このページでは鈴木義男衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○鈴木義男君 私は、民主社会党を代表いたしまして、新しく成立した第二次池田内閣に対して、当面する諸問題について若干の質問を試みんとするものであります。 民主社会党は、本年一月立党して、初めて総選挙という国民の洗礼を受けたのでありまして、所期の目的を達し得なかったとはいえ、国民から三百四十六万余票の信任を得ることができたのであります。わが民社党は、小政党とはいえ、今後とも、自民、社会の両党に伍して、議会制民主主義を堅持する政党として、雄々しく、勇敢に、議会政治の擁護と、国民生活の安定と向上のために努力する所存でございます。(拍手) 昨日の総理の演説から受けた印象は、何でも重要なことは通常国会……
○鈴木義男君 私は、民主社会党を代表して、同じく今回の事件について、政府に対し緊急質問を行なうものであります。 今回の嶋中邸刺殺傷事件も、古くは安保反対デモの際にふるわれた右翼団体の数々の暴行、河上氏、岸氏等に傷害を与え、ついに浅沼氏を倒した、いわゆる右翼テロと同一水脈に属するものであることは明らかであります。(拍手)昨年十月二十四日、わが衆議院は、大衆政治家浅沼稲次郎君を失った深い悲しみと憤りのうちに、満場一致、暴力排除に関する決議を通過せしめたことは記憶に新たなるところでありまするが、その後、政府は、右翼テロの防止に対して具体的にどういう手を打たれたのでありましょうか。何もなすところがな……
○鈴木義男君 私は、民主社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました行政事件訴訟法案について若干の質問を試みようとするものであります。 わが国の行政救済の制度は、訴願法といい行政裁判法といい、明治二十三年、官権万能の時代にきわめて限られたものとして制定されて、終戦に至ったのでありまして、その救済はすこぶる不完全なものであったのであります。新憲法の施行に伴いまして大幅に解放されたのでありまするが、忽忙の間に行政事件訴訟特例法として法三章的に規定されましたために、疑義百出、実際の事務処理に困惑していたことは万人の知るところであります。今回久しきにわたる法制審議会の議を経て、訴願法にかわる行政不……
○鈴木(義)委員 今社会党の長谷川君が言われたと全く同趣旨において強くそのことを要望するものであります。
【次の発言】 私も、ただいま長谷川君の質問されたと同じことを申し上げたいのでありまするが、おそらく前に問答が繰り返されたと存じますから、できるだけ簡潔に、要点だけを申し上げたいと思います。そして文部大臣の御決意を承っておきたいと思います。授業料問題から私学、ことに私立大学の経営の問題が、今注目を浴びておるわけであります。これは前から存在する問題で、何とかしなければならぬということは、教育に携わっておる者すべてが痛感しておることであったのであります。御承知のように私立大学は、とうてい授業料だ……
○鈴木(義)委員 私はときどき欠席をいたしておりますので、あるいはすでに質問されておることが多いかもしれませんが、なるべく重複を避けたいと思いますので、重複をいたしましたところは、御答弁において調整されることを希望するものであります。 学校制度はなるべく始終変改しない方がよろしいということは当然であります。日進月歩は教科内容において調整をすればよろしいのであります。工業が景気がよくなったから工業教育の学校を作る、農業近代化、機械化促進のために、あるいは米麦の耕作から酪農、果樹農栽培に移るから、そういう農業学校を作るというようなことでは、始終学校の種類を変えなければならない。学校は、専門学校に……
○鈴木(義)委員 私は民主社会党を代表して両法案に対して反対の意見を表明いたします。(拍手) 本法案は、今日現存する工業同等学校や短期大学やあるいは四年制の大学のほかに、中学校卒業後入学する五年制のいわゆる高等専門という学校を設置しようというのであります。けだし学校制度に対する根本的画期的な変更というべきであります。六・三・三というくらいまでを堅持して、その上に特殊な新分野の専門を履修する学校を置くということであるならば、しかく根本的変革とは思わないのでありますが、六・三という義務的な、初歩的な教育課程の上に手っとり早く実際的な軽便な技術を主とする教育の施設を置こうというのでありますから、大……
○鈴木(義)委員 民主社会党としても賛成であります。
○鈴木(義)委員 私は、学校図書館に関連して質問いたします。図書館がだいぶ充実してきていることは非常にけっこうなことであります。私自身、教場の教育というものは、中学校、高等学校を通じて受けただけで、大学に行ってからは、大部分図書館で勉強したような記憶があるのであります。図書館の方が教場よりも効率的に教育をしておると申してもよろしいくらいなものであります。徳川時代は、内外に大学者が出たのは、みな自学自習で、一種の私立図書館のようなものを持ってやっておったのでありまして、図書館には最も力を入れるべきである。ことに他の国々の状態などを見て参りまして、一そうその感を深くするのであります。 そこで、こ……
○鈴木(義)委員 今問題になっておることは大学教育の基本問題に触れることでありますから、私からも一言文部大臣の所見をただしておきたいのであります。 官立、私立を問わず、大学教育はまた同等学校以下の教育とは違った意味を持っておると思うのでありまして、要するに学術のうんのうをきわめ、真実を探求する、えらいことをいっておるわけでありますが、とにかくそういう場所であります。しかも非常に思想的には動揺し、ある意味では反抗的気分の濃厚な青年男女を教育するのでありますから、常に昭和女子大学で起こったような問題に当面するわけであります。私自身も過去において、あるいは東京女子大学で、あるいは東北大学で、いろい……
○鈴木(義)委員 私は民主社会党を代表いたしまして、政府案に対して反対、社会党案に対しても反対の意見を申し述べてみたいと存じます。 政府提出の法案は、はなはだ不徹底であることは、ただいま山中君が指摘された通りでありまして、大体においてその所見はことごとく私どもの賛成するところであります。無償にするということは、すでに憲法にうたっておるのでありまして、今さらここにあらためて書く必要はないのであります。ひとり教科書だけでなく、給食その他いろいろな面において無償にすることが憲法の大精神でありまして、これを実行しなければならぬことはもちろんであります。実行しないのははなはだしく怠慢と言わざるを得ない……
○鈴木(義)委員 私も四、五の質問を考えておったのでありますが、時間がもうきてしまいましたから一つだけにしぼりましてお伺いしたいと思います。学者の先生方でありますから学問的な関係の問題を一つだけお伺いしたい。 三十条の解釈にからんで裁量処分の取り消しでありますが、実際実務の方で見ると裁量処分が一番大事なんです。実際の損害を受けるとか、それから重大な利権を許可認可するというようなことは、みんな裁量処分なんです。それについて争うことができないということは非常に重大な国民の権利の救済に関係があるのでありまして、あっさり裁量処分だからということでけられておったのが今までの実例であります。しかし、御承……
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