足鹿覚 衆議院議員
24期国会発言一覧

足鹿覚[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
足鹿覚[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは足鹿覚衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院24期)

足鹿覚[衆]本会議発言(全期間)
|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第8号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 私は、税制問題、特に所得税の農村課税の面における運営から來る各種の矛盾を指摘し、近き將來においてすみやかなるこれが改革と合理的な運営を確立すべきことを提唱いたしたいと存ずるものであります。  現存の所得税法は、その根本を自主申告納税制によつておるのでありまするが、大藏省の各單位税務署に対するところの指導の方針は、徴税目標額をすでに割当て、この目標額に対して全力をあげて徴收するという方針を指示するとともに、一方においては、実情に即し、市町村の実態に即したことく課税を行えという、相反するがごとき指導をあえて行つているのであります。しかも、この所得の標準につきましては、事前に目安と称して……

第5回国会 衆議院本会議 第31号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 ただいま日程に上りました両案のうち道路交通取締法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党を代表いたしまして反対の意を表示せんとするものであります。  まず第一に、本法案は現行の左側通行制を右側通行制に変更し、対面交通の制度を新しくしこうとするものでありますが、現在の左側通行制の歴史について考えてみまするのに、遠くその濫觴は明治十四年十二月警視廳布達をもつて発布されて以來、明治三十三年、明治三十四年と相次いで、警視廳の通告によりこの交通上の一大原則は確立せられて今日に至つておるのであります。この國民の間に長く植えつけられた左側通行の原則を、たとい六箇月の準備期間を持つとはいえ、これを……

第5回国会 衆議院本会議 第36号(1949/05/22、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま審議中の地方税法の一部を改正する法律案に対し、修正案を除く原案に対し反対意見を表明するものであります。まず最初に、原案全体に対する総括的な反対理由について申し述べます。  第一、政府は地方財政に対する根本的解決策をたな上げして、配付税その他の減額の穴埋めを地方自治体並びに地方住民に轉嫁せんとしつつあることについてであります。すなわち政府は、地方配付税法に基き当然地方公共團体に交付すべき配付税千百十六億円を、勝手に五百七十七億円に減額したのでありますが、この差額は実に五百三十九億円の巨額に達するのであります。かりに百歩を讓つて、地方財政委員……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 ただいま上程されました食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、私は日本社会党を代表いたしまして、絶対反対の意見を表明せんとするものであります。(拍手)  本法は、すでに第二回国会において法律として成立し、去る第五国会に提出いたされました。参議院では一部これが修正可決されましたけれども、本院におきましては、この法律が追加供出を法制化し、これを強権の対象とせんとする憲法であることにより大問題となりまして、政党政を超越して熱烈なる反対の空気に包まれ、継続審議となつて今日に及んだのでありますが、一方院外におきましても、農業団体はもちろん、農民団体等はあげて絶対反対を表明し、法案通過……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第31号(1950/03/28、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております食糧管理法の一部を改正する法律案、油糧配給公団法の一部を改正する法律案に対しまして反対意見を表明いたしたいと存じます。  まず第一に、政府には一貫する食糧政策の方針が欠除しておる、並びに政府みずから法を無視しつつあるということを指摘いたして、反対の第一点にしたいのであります。すなわち、本食糧管理法の一部改正の法律案が問題となり始めましたのは昨年の夏のことでありまして、当時連合軍総司令部より、いも類に関する価格及び配給統制について緩和の覚書が発せられたのでありますが、その第二項におきましては、この措置は穀類に対する統制を軽……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 衆議院本会議 第11号(1950/12/07、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 私は、日本社会党を代表いたしまして昭和二十五年度産米価についてわれわれの米価に対する基本的な態度並びに主張を明確にしつつ、以下五項目につきまして政府の所信をたださんとするものであります。  まず第一に生産者価格についてであります。およそ再生産を保障する米価とは、生産農民が絶対に讓ることのできない最低限の要求でありまして、今日までこれを要求し続けて参たのでありますが、この農民の生産、生活防衛の最低限の、きわめて謙虚なる要求に対しまして、政府が農民に與えたものは強権供出と低米価政策のみであつたことは、あらためて指摘するまでもない、天下周知の事実であります。しかるに、昭和二十四年よりドツ……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第11号(1951/02/10、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 私は、日本社会党を代表いたしましてアメリカ農務省が政府手持ちの小麦等の外国向け輸出の二月中における中止の措置を講じましたことに関連をいたし、食糧の輸入確保対策を中心とし、食糧問題につきまして、この際政府の所見をたださんとするものであります。  政府は、さきにドツジ公使の食糧統制の継続を勧告いたしましたいわゆるドツジ書簡の趣旨に反し、麦類の統制撤廃を内容とする当面の食糧政策を明らかにしたのでありまするが、その具体的措置に関しましては、その後何らの意思表示をすることもなく、今なお麦類の自由販売対策を固執していたずらに世上の不安を高めつつあるのであります。思うに、政府が麦類の統制撤廃を決……

第10回国会 衆議院本会議 第23号(1951/03/24、24期、日本社会党)

○足鹿覺君 ただいま上程されております四法律案のうち、食糧管理法の一部を改正する法律案及び食糧の政府買入数量の指示に関する法律案につきまして、日本社会党は絶対反対の意思を表明するものであります。その詳細につきましては速記録に譲りたいと思います。(拍手)


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第17号(1951/11/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿覺君 ただいま審議中の繭糸価格安定法案に対しまして、日本社会党第二十三控室の立場から反対の意見を述べたいと存ずるのであります。反対の根拠はたくさんあるのでありますが、時間の関係もありますから、五つの点に要約して申し上げたいと思います。  まず第一点は、基本的な問題についてであります。繭糸価格安定法案の立法の趣旨は、生糸の輸出増進及び蚕糸業の経営の安定をはかるために、その手段として繭及び生糸価格の安定帯を設けることをねらいとしているといつておるのであります。しかるに、この法案の内容を検討いたしてみますと、あくまで製糸業の安定と輸出の増進だけを主眼とし、これを優先とする根本思想で貫かれている……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第39号(1952/05/08、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿覺君 ただいま上程されております麦類の統制撤廃を主目的とする食糧管理法の一部を改正する法律案並びに同修正案に対しまして、私は日本社会党第二十三控室を代表いたしまして反対の意見を述べんとするものであります。  われわれは、従来から農民並びに消費者大衆の要求を代表いたしまして、民主的な食糧管理制度の確立を中心とする一連の食糧政策の実現を期し、農業、農民団体、生産者を代表する団体はもちろん、消費者を代表する団体とも一致協力いたしまして、今日まで全力を傾注して参つたのでありますが、一方、無謀な食糧統制撤廃を企図する政府に対しても、強くその反省を求めて来たのであります。しかるに、政府は、自由党の公……

