 工藤さんの言われることも、一理あると思いますが、内容にはいつてどうするかということに議論がある。結局委員が、小委員なら小委員、特別委員なら特別委員ということをきめるのであるが、その中できめるべきものだと思う。こちらとしては、どこの委員会でやるか、それとも特別委員会を設置するかということだけを決定してもらいたい。
【次の発言】 ぼくらは設けることが適当であるという前提のもとに話をしている。
【次の発言】 現在の制度をどうするかという問題だ。たとえば、最高裁判所は最高裁判所でやりたいということもあるし、委員会の構成を今のお話のように衆議院……
○小澤(佐)委員 大体私の方では、意見を出している者もありますし、まだ出していない者もあります。これは相当意見もあるので、もう少し延ばしていただきたいと思います。
【次の発言】 來週の金曜日ころまでどうでしよう。
○小澤(佐)委員 この前の片山内閣の出現のときは、とにかく挙國内閣というものが何とかできるだろうという見透しのもとにあつたのです。ところがわれわれとしては、この前はもちろんのこと、その前の連立内閣の二度の経驗によつて、とても挙國内閣は不可能た。それでは單独内閣かというと、そうでもない。この内閣が瓦解した理由、そういう諸般の事情を考慮すると、全部の挙党連立内閣は不可能だ。しかし挙党でなくても、ある党とある党とお互いに協調することによつて過半数を得られるのだから、それまでも否定する意味ではない。 議長として大体いつごろに本会議を開いてこれを正式に日程にして、そして國会法に基いて選挙を行うかという……
○小澤(佐)委員 各派交渉会の問題ですが、普通の議案ならば前日あたり各派交渉会を開くのですが、この問題の重要性に鑑みて、できるだけ早く時期をきめていただきたい。
○小澤(佐)委員 各派交渉会でいつきまつたのですか。
○小澤(佐)委員 だれも希望がなければ私の方で……。
【次の発言】 鉱工業はもらいます。
【次の発言】 電氣が余つているからもらいます。
【次の発言】 電氣はもう一つあるのですか。
【次の発言】 電氣一つやめても、ぼくの方は二つあるのだから……。
【次の発言】 運輸通信は余つていると思いますが……。
【次の発言】 第一議員倶樂部で通信をもらつたらどうですか。
【次の発言】 無所属はこれは要らないね。
○小澤委員 あれは法規からいえば問題が起るのでしようが、しかし実際にあたつてはこれと同じように、やはりここで是正するのが適当ではないか。法規が違いますから……。
【次の発言】 商業委員会の方でもう審査は始まつたのですか。
○小澤(佐)委員 委員会省略の要求が附帶している。
【次の発言】 私の考えは今檢事から逮捕状の請求があつた場合において、しかも逮捕状の請求が相当理由があると認められたときに、議院に要求することが一番ふさわしいと思う。しかも要求するそのものは、内閣ではなくして裁判所が心証を得た場合においては、その管轄裁判所自身が許諾の要求をすることが一番適正だと考えている。あなた方の考えはどうですか。
【次の発言】 あなたは現在の法律を基本としての御意見のようだが、僕のはそうでない。かりに内閣が請求するのではなくして、管轄裁判所が請求した場合にどういう不都合が起るかを聞いておるのです。そういう法律ができた場合に……
○小澤(佐)委員 石田組の言う宿舎も必要ですが、現在の滯在費用あるいは歳費では、実際おちついておれないのではないかと思う。だからこれに関連して、いろいろ待遇すべきものはする、一方また制裁を加えるということでいかなければならぬと思う。
○小澤(佐)委員 事務総長の方からこういう案が出るについては、やはり根本の原因を探究して出席率が自然に旺盛になるようにやることが適当だ。そういう具体的な案は何かというと、たとえば滯在費を上げるとかという問題も加味されて、滯在実費については運営委員会でも考慮して、さらに両院の合同審査会まで開いて議長と委員長に一任したのだが、この際その経過だけを発表してもらつたらどうか。
【次の発言】 先ほどから意見があつた通り、この問題は並行して進むがいいと思う。たとえば議員がみずからこういうことを考えておるのだ。しかしそれだけでは効果が收められぬから、この際滯在費の問題を考慮していつても一向構わぬと思う。それ……
