八百板正 衆議院議員
24期国会発言一覧

八百板正[衆]在籍期 : 23期-|24期|-25期-26期-27期-28期-29期-31期-32期-33期-34期
八百板正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは八百板正衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

八百板正[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第34号(1949/05/20、24期、日本社会党)

○八百板正君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました食糧管理法の一部を改正する法律案に対し反対を表明するものであります。  おもなる反対理由を申し上げますれば、第一、主要食糧の配給計画と配給そのものの実施の一体化をはかり、すなわち計画と実施を事こまかく明文化し、強化いたさんとしたことであります。しかしながら、この点について考えるに、手続上法文は事こまかく改められたけれども、この運用の基礎をなす数字的な根拠は一向に整えられていないのであります。すなわち、一般消費者、食糧の加配を受ける労務者、農家であつて年間食糧を保有せず、食糧の配給を受けるもの、この数、また農家保有米算出の……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 衆議院本会議 第21号(1949/11/30、24期、日本社会党)

○八百板正君 私は、ただいま上程されました。昭和二十四年十一月二十八日農林委員会における決議無効に関する決議案につき、共同提案者たる野党各派を代表いたしまして、その趣旨弁明をいたさんとするものであります。(拍手)  まず決議案を朗續いたします。   昭和二十四年十一月二十八日農林委員会における決議無効に関する決議   昭和二十四年十一月二十八日農林委員会における食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案の決議は、国会法及び衆議院規則に反する違法な審議を経ているから無効である。   右決議する。  食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案に関しまして―この法律は、御承知の通り、すでに農民に対し……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第27号(1950/03/16、24期、日本社会党)

○八百板正君 私は、各党提案にかかる、積雪寒冷地帶に対する負担の妥当公正化に関する決議案に対し、日本社会党の立場はもちろん、超えては日本経済の、再建の立場から強て賛成の意見を述べるものであります。  この問題は、要約いたしますならば、寒いところは暖かいところより生活費がよけいにかかる。また農民も中小商工業者も、何を生産するにいたしましても、必要経費が余分に必要である。この分を税制改革の中に織り込んで不公平を直すことが必要である。ちようど官公吏に対する寒冷地手当というものがあるように、この精神を寒冷地の全住民に及ぼすべきであるという趣旨であります。  まことに、この積雪寒冷地の損失を数え上げて参……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 衆議院本会議 第22号(1951/03/20、24期、日本社会党)

○八百板正君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となつております農業委員会法案及び同法施行に伴う関係法令の整理法案並びに修正案に対しまして反対いたすものであります。  本法は、従来行われて参りましたところの農地調整法に基く農地改革のための農地委員会、それから食糧確保、供出、割当のための食糧管理法、食糧確保臨時措置法に基く農業調整委員会並びに農業の技術面など農業改良事業を行うための知事に対する諮問、助言機関としての、農林次官通牒に基いて設けられた農業改良委員会、この三つの機関をやめて、それぞれ統合いたしまして農業委員会の一本とするものであります。  三つのそれぞれの委員会の性格を見るに、一……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第16号(1951/11/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 私は、日本社会党第二十三控室を代表して、この法案に対しまして反対の意思を表明するものであります。国家公務員に対しましては、ストライキをしてはいけないと、この労働者の基本的な権利を取上げておるのであります。そのかわり人事院の制度を定めまして、常に公務員の待遇が民間の給與と比べて悪くならないように、変動が生じたなら直すよういに勧告することになつておるのであります。この趣旨から申しますと、人事院は、政府の鼻息をうかがつたり迎合したりして、科学的な基準をゆがめてはならないのであります。同時にまた、公正な勧告は、何をおいても政府は採用しなければならないものであります。ところが、今回の給與改……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第51号(1952/06/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 私は、日本社会党第二十三控室を代表して、政府の出した地方自治法の一部改正に反対、自由党、改進党提出の一部修正に反対し、社会党、労農党、社会民主党、農民協同党の共同の修正案に賛成の意を表し、あわせて警察官等に協力援助した者の災害給付に関する法律案に反対の意思を明らかにするものであります。すでに問題の要点はしぼられて明らかにされておりますので、なるべく簡潔に、三つの点に限り意見を述べることといたします。  まず第一は、自治体の自主性が弱くなり、中央政府の指示、勧告、さらには干渉が強くなるということであります。すなわち、七條、八條、九條七項などの改正点について見ますと、自治体の廃置分合……

第13回国会 衆議院本会議 第52号(1952/06/10、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 私は、日本社会党第二十三控室を代表して、警察法の一部改正法案並びにこれに対する自由党、改進党の修正案にそれぞれ反対し、同時に集団示威運動等の秩序保持に関する法律案及びこれについての自由党修正案に反対する旨を明らかにいたします。  まず集団示威運動等の秩序保持法案について見まするに、この第一條の法の目的を見ますと、一見この法律の適用は屋外集会についてのみ行われるように見えるのであります。また政府の答弁も、屋外集会の秩序保持だけを対象とする旨を答えております。しかし、第一條には「この法律は、集団示威運動、集団行進又は屋外集会が公衆の」云々と書かれておるのでありまして、法律として文字通……

第13回国会 衆議院本会議 第70号(1952/07/31、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 私は、日本社会党第二十三控室を代表して、解散決議案に対し賛成の意を表するものであります。  今日、衆議院解散は、すでにして万人一致の輿論となつております。問題は今すぐやるかどうかという点にかかつていると申すべきでありましよう。八月二十六日に第十四回国会を開いて、そこでせめておみやげの追加予算を通してからやりたいという意見を聞きます。また補正予算を出しても、野党の最後の攻勢で押しまくられ、傷だらけになる。そんな形で解散に追い込まれては選挙に不利だから、出すなら、どうせ通らぬと見込んで、牛の鼻草のような、見せるだけの追加予算をぶら下げて解散と行こうという自由党の秘策もあるように聞いて……

