このページでは佐々木更三衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○佐々木更三君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題になりました國有鉄道運賃法の一部を改正する法律案、すなわち旅客運賃を六割、定期券運賃二・二五倍ないし二・六五倍の大幅値上げ案には絶対に反対するものであります。 政府は、旅客運賃の値上げについて、主として鉄道の独立採算制確立にその理由を求めておりまするが、鉄道の赤字は、軍閥、官僚、資本家等の旧支配階級が引起した無謀な戰爭によつてその施設及び機能を徹底的に破壊され、さらに敗戰の結果から生じたインフレーシヨンにその根源があるのであつて、この解決を大衆負担の運賃値上げにのみ求めることは、いわゆる有産者的解決であつて、わが社会党の絶対に反対すると……
○佐々木(更)委員 今委員長の御説明を聞きまして、私はやはり質問打切りには賛成しかねるのであります。と申しますのは、質問の打切りの理由を、委員長は主として期日の切迫に求めておられるようでございます。そのためにこそ、私たちは前に総体予算の返上を提議いたしました。これはいうまでもなく、実体法がきまらないのに、それを見越して総体予算を決定するという、非立憲的な審議方法に反対したのであります。はたせるかな、今日総体予算が通つておつて、その総体予算の実行のためには、どうしても五月一日から運賃値上げをしなければならないということは、さきに総体予算を通しました既定事実によつて、実体法を拘束する、はなはだしい……
○佐々木(更)委員 尾崎さんも別に今の動議に反対しておりませんし、大体先ほどの理事会におきまして各理事もそういうような國政調査が必要であつて、これらの国政調査を徹底させることによつて、國有鉄道の独立採算制が合理的になることを心がけなければなりませんので、この際本委員会においてただちにただいまの動議を採択されることにしていただきたいと思います。
○佐々木(更)委員 私は大臣の出席を求めておりましたが、大臣が來られないので、大臣からも答弁をしてもらうという留保條件づきで質問申し上げます。 第一に、民自党がこの法案を議員提出でいたしました眞意について、はなはだ私は了解に苦しむのでございます。先ほど資料提出にからみまして大体申し上げました通り、元來この運輸業は一貫性を持つことが、つまり一体性を持つことが、最もよい運営形態でなければならないと思うのでございます。そういう最も計画性、統一性の必要とされますところの運輸機関が、長い間の要望に沿いまして私鉄が省線に買收されたと、私たちは考えているのでございまするこれが今回この法案によりまして、相当……
○佐々木(更)委員 議事進行に関して、時間制限について申し上げたい。關谷委員の動議は、十分ないし二十分に制限したらどうかと言うただけで、確定的な時間は言うていないのであります。そこでとにかくこれを採決いたしました結果、これを確定いたしましたけれども、その確定を宣告した後に、委員は時計を見まして、田中君はもう五十五分やつた、なお關谷君の時間制限のことは考慮に入れるが、これを適当に処置するということで、その後委員長は十五分か二十分か発言を許可している。発言をどのくらいに制限するかということは委員長の権限であるはずであります。これは衆議院規則で明らかでございます。それでたとい關谷君がそういう動議を出……
○佐々木(更)委員 なるほど議事規則によりますれば、自己の懲罰事犯については会議並びに委員会に出席することができないことにはなつておりまするが、委員長がこれを許可することになりますれば、可能なわけでございます。そこで私たちは本委員会が公平にこの事犯の根本を調査するために、本人の弁明も聞きたいこともありますので、列席を許すようにお願いいたしたい、議事進行上必要と思いますから。
○佐々木(更)委員 きよう私たちは本事犯を審議するにあたりまして、いうまでもなく社会党の議員とか、共産党の議員とか、民自党の議員とか、こういう立場を離れまして、白紙の態度で公正に、嚴密に、これを審議する必要があると思うのでございます。先ほどから議事の進行を見ますると、まだ発言中に、見ようによつては相当の妨害的なやじがあるということは、最も公正なるべき、外部で言いますならば裁判に匹敵するこの委員会において、まことに好ましくないことと私は思うのであります。従つてこの事犯を公正に審理するためには、ここで委員会は申合せをいたしまして、発言を許されたる議員が発言が終らぬ間は、いかなることがあつても絶対に……