○小澤(佐)委員 ちよつと忘れましたが、十七條の規定には両院とも議長、副議長は一名ということになつておりますが、これは衆議院に限つては副議長二名にするという改正案を出したいのであります。その理由は、参議院の議席の倍であるということばかりではなく、いやしくも國会は憲法の規定によつて國権の最高機関である。しかも衆議院と参議院と比較する場合においては、衆議院が上位にあるということが原則になつております。そういう点を考えますと、國会の代表即衆議院議長であるということになつてくると思うのであります。そういうことから考えますと、やはり議長は大きな動きをして、いわゆる事務的なことは副議長二人でもやつていける……
○小澤(佐)委員 衆議院規則百二十二條の二項を入れたのはどういう点にあつたのか。
【次の発言】 委員会が本会議の意思に反し、いただらに審議を遅延したり、あるいは不当に審議を行うおそれのある場合における措置として衆議院規則の百二十二條の二項があるのであつて、これを國会法にもつてくるというのは、委員会制度と背反した考え方になるのではないか。
【次の発言】 七十二條に入る前に六十一條について意見があるのです。この六十一條の「各議院の議長は、質疑、討論その他の発言につき、特に議院の議決があつた場合を除いて、時間を制限することができる。」という規定ですが、この時間を特に議院の議決があつた場合を除いてはと……
○小澤(佐)委員 こういうものに対しては特質のあるものとして許すことにしたい。
【次の発言】 もう一つは行政権に関して、たとえば檢事正と知事がはたして適正な処置をしたかどうかということも大問題である。そこを國会として調査する義務がある。
○小澤(佐)委員 それよりしようがない。
【次の発言】 会期の問題がもし出るとするならばこの前、御承知の通り、私の方では明日で打切りということが常議だつたので、役員会でそうきめてきた。ところが皆さんが、それではいかぬ、政府も必ず十五日までに出すというので、私は專断であなた方に同調したのです。ところが党に帰つてある意味のおしかりを受けたばかりでなく、そういうことを運営委員会だけで原則をとるのはいけない。運営委員会できめたことをさらに本会議ではつきりしてもらいたいというのです。
【次の発言】 そうです。質問、討論をしてそれに対する態度を表明してもらうのです。
○小澤(佐)委員 党議でなく、個人の意見を発表するんだね。
【次の発言】 摩擦を生ずるというのは具体的にどういうことを言われるのですか。
【次の発言】 もちろん裁判官を証人に喚ぶこともできるでしようが、それは前の規定だつて同じことでしよう。今度新しい規定だから喚べない、前の規定なら喚べるというようなことじやない。現在審議に際して、どんな証人でも喚ぶ氣なら喚べるし、喚ばない氣なら喚ばないでいい。喚ぶ喚ばないによつて、規定が前のがよくてあとのが悪いという理窟がわからない。
【次の発言】 あなたの考えはそれでいいが、さつきの議論から言うと、摩擦が起るというから、具体的にどういうふうに摩擦が起るかと聽……
○小澤(佐)委員 ちよつと皆さんの御了承を得ておきたい。昨日の本委員會において豫算が正式に提出される前に大藏大臣の財政演説があつて、二日間大體本會議で質問しようというお話私は遅れて話の最中に参つたのですが、私の頭では豫算が正式に出ないものが論議されるということは、考えられないのでありまして、現に歸りに豫算はいつ出るかと聽くと二十六、七日になるということで、正式な本豫算が出た時にそういう措置に出るということで了承して歸つたのでありますが、豫算委員の人が運營委員會においては、すでに豫算の出ないうちに審議することを承諾しているのではないかという話があつて、豫算委員の話と私の方の話とが食い違つた。それ……
○小澤(佐)委員 今椎熊君の提案には、それ自體は賛成ですが、黨内事情もあるので、施行は第三國會からということにお願いしたと思います。
【次の発言】 検察官が逮捕權限を有するとあるが、これは検察官獨自の權限でなくて、逮捕状の執行にすぎない。それはどつちでもいいが、第二に會期中にどうこうという問題、閉會中に逮捕状を出したものはもちろん院の許諾は要らないが、國會が開會になつた場合にどうするか。これは憲法の規定及び國會法の規定によつて失效してしまつて、すなわちその逮捕状というものは效力を發生しない。現行法では開會という事實によつてその逮捕状は失效するから、新たに法律の規定に基いて逮捕しなければならぬ。……
○小澤(佐)委員 総長の案がいいと思うが、決算委員長の了解を得た上で、必要に應じて決算委員会を連合してやるようにすればいいと思います。
【次の発言】 十五日前後と言つております。