八百板正[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

八百板正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 農林委員会 第19号(1949/05/11、24期、日本社会党)

○八百板委員 今までいろいろ質疑がかわされたのでありまするが、どうもかんじんの予算的措置につきましては非常にあいまいなお答えでありまして、私どもどうもわからないのであります。その年々の予算の範囲内においてまかないをつけて行くということを大臣は言われておるのでありまするが、具体的に国家からどのくらいの予算が出されて、どのくらいの分が農民の負担にかかり、どのくらいの分が資金的に処置せられ、融資的に考えられるかというような、そういうふうな大体の見通しと構想を、まず大臣からお答えを願いたいと思います。

第5回国会 農林委員会 第20号(1949/05/12、24期、日本社会党)

○八百板委員 負担の問題でありますが、個々の農民が利益を受けるものに対しては、農民みずからが負担すべきであつて、國家の補助金というものは出すべきではないという見解に傾いておるという話が前にあつたのでありますが、この考え方は、この土地改良法を制定するにあたつてどういうふうに当てはめられておるか、その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 今年は予算上出せなかつたが來年度からはよけい出すようにしたい、そういう角度に立つてこの法案を出したというお話ですが、その点については、今年度はこの程度であつたが來年度からは数字的にどの程度よけいに取れるという、大体の予定が立つておるかということをこの際お尋ね……

第5回国会 農林委員会 第30号(1949/05/23、24期、日本社会党)

○八百板委員 この法律に対する改正は非常に重要なる意義を持つものであることは、各位によつて述べられました通りであります。この供出に関する法律案に対して、私どもが考えまする場合に、これは一つの作付命令とも言うべきところの性質の法令であると言わなければならないのでありますが、かようにして計画的な作付を農民に対して命令いたします場合においては、ただいま村上委員によつても述べられましたように、当然に國の大きな責任がこれに伴つて起るものであるということは言うまでもないことであります。從つてこの生産計画の農民に対する割当は、同時にこれに必要なる資材のあらゆる裏づけを條件といたさなければならないのであります……

第5回国会 農林委員会 第31号(1949/05/24、24期、日本社会党)

○八百板委員 農業復興会議、日本農民組合、全國農民組合、全國農村青年連盟、農業調整委員会、全國協議会、農地委員会全國協議会、農業協同組合代表者会議実行委員会、日本畜産協会等の、全日本耕作農民を代表いたしまする團体が、去る四月十三日全國農民代表者会議を開催いたしまして、この決議に基き、今回の追加供出割当法制化に対する反対の意見を述べられておるのであります。その内容とするところは、今回の改正法一案は経済九原則における第九項食糧供出計画の能率を向上するという條項に基く措置と言われますが、今回の法律改正は食糧供出の能率をはかるため当然とらるべき政府自身の義務と責任をどうも反省することなく、一方的に追加……

第5回国会 農林委員会 第32号(1949/05/25、24期、日本社会党)

○八百板委員 この際経済安定本部長官にお尋ねいたしたい。政府は農林漁業の復興資金の計画といたしまして、見返り資金より六十五億円、預金部資金より四十三億円、合計百八億円の供給を見込んでいるというふうにわれわれは伺つているのでありまするが、また一方において、見返り資金の農業面に対する運用は、日本の農業の状態にかんがみまして、農業の長期の復興資金にこれを振り向けることは採算上不利益である。それよりもむしろ輸出産業にこれらの資金を振り向けまして、外國の安い食糧を購入して、これによつて日本の食糧をまかなつて行つた方がよろしいというような、有力なる意見が一方において起つていることをわれわれは承つているので……

第5回国会 農林委員会 第35号(1949/05/30、24期、日本社会党)

○八百板委員 本法案提案者の目的とするところの酪農業の振興をはかるためには、さらに一段の檢討を要するものがあり、ただいま拙速通過をはかることはかえて提案者の意思を殺し、反対の結果を招くおそれのあることを指摘いたしまして、ここに私は日本社会党を代表いたし、反対の意思を表明いたすものであります。  なお農民新党の北君よりも、同様の趣旨において反対の意思を持つものであるということのお話がありましたので、私の討論に付言いたしておく次第であります。  酪農の振興は日本農業の近代化の視点より、さらには食糧問題の新しい方向であります量より質への轉換、食生活の改善、文化の向上等々の角度より、われわれもひとしく……

第5回国会 農林委員会 第41号(1949/08/01、24期、日本社会党)

○八百板委員 政府の提示せられましたところの今回の措置の内容を見ますと、その対策はほとんど卸賣業者に対する対策と、銀行に対する処置とそれ以外の何ものでもないのであります。われわれは少くともこの処置によつて起るところの木炭の生産確保の問題を考えなければならないと思うのでありますが、さきに食糧確保臨時措置法の改正にあたりまして、われわれは單に食糧の確保というものを供出というとるという面だけに見て、生産の確保という面におろそかであることを指摘いたしまして、これに対しては大臣も衷心よりそうであるということを表明せられておるのでありまするが、これを一たび今回の薪炭問題に対して考えてみますると、またこれと……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 決算委員会 第7号(1950/03/08、24期、日本社会党)

○八百板委員 もう大分問題の焦点が明らかになつて参つておりますので、その問題についての御質問は、差控えたいと思うのでありますが、私どもといたしまして、一番この際お聞きしたいと考えております点は、もちろん議決事項として取扱うか、報告事項として取扱うかということは、当面の大きい問題でありますが、われわれは国会議員として、国会の持つ財政上の監督権の行使と申しますか、その財政監督の内容をより以上に向上し、充実せしめるということが、われわれ国会議員の任務であろうと思うのであります。従いまして、そういう立場から考えて参りますならば、この国費の濫費が決算制度の取扱いを議決制度と改めることによつて救済せられる……

第7回国会 建設委員会 第23号(1950/04/08、24期、日本社会党)

