並木芳雄 衆議院議員
26期国会発言一覧

並木芳雄[衆]在籍期 : 23期-24期-25期-|26期|-27期
並木芳雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは並木芳雄衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

並木芳雄[衆]本会議発言(全期間)
23期-24期-25期-|26期|-27期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第17号(1953/07/04、26期、改進党)

○並木芳雄君 ただいま岡崎外務大臣から報告を受けたのでありますが、私どもが聞かんとする核心に触れておりませんので、私はごく簡単に要約して、改進党を代表しての質問をいたしたいと思います。  ただいまの報告によりますと、政府は来週中にもMSA交渉を開始するということであります。しかし、すでに五月二十四日にアメリカに対し質問書を出し、二十六日に回答を得ております。そして三十日に会談開始の申入れをしておるのであります。疑問の点をただし、その回答が大体満足のものであるとの前提に立つての会談申入れでありますから、これはすでに実質上MSA援助受諾の意思表示をしたと同様であると言えるのでありますが、いかがであ……

第16回国会 衆議院本会議 第30号(1953/07/28、26期、改進党)

○並木芳雄君 ただいま議題となりました、日華平和条約附属議定書第二項の有効期間の延長に関する議定書の締結について承認を求めるの件に関し、外務委員会における審議の経過並びに結果について報告申し上げます。  木協定の目的は、わが国と中華民国との問の通商航海に関する日華平和条約附属議定書の暫定とりきめ存続の期間を延長しようとするものであります。  わが国と中華民国との間の通商及び航海に関する事項は、日華平和条約が昨年八月に効力発生以来、同条約附属議定書第二項の通商及び航海に関するとりきめによつて律せられて来ました。しかるに、同とりきめは、日華間に通商航海条約が締結されるまでの暫定とりきめでありまして……

第16回国会 衆議院本会議 第37号(1953/08/06、26期、改進党)

○並木芳雄君 私は、ただいま岡崎外務大臣からMSA交渉の経過を承りまして、改進党を代表して、ごく簡単に二、三の質問をいたしたいと存じます。  率直に申しまして、先般来政府がMSA交渉にあたつてとりました態度は、私どもが秘密外交という点を強くついて来たためでございましよう、割にこのたびは経過の報告などにおいて率直な態度をとつて来たことは認めなければならないと思います。ただいまの大臣の報告も、報告としては単におざなりの報告に終るのではないかと思つたのでございますけれども、従来のやり方よりはやや進歩したということは認めて参つております。しかしながら、そうは申しますけれども、やはり私どもの立場からいた……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第6号(1953/11/03、26期、改進党)

○並木芳雄君 私は、ただいま社会党左派の討論を聞いておりまして、こんな、だれでも、赤ん坊でもわかるような、当然賛成すべき本議案に対して反対の討論をしたので、(「がつかりした」と呼ぶ者あり)がつかりしたというよりも、あきれてしまつたのであります。討論する気持はなかつたのでありますが、今の討論を聞いておりますと、知らない人は本気にしますから、この際私は、わが改進党を代表いたしまして、はつきりと賛成の意を表明するのであります。(拍手)  最初に反対の理由にあげられた中に、憲法違反であるという言葉がありましたけれども、これは憲法の勉強が足らない人が言うことであります。万やむを得ざる場合には、事前でなく……

第17回国会 衆議院本会議 第9号(1953/11/07、26期、改進党)

○並木芳雄君 私は、ただいま外務大臣から報告を受けたのでありますが、一向に要領を得ない報告でありますので、改進党を代表して、吉田首相に対し質問を行いたいと思うものであります。  今回の池田・ロバートソン会談については、はなはだ明瞭を欠くものがあります。MSA交渉は、八月以来正式の会談に入つております。その間、もしアメリカ側と内談の必要があるならば、何も吉田個人の特使というごとき形をとる必要がないのみならず、かえつて相手方に不可解な印象を与えるものであります。MSA交渉は国家の公事であつて、吉田総理の私事ではございません。だからこそ、池田・ロバートソン会談に備えて、米国政府は、国務省、国防省の係……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第31号(1954/03/31、26期、改進党)

○並木芳雄君 私は、改進党を代表して本案に養成の意を表明するものでありますが、政府の太鼓をたたくわけではございません。また、与党たる自由党とはおのずから立場を異にするものでございます。それとともに、反対論者の討論を聞いておりますと、幾多の誇張、誤解、のみならず事実の歪曲さえうかがわれますので、私は、何がゆえに改進党はMSAに養成するかという立場をはつきりと打ち出してみたいと思うのであります。(拍手)  確かに、反対論を聞いておりますと、一応もつともに聞える点があるのであります。と申しますのは、反対論者は論旨の進め方が巧妙であつて、MSA協定そのものを取上げずに、吉田内閣の防衛方針や憲法解釈など……

第19回国会 衆議院本会議 第48号(1954/05/13、26期、改進党)

○並木芳雄君 私は、改進党を代表して、本法案に反対の討論をいたしたいと思います。  わが改進党はMSA本協定に賛成しておりますので、その第三条で約束した秘密保持について何らかの措置をとることに異存はありません。従つて、できれば本法案を成立させたいものと思い、建設的に審議をして参つたのでありますが、結果は、遺憾ながらどうしても賛成できないのであります。反対の理由は二つあります。一つは形式上の理由であり、他の一つは実質上の理由でございます。  第一の形式上の理由として、わが改進党は、日本の防衛体制整備に伴う一般的かつ基本的な機密保持に資するごとき法案に改むべしと主張するものであります。言いかえれば……

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委員会発言一覧(衆議院26期)

並木芳雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 外務委員会 第2号(1953/05/28、26期、改進党)

○並木委員 私は最近問題になつておりますMSA援助の件について質問いたしたいと思います。昨日改定一九五一年相互安全保障法という記録を欧米局第一課からもらいました。大体これについて検討してみたのでございますが、これで見るとMSA援助の終局的の目的というものは、アメリカの安全を維持するということになつております。この点を特に政府に対して私は確かめておきたいのでありますけれども、最近その的をはずされて、アメリカの安全維持ということがぼやかされておる傾向があります。そこであらためて、あくまでもMSAはアメリカのための法律である、その援助であるというふうに私たちは考えて行かなければいけないと思うのです。……

第16回国会 外務委員会 第3号(1953/05/29、26期、改進党)