【次の発言】 あなたの見解と大分違いますから、ちよつと申し上げておきますが、この委員会でちやんと確認して、あのとき議長があなたの答弁を読んでおります。十五日前後にということで、再び会期を延長しないと、この委員会であなたの答弁を確認しております。これは私だけの主張でも何でもない。速記録を持つてくればすぐわかります。とにかく政府としては、最高責任者が十五日前後ということをはつきり言われておるのですから、それに基いておつし……
○小澤(佐)委員 どうでしようか、すでに四時になんなんとしている。御承知の通りこの問題は三日も四日ももみにもんで結論に達しない問題を、本会議を招集しておいてこれから議論しても、とても一時間や二時間で結末はつかぬと思います。從つてまず本日の本会議のことをきめて、その上で本会議が済んでからゆつくりこの委員会を開いたらどうですか。
【次の発言】 だから一應今の議題をどういうふうにするか……。
【次の発言】 椎熊君は午前中のことについてぼくらと違つた解釈をしておられる。午前中の話では國会法の規定に基いて合法的にそういうものが出た場合、規定に基いて議長が合法的なものを出した場合において、それを党できめる……
○小澤(佐)委員 ここは一応散会して、各党の態度を決めた上、あらためて会期の問題を取扱うことにしたらどうですか。
【次の発言】 私も同意見です。
○小澤(佐)委員 私の方では昨日役員会を開いたが、現段階においては、延ばすことはやむを得ないが、幾日延ばすかということについては相当議論がある。殊に中野君の言われたこの間の本会議における言明の問題もあるし、いまただちに態度を決定することはできない。適当に延ばすということだけで、まだその見透しはつかない。
【次の発言】 大体延ばさないということの議論であつて、この前の決定通りにやつてもらいたい。
【次の発言】 もう一つ聴きたい。総理が國会の意見によつて判断するというような、おおよそ責任というものはみずから進んでとるというところに値打があるのであつて、國会がこうだなどということは、どうも私は意味が……
○小澤(佐)委員 いま石田君が言われるように、私の方の内部の話ですが、三つの意見がある。はたして二十日までに審議ができるかどうか。またせんだつて延ばさないときめたにもかかわらず延ばさなければならないということも考えなければならないという議論、会期はこれをもつてしまいにすべしという、三つの考え方になつております。そこで会期が明日で終るというように追つているなら別問題ですが、こういう問題についてどこまでも動議を採決したり、あるいはまだ党派的に決まつておらぬものを、無理に強行しようというならばそれは自由でありますが、結局この問題に限らず、定則数の問題もいきおい出てくると思います。それではかえつて混乱……
○小澤(佐)委員 今度また三十日まで延ばしてあとでまた延ばすというようなことになると、非常にかつこうの悪い問題になるのですが、この点について與党の諸君は、あとは延ばさぬという自信があるのですか。
【次の発言】 政府の要請で延ばすというようなことは、常に議論しておることであるか、政府の要請ということは、一つの参考にするだけの問題である。今月三十日まで延期したら、今月一ぱいで全議案をやれるという確信をもつならば、あえてわれわれは反対するつもりはない。
【次の発言】 この前のこともあるのだし、われわれとして十日やそこらの先の見透しがつかないで、また延ばすということは、争いを起すだけだ。二度も三度も延……
○小澤(佐)委員 ただいま決算委員長の言う通りの経過だつたのです。ただ今私が遅れたのは役員会を開いてその問題を役員会でやりまして、二人とあるのを取消して、一人ということにきまりました。ただ問題が残つておるのは、実際上次官と言おうと副大臣と言おうと同じことである。要するに副大臣という言葉が使つてあるならば、官僚を抑える一つの看板にすることもいいではないかということが残つておる。
○小澤(佐)委員 書面か何かで来たのですか。
【次の発言】 中野君と石田君と争つておるようだけれども。両方同じことを言つておるのだと思う。なるほど決議はしたろうけれども、正式な決議ではなくて、こういう案を適当な機会「に諮つてこしらえてくれということを決議したのである。だから決議案でも何でもない。そういう一つの草案を決議したにすぎない。そこで委員会はこういうことを要望しておるのだから、要望しておることがいいか悪いかさえきめればいい。、
【次の発言】 傘はそうだけれども、それは常任委員とは別の考えですか。
○小澤(佐)委員 この案では政務官の待遇はどんな程度になるのですか。
【次の発言】 地位は今の副大臣とどういう関係になりますか。