○八百板委員 まずこの公庫が設立せられるに至りました経過を明らかにしていただくという意味合いにおいて、簡單な数字をもつてお答えを願いたいと思いますが、戰後における日本の住宅の不足の状況並びにそれが年を追つてどのように緩和されて来たか、その建設の緩和のテンポ等について簡単にお答えをいただきまして、あわせてこの公庫の実施によりまして、将来この計画の実行によりましてどれだけ住宅の緩和が実現せられるかというふうな点について、その見通しを伺いたいと思うのであります。
【次の発言】 この公庫が設立せられるに至りました住宅不足の状況を伺つて参りますと、結果といたしまして相当数の住宅困窮者があるのであるが、ま……

第7回国会 建設委員会 第26号(1950/04/12、24期、日本社会党)

○八百板委員 さきに一般的なお尋ねを全体にわたつていたしましたので、それらの点につきましてはお尋ねする必要はないのでありますが、十七條の融資対象、この問題につきまして、もう少し詳細にお尋ねをいたしておきたいと思うのであります。この條文によりますと、「新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないものの購入を含む。」ということが規定せられておるのでありますが、そうしますと、この際に今まで住宅の用には供しておらなかつたが、その他の目的のためにあつた建物を、新たに住宅の用に供するというような場合においては、この考え方の中に入れていいものかどうか、この点をお尋ねいたしておきたいと思うのであ……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 人事委員会 第8号(1950/12/04、24期、日本社会党)

○八百板委員 国家公務員に対する年末手当の支給に関する法律案についてお尋ねいたしたいと思うのであります。この法律の内容でありまする年末手当の支給につきましては、当然に一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の際に出されるべきものであつたと考えるのでありますがこれがすぐにも出されるような言明があつたにもかかわらず、今日まで延び延びになつて参りました事情は、どの点にあるかということをまずお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 伺いました理由については、ただいま概略の点はわかつたのでありますが、そういたしまするならば、人事院の勧告にもありまするように、この際年末手当の支給の規定を、一般……

第9回国会 人事委員会 第9号(1950/12/05、24期、日本社会党)

○八百板委員 この際具体的な点をまず明らかにしておきたいと思いますが、先ほど来質問になりました年末手当の問題につきまして、具体的にする必要があるだろうと思うのであります。第一条には「国家公務員(常時勤務に服さない者であつて政令で定める者を除く。)」こういうふうにされておるのでありまするが、その点われわれとしては、後日に問題を残すことのないように明確にしていただくことが必要であろうと考えるのでありまして、ここに政令に盛られておりますようなものは、人事院規則によつて扱うべきものであると考えるのでありまするが、それをもし政令によつてやられるという場合におきましては、その政令の中に、十分実質的に常勤的……

第9回国会 地方行政委員会 第7号(1950/12/03、24期、日本社会党)

○八百板正君 ただいま人事委員会の問題につきまして、第九条の二項におきまして、「議会の同意を得て、地方公共団体の長が選任する。」ということが定められているのでありますが、こういうふうになりますと、議会の長は通常において政党の公認のもとに公選せられる場合が多いのでありますから、従つてこの政党所属の政党員の色彩を強く持つておりますところの公選せられたる自治体の長が、自分の腹心を出すということは当然考えられ得るであろうと思うのであります。この点を防ぐために「委員のうち三人以上が同一の政党に属することとなつた場合においては、」云々ということが定められて、これを防ごうとする規定を考えられたように思われる……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 決算委員会 第18号(1951/03/29、24期、日本社会党)

○八百板委員 昭和二十三年度一般、特別両会計歳入歳出決算については、それぞれ質疑を通じて検討されたのでありまして、なお若干の問題を残すものもあるとは考えられるのでございますが、それらにつきましては質疑を通じて示されました、それぞれ改むべき傾向等を今後の運営に期待することといたしまして、ここに賛成の意を表明する次第であります。

第10回国会 人事委員会 第2号(1950/12/11、24期、日本社会党)

○八百板委員 いろいろの質疑応答によつて少しわかつて参つたのでありますが、どうもかんじんなところがよくわからないのであります。申し上げるまでもなく、ついこの間この委員会において審議したばかりのものを、同じものをまた出されたのであります。同じものを同じ委員会に出される場合には、どうしても出さなければならなかつたという理由があるべきで、單に通らなかつたからまた出すというだけでは、いけないと思うのであります。どういう理由で通らなかつたかというふうな点について、十分のお考えがあつて、そういういろいろな御判断の上に、ここにあらためて出されたと思うのであります。そういう点を官房長官よりもう少し明確にお答え……

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/05、24期、日本社会党)

○八百板委員 この法律は吉川委員からもお話がありましたように、説明理由の中に、農業生産力の増強とか、運輸業の拡充というようなことをうたつておりますが、少し大げさなきらいがあるように感じられるのであります。なるほど間接的には農業生産力の増強に資するところがあるかもしれませんが、もつと実際的な理由を明らかにしてこういう法案を提出せられたいと思うわけであります。現実に装蹄業務の不合理を直すためというふうなことでよろしいのを、ことぎようぎようしく農業生産力の増強というのは、少しもてあそび過ぎるように私は感じるのであります。なおまたこの法案は、いろいろ前会以来の審議の経過を伺つておりますと、まだ研究中だ……

第10回国会 農林委員会 第5号(1951/02/06、24期、日本社会党)

○八百板委員 今の蚕糸検定所補助費ですが、数字の点はともかくとして、結果において、それで検定所の機能が前よりも拡充されたとお考えになつているか、それとも検定所の機能が、実質的に内容的に低下した、こういうふうにお考えになりますか、どつちですか。
【次の発言】 この繭検定所のことと並んで、それ以上に必要なものは、御承知の通り、乾繭施設だろうと思う。今日繭が自由販売になつておるとしましても、それは名のみであつて、実際上は生もののために販売を強制されているというのが養蚕農民の実情であつて、乾繭の共同施設ということを考慮せずに、養蚕農民を製糸家から守つて行く道は絶対にないと思います。この点について、養蚕……