○並木委員 昨日いただいた一九五三年相互安全保障法案と前年度とを対比してみたのでありますけれども、時間が十分ないためによく調べることができません。そこでお伺いしたいのですが、今度の改正法案によつて日本が適用を受けると思われる条文とその内容、特に金額の点について御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そのほかに関係をして来ると予想せられるものはありませんか。あるいは局長の方がこれは詳しく研究されておると思いますから、局長からの答弁でけつこうです。
【次の発言】 特に金額について。
【次の発言】 それ以外には全然考えられないわけですか。

第16回国会 外務委員会 第4号(1953/06/17、26期、改進党)

○並木委員 万国郵便条約について一点だけ質問しておきたいと思います。それは最近外国郵便の料金が下るというようなことを聞いたのですけれども、その点どうなつておるか。もし下るとすれば、いつから実施されて、幾らになるのか。それからこれに関連して、外国電報の料金はどうなるか。それと、この一箇年間くらい、平和条約発効してからでいいですけれども、外国電報為替、その他の取扱いの数量、金額、それから今後の見通しなどについてお尋ねしてみたいと思います。
【次の発言】 外国郵便値下げの実施期は七月一日と了解してよろしゆうございますか。  それから外国電報についての点がまだ答弁をいただきません。

第16回国会 外務委員会 第5号(1953/06/20、26期、改進党)

○並木委員 MSAについてお尋ねをしたい。それは、最近反対論の中に、MSAの援助を受けると、海外派兵をしいられるおそれがあるというのがあります。私はそういうことはないという自分の結論を持つておるのですけれども、それに対する政府の見解をお聞きしたい。要するに、これは二つにわけて答弁していただきたいと思うのです。大体日米安全保障条約でMSAの援助が受けられる模様でありますけれども、その通りであるかどうか。その場合には海外派兵ということは、MSAの援助を受けても起らないと思うのです。それともう一つ、私たちの主張のように、自衛軍というものを持つた場合にどうか。これが大事なわけです。自衛軍を持つておりま……

第16回国会 外務委員会 第6号(1953/06/24、26期、改進党)

○並木委員 次々と航空協定ができて行くことはまことにけつこうであります。そこで当局に伺いたいのでありますが、二十八年度、すなわち本年度中における外国航空網の開設の計画を説明願いたいと思います。
【次の発言】 二十八年度中の使用航空機についてのお尋ねをしておきたいと思います。大部分これは輸入の航空機にまつものと思われますが、その点どういうような計画を持つておられるか。  それから国内産の飛行機を使用するという計画についてはどういうふうに話が進んでおられますか。
【次の発言】 ただいま日本航空会社という話が出ましたけれども、日本航空株式会社法案という法案が今上程されたところだと思います。この会社に……

第16回国会 外務委員会 第7号(1953/06/26、26期、改進党)

○並木委員 速記録に載せるために全文読んでもらいたい。読みつ御説明してもらいたい。
【次の発言】 それに対する向うの答えをすぐやつてください。
【次の発言】 土屋さんはMSAの事柄を担当してずつと来ておられましたが、本日アメリカ合衆国大使館から来たこの回答を見て、大体政府としては疑問に思つておつたところが解消されたと思われますか、特にそれが満足するような方向に解消されたと思われますかどうか、その点をまず伺いたいのであります。
【次の発言】 それでは今後の手続についてお伺いしますが、この回答がまず満足したものという前提のものとにこれからMSAの話を進めて行くについては、アメリカの方からの正式の申……

第16回国会 外務委員会 第8号(1953/06/27、26期、改進党)

○並木委員 MSAの問題について質問いたします。けさほどの大臣の答弁でも大体MSA援助を受けたいという意思表示のようでございます。ですから大臣としてはMSAの援助を受けてこれをどういうふうに活用して行こう、そういう腹案があると思います。この機会に腹案を示していただきたい。
【次の発言】 その中で岡崎大臣が特に力を入れて行きたいと思う点がありましたらお知らせ願いたい。と申しますのは軍事援助ではいけないけれども、経済援助ならば考慮の余地があるというような人がいる。私の了解ではMSAの援助が軍事か経済か技術かということを、はつきり三つにわけることはできないのじやないかと思うのです。割切れないのではな……

第16回国会 外務委員会 第9号(1953/07/01、26期、改進党)

○並木委員 MSAの問題で質問いたします。私の方の改進党としては昨日MSAに関する第一回の幹事長談話というものを発表いたしました。その中で正直に自衛軍創設を言つている改進党としては、MSAに関する限り、さほど困難は伴わないと思うけれども、自衛軍というものを打出さずに保安隊、海上警備隊のままで欺瞞的な軍隊をつくつている政府としては、おそかれ早かれ行き詰まるであろう。特に先般質問書を出して、その回答書にあつた第一の平和条約第五条(C)の問題で日本政府は窮境に陥るであろうということを指摘したのであります。そこで私はこの問題をもう少し掘り下げてお尋ねをしておきたいと思います。日本の質問書の中にあります……

第16回国会 外務委員会 第10号(1953/07/04、26期、改進党)

○並木委員 在外公館ですけれども、大韓民国とフィリピンについてはどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 朝鮮休戦の見通しはどうなるかわかりませんが、大体休戦の運びに至る模様であります。その場合に統一ができずに南と北で二つの政権ができるような場合には、日本としてはどういう態度で臨んで行く所存であるか、伺つておきたいと思います。
【次の発言】 外国から日本に対して公館を設ける計画についてはどのようなことが見込まれておりますか。
【次の発言】 次に国の援助等を必要とする帰国者に関する領事館の職務等に関する法律案でありますが、これについては相当数国の援助を必要とする帰国者があるように提案理由の……

第16回国会 外務委員会 第11号(1953/07/08、26期、改進党)

○並木委員 大臣のただいまの御報告がありましたマヌス島のことについて内地送還のことについて二、三お尋ねをしておきます。私ども待望の内地送還ができましたことは、まことに欣快の至りでございます。ところで大臣けさ濠州大使にお会いになつたのですが、その節、内地送還だけでなく、減刑あるいは釈放等の特赦について、何か将来のお話がありませんでしたか。
【次の発言】 その点わかりました。ですから今後政府においては特に交渉を続けていただきたいと思います。  それから先ほど報告のありました条件の第二の、法律第百三号を適用する云々の件でございますが、この点については先方はどのような意向を漏らしておられましたか。

第16回国会 外務委員会 第12号(1953/07/10、26期、改進党)