○小澤(佐)委員 石田君の今言つた通り、あの当時のことは御承知のはずだ。しかし委員長の言う通り期間が切迫していても、審議できないことはないのだから、受けつけないということはわれわれとしても言えないが、國会の委員会ではこういう意向をもつているということを、はつきり通告することは必要ではないかと思います。
【次の発言】 これと司法へ行くべき性質のものだと思います。
○小澤(佐)委員 私はその旅費は取れないと思います。なぜならば、すぐ翌日から審査にかからなくてはならないのですから、もらえる余地はないと思う。理論上旅費は要らない。滞在雑費は出すべきだと思います。というのは、会期は終つたが継続してその次の日から審査しなければならないからです。
【次の発言】 会期継続の原則があつて、閉会中に審査を認められたものは継続するという例外が今度はつきり出てきましたが、会期中の残つた議案だけに閉会中認めるのか、それ以外の新しいものでも構わないのですか。
○小澤(佐)委員 提案趣旨は簡単にしていただきたい。
○小澤(佐)委員 たとえば各党に大きな箱を置いて、係りの給仕に預り証みたいなものを渡しておけば、設備としては実現が可能じやないか。
○小澤(佐)委員 この委員会の所管を わけたのは、理論的な根拠、運用上の根拠があるのですか。
○小澤(佐)委員 事務当局で準備してもらつて、開会直前にやればいい。
○小澤(佐)委員 政府がどれだけの議案を出すか、参考にそれを問い合せてからきめたらいかがですか。
○小澤(佐)委員 今お話がありましたけれども、御承知の通り國会法には首班の指名ということは他の議案に優先してこれを行うということがはつきりしている。ただ問題は國会の構成は旧議院法とは違つて、今は成立とか構成ということがないのでありますから、國会の召集があつて、議員が召集に応ずれば成立したと言えば言えるのであります。しかし実際の機能を発揮し得る状態になければ、やはり國会の成立とは言えないと常識的に考えます。そういうことになると、委員の問題については、今申し上げた通り、公務員法に関連して人事院とかいうような問題がありますので、これはやはり前にきめておかぬと、こういう場合は今後はちよつと少いと思うの……
○小澤証人 二万円をいわゆる選挙の陣中見舞としてもらつたことは間違いありません。しかしその日時並びに知合関係などということは違います。すなわち日時は三月三十一日である。それから知合なんということは、自由党結成当時は全然僕は知らない。それは一昨年の五月か六月、井上卓一という前代議士があつたのでありますが、この人が選挙法違反か何かで非常に困つておつて、僕が友人なものだから、その人にいろいろ選挙違反の問題で相談に乘つてやつた。ところが井上君は、実は自分は辻君という人に御やつかいになつているから、君の意見を述べてくれないかということで、一回会つただけであります。しかしそのときは僕が主でなく、井上君が主……
○小澤國務大臣 本日は閣議がございましたので、時間が少々遅れましたことをおわび申し上げます。 ただいまから、日本國照鉄道法案の提案理由について御質森申し上げます。 さきの第二國会におきまして、國家行政組織法が制行されたのに伴い、現行の各省官制は、すべとこれを法律で制定することが必要となつたのであります。運輸省におきましては、運輸省関係の行政組織を法律をもつて規定すべく、諸般の準備を進めて來た次第であります。元來、運輸省におきましては、交通事業の監督行政のほかに、國有鉄道事業の夏営のごとき企業運営を所掌しており、ことに國有鉄道はその規模におきまして、形式、内容ともにわが國最大の公企業であり、……
○小澤國務大臣 館君の御質問にお答えいたします。今お話のように、本法案を少くとも今國会に提案した直接の原因、はお説の通りマツカーサー元帥の書簡が動議になりまして出したことは、一点疑いないのであります。しかしわれわれといたしましては、一應マツカーサー元帥から書簡が参りましても、その内容の点については眞にこの法律の目的精神を十分檢討して――つまり別の言葉を借りて言うならば、自主的な見解をここに加えまして、一つの理想化した法案にして出そうという見地から、今日までいろいろとその意見の違つている点を先方とも折衝して参りました。折衝して参つた点で向うの了解を得た点もあります。得ない点もあります。あるいは將……