第10回国会 農林委員会 第13号(1951/02/28、24期、日本社会党)

○八百板委員 議事進行について申し上げます。  この農業委員会法案は、第十国会におけるきわめて重要なる法案だと思つておりますが、この法案の審議にあたつて、責任のある農林大臣が見えられないということは、まことに遺憾だと思つております。なお、さらに、採決のときにはいつも頭をそろえて来られる自由党の諸君が、一名しか見えておらぬということは、まことに遺憾だと存じますので、本日はこの審議を打切りまして、次回には、農林大臣と自由党の全員が必ず出席されるよう、委員長より御注意していただきたいということを申し上げます。

第10回国会 農林委員会 第16号(1951/03/06、24期、日本社会党)

○八百板委員 政府は農林漁業資金融通特別会計法案を提出したのでありまするが、まず農林金融の前提になつておりまする資金需要を、どういうふうな角度から見られておるのでありますか、この点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 自立三箇年計画に基いて、その需要に見合うような資金対策を考えられたものと思うのでありますが、この農林漁業資金特別会計法案の融資対象として考えておりまするそれぞれの面について、資金の需要をどれくらいに見て、それに対して、この特別会計によつてどの程度のまかないができるか、こういうような点をどういうふうにお考えになつておられますか。この点を明らかにしていただきたい。

第10回国会 農林委員会 第17号(1951/03/07、24期、日本社会党)

○八百板委員 まず食糧管理法の一部を改正する法律案についてお尋ね申し上げたいと存じます。  この食糧管理法の一部を改正する法律案は、食確法の廃止を前提としているのだと思うのであります。主として今回問題になります点は、食糧の事前供出を事後割当に改めるにあたりまして、今まで農民に対して供出を要求する政府の責任上、農業生産のために必要なる資材の確保等について、それぞれ政府の責任を明らかにして、一方において農民の供出を要求しますと同時に、一方において、政府の生産拡充のために果すべき義務的なものを織り込んであつたわけでありますが、今回の改正によりますれば、そういう面を削除いたしまして、主として政府の食糧……

第10回国会 農林委員会 第18号(1951/03/08、24期、日本社会党)

○八百板委員 農業委員会法案についてお尋ねいたしたいと思うのであります。この法律は、従来三つの機関によつて行われておりましたそれぞれの事業内容を統合いたしまして、一本にしようというものでありますが、目指すところは、一本にすることによつて第一条の目的の生産力の発展をねらつているようでありますが、内容をしさいに検討いたして参りますならば、第一条の目的が、かえつて統合することによつて弱まつて行くという見解を持たざるを得ないのであります。この点について、まずどのような見解の上に立案せられましたかお伺いいたしておきたいのであります。
【次の発言】 総合いたしますところの前提になつた諸事情につきましては、……

第10回国会 農林委員会 第23号(1951/03/17、24期、日本社会党)

○八百板委員 それでは農業委員会法案並びにその修正案に対しまして、一括反対の意見を述べるものであります。  この農業委員会法は、申すまでもなく、従来ありましたところの農地の改革のための農地委員会、食糧確保、供出割当のための農業調整委員会及び農業の技術面などの農業改良事業を行うための知事に対する諮問並びに助言機関たる農業改良委員会の、三つの機関を合せて一本とするものであります。  三つの委員会の性格を見るに、一つは、日本の農業政策の歴史上最大とも言うべきところの地主制度を廃止するという傾向を明らかにとりました、農地改革の議決執行の機関たる農地委員会であり、一つは、わが国農業政策の基本である食糧の……

第10回国会 農林委員会 第24号(1951/03/19、24期、日本社会党)

○八百板委員 ただいまの問題に関連してこの際少しお聞きいたしたいと思うのでありますが、ある新聞の報道によりますと、「ポンド地域輸入とまる決済資金の不足から」と報道せられておるのであります。すなわち、「外国為替管理委員会は英系銀行側の要請により六日夕、日本側為替銀行に対し、ポンド地域向け輸入信用状の発行を全面的に停止するよう指示した。これはクレジツト・ラインの拡大が先に英系銀行と外為委との間に了解がついたが、この実施に当つて現在決済資金(ポンド資金)が不足しているので、この調達方法について英系銀行と外為委との間に話し合いがつかず、当分の間ポンドの輸入信用状発行停止の措置をとつたものである。」とい……

第10回国会 農林委員会 第25号(1951/03/20、24期、日本社会党)

○八百板委員 食糧関係法案についてお尋ねをいたしたいと存じます。この前の委員会におきまして、食糧庁長官は、需給と海外食糧とのウエートを五分五分に置くというお話であつたのでありますが、そうなりますと、いろいろの問題が関連して参りますので、この際中共大豆の状況をお伺いしておきたいと思うのであります。中共大豆は禁止状態にあるというふうにわれわれは聞いているのでありますが、これが日本の食糧全体の需給状態に及ぼす影響対策等について、どんなお考えを持つておられますか、伺つておきたいと思います。
【次の発言】 これは話が逆になりますが、朝鮮の問題が起りまして以来、応急的な輸出と申しますか、そういう意味で、日……

第10回国会 農林委員会 第31号(1951/03/30、24期、日本社会党)

○八百板委員 ちよつと関連して……。ただいまの質問に関連して聞いておきたいのです。基準の立て方について先ほど吉川委員の質問にお答えがありましたが、少し不十分のように考えられますので、もう少しこの点を明らかにしていただきたいと思います。  それから十四条に、検査の実施について受験者の希望の場所においてということがあります。結局この場合においては、農業倉庫、工場など検査を行う場所をあらかじめ公示してというふうにありますが、そういうことになるだろうと思うのであります。私ども今まで承知いたしておりますところによると、たとえば、この検査を受ける場所によつて検査の基準が違うようなことが、われわれは現にあつ……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 人事委員会 第5号(1951/11/14、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 今のお話に関連いたしますので、大友先生にお伺いをいたしたいと思うのであります。先ほどお述べいただきましたお話の中に、民間給與との均衡をとつて行きまするならば、人事院の勧告よりも五割以上の高額となつて現われるであろうというお話が述べられたのでありまするが、さらにそのあとで、しかも政府案はこれよりも一割以上切下げ、さらにまた十月より実施するという意味合いにおいて、非常に下まわるものであるというお話であつたのであります。そのあとで、民間との開きは三、四割の開きとなるという数字をお述べになつておられるのでありますが、この関連が少しわかりにくいので、もう少し詳細に教えていただきたいと思う次……