○並木委員 議事進行。委員長の発言の中にあるいはという言葉があつたから、それはいけない。あるいはじやなくて、ほかの部屋で待つていただいてもいいから、午後われわれ委員の質問が始まつたら必ず出席されますと委員長がおつしやるなら問題はないわけです。あるいはと言うから、場合によつては林屋さんどこかへ行つてしまうかもしれない。そこで私は発言をしたわけです。どうしてもそういう心配があるなら林屋さんの場合は、今陳述が終つたら、ただちにわれわれの質問に移つてもいいわけです。そこのところを委員長はつきりしてください。
【次の発言】 福田委員のおつしやること一応ごもつともなんですが、さつき理事会の始まるときにおい……

第16回国会 外務委員会 第13号(1953/07/13、26期、改進党)

○並木委員 議事進行。今お話を聞いていますと、大蔵省関係が出て来ますから、午後のわれわれの質問のときに大蔵省の担当官をここへ来てもらうように、委員長のおとりはからいを願いたい。
【次の発言】 政府委員はどなたが見えていますか。
【次の発言】 国際協力局から来ないと、ちよつとまずいと思いますから少し待ちます。――それでは補償の問題で当局にお尋ねいたしたいと思います。先ほど新井さん、櫻井さん、河野さんからそれぞれお話があつたのでありますが、現地の方々としては当然外務省、調達庁の御意見によつて、完全補償を受けるということを期待されておつたにかかわらず、九十九里の問題については、大蔵省の方の考え方に食……

第16回国会 外務委員会 第14号(1953/07/15、26期、改進党)

○並木委員 たいへんにいい習慣がついたと思うのです。非常にけつこうです。そこで今度外務委員会が開かれる都度、このMSA交渉についての経過の報告、並びに必要ならばわれわれのそれに対する質疑というものを必ずされるように、委員長から外務大臣に申入れをしていただきたいと思います。

第16回国会 外務委員会 第15号(1953/07/17、26期、改進党)

○並木委員 私は、この前条約局長にお尋ねした点について質問をしたい。それは朝鮮の俘虞の取扱いの問題であります。あの質問をいたしましたときに、局長は、大韓民国の軍隊が国際連合軍の支配下に置かれておるかどうかということで、今度の俘虜の取扱いに対する解釈はかわつて来るものである、こういうふうに答弁された。これは覚えておられるだろうと思うのです、この点がはつきりしたかどうか。なぜ私が聞きたいかと申しますと、これから国際紛争が起つたときに、警察行為にしても、軍事行動にしても、国際連合としてああいう行動に出た場合に、必ず独立被援助国との間で摩擦が起ると思うのです。従つて国際連合のああいう警察行為というもの……

第16回国会 外務委員会 第16号(1953/07/18、26期、改進党)

○並木委員 MSAの問題ですが、岡崎大臣のあいさつの中に、「この交渉にたずさわることは私の欣快とするところであります。と申しますのは交渉の前提となる部面において既に意見の一致をみているからであります。」こういうことを言われております。これは下田局長は列席しておりましたから、どういうつもりで大臣がこういうあいさつをしたかわかると思うのですが、交渉の前提となる部面においてすでに意見の一致を見ているということは、具体的にどういうことをさすのですか。
【次の発言】 あれは質問に対しての答弁で、意見の交換とか申込みに対する承諾とかいうものではないと思うのです。質問に対する単なる答弁です。しかもその中には……

第16回国会 外務委員会 第17号(1953/07/21、26期、改進党)

○並木委員 私は沈船の所属権につきまして、まだ釈然といたしませんので質問してみたいと思うのです。フイリピンの沈船の所属につきましては、平和条約がまだ批准されておらないのですから、平和条約は適用されないだろうと思うのです。この点は旧南洋委任統治領における沈船問題にも関連をして参ります。この前下田条約局長に法律的の解釈を質問したのですけれども、法律的の立場はそうかもしれませんけれども、平和条約で別途に特別協定をやることになつておりますから、やはり平和条約の特別協定をやるというあの条文が優先するのではないかと思うのです。その点お尋ねしておきます。

第16回国会 外務委員会 第18号(1953/07/22、26期、改進党)

○並木委員 次官にひとつ私質問しておきたいのですが、行政協定に関係することで、駐留米軍の労務基本契約について日本政府と先方との間で交渉が行われて来たはずであります。残念ながら私どもそれについて関知しておりません。そこでどういうような労務基本契約についての改訂の交渉が行われているのか。きようあたりは駐留軍労働組合大会が行われるやに聞いております。最近行政協定の改訂という問題が非常にやかましく出て来ている折から、日本側に不利なような申出があつたとはわれわれは夢想だにもしておらない。そこで一体今度の改訂でどういうような点が問題になつているのか、今までの経過を知りたい。

第16回国会 外務委員会 第19号(1953/07/25、26期、改進党)

○並木委員 昨日の交渉でMSA五百十一条(a)の条件、一から六までというものは、今度の協定に含まれるようになつたかどうかお伺いいたします。
【次の発言】 そうすると、見通しとして、五百十一条は大体そのまま協定の中へ入るということは言えますか。
【次の発言】 外電によりますと、フランス、英国、チリー等とアメリカとの間で結ばれている様式が採用されそうであるということが伝えられておりますが、これらの団ではやはり一々列挙されておりますかどうか。それからこの外電はもちろん正しいと思いますけれども、いかがでしようか。
【次の発言】 いずれにしても、この五百十一条が採用されることは事実のようにただいまの御答……

第16回国会 外務委員会 第20号(1953/07/27、26期、改進党)

○並木委員 関次長に伺いますが、板付の飛行場は、約一箇月くらい前に私が質問したときに、この返還を交渉中であるという答弁を得ております。たしかに運輸省の航空の方でやつておられるかと思います。しかしこれは、当然国際協力局が知らないはずはないので、その後返還要求の交渉はどうなつておりますか。先ほど来参考人の皆さんのお話を聞いていると、一日も早く返還してもらつて、国際空港にされたいという言葉でありますので、お尋ねをしておきます、
【次の発言】 私はその点は知りません。ただ答弁のうちに、先方に対して返還を請求中であるということでしたから、これはいずれにしても政府がやつておることだし、この問題に関しては、……

第16回国会 外務委員会 第21号(1953/07/28、26期、改進党)

○並木委員 ただいま植村さんのお話を承つておりましても、ぜひ政府委員が出席してもらいたいと思います。政府が先般答弁した点と違う点もございますから、外務次官、政務次官でも経済局長でもけつこうです、至急出ていただきたい。
【次の発言】 私はけさの安井郁氏の御意見の中で傾聴すべきものがあつたと思うのです。それはこの条約は表面対等であり、相互平等であつても、結局MSAというものによつてそれに色がつけられてしまうであろう、ですからできるならばMSAの協定ができ上るまでは、この条約の批准を待つてほしい、こういう御意見だつたと思うのです。そこでMSAの進行状態はどうなつていますか、これをお伺いしておきます。