○小澤國務大臣 ただいま佐々木君がお話のように、第一條にはこの能率的な運営ということが目的の根幹になつております。從つてわれわれといたしましては、ただいま佐々木君の言うような趣旨におきまして、いわゆる勧告に基くこの法案を、大いにこの目的に沿うた線に改革をいたしまして、名実ともに第一條の能率的な運営という目的を達成しようと、いろいろ考慮いたしたのであります。考慮したばかりではなく、それに対する具体的な立案をいたしまして、その都度いろいろ折衝し、ある点につきましては了解を得まして、現に原案として出しておる條項もあるのであります。その他の点につきましても、およそ五、六箇所重要な個所がございますので、……
○小澤國務大臣 今館委員がお話のように、第一條の目的は大体二つにわかれております。すなわちこの國有鉄道事業の能率的の運営ということが一つのねらいである。もう一つのねらいは、公共の福祉を増進するということ、これが本法案のねらいでありますが、この三つのうち、いわゆる公共の福祉を増進するという点、すなわち労働法関係の問題につきましては、ある程度以上に本法案は目的を達しております。お話のような能率的の運営という面について言いますと、いろいろ御議論もあり、万全であるというようなことは、私どもも最初から言つておらないのであります。しかしながら、すべてものには順序がありますので、この二つのねらいがあるならば……
○小澤國務大臣 ただいますから海事仲裁等に関する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 御承知のごとく、さきに公布施行せられました事業者團体法は、経済民主化の見地から、各種の事業者團体の活動範囲を規制いたしており、その一さして事業者團体は、一般に紛爭の仲裁、解決等の行為をなし得ないことといたしておりまするが、同法制定の当時より、海事関係の紛爭につきましては、その特異性から、これを何らかの形で特に許容する必要があると考え、一まず同法では、経過規定を設けまして、当時現に海事に関するこの種の行為を行つていたおもな團体であるところの、社團法人日本海運集会所に対し、同法施行後九十日間、すなわち十月二十……
○小澤國務大臣 さきに成立いたしました船員職業安定法は、その第八條第一項において「海運局に、無料で公共に奉仕する公共船員職業安定所を置き、職業紹介、職業指導、船員保險法の規定により、その所掌に属せしめられた事項その他この法律の目的を達成するために必要な事項を行わせる。」と規定いたしておりますので、お手元に差上げてあります案の通り、全國主要の港十九箇所に公共船員職業安定所を設置いたしたいと存じますが、御承知の通り、地方自治法第百五十六條第四項の規定によりますと、この種の機関の設置については、國会の承認を要することになつておりますので、何とぞ御審議の上、すみやかに可決あらんことをお願いいたす次第で……
○小澤(佐)委員 昨日の交渉会でも、皆さんにお願いしたのですが、私の方としても、明日ただちに総理大臣の指名ができるというようなことは、今ただちに断言できませんが、今の情勢から見ますと、一日も速やかに政局を收拾しなければならないということは、皆さん御同意くださると思います。そういうような状態であるならば、これを日程に上せずに休むなどということはよくないことであるし、われわれとしても明日休むということになると、ゆるみができるというような形になるし、一應明日本会議を開いて日程を審議するという建前で進んでいただきたい。しかし明日のその時間になつて各派の都合であらためて相談することは一向かまいませんが、……
○小澤(佐)委員 議長が、ぼくと廣川が怒られたと言われたのは、それはただ言葉の上の言いまわしで、ぼくら怒られもなにもしない。ただ、多少君たちの言うことと食い違いが生じているじやないかというので、そこで総裁だけではわからないから、議長に聞いたところが、食い違いはないということなので、その晩から私も行動を初めたわけで、少しも疑問はない。途中で疑問があつたが、議長に聽いた結果、われわれは了解した。
【次の発言】 私どもの方は各派交渉会のときは三名だつた。
【次の発言】 今休憩中に私の方で幹部会を開いたのですが、非常な強行論者は困つておりましたけれども、しかしせつかく民主党とも話中なのです。ただ私ども……
○小澤(佐)委員 今椎熊君のおつしやる通り、正式な返事はいたしておりません。それかといつて進行を休んでおるわけではなく、誠意をもつて進行中であります。結論においては今椎熊君のお話の通り、もう少し時間を貸していただいて、できるだけ進行するようにしたいと思つております。