第12回国会 人事委員会 第6号(1951/11/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私は、日本社会党第二十三控室を代表いたしまして、両法案に対して反対の意見を述べるものであります。  先ほど来反対の意見の中にるる述べられましたように、この両案について考えてみますと、まず第一にわれわれが問題としたい点は、民間給与との均衡をはかると言いながら、何ら実際の民間給与との均衡をはかつておらないという点であります。まずわれわれはせめて一万二千円ベースの給与を実施したいということを主張して参つておるのでありまするが、かりに百歩譲つて、この際人事院の勧告を政府に採用すべきことを主張するといたしましても、まずここで問題としなければならない点は、人事院の勧告そのものが、すでにして民……

第12回国会 大蔵委員会 第19号(1951/11/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私はただいま議題となつておりまする両法案に対しまして反対するものであります。  反対の理由につきましては、先ほど反対の意見として述べられた点に、やや通ずるものがあるのでありまするが、まず第一に糸価安定に関しては、事実しかんじんな繭価の安定についての考慮が払われておらないという点に、賛成することができないわけであります。なお糸価安定につきましても、事実上、中小製糸家の保護を、これによつて達成することはできないという点で、賛成することはできないわけであります。  次に退職金に関する点につきましては、これまたこの前提となりましたところの定員法、首切りそのものに対して、われわれは賛成する……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 議院運営委員会 第5号(1951/12/15、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 ただいまの発言でありますが、非常に重大な際でありますから、ぜひ総理が出ていただくことを希望いたしますので、延期していただけるならばそういうふうに願いたいと思います。
【次の発言】 今ダレス氏の来朝を機会にして、ダレス・吉田会談、さらに再軍備の問題、中国との国交に関する問題等、政府がどのような態度をとつてこれらの交渉に臨んでおるかということは、国民がひとしくその答えを期待しておる問題であります。でありますから、この機会に吉田総理が国会を通じて国民の前にその所信を披瀝して、見解を明瞭にするということは、政府として当然の責務であろうと思います。なおかつこれは政府の責任であるばかりでなく……

第13回国会 議院運営委員会 第9号(1952/01/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 まだ十分検討しておりません。

第13回国会 議院運営委員会 第23号(1952/03/11、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 私の方は、ただいま発言のような点で賛成しがたい点があるのでありますが、しいて反対しないという意味で、まあ賛成いたします。

第13回国会 議院運営委員会 第34号(1952/04/10、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 三と五については、同一趣旨のものではあるが、立場を異にするものだということで、それぞれ緊急質問を許す、こういう決定でありますし、また最初委員長は、三と五と六を一緒にしてやろうとしたのでありますが、野党連合の便宜上、三と五を、六とわけて別にしたのでありまして、大体六も同一趣旨のものであるということについては、委員長も十分御了解の上だと思うのです。ということになりますと、やはり立場を異にするという点では、最も立場を異にする濃度の強いものが第六でございますし、破壊活動防止法案の利害関係と申しましようか、そういう点において関係が深い点においては、共産党が最も深いと思われる節が一般に多く認……

第13回国会 議院運営委員会 第38号(1952/04/24、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 日付を直すだけなら、よかろうと思います。

第13回国会 議院運営委員会 第40号(1952/04/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 ただいまの問題でございますが、椎熊さんのお話、土井さんのお話、委員長のお話、それぞれごもつともだと思います。確かにわかつておることを、多数やつて来てああだこうだといわれても、それが浪費になることは当然だと思います。しかし国会が地方自治体に対して自粛を勧告するというようなしかけ方は、いろんな点から、あまりいい印象は與えないのじやないかという点も私は心配する。一つは、何か陳情を取締るというような感じを国会が與えてそれがよい意味の陳情、そういう権利を押えるような結果になることを心配するのです。そういう意味で、椎熊さんが言われたように党自身、われわれ自身が自粛をしてその取扱いの際には面会……

第13回国会 議院運営委員会 第62号(1952/06/18、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正君 同意いたします。

第13回国会 議院運営委員会 第68号(1952/06/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板正委員 これは各党の立場がそれぞれありますから、時間は短かくしても、みんなに少しずつやらせるようにしていただきたい。

第13回国会 厚生委員会 第9号(1952/02/22、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 今のお話を伺つていますと、よいと信じたことはやるべきだというお話であります。ごもつともでございまして、国がやるものが、地方がやつて悪いということはないじやないか、これもまたごもつともだと思うのであります。国がやるか自治体がやるかということについては、論議をいたしましたら、いろいろ問題があるだろうと思うのでございますが、やはり問題は、地方に移して、その機能が低下するかしないかという点が、問題の中心だろうと思うのです。今日の地方財政の実情から申しますならば、地方移譲によつて、その厚生的機能が低下するおそれがあるということは、一応だれでも考えられることだと思うのです。従つて、そういう場……

第13回国会 地方行政委員会 第32号(1952/04/23、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 この町村職員恩給組合法案でありますが、今までの質疑を通じて、この法律案が單なる手続上の規定であつて、実体的なものに触れておらないというふうな意味の御答弁をいただいたのでありまするが、この法律の第一条を見ますると、この法律はこれらの「事務を処理するための組織及びその運営の方式を定め、もつて町村職員の福祉の増進を図ることを目的とする。」と、明らかに町村職員の福祉の増進をはかることを目的としているのであります。この第一条によるならば、この法律は單なる手続規定としての法律であると、われわれは、理解することができないのでありまするが、もし答弁せられるがごとくこの法律案が單純なる手続規定であ……