第16回国会 外務委員会 第22号(1953/07/29、26期、改進党)

○並木委員 大臣にお尋ねします。先ほど川上委員の質問にあつたのですが、第七条の第二項の制限業種、これは「限度を定める権利を留保する。」となつております。ですから限度を定める権利を留保するのでありますから、日本が限度を定めなくてもよろしい。場合によつては自由にしてもいいじやないかという質問応答があつたわけです。この点重要でございますから、大臣はどういう心構えで調印をされたか、今後厳重な制限を付して、そしてこういうものは一切自由にしないのだという心構えで調印に臨まれたか。それとも将来場合によつては、この限度というものをゆるめてもいいのか、あるいは場合によれば撤廃してもいいのか。そういう含みもあるの……

第16回国会 外務委員会 第23号(1953/07/30、26期、改進党)

○並木委員 大臣に朝鮮休戦調印に関して二つの点を質問しておきたいと思います。その一つは、アメリカでは朝鮮動乱に関して日本が貢献したことに対して感謝をしております。そして今度の政治会談には日本から代表またはオブザーヴアーというものを派遣できるのではないかと思います。この前大臣に質問したときにはまだその点はきまつておらないとの答弁でありましたが、その後この点はどういうようになりましたか。今後ぜひ代表またはオブザーヴアーを送るようにしていただきたいと思いますので、大臣にその申入れをするお考えがあるかどうか、それが第一点、ぜひそうしてもらいたいと思う。  第二の方は、朝鮮動乱に関して日本が協力して参り……

第16回国会 外務委員会 第24号(1953/07/31、26期、改進党)

○並木委員 伊関局長にお尋ねいたします。朝鮮の休戦調印をしてから今日まで、もうかなり日数がたちましたが、その間局長の所管事務の上でいろいろ変化があつただろうと思います。これは大きな特色でけつこうですから、朝鮮休戦の調印をしてから今日まで、所管事務の上においてどういうような変化が起つておるか、それをお聞きしたいと思います。
【次の発言】 朝鮮における国連の防衛水域について、政府がその撤廃を申し入れたと聞いておるのですが、伊関さんの方は、それはわかつておりますか。
【次の発言】 横浜の陸上輸送部隊の労組が七十二時間のストライキをやつて、そのあと、ストライキは済んだけれども、司令官が施設の中に入場す……

第16回国会 外務委員会 第25号(1953/08/01、26期、改進党)

○並木委員 MSAと朝鮮問題について簡単に質問をいたします。第一は、朝鮮におけるアメリカ軍の細菌戦の調査ということについて、日本も国連に協力をすることを承諾しておるという外電が入つて来ております。これはどういうことであるのか。それで、この承諾を与えておれば、国会の承認を求めるようなことではないのかと思われます。この点御説明を求めます。
【次の発言】 わかつていたら、いつ、だれにあてて、どういう形式でやつたか。それは新たな義務ではないのかどうか、国連協力で国会の承認をあらかじめ求めるほどのことはないのかどうか。
【次の発言】 昨日の防衛水域に対する解除の申入れでありますが、あれについて、先方から……

第16回国会 外務委員会 第26号(1953/08/04、26期、改進党)

○並木委員 第二次世界大戦の影響を受けた工業所有権の保護に関する協定について一点質問をいたしたいと思います。この協定が締結されますと、先方からどういう種類の工業所有権の申請が見込まれますか。それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 日本の方からはどういうものが見込まれますか。
【次の発言】 過去においてどういうような工業所有権がありましたか、これは参考になると思いますから、お聞きしておきたいと思います。
【次の発言】 航空のことについて伺いたいと思います。月本航空株式会社は近く発足されるはずですけれども、いつから発足されてどういうような経営をやつて行くかはつきりして来たと思いますので、この……

第16回国会 外務委員会 第27号(1953/08/05、26期、改進党)

○並木委員 もう時間もありませんから、一つだけ局長にお尋ねしたいのです。それは関根と岩木山の演習地の問題、青森県の中にこんな大きな演習地を二つもとらなくてもよさそうなものですが、どうしてそんなに必要なのでしようか。
【次の発言】 その点は、参考人の皆様方どなたでもけつこうですが、どちらかにするということは御了承ですか。
【次の発言】 私は第一に竹島の問題を質問したいと思います。昨日でしたか、一昨日でしたか大韓民国の方から竹島の問題で日本に逆抗議をして来たということを聞いて、実は私ども愕然としたわけであります。外務省としては、従来竹島は日本の領上であるということをはつきり言つておりますし、これに……

第16回国会 外務委員会 第28号(1953/08/07、26期、改進党)

○並木委員 福島さんにお尋ねいたしますが、大体戸叶さんが私が聞きたいことを聞いてくれました。そこでストライキの点でありますが、先ほど長官は、現在の段階ではストライキをやることは、必ずしも組合の有利にならない、場合によつては不利になるだろうと言われました。私も大体そういう感じがいたします。この場合に、不利になるであろうというのは、どういう不利か。たとえばそれによつて、アメリカさんのことですから、気が短かいから、そんなことならば全部首にしてしまえとか、そういう不利が出て来るのか。要するに日本の労務者はよくわからないために、不安に襲われているわけです。ストライキまで行つてしまつて、かえつて私たちが解……

第16回国会 外務委員会 第29号(1953/09/04、26期、改進党)

○並木委員 私先ほど岡崎大臣の報告と、その後の答弁を聞いておつたのですけれども、率直に言つて、この一箇月間にかくも急激な変化を来したという感じを抱いて、唖然としたわけであります。閉会に入つてようやく一箇月でございますが、その間にこういう大きな変化を来した。しかも岡崎さんの顔色を見ていると、ポーカーフェースじやありませんけれども、顔色ひとつかえていない。かえるの顔に水ということがありますけれども、おそらくあのかえるの顔というのは、きようの岡崎さんの顔じやないか。動物にたとえてはなはだ恐縮ではありますけれども、そんな感じがしたのです。岡崎さんは非常に感受性の強い大臣であるにかかわらず、いつこんなに……

第16回国会 外務委員会 第30号(1953/09/17、26期、改進党)