第13回国会 衆議院本会議 第57号(1952/06/19、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿覺君 ただいま上程されておりまする農地法案並びに同法施行法案に対し、日本社会党第二十三控室は、條件を付しまして賛成せんとするものであります。以下、わが党の基本的かつ具体的な態度を明確にいたしたいと存ずる次第であります。  現行の農地関係の法令は、講和発効により、ポツダム政令が来る十月二十五日限り失効いたしますので、新たなる立法措置のない限り、土地台張法から賃貸価格が削られ、自作農創設特別措置法の買収価格の規定が無効となることとなりまして、今後不在地主や、一町歩以上の小作地を持つ地主が発生しても、これを放任するのほかなく、また一方、自作農維持金融も、政府への買取り申込みはポ政令にある規定で……

足鹿覚[衆]本会議発言(全期間)
|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院24期)

足鹿覚[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1949/04/05、24期、日本社会党)

○足鹿委員 本日は農林省関係もおいでになつておりませんし、安本関係もおいでになつておりませんから、次回においてもけつこうでありますが、大体農地関係について災害復旧の返却要求が百九十億一千万円に対して三十億五千万円という程度であるように聞いております。こういう面から考えて行きますと、非常に今までの方針と昭和二十四年度以降の方針が根本的にかわつておる。從つて今後に対する方針の轉換は、どういうふうにお考えになつておるか、その基本的な考え方としては総合開発委員会を設けるということを先刻建設次官は申されましたが、その一つの委員会ができなければ政府としての基本方針はないのであるか、たとえば從來からいろいろ……

第5回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は地方行政の委員会におきましても、いろいろお願いをしておつたのでありますけれども、特に災害事業に対する金融の問題につきまして、先刻の決議案の案文の中にも触れてありますが、特にこの際申し上げまして、委員長において御善処を願いたいと思うことがあるのであります。それは地方財政法の第五條第四項によつて、災害応急事業費、災害復旧事業費及び災害救助事業費の財源とする場合は、地方債によつてこれをまかなうことができるようになつております。ところが昨年の暮に、政府はこの地方債の起債條件を変更いたしたのであリます。その結果、従来安かつた起債利率が相当引上げられ、そしてこれの償還、すえ置きの年限につき……

第5回国会 地方行政委員会 第2号(1949/03/23、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先ほどいろいろお話がありましたが、昭和二十二年の決算によつて、二十三、二十四年の地方財政の見通しを一應立てているというお話であります。この経済界の変動のはげしいときに、さような古い資料によつて、現在あて推量でおやりになるというところに、問題の欠陷があるのではないかと思う。これについては、少くとも地方財政委員会としては、地方財政に関する白書的なものを愼重に御檢討になり、それらのものから出発して、新しい地方財政に対するところの廣汎な、かつ具体的な計画を立案されるのが妥当ではないかと思うのであります。もし現在そういう古いものでもありましたならば、二十二年度でもけつこうでありますが、全体の……

第5回国会 地方行政委員会 第3号(1949/03/26、24期、日本社会党)

○足鹿委員 中央ではきわめて簡單に起債の問題、あるいは配付税の問題等は、このような方向でやれというような、通牒一本で一應けりがつくのでありますが、陳方の実際の衝に当つておる者は、たとえば土木事業にいたしましても、先刻門司君からもお話のあつた六・三制の校舎の設立の問題について見ましても、事実手を下し、具体的に進めており、また進めようとしている事業があるのであります。これらの問題についてきわめて簡單に、事務的に中央で御通牒を出されますが、地方に與える影響はきわめて大である。極端に申し上げますならば、今のままの姿で行けば、地方財政は破綻に瀕して、まつたくにつちもさつちも行かなくなる、こういうことを皆……

第5回国会 地方行政委員会 第4号(1949/03/28、24期、日本社会党)

○足鹿委員 これは委員長にお願いいたしますが、昨日でありますか、緊急全國知事会議が開催されて、新聞の報道するところによると、すでに自治法の改正要綱のごときものが発表されておるようであります。われわれはまだそれらの点について、何ら片鱗もこの自治課の方から資料としていただいておりませんし、まだこの委員会に一ぺんも自治課関係の方が御出席になつたことはないようであります。明日は、それらの点についても資料を御提出願うと同時に、自治関係の責任の立場にある方の御出席も願いますようにおとりはからいを願いたいと思う次第であります。

第5回国会 地方行政委員会 第5号(1949/03/30、24期、日本社会党)

○足鹿委員 事業税について財政委員会の御見解を伺いたいのでありますが、特に私は農業関係についての事業税の対象になつておる問題について伺いたいのであります。現在主食、すなわち米麦、いも類等は、事業税の対象から除外されております。これは非常にけつこうなことでございますが、大体において畑作に対しては、同じ農民が農業を営んでおる立場において、きわめて冷淡に取扱つておるのではないかと思うのであります。たとえば果樹園あるいは葉タバコ、あるいは野菜こういうようなものは、現在地方の事業税の対象となつてあるのであります。また今一番外貨獲得の中心として大きな問題になつておる養蚕等についても、事業税の対象になつてお……

第5回国会 地方行政委員会 第8号(1949/04/09、24期、日本社会党)

○足鹿委員 いつかの委員会でも私は事務局長に、昭和二十三年度の概況についての資料の御提出方を求めたのでありますが、さようなものが現在のところないというお話でありました。昭和二三十年の十一月ごろに、地方財務報告規則というものができております。これに基いて前月定例的の地方財政委員会には報告があつたやに聞いておりますが、さような報告はまだ出そろつておりませんか、一應伺いたい。
【次の発言】 この次までに出せるのですか。

第5回国会 地方行政委員会 第15号(1949/04/23、24期、日本社会党)

○足鹿委員 まず請願の趣旨を申し上げます。今回政府においては、政府資金の貸付について、償還期限の短縮と利率の引上げを実施せられましたが、この措置は極度の財政窮乏にあえぐ地方自治体の苦悩にますます拍車をかけるもので、市民福祉のために行う自治体の事業を、実施不可能に陷れるものであります。平和民主國家の建設は、地方分権の強化なくしては達せられないということは、もはや何人も異論のないところでありまするが、地方財政の確立なくしては、地方分権の強化はあり得ません。願わくは自治体の財政の現状を御賢察くださいまして、すみやかに起債償還期限の延長並びに利率引下げの方途をお講じくださいますよう市議会の議決を経て特……

第5回国会 地方行政委員会 第23号(1949/05/16、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先日來問題になつております第一條の古物の定期について門司委員なり久保田委員からも、再度にわたつて御質疑が行われたのでありますが、当局の御見解がはつきりいたしておらないようであります。その後日時もたつておりますし、いろいろ御研究になつたと思いますので、いま一應この点をはつきりさせていただきたい。これについての御見解を伺いたいのであります。  それは、あらためて申し上げる必要もないのでありますが、物調法第一條の定義による國民所得の物を除く、こういうことになつておりまして、新品といえども、一ぺん國民の所得になつた場合は、これを古物とみなして取扱うかどうかということは、現在の生活状態から見……

