八木一郎 衆議院議員
23期国会発言一覧

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八木一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは八木一郎衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

八木一郎[衆]本会議発言(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第47号(1947/10/18、23期、民主党)

○八木一郎君 民主党といたしましては、ただいま一括議題となつております二つのこの法律案に対しまして、委員長の報告の通り、附帶事項十五項につきましては、われわれの主張を盛り込んであります内容でございまして、委員長の報告並びにただいま大島議員のお述べになりました点に全面的に賛成をいたしまして、きわめて速やかなる機会において成立実施されんことを切望するものであります。(拍手)  この法律は、農民の協同組織の発達を促進し、これによつて農業の生産力を増進して、農民の経済的、社会的地位の向上をはかり、國民経済の発展に寄与することを目的としていることは、法文にも明記しておりますし、前者が繰返し述べられた点で……

第1回国会 衆議院本会議 第75号(1947/12/09、23期、同志クラブ)

○八木一郎君 ただいま議題となつておりまする案に対し、反対の意を明かにいたしたいと思います。(拍手)  諸君、私は常任委員として、ただいま委員長の報告いたした顛末はまつたく虚僞、でたらめであるということをここに声明いたします。(拍手)具体的に申しましよう。出席された委員の数を委員部について調査いたしました表を、ここにもつております。社会党より御出席になつた委員は六名でありまして、委員長を加えて七名であります。まづ私は、昨日より本日まで会議を開くに至らざる実情を認めると同時に、社会党の委員諸君が、與党の立場においてたつた六名出席をされており、会議を開くに至らないから、反対党の敵に出席を求めて、し……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第25号(1948/03/18、23期、民主自由党)

○八木一郎君 私は今期の新聞紙上に、「日本経済自立の具体化、対日策に大幅修正、東京会談に期待」という大見出しのもとに、アメリカのロイヤル陸軍長官が、今回日本の自立経済再建方法について東京側と協議するため、昨十七日に有力なる政府代表及び工業使節團一行を派遣することに正式に決定をいたし、すでにその一行は昨日東京に向け出発したという報を知りまして、日ごろ纖維産業、なかんずく蚕糸絹業につきまして関心を寄せておりまする一人といたしては、これはきわめて興味潔く、まさに時と所を得たニユースだと思いまして、これをめぐつて、この際國際分業、蚕糸日本の再建の時至るというような課題のもとに、思いつきの二、三を所感の……

八木一郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

八木一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 国土計画委員会 第33号(1947/12/05、23期、同志クラブ)

○八木一郎君 戰後の産業の再建は、何と申しましても輸送の敏速圓滑化をはかることが急務であるということは申すまでもありません。しかしながら陸上輸送につきましては現在石炭の不足、電力の制限等のいろいろの悪條件があるために、多くを望まないのでございますが、勢い経費の少いかつ輸送量の多い海上輸送に頼らなければならない實情であります。今名古屋港を中心とする海上輸送の状況を見ますると、伊勢湾、三河湾、渥美湾に稼行いたしております。機帆船は、六百艘あります、このうち師崎水道、中山水道等を経まして稼行するものは年間二萬一千六百艘に及んでおりますので、このほか三重県を初め紀州沿岸各港より木材あるいは遠く阪神、九……

第1回国会 農林委員会 第2号(1947/07/03、23期、民主党)

○八木委員 小委員はこれを委員長において御指名になり、選擧の煩を避けられんことを臨みます。なお散會後直ちに小委員打合會をお開きになることを希望いたします。

第1回国会 農林委員会 第8号(1947/08/04、23期、民主党)

○八木委員 私はこの暑い際ですから、あつさり、率直にお尋ねいたしますから、あつさりと率直にお答えを願いたいと思います。  本案が法律案として提案されまして以来、私は及ぶ限りの力をもつて、逐條この問題を勉強してまいりました。この勉強をし研究を續けておる間、同僚各位の質疑應答、あるいは懇談會が重ねられるにつれて、遺憾ながら私は、どうしてもこの公團を設立しなければならないと言う理由を納得するのに苦しんでおるのであります。なぜこんなものをこの際つくらなければならないか。この國家危急の際に、暑いこの時期を費して、どうしてこれをつくらなければならないかということを見出すべく、勉強いたしましたが、遂に必要が……

