このページでは吉川兼光衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○吉川(兼)委員 私も、今の社会党の代表者の御意見には反対するものではありませんが、国会法による新たな先例になるようでありますから、また事務総長の職責がきわめて重大でありまするがゆえに、私の意見だけを申し上げておきたいと思います。国会法を見ますと、議長、副議長を除いた役員の中で、常任委員長になりますと、国会の決議によつてこれを罷免することもできるが、事務総長だけは全然永久職で、何らの規定もない。原則的な考えから言いますならば、永久職でありますならば、当然停年制のようなものが付随すべきが、法制としての考え方の妥当性を持つものじやないかと思います。ここで停年制をつくるべしという意見を早急に申し上げ……
○吉川(兼)委員 ちよつと、ただいまの日程第五の事務総長の辞任の件についてですが、これは、この委員会で論議がすでに尽されたということですか。
【次の発言】 それでは、ちよつとこの際つけ加えたいのです。この開議院運営委員会で、事務総長職ということについて私は意見を述べましたのですが、あのときには中座した関係で、きわめて簡単にやつたので、ちよつとつけ加えさしてもらいたい。それは、むずかしい法律論よりは、実際の議場で受けた感じから言いまして、事務総長を役員として扱うことが衆議院の場合特に妥当であるかどうかということについて、この機会に私は一言発言したいと思います。
議長のいすというものは、選挙を経……
○吉川(兼)委員 二十五日を休むという問題ですが、田中君の今の発言は重大だと思います。これは政府に相談するより、むしろ参議院に相談しなければならぬと思いますが、参議院で、政府が出なくても質問演説をやるのだということでやつたならば、新聞その他ではこれを報道しますから、国民の方では、参議院はやつているのに、衆議院はどうして質問しなかつたのかということになりますから、二十五日休むということは、きようここで各党が賛成すればいいだろうと思いますが、少くとも参議院が休むかどうかということを確かめてからでなければ、妙なことになるのではないですか。
【次の発言】 そうすると、それまでこつちもきめられない。
○吉川(兼)委員 私の方もけつこうです。
【次の発言】 ちよつと申し上げておきたいのは、小委員会でもこれを主張しておきました。岡田君の今の発言と同じようなことですが、衆参両院が、同じ建物の中にありながら、取締りが違うというのはまずいと思う。小委員長から向うに連絡をして、なるべく同じようなふうに取締るように、話合いをつけてもらいたい。それをひとつつけといてください。
【次の発言】 もつぱら印刷の都合ですね。
【次の発言】 私の方は討論者はありません。
○吉川(兼)委員 どうも予算委員会の従来の例から見ましても、この程度の進行のときに、こんなにおそくまで委員会を開く例はないのでありまして、異例に属することでありますが、すでに質問者の古井君も長時間やりまして大分お疲れのようでもあるし、このままでまだ夕飯を食わないでがんばつておる諸君もおりますし、閣僚諸公も大分お疲れのようでございますから、ひとつこの辺で生理的な要求もだしがたいというところを、委員長の特別なはからいで暫時休憩に入りまして、食事にも行こうし、便所にも行こうし、そういうようなはからいをしてもらいたいことを要望いたします。
○吉川(兼)委員 私は関連質問としては最も重要な点につきまして、内閣の責任者としての総理大臣の御答弁を要求するところでありまするが、一等を減じまして、副総理の緒方さんに明快なる答弁を煩わしたい。それはすでに皆様がこの委員会においてお聞きになりまして、はつきりと確認されましたように、河野主計局長の食言問題であります。彼はこの十二日の速記録に載つておる答弁と全然相反する答弁を、同じ予算委員会において本日したわけであります。それをただ単に取消しますというようなことで済むものかどうかということを、聞かなければならなくなつたのでございます。われわれは国民の代表といたしまして、権威のある予算委員会における……
○吉川(兼)委員 先刻来の質疑応答に現われました大臣の御答弁を聞いておりますと、たいへん農民のことを心配しておられるようで、その点は私どもも政界の先輩としての大臣に敬意を払うのにやぶさかでないのであります。政界におきましては大臣はたぬきとして隠れもない存在でありますが、それが愛称であつて、どういうことを意味しておるかということは、それぞれ解釈する人によつて違うでありましようが、農林大臣として農民に対するこれからの大臣のお仕事は、いわゆる政界におけるたぬきとしての存在の大臣であつてもらいたくない。これを私はまず最初に申し入れておきまして、それから御答弁をお願い申し上げます。いろいろ申し上げたいこ……
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