このページでは八百板正衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○八百板正君 私は、日本社会党を代表して、ただいま上程された昭和二十八年度一般会計暫定予算補正(第1号)、昭和二十八年度特別会計暫定予算補正(特第1号)及び昭和二十八年度政府関係機関暫定予算補正(機第1号)、すなわち、昭和二十八年六月分暫定予算について、日本社会党両派の提出した組みかえの動議に賛成し、同時に政府提出の六月分暫定予算に対し反対する旨の討論を行うものであります。(拍手) 六月暫定予算は、吉田自由党内閣の政策を織り込まないものだと重ね重ね言われております。重ね重ね言われておりまするが、これは参議院の緊急集会できめた四、五月予算とは事情が違うものでありまするから、やはり一応の二十八年……
○八百板正君 私は、日本社会党を代表して、吉田内閣総理大臣の施政方針演説、並びに小笠原大蔵、岡野経済審議庁長官の演説に関連して、それぞれ二、三の点について関係大臣に質問をいたすものであります。 今日わが国の当面する問題は、こんなことをしていてほんとうに経済が立つかどうかという問題であり、軍備を置くか置かぬか、このままごまかしを続けて行けるのか、憲法の改正をするかしないか、アメリカの軍事援助MSAを受けるか、これはアメリカ隷属の道に深入りするのではないか、受けないで独立のくふうをするにはどうすればよいか、こういう切実な問題に対して、これと四つに組んで、精根を傾けてその苦難の道を開いて行く、それ……
○八百板正君 昭和二十八年度一般会計予算、同じく特別会計予算、政府関係機関予算について、私は、ここに、日本社会党両派を代表いたしまして、その編成がえを求める動議を提出し、その趣旨を弁明いたします。 まず、動議の趣旨を読み上げます。 昭和二十八年度一般会計予算、昭和二十八年度特別会計予算及び昭和二十八年度政府関係機関予算については、政府は撤回し、左記要綱により速やかに組替えをなし、再提出することを要求する。 組みかえを求める方針を申し上げまするに、まず昭和二十八年度一般会計予算は、いわゆる平和不況を憂慮せられる内外情勢のもとに編成せられる予算でありまするから、第一に、いかにして平和不況を克……
○八百板正君 私は、日本社会党を代表して、災害関係等の根本問題について政府の所信をお尋ねいたしたいと存じます。 その前に、政府の出した予算がかわるそうですが、撤回するのか、どう扱うのか、この点を、吉田総理の施政方針とあわせて、大蔵大臣から説明し、演説のやり直しを要求いたします。(拍手)良心ある内閣なら、予算を出して二日とたたないうちにひつ込めたり直したりすることは責任ものでありまするが、いかがでございましようか。また、国会に出した予算を、議場の審議によらないで、外で取引をして直すというようなことも許されることでございましようか。信念をもつて出したという小笠原さんも、この点、信念の修正を出すの……
○八百板委員 日本社会党両派を代表いたしまして、大蔵大臣にあらためてお尋ねを申し上げたいと存じます。 公務員の給与の改善については、とりあえず〇・五の夏期手当を、一・〇、すなわち一箇月分とせられたいが、政府の所見はどうかと尋ねましたに対し、福永官房長官は考慮すると答えたのでありますが、この考慮とは、一箇月分支給の実現の具体化について考慮すると解してよろしいか、大蔵大臣としてのお答えを願いたいと存じます。
○八百板委員 この予算委員会はもともと審議に入るにあたりまして、本月二十二日委員長の発言によつて、本委員会は政府、委員ともに用語に注意をし、簡潔を旨として相互に時間を守り、かつ国務大臣の答弁は親切を旨とせられたいことを述べて、このことを了承して審議に入つたものであります。これは前第十五国会までのいきさつにかんがみまして、とりわけ第十五国会の解散が、吉田総理大臣の乱暴なる放言に端を発して、そのために国会軽視の日ごろの傾向に思いをいたし、それらの事柄にかんがみて、われわれは適切なるものとして、これを了承した次第であります。しかるに数日来の審議を見て参りますと、とりわけ国務大臣の答弁において、最も大……
○八百板委員 岡崎外務大臣にお尋ねいたしますが、日本側で尋ねましたところの軍事的義務履行の要件は、安保条約引受けの義務の履行で足るかという意味の問いでありますが、先ほどもちよつと出ましたように、この軍事的義務というものはMSAを受ける場合に伴う一般的軍事的義務であろうと思うのでありますが、この場合に軍事的義務が一応あるという前提に立つて問いを出したのであるかどうか、この点をまず伺つておきたいと思います。
【次の発言】 軍事的義務が日本においてもあるという前提に立つたればこそ、初めて軍事的義務履行の要件を尋ねたものであると私は思うのであります。その要件は各国において違う。日本の場合においては安保……
○八百板委員 関連して法務総裁にちよつとお伺いしたいのですが、この前選挙違反の問題で、閣僚の中になはなましい選挙違反の現役がおられるということは、吉田内閣の方針にふさわしくないではないか、そういう人は早く首を切つたらいいじやないかという話をしましたところが、吉田さんはそのときにこういうことを言われました。そういう選挙違反の事実はあるが、非常に重大な仕事についている人なので、これに選挙違反の責めを負わせるということは、慎重に考えているのである、こういうようなことを総理大臣が言われたのでありますが、速記録を見ないというと、正確な言葉の表現は食い違いますが、意味はその通りであります。そういうような方……