第1回国会 農林委員会 第10号(1947/08/07、23期、民主党)

○八木委員 和田長官に所見をお伺いいたしたいと存じます。問題は公團法による配給制度の確立に伴いまして、これを運營して適正なる配給を期するというこの仕事について、イデオロギーと申しましようか、實は一昨日の本委員會におきまする平野農相の御答辯中に、肥料の國營問題でありますが、肥料の配給に關する問題は今囘から肥料公團によつてやることになりましたので、この肥料公團を通じて配給いたしますことは、大體においてこれはほとんど國營であります。たとえば肥料公團に從事する人々は、すべてこれ農林大臣の任命であつて、役人であります。從つてこのことは理論から申しますれば大體國營に近いものでありまして、この部面に關する點……

第1回国会 農林委員会 第13号(1947/08/21、23期、民主党)

○八木委員 議事進行について
【次の発言】 ただいまの御説明によりまして事情、經緯は了解いたしました。今後農林問題に關する限り、院議決定前に必ず本委員會においてあらかじめ決議をいたして、本會議にもたらすようなお取計い方を要求いたします。  次に同じく議事進行の一つとしてお伺いいたしたいことは、農業協同組合法案が上程されてからすでに十四日を經過しております。九日にわれわれの手もとに配られてから、まだ委員會の審査に付さないのは、考えようによりますと、今までの質問内容から見て、手のかかる、すつきり上り兼ねるような問題をことさらにひねくらして置いて、急いで上げなくてはならない、かかる重大な法案を後囘し……

第1回国会 農林委員会 第14号(1947/08/22、23期、民主党)

○八木委員 議事進行に關連して申し上げます。だんだん質疑應答を重ねて進行していくことはまことに結構でありますが、今まで農林の問題に出ました法案審査の經過を顧みますと、各委員が必ずしも毎囘出られない。從つて同じ問題を重複する場合がかなりある。私はこれの煩を避けて、本法案のごとく二十年十二月九日のいはゆる連合軍の農民解放令に基いて、當然農地改革と一緒にやるべきものが片手落ちになつたこの法案、當然一諸に審議して片づけてしまうべき筋合のものを、一方は進め、一方は漸く今上程というような形においていつまでも置くことに忍びないのでありますから、できるだけ進行をはかつていただく意味において、問題になつてから今……

第1回国会 農林委員会 第16号(1947/08/27、23期、民主党)

○八木委員 本日の新聞を見ますとただいま審議中の法案と密接な關係のある重大問題が載つておりますから、この際緊急質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 今朝の新聞に農業生産調整法及び主要食糧の供出割當に關する閣議決定という記事が出ております。これは農業協同組合法案とも非常なる關係があるばかりでなく、本委員會が取上げております供出の問題、その他との關係が甚大であると信じます。かかる問題は新聞に公表する前に、閣議の審査に付する前に、適當なる方法において協議あるいは打合せをなすべきが、順序であるように考えるのであります。農林委員會が常時ここに開會中のこの際、突如として新聞に發表をする前に、なぜ本委……

第1回国会 農林委員会 第17号(1947/08/28、23期、民主党)

○八木委員 連合會に關連してお尋ねいたしたいのですが、十二條の二項の二に「他の法律により設立された協同組織體で組合の行う事業と同種の事業を行うもの」こうありますが、法令の規定としてはきわめて抽象的でありまして、はつきりわかつたようで、その具體的の内容になると、これはいかなる組合を指しておるかを知りたいのであります。産業組合、商業協同組合、森林組合、耕地整理組合、蠶絲協同組合等を一應思い起すのでありますが、そのほかにこの種の範圍でどの程度にお考えになつておるか伺いたいと思います。
【次の発言】 獨占禁止法と連合會の經濟事業との關連について簡單に伺います。  先ほど伺いますと連合會が構成せられまし……

第1回国会 農林委員会 第19号(1947/09/16、23期、民主党)

