このページでは横路節雄衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○横路節雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となつております警察法案について、吉田総理大臣並びに関係者大臣に対して、重要なる諸点について質問いたしたいと存じます。 政府がただいま提案いたしました警察法案は、一言にして言えば、わが国における民主主義の一切を弾圧し、時の政治権力が治安に名をかりて警察権力を掌握し、言論の自由、思想の自由、結社の自由を束縛し、戦前のごとき警察国家の再現をはからんとする、いな、それ以上の悪法であります。警察庁長官である国務大臣が一切の人事権を掌握しているこの機構は、明治時代の藩閥内閣、昭和十年代におけるところの軍閥内閣にもなかつたことで、明らかに警察……
○横路委員 証人にお尋ねいたしますが、窓口受付の鑑定人につきましては、先ほどのお話では、お宅の方のお店の鑑定人が応召その他でいなかつたので、貴金属の取引先の方から頼んで雇い入れたというお話でございますが、間違いありませんか。
【次の発言】 そうすると、そのときのお宅の方のお店とその鑑定人との身分関係、雇用関係はどうでしよう。たとえば臨時社員とかなんとか、いろいろ名前はつけたでしよう。それはどうなつていますか。
【次の発言】 先ほどのお話の中で、お宅の方で窓口受付をした場合の目方については、再鑑定の場合とあまり差異がなかつたというお話で、ございました。先ほどからお二人の委員からもおがございました……
○横路委員 ちよつと証人にお尋ねいたします。あなたが交易営団の清算人としておいでになつたのはいつでございますか。
【次の発言】 前の委員の方と重複するかもしれませんが、ちよつとお聞きいたしますが、その前は何をやつておられましたか。
【次の発言】 先ほど各委員からいろいろお話があつたのでございますが、私があなたにお尋ねしたいと思いますのは、交易営団の損益勘定について、ひとつ詳しく御説明していただきたいと思います。あなたは、先ほど各委員の質問に答えて、損をしておるから、ひとつダイヤについてはいずれ自分のものになるだろうから、これは売つて、損失について埋めたいというようなことを言つておりますが、なお……
○横路委員 証人にお尋ねしますが、この日銀の地下のダイヤモンド、貴金属がしまわれてあつた金庫に対して、昭和二十六年六月から入られました大蔵省の職員について表が出ているわけですが、この表を見てみると、鈴木という人――この人は審査係長ですが、七月にこれが四十五回入つている。それからその次に大久保という職員、これは会計係長、それから吉永という職員、これは会計係ですが、こうやつて一覧表を見ますと、鈴木審査係長が担当の責任者であつたように思うのですが、そうでございますか。
【次の発言】 証人は直接の責任者であつたろうと思うのですが、昭和二十七年の五月まで、この点については一ぺんも立ち会つていないわけです……
○横路委員 証人にお尋ねいたしますが、一昨日理財局長においでをいただいて、証人としていろいろお聞きをしたのです。そのときに、昭和二十六年の六月ですか、大蔵省に司令部の方からダイヤモンドその他について保管の委託を受けた、その場合に自分は署名した、なおそれについては、たしか十一冊ぐらいの帳簿に相当詳細に数量その他を書いてあつたけれども、自分としては何にも調べないで、ただ署名をした、どうせ調べれば少しぐらい足りないだろう、こういうような気持でやつた、こういうことを言われておるのですが、先ほど来いろいろ委員の方から御質問がありました点で私はお尋ねしたいのですが、あなたの方に所管がえになりました際に、当……
○横路委員 それに関連して……。実は私きのう大蔵省に参りまして、大蔵大臣と大蔵次官に会つたのです。ところが一昨日大蔵省の省議として、今度の給與ベースについて決定をした。この給與べースの中で大事なことは、地方公務員についてはただいま門司委員からお話がありましたように、今度の給與ベース改訂の際に、今まであつた中央と地方とのずれをこの際幾分是正する。是正ずるというのは、今までよりは下げるということです。この点が大臣と次官との話合いで出て参りました。それから今問題になつておりますところの市町村教育委員会の設置にからんで、初め考えておりましたところの平衡交付金が、新聞発表によりますと、約三分の一くらいに……
