このページでは加藤勘十衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○加藤勘十君 私は、日本社会党を代表して、このたび東京地方裁判所において砂川事件に関する刑事特別法被疑事件に対して無罪の判決を言い渡したことに関し、この判決が政治的に及ぼす影響の重大なことについて政府はどのように考えておられるのか、政府の所信をお尋ねいたしたいと存じます。(拍手) この判決は、言うまでもなく、第一審裁判所の判決であって、最高裁判所における確定判決ではないが、同時に、また、学者の単なる論文ではなく、政治家の政治論でもない。たとい第一審とはいえども、立法権、行政権とは完全に独立している司法権によって、明確なる法理論的立場に立った断定であります。(拍手)しかして、この判決は、憲法第……
○加藤(勘)委員 私は日本社会党を代表して、当面する重要なる内外諸般の情勢に対して政府の所信をお伺いしようとするものであります。しかし経済、財政、文教、労働等については、他の同僚によって質疑が行われることになっておりまするから、私はもっぱら外交、防衛の問題を中心として政府の所信をお尋ねするのであります。お尋ねに入る前に政府は言葉巧みにその場を言いつくろうというような態度でなく、あくまでも誠意をもって事態の真相を国会の論議を通じて国民に知らしめるという誠意と気魄をもって答弁に当ってもらいたいということをあらかじめ要求しておきます。 さて私の第一にお尋ねしたいという点は、安保条約の問題についてで……
○加藤(勘)委員 私は、主として安保条約の改定の交渉進行の情勢等について、政府のこれに関する状況の概要なり、条約の案文の内容なりというものについてお尋ねをいたしたいと思います。 岸総理大臣は、去る六月二十五日の衆参両院の本会議におきまして所信の表明をなさいました。その際、岸総理は安保条約改定の基本方針として、国連憲章との関係を明確にすること、日米両国間の経済上の協力を促進すること、米国の日本防衛の義務を明らかにすること、条約の運営におけるわが国の発言権を確立すること、この四つの眼目を中心として交渉を進め、交渉は順調に進行している、こういうことをお述べになっております。また、これに先だつこと一……
○加藤(勘)委員 今の横山君の質問に関連して、一つ大臣にお伺いをしたい。 今ここで聞いていますと、資本蓄積のために脱税事犯が多くなった。これは今お答えになった。あなたの答えられるのは、全体としての脱税問題は減っておるけれども、その減っておる中でも、特にそういう資本蓄積を目的とした脱税はふえておる傾向にある、こういう御答弁であって、それはわれわれは資料をもらわなければわかりませんので、ぜひ資料をもらいたいと思います。 それから、もう一つ、今井野法務大臣の出席を横山君が要求しましたけれども、そのことに関連しまして、大臣、経済事犯担当の検事の会同であるから、法務大臣はそういう訓示をした、こういう……
○加藤(勘)分科員 私は、藤山外務大臣に対して、賠償問題について国民が知りたいと思うもろもろの点についてお尋ねをしたいと思いますが、その前に、あなたは、けさの各新聞に報道されたUPIのジャカルタ発の記事をごらんになったかどうか、それをお伺いします。
【次の発言】 ごらんになっていらっしゃらなければ、私からここでそれを御披露いたしましょう。これは一片の外国通信の電文だというように軽く見るべき性格のものでなくして、報道されておる内容は非常に重大な問題を含んでおるわけであります。念のためにここで読んでみましょう。「「木下発注」に疑惑。インドネシア有力紙報ず。ジャカルタ二十六日発UPI。インドネシアの……
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