第5回国会 地方行政委員会 第24号(1949/05/17、24期、日本社会党)

○足鹿委員 第一に、先般地方紙で見ますと、地方財政白書というものを地方財政委員会が御発表になつたように聞いておりますが、どういう内容のものでありますか。それをお示し願いたいと思います。第二に相当額の地方税引上げに伴つて、納税者の苦痛は察することができるのでありますが、これに対しまして納税貯金制度によつて、なるべく便宜分納の形式がとられるような制度がつくられたことはけつこうでありますが、これは地方の地方税に対しても適用できますか。私大藏委員会の経緯を存じておりませんが、その間の事情について承りたいと思います。それから今度の地方税改正案の第四の美術館、博物館等への入場問題でありますが、大臣の説明書……

第5回国会 地方行政委員会 第25号(1949/05/18、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先刻來地方財政制度の問題について、門司委員から現状の事実の上に立つて、いろいろと質疑が行われたのでありますが、私は財政法十條ないし九條等に関連いたしまして、積極的な面について大臣の御所見なり、またこの法律案を提出されるに至つた間における、以下私が申し上げますことについて、どのような研究と考慮が拂われて、こういうきわめて不十分な案が提出されたかということについて伺いたいと思うのであります。  まず第一に、地方財政法第十條例示の経費費目中の、負担割合の法定額を変更しなければならぬ問題はたくさんあると思うのであります。一々申し上げますと煩雜になりますので、一、二の事例を申し上げたいと思い……

第5回国会 地方行政委員会 第26号(1949/05/19、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單でありますが、今荻田さんのお話では、正当に地方が負担したものについては云々というお言葉があつたわけですが、現在の一億七千八百万円というものに対しては、どういうふうにお考えになつておるのですか。正当だとお考えになつておりますか。あるいはこれは檢討を要するというふうにお考えになつておりますか。それだけ伺います。
【次の発言】 これからもいろいろな問題があろうと思いますが、結局正当なという考え方、政府内部のことであるから、大藏省がそれに対してどういうふうな見解を持とうとも、話合いで話がつく、こういうふうな意外の御答弁であつたように思います。そうしますと、今の選挙管理委員会が正当と認め……

第5回国会 地方行政委員会 第28号(1949/05/21、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま川西委員から地方財政法の一部を改正する等の法律案に対する修正意見が提出されました。私どもこれに異議はないのであります。また他の原案につきましても、不満足ではありますが、現在の財政法が持つ欠陷を肝干除去いたしまして、一歩よい方向に進むことにおいて賛成をいたしたいと思うものであります。この際二つの点について要望いたしますから、特に委員長において本会議上程の際に、強く次に二点を御強調願い、政府においてもすみやかにこの要望事項に対して努力し、善処せられるようにとりはからわれたいと存ずるのであります。  すなわちまず第一に、地方財政法の第十條の規定による、國と地方公共團体の分担区分に……

第5回国会 地方行政委員会 第29号(1949/05/22、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私はただいま審議中の地方税法の一部改正法律案につきまして、その修正点を除きました原案に対し、日本社会党を代表いたしまして反対せんとするものであります。  まず最初に原案全体に對する総括的な反対の理由について申し述べたいと存じます。  第一に、地方財政に対する根本的解決策をたな上げにいたしまして、配付税その他の減額の穴埋めに地方自治体並びに地方住民に轉嫁しつつある点についてであります。すなわち政府は当然地方配付税法によりまして、地方公共団体に交付すべき配付税千百十六億円を、かつてに五百七十億円に減額したのでありますが、この差額は実に五百四十九億円の巨額に達するのであります。かりに百歩……

第5回国会 農林委員会 第45号(1949/09/07、24期、日本社会党)

○足鹿委員 三、四の問題について三浦長官にお尋ねをいたしたいと思います。まず第一に政府の未拂いに対しまする金融措置についてであります。聞くところによりますと、日銀はこれを割引して大体話合いがついた、こういうふうに聞いておるのでありますが、ただ金利の問題で大藏省と話合いがまだついておらない。しからば金利の問題とこの未拂い金に対する融資の問題を切り離してただちに御実行なさる御意思があるかどうか、この点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと別途にこの問題を解決するという御意思のように承りましたが、その別途解決の用意があるということは、具体的に申しますとどういうことでありますか。たとえ……

第5回国会 農林委員会 第47号(1949/09/09、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は米價審議会の問題について最初にお尋ねいたしたいと思います。今月の五、六両日にわたつて開かれた米價審議会に対して、政府は当初絶対これを非公開によつて開催をする、こういう方針であつたようであります。いろいろ委員会において審議の結果、制限つきというようなことで、委員の秘書として來た者については入場を認める。こういうことになりまして、一應進行したようでありますが、國民の生産者も消費者もともに関心の厚い米價審議会について、これを非公開にするという方針を持たれた意図はどこにあつたでありましようか。この点農林省の御意向をこの際同つておきたい。  第二には、聞くところによると、農林省には米價決……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 農林委員会 第9号(1949/11/22、24期、日本社会党)

○足鹿委員 生原を呼んだ目的については、先刻山下が出て来た経緯についてお答えになつたものであつて、その目的についてははつきりしておりませんが、それは何ですか。生原氏を呼んだ目的……
【次の発言】 一千万円のわくの拡大を認めたということをお認めになつておるようですが、それは三重林産燃料株式会社に対してのみでございますか、他にも集荷機関がありますか。
【次の発言】 さような奥地開発と申しますか、そういうように薪炭の奥地生産に協力した事実は、三重県においてはあるのですか、ないのですか。
【次の発言】 さらにもう一点お尋ねしたいのですが、時期的ないろいろのずれがあつて、はつきりしませんが、大体方針とし……

第6回国会 農林委員会 第11号(1949/11/25、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單にお尋ねいたしたいと思います。食確法の改正案に対する審議の基本的な問題は、やはり食糧需給推算ということに根本を置いて、私どもはよく今後の情勢とにらみ合せて、この問題を愼重に取扱いをして行かなければならぬと思う。従つてこれはあとでもけつこうでありますが、政府は肥料その他の補給金を撤廃する方針をすでに発表しておいでになる。その肥料その他の補給金の撤廃によつて、国内の米価へのはね返りがどの程度あるか。これを一点お尋ねしたい。大臣でなくてもよろしゆうございます。  なお二十二日に日英新通商協定が成立をし、三十万トンの食糧の輸入が決定的となつたが、この商業基金によつて輸入した食糧の配給価……

第6回国会 農林委員会 第12号(1949/11/26、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は主として食糧需給の面から見て、この食確法の質問をいたしたいと思いまして、その資料の御提示を願つたのであります。肥料その他の補給金の撤廃が、消費者米価にどうはね返つて来るか、また生産者にどういう影響が来るかというような問題が、具体的にはつきりしておらない。  また今度日英通商協定の成立によつて、商業基金に基く食糧は三十万トンがポンド地域からも入つて来る。こういう商業基金により輸入された食糧の消費者価格がどうして決定されるかということを考えないと、国内の食糧問題が正しく考えられることはできないのであります。そういう意味から資料の提示を願つたのであります。大臣にお尋ねいたしたいのは、……

