このページでは鈴木義男衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○鈴木義男君 私は、日本社会党を代表して、ただいま上程されておりまする警察法改正案に対して基本的な問題若干について、主として総理大臣並びに法務大臣、本多国務大臣等に質問せんとするものであります。総理大臣が出席されないことは、はなはだ遺憾に存じます。 政府は、近来、占領政策の行き過ぎを是正すると称して、わが国民主化のために最も必要なる諸制度を廃棄して、戦前または戦時中の旧制度に還元しようとしておるのでありますが、これは、政府がいかに民主主義を理解せず、いたずらに行政の安易だけを求めて保守反動独裁におもむかんとしているかを示すものでありまして、この警察法の改正のごときは、そのクライマックスにある……
○鈴木(義)委員 私はいろいろ御質問いたしたいと思いますが、今ここでごく大きな問題だけについて一応大臣に御質問申し上げておきたいと思います。それは、厚生大臣はどういう抱負をもつてこの予算案に対せられたかということであります。本来は、われわれ予算の組みかえを要求したいと考えておりますし、予算委員会で質問すべき問題かもしれないのでありますが、しかし敗戦後のわが国におきまして最も大切なことは、厚生行政であります。社会保障の問題であり、社会政策の問題であろうと思います。防衛の問題のごときは、安全保障条約でアメリカに一応責任を負担させているのでありまするから、その間にこの社会保障を確立しなければ、いつの……
○鈴木(義)委員 私もできるだけ議論は避けまして、あとで討論のときに申すことにして、わからないことをお聞きしたいと思います。回力球競技というものを大体知つておらなければ、いいか悪いか判断ができない。山下委員のように、見たこともないと仰せられる人もおるし、ひとり山下委員だけではないのじやないかと思う。これをひとつ何かの方法で、われわれによくわかるように、映画を用いるとか、何かそういうお考えはありますか。
【次の発言】 私は知つているのです。むしろ文書か何かで配付してくださつた方がいいと思います。
【次の発言】 私は幸か不幸か天津においてこれを見て参つたのであります。ぜひ見ておけというので、非常な……
○鈴木(義)委員 いろいろ承りたいと思つておりましたが、先ほどから承つておりまして、大体問題も尽きたようであります。この委員会にインターンの問題が付託された理由は、今現にインターンに従事をしておる者及び医学生代案ら、とうていわれわれは生活にたえないからやめてくれという陳情があつたので取上げたのであると思つております。少くも私はそういう見地からこの問題を取上げている。私もたくさんの医学生に囲まれて答弁を迫られて閉口したわけであります。 そこで先生方の卒直な御意見を承りたいと思つておりますが、このインターン制度がいいものであるということには論がない。いいけれども負担にたえない、食べて行けないから……
○鈴木(義)委員 この審査会及び審査官の制度は非常に重大な意味を持つていると思うのでありますが、従来の実績に徴しましても、とかく中立委員が実際は雇い主の方の意見といつも同調して、そうして被保険者の不利益に審査をするということがありましたために、絶えず問題が起り、訴訟が起つておるのであります。私自身たくさんそういう事件を扱つております。ところが今度は常勤の審査委員というものを設ける。これは人格高潔にしてというようなことが書いてあるが、人格がいかに高潔でも、社会保障に関する識見が必ずしも高いとは言えないので、審査委員として適当な人が民間におる場合に、そういう人を採用するということが明らかにされるな……
○鈴木(義)委員 宮内庁の御当局に承りたいのですが、この土地は私の郷里に近いところにありまして、村民からも熱心な陳情もあり、私を通してよく事情を明らかにしていただきたいということで質問申し上げます。 この今回福島県に下賜されようという土地が明治四十年に有栖川宮殿下が別墅を営むために付属地として、当時の宮内省でお買上げになつた土地であるということは争いのないところであろうと思うのであります。ただこの村は山間の村でありまして、非常に土地が狭い、耕地も少い。それで山林に依存しておる村でありますから、この山林を当時公簿面積で百二十町歩というものを買い上げられるということは百戸ほどの農家にとりまして非……
○鈴木(義)委員 これは高松宮家から福島県に無償で下賜されるということでありまして、それ自身には別に問題はないのでありまするが、ただこの土地が明治四十年に有栖川宮家に買い上げられましたときには、半ば強制的に時価の十分の一くらいの値段で買い上げられておるという事情、及び東北地方は概して農民が自由にできる山林、原野が非常に少い。ことにこの村は一面が湖に面しておりまして、耕地面積は非常に狭く、山林、原野だけが唯一の農業の基本になる村でありまして、もしこれを下賜されるならば、元の所有者が利用されていただきたいということは非常に熱烈な希望であるのであります。そこで先般この委員会におきまして宮内庁当局にも……
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