このページでは山下栄二衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○山下榮二君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました会期延長に関する反対の討論を行わんと欲するものであります。 すなわち、第十六回特別国会は五月十八甘に召集されて、会期を七月一ぱい、三十一日までと決定をいたしたのであります。その会期が終了して、すでに七日間、一週間会期を延長いたしたのであります。今ここに何を好んで三日間の延長をする理由があるかと申し上げたいのであります。(拍手) すなわち、先ほど議運におけるところの説明を伺いますと、ただいま同僚正木君からも申し上げましたように、第一番は、参議院における給与三本建の審議の結果から見て延長が必要だ、こう言われるのであります。ところ……
○山下(榮)委員 ちよつと伺いますが、今委員長の御報告を伺つておりますと、緊急質問は、各党の国会対策委員長の協議会で相談した結果を当議院運営委員会にかけるというふうに伺つたのですが、その通りですか。私はそう直感したのですが、国会対策委員長の会というのは、今まで行われておつたかどうか存じないのですが、従来は野党四派による国会対策委員会というものがしばしば行われたことは私も了承いたしておるのであります。もし、さようなりといたしますならば、私はそれよりも議院運営委員会の理事会で御相談をなさつて、それを当議院運営委員会にかけられることのほうがもつと筋が通るのではなかろうかということも考えられるのです。……
○山下(榮)委員 一つだけ申し上げたい。先ほど松井君の言つたように、衆議院においては重要な法案を議了しております。参議院の方でも、ほとんど議了に近いのではないかと想像されます。そういう状況に至つて、三日も延長しなければならぬということは、われわれにはどうしても受取れないのです。
○山下(榮)委員 ただいまの質疑応答で大体了承した点もあるのですが、伺いたいと思いますのは、ここにいただきました報告書は、建設省関係の全部にわたる被害調査であろうと想像するのであります。ひとり河川局だけではなかろうと思うのですが、道路、橋梁、河川等による災害というものの被害の比率はどうなつておるのか、これが一つ。 先ほどの話にもありましたが、年々歳々重なる災害というものに対する建設当局の一貫せる方針が欠けておるのじやないかということが考えられるのであります。先ほど大臣はその片鱗を述べられたようには思いますけれども、核心には少しも触れていないのであります。日本の河川等の関係から来まして、この奥……
○山下(榮)委員 それでは私から勤労者住宅建設促進法案の提案理由とこの法案の概要を申し上げて、皆様方の御賛成をお願い申し上げたいと存ずる次男であります。 ただいま政府の説明もございましたように、わが国の住宅の不足は三百十六万戸に及んでいるといわれておるのであります。わけてその中で勤労者の住宅が百十九万戸不足いたしているといわれておるのであります。勤労者の住宅不足は即わが国の産業の上に至大な影響を与えております。すなわち産業の発展と生産の能率増進の上に非常な悪影響を与えていることは、いまさら私が申し上げるまでもないのであります。終戦後におけるわが国の産業発展が、わが国経済の自立の上にいかに大き……
○山下(榮)委員 ただいまの中井君の質問に関連しまして、一言伺つておきたいと思うのですが、融資が五割ということになつておるのでありまして、残りの五割は、それぞれ自分でそれだけの資金を持つていなければ、産業労働者の住宅は建たない、こういう結果になるのであります。そういたしますと、勢いこの法律が適用に相なりますと、大企業、大産業にのみ使用されて、一番心配いたしております中小企業の面に、これが利用しにくくなるのではなかろうかということも心配をいたすのであります。法律の中に、これらに対して調整をはかる条項も認められぬようであります。従つて提案者の方といたしましては、中小企業と大企業とのバランスをどう調……
○山下(榮)委員 ただいま御決定になりました産業労働者住宅資金融通法案に対する附帯決議を提出いたしたいと存じます。 まず先に附帯決議の案文を朗読いたします。 産業労働者住宅資金融通法案に対する附帯決議案 政府は、本法の施行に際し次の措置を講ずべきである。 一、現下の深刻な住宅難特に住宅不足の甚しい勤労庶民階層の事情にかんがみ、これに対する住宅対策を更に強化するとともに、その一環たる本法に基く産業労働者住宅の建設については、最近の機会において貸付資金の増額をはかる措置を講じ、あわせて資金貸付の範囲の拡大、貸付金の限度の引上及び貸付金の利率の低減に努めること。 二、住宅対策審議会に所……
○山下(榮)委員 ただいま報告を伺つたので、労働省当局にちよつと伺いたいと思うのでありますが、ただいま持永委員の御報告によりますと、失業対策の労働賃金がきわめて低賃金であつて、生活保護法による生活保護費よりも少額の賃金である、こういう報告があつて、まことにその通りであります。こういうようなことでは、労働意欲を増強するどころか、労働意欲を阻害する結果となるのではなかろうかということも懸念されるのであります。労働省は、労働政策の面から考えても、当然生活保護費よりも上まわる賃金を与え、国民をして労働意欲を起さしめるような方策をとることが、当然過ぎるほど当然な労働省としての方策ではなかろうか、こう思う……
○山下(榮)委員 そうすると、特別委員会がこうかわりますと、常任委員の比率もかわるわけですね。