○横路委員 このまま継続して一通りやつていただいて、そのあとでひとつ懇談したいと思います。そういうことにしていただきたいと思います。
【次の発言】 懇談をするということですが、ただいま議事進行について御発言がありましたように、懇談の結果、二十七年度のいわゆる地方財政についての財政計画を、自治庁が責任を持つてここで発表していただける、こういうことを委員長が骨折つてやつていただくならばいいです。そういうことで懇談をするというならば私は賛成であります。
【次の発言】 ただいまの委員長のお話ですが、そうすると、あしたもう一ぺん、地方公務員の給与ペース、その他については質問していいわけですか。――それで……
○横路委員 先ほど大臣から、二十七年度補正予算の平衡交付金算定の基礎についてお話がございましたが、その第一番目に、地方税の自然増収とそれから自然減との二つの対立で、自然増と自然減の場合との差額を見ると約百億あるというお話でございましたが、一体大臣としては、先ほど中井委員からもお話がございましたが、地方財政の確保ということに努力しておるはずでありますから、そうすると、自然増というものを見た場合においては、当然平衡交付金の増額ということには努力する必要はない。地方税の自然減ということがある場合において初めて平衡交付金をよけいよこせという折衝が開始されるので、従つて大臣としては当然、地方税は自然減収……
○横路委員 ちよつとお尋ねいたします。ただいまの御説明で少しわからないところがあるのですが、それは自治体警察を根本的に置くのか置かぬのかという点がはつきりしないのであります。その点をまず第一にお聞きいたしたいと思います。 第二に、ただいまのお話の中で、たとえば自治体警察にはどうも警察官の出世の見込みがないから、気分が沈滞しておる、それから能率の問題とかいうことで、これは運用の問題でどうにでもなるのではないかと思うのですが、ただいまのお話で非常に重要な点は、今度警察制度を改正しようという根本精神は、今のお言葉から私たちこういうふうに受取るわけです。それは国際的な連関において破壊活動が盛んになる……
○横路委員 ただいまの文部大臣の答弁で、大体市町村教育委員会法は廃止してもいいとまでは結論が出ないにしても、大体そういう趣旨であるように思いますので、私たちも大いに文相に協力しようと思うのでございます。そこで私が第一番目にお聞きしたいことは、文部大臣は非常に地方財政に明るいというお話でございますので、今回の市町村教育委員会の設置によつて、市町村の財政に対して一体負担になるのかならないのか、全然市町村の財政に負担をかけていないかどうか、もしもかけているとすれば、一体どの程度、昭和二十七年度でかけているのか、その点についてお伺いいたしたい。
○横路委員 大臣にお尋ねをいたしたいと思いますが、今度きまりました地方財政平衡交付金二百億と、それから地方債百二十億で、昭和二十七年度の年度内は、都道府県並びに市町村の財政はこれで十分やれるかどうか、すなわち赤字が出ないという見通しになつているかどうか。この点非常にいろいろ御努力なさつたのでしようが、最終的には決定して今度の補正予算に組んだわけですから、そういうことでおやりになつているとは思うのでございますが、その点をまず第一番にお尋ねいたします。
【次の発言】 ただいまのお話で、一生懸命努力すれば支障なくやれるというお話でございますが、一つの例といたしまして、たとえばここには鉱産税を、当初予……
○横路委員 ちよつとお尋ねいたしたいのでございますが、平衡交付金の都道府県並びに市町村に対しての内訳と、起債の内訳、地方債の都道府県並びに市町村に対する内訳、それから平衡交付金のうちで特別平衡交付金を一体どの程度見ておるのか、この点について、前に御説明があつたのかどうか、ちよつて私記憶がはつきりしませんので、ぜひ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 そうしますと、自治庁としては自分の所管でないから調査はできないというお話ですが、しかし私はそういうものの考え方から行けば自治庁自体が三百四十八円高いのだということをあなたの方で納得させられて、そうしてそれを基礎にして予算をお組めになつたという、……
