このページでは橋本龍伍衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○橋本龍伍君 私は、ただいま提案になつておりまする、足鹿覺君外百五十七名提出にかかる、日本国有鉄道公社従業員の給與に関する公共企業体仲裁委員会の裁定全額実現要求の決議案について、民主自由党を代表して、提案者に少しく質問をいたしたいと思うものであります。(拍手) わが党提出の決議案の趣旨弁明に明らかなるごとく、国鉄従業員の生活の実情から見ましても、また公共企業体労働関係法制定の趣旨から見ましても、これをできるだけ尊重すべきことは論をまたないところであります。われわれが、先般来、この裁定案の趣旨に沿つて解決をはかるために、いかなる努力をしてきたかは、野党の諸君の意図いかんにかかわらず、労働組合の……
○国務大臣(橋本龍伍君) お答えを申し上げます。 戰傷病者及び戰歿者の遺族等の処遇の問題に関しましては、政府といたしましても、従来から、その精神的な扱いにつきまして、また物質的な扱いにつきまして、両面ともいういろいろ努力をいたして参りました。戰後、極東委員会の指令がございまして、なかなかうまく行きませんでしたが、精神的な面の問題につきましては、先月サンフランシスコ会議の後におきまして、初めて、慰霊祭等の問題につきましては、特に戰歿者の遺族等を冷たい扱いをすることなしに、普通に慰霊祭等を催してよろしいというふうに話をまとめることができたのであります。なお物質的な面の問題に関しましては、できるだ……
○国務大臣(橋本龍伍君) 米食率が今後下るというようなお話でありましたが、これは私はどういう理由であるか、よくのみ込めないのであります。おそらく米食率が特に今後相対的に下るということは考えられないと思いますが、ただ米食と米食以外のものとの栄養的な関係についてはお答えを申し上げます。米は穀物の中で主食として重要な位置を占めてはおりますけれども、元来主として嗜好、好みに由来しておる点が多いと考えられるのでありまして、今までいろいろ研究いたしましたが、米を栄養学的に見ますれば、穀物として必ずしも偏重すべきものではないのでありまして、十分小麦その他で代替し得ペぎものでございます。こういうような理由によ……
○国務大臣(橋本龍伍君) ただいま決議に相なりました国民健康保險の強化に関しましては、まことにお説の通りでございまして、国民健康保險制度の充実強化をはかることは差迫つてきわめて必要であるにかかわりませず、今日の国民健康保險の現状はきわめて困難であることを痛感いたしておる次第でございます。国民健康保險の強化に関する決議の御趣旨に沿いまして、今日までもそのつもりでやつて参りましたが、今後ますますその方向で努力をいたします。(拍手)
○国務大臣(橋本龍伍君) ただいまの御質問にお答え申し上げます。内閣総理大臣及び大蔵大臣に質問の部分につきましても、私としても一言申し上げておきたいのでお答えを申します。 社会保障制度審議会の勧告につきましては、第一次の勧告を昨年いただきました。これは内閣全体に関係いたしまするが、厚生省に関係する部分が最も多いのであります。第一次の勧告の中でできるだけこれを実現いたしたいと思いまして、社会保險の事務費の増額でありまするとか、そのほか社会保險の充実、ストレプトマイシン、パス、人工気胸等に対しまする国庫の補助等の結核対策、それから社会福祉事業法の制定というような点を、第一次の勧告の中で今日まで実……
○国務大臣(橋本龍伍君) 福田議員の御質問に答弁を申し上げます。 政府は、社会保障制度審議会の勧告の線に沿いまして、その実現に努力をいたしておるのであります。今日日本の社会保障制度は、御承知の通り健康保險法、国民健康保險法、生活保護法、政府職員の共済組合法、社会福祉事業法、また身体障害者福祉法、兒童福祉法といつたような体系をとつておりまして、大体の仕組みは、イギリスでとつている六つの体系と同じような行き方であります。今、社会保障制度の確立という言葉を使われましたが、確立というのは程度の問題であろうと思います。日本が今日の財政状態におきましてとつておりますところの社会保障の諸制度は相当充実した……