○佐々木(更)委員 補正問題がまだ解決しないということは、政府の重大な責任だと思うのであります。言うまでもなく、農村ではほとんど收穫が終ろうとするときにおきまして、まだ実收額の確定的なものが政府から発表されないということは、官僚制度の典型的なものだ、こう言われても私は仕方がないではなかろうかと思うのであります。そこでまず私は数字について二、三お尋ねしてみたいと思うのでございます。作報の発表によりますと、本年度の收穫は六千五百五十四万八千石だと言われておるのでありますが、これを事前割当の六千三百二十一万八千石に比べますと二百三十三万石の増收になるのであります。こういう事前割当よりも二百三十三万石……
○佐々木(更)委員 本年の三月ごろ、政府が木炭を買い取る場合においては、指定集荷場所で検査の上で受取ることになつておると思いますが、その点いかがでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、その原則は大体嚴重に、つまり絶対のものとして守られたものでございましよう。
【次の発言】 そういたしますると、三重県の林産株式会社から政府が買い取りました十万俵の木炭は、これは指定集荷場所で、現物で買い取つたとこういうことになりますか。
【次の発言】 そういたしますと、三月から今月までは約九箇月になりまするから、当然政府がこの会社から買い取りました木炭は、処分済みのことと思いまするが、この点いかがでござ……
○佐々木(更)委員 今の松井委員の質問に関連してお伺いするのでございますが、本年度予想される災害に対処するために、百億円の予備費を計上しているのであるから、現在起きている災害に対しては、少くとも百億円の予備費の限度内において早念に復旧策を講じなければならないと思うのであります。この点については増田建設大臣もその必要牲を認めておりながら、さて現在起きている災害をいつからどの程度に復旧するかということについては、少しも明確ではないと思うのであります。たとえば言葉は早急にやるとか、すみやかに善処する、こういうようなあいまいしごくなことでは、おそらくは本委員会は承認できないと思う。現在起きている災害に……
○佐々木(更)委員 第三十八条の二の規定でございますが、この規定を受ける範囲は、公庫が成立する際において、公務員であるか、もしくは公務員とみなされる者、すなわち鉄道とかあるいは専売公社かいうような人々に限るように規定してあるのでございますが、現在そういう職についておらない人、すなわちまつたく新たに公庫に就職する人について、この規定の適用があるのかないのか、もしないとすればどういう理由で新たに就職する人は恩給法の適用から省かれなければならないか。この理由について御説明をお願いいたします。
【次の発言】 今の御説明によりますと、要するに既得権の擁護と申しましようか、そういうことに重点を置くことと、……
○佐々木(更)委員 委員長の御要求もあるようでございますから、きわめて簡潔に御質問申し上げます。第一に昭和二十六年度の建設省の必要とする予算が計上されておりますが、内容については今見たばかりで詳細に検討しなければ十分の意見が吐けませんので、これはいずれあとにいたすことにいたします。この災害復旧費の国庫負担の分でございますが、先ほどの政府当局の御説明によりますと、二十五年度は全額国庫負担になつておるのであるが、来年度からはこれをやめて、三分の二だけ国庫負担にして事業量を多くしたいということでこの予算を組んである、こういう御説明につけ加えて、目黒河川局長からこのことはまだはつきりとはきまらぬという……