○横路委員 参考人にお尋ねいたしたいのですが、先月の十四日と十五日に全国知事会がございまして、その全国知事会でいろいろ今お話のような内容について、検討されて自治庁との間にいろいろ折衝されたと思うのでございます。折衝されました際に、当然自治庁としても今参考人の方で申されました都道府県の六百十三億の要求に対して、大体自治庁が二百五十三億程度の金額しか見ていないのですから、当然自治庁としても二十七年度の年度末に至れば赤字になる、その赤字について自治庁と全国知事会との間では、年度末赤字になつた場合には、何らかの方法で操作をするというように自治庁では全国知事会の代表者に回答しているかどうか。その際に知事……
○横路委員 私は白鳥参考人にお聞きしたいと思いますが、自治庁の方では町村長会で要求している百五億という数字については絶対に承服できない。大体町村は放漫財政政策をやつておる、そういうものについて一々自治庁か手当してたまるものかというのが自治庁の考え方なんです。私のお聞きいたしたいのは、何こういう金をやらなくとも、これはいわゆるはつたりの財政計画で、金をやらないでおけば、町村は適当に緊縮圧縮をして、ちやんと年度末にはつじつまを合せるのだ。どうもこういうように考えられているような気がするのです。だから何ぼあなたの方で大蔵省なり自治庁に要求しても通らぬ。私がここでぜひお聞きいたしたい点は、この要求され……
○横路委員 ありません。
【次の発言】 私大臣にお尋ねしたいのですが、今度の自治体警察編入に伴いまして必要な経費の一億二千八十六万円が今度計上されておりますが、先ほど私政府委員の話を聞きまして、この一億二千八十六万円の金は、計上する必要がなかつたというように私は考えたわけです。これは計数上非常に大事な問題ですから、大臣にぜひお尋ねしたいのですが、先ほどこういう説明を私たちは受けたのです。今度、今議案になつておりますところの自治体警察をこちらに移す、それについては十月三十一日までに五十七箇町村がきまつた、あと日曜日あたりから投票になるのが五箇町村、計六十二箇町村で約千二百名で月に五千万円になるが……
○横路委員 私はこの機会に重ねてお尋ねしたい点があるのであります。それは、この間全国の町村長会の代表の方に地方行政委員会に参考人としておいでをいただいたわけですが、そのしきに、自治体警察と国家警察のことについていろいろお話がございました際に、全国の町村といたしまして保、国家警察に対して、その町村の人は、一人当りに対して二十円ずつ協力費を出している、こういうお話があつたわけでございまして、それは全国の町村長会の代表の方のお話でございましたので、一体そういうようになりておるのかどうか、その点をひとつお尋ねをいたしたい。全国全部そういうように協力費を出しておるのか、その点をお聞きしたいことと、それか……
○横路委員 地方財政平衡交付金法を一部改正する法律の説明をいろいろお聞きいたしまして、配分の仕方は、去年やつた配分の仕方よりもこちらの方がいいと思います。しかしこのやり方は地方財政平衡交付金法の立法の精神からいつたら退歩したんじやないかと思う。これはどういうことであるかというと、これから毎年平衡交付金法で行くと、どうも地方の財政状態を満たすわけにいかぬ。国の平衡交付金と交付基準額との間に、毎年減つて行く傾向があるので、配分の仕方だけはこの際技術的にうまくやろう、こういうのが今回の立法の精神ではないかと思う。これは第三条にちやんと「財政需要額が財政収入額をこえる場合における当該超過額を補てんする……
○横路委員 私は本多国務大臣にお尋ねをいたしたいと思います。きのう大臣からお話がございました地方公務員に関する年末手当の点でございますか、きようは、向井大蔵大臣から参議場の予算委員会で答弁するその時間が遅れているようでございますけれども、すでに閣議でも決定されておりますので、その内容についてお尋ねをいたしたいと思うのであります。 まず第一点は、俗にいわれている年末手当の〇・二五箇月分につきまして、もしも世間に伝えられているように、一般の国家公務員について超過勤務手当でやるということになるならば、市町村役場の吏員並びに都道府県庁に勤のている職員については、あるいは超勤務手当の第四・四半期分の前……
○横路委員 大臣にお尋ねしたいのですが、先ほど参議院の予算委員会で、公務員等の給与改善に関する決議がされたわけであります。私はその四項目にわたつて書かれたものを持つております。読み上げるまでもないと思うのでありますが、先はどの大臣の御答弁の中には、この参議院の予算委員会さらに本会議において決議された点が、当然含まれているものと私は解釈しているのでありますが、さように考えて間違いないかどうか。