○橋本龍伍君 御説明申し上げます。お願いをいたしておりますのは、現在できております岡山縣から島根縣に通じます伯備線敷設の際の予定路線が二つありまして、現在は高梁川沿いの方を通つておるのでありますが、案に上りながら、だめになつてしまつた路線でございます。本來伯備線を通そうかと考えたくらいのところでありますから、きわめて重要な路線でありまして、伯備線の高梁から西北へ行きまして、南阿を通り、阿哲郡の新見に抜ける行路であります。これは貨物からいいましても、旅客からいいましても、非常に重要な所なのでございますが、伯備線の敷設関係で現在特に川上郡におきしましては、非常に不便な状態で、あらゆる面で開発が遅れ……
○橋本龍伍君 簡單に御説明申し上げます。現在砂利、砂、碎石等につきましては、價格調整公團において全國的なプール計算をいたして、價格統制をやつておるのでございます。ところが、私は岡山縣でありますが、御承知のように、御影石その他こういう方面の産地でありますので、目の前に品物を置きながら、これを高く買わなければならないというわけであります。その場で砂利や石の出るところと、少し離れているところでは違いまするけれども、普通の値段に比して、高いところは倍くらいの値段で買わなければなりませんし、全縣平均でも、普通の値段よりも四割ないし五割、わざと高く買わされておるわけでございます。これは全國的なプール計算を……
○橋本(龍)委員 今御発言になりました点について、私どもももちろんそういうことを要望する点においてはやぶさかでないので、從來からもできるだけの努力をいたして來たわけでありまするが、現在非常にデリケートな交渉をしておる最中でもあるようでございまするし、もう少しいろいろな説明を聞きたい点もありまするし、本委員会の決議とか、申合せとかいうことでなくて、ここで強く各委員が要望したということを速記録にとどめておく程度で結構じやないかと思います。
【次の発言】 この委員会として配付税の増額を要望するということについては、委員長から先ほどお話があつたように、各委員一人も反対の方はないと思いまするし、私どもも……
○橋本(龍)委員 私、ちようどただいま今後研究すべき問題につきまして委員長から御相談がありましたので、ここでその責任上委員の各位に御報告申し上げると同時に、委員長にもお願いいたしたいのであります。ちようどまだ國会が活動を開始しておりませんので委員各位があまりおでましになつておりません時分に、横浜その他五大市の市長が、議会に陳情に見られまして、そのときに地方行政委員長あてに二つの陳情書を出されたのであります。これは委員長にお渡しをいたしておきましたが、たまたまそのときに、私と、横浜から出ております三浦君と二人で聞きましたので、そのことを申し上げておきたいと思います。その第一点は、地方において今財……
○橋本(龍)委員 今の藤枝委員の質問に関連して、私人事院総裁にお尋ねをいたしたいと思います。ただいまの人事院総裁の御答弁を承つたのですが、まことに不満であります。この三十九條の第二項に「人事院は、職階制を立案し、官職を職務の種類及び複雑と責任の度に応じて、分類整理しなければならない。」と書いてあります。そうするとこの分類整理したものが職階制であるとしかどうしても考えられない。そうするとその職階制を法律で定めるというのですから、分類整理した結果を法律で定めなければいかぬというふうにしか読めないのですが、重ねて第二十九條の一項、二項をどういうふうに読まれて、今人事院総裁の言われたような結論が出るの……
○橋本(龍)委員 午前中二十九條の解釈で政府委員に御答弁を伺つたのですが、私は少し観点をかえて、ちよつと同じ問題で確かめておきたい問題があるのでございます。私も二十九條の解釈については藤枝委員の質問されたと同じ意見であります。ただ人事院の力で職階制というものは計画であるという御答弁がありましたが、これは私も実は職階制というのは計画だと思つております。それはつまり人事院の方で説明をされたように、あらゆる官職を分類して職種と職級にわけられておる。それがすなわちあらゆる官職をわけるために格付をするための計画であるには違いない。しかし考え方として山下人事官の方から御説明がありました現実にある官職を分類……
○橋本(龍)委員 この際、この法律を出された意味を伺いたいと思います。海外移住ができなくなつてから年が久しく、終戰後は特にこういう状態になつたわけですが、これは單にいらぬ法律を置いていたのをこの際思い出してやめられるというだけですが。それとも何らか発展的な意味があつて、終戦以来海外移住については目途が立たなかつたけれども、移住が再開されそうであるからそのためには従来の移住法はない方がいいというような意味があるのでありますが。もしそういう関係で先に対する見通しが何にもないならば、移住が再開されてあるいは役に立つかもしれぬという気持があるなら、これは置いておいてもいいんじやないかという感じがいたし……