○八百板委員 ただいままでの政府の答弁を伺つておりますと、ことごとく要領を得ないのであります。当然政府の怠慢と無責任に対して、十分これを反省すべきにもかかわらず、ずうずうくしくこれを押し切ろうというような態度は、まことにもつて国会に対する冒涜であると言わなければならぬ。国民の税金の中から二百億円という莫大なる債権を、日本が確認されておりながら、この債権の処理を今日まで怠つたという政府の責任は、まことに重大なるものがあると思うのであります。しかもこれに対する政府の答弁は支離滅裂、閣僚の意見はどれ一つとして系統立つたものはこれを見つけることができないのであります。われわれはこの委員会を通じて、政府……
○八百板委員 先に大蔵大臣から、税金がふえておりますのに減税とおつしやいますのはどういうわけでございますか、お伺いします。
【次の発言】 そうしますと、税率を直したのであつて、すなわち減税ではないのでありますから、国民を惑わすような一千二十三億の減税だなどと宣伝せらるることは、国民に財政の実態を知らせる上には、とるべからざる態度であると思うのでございますが、常に率直を尊重し、物事を誠実に処理して行かるる小笠原大蔵大臣になつて、なおかつ前と同じようなごまかしの宣伝を続けられるということは、小笠原さんのためにまことに惜しむのであります。この際そういう点について、これは減税ではない、もつと税金をふや……
○八百板委員 先ほど説明せられました修正案についてお尋ねをいたします。与党も加わつて、こんなに大きな修正が野党と一緒になつてされ、しかも通過が予想されておるということは、前例のないことでありますから、おそらくこういう重大なる修正に対しては、政府は責任を感じておやめになるであろうと思うのでありますが、ただいま修正案に対する質問なので、政府の御意見を承ることができないのは、まことに残念であります。 まず修正案提案者にお聞きいたしますが、先ほどの長時間の御説明でございましたので、申合せの二十分という短い質問の時間で尽し得るかどうか疑問でございますが、簡潔に要点だけ尋ねますから、お答えの方も長くとも……
○八百板委員 大蔵大臣に、お疲れのところお気の毒に存じますが、少しお尋ねをいたしたいと存じます。時間も短かいことですから、簡潔なお尋ねをいたしますが、大蔵大臣は、農業の災害について救済すべきものであるとお考えであるかどうか、まずこの点を伺つておきます。
【次の発言】 国が救済すべきものであると考えますならば、当然に国の予算をもつて救済するということが、予算の性格の上に現われて来なければならないものと思います。
まずそういう点で予算の性格を明らかにする必要があると思うのでありますが、財源から見て参りますと、今度の財源はほとんど税の自然増収にたよつております。その自然増収は一応三百億をとつておりま……
○八百板委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となつておる昭和三十八年度予算補正第二号に対して反対し、同時に改進党提出の編成がえを求める動議に反対し、次いで日本社会党両派共同の組みかえを求める動議に賛成の討論をいたすものであります。 まず第一に、政府の提出した予算補正第二号を見て申し上げなければならないことは、非常に重大なことで困つたことですが、吉田内閣は言うこととやることが違うという点であります。十一月三十日吉田内閣総理大臣は、その施政方針演説の中で、皇太子様がつつがなく帰られた。ニクソンが来てよかつた、アメリカと仲よくします、アジアの自由諸国とも仲よくする、朝鮮とも何とかしたいと申……
○八百板委員 ちよつと簡単にお尋ねいたしますが、お伺いいたしますと、商工組合中央金庫の立場からの御意見でございますから、金融中心になるのはもちろんだと思うのでありますが、金融に対する対策と申しましようか、金利の問題、あるいはもつとよけいに金を出せという財政資金の導入の問題、そういう問題が出ております。それからさらにまた中小企業等協同組合法の改正とか、組織化の問題もおつしやつておられますが、現状においては、組織化にしても、付か金融対策の対象としての組織化というような範囲を出ないような状況に、私どもは見られるのでありますが、そういう金融以外に中小企業に対してこれを伸ばす何らかのお考えが、予算の上に……
○八百板委員 ちよつとお伺いいたしたいのですが、御承知のよりに、政府は食糧と綿花などの繊維のために払われる日本の海外支出が、貿易の半分にも及んでいるので、これを何とかしなければならぬということを、今度の国会でも強く政府から強調せられているわけであります。そうなりますと、当然に国内における化学繊維の問題が非常に重要な問題として取上げられるわけでありますが、今お伺いしますと、化学繊維の将来に対しては、技術の点、いろいろの点において非常にほど遠いもののような話にうかがえるのでありますが、そういうような点について、もし当面化学繊維を伸ばすために隘路となつている点を、集中的に国の力によつて打開して行きま……
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