○並木委員 この前私は岡崎外務大臣にやや攻撃的な口調になつたために、大臣も少し恐れをなして腹を割つた答弁がなかつたのです。実はあのときもう少し時間がたつぷりあれば、どういうわけで一箇月そこそこで政府が保安隊を増員しなければならないように変更をしたことや、あるいは保安庁法を改正して、保安隊を直接防衛にも当らせるようにするようになつたという、その急変したバツクグラウンドを腹を割つてお聞きしたがつたのでありますが、きようはあまりはげしい口調は使いませんから、まずその点を腹を割つて大臣も説明してもらいたいと思います。どういうわけで、そういうことになりましたか。

第16回国会 外務委員会 第31号(1953/10/19、26期、改進党)

○並木委員 さつき委員長のあいさつを聞いておりましたら、委員長は与党委員長として祝辞のようなあいさつをされたのでびつくりしたのです。われわれ委員は何も大臣が東南アジアに行つたことを公式に聞いておりません。ですからこそきようは出て来てもらつていろいろ聞きたい、こういうふうに要望しておつたわけです。  第一に、私は今度の大臣の東南アジアヘの逃避行というものはわからない。なぜわからないかというと、MSAというものが先月の末ごろには調印の運びになるであろう、こういう答弁を聞いておつて、その九月の末を待つておつた私どもには、調印を待たずしていつの間にか大臣が姿を消してしまつたのですから、こんなふに落ちな……

第16回国会 外務委員会 第32号(1953/10/28、26期、改進党)

○並木委員 先ほどからの論議を聞いておりますと、ようやく今の佐々木委員の質疑応答でやや焦点が合つて来たように感じます。そこで今のは海上保安庁の警備船でございまして、さつき木村保安庁長官は、出動は考えておるけれども、一旦漁船が危殆に瀕した場合にはたしてどうするかということについては、遂に言明を避けたのであります。おそらくこれは木村長官としては、危殆に瀕した漁船というものを見た場合に、それを撃つべきか撃たざるべきか、そこに問題があつたのだろうと思います。そこで私は条約局長にお尋ねいたしますが、そういう場合に撃つことができるかどうか、これだけはまずはつきりしておきたいと思うのです。現在の保安庁法のも……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/07/01、26期、改進党)

○並木委員 今の問題は研究していてもいいと思うのです。当然問題になることですから……。特に東京都のごときは、前から人口がふえているので定員をふやせという要望が出ております。また全国的に見ましても、あの案では五百五名だつたと思いますが、衆議院議員の数が全体でふえるならば、ほかの府県だつて異存のないところもあろうかと思います。ですから研究していてもいいと思うのですが、実際はどうなつていますか。
【次の発言】 先ほど原委員からの質問の通り、新聞に発表になつたことは事実なんです。そうするとあれはどこから出たのですか。
【次の発言】 清水徳太郎さんというのは選挙制度調査委員になつておるのですか。

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1953/07/08、26期、改進党)

○並木委員 きようは官房長官を要求しておいたのですけれども、姿を現わしておらないのですが、どうしたんでしようか。
【次の発言】 ぜひお願いいたします。

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1953/07/27、26期、改進党)

○並木委員 ちよつと質問したいのですが、今の条文の中で、当該再選挙の行われる区域、選挙運動の期間等に応じて何を政令で特別の定めをすることができるのか、何をというのがはつきりしないようでございますが、いかがでしよう。
【次の発言】 要するに、主として選挙運動に関することであろうと思う。この点についてさつき委員長からちよつと私的にお聞きしましたら、今度の熊谷の選挙の場合も、選挙運動の期間なども長過ぎるから短縮しようというお話もあつたんです。そうすると、この文章で行くと、選挙運動の期間等に応じてとやつてしまうと、選挙運動の期間は少くとも動かし得ないというふうにとれるのです。区域とか選挙運動の期間に応……

第16回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1953/09/21、26期、改進党)

○並木委員 私は、自治庁から出ましたこの通達をきよういただいて、今拝見したのですけれども、先般来新聞ラジオその他の報道で、私たちは、いかにこの問題が波紋を投げておるかということを承知しております。それで私は、そのとき、まさか自治庁がこういうものを突然出すとは想像できなかつたわけなのです。この修学のため寮、寄宿舎等に層住している学生生徒の住所の認定につきましては、ただいまもらつた。パンフレットの別紙にもあります通り、「昭和二一、五、二二地発乙第二五七号各地方長官宛地方局長通牒」というので明記されております通り、原則として、寮、寄宿舎または下宿等の所在地にあるものとするとはつきりいたしておるのであ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 外務委員会 第1号(1953/10/31、26期、改進党)

○並木委員 ただいま大臣から提案理由の説明をお聞きいたしました。ところがまず私どもに不審に思われますのは、日米間の安保条約に基いて行政協定ができておつて、その行政協定は国会の承認を得ることを必要としないとの政府の態度でございました。この提案された国連との間の議定書は、その実質的内容は行政協定に盛られた刑事裁判権の問題と同様であります。従つて形の上からは、行政協定の刑事裁判は国会の承認を求めない、国連との間は求めるというような非常な不均衡なのです。私どもはかねてから行政協定も国会の承認を得べきであるという立場をとつておつたのでありますけれども、はからずもここに政府のちぐはぐなあり方というものが露……

第17回国会 外務委員会 第3号(1953/11/02、26期、改進党)

○並木委員 一昨日質問をした中で答弁の残つておるのがありますから、それをまずお尋ねいたします。それは国際連合加盟についてのその後のいきさつであります。ガットなんかの場合には仮加入という制度もありますので、何らかの形で国際連合に仮加入とか、あるいは準加盟国というような形で加盟ができるのではないか、こう思つておりますが、その後国連加盟の問題はどうなつておりますか、お尋ねいたします。
【次の発言】 そういたしますと、国連との関係においては各個撃破的に、個別的に、実質上は加盟したと同じような方法をとる、例のなしくずし加盟、こういうような方法をとる以外にないということになりますか。

第17回国会 外務委員会 第5号(1953/11/04、26期、改進党)

○並木委員 私は前田次官に保安隊のことにつき、士屋局長に池田・ロバートソン会談に関してのMSA問題について質問したいと思います。  まず保安次官にお尋ねしたいことは、昨日の予算委員会における問答で、保安隊が軍隊でないとかつて言つたときの問答が行われたのです。とどのつまり軍隊とは一定の定義がない、従つて今度できる自衛隊を軍隊と呼ぶのであつたら、それは呼んでもよいでしよう。こういうふうに政府は答弁しております。そこで私はお尋ねしたいのですけれども、今まで保安隊は軍隊でないと言つて来ておるのですから、軍隊でないと言つて来たときのその軍隊の意味は、どういう意味で政府はお使いになつていたか、これはぜひ伺……