○橋本(龍)委員 先ほど小川委員から沖縄工事につきまして、戰争準備云々というお話がありましたけれども、普通戰争準備というと、戰争を積極的に始めるための準備という感じがいたしまして、外務委員会でそのまま承ることはちよつと重大ではないかと思います。それで沖縄は目下米軍の占領地であります。そうして米軍のことでありよすから、日本とは直接関係のないことでありますが、軍備の本来の使命は、侵略戰争への防衛にあるはずでありますので、日本とは直接関係ないことではありますが、戰争準備という言葉を軍備というふうに言い直していただいた方が、外務委員会で承るには穏当ではないかと思いますが、ひとつお考え願いたいと思います……
○橋本(龍)委員 本日の予算委員会は先ほど委員長から趣旨についてお話がありました通り、昭和二十六年度の予算編成方針並びに朝鮮事件後のいろいろな影響等について審議をするという趣旨でございまするので、私もその両者を込めて少しく質問いたしたいと思います。 まず朝鮮事件勃発後の日本の財政、経済全体に対する考え方の問題でありますが、朝鮮事件が勃発いたしまして以来、国内でいろいろな議論が行われ、また考え方に対する混乱があると思うのであります。それで今日まで、つまり経済安定九原則が出まして以来、わが国は根本方針として平和持続ということをあくまでも前提として、財政経済の合理化を徹底し、貿易を大いにやりつつ、……
○橋本(龍)委員 ただいまの御意見を承りまして、たいへん参考になつたのでありますが、中で一点だけ伺つてみたいと思いまするのは、国民金融公庫の機能が非常にけつこうだということは、私もいい制度を設けたものだと思つておるのであります。ただいまのお話の中で、三十万から百万くらいの間は、めんどうを見るという点が、非常に手薄にたつておるので、これについての特殊の配慮が必要だというお話がありましたが、三十万から百万くらいの融資を特にめんどうを見るということについての仕組みなり、金の流し方なりについての御意見がおありだろうと思うので、それを伺いたいと思います。
○橋本国務大臣 私、今回不敏にして厚生大臣の大任を拝しまして以来、今後、この重大な時期において、厚生行政を十二分に途行いたすべく、未熟の身をもつて勉強いたしておるところであります。どうか皆様方におかれましては、私が今まで衆議院議員といたしまして皆様方のお近づきを得ておりました時と同じように、力強い御鞭達と御支援をお願い申し上げたいと思います。 私もまだ十分に厚生行政を知悉いたしておりませんし、これからなおなお熱心にやつて参らなければならないと思いまするが、まじめに努力いたして参りたいと思つております。 よろしくお願い申し上げます。
○橋本(龍)委員 先ほど地方税と平衡交付金の関係についてお話がありましたが、参考に伺いたいと思います。平衡交付金制度を置いておりましたドイツだとか、その他の国において、地方税の收入の総体と、国税財源で出て来る平衡交付金との割合というものは、大体どんなふうになつておりましようか。
【次の発言】 先ほど私の質問した点に関連しまして、ひとつ御意見を伺いたいのですが、昨年以来地方財政平衡交付金の問題がありました際に、地方で当初予算で予想せざる歳出の必要が起つたことが確かにあるのです。その意味において、もし租税にほんとうに彈力性があれば、これはむしろ標準課税率を中心にして動かして、租税でまかなうのが筋で……
○橋本委員 第三分科会における審査の経過並びに結果について報告いたします。 本分科会は昨二十日並びに本二十一日に開会し、昭和二十六年度一般会計、特別会計及び政府関係機関予算のうちの通商産業省並びに農林省所管の分を審査いたしました。まずそれぞれ政府の説明があり、続いて質疑を行いましたが、その詳細は会議録でごらんを願うこととし、ここには質疑により明らかになつた若干の点だけを報告することにいたします。最初に通商産業省関係について申し上げます。 二十六年度通商産業省所管の一般会計予算は、総額百十四億九千余万円であり、二十五年度分の四十七億六千余万円に比べて六十七億三千余万円の増加である。但しこの中……