第13回国会 地方行政委員会 第33号(1952/04/24、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私は日本社会党第二十三控室を代表いたしまして、この法案に反対するものであります。  安全保障條約が日本の安全のためのものでなくして、一方的なアメリカによる日本支配の軍事占領の継続である、それを約束するものであるという意味において、われわれは反対いたさんとするものであります。さらにこれに基くところの行政協定は、さらに具体的に、明白に日本の独立を否定するような内容を盛り込んで参つたわけです。われわれはそういう立場から、これに対して反対したのでありまするが、これらの條約を基礎にして、この地方税法の臨時特例が行われるということに対して、私どもは賛成することができないのであります。しかもこ……

第13回国会 地方行政委員会 第38号(1952/05/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 時間が制限されておるようでありまするから、要点をお尋ねしたいと思います。  皇居前広場に起りましたこのたびの事件は、まことに遺憾にたえないものでありまして、労働者の祭典であるメーデーが、一部このような事態を起したことは残念にたえない次第であります。しかしながら労働者の大多数が組織的に計画された予定のコースをもつて解散し、一部の暴徒に乗ぜられることなく、秩序を保つて事の大事に至らなかつたことは、不幸中の幸いと考えるのであります。私はこの問題を種種の点から明らかにいたすにあたりまして、それぞれ事犯は司直の手に移されておるのでありますから、その事犯を起されました人々を今問題とすることは……

第13回国会 地方行政委員会 第40号(1952/05/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 それからこの特例によつて、どれだけ対象となるかということ、相当時日まで切つてあるのですから、五月二十日までに申請とかいうこともあるのですから、そういう具体的なものを出されております場合におきましては、大体においてこの特例の対象になるものは、どういう自治体が予想せられておるという資料があると思いますので、その資料をひとつ御用意いただきたいと思います。
【次の発言】 ですからこの法律によつて具体的にどれだけの自治体が対象になるかということの、今日予想される資料を要求いたします。

第13回国会 地方行政委員会 第43号(1952/05/13、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私は日本社会党第二十三控室を代表いたしまして、この法案に賛成するものであります。  平衡交付金制度は、平衡交付金を必要とするそういうような地方財政の貧困そのものに対しては問題があるのでございまして、その点地方財政の財源の確保のために、特段の考慮を払わなければならないという問題があるわけでございます。しかしながら今日の段階において、事実上日本の産業が偏在し、また今日の資本主義制度のもとにおける財源の片寄りから来る不均衡、こういうようなものは、こうした平衡交付金制度によらなければ、この不均衡を是正し、救済して行くことは困難だろうと考えられまするので、そういう意味合いにおいて、私どもは……

第13回国会 地方行政委員会 第44号(1952/05/14、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 これは地方公務員というよりは、地方自治全体に関係する問題であると思うのでございますが、大臣が見えておりますので、この際明らかにしておいてもらいたいと存ずるのであります。青森県において日本社会党所属の県会議員米内山義一郎君が県会において除名されておるのであります。この理由といたしまして、米内山義一郎君は県議会において、議会を侮辱するような発言をしたという理由にあるようでございまするが、聞くところによりますると、その発言の内容は御承知のように、あすこは畜産県でございますので、畜産関係の人が大分県会議員の中に多いらしいのでございますので、そういう人を前にいたしまして米内山君は、私はあな……

第13回国会 地方行政委員会 第47号(1952/05/17、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私は日本社会党二十三控室を代表いたしまして、政府の出しました改正案に反対し、またほかに出ておりまする修正案に対して賛成の意を表したいと思います。簡單に述べたいと存じますが、今日問題は、一体自治体をどういうふうに持つて行こうかというのが、今日の地方自治の大きな問題であろうと思うのでありまして、そのように考えて参りますならば、地方自治体をどうするかという問題は、同時に今日の困難なる地方財政をどうするかという問題であります。今日自治体の危機ということが言われておりますが、それは同時に地方の自治体財政の危機でありまして、これは同時に自治体を基礎にして、日本の民主主義政治が考えられておりま……

第13回国会 地方行政委員会 第48号(1952/05/20、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私は日本社会党二十三控室を代表いたしまして、政府原案に賛成し、修正案に賛成の意を表するものであります。この地方公務員法の一部改正案を見ますと、当然政府がやらなければならない地方公務員の権利を広げる措置について、たとえば單純労務に雇用される職員の身分についての二十一項の措置のごとき、先にやらなければならない権利を広げる方をあとまわしにいたしまして、そして権限を縮小するかのごとき、こういうふうな措置を簡素化の名のもとにやろうという態度に対しましては、われわれは賛成することはできないのでありますが、実情を見ますときに、小さい公共団体が現実に公平委員会、人事委員会の仕事を進めて行きます場……

第13回国会 地方行政委員会 第49号(1952/05/21、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 今の関係なんですが、どうも政府の答弁がますますはつきりしなくなつて来るのですが、やはり考え方が非常に問題じやないかと思うのです。自治体というものを、中央の上からの御指示を受けて、いわゆる国家機関の指示を受けてやる、何か一部の機関であるというふうな考え方に持つて行ころとするのか、それともほんとうの自治体に定めたような方向に自治体を持つて行こうとして、そういう面から改正をされるのか、その点にはつきりしない点があるから、ただいまの第七條の問題なども、はつきりしなくなつて来るのだと思うのです。そういう点どういうふうにお考えになられますか。