○佐々木(更)委員 昨日も建設省に御質問申し上げましたが、この来年度予算に関することはもとより、災害の復旧につきましても当然予算を伴わなければ意味をなしませんので、大臣が来てから聞きたいこともたくさんあるのでありますが、私少し急ぎますので、事務当局にまずお伺いしたいのであります。 この来年度の公共事業費の総額が二千百五億円余になつているようでございますが、日本の災害を中心とする、そうしてまた厖大な治山治水の根本対策のためには、むろんこの額が決して多いとは思わないのであります。理想から言えばむしろ少いと言えるかもしれないのでございます。ただ来年度政府の総予算との関係から見まするというと、不満足……
○佐々木(更)委員 建設当局並びに安本当局の両方に御質問申し上げます。今回ジエーン台風で関西方面が非常な被害を受けまして、大体政府発表が――新聞紙の報ずるところでありますが、一千八百億円を突破するだろう、こういう状態であります。これに対しまして当局が、あらゆる方面でその復旧に努力しておられることは違いございませんで、この点については十分感謝をするのでございますが、ただいま今泉さんから緊急復旧対策を承りますと、千八百億円の損害に対して、すみやかに報告を集めて査定をしたい、査定することがもし間に合わなければ、その間に大蔵当局等とも相談をして、さきの議会で決定しておりまする予備費のうち、百億円を転用……
○佐々木(更)委員 今回の本委員会の調査から北陸地方が除かれておりまするので、この方面の御報告が聞けないのでございますが、去る十八日各新聞紙上をにぎわしておりまする石川県手取川にかかつておりまする天狗橋墜落事件について当局にお伺いしてみたいと思います。この事件は單に司法上の問題としてきわめて重大であるというばかりでなしに、根本的には建設行政上の重大問題だと私は信ずるものであります。従つてこの問題を中心として災害復旧についての根本的な検討をし、改善の方法を見出すべきである、こう考えまして御質問申し上げるものであります。従つてこの天狗橋事件、すなわち業者が県の土木部と結託をして、橋梁の補修予算を増……
○佐々木(更)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になつておりまする松江国際文化観光都市建設法案に賛成をいたします。
○佐々木(更)委員 西川政府委員は協議会の意向に籍口して、ほんとうは政府の実際に考えている民営論を言つておられるのだろうと私は思うのであります。今西川政府委員の口調を聞いていると、政府の考え方は、タバコを民営にすれば創意くふうがなされる、従つてそこには安くてうまいタバコが供給されるのであるということが、最大の原因のように聞えるのであります。そこで私は責任者たる大蔵当局に聞きたいのでございますが、民間の創意くふうでそういうことがなされるものが、現在大蔵省の所管であるところの専売制度でなぜなされないのか、なぜやらないのか、もし民間の創意くふうでそれがなされるならば、責任者のあなたが、その点まず現在……
○佐々木(更)委員 この法律案の通過を、政府は非常に急いでおるようでございますが、私たちいつも議案の審議で不満に感ずることは、政府は重要法案について、元来からいいますと、そう急ぐならば事前審議等の方法を講ずべきであるにかかわらず、しかもきのう提出して来た議案について、きようこれを通してもらいたいというような政府の御意向は、非常に議会の審議権を軽く見るものと思うのでございますが、一体どうしてこういう重要法案に対して、政府はいつもそういう態度をとつておられるか。この点についてひとつ大臣から御答弁願いたい。
【次の発言】 われわれは、従来災害復旧費の全額国庫負担を継続してもらわなければならぬという意……
○佐々木(更)委員 この法律改正につきましては、建築物の質の向上と、安全の保障のために、大体において了解をするものでありますけれども、若干の疑義の点について御質問申し上げたいと思うのであります。 それは、第二條の第四項に対する改正の点でございますが、従来なかつた「その者の責任において」という字句を特に挿入しておるようでございますが、「その者の責任」というのは一体だれをさして、どういう必要によつて、こういう字句を挿入しなければならないのか、法律の適用の煩瑣を避ける意味において、こういうような字句がなくて済むものならば、ことさらに挿入する必要もなかろうかと思うのでございますが、特にこの字句を入れ……