○橋本国務大臣 先般来、衆議院厚生委員会にも御報告を申し上げたいと思つておりましたところ、本日その機会を與えられましたことを、私まことにありがたく存じます。 実はBCGの予防接種の問題に関しまして、その少し前に、こういう話をちよつと聞きました。本月の四日に、日本学術会議第七部の有志から書面が出て参つたのであります。その書面は、七部長と申しますか、塩田博士が持つて来られたのでありますが、私といたしましては、その書面だけではどうも趣旨がわからないから、署名された十数名の方々に会いたいということを申しまして、十二日の夕方に会つたのであります。その書面の内容はこういうことでありました。BCGの強制接……
○橋本国務大臣 ただいま委員長からの御質問を承りまして、この前の委員会において一わたり私の立場及びこれに関する経緯を申し上げたところでございまするが、私は誤解を避けまするために重ねて申し上げたいと存じます。 私は、政治的云々ということでなくして、真に国民の保健衛生を担当する責任閣僚といたしまして、真に良心的にこの問題に当つておるのでございます。去る十月四日に、日本学術会議の第七部の有志から、BCGの強制接種が行われておるけれども、この問題についてはなお疑点の抱かれる部分があり、調査研究を要すると思うから、慎重に処理をしてもらいたいと申入れを受けました。その際に、書面は四日にちようだいいたしま……
○橋本国務大臣 減額するようなつもりは持つておりません。BCGの研究というものは、これは非常に必要でありまして、将来もつとやらなければならないと思います。この問題もお尋ねがあつたかと思いますが、私が考えておると申しましたのは今までやつて来たような、ああいう方式のBCGをさらに改良するための研究というもののほかに、なおBCGのもつと大規模な今日行つておりまする有効の度合いであるとか、あるいは完全に無害であるとか、ある場合に誘発症状が起らなかつたかといつたようなものについてそういう問題になつておるようなテーマをとらえての特別研究というものをどこかに命じ、新たに予算をとるかどうかというようなことにつ……
○橋本国務大臣 社会保險の一点單価の問題に関しましては、ただいま田中委員のお説の通り、今日の事態を憂いまして、急速にこれの解決をはかりたいと考えております。実はこの一点單価の決定につきましては、御承知のように、社会保險医療協議会が、厚生大臣あてに意見を答申して参り、それを参酌して、厚生大臣がきめることに相なつておるのでございます。今日まで、これはなかなか困難な問題であるということを感じはいたしておりますけれども、どうせやつてみたところで、みるだけできまらないのだというふうな形で、厚生省が割切つて手を出して行くということは、まとまる話もまとまらなくするようなことになりますし、また法に定められた趣……
○橋本国務大臣 前回の委員会におきまして、丸山委員からとりまとめて御質問がありましたので、この際BCG予防接種の問題に対しまして、過般来私の考えて参りましたところを、要約してお諾いたしたいと思います。なお松永委員長からお話のありました七つの項目についての回答は、ただいま委員長のお手元へ差出した通りであります。 先般、BCGの予防接種については、種々疑問があるから、なお研究調査を要するということを、日本学術会議から進言を受け、また社会保障制度審議会からも、この予防接種については、愼重を期すべきであるという勧告を受けましたことについては、御承知の通りであります。これに関しまして、もし有害の疑いが……
○橋本国務大臣 実は先般来行政改革の経緯について御報告申し上げたいと思つておりましたのですが、その機会がございませんでして、今日機会を與えられましたことを感謝いたします。 行政改革の問題につきましては、七月島いろいろ検討いたしまして、八月の末に一つの閣議決定をいたしました。その閣議決定は、まず行政機構の改革につきましても、人員整理の問題につきましても、政令諮問委員会の答申案を参考にして案を練るということが一点、それからこの改革によつて退職する者に対しましては、平素の行政整理による退職金は勤続一年について三十日分というふうになつておるのでありまするが、それを来年の一月から三月までの三箇月間につ……
○橋本国務大臣 提案理由の御説明を申し上げるに先だちまして、御あいさつを申し上げます。定員法の一部改正法律案につきましては、できるだけ早くこれを提出して、できだけゆつくり御審議を願うべく努力いたしておりましたが、一部関係方面との間に若干交渉をひまどるものがございまして、一昨日提出をいたした次第でございます。たいへんおそくなりましたことをお詑び申し上げます。よろしくお願いいたします。 これから提案の理由を御説明申し上げます。 ただいま議題となりました行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 御承知のごとく、戰時から戰後に引続き複雑厖大となつて参りました……