第6回国会 農林委員会 第15号(1949/12/01、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいまの提案の御説明でやや明らかになつたのでありますが、現在のこの基金の運用事情をもう少し詳しく知りたいのであります。それに関する資料等がありましたら、御提出願いたいと思います。
【次の発言】 それをちよつと拝見しないと……。
【次の発言】 そうしてください。
【次の発言】 お尋ね申し上げたいのでありますが、まず油糧の資料をいただいたのでありますけれども、こういうものをただちによく分析検討することもできません。二枚目の二十四年度の油糧計画についてお尋ねを申し上げたいと思います。  まず最初に油糧の国内の買取りの率また輸入の率はどういうふうになつておりますか。国内及び国外から輸入す……

第6回国会 農林委員会 第16号(1949/12/02、24期、日本社会党)

○足鹿委員 小委員長の一番最後の御報告に、肥料価格の問題あるいは春肥の問題、肥料行政の問題について、新しく小委員会のごときものをつくつてもらいたいという小委員長の御報告がありました。この点について委員長の御意思をひとつお聞かせ願いたい。


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 農林委員会 第9号(1950/02/28、24期、日本社会党)

○足鹿委員 先刻の御答弁で、今後の需給問題等についても、いろいろと当局の御見解を承つたのでありますが、まず今後の需給の問題について二、三伺いたいと思います。全国的な状況はどうであるか、データーを持つておりませんが、実際地方的に見ますと、相当肥料の配給辞退の現象が起きております。現在の割当の方法に間違いのあることは、配給辞退の処理の方法でもわかるのでありますが、一旦配給辞退のあつたものは、その村における辞退量をさらに再割当をするという方法で今処理をされておりますから、中にはほしい者もありまして、一応それが消化されておる現状であろうと思うのであります。実際においては、最近の農村の行き詰まりから、将……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/01、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ごく簡単に二、三お尋ねを申し上げたいのであります。  この災害補償法の改正案とは直接関連はないのでありますが、同じ農林省で災害をお認めになつたものが、供出割当の面になりますると、それが必ずしも一致共通しない。また相手が大蔵省税務関係の場合は、さらにこの矛盾が著しい。たとえて申し上げますと、私どもがいろいろ農村課税の問題について、地方財務当局と懇談等をいたします場合に、国家の機関が、大体において本年の災害はこういう災害であつたということで、これに対して共済保険金を交付しておるのであるから、当然課税基準について考える場合には、農業共済関係の災害率というものを收入基準から差引くべきである……

第7回国会 農林委員会 第19号(1950/03/25、24期、日本社会党)

○足鹿委員 大臣に三、三お尋ねいたしたいのであります。去る三月七日でありましたか、天然資源局のウイリアムソン農業課長と農林大臣が面接をされた際に、食糧統制緩和に関する示唆を受けられたことが報ぜられ、爾来非常なシヨツクを各方面に與えておるのでありますが、今までの質疑応答を聞きますと、まだその示唆なるものの形が、私どもにははつきりしておらないのであります。昨年の秋発せられましたいも類に関する総司令部の覚書によりますと、その第三項によつて、かりに政府がいも類の統制を緩和いたしましても、ただちにそれが米麦の統制を緩和することを意味しないということが、はつきり文書によつて示達されておるのであります。その……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/03/27、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ただいま上程されておりまする食糧管理法の一部を改正する法律案ほか案件につきまして、日本社会党を代表して反対の意見を開陳いたしたいと存じます。  先刻来いろいろ御論議がかわされておりまするが、まず根本問題として食管法について意見を述べたいと思うのであります、すなわち現在の食糧政策は、これを概観してみまするのに、ほとんどその法律制定の基本が戰時立法的性格を多分に持つておるのでありまして、その意味において、いろいろな強制規定等があり、かつ政令あるいは命令等に委任する事項を多分に持つておりまして、ここにいろいろ供出問題をめぐつて、農村との間におもしろからざる事故が瀕発して来ておつたことは明……

第7回国会 農林委員会 第25号(1950/04/07、24期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に大臣にお尋ねをいたしたいと思います。ただいま淵君から、農協の基本問題についても触れられたのでありますが、重複を避けまして、端的にお伺いいたしたいと思います。結局私の大臣にお尋ねをいたしたいと思いますのは、日本の農業が新しい段階に今ぶつかりつつある。こういう重大なときにおきまして、政府がいろいろな農業施策を行つて行く今後の方針の中に、農業協同組合をどういう立場において見て行くか、農協と国家との関係は、政府としてはどうあるべきであるとお考えになつておるか、この点も大臣の御所見を最初に承りたいと思います。
【次の発言】 具体的な問題につきまして、お尋ねをしたいのでありますが、現在農……

第7回国会 農林委員会 第39号(1950/04/30、24期、日本社会党)

○足鹿委員 社会党は大体この法の精神につきましては了承いたしまして賛成をいたします。従来ただ要綱というものによつて災害補助がなされておつた。これが法律化されまして、その対象となる基準が一応明確になつた。その限りにおいて本法案に反対する理由を私どもは持たないのでありますが、先刻高田君よりもお話がありましたように、その内容に立ち入つて考えて見ますと、また他の一般災害との関係において、この法案の比較を考えて見ました場合に、きわめて農業を軽視しておる傾向がありまして、この点についてにまことに遺憾に考えておるものてあります。この伝案の題目にも暫定措置ということがうたつてありますが、あくまでもこれは暫定と……


■ページ上部へ

第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 農林委員会 第4号(1950/07/20、24期、日本社会党)

○足鹿委員 井上委員の御質問で、私の聞かんとした点も大体盡きておると思うのですが、二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。  山添さんにお尋ねしたいのですが、現在農村電力の普及奨励、そういうふうなことに当つているのに、大体農村電化推進委員会というような、配電会社あるいは関係農業団体とか、あるいは地方行政機関、そういうふうなものが寄りまして、推進委員会というような、きわめて微々たるものでお茶をにごしておる。こういうことで、ほんとうに将来の農業近代化の推進をして行くその基盤になるともいうような、農村電力の普及徹底、それに上る農業生産力の向上維持、あるいは農村の文化生活をつくる、そういうようなこ……

第8回国会 農林委員会 第6号(1950/07/26、24期、日本社会党)

○足鹿委員 関連いたしまして大臣にお伺いしたいのでありますが、報奨物資の問題につきましては、ここに処理案が出ているのであります。しかし報奨と名のつくものは、必ずしも物資のみに限つておらないのであります。たとえば本年産の麥に対して、予算に計上されているにもかかわらず、その報奨金の倍率を、政府内部においてはこれを下げようという方向に向つているようであります。先般の米価審議会におきましても、その報奨金の倍率につきましては、これを予算に計上されておられる二倍を実行していただきたいということについて、正式の答申案が政府に出されている。新聞紙上で見ますと、大臣いろいろ御盡力になつておるようでありますが、こ……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/27、24期、日本社会党)