○佐々木(更)委員 六の不在者投票の点でございますが、かように修正いたしますと、病院、特に国立病院、大病院、こういうものの集団的な投票不能な人々ができると思いますが、これは全国的に相当数に達しておるのでなかろうかと思うのでございます。こういうものの数等を御研究くださいまして、そういう一箇所で何百人、何千人という集団的な投票不能者を出さない何かの規定をここに設けていただきたいということを希望する次第であります。 それからもう一つは、二十四の文書図画の掲示のうち、公営施設使用の個人演説会でございますが、これに対してはポスターは全面的に禁止されておりまして、結局連呼によつて当日これを告知する、むろ……
○佐々木更三君 私の紹介いたしておりまする宮城県松島町及び石川県飯田町、同じく石川県の羽咋町並びに北海道の江別町、以上の地域給指定に関する請願の趣旨を御説明申し上げまして、各位の御同情ある御処置によりまして御採択を願つた上に、それぞれの方面に適当な処置をとつていただきまして、一日も早く実現するように、まずお願いを申し上げたいと思うのでございます。 最初に松島町の地域給指定に関する請願の趣旨について説明申し上げたいと思います。松島町はいわゆる日本三景の一と言われている景勝の地でございまして、国内の全地域からはもとより、国際的な観光地として、一面においては非常に物資が不足である。従つて物価が非常……
○佐々木(更)委員 関連して……。当局はこの期に及んでもなおどれだけの土地を提供しなければならないのか、あるいは建物を提供しなければならぬかということについて、五里霧中だというお答えですが、非常に無責任だと思う。知らぬは亭主ばかりなりという言葉がありますが、たとえば接收を予定されているものとして伝えられるものは、農地八百六十一町歩、関係農家二十八戸と開拓地八千一百町歩、関係農家一千二百九十戸、合せて八千九百六十一町歩の農耕地と一千三百十八戸の農家が直接調達の対象とされているとのことをすでに新聞紙が報道しておるのであります。もしそういうことがないといたしますならば、かくのごとき流言飛語に属すると……
○佐々木(更)委員 法律の目的についてでありますが、これは去年の十月の台風にだけ適用されることに目的が限定されておるのでございますが、今後の台風その他の損害の起きた場合には一体どういうふうにするのか。單に去年の台風にだけ適用するというのでなしに、将来とも漁業者の災害に対する補償が必要ではないかと思うのでございますが、こういうふうに目的を限定した理由がどこにあるのか、これをひとつお聞かせ願いたい。
【次の発言】 台風その他による突発的な災害に対して、現在資本その他非常に困つている漁民に対して、融資その他によつて救済してやろうという精神には私は全幅的に賛成なのであります。たとえば農業におきましては……
○佐々木(更)委員 質疑は終了したということでございますが、先ほど委員長に申し上げましたように、私きようは突然猪俣君の欠席によりまして、代理で参つたので、まだ十分に書類を読んでおらないのであります。それで私の質問は明日にまつわしていただきたいと思います。従つてこの質疑の打切りということは、全体の打切りではなくして、私の質疑は明日に延ばす、こういう理由で質疑を終了していただきたいと思うのであります。
【次の発言】 私ここで詳細に調べておりませんが、たしか委員会の質問発言は、あらゆる委員に平等に割当てなければならぬという規定になつているはずであります。従つて私は委員長に対しまして、きようの質問にこ……
○佐々木(更)委員 議事進行について……。
【次の発言】 これから御質問申し上げ、いろいろ審議をしなければならないのでございまするが、その前提としてここに第一番に運輸大臣の出席をぜひお願いしたいと思うのでございます。と申しまするのは、現在の吉田内閣は自由党の内閣でございまして、完全な政党内閣でございます。この内閣のもとにおいてこういう重要なる國有鉄道の一部が拂下げられるということは、当然これは政府内閣の責任において政府がこれをなすべきものと思うのでございます。しかるにここにどういう理由か存じませんが、自由党の議員提出で本法案が出されたということは、これは國民に多くの疑惑を與えるとともに、私たち……
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