このページでは山下栄二衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○山下榮二君 私は、日本社会党を代表して、吉田内閣の綱紀粛正、道義高揚に関して緊急質問を行わんと欲するものであります。(拍手) 吉田内閣は、組閣以来、品をあければ綱紀粛正と道義の高揚を叫んで参つたのであります。しかるに、吉田内閣の内情は、綱紀粛正どころか、綱紀は紊乱の極に達し、道義は頽廃し、吉田内閣は内部より崩壊の寸前にあると断ぜざるを得ません。(拍手)その一例を申し上げまするならば、すなわち、緒方副総理は、去る一月、築地の料亭で炭鉱資本家と会談をされたと聞くのであります。昨年の暮れの補正予算審議の際に問題となりました炭鉱住宅の金利二十三億円の払いもどしの事件といい、また今回の炭鉱労働者、電……
○山下(榮)委員 補正予算については先ほどからいろいろ申し述べられたので、私もまつたく同感であるのであります。これ以上は当局の努力並びに大臣の努力によつて、所期の目的を達成されるようにしていただきたい、こう考えてやまないものであります。 一つ伺つてみたいと思うのは、先般新聞によりますと、自動車に特別にガソリン税か何かをかけて、その費用を特別に道路補修に充てる、こういう計画を立てられたように見受けたのであります。その経過がいかようになつたのか、今後どうお考えになつておるのか、その辺のところを伺いたいと思うのであります。 次に、もう一つ伺いたいと思うのは、この補正予算の中にもあると思うのであり……
○山下(榮)委員 この機会にお伺いしておきたいと思いますが、建設委員会もこれで二、三回開かれたのですが、本日は特に明年度予算に対する建設省関係の説明を伺うということであつて、きわめて深い関心を持つて伺つたのであります。それはさきに佐藤建設大臣が就任されると同時に新聞で拝承いたしたのは、わが国の道路を補修する、あるいは道路の改善をはかり、あるいは新設を行う、こういう声明がある。過日の吉田総理大臣の施政方針演説の中にも、建設関係に関する道路その他についても言及されておるのであります。戦災後の政治といい、あるいはひとり道路だけではなく、今佐藤議員からのお話のように、河川あるいは砂防という問題にいたし……
○山下(榮)委員 ただいま三池政務次官から建設省の新政策について話を伺つたのでありますが、あまり大した新政策じやなさそうに考えられるのであります。さきにいただきました明年度予算についての書類で見たことについて、私は少し伺つてみたいと思うのですが、地盤沈下に対するいろいろな経費等が明年度予算の要求の中にあつたと思うのですが、地盤沈下は東京、横浜の工場地帯、あるいは大阪、神戸の工場地帯というところが年々地盤が沈下して、その対策に苦慮いたしておることは皆さんの御承知の通りだと思うのであります。この地盤沈下の原因が世情いろいろ言われているところによると、工業用水に地下水を汲み上げることが地盤沈下のおも……
○山下(榮)委員 私は一昨日いなかつたので、一昨日の質問とあるいはダブるかもわからぬと思うのですが、二、三お伺いいたしたいと思うのであります。 今の住宅政策は、住宅金融公庫と公営住宅建設と、ここに提案されました産業労働者住宅資金融通法、大体この三つの建設の方針があるように思われるのであります。公営住宅建設につきましては、御承知の通り国が半分、地方公共団体が半額を出して、それぞれ各地方に公営住宅の建設が行われております。この方は案外計画的な構想がありまして、三箇年計画を持つて、大体何万戸の住宅を建設するという方針を持つておられるようでありますが、わが国の産業の実情を見ますときに、実に労働者の住……
○山下(榮)委員 ちよつと伺いますが、この一部改正案には三十万以上としてあるのですが、今ここにもらつた資料によると、三十万以下でも建築主事を置いておるところも相当あるようであります。現に広島、金沢、函館、塩釜等は、従来の法律に照し合せて検査を実施いたしておるところもあるようですが、これらに対しては一体どういう調整をされるのか、既得権は既得権として認めて行くことになるのであるか、その辺のところを伺いたいと思うわけであります。三十万という規定をされたのは、どういう根拠で三十万と規定されたのか、ここに理由として三十万以上の市は云々と書いてありますが、そのほかに何か三十万以上の市には特別の措置をしなけ……
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