○足鹿委員 今の問題に関連いたしますが、麦の超過金を削つて米価に織り込むということはやむを得ないという話でありますが、この切下げによつて生じた余裕金を、そのまま基本米価に繰り込んで行かれるのでありますか。その点はつきり伺いたい。
【次の発言】 私どもがなぜその点について不安を持つているかというと、食管会計の全般を通じて、最近においてはまた賃金ベースの引上げから来る行政費が膨脹して来る面も出て来るでしよう。また今の調子で行けば配給辞退というようなことは、相当とまつて来るかもしれませんが、また見方によつては、その成行きというものはまつたく見当がつかない。それによつて赤字の増減が起きて来る。またいも……

第8回国会 農林委員会 第9号(1950/07/29、24期、日本社会党)

○足鹿委員 今の肥料の取締りの問題について、河野委員の御質問に関連してお尋ね申し上げたいのですが、今まで配給になつております、たとえば硫安については、成分、肥効の点等について、農林省としてはこれをどういうふうにして検定し、成分の正確であるかいないかということについて、いかような措置をおとりになつておるか、それをひとつ承りたい。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 そうしますと、そのお調べになつた結果について、どういう成績が現われておるか。そのものは資料としていただけますか。おやりになつたのであるから、その結果はわかつておるはずです。

第8回国会 農林委員会 第12号(1950/08/17、24期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣の御出席がないようでありますので、農政局長なり関係の大蔵省の係の方に伺いたいのでありますが、先般の閣議において食糧の一割増産ということが御決定になつた。しかしまだ正式に私どもはその構想と申しますか、概要というものについては承つておらない。本日この「来年度農林予算の要求概況」という資料をいただいたのでありますが、この中において、いわゆる一割増産確保に該当するものが含まれておるとは大体想像できますが、とても煩雑で私どもこれを検討する余裕もありませんが、これはどういう関係になつているのか、一割増産の確保に対するところの予算は、この中にどういう形において含まれておるか、それを知る資……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 農林委員会 第4号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○足鹿委員 最初に米価の問題からお尋ねをしたいのであります。本年産の米価の問題につきましては、二十九日から一日まで米価審議会が開催されまして、政府の諮問案について審議せられたのでありますが、その結果委員会は、価格算定の方式は生産費計算方式によるということ、またその結果出された五千八百円の修正生産費方式による米価を適当と認めて、政府に答申をし、なお五箇條の建議が行われたのであります。この点につきまして、目下予算委員会は開会中でありまして、政府がこの審議会の答申を真に尊重せられまして、これが実現を期されるならば、本日をおいてもはや余日がないことになるのであります。委員会におきましても、審議会の審議……

第9回国会 農林委員会 第9号(1950/12/09、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單なことですが、私よく肥料問題の内容を知らぬのですが、先刻から政府手持ちの公団の保有量の放出ということが盛んに言われております。その数量、また種類別の数量、その内容を今おわかりになりましたら、ちよつと伺いたいと思います。七月末と現在と……。
【次の発言】 大体その問題はよろしゆうございます。先刻ちよつと非公式に河野委員の御意見に御注意申し上げたのですが、肥料の値上り分の米価のバツク・ペイの問題であります。しかしこれは五千五百三十九円に政府はまだおきめになつておりませんと思います。その点ははつきりと御訂正を願いたいと思います。特にこの問題でわれわれは非常に憂慮をいたしておるのであり……


■ページ上部へ

第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/02、24期、日本社会党)

○足鹿委員 いろいろと明らかになつた点があるのでありますが、今局長の御説明によりますと、学制の改革によつて、本年三月卒業する者を救うためにこの法律の改正案が出た、こういうことに重点が置かれておるという、それだつたら、先刻も言われましたように、七千四百名の者のうち、八〇%がいわゆる昭和二十九年からは試験にパスしなければ、無試験の免許がとれなくなつて来る。いわゆる結果からみると失業という形が出て来る、そういうことになるでしよう。免許所有者で資格を有する者が一万三千三百三十六名、このうち現存やつておる者が七千四百名ということになり、そのうち八〇%がいわゆる軍隊関係で、今まで無試験でやつておつた者とい……

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/05、24期、日本社会党)

○足鹿委員 農業委員法の問題は他日またお尋ねする機会があろうと思うのですが、ただ私は局長所管の関係で一、二お尋ねをしたいと思うのです。最初にお尋ねしたいのは、米価の問題に重大な関連を持つている点についてであります。すなわち、従来はパリティーによつて決定されておつた。しかし二十五年産米からパリティーの出た指数プラス、アルファという形式が新しくとられて来ております。そのこと自体すでにパリティーの方式が大きな矛盾を現わして、これをアルファという形でカバーしているというかつこうが出て来ているのであります。従つてここに一つの新しい年産費計算方式ということが問題となつており、前第九国会におきましても、この……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/06、24期、日本社会党)

○足鹿委員 二、三お尋ねいたしたいのです。開拓問題につきまして、局長の御説明は全般を通じてきわめて簡單でありまして、われわれよく理解のつかない点があるのでありますが、特に昨年度の予算と本年度の予算の面において、開拓地営農に対して具体的にどういう措置をお講じになつているか、またどういう構想で計画を立てられたかということについて、いま少し実情を御説明願いたいと思うのであります。私ども現在の開拓地の現状を見ております者といたしましては、日本の零細農業の欠陷を、開拓地において最も典型的に表現をしておるのでありまして、これに対しましては、相当大きな国家の援助がなかつたならば、開拓地の営農が成り立たないと……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/20、24期、日本社会党)

○足鹿委員 簡單に二つ。私は先回農業災害補償法の一部改正法が出たときにも申し上げたのですが、現在各都道府県の共済連合会が、ほとんど支拂金に行き詰つておる。その事実は農林当局もよく御存じだろうと思う。これに対しては、近時異常なる災害が各地に頻発をして、補償法ができた当時の日本の基礎的條件というものが相当かわつておるのではなかろうか、そういうことも私ども考えられるのであります。従つて、これは部分的な改正や、法律をいじくることによつては、ほんとうに生産農家の再生産を補償する一つの共済制度としての本旨を、全うすることはできない事態に至つていやしないかと思う。その点について農林当局は、全面的にこの災害補……

第10回国会 農林委員会 第17号(1951/03/07、24期、日本社会党)

○足鹿委員 大臣にちよつとお尋ねしたいのであります。要するにただいま御提案になりました二つの法案、並びに先日来審議をいたしております農業委員会法案、これは三者とも密接不離な関係に立つ法案でありまして、その目的とするところは、日本の食糧政策の大きな転換を企図しておるやにわれわれは見受けるのであります。政府は従来食糧の国内自給度を高めて行くという基本方針を根幹にして、あらゆる食糧政策を遂行して行くのであるということをしばしば言明されておるのでありますが、ただいま御提案になりましたこれらの三つの法案をわれわれが審議いたした場合、必ずしも政府が従来考えておられたような、そういう方向にマッチする法案であ……