第13回国会 地方行政委員会 第51号(1952/05/23、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 時間がおそくなつて参りますので、簡單に要点だけお尋ねいたしたいと思いますが、まず第一に茨城県知事の友末さんにお伺いしたいのでありますが、あなたはこれはやや進歩的なものだという意味で賛成であるという御意見を述べられておるのでありますが、言うまでもなく、この中には区長の任命とか、議会の定員を減らすとか、一連の執行部の強化、議会の権限の縮小弱化、こういうようなものを内容としておるものでありまして、いわば執行権を強くして専決処分を多くするという方向を含んだものであります。そういう考え方がやや進歩的なものであると言われますならば、そういう形において、もつとやや進んだ形として、知事公選という……

第13回国会 地方行政委員会 第53号(1952/05/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 先ほど来質疑がございました第百一條と二條の関係でございます。第百一條の招集の点についてでございますが、議員定数の四分の一によつて臨時会の招集がせられるというのは、通常われわれの常識では、長がこれを招集しない場合でありまするから、当然その場合には何らかの対立抗争の場合が多いということは、団体生活の会議の経験からいつて、当然判断されることだろうと思うのでありますが、こういう点について長の招集にかかる場合と、四分の一の請求にかかる議会の場合との例は何か資料がございますか。
【次の発言】 数字的なことは数字を見なければ言えないと思うのですが、四分の一の請求によつて開かれるという場合は、お……

第13回国会 地方行政委員会 第54号(1952/05/27、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 前にもどつて恐縮でありますが、感違いしておりましたので、ちよつとお尋ねいたします。  改正案には出ておりませんが、百三十五条に除名処分その他の処分について規定がございます。この点国会と地方議会の場合は若干違いますので、出席停止から一足飛びに除名というようなことでなく、調和のとれた自治体にふさわしいような処分の方法について、お考えになつたことはございませんか。
【次の発言】 百十八条からそのあとずつと関係するのでございまするが、今の問題と関連いたしまして、議会の議決とかあるいは投票とか、そういうふうなものに対する異議の場合、不服によつて議会を被告として出訴する場場合、前々から、青森……

第13回国会 地方行政委員会 第59号(1952/06/02、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 私は市の警察維持の特例に関する法律案に対して、日本社会党第二十三控室を代表して反対の意思表示をするものであります。  警察の維持に関する責任が、国警に移転せられました理由を考えますと、その国警に転移せられました理由の中には、当然に町村の財政が貧しくして、これをまかない得ないという條件が前提となつて、住民の意思が表示せられておつたということは隠すことのできない事実であります。従つてそのような財政上の困難を條件として表示せられました住民の意思をもつて明らかに法律の上に定めておられますところの市の当然置かなければならない自治警の設置を――前に拘束された自由な意思の表明のできない状態のも……

第13回国会 地方行政委員会 第61号(1952/06/04、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 矢部さんのお話についてちよつとお伺いいたしたいのでございます。根本的な警察法に対する改正が将来に期待されなくちやならぬ。そのために根本的研究機関としての審議会でもつくりたいという御意見でございまするが、御指摘なさいました警察法の改正の、こういうような点という点で、たとえば治安の責任大臣を置くとか、財政の基礎を確立するとか、それから国警、自治警との人事の交流を考えるとか、脆弱自治警の国警への編入を考える、治安に関する情報の一元化把握の機構を考慮する、それから管轄区域に関係なく協力関係ができるような方法を講ずる、質的な向上訓練、それから待遇改善等について警官の向上をはかつて行く。こう……

第13回国会 地方行政委員会 第62号(1952/06/05、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 古山さんにちよつとお尋ねいたしたいと思います。御意見によりますると、警察法の改正は、単に総理大臣に任免権を持つて行くというようなことでは解決されないという御意見でございますが、また自治警察の一番困る点は、財政の面であり、費用の面であるという御意見でありまするが、そこでこの費用を自治体だけでまかなえないというような場合において、どのような仕方が望ましいとお考えになられますか、この点をひとつお聞かせをいただきたいと思うのであります。
【次の発言】 今警察法の改正に関して問題になりまする点は、自治体警察と国家地方警察との関係でございまするが、その点について、国警に自治体を持つて行きたい……

第13回国会 地方行政委員会 第63号(1952/06/06、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 野村さんにお尋ねしたいのでありますが、ただいまの点でもう少し明らかにしていただきたいと存ずるわけであります。特別区の議会が都知事の同意を得て、ということになりますと、選任する場合にあらかじめ都知事の同意を得て選任するというふうな考え方でございますか。それとも両者一体になつて協議してやるというふうな考え方から行つておるのでございますか。おそらく選任でございますから、選挙もあり得るのでございましようけれども、しかしながら先に区議会において選挙をして決定したものについて、都長官の同意を得るということになりますると、その議決に対する拒否権が生れて来ることになりまするから、こんがらがつて参……

第13回国会 地方行政委員会 第64号(1952/06/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 警察法の一部改正の趣旨は、提案の理由によりますと、内閣の責任を明らかにすることと、治安の確保に資するという点がうたわれておるわけであります。従つて当然に、警察法の一部改正にあたつては、内閣の責任を明らかにするという機構的な裏づけと、従来のままでは治安の確保ができない、これを総理大臣が任命すれば確保ができるということになるだろうと思うのでありますが、その点について私どもは、はたして総理大臣の任命になつたならば、治安が確保できるかどうかという点については、これだけで了承するわけには行かないのであります。総理大臣の任命でなかつたかために、治安の確保ができなかつたという理由を、ひとつ何ら……

第13回国会 地方行政委員会 第65号(1952/06/09、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 東京都議会議長菊池民一氏の名前で、警察法改正反対に関する請願と題する意見が出ておりますが、これをちよつと読んでみます。「政府は、警察行政に関する内閣の責任を明らかにするとの理由をもつて、急遽今国会に警察法の一部改正案を提案し、特に本都特別区の警察長たる警視総監を内閣総理大臣の任免制に改め、さらに特別区公安委員会に対する内閣総理大臣の指示権を認めんとするに至つたことは、たまたま都内に発生した騒擾事件に便乗し、警察権を実質的に政府の手中に掌握せんとする暴案である。かかることは警察の公正かつ民主的なる管理を根幹とする特別区公安委員会の機能を抹殺するものであり、ひいては民主警察の確立を目……