第17回国会 外務委員会 第6号(1953/11/07、26期、改進党)

○並木委員 それについて、海上警備隊のフリゲート艦を出動することに政府ではきめたというような報道が、昨日だつたと思うのですが、あるのです。当然きめていいわけですけれども、外務次官はその点関知しているはずであります。どうなつていますか。
【次の発言】 もう一つ。その海上警備隊と並んで海上保安庁の方、この方で現在の巡視船が勢力が足らないものだから、アメリカに火器を貸してもらうように要求しているのです。その点についてどういう交渉過程にあるか、どのような火器をどのくらい借りる計画であるか、明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 当然それを借りる場合には、フリゲート艦を借りたと同じように協定が結ばれると……

第17回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1953/10/31、26期、改進党)

○並木委員 鍛冶さん、それは少しいきり立つておるようだけれども、この委員会は大体超党派で、実際穏やかに結論を出しておるわけなんで、実際ぼくはこの間現場にいて、多少あのやり方に無理があつたということは、これは率直に認める。少くとも最後の採決をする前には、一応みな党へ帰つて、出れる者を全部そろえて満員にしてやるべきだとは、私も良識ある委員の一人ですから、感じはいたします。しかし、事柄の性質上あまりに急いだのと、決議は、私は自由党の方も、論議を尽したあとならば、もちろん結論的には賛成だと思うのです、もちろん政府を攻撃するとかなんとかいうことではなくて、ぼくらもそう思うので、もしそういう抗議が出たなら……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 外務委員会 第1号(1953/12/03、26期、改進党)

○並木委員 池田特使は日本の財政経済を了承してもらうためにと言われました。しかしあのときはちようどMSAの交渉が進行中でして、九月の末には調印に至る、こういうふうに外務大臣も言つておる最中だつたのです。それで私はやはり特使がおいでになつたのは防衛計画に関連して、アメリカの方の案に対してこれをもつと小さくしてもらいたい、つまり日本の財政としては苦しいから縮めてもらいたい、そういう了承をとりに行くのがおもな目的ではなかつたかと思うのでありますけれども、その点いかがですか。
【次の発言】 ただいま憲法と教育のお話が出ましたが、そうすると、憲法については先方はどういうふうに特使の説明を了承されたのです……

第18回国会 外務委員会 第3号(1953/12/07、26期、改進党)

○並木委員 ガツトの機構自体に対する再検討の声が各国にぼつぼつ起つておるようであります。そこでお尋ねいたしますが一九四七年にガツトができてた当時のいきさつと今日の状況がどういうふうな変化を生じておるか。今日ガツトというものは実際上じやまで、こんなものはない方がよいのではないかというような声も、国によつては出ております。そこでガツトの運用、機構その他に対しての批判の声、今後の見通しなどについてまずお尋ねいたします。
【次の発言】 国際連合の機構の中にガツトの協定が入つて来なつかつた理由は、何か特別のものがあるのですか。
【次の発言】 そういうような趣旨を持つておるものならば、日本の加盟などという……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第15号(1954/09/07、26期、改進党)

○並木委員 それでは、私今の趣旨に浴つて簡潔にやります。今まで数回にわたつて政府が国会に提出された資料があると思いますが、未帰還者の数字をこの際あらためてあげていただいて、そのトータルと比較していただきたいと思います。たとえば最初はたしか二十三万だつたと思いますが……。
【次の発言】 そうすると、昨年の八月は三十三万、さらにその三年前の二十五年度は三十四万という数字が合つたわけなんです。三十五万になんなんとする数字があつた。それが昨日の大臣の発表によりますと七万一千百六十五名に激減したわけなんですけれども、その原因はどこにあるわけですか。

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第17号(1954/10/30、26期、改進党)

○並木委員 ただいままで報告を承りましたが、私、それに関連して、政府当局にこの際、李徳全女史が間もなく日本に着きますので、これに対する態度、方針というものをはつきり承つておきたいと思います。  李徳全女史の来日については、政府は従来非常にかたくなな態度をとつておつて、これを歓迎しない方針でおつたわけなんです。しかし、各方面の熱望によつてようやく来日の機会が実現した。そして間もなく到着される。これについて政府としては、やはり従来のような、これは中共の平和攻勢の一環であるという見方を続いてしておられるのがどうか。それともこの李徳全女史の場合に限つてそういうものとは切り離して虚心坦懐にこれをお迎えす……

第19回国会 外務委員会 第1号(1953/12/11、26期、改進党)

○並木委員 私は先般来外務大臣にぜひお尋ねしてみようと思つておつたのでありますが、なかなかその機を得なかつたのです。本日その機会を得ましたので、ニクソン副大統領の演説に関連して質問をしてみたいと思います。  それは去る十一月十九日東京会館でニクソン副大統領は、日本を非武装化したのは失敗であつたという意味の演説をされたのであります。ダレス長官は二十四日の記者会見でこれを支持しております。一説には、日本の外務省はアリソン大使に頼んでニクソン副大統領にそういう演説をしてもらうようにしたのだということでありますが、その辺のいきさつはどういうことになつておりますか。私としては相当思い切つたことを副大統領……

第19回国会 外務委員会 第2号(1953/12/15、26期、改進党)

○並木委員 議事進行について。三宅さんしか政府委員が出ておらないのですけれども、外務大臣が出られないならば政務次官、それから国際協力局長か次長の国際協力関係、できればまた大蔵省関係政府委員を呼んでもらうようにお願いいたします。
【次の発言】 外務大臣はけさ閣議があるはずです。それが済んだらこつちへ来るように要求してもらいたい。
【次の発言】 私は小瀧次官、三宅参事官に質問をいたしたいと思います。ただいまの市長、議長からのお話で御承知の通り、相当緊迫した状況でございます。そこで御両氏の要望をいれて国連軍との協定を進められておると思いますが、その内容はどういうふうになつておりますか。その協定の見通……

第19回国会 外務委員会 第3号(1954/02/01、26期、改進党)

○並木委員 私は先日外務大臣の施政方針演説を聞きましたが、大体において事務官の事務的経過報告の域を出なかつたと思うのです。ただそのうちで一つ気にかかる発言がありました。それは国連協力の線において日本が集団安全保障に一歩前進したという箇所なのです。「国連との提携も、また特に日米安全保障条約のごときはこの方針の現われででありますが、昨年夏から開始されましたいわゆるMSA協定交渉が妥結いたしますれば、この関係においてさらに一歩を踏み出すこととなるわけであります。」こういうのが大臣の演説の一部であります。おそらく大臣は相当これに力を入れておつたのじやないかと思う。あの大臣の演説の中で、これを開いて私は……