第10回国会 農林委員会 第20号(1951/03/13、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は食糧問題について重要な質問を申し上げたいのでありますが、専門的な知識をお持ちになつている関係の政府委員がおいでになりますか。
【次の発言】 それでは食糧問題につきましては、安孫子長官がおいでになりますまで、これはあとまわしにして、留保しておきますので、おいでになりましたならば、ひとつ、委員長の方において再び適当な発言の機会をお与えいただくようにお願いをいたしておきます。  私は農業委員会法案につきまして二、三政府にお伺いをいたしたいと存じます。農業委員会法は、その提案の理由等を見ますると、まことにもつともらしい理由が並べてあるのでありますが、その実質的な、財政的な、予算的な裏づ……

第10回国会 農林委員会 第21号(1951/03/14、24期、日本社会党)

○足鹿委員 ごく簡單な問題でありますが、非常に重要な点でありますので、一、二点お尋ねをいたしたいと思います。  第一点は、この積雪寒冷單作地帶振興臨時措置法案の積雪寒冷單作地域は、主として北海道、東北、北陸等の地域に限られておるがごとき印象を受け、北海道、東北、北陸の振興法案の別名であるかのごとき誤解もあるようであります。しかし法案の示しておるところによりますと、これはただ單に東北、北陸、北海道等の地域に限定されるべき性質のものでないことは明らかであります。さてそこで問題になりますことは、この積雪寒冷單作地帶の定義について、私どもが参考書類としてもらいましたもの、また法案によつて見ましても、き……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/19、24期、日本社会党)

○足鹿委員 私は、食糧管理法の一部改正並びに食糧の政府買入数量の指示に関する法律案審議に関連いたしまして、二、三お尋ね申し上げたいのです。それは、この法律の中心である麦の統制撤廃問題に対して、最近において総司令部関係から、短時日の間にいろいろな覚書等が発せられているやに聞いておるのであります。またそれをわれわれ考えますと、必ずしも政府が考えておる麦の統制撤廃を指示しておるとも考えられないように、新聞紙上においては見受けておるのであります。これと相呼応するかのごとく、全国の農民団体は、こぞつて麦の統制撤廃に反対をし、そうして先般東京において大会を開いて、正式な態度を決定しておるのであります。これ……

第10回国会 農林委員会 第48号(1951/07/13、24期、日本社会党)

○足鹿委員 農林大臣にお尋ねをいたします。先ほどの質疑応答におきまして、現段階においては折衝の内容について発表できないということを、特に特別加算額の問題についてお答えがあつたのでありますが、大体当初私どもが特別加算額の問題について、いろいろと関係筋の意向を新聞紙上あるいは政府等からお聞きした際に、特別加算額そのものがまずいのである。特別加算額は理論的にも現段階においては支出の必要がないのであるというふうな、関係筋の意向であつたように政府も言われ、またさように伝えられておりました。ただいまの御答弁を聞いておりますと、特別加算額の問題については、大体において政府のお考えを受入れられるかのごとくにわ……

第10回国会 農林委員会 第49号(1951/07/14、24期、日本社会党)

○足鹿委員 安本長官は本日おいでにならぬですか。
【次の発言】 そうしますと、熊田次長で御存じの点があつたらこの機会に御発表願いたいのですが、昨日の新聞紙に、この加算額の問題その他について、安本長官と関係当局との交渉の概要が出ておつたと思います。この点につきまして、熊田次長はその会合に一緒においでになつたと想像するのでありますが、もう少しその内容について、この際御発表願えたならばお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 おわかりにならねばいたし方ありませんが、そういたしますと、安定本部としてのバツク・ペイと特別加算の問題に対しては、先刻来根本農相からも、いろいろと農相としての御見解を発表にな……


■ページ上部へ

第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 農林委員会 第7号(1951/11/10、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 この法案の御趣旨については直接関連はないのでありますが、再建整備の対象になつた組合に対する御措置は、次々といろいろ講じられておられますけれども、私はその全体としての協同組合の組織が強化され、そして確立されて行く基本的な施策がもつと欠けておるのじやないかと思うのです。それにつきましても、再建整備の対象となつたものに対しては、出資金に対して政府が援助を与えるといういろいろな措置が講じられておりますが、その対象にならないところの組合の出資の増強と申しますか、それについてはほとんど見るべき効果が上つていないと私は思うのです。相当効果の上つた組合もあるけれども、逆に自己出資の増加が遅々として……

第12回国会 農林委員会 第8号(1951/11/13、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 委員長に議事進行についてお願いしたいのです。一昨々日のこの審査の際に千賀委員長にもお願いをいたし御了解を得ておいたのでありますが、この法案につきましては異論はなく賛成いたしたいと思つております。しかしながら問題はかような部分的な問題をもつてしては農協の現状に対する基本的な対策とは言いにくいのでありまして、問題は米麦の統制撤廃問題と密接な関連におきまして、農協はその経営の面におきましても非常に重大な危機に直面をいたしているのであります。従つてこれらの問題に関連をして、農林大臣の農業協同組合に対する基本的な御所見をこの機会に承りたい。さような意味から委員長の御了解を得ましたところ、本日……

第12回国会 農林委員会 第10号(1951/11/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 農林大臣がおいでになりましたから、基本問題について、ごく簡単に二、三お尋ねをいたしたいと思います。生糸のみならず、茶にいたしましても、あるいは輸出カン詰にいたしましても、輸出農商品に対する政府の基本的な今後の方針は、この蚕糸業対策にある程度現われておると解釈していいと思う。この問題は、単に蚕糸対策のみと解釈することはできない。昭和二十四年四月に為替が再開し、また同年の十月にフロアプライスがやめになつて、爾来生糸も急激な値下げを受け、輸出農産品は非常な乱調子になつて、業界の受けた打撃も大きいし、従つてまた農民のこうむつた被害は甚大なのであります。フロアプライス廃止以来乱調子になつて来……

第12回国会 農林委員会 第11号(1951/11/16、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 実は関根さんにお尋ねいたしたい点がたくさんあつたのでありますが、お帰りになつたようでありますから、残念ながら割愛いたしまして、他の方にお尋ねいたしたいと思います。  吉田さんにお尋ねいたしたいのでありますが、糸価の安定が蚕糸業の安定だというふうにお考えになりまして、下値もがつちり押えなければならぬが、高値も押えなければならぬ。こういう御意見であります。優先的に繭価の安定が中心となつて行くためには、かりに糸価が二十万円になり、十八万円になつた場合の繭価の比率は、どういう線が妥当であるとお考えになりますか。その点をお伺いいたしたい。