第13回国会 地方行政委員会 第66号(1952/06/10、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 関連して……。この問題は修正案の根本になる問題でありまして、非常に重要でございますから、この際念にも念を押して、明らかにしていただきたいと思います。  ややもすると、自由党さんと共産党さんは、言葉のやりとりを通じて、反射作用的にいろいろな、ちよつと濃度の濃い表現をされるきらいがありまするので、事、法律に関する問題でありまするから、明確にする必要が一段と強かろうと思うのであります。先ほど来木村法務総裁の御意見や、提案者の御意見を伺つておりますると、うまくやるのだからと、こうおつしやつておられます。ところが法律として考えまする場合には、うまくやられては困るのでありまして、私どもの一番……

第13回国会 地方行政委員会 第69号(1952/06/14、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 すでに同僚議員の質問によつていろいろ明らかにせられておりまするので、一、二の点についてだけお尋ねいたしたいと存じます。第二條の関係でございますが、附帯する事業という場合に、水道事業との関連において考えまするとき、上水、下水の関係はどういうふうにお考えになつておられまするか。事実上上水は水道事業の收入源になつておるのでございましようが、下水の場合は收入の確保の道がないのでございまして、この上水、下水をそれぞれ一本にしなかつたならば、事実上下水の公共衛生の仕事が果せないという問題があろうと思うのでございますが、こういうふうな点をどういうふうにお考えになつておりまするか、御説明をいただ……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 大蔵委員会地方行政委員会建設委員会連合審査会 第1号(1950/03/31、24期、日本社会党)

○八百板委員 申すまでもなく、法律はこれを実際施行する上に、まぎらわしいものであつてはならないと思います。従いまして、この際この法律の性格を明瞭にしておくことが最も必要だろうと思うのであります。昨日来の質疑に現われました御答弁を見まするに、きわめて不明瞭な点が多いのでありますが、まず第一に、考え方として大きく明瞭にしていただきたいと考えますことは、この法律は端的に言つて、災害をもう一度起るように復旧するという意味の法律案であるか、それとも災害を重ねて起さないように復旧するという意味の法律案であるか、この点をはつきりお答え願いたいと思います。

第7回国会 内閣委員会建設委員会連合審査会 第1号(1950/03/29、24期、日本社会党)

○八百板委員 同僚議員によつて問題の点はそれぞれ若干明らかにせられましたので、お尋ねしたい点もなるだけ省略いたしたいと思うのでありますが、北海道が生産性が低くて、これを高めれば日本の人口の収容力も出て来るという意味において、ここに総合開発の対象にせられたということにつきましては、私どもも大いにその目的とするところには賛成するのでありますが、さてこれを具体的に開発いたしますためには、やはり何と言つてもこれに伴う予算が考慮せられなければならないわけであります。先ほど来の同僚の質問に対しまして、北海道に対しては、すでに多額の開発の費用を国費の中からさいておるのであるから、これを総合するという意味合に……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 通商産業委員会大蔵委員会連合審査会 第3号(1951/12/07、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 ただいま三宅委員から質疑が行われたのでありますが、私は今までのお話の中でもなおはつきりいたしておりませんので、この際企業合理化促進法案の目的につきまして、提案者にもう少しはつきりした御見解を承つておきたいと思います。すなわち第一条は本法の目的をうたつておるのでありまするが、大体合理化というのは、どういうものを提案者は考えておるのであるか。さらにまた原単位の改善の指導奨励、経済の自立達成ということを申しておりまするが、一体どのような角度から見ておられるのであるか、その根本的な認識について、まずお伺いをいたしたいと思います。


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会地方行政委員会通商産業委員会決算委員会連合審査会 第1号(1952/04/18、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 国有財産特別措置法についてちよつとお尋ねいたします。大体不動産処分については地方公共団体、動産の場合には民間企業も考えられる、こういう建前になつております。それから貸付の場合には、公共団体の場合も民間企業の場合も両方相手としておる、こんなふうに考えていいのですか。
【次の発言】 そうしますと公共団体以外の場合にも、処分の対象になることがあり得ると考えてよろしいですか。
【次の発言】 そうしますと、処分の相手方は地方公共団体であつて、不動産の処分の場合には相手は公共団体であつて、それは第三條に例示してあるようなものに限る、それ以外に対して讓渡されることはない、こういうふうに解してよ……

第13回国会 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第4号(1952/04/01、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 電源開発促進法案につきまして、私は私の立場を明らかにしながら逐次若干の点についてお尋ねをいたしたいと存ずる次第であります。  私はこの法案の持つ重要性を考えまするときに、おそらく議員提出として提出せられました最大の法案ではなかろうかと思うのでありまするが、こういう重大なる法案の、しかも合同審議にあたつてこのような閑散な形において委員会が行われるということは、まことに残念にたえない次第であります。もちろんその責任がだれに帰すべきものでもございませんでしようけれども、しかしながら最近ややもすると政府並びに與党の法律を出す態度に、出しさえすれば通るというような考え方があるのでありまして……

第13回国会 文部委員会地方行政委員会連合審査会 第2号(1952/05/26、24期、日本社会党(第二十三控室))

○八百板委員 委員長の御注意にもありましたし、大分問題はしぼられて来ておりますから、簡單に二、三点お尋ねいたしておきたいと思います。ただいま門司委員から、提案者の心構えについて御質問がありましたが、これは非常に重大でございます。どういうお考えで立てられたかということは、今後どういうふうに発展して行くかということと関連しますので、重ねてそれと関連してお伺いしたいのでございますが、提案者は何か昔の、教育の義務徴兵の義務といつたようなものを並べたような、そういうような意味でお考えになつておられるとしますと、これは重大だと思うのでございますから、この点、もう一ぺんはつきりお答え願いたいと思います。  ……



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データ更新日:2023/02/05

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