○八木委員 水害の調査に著手するにあたりまして、この際一言希望を申し上げたいと思います。それは申し上くるまでもなく治山、治水は敗戰日本の再建復興の基礎であり、食糧問題を解決する恆久對策の基盤をなす問題でございますが、技術的に實際現地問題にはいりますと、農林の所管問題の内務省の所管以外は、農林及び國土に關係しております問題とが、相疏通いたしまして對策を立てなければならないという、實際具體的な問題を各地に見るのでございます。私どもも浅い經験でありますが、さような事態に幾たびも當面いたしておりますので、この大災害を機に、現地に足を踏み入れる際に、かかる農林及び國土の兩委員からおそらく關係者が出てきて……

第1回国会 農林委員会 第21号(1947/09/18、23期、民主党)

○八木委員 私も小委員でこの案に贊成をいたしておりますが、委員長の御報告にちよつと思い違いがあるのじやないかと思つて質したいのであります。それは御報告の劈頭に社會黨案を中心に審議云々というお話でありましたが、そうではないということを特に私は採決に入るに先だつて發言しておいたはずでありまして、これは速記録をごらんくださればわかると思います。この扱いについては、今後もありますから委員長に注意しておきたいのでありまするが、まじめに供出問題を、いわゆる黨派を超越して農村、農業者の心を心とした意見が熱心に闘わされまして、一應の草案がまとまりかけたときに、社會党におかれてはそれを全部組入れて、社會党案の形……

第1回国会 農林委員会 第26号(1947/10/01、23期、民主党)

○八木委員 簡單に五つの點についてお尋ねいたしたいと思います。  第一點は、この法律を實施してまいりますには、相當豫算を伴うと考えられますが、その豫算の概要を伺いたい。それからその豫算と法律との関係で、豫算は豫算委員會で審議されるでしようが、豫算が伴わなかつた際に實施に困るだろうから、この法律は豫算と切り離して實施できるものかどうか。それが第一點であります。  第二點は、法律の標題が農業生産調整法となつておりまして、農業の増産こそ必要でありまするが、この際にことさら調整、コントロールするというような題目からまず氣に食わないのですが、こういう氣に食わない法律を出す考え方の基本的なところが解しかね……

第1回国会 農林委員会 第29号(1947/10/09、23期、民主党)

○八木委員 議事の進行と時間の節約上、私はこの際米價問題について、安本あるいは農林省において考えておる、基礎的な資料のあり方についてお尋ねしたいのであります。  第一は農林省は二本建てと言い、安本はパリテイだと言いますが、これは一應パリテイによるのだといたしまして、その際パリテイによるか、生産費によるか、二本建てによるか、そのことにも議論の余地がありますが、一應パリテイといたしまして、そのパリテイ計算の中にひそむ矛盾を、われわれはいろいろの角度、データーによつて發見いたしておるのであります。このパリテイ、均衡計算方式によるところのその中にひそむ矛盾について、安本としてはどういう角度から檢討をし……

第1回国会 農林委員会 第30号(1947/10/10、23期、民主党)

○八木委員 昨日お尋ねいたしました要旨は、米價の算定の基礎になる、また算定上非常な考慮をしなければならない點は、米價と均衡された物資が價格體系、物價體系を維持して農家が手にできるかどうかという點、及び米價と均衡された物資が、マル公によつて確實に百姓の手にはいるかどうかという點が、どこまでも大前提となつて檢討されていかなければならない。その際衣料に關する點で、衣料というよりは、被服身廻り品に關する點で、學童服であるとか、作業服であるとか、あるいは地下足袋であるとか、くつしたであるとか、絲であるとか、こういう品種が、農家の手もとに渡るまでの配給制度につきまして、われわれの納得できない點があるから、……

第1回国会 農林委員会 第31号(1947/10/13、23期、民主党)

○八木委員 民主黨といたしましては、ただいま提案になつておりますこの二法律案の原案に、附則一部修正を含めまして贊成をいたし、きわめて速やかなる機會における、可決確定、成立實施の運びに至らんことを望みます。この法律は農民の協同組織の發達を促進し、もつて農業生産力の増進と、農民の經濟的社會的地位の向上をはかり、あわせて國民經濟の發展を期することを目的とすること法文に明記の通りでありまして、日本の農村は今現に敗戰日本建直しのために、農地改革の基盤の上に立ちまして、農民解放と農村民主化の大道をきり開こうといたして、昭和二十年、一九四五年のかの十二月九日連合軍から日本政府に寄せられましたところの、いわゆ……