第19回国会 外務委員会 第4号(1954/02/03、26期、改進党)

○並木委員 議事に入る前に、それとも関連するのですけれども、ごく最近起りましたソ連代表部の書記官ラストボロフ氏の失跡事件というものは、日本の主権にも非常に関係があり、当外務委員会としても放置できない問題でありますから、緊急質問の形においてこの際政府委員に質問を許可していただきたいと思います。それではお許しを得まして、私外務当局にただいま申し上げました緊急議題について質問をいたしたいと思います。  新聞、ラジオその他の情報によりますと、ラストボロフ書記官が失跡をしたとか、あるいはまた脱走したということが伝えられております。これが個人の任意的な意思でもつて出たものならばいざ知らず、もしソ連代表部の……

第19回国会 外務委員会 第5号(1954/02/06、26期、改進党)

○並木委員 賠償につきましては、先日の外務大臣演説においてもまことに遅々として進んでおらないことを感じました。今日インドネシアとの間の沈船引揚げに関する中間賠償協定を見ましても、どうも全面的な賠償の問題と取組んでおる成果は上らないで、そうして部分的に交渉が行われて、難航を示しているということがありありと見えるのであります。  そこでお尋ねいたしますが、インドネシアとの中間賠償協定は、昨年平和条約十四条の規定に基く中間協定案が作成されましたが、インドネシア本国政府の承認するところとならなかったという理由は、一体どこにあるのでありますか。インドネシアはこの協定案によりますと、日本国政府との間で二国……

第19回国会 外務委員会 第6号(1954/02/10、26期、改進党)

○並木委員 当時引揚げた世帯数とそれから人数を伺いたい。
【次の発言】 そこに差がありますけれども、それは島に残つた人ですか。それからあとでこちらから向うに帰島が許された人は何人ぐらいですか、全然ありませんか。
【次の発言】 その百三十五名はどういう理由で帰ることができたのでしょうか。
【次の発言】 外務政務次官にお尋ねします。今春さんのお答えによると、アメリカの方で許した百三十五名の者だけの帰島が実現されております。そうすると残りの者もアメリカの方で許せば希望がかなえられると思うのですけれども、その点の交渉その他どうなつていますか。

第19回国会 外務委員会 第7号(1954/02/13、26期、改進党)

○並木委員 インドネシアとの沈船協定の問題でありますが、十一日付のジヤカルタのUP外電によりますと、サストロアミジヨヨ・インドネシア首相は大分御不満のようであります。外務次官もごらんになつたでありましようが、「東京でつくられた日本側の声明は、日本側が賠償を義務と考えず、一方的な考え方に基いた経済計画実現の手段としてのみ考慮しているような印象を与えている。インドネシアは、対日賠償要求はインドネシア人のこうむつた損害に基く法的な要求であると考えており」云々、こういう外電なのです。そうすると、この外電の中にありますサストロアミジヨヨ首相が引用している日本側の声明というものは、どういうものをさすのであ……

第19回国会 外務委員会 第8号(1954/02/17、26期、改進党)

○並木委員 改進党としても異議はございません。これを契機として、次に来るべきアサハン開発、その他順次賠償の実施条項に入つて、円満にかつすみやかに賠償問題が解決せられるよう政府に希望を申し添えて賛成の意を表します。
【次の発言】 改進党も賛成であります。
【次の発言】 私は主として政府に質問をいたします。ただいまもお聞きの通り、軍政をしかれておるということは、まことに理解に苦しむところであります。一体平和条約に調印したあと、旧敵国の領土に軍政がしかれるというようなことの前例があるのでしようか。これが撤廃について、政府としては今まで交渉をしておるものと思いますけれども、交渉はどのようになつておりま……

第19回国会 外務委員会 第9号(1954/02/20、26期、改進党)

○並木委員 これに対する質問は、いずれ後日いたしたいと思いますが、これに関連して一点だけ政府当局に聞いておきたいことがございます。それは日本と濠州との間のアラフラ海真珠貝の採取に関する紛争問題でありますが、この手続が着々と進行して、昨日は文書の交換も行われたるやに報道されております。そこでその後の手続がどうなつておるか、それを詳しくお伺いしたいとともに、この同法裁判所の当事者になつておらなくても、その方の手続は円滑に行くものであるか、条件は当事国になつておる場合と同じ条件であるかどうか、そうでない場合に比較してあるいは不利をこうむるようなことはないか、こういうような点についてお尋ねしておきたい……

第19回国会 外務委員会 第10号(1954/02/24、26期、改進党)

○並木委員 ただいま日本に来ております国際官公労のボーレ書記長の記者団会見における談話を見ますと、国会に上程中の教員の政治活動の制限に関する二つの法案は、ILO憲章に違反しておるものである、こういうことを言っております。これについては、外務当局の権威ある見解を、この際ぜひ確かめておきたいと思うのです。はたしてボーレ書記長の言うがごとく、ILO憲章に抵触するものであるかどうか、明快なる説明を求めたいと思います。
【次の発言】 ボーレ書記長は、教員が教室で一党に偏した教育をすることの悪い点は認めるが、一市民としての政治活動の自由は制限さるべきものでない、こういう見地なのです。ですからILO憲章の少……

第19回国会 外務委員会 第11号(1954/02/27、26期、改進党)

○並木委員 議事進行。委員長にお願いをいたします。きょうは重要な案件についての審議でございますが、外務大臣も当該所管の伊關局長も見えておりません。そこでわれわれが後ほど質問する関係もございますので、至急大臣及び伊關局長に出席を願うようにおとりはからいをお願いいたします。  それから小瀧次官にお尋ねをしますが、きようの問題は国連協定とも非常に関係が深いのでございます。先般調印を見ました国連協定はいつ国会の方へ上程になりますか、その日取りをお尋ねしたい。  それともう一つMSAの調印でございますが。とうとう今週もきようで終りでございます。一昨日岡崎さんはアリソン大使と面会しておりますが、本日に至っ……

第19回国会 外務委員会 第14号(1954/03/10、26期、改進党)

○並木委員 改進党も賛成です。
【次の発言】 MSAの調印ができましたけれども、これはあしたの本会議に上程になりますか。
【次の発言】 決定ですか。
【次の発言】 調印のときの岡崎外務大臣とアリソン大使とのあいさつを新聞で見、またラジオで聞いていましたけれども、これは非常に異例なものではないかと私感じたのです。と申しますのは、あのあいさつの中に私どもが一番心配になつておつた点が触れられているという点なのです。つまり岡崎外務大臣の方は海外などに出兵するようなことはないと、そういう大きなことをあそこで断つている。アリソン大使の方は、日本の青年を海外に出すようなことはないのだというふうに、普通の調印……