【次の発言】 話がつくということは、いろいろに解釈されますが、成立するかしないかは、もちろん断言できませんけれども、少くとも私どもは、話がまとまるものならば本日中にまとめ、党として難関にぶつかつてまとめることができない状態ならば、これはやむを得ないから從來のわれわれの構想で進むようにいたしたいと思つております。御了承願います。
○小澤(佐)委員 大体この際は山崎君の辞職の慰留ということが議題になつておるのであつて、辞職を許可するかどうかという点まではまだ入つていないと思う。まず慰留ということによつてあるいは飜意することがあるかもしれないのであつて、その問題をきめて、どうしても慰留する必要がないというならば、椎熊君の論議に入ることもけつこうです。現段階におきましては、まず先刻休憩前に議題になりました慰留をすることが適当なりやいなやという諮問に対して論議をし、これに答申をして、その次の段階に入つていただきたい。
【次の発言】 今椎熊君が言う通り、議長がもしその眞相を調査してというような話でありますならば、どういう眞相であ……
○小澤國務大臣 淺沼君の御質問にお答えいたします。
第一点は解散をする意思があるかどうか、あるならばいつやるかという御質問でありますが……。
【次の発言】 それは憲法第六十九條によつて、いわゆる輿論に基いてやることが適当だと思うが、それについては政府はどういう考えをもつているか、この二点と僕は考えておつた。その問題につきましては、もちろん政府がただいまの段階におきましては、ただちに解散ということは決定いたしておりません。從つて今私どもはその解釈について、憲法上意見は持つておりますが、ただちに六十九條によるものだというような考えは持つておりません。むしろこの六十九條という問題は政府に対して一つ……
○小澤國務大臣 どうも淺沼君の考えが少しうがち過ぎておるのであつて、決してわれわれ審議権を軽視するとか無視するという考えはもつておらぬ。ただ政府はこの法案を十五日までに審議議了することを要望するという趣旨で、あなた方がとても十五日にはできないのだということならば、あなた方の独自の権能でおやりになればいい。あなた方の意思を押えようというわけでない。ただいま政府は現段階の置かれておる情勢から、どうしても十五日までにやつてもらいたい。しかしそれをやるかやらぬかは、あなた方の独自の見解でやつてもらえばいい。軽視するとか無視するとかいう、一歩進んだところまでお考えにならないように願いたい。
○小澤國務大臣 まことに恐れ入りますが、大体先ほど申し上げた通り、総理は六時に約束があつて参らねばなりませんが、六時までに済むかどうかはわかりませんけれども、できますだけ時間は電話で打合せて参りますから、その時間に間に合うように御協力を願いたい。これだけをお願いいたします。
○小澤佐重喜君 北上川災害復旧工事の予定計画の変更の請願でありますが、この変更する箇所は岩手縣の胆澤郡と同縣の江刺郡をつないでおりまする櫻木橋のたもとの堤防の問題であるのであります。現在の建設省の計画におきましては、現在の堤防は堤防上が道路になつておりまして、橋のたもとからその上に人家があるような状態にあるのであります。しかしこれを三尺ほど上げまして、さらにこの堤防の距離を約十メートルくらい廣げるというのが建設省の計画でありますけれども、これを廣げますとこの堤防の上に並んでいる住家の全部の移轉をしなければならぬばかりでなく、災害予防といら見地からも非常に不完全なものになるのであります。この箇所……
○小澤國務大臣 大体荒筋だけを御報告申し上げます。例の九月九日から十六日までの間の被害でありますが、この被害の件数は非常に多かつたのであります。たとえば築堤崩壊とか線路浸水、土砂崩壊とか石垣崩壊、道床流失、線路沈下というようないろいろな種類がございまするが、合計いたしまして二千四百二十一箇所の被害箇所が出たのでございます。またお話によりましては詳細な箇所別あるいは鉄道局別の内容もお話してもよいのでありますが、一應荒筋だけを申し上げることにいたします。 そこでまず線路別に考えますと、上越線、奧羽本線、東北本線というようなものが一番おもだつた災害箇所でありまして、これは本線でありまするが、支線に……
○小澤國務大臣 ただいま赤松君からの要請もありましたが、この問題につきましては、すでに委員長よりの要請がありまして、ただいま迎えに行つておりますから、もうしばらくお待ちを願いたいと思います。
○小澤國務大臣 別にありません。
【次の発言】 私は議場にいました。