○山下(榮)委員 ただいま愛知経済審議庁長官から外貨割当の説明があつたのでありますが、私はこの問題とは別に、ほかのことでこの際伺つておきたいと思うのであります。それは電力借款に関するその後の経過と結果についてであるのであります。昨年の八月ごろだつたと思うのですが、わが国の火力発電に対する世界銀行からの借款問題がいろいろやかましく伝えられて来たのであります。その後結果がどうなつたか、われわれはまだ詳しく知る機会を得ていないのであります。新聞紙の報道するところによりますと、関西、中部、九州の三火力発電会社に対して、四千二百万ドルの世界銀行からの借款が許可に相なるかのようであります。このことに対しま……
○山下(榮)委員 多少ただいまの質問とも関連すると思うのですが、すでに高速道路は認可されておるわけです。書類が提出された当時に、都議会の方に何らか諮問その他の方法がとられたのでありましようか、都議会等はこれに対して認可されるまで何ら知られなかつたわけでしようか、その点のことをちよつと伺いたいと思います。
【次の発言】 幸い都の副知事もお見えになつておりますから、都の当局に伺つてみたいと思うのですが、ことに公有水面というのですか、あるいは河川といつてよいのですか、こういう今いろいろうわさになつておりますところは、数寄屋橋その他東京都民にとつて、相当由緒のある場所等が含まれるわけですが、これが従来……
○山下(榮)委員 大体私が伺わんと欲しておつたことは、すでに同僚佐藤委員から質問されて、要は尽きたと思いますが、ただ一言だけ大蔵省に伺つておきたいのは、道路整備臨時措置法が改正されるものという仮定の上に立つて予算が組まれておるということであります。もし道路整備法が改正にならない場合はどういうふうにやるという腹案を、ちやんとお持ちでなければならぬと思うのであります。同僚佐藤君の申されますように、この法律案は衆参両院とも満場一致で決定しました。しかもわが国の道路というものが、文化あるいは国土の発展、一切の面にその根幹をなすというところから、ここに重点を置いて両院はこれを決定して参つたのであります。……
○山下(榮)委員 ただいま審議中の住宅金融公庫の一部を改正する法律案につきまして、左右社会党を代表いたしまして賛成の意見を申し上げたいと存じます。 ただいまもお話がございましたように、わが国が敗戦後住宅に非常な不足を来しまして、今なおいなかに疎開した者が都会に帰れない人もたくさんあるのであります。政府の統計によりましても、三百十数万戸の住宅が不足しているといわれておるのであります。こういうことに対処して、ここに住宅金融公庫法が成立いたしましたことは、まことに喜びにたえないのであります。さらにこの法案を一歩前進せしめて、理想に近づけようとされておることは、まことにわれわれも同慶の至りに存ずるの……
○山下(榮)委員 大体防衛道路については言い尽されたような感じもあると思うのです。私はこの機会に道路五箇年計画と、さらに過日小澤さんが建設大臣に就任されて、田中清一君の中央開発道路というのですか、それに相当関心々持つておられるという新聞記事等も拝承いたしましたので、この機会に一、二伺つておきたいと思うのであります。 防衛道路については、今保安庁の方からも説明があつたようでありますが、また何ら具体的なものはないかのように拝承いたしたのですけれども、新聞には、今道路局長も言われましたように、一級道路で七メートル半だとか、二級道路で六メートル以上にするというようなことが、すでに報道されておるのであ……
○山下(榮)委員 私はこの機会に、労働大臣に失業問題について伺つてみたいと思うのであります。時間がないそうでありますので、要点だけを申し上げますから、御了承いただきたいと思います。 政府の本年の予算を通じてのデフレ政策による中小企業の倒産あるいは事業の縮小等による失業ないしは賃金の遅欠配等については、先ほど質問もございましたが、これはまことに深刻なものがあるといわなければならぬのであります。こういうことは、政府のデフレ政策によることが最も大きな原因の一つでありまして、デフレ政策を強行する限り、政府はこれに伴う失業政策が確立していなければならぬはずであると思うのであります。しかるに、予算面を見……
○山下(榮)委員 ただいま山口委員からいろいろ質問がありましたので、なるべく重複を避ける意味で、私は二、三参考人の方に、あるいは当局にも伺いたいと思うのであります。 参考人のお話を伺いますと、尼鋼にいたしましても、あるいは帝国酸素にいたしましても、どうもそれぞれ不当労働行為にその中心があるように見受けられるのであります。私のこの際参考人に伺いたいと思うことは、終戦後のわが国の労働運動の行き方は、できるだけ労働争議を避けるために、それぞれ単組においては、労使双方があるいは経営協議会その他の機関を通じて、できるだけ双方が摩擦を避ける手段を講じて来られておることは、皆さん方も御承知の通りであると思……
○山下(榮)委員 提案者に伺いたいと思います。両案件とも、きわめて重要な案件でありまして、しかも今日の災害関係から考えて、大蔵省の財政当局の意向等もいろいろ参酌いたしますとき、これは一党一派だけでこういう法案を提出するということは、きわめて大蔵当局に対して力が弱いような感じがいたすのであります。二法案とも、今申し上げたように、今日のわが国の災害ないしは建設行政の上から考えて、重要な案件であるから、こういうものは各党共同提案として財政当局に強く要望、強くわれわれは申し入れをしなければ、とうていわれわれの所期の目的を達成することは困難であるという見通しがないでもないのであります。できれば、こういう……
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