○橋本国務大臣 行政事務を簡素化することを根本にいたしまして全部をそれで貫いて立てたものであります。「簡素化等に伴い」と「等」を入れましたゆえんのものは、まつたく廃止するものはごく少数であるということで、簡素化及び事務の廃止ということを入れるところでありますが、大部分は簡素化でありまするので、「等」と入れたのでございます。この案を立てまする際には、政令諮問委員会の答申案を基本材料として検討いたしたのであります。少しくこの間の事情を御説明申し上げますると、五月にリツジウエイ司令官から、日本の占領期間中に行われた諸般の施策の中には、指令によるものもあるし、勧告等によるものもあるが、こういうものにつ……
○橋本国務大臣 昨日私の申し上げたことに少し井上さんの方に誤解があるように思いますから、筋を私申し上げて、もう一ぺん申し上げておきます。今農林大臣の答弁のあつた通りでございますが、この附則のつきました趣旨、それに対する私たちの考え方はこういうことであります。政府といたしましては、主食の統制撤廃をいたし、その順序としては麦の統制撤廃を先にやり、それから次いで米の供出後の自由販売をやり、それから四月一日からは米の配給の撤廃をする。供出に関しては二十七年度は一つもないという筋で補正予算も、また定員法も立てたわけであります。しかして補正予算は、御承知のように全体の整理人員の半分を補正予算で落すという建……
○橋本国務大臣 前々から申し上げた通りであります。まず今電気通信省のことを問題にしておられますから、そのことをお話申し上げます。機構については今電気通信大臣からお話のありました通り、きまつておりませんから、お話をするところまで参つておりませんけれども、公社になりました場合に監督機構が必要であろうというお話については、若干そういうものが必要であろうと思います。その場合には、今の人たちが公社に移つて、監督機構のためまた人をふやすというようなことにならないように、現在定員法でねらつた範囲内でさばき得るようにいたしたいとむしろ考えておる次第であります。 一般的な問題といたしまして、たとえば機構を改革……
○橋本国務大臣 ただいまの御質問にお答えをいたします。行政機構の改革は考えて実行するつもりでありまして、準備を着々いたしております。ただ臨時国会は会期が短かいことでもございまするし、愼重に考慮を要することがございまするので、今日この会期の短かい臨時国会に出すことは不適当であると考えまして、もう少し研究を続けたいと思つております。なおその内容に関してでございますが、民主主義的な行政機構を、今後もますます維持し発展させて行きたいという基本方針は少しもかわつておりません。ただ占領下におきましては、ガリオアその他でささえられておりましたために、日本の今日の実情から申しまするならば、財政その他の観点をあ……
○橋本国務大臣 おしかりをこうむつてまことに恐縮であります。実は行政改革の問題に関しましては、総体的にいろいろ考えなければならない問題がございまして、今回の行政整理につきましては、政令諮問委員会の答申案を基礎にして検討いたしたのであります。ところが、政令諮問委員会の答申案は、主として学者が立案された関係で相当無理な点がありまして、閣内で十分検討いたしました結果、今日の現状において国政を支障なく運営し、かつできるだけ節約するという観点から見ますと、これが今一番いいと信じた次第でございます。なお、ただ仕事のしぶりということも、これはものの考えようでありまして、さらに将来能率化、簡素化をはかる余地が……
○橋本国務大臣 お答え申し上げます。一億円の調査費に関しましては、まずこれをどういう方法で調査するかというお話でありますが、調査の内容は、ただいま御指摘のありました通り、遺族等の実態調査に使いまして本格的な予算がとれ、援護法ができましたときに、ただちにその権利者が確定できるようにするわけであります。やはりこれを漏れなく、かつ公平に調査いたしまするためには、府県市町村を通ずる方がよろしいと考えまして、大体そういう方式で調査をいたすつもりでございます。なお調査の範囲等に関しましては、実体的な規定の範囲とからみ合いまするので、具体的なところは目下検討中でございます。 なおこの遺族等の援護の方式なり……