第12回国会 農林委員会 第12号(1951/11/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私は、本法案につきまして反対の意見を述べたいと存じます。  まず第一点は、本法案は法案の名前は繭糸価格安定法となつておりますが、法第一條並びに第十條あるいは第十四條、第十五條等を見ますならば、あくまでもそれは糸価優先であり、輸出優先の根本思想によつて立案をせられ、法案が構成されており、養蚕農民の立場がきわめて稀薄に取扱われているという点に基本的な誤謬があることを指摘いたしたいと思うのであります。元来糸価の安定を望まない者は何人といえどもありません。私どもといえども、これに対しては何らの異論を持つものではありません。しかしながらこの糸価の安定と並行して繭価の安定が確保されて、初めてこ……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 農林委員会 第4号(1952/01/31、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私は農林大臣に大きな問題を三つにわけましてお尋ねいたしたい。第一の問題は講和発効後に伴う政府の農林政策の基調とでも言いますか、第二が農林大臣の御説明にありました政府の農林政策当面の目標について、第三点は農林政策の実施と農林組織というような組織問題について伺いたいと思うのであります。  第一の講和発効後に伴う政府の農林政策の基調の問題についてでありますが、時間がございませんからきわめて要約し、他の同僚委員との重複を避けて行きたいと思います。選挙の前でもありますし、農村を非常に重観した予算を組んだというお話でありますが、私どもこれは失礼な申分でありましようが、この予算を見まして、政府が……

第13回国会 農林委員会 第5号(1952/02/01、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 二、三お尋ねをいたしたいと思います。まず最初に麦の問題を東畑さんにお尋ねいたしたいのです。麦の統制撤廃の時期はいつごろの見込みでありますか。
【次の発言】 愼重に御検討になるのもいいのですが、大体ものには見当というものがなければならぬ。たとえば流通機構の整備について見ましても、ある一つの目標が立てられて、そして自由になつたときの対策というものが政府になければならぬ。巷間伝えられるところによると四月説、あるいは六月説もある。大体の見当すらもつかないのでありますか。愼重と大体の見当は別なものであつて、その点についていま少し明らかにされた方がいいのではないかと私は思うのです。御答弁がなけ……

第13回国会 農林委員会 第15号(1952/03/19、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 簡単に他の委員の御質問と重複しないように、二、三お尋ねいたしたいと思います。  肥料の統制が撤廃になつたときに、全購連が大体統制撤廃に賛成をした。その当時のいわゆる配給ルートについての全購連の意図というものは、大体配給ルートについては農業協同組合一本やりの構想を確立し得られるものという前提に立つて、政府が農業協同組合の育成強化の面なり、消費規正なり、価格の抑制なり、いろいろな点もおそらく農業協同組合の面を通じてやるであろうという考え方に立つて賛成したものだと、そう私は解釈しておつた。ところがその後の配給の実態というものを見ておりますと、中央においてはメーカー五割、全購連五割というよ……

第13回国会 農林委員会 第16号(1952/03/20、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 ごく簡單に一、二お尋ねいたします。この金額は一億六十五万五千円となつておりますが、これはいつ現在でありますか。
【次の発言】 二月一日現在と申しますと、さかのぼつて昭和二十一年三月に、日本蚕糸統制株式会社というものが解散になつておるのですが、そのときから現在までずつと一億六十五万五千円であつたという意味ですか、やはり解散当時の金額でしようか。
【次の発言】 ちよつとわからないのですが、そうすると、昭和二十一年三月には九千八百万円であつた。二十三年閉鎖機関に指定されるまでに、いろいろ手持ち生糸の清算をしたり、その他のことによつて得たものを加算した額が一億六十五万五千円、その後は全然移……

第13回国会 農林委員会 第21号(1952/04/02、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 お伺いいたしたいことは、第二條の「過重な労働を必要とする」といういわゆる法の定義についてであります。過重な労働というようなきわめて抽象的な漠然とした言葉が使つてありますが、これはどういう意味ですか。
【次の発言】 薬師神さんの御説明で大体わかつたわけでありますが、そうしますと過重な労働というものの判定は、牛馬車その他農機具は用いられないので、人力をもつて肥料の運搬あるいは收獲物の運搬その他生産に必要ないろいろな仕事をする場合を大体漠然とさすわけで、ほかには何もないわけですね。その辺が、今後の指定を行つて行く場合には、必ずこういう抽象的な言葉では問題が起きると思うので、はつきりしてお……

第13回国会 農林委員会 第27号(1952/04/24、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 たいへん他の委員の御質問を妨げるようで恐縮でありますが、この際農林大臣に対しまして、大臣御所管の関係を中心とし、過般の鳥取大火の救急並びに復興対策について実情を申し上げて、これが復興について一段と御協力を願うとともに、政府の御所見をこの際承つておきたいと存ずるものであります。  御承知のように、去る十七日の鳥取の大火は戰後まれに見る大火でありまして、周辺を除いた市の経済力あるいは文化、政治、一切の中心になるものが焼失をいたしまして、しかも十二時間に五千数百戸を焼失するという悲惨事が起きましたために、まつたく関東大震災の縮図を鳥取市に見るがごとき、さんたんたる状態を呈しました。これが……

第13回国会 農林委員会 第28号(1952/04/25、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 大臣に対して御質問申し上げようと存じておりましたが、まだおお見えになりませんので、大臣に対する質問を一応留保いたしまして、食糧庁長官に事務的な問題についてお尋ね申し上げたいと思います。中途で切れましたら、またあとでひとつ引続き発言を許していただきたいと存じます。  統制廃止後の麦類の需給調整対策要綱というものがありますが、これはあくまでも政府の行政措置としてこういう措置を行われるのでありますが、その運用についてはどういうふうにお考えになつておりますか、この点をまずお伺いをいたしたいと存じます。
【次の発言】 大体この対策要項は政令に盛る、こういう御方針を伺いました。問題は価格問題で……

第13回国会 農林委員会 第29号(1952/04/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 食障庁長官に二、三お尋ねをいたしたいと思いますが、中間経費は、幾ら見ておいでになりますか。
【次の発言】 今のはトン当りですか。
【次の発言】 俵当りで言つてください。農民はトンなんかで売らない。
【次の発言】 この中間経費は年間一律ですか。何か政府の事情によつてはこれは変更されるのでありますか。それとも年間一律で、ただいま御発表になつたもので進まれるのでありますか。この点お伺いいたしておきたい。
【次の発言】 政府の買入れ価格に中間経費すなわち今長官が申されました額を加算した価格をもつて葦の売渡し価格とされる、こういうわけですか。

第13回国会 農林委員会 第30号(1952/04/30、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 関連しまして提案者にお伺いいたしておきます。ただいまの竹村委員の質問に対してきわめて漠然とした答弁がありました。ここに「再生産ヲ確保スル」という言葉が使つてありますが、問題はこの確保する手段についてであろうと思うのであります。従来農民団体あるいは農業団体がしばしば民主的な食糧管理法の制定をめぐつて要求をして来たことは、すなわちこの確保の手段がきわめて不明確であるからこそ、いわゆる食管法の一部の中に、あるいはその算定方式については、生産費を中心として経済事情を参配し、あるいはパリティを勘案してというふうな表現をもつて要求をし、これが決定方式については米価審議会の議決を経て当然きめられ……