○横路委員 私は大臣にお尋ねしたいのですが、この四月一日から施行される予定になつておりました義務教育費国庫負担法で半額負担のものを、ただいま提案されようとしておる全額国庫負担法になぜ急いでしなければならなかつたか、その理由については、先ほど門司委員の質問に対して大臣から答弁がありましたが、どう考えても大臣は本心は納得していないのではないかと思います。もしも納得しておるのであれば、もう少しわれわれに了解できるような説明のしかたをしてもらいたい。たとえばこれは義務教育に関する水準を高めるのだと言う。しかし実際には水準を高めない。なぜ高めないかということについては、私はあとで大臣にその点を指摘したい……
○横路委員 文部大臣にお尋ねをいたしたいのですが、地方財政平衡交付金千七百二十億円の中に義務教育国庫負担分として九百二十億円とられてあるという話を、この間自治庁の長官から伺いましたが、その九百二十億円の内容につきましては、いずれ文部大臣から説明があるだろうから、文部大臣から聞いてもらいたい、こういうお話がございましたので、やはり地方財政一般についてただいま審議をいたしておりますので、ぜひこの際文部大臣から予定されている義務教育国庫負担分としての九百二十億円の内容について、詳細にひとつ御説明をいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 ただいま九百二十億円の内訳の給与費九百一億について御説明……
○横路委員 その点に関連して……。今門司委員からお話がございましたが、齋藤国警長官がこの重要な警察法案について、いわゆる政府委員としてここで説明するということについて、その資格等について非常なる疑義を抱くものです。この点につきましては昨日流会になりました会議の場合におきましても、齋藤国警長官がはたして政府委員としてここで答弁できる、説明できる資格があるかどうかということでございます。ただいま門司委員からお話がございましたように、国家公安委員会は今回の政府の警察法案については反対している、こういうことに私たちは承知しているのであります。しからば国家公安委員会において齋藤国警長官は明らかに任命され……
○横路委員 私は大蔵大臣にお尋ねいたしたいのであります。ただいま資金運用部資金から二十億円と公募公債から三十億円、合計五十億円というお話でございますが、この点につきましてただいまお話がございました教職員を含めて地方公務員の年末の〇・二五につきましては、私どもの算定いたしましたところでは、大体都道府県の地方公務員が三十一億円、市の公務員関係が十一億円、町村の公務員関係が約十億円、従つて〇・二五については約五十一億円ないし五十二億円いるというふうに私ども算定の基礎数字について知り得ておるのであります。従つてただいまお話のありました資金運用部資金からの二十億円と公募公債の三十億円、合計五十億円につき……
○横路委員 ただいま犬養法務大臣から雪澤、森田、石坂委員に対する国内治安状況についての御答弁のありました点については、各委員から指摘されたように非常に抽象的で、本委員会において警察法を審議する場合の国内情勢のいわゆる判断の材料にならない。従つてただいま法務大臣からこの点の詳細については委員長並びに各理事と、どういうように国内の治安情勢について話をするかよく御相談の上でやりたいと言つている。そうすれば私どもはその情勢について話を聞くのでなければ、ただ法案の条文をいじつてみたつてしようがないから、この際本委員会を休憩して、そこで法務大臣が言うようにしたらどうか。あんな話を何べん繰返したところで、こ……
○横路委員 委員長、関連して……。
【次の発言】 私は大臣にお尋ねしたいのですが、今度できる都道府県の警察は国家警察なのか自治体警察なのか、もしも自治体警察というならば、自治体警察であるという根拠を明らかにしてもらいたい。どこを調べたつてこの都道府県警察は自治体警察であるという法的な根拠はない。なぜならば国務大臣である警察庁長官が任命した都道府県の警察長が明らかに警察職員についての任免権を持つている。そうすると大臣がこの点については適合しないから一つにしたというのは、一体国家警察なら国家警察、自治体警察なら自治体警察、どちらでもないならどちらでもないというように、この点は今後私たちがこれを審議……