○橋本国務大臣 ただいまの早川委員の御質問の御趣旨でありますところの、遺族、傷痍軍人等の戰争犠牲者に対して、いかに援護が必要であるかということについては、もう政府といたしましてもまつたく同感でありまして、これは全然異論のないところでございます。今日までにおきましても、終戰直後に極東委員会の指令が出まして、当時の幣原内閣がいろいろ打開策に苦慮した結果、遂に遺族については扶助料を、まつたく給することができず、傷痍軍人に対してわずかに国内の同種の制度の最低水準ということで、厚生年金並の手当が存続して参つたということは、これはまつたく残念なことでありまして、昨年以来講和條約の問題が進むに至りまして、よ……
○橋本国務大臣 ただいまのお尋ねの点でございますが、先般来労働省等から出された数字は七万とか八方とかいうておる数字があるのです。ところがこの欠員につきましても、たとえば厚生省所管の国立病院の医者の欠員数がずいぶん多いので、千何百名かありますが、これがありましても、ほかの事務官と差引することはできません。そういうわけで、ちようどただいま各項目別にほんとうに定員より差引できるものを検討いたさせております。それから病気で長期欠勤の者は二年間ばかり猶予できることになつております。これもその場所々々によりまして差引できるものとできないものがありますので、もう二、三日たちましたら、およそ正確な目途が立ち得……
○橋本(龍)委員 一点だけ伺つておきます。物価騰貴の趨勢を考慮して予算にできるだけ弾力性を入れるべきだという御意見は、これは御趣旨はよくわかりますが、具体的にどういうふうな方法で弾力性を盛り込んだ方がいいというお考えですか。結局の問題としては、将来の物騰を考慮に入れて、税金もそれだけよけいにとるようにして、予備費もふやしておくとか、あるいはまたいろいろな方法があるだろうと思うのですが、具体的に予算の編成の仕方として、将来の物騰を考慮に入れて弾力性をできるだけ入れるべきだという御意見の、編成に対する具体的なアイデア、構想というものをひとつお願いいたします。
○橋本主査 ただいまより予算委員会第三分科会を開会いたします。 本分科会は、昭和二十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、農林省及び通商産業省所管の審査に当ることに相なつておるのでありますが、審議の都合上、まず先に通商産業省所管、これをなるべく午前中に済ませまして、午後は農林省所管とし、本日審議し盡せなかつた分は明日に讓りたいと思いますから、さよう御了承を願います。 それではこれより昭和二十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、通商産業省所管を議題として審査に入ります。まず政府より説明を求めます。通商産業政務次官。
○橋本主査 ただいまより予算委員会第三分科会を開会いたします。
昭和二十六年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、農林省所管を議題として審査を進めます。小林進君。
【次の発言】 あらかじめお伝えをいたします。農林大臣は、公務の関係上、十二時までしかおられないそうでありますから、あらかじめそういう点を御了承願います。
【次の発言】 井出一太郎君。
【次の発言】 川端住夫君。
【次の発言】 時間も大分おそくなつてまことに恐縮でありますが質疑の通告者があと一名でありますから、もう少しごしんぼうをお願いいたします。横田甚太郎君。
○橋本国務大臣 行政事務再配分の問題は、岡野国務大臣の手元で目下検討中でございます。将来きまる問題につきましては、そのときその際に問題を処置しなければならぬ。ほかにも同じような事例が多く、将来こういうこともあるかもしれぬ、ああいうこともあるかもしれぬということでありまして、これはもう複雑多岐な国家行政の問題でありますから、いつまでたつても定員法をいじくれないということになるのであります。やはりその段階ごとに片づけて行く必要があろうと思います。岡野大臣の方で行政事務再配分の結論を出されて閣議できまりますれば、いつになるか存じませんが、その際要すれば処理すべき問題であると思います。
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