このページでは加藤勘十衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○加藤勘十君 私は、日本社会党を代表して、吉田内閣の経済政策、とりわけ労働問題、経済不況と兵器生産の関係、貿易に対する対策、中小在業の対策等について、政府の所信を問わんとするものであります。(拍手) 政府は、さきにいわゆる五大政綱を発表し、さらに総理大臣その他から、本議場においてこれを敷衍するがごとき施政方針の演説がなされたのであります。その多くは抽象的文字の羅列であつて、国民を納得せしむるに足らないものであります。(拍手)きのうの各党代表の質問演説に対しても、そのお答えは大同小異であり、かつ質問の焦点をぼかし、国民が触れんとする急所を避けておるのであります。かくして著しく国民を失望せしめた……
○加藤(勘)委員 ちよつと議事進行について一言……。それはほかでもありませんが、あとから法務大臣が来て説明したり、またお伺いする場合に、吉田書簡というものが非常に大きな意義を持つて来ると思うのです。だからひとつ吉田書簡というものが何かプリントにでもなつてあつたならば、委員に渡してもらいたい。
○加藤(勘)委員 今の宮内庁次長の答弁の中に、天皇を元首としてという言葉がございましたが、天皇は国民の象徴としての天皇であつて、元首としての天皇ではないと思いますが、どういうところからそれは元首でございますか。
【次の発言】 それで了承しました。
【次の発言】 私は船舶貸借協定に関する条文の内容にわたつてお尋ねをする前に、それの持つておる政治上の見解について、保安庁長官と外務大臣とお二人に御意見を聞きたいと思います。先日来同僚委員の質問に対して、木村保安庁長官がお答えになつた点は、いかにしてうそを言うか、こういう点に力が置かれておると思うのであります。木村さんのようなすぐれた法律家で、学者的な……
○加藤(勘)委員 大体主要な点は安東委員からお聞きになりましたが、もう一つそれに関連して、いずれ逐条審議に入り、もしくは入る前に、第六条の点についてお尋ねしたいという予定ではおりましてけれども、今たまたまその意見が出ましたから、関連質問としてお尋ねするのですが、今次長のお答えによりますと、陸上の保安隊の兵器の貸借については、かつてに保安庁で一括して貸借の協定を結ぼう、しかもそれは国会の承認を要しないつもりだというのは、ちようど行政協定を国会の承認なしで、事実上の条約を、まつたく国民の意思を無視してやつた前の吉田内閣の方針をそのまま踏襲されるものとして、私どもははなはだ遺憾に思いまして、そういう……
○加藤(勘)委員 先ほど並木さんの質問に高橋条約課長がお答えになりましたときに、目的を明示して沿岸警備の船舶ということにしたらどうかという質問に対して、そういうように限定してしまうと、借りてから使用が限定されて不都合だから、そういうことは困る。それから次の答えには、たとえば借りた後に、警備ということ以上に輸送等にも用いるという、使用範囲を広めた御答弁があつたのでありますが、その船を借りる目的は、一九五二年四月二十四日の外務大臣吉田茂氏からリッジウエイ大将にあてた手紙が基礎になつたことは争われないと思う。この手紙によりますと、日本政府はこれこれのたくさんの小さい船を持つているが、これでは九千マイ……
○加藤(勘)委員 ただいま中村外務政務次官が帆足君の質問にお答えになりました引揚げに関する民間団体の代表者には、この問題に限つて旅券を出す、こういうことを明言されました。きわめてけつこうなことだと思うのでありますが、ついては引揚げに関する民間団体といいますと、直接全国引揚者連盟もありますし、またこの問題で前々から心配をしておつた日本赤十字社もあるし、また中日友好協会という団体もありまして、ともにひとしくこの在留同胞の引揚げについては甲乙なくいずれも心配しておられる団体であります。そうすると、もし政府が甲の団体の代表者には許し、乙の団体の代表者には許さないということになると、とんでもないことにな……
○加藤(勘)委員 私は時間の約束を守つて率直にお問いいたしますから、率直にお考えを願いたいと思います。
第一には、吉田さんが外務大臣当時に出された書簡によつて、こういう協定が結ばれることになつたのでありますが、この書簡をお出しになつた当時の考え方ですが、書簡の趣旨によりますれば、沿岸警備のためということでありますが、この沿岸警備という観念の中には、吉田総理がしばしば口癖のように言うておられます防衛力の漸増ということが意味されておるのではないかどうか、それをお尋ねしたい。
【次の発言】 ことしの十月十五日から警察予備隊が保安隊に編成がえされておるのでありますが、警察予備隊の当時には、明らかに国……
○加藤(勘)委員 今谷川さんから御意見が出て、さらにそれに対して並木、福田、帆足の皆さんから御意見が出ましたが、これは結局理事会で整理をして――今渡された予算の内容を見ますと、ずい分物足らぬことがたくさんある。また内容について相当検討しなければならぬところもある。従つて予算委員会に対して、外務委員会として意見を出すか出さぬかということは、理事会で決定していただきたいと思います。ここでそれぞれの意見を述べておつても、議事進行が遅れるばかりでありますから、議事進行の必要上、そういうことは理事会できめていただきたいと思います。
○加藤(勘)委員 関連して通産省の方にお伺いするのですが、今戸叶里子さんから、日本商社の輸出の面についての無用というか有害というか、競争の点が述べられたのですが、日本商社の今度は買付の問題です。買付で競争をして必要以上に高くたたく。たとえばタイにおいて米の買付を日本の商社が競争して高くつり上げて買つておる、こういう現実があるのですが、こういう点についても一体どういうように考えておられるか、それをお伺いしたい。
【次の発言】 雑貨類の輸出については、政府は検査機関か何かありますか。
【次の発言】 具体的な例をあげますと、ジヤカルタで日本の神戸のある商社から買いつけた陶磁器の類ですが、これが見本と……
○加藤(勘)委員 私の質問に入る前に、今の松本君の質問に関連して伺いたい。国連加盟の問題ですが、この問題については国民のすべての人々が朝野を問わず関心を持つていることは事実であります。また現在の進行状況がどういう状況であるかということも大体はわかつておりますけれども、なお先般来の本会議あるいは委員会等における御答弁からは、どうもまだもう一歩つつ込んだ研究が足らないのではないか、あるいは情報のキャツチが足らないのではないかという印象を受けるのであります。それは私が昨年アメリカに行きまして、直接国連事務当局の関係者から聞いた点でありますが、一体国連加盟の問題は、安保理事会においては、これは勧告案で……
○加藤(勘)委員 電電公社の総裁にお伺いしますが、今まで国連軍との連絡に使用されておつた、福岡・釜山間の海底電信が損傷したので、それの修理のために日本から修理船が派遣されるということですが、そういうことになつておるのでしようか。
【次の発言】 それは千代田丸そのほかですか。
【次の発言】 一隻ですか。
【次の発言】 その海面の場所はどういう所ですか。
【次の発言】 そうしますと、日本側から見ればいわゆるマツカーサー・ラインの外であり、韓国側から行けば李承晩ラインの内側である、こういうことになりますか。
【次の発言】 そうしますと、その地域は相当危険地域であるということは言われるわけですね。
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