○小澤國務大臣 いろいろと御迷惑をかけておりますが、ただいま電話で朝海君からの情報によりますと、八時ごろにオーケーが出るだろうという電話があつたのです。そこでさしあたり参議院の方からもそういう情勢を聞かせろという話があつたので、今私は参議院の議長、事務総長にお目にかかつて、明日できるだけ開いてもらいたいということをお願いしたのです。もちろん衆議院が開かないのに参議院が開くということは、意味がないのでありますが、これは衆議院を開いていただくということの前提で、参議院にお願いしたところ、大体衆議院がそういう方針をとれば、参議院の方は午後からでも開くという御了解を得て参つたのです。そこで見通しの問題……
○小澤國務大臣 実はいろいろ問題になりました給與法案は、今日の十二時五分過ぎくらいにオーケーが参つたのです。そこで政府としてはさつそく衆議院議長にお願いいたしまして、こういうことになりましたから、できるだけ今後円満に行くような方策を議長のところでしかるべく講じていただきたい。そうしてすみやかに審議を終らしていただきたいということを議長にお願いしたのです。そうすると、議長としては野党の方の修正案の問題で、関係方面へ行つておるから、それが帰つたならばいろいろ相談してみましようという御返事だつたのです。それから一時間ぐらい過ぎて、また議長に伺つたところが、まだ帰らないらしい。こういうお話で、ではまあ……
○小澤國務大臣 その問題はこの場所ですぐ返事はできませんが、もし休憩でもしてもらえば、いろいろ相談して御返事申し上げます。大体私の方としては、公式の場所でただちに撤回しますとかなんとかいうことを申し上げることは困難と考えておるので、從つてここでこのままでどうかと言えば、大体においてこの前申し上げた通り、修正ということは何もけんかをする意味ではなしに、野党の方も修正で來るのなら、政府も修正で行つていいのだ。できるだけ摩擦を少くしようという見解から、わずかの時間で審議したものですから、そういうことになつたのだし、すでに出してしまつたのだから、まげて政府のやつた措置を認めていただけるなら、まことに好……
○小澤國務大臣 田中委員の御意見に対してお答え申します。お話の給與法案が本追加予算と密接な関係があり、すみやかに提案されなければならぬという点につきましては、まつたく同感であります。ただ具体的にこの法案をいつ何日に出すかという問題につきましては、政府は本日午後四時から本問題について閣議を開くことになつておりますので、この閣議が済んで、すなわち明日の予算総会開会劈頭にお答えすることにしますから、どうぞこのまま御審議を進められんことを希望いたします。
○小澤國務大臣 大体大藏大臣の答弁の通りの趣旨でありまするが、この船舶の運営につきましては、原則としてすみやかに民営に移そうという方向で進んでおるのであります。とりあえずその前提といたしまして、定期傭船制、すなわち從來裸船で貸しておりましたものを、從業員あるいは修繕料一切船主で負担して、そうして船舶の運営をやろうという方向へ進んでおります。これが漸次民営化に入る一つの前提でございまして、從つてお話のように國庫の補助というものは、これを契機に漸次減少されて行くと考えております。
【次の発言】 第一に船員ストの関係でございますが、先月の二十五日船員のストライキの宣言がございまして、二十八日から四十……
○小澤國務大臣 田中さんの御質問に対して政府を代表して答弁をいたします。給與法案はせんだつての委員会の決議に基きまして、ただいま大藏大臣がお話のように昨夜提出をいたしました。こういうことを申し上げるのは一つの礼儀として申し上げるだけでありまして、從つてこの問題がいつ出したかによつて、三党協定とか政府との協約には何ら影響はないものと考えます。
【次の発言】 大体運賃の関係におきましては、年度内においてはわずか收入減になるかもしれませんが、大体において予算通りに行くであろうという考えを持つております。その内訳を申し上げますと、料金の値上げ前におきましては、大体定期外、すなわち定期以外の收入がプラス……
○小澤國務大臣 お答えいたします。お話の、六月以降十月までの現行賃金の三割増即時現金支給の問題は、お話のように現在運営会補助二十五億の中に含まれております。從つてただいま予算委員会で審議中の予算が成立をいたしますれば、ただちに支拂うという運びになつております。それから第二項の問題は、運営会で案を持つておる九千四百八十円の問題でありますが、この賃金の方面におきましては、現在相当問題になつております電産の賃金、あるいは炭鉱夫に対する賃金等とのバランス等をも、考慮に入れなければならぬような状態になつておりますので、はたしてそういう現在爭議になつておる他方面の賃金と、船員の賃金とが均衡がとれておるかど……