第1回国会 農林委員会 第33号(1947/10/15、23期、民主党)

○八木委員 議事進行について――昨日緊急質問を總理大臣に求めたいということで、米價問題その他總理の都合を見て、適當な機會を與えるという委員長のお話でありましたが、その都合がわかつておりましたならばお知らせ願いたい。本日都合がつけばその時間に再開されることを希望します。
【次の発言】 お尋ねいたしたい事項は、きわめて簡單にお伺い申し上げまするが、しかしお答えはできるだけ納得できるように、親切にお願いいたしたいと思います。お忙しい時間を割いてお尋ねいたしますことを前もつてお斷り申し上げておきます。質問の事項は三つであります。  第一は、國務大臣である平野農林大臣を通じて承知いたしましたあの米價問題……

第1回国会 農林委員会 第35号(1947/10/18、23期、民主党)

○八木委員 ただいま問題となつております國會の意思を徴せられたいという申入れは、即時取運ばれんことを希望いたします。私先般片山總理にお尋ねいたしました三つの點も、その一つは、米價問題はきわめて愼重な取扱いをすべきであるが、政治的責任をも云々しなければならないような印象をもつ行動はいかがかという點を質し、また、米價は前例もあることであるから、國會の意思を徴してやつてもらう意思があるかどうかということに對しても、政府の所見を質したのであります。また、押つけ供出を實施するためには、供出ということ、言い換えれば裏づけ物資を切離したような米價の決定方はだめだという三點を質しましたが、いずれも本員と見解を……

第1回国会 農林委員会 第38号(1947/10/22、23期、民主党)

○八木委員 委員長にお尋ねいたします。まず農林委員會が去る十一月十八日に愼重なる討議の結果、決議を得ました三綱目に對して、ただいまの發表に至るまで、本委員會の要請事項は政府において考慮されたあとがあるのかどうかということについては、ただいまの報告だけでは了承いたしかねますから、その後委員長において、この決議に基き行動せられ、要請せられた經緯竝びに結果をこの際承りたいと思います。
【次の発言】 委員長の御答辯によりますと、政府は米價を決定するにあたつて、委員會の意思を徴して決定したというふうにお認めになつておるやに聽きますが、さよう御了承なんですか。

第1回国会 農林委員会 第40号(1947/10/24、23期、民主党)

○八木委員 簡單にお尋ねいたします。本日お配りいただきました「バリティ計算ニ採リタル品目ノ基準年次及ビ現行價格一覧表、」この表についてお伺いいたします。農民に納得させるためにいろいろ勉強した結果、どうしても納得できない點をまず伺います。この表の中で建値があるものは御賣になり、あるものは小賣にいたしております。これはどうしてこういうことになつたかということを、まずお伺いいたします。
【次の発言】 この出す米は倉庫渡しとしてある以上、基礎に盛りこまれた買うものも、御賣で運賃も手數料もはいつていないというのでは、學問的な説明をすればわかるようなものでありますが、百姓としては。私どもとしては納得しかね……

第1回国会 農林委員会 第44号(1947/11/10、23期、民主党)

○八木委員 この法案を實施する場合を考えまして、特に明かにしていただきたい二、三の點をお伺いしたいと思います。第一は掛金と共濟金との相關關係が心配なのであります。實は昭和十四年以降今日までの實績を、ちよつと調べてみますと、掛金が少くて出す方が多いということで、通俗的にいえば勘定合つて銭たらずの共濟事業になつておるのが實績でございます。その不足は八千萬圓以上に上つておるということを聞いておるのであります。かような計畫の上に立つて廣汎な災害補償共濟事業を實施してまいります際に、あたかも今年は第一年からすでに大きな災害を背負いこんでスタートする、こういう際にあたりますから、大體の目安から推してみまし……

第1回国会 農林委員会 第45号(1947/11/12、23期、民主党)