第13回国会 農林委員会 第31号(1952/05/08、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 最初に資料がございましたらお願いしたいのです。町村の共済組合長が農業協同組合長あるいは町村長と兼務をしている事例が相当あるだろうと思いますが、それらの資料がありますかどうか。またその職員についても、協同組合の技術員が共済組合の損害の評価委員を担当しておると思います。相当兼務の事例も多いと思いますが、それらについてお調べになつたものがありましたらいただきたい。それから第二が掛金の未納額、全国で年度別に未納額がどういうふうになつておりますか、それに対して町村長に強制徴収を委託された件数なり金額はどういうふうになつておりますか。未納額並びにこれに対する処置等についての何か関係資料がありま……

第13回国会 農林委員会 第32号(1952/05/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私は先般の審議の際におりませんので、いろいろお尋ねを申し上げたいことがたくさんありますが、突然の御提案でありまして、伺つてみたい点についてまだ十分用意がありませんので、きわめて雑駁に、ただいま承りました提案理由を中心に二、三お尋ねを申し上げ、後日にさらに質疑を継続させていただきたいと存じますから、委員長においても御了承の上、よろしくお願いをいたしたいと思います。  この畜犬競技法を施行した場合に、その利益としてあげておられる二、三のうち、窮迫せる地方財政に貢献ができるということを申しておられますが、提案者の御検討になつておりますところでは、地方財政にどの程度財政的に寄與することがで……

第13回国会 農林委員会 第34号(1952/05/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 日本社会党第二十三控室は、本案並びに修正案に対しまして反対であります。反対の意見は多くを申し上げる必要はないと存じますが、現在の日本の置かれておりまする立場をよく考えてみました場合に、本法案に盛られておりまする、あるいは畜犬行政を財政的に裏づけて行くとか、あるいは地方自治体の財政に寄與するとかという、一応合理的な法案の目的は示されておりますが、結局においてこれは世をあげて賭博狂の時代を現出し、そうしてその得られた若干の利益が地方自治体に還元されるといたしましても、それはとつてもつて地方住民がみずからの射倖心を刺激されることによつて投じた金がみずからの手へもどつて来るということだけで……

第13回国会 農林委員会 第35号(1952/05/16、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 昨日触れなかつた点につきまして、引続いてお尋ねをいたしたいと思います。共済組合の組織体系なりその運営の問題についてでありますが、先日私がお願いをいたしました資料を拝見いたしますと、私が指摘しました通り、町村の単位共済組合の運営は、事実上単位農業協同組合が名実ともに運営に当つておることが、この古い二十五年十一月末の調査によつても明らかであります。たとえば事務所が農協と同一なものについて見ましても、八三%の多きに達しておる。組合長の兼務しておるものが六六%に達しておる。あるいは職員の兼職等につきましても、協同組合の職員との兼務が圧倒的に多いというふうに実際はなつておるのであります。これ……

第13回国会 農林委員会 第37号(1952/05/22、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 今いろいろ経過をお伺いしたのでありますが、元来今回十九万トンを全購連が政府融資を受けて一応買いつけるということは、先般の肥料小委員会においても、全購連当局にも来てもらいまして、いろいろその目的について質問もし、意見の交換もしたのでありますが、政府のこれに対して協力をして行かれるという意図は、どこまでも私は農民のための措置でなければならぬと思うのであります。今聞いておりますと、全購連にも融資する、メーカー筋にも融資をする、こういうことになりますと、世間が考えておつたように、これは値下りに対するてこ入れであろう、農村ではこういう非難が非常にあるのでありますが、今政務次官のお話を聞いてお……

第13回国会 農林委員会 第38号(1952/05/23、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 政府にお尋ねいたしたいと思います。今竹村委員から農産物種子の検査規格等について質問になりましたことに関連をしておりますから、それから先にお尋ねしたいと思います。  昨年産の、これは主として北海道で生産される種ばれいしよの問題について伺いたいのですが、北海道の種ばれいしよは、全国に百万俵以上も配付するきわめて大量産地なんです。これに対して相当食糧用が混入しておつたり、あるいは植物防疫法の不徹底の点から、病害、すなわちバイラスとかあるいはリング・ロツトとかいうようなものの相当多いものが市販に供されて非常に迷惑を受けておりますが、この責任は道ですか、あるいは国ですか、どういうふうになるの……

第13回国会 農林委員会 第42号(1952/06/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 私も、本議案に関連して開拓政策の問題について伺いたいと思つておりましたが、他の機会でもまた発言の機会はあるようでありますので、ほんの二、三、今の竹村委員が御質問になりました点と関連いたしまして、開拓政策の全般について若干お尋ねをしてみたいと思います。  接收地の問題が今やかましくなつておりますが、補償基準の問題で、大蔵省その他ともなかなか意見が一致を見てないように聞いておりますが、この点についての折衡の現在までの経過ばどういうふうになつておりますか、それを一つお伺いいたしたいのであります。それから補償金なり賠償金をもらつた農家に対しての課税免除のことを、関係方面でも相当期待をいたし……

第13回国会 農林委員会 第47号(1952/06/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 ただいま審議されております農地法並びに同法施行法案及び修正案に対しまして、日本社会党第二十三控室は條件を付して賛成をいたさんとするものであります。以下私どもの基本的な、あるいは具体的な態度を明らかにいたしたいと思います。  農地法案は、現行の農地関係の法令が、講和発効に伴うポツダム政令が来る十月二十五日限り失効するので、新たなる立法措置がない限り、土地台帳法から賃貸価格が削られたので、自作農創設特別措置法の買収価格の規定が無効となりまして、今後不在地主や、一町歩以上の小作地を持つ地主が発生いたしましても、これを放任するのほかなく、また一方自作農維持金融も、政府への買取り申込みはポ政……


足鹿覚[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院24期)

足鹿覚[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○足鹿委員 なるべく重複を避けて農林大臣にお伺いいたしたいと思います。今までの質疑応答でいろいろお聞きしたいこともあつたのでありますが、尽きておる点もあろうと思います。しかし若干観点をかえまして二、三お尋ねいたしたいと思うのであります。今回の行政整理にいたしましても、先回の行政整理にしましても、その基本的に貫ぬかれておる共通性は、私をして言わせますならば、きわめて画一的に行われておるという点であろうと思います。特に日本農業の特殊性から考えて、これを主管しておられる農林大臣としては、この画一的な行政整理の方針に対して、どのように日本農業の特殊性を強調せられ、そしてその観点から画一に堕することなき……



足鹿覚[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

足鹿覚[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期-27期-28期-29期-30期
足鹿覚[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 24期在籍の他の議員はこちら→24期衆議院議員(五十音順) 24期衆議院議員(選挙区順) 24期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。