○小澤國務大臣 井出さんにお答えします。本年の運輸省関係における災害は全國的に非常に多数に上つたのであります。これに対するいわゆる仮工事的な復旧というものは、ほとんど全線終りましたが、現在未完了になつているのは岩手縣の山田線だけが未開通になつております。その他の部分はいずれも仮工事が完了いたしまして、平常通り列車を運轉いたしているような次第であります。この仮工事の費用は國庫の予備金でいたしておるのでありますが、これが根本的な復旧ということになりますと、約十九億余りの予算がいるのであります。御承知の通り、鉄道の損益勘定におきましては、すでに一般会計から二百九十何億の繰入れを願い、ことに今度の五千……
○小澤國務大臣 ただいまの問題は労働大臣と同じ考えであります。
【次の発言】 ただいまのことはできないと思います。なぜかと申し上げますれば、ただいまのは労働組合法その他の労働三法の除外例の規定が公共企業体労働関係法でありますから、地方が條例でこの法律を左右する力はないと思います。從つて新たにそういう立法が起れば別でありますけれども、地方の條例ではできないと思います。
○小澤國務大臣 田中さんにお答えいたします。運輸行政についてまことに造詣の深い田中さんから詳細な御質問を受け、なお御同情のあるお言葉まで賜わつて恐縮いたしております。 お話のように日本海運の再建という問題につきましては、運輸省としては非常に重大に考えております。從いましてまず日本の海運の再建という面の一番重要な問題は、船舶の運営を漸次民営に還元いたしまして、創意とくふうに基く点から漸次これを再建しなければならぬと考えておるのであります。その第一前提でありまする定期傭船の切りかえの問題が、お話のように一應関係方面の了解も得まして、これがすみやかに実施されることが、ひいては日本海運再建の大きな前……
○小澤國務大臣 お答えします。船員のストライキは大分長く続きましたが、皆さんの御協力によりまして、昨日仮調停をし、本日円満に解決がついております。なお陸上勤労者については何とか考慮しなければならないと思いまして、なるべく誠意を示しまして、ストライキの状況に入らないように、さつそく予算案でも通過しますれば、相当の手続きをふんでその解決に努めたいと思つております。
【次の発言】 逆に第二の方からお答え申しますが、陸運関係の費用はただいまお話の五億ではなくして、五億以外の金から何とか大藏当局と話合いをしてその費用に充てたいと考えております。――ただいま大藏省の政府委員から注意がありまして、私も失念し……
○小澤(佐)委員 大體委員長から本委員會の問題について指定されましたが、これは、まだ質問しない人の中にも、意見のある人があると思うのであります。今日の質疑も必ずしも十分ではありませんので、一應どの問題が問題になるかということは、この委員會ではきめずに、たとえば運營委員會できめるというのならきめるで、その質問にはいつたら、司法委員の方の方に質問してくれというような形で、特定な人に限らず、ひとつ進んでもらいたいようにお願いいたします。
○小澤(佐)委員 一應逐條でやりましよう。
【次の発言】 サービスというのはどういう意味ですか。奉仕という意味ですか。
【次の発言】 奉仕なら奉仕でいいでしよう。
【次の発言】 ことさらにサービスと書かなくてもいい。
【次の発言】 法制部と図書館の対象は違うと思う。法律をつくるのは法制部に頼む。しかし法制部の方で、この法律をつくるにはこういう事実が明確になつておらぬ、学理的にはどうであろうか、世界の情勢はどうであろうかということを調べてもらうのが図書館だ、こう考えるが、委員長のお考えはどうですか。
○小澤國務大臣 川合君にお答えしますが、公共企業体労働関係法律というのにはありませんが、日本國有鉄道法案にそれと同趣旨の禁止する規定があります。すなわち二十六條の第二項に「第十二條第三項第一号から第四号までの各号の一に該当する者は職員であることができない。」こういう規定がありますので、結局においては公職は禁止されるという結果になります。
【次の発言】 現在は大体さしつかえはなくて、市会議員をやつておれば、町村会議員もやつております。しかしこの日本國有鉄道法案が施行されることになりますと、ただいま申し上げた條文によりまして、公職と兼職ができないという規定になつておりますから、この点御了承願います……
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