○八木委員 井上次官の談をめぐつて私も供出問題について關連の質問をいたしたいのでありますが、議事の進行上、本問題は先に本委員會において供出小委員會が設置されておりますし、その委員會においては一應案を決定し、すでに本會議においても本委員會の決議として政府に要求してある事項であるのでありまして、すなわち具體的にわれわれの決定した供出對策基本要綱を作文に終らしたくない。具體的に實施することのできる問題と、できない問題とがおのずから政府當局の實施官廳として見解があるのであろうから、それを基礎といたしましてさらに檢討を重ねていきたい、こういうことになつておる關係もございますから、ただいまの質疑應答のよう……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 農林委員会 第12号(1948/06/01、23期、民主自由党)

○八木委員 三点伺います。第一点はこの法案はたとえ一人でも役人を殖やす結果になると思います。はたしてそうであるかどうか。  第二点はそのために農林省においては余人をもつてかえることができないという意味で配置轉換その他のことを緻密に檢討せられ、調査せられた結果であるかどうか、何とか全國の多数の農業技術專門員がありまするこの際、新たに置かなくともいけるのじやないかという観点から檢討せられたかどうか。檢討せられたならばその内容を伺いたい。  それから第三点は、政府並びに委員長にお尋ねしたい。予算の伴う法案は、どうしても予算的処置が伴わないと車がかたわになる。片方しか審議できないような感がするのであり……

第2回国会 農林委員会 第14号(1948/06/07、23期、民主自由党)

○八木委員 政府は四日の閣議決定と称して、今回突如新麦の價格を発表しておるのでありますが、この新麦と同じ扱いをすると言われておつた新繭の掛目、すなわち新繭の價格に関しては、どうなつておるかということを質したいと思うのであります。まず農林省の蚕糸局長にお伺いいたしたいと思いますが、蚕糸局長は政府の名において、全國各地の業界、農民その他の公開の席におきまして、繭の掛目すなわち繭價格の決定は二つの方針をもつてこれに当る。その一つはパリテイ方式であり、その二つは新麦と新どやがとの同じ扱いにおいて、同じ時期に発表していく。こういうことを公約せられておりまするし、私も直接間接にこの点をだめ押しいたしまして……

第2回国会 農林委員会 第26号(1948/06/25、23期、民主自由党)

○八木委員 時間を限定されておりますので、私はこの法案に対しては質問したいことが相当たくさんありますが、質問にはいるに先だつて、委員長に議事の進行についての御決意のほどをまず承つておきたいのであります。と申しますのは、第一回國会におきまして、重要なる法案の最後を思い起すのでありまして、あの第一回國会の最終日である十二月九日の当農林委員会の議事の顛末を思い起しますと、まつたく委員長の横暴と專制と圧迫とによりまして、われわれのこの会議は何とも言えない暴戻きわまる結果に終つたことを、今思い起しても遺憾千万に思うのであります。恐らくやわれわれの信頼する委員長は、かくのごとき結果にもつていくことはないと……

第2回国会 農林委員会 第27号(1948/06/26、23期、民主自由党)

○八木委員 重富委員の質問の第一点は、憲法の第七十三條により政府が法律を誠実に施行しているか否かという点について、もう少しつつこんだ審査を要すると思うのであります。昨日委員長は二件をあげまして、政府に勧告いたしております。すなわち第一点は、今の重富委員の言われた、法がないのに、法がすでに施行されておるごとき通牒を発した事実を、單に案の一字が活字から落ちたというようなことでは看過できない。第二は農業協同組合法の改正について、すでに改正されたかのごとき行政の行使に移つておる、その事実を究明しなければならない。(「関連していない」と呼ぶ者あり)憲法第七十三條の一項により、法律を政府が誠実に執行してい……

第2回国会 農林委員会 第32号(1948/07/02、23期、民主自由党)