○横路委員 私は本多国務大臣にお尋ねをいたしたいと思うのですが、去る四日に年末手当に関する教職員を含む地方公務員に対する〇・二五の取扱いに関して私から質問し、大臣から御答弁があり、さらに引続き五日には大蔵大臣から、これに対する財政措置といたしまして、資金運用部資金から二十億、交付公債三十億という御説明がございましたが、当日の模様は大臣も御承知のように、政府部内の意見が統一しているとは私たち思えないのでございます。大蔵省当局といたしましても、一応の案である、なおこの点については自治庁とも話合いする余地がある、こういうのであつたわけでございまして、われわれといたしましても、このことは昨年末以来引続……
○横路委員 議事進行に関して……。先ほどから保安庁長官から国内の治安について一応お話がございましたし、犬養法務大臣からも先日来、たびたび国内の治安状況について御説明がありました場合に、同様に大阪の吹田事件を取上げておるわけです。しかし本件に関しては、国警側の一方的な説明だけでは、はたして吹田事件が自治体警察であつたために、あの事件がうまく行かなかつたのかどうか、判定ができませんので、先般の委員会においても、この吹田事件の関係者をここに参考人として呼んでやることに決定しております。また保安庁その他からも同じような説明だけで、国内治安状況が悪いのだという前提で、これに対する総括質問の審議は、私はこ……
○横路委員 関連して……。今の市町村の自治体警察が持つている財産の処分の件ですが、先ほどの斎藤国警長官の答弁では、十月一日を目途として今日の市町村の自治体警察が都道府県の警察に形式的にはかわつても、実質的にはかわりはないのだ、従つて二十九年の三月三十一日までは市町村の自治体警察が従前使用していた財産に関しては、これを当然無償で使うことができるのだとこう言つている。この点は私は非常に重大だと思う。斎藤国警長官は、市町村の自法体警察が都道府県の警察にかわつても、実質的にはかわりはなくて、形式的にだけかわつたと言われる。一体そういう説明では、今まですでに十日以上にわたつて審議して来た都道府県の警察の……
○横路委員 私は日本社会党を代表いたしまして、消防施設強化促進法案に対して賛成の意を表するものであります。今回の消防施設強化促進法案の内容は、これは市町村における消防施設を強化するために、国が補助するということについては、われわれ賛成でございます。しかしただいままでいろいろ論議されました程度におきましては、国の補助金につきましては、必ずしも今日の状態においてわずか二億五千万円では、市町村の消防施設については、完璧を期せられないということは同様でございます。そういう意味で将来大いに努力をしてもらわなければならないわけですが、しかし市町村の消防施設について、とりあえず国が補助するというその糸口を開……
○横路委員 私は、最初に本多国務大臣にお尋ねいたしたいと思います。今般の平衡交付金二百億、それから地方起債百二十億に関連しまして、全国の知事会では、先般地方行政委員会に参考人として呼びましたところが、全国知事会の代表の茨城県の友末知事が参りまして全国知事会のとしてはどうしても六百十三億必要である。これに対する自治庁の財源措置は二百五十三億で約三百六十億の赤字が出て来るので、この点に対してはどうしても補填をしていただきたい、こういう要求があつたのでございます。さらに全国市長会の代表といたしまして大阪市長の中井氏も同様参考人として出席しまして、全国市長会としては三百九十八億最低必要である。同じく全……
○横路委員 私は岡野文部大臣と本多国務大臣の両方にお聞きをしたい。それは、昭和二十七年度の平衡交付金算定にあたつて、文部省と自治庁との間にどういう話合いをかわされて二十七年度の平衡交付金を算定したかというと、一般の地方の教職員は昨年の十一月以前の給与べースにおいて三百四十九円高いといつて、その分を引いて平衡交付金を算定した。従つて昨年の補正予算の地方行政委員会等においても、それぞれ全国知事会、市長会、町村長会の代表を呼んで問いただしたところ、全国知事会等においては、三百四十九円の減額については了承できないから、よしんば国で平衡交付金をよこさなくとも、地方財政において負担をするといつて、現に全国……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。