○八木委員 組合設立の進行の状況について資料をいただいておりますが、一應御説明を願いたいと思います。單営組合の想定数、大体いくつに対して何割あるか、連合会は大体どの程度進行しておるか、組合設立の進行の状況を承りたいと思います。おおざつぱな数字で結構です。
【次の発言】 單位組合の設立状況は順調に進行いたしておる。その設立はまつたく自由なる建前に基く農業協同組合の單位組合がすくすくと成長いたしまして、連合会組織をつくろうとする失先にあたつて、突然連合会の設立を中止せよというような指令を電報をもつて発しておるという事実は、先般農林大臣も認めておるのでありますが、五月十四日の電報を出された動機がどこ……

第2回国会 農林委員会 第35号(1948/07/05、23期、民主自由党)

○八木委員 本案は吟味すれば吟味するほど私は改正ではなく改悪である、こういう結論に到達いたしましたので、その観点から根本的な見解について一、二お尋ねしたいと思います。  その第一は、連合会は申し上げるまでもなく、單位の協同組合の連合体であります。單位のもつ性格がそのまま連合会の性格に反映するはずであると思うのであります。しかるに單位組合はきわめて民主的に組織されて、今全國都々浦々に組織されており、二万にも達しようとするこれらの組合は、いわゆる非農業者の支配から解放されたりつぱな農村民主化の大道に向つて生々発らつたる出発をしておるというふうに、いわゆるおほめの言葉をその筋から與えられております。……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 農林委員会 第3号(1948/11/15、23期、民主自由党)

○八木委員 関連して緊急質問をいたしたい。ただいまの御答弁によると、大臣はでき得る限り法律を守つてやりたいど思つたが、というお言葉でしたが、私はこれはまずできないと思う。憲法第七十三條に、法律を誠実に施行することを明記されておるのでありますが、でき得る限り法律を守るというようなことでは困ると思うのです。なぜ法律を先に出して、法律規定の消費者が負担するところの、二十二年度通りにやるということをなさらなかつたか、その事情を説明願いたいと思います。
【次の発言】 立法はあとになつたが、法律として提案する用意がある。かすうに了承してさしつかえないかということを伺つた次第であります。  それから第二点に……

第3回国会 農林委員会 第6号(1948/11/18、23期、民主自由党)

○八木委員 今の國内價格である繭の賣値を、海外事情あるいは特に為替の関係とにらみ合せて、両方に都合のよいような線をというような考えをお持のようなことでありましたが、もしそういう考えが政府にあるとすれば、生産意欲はがた落ちになることは当然であります。お茶にいたしましても繭にいたしましても、農産輸出作物をつくつております農民は、この為替のきめ方に関する点に非常に神経を使つておるのであります。それは事実きまるときは、來年にもち越して、生産の時期までもつていくということになりますと、生産農民から言えば、ほかの工業生産物と違いまして、一箇年間投下した肥料にしろ、労力にしろ、一切背負いかぶつて、しかもきめ……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 農林委員会 第3号(1948/12/07、23期、民主自由党)

○八木委員 農業課税に関する申告制度は、本年は二年目であるがなかなか不振であるということは、大藏当局も認めますが、私どももそれを信ぜざるを得ないのであります。これは正直にありのままに申告しておきましても結局は更正決定の押しつけで終つてしまうという非常に苦しい経驗を持たされた農民諸君から言えば、またうなずくものが多いのであります。今御説明によりますと、標準とか目安とか、あるいは目途とかいう意味で、ある目標をもつておるというお話でありますが、これが目標でなく、目途や、目安や、標準ではなくて、実は割当を同じような結果に、納税の末期である三月になるとなつてしまうということを恐れるのであります。これが一……

第4回国会 農林委員会 第4号(1948/12/08、23期、民主自由党)

○八木委員 この際議事進行について動議を提出いたします。この際お手元に配られております蚕糸業安定緊急対策に関する決議を議題とされ、決議が終了後に質疑を継続せられ、本委員会はこれを蚕糸業に関する打合会に切りかえられまして、蚕糸業代表者の意見陳情を許可せられたく、また本件に最も関係の深い通貨対策委員の苫米地英俊君より、為替レートと蚕糸業に関する問題の説明を求めまして、懇談打合せを続けられんことを望みます。


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各種会議発言一覧(衆議院23期)

 期間中、各種会議での発言なし。

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データ更新日:2023/02/05

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