第19回国会 外務委員会 第15号(1954/03/12、26期、改進党)

○並木委員 ただいま穗積委員の議事進行に関する発言を聞いておりましたところ、その内容はまことに独善独断であります。正当の手続をふんで国会に提案をされて、議長がこれを受理して、わが外務委員会に付託を受けたものであつて、その内容についてこれからいよいよ審議に入るのであります。もし内容について憲法違反の疑いがあるならば、大いにその点をわれわれは政府に突きとめて、結論を出すのはこれからなのであつて、それをしよつぱなから、審議をしないうちから、憲法違反であるからこれを突き返せということは、これは何のためにそういう発言をしたか、私どもにはわからない。社会党左派一流の宣伝ではないかとさえ感じて、私は不愉快に……

第19回国会 外務委員会 第16号(1954/03/13、26期、改進党)

○並木委員 私は一点だけ質問しておきたいと思うのです。それはこの郵便為替の利用状況について、それから為替の申請に要する手続、条件、それから来年度の外貨の予算、電報為替との関係、それからアメリカ以外の国とどういうふうに為替が行われているか、将来どういう外国とさらに取引を開始して行く計画であるか、それらの点について伺いたい。
【次の発言】 下半は。
【次の発言】 私も改進党を代表いたしまして賛意を表します。この種小口の為替というものは、小市民的には非常に便利なものであつて、大いに普及していただきたいと思います。ただそれにつきましては、政府として今までこれを周知せしむることにあるいは欠けておるところ……

第19回国会 外務委員会 第17号(1954/03/15、26期、改進党)

○並木委員 私は、第八条の義務についてまずお尋ねをいたします。  一昨日の私どもの喜多委員の質問の中に、第八条の義務の中の人力という言葉について触れておりまして、これについて大臣から御説明がありましたけれども、やはり、人力、マン・パワーの解釈は後になつて紛争を起すおそれがありますので、こういうことこそ何らかの形で別に議事録あるいは定義の中に定義として設けておくべきじやなかつたかと思いますが、いかがでございましようか。
【次の発言】 「人力」のかわりに「役務」とか、 言葉でかわらせることはできなかつたものでしようか。この場合の「人力」と、この協定の第一条にいう自国が承認するところの装備、資材、役……

第19回国会 外務委員会 第18号(1954/03/16、26期、改進党)

○並木委員 先ほどお許しを得まして、ごく簡単に緊急質問をやらせていたたきたいと思います。  一つはフイリピンに対する賠償の問題であります。きようの外電ではガルシア・フィリピン外相がフイリピン議会における言明として、対日平和条約は五月の議会が終るまでには上院で批准されるであろう、但し日本からの賠償の問題が解決をしない場合には、また別途の方途をたどるであろう、こういうような注目すべき発言があつたのです。そしてこの賠償について日本の政府に対して最後の通告をした、一種の最後の通牒を発したという報道がございます。その外電は、おそらくこの最後の通牒というのは、かねてフイリピンが日本に対して請求をしている二……

第19回国会 外務委員会 第19号(1954/03/18、26期、改進党)

○並木委員 私はビキニの問題で法律上の見地から質問をいたしたいと思います。それは今度の原子力の実験の危険区域内でああいう事故を起したということを前提として、もしそういう場合には、この前私の質問に対して岡崎外務大臣も、国際慣習に従つてアメリカに申入れをする、こういう答弁をしております。そこでまずお伺いしたいのは、国際慣習に従つてとはどういうことを意味するものであるか、ということは言いかえれば、今度起された事故というものは、私どもの通念からすれば当然不法行為である、こう思われます。しかるに何分にも前古未曾有初めての事件でありますから、あるいは従来の通念たる不法行為という観念で律し切れないものがある……

第19回国会 外務委員会 第21号(1954/03/20、26期、改進党)

○並木委員 私は大臣に一問だけ要望的に質問をしておきたいと思います。外国からの報道によりますと、ビキニの水爆の第三回の実験が近くあるそうであります。その水爆がすでにマーシヤル群島のエニウエトクですかに運ばれて、ある報道では三週間以内にこの実験がまた行われるというので、私どもは実はびつくりしております。いろいろ大臣としてお考えになつておると思いますけれども、私どもとしては、ついこの間あういう被害をこうむつたばかりでございますので、とりあえずせめてこの第三回の水爆の実験だけは延期してもらいたいとか、あるいは何らかの対策で早急にこれが行われないようにしていただきたい、それをアメリカにぜひ申入れをして……

第19回国会 外務委員会 第22号(1954/03/22、26期、改進党)

○並木委員 第五福竜丸の処理については外務省はどうお考えですか。アメリカの方の横須賀海軍基地へこれをまわして保護してもらうということをやらないならば、第五福竜丸は現状通りですか。現状通りではあぶなくてしようがないということであるならば、どういう処置をとつてこれを保護しますか。
【次の発言】 先日のビキニの爆発は、水爆であるか、原子爆弾であるかということについて議論がわかれておりますが、結果はわかりましたか。
【次の発言】 この間の漁船が区域外にあつたということは、アメリカ側によつて確認されましたか。
【次の発言】 日本側は何に基いて確定をいたしましたか大体航海日誌に基いてであろうということです……

第19回国会 外務委員会 第23号(1954/03/23、26期、改進党)

○並木委員 議事進行について。本日の外務委員会はこのままおそらく審議をやらないと思いますが、あしたからあとのMSAに関する審議の予定は大体どうなつておりますか、この際委員長にお尋ねしておきます。
【次の発言】 明後日残りの総括質問があればやることにしますという委員長のお言葉ですけれども、私どもは討論に入る前にまず吉田首相にひとつ出席をさせて、そして質疑を行うことになつておつたのです。あさつてのことはそのことをさすのですか、 どうですか。
【次の発言】 それからもう一つ機密保護法ですけれども、これが出てから討論に入つてくれということを私どもの党から言われております。機密保護法はいつ本会議に上程さ……

第19回国会 外務委員会 第24号(1954/03/24、26期、改進党)

○並木委員 委員長は秘密保護法案について与党に質問を許しましたから、私もそれに関して一問だけ質問しますが、今の答弁で検閲を全然やらないということになれば、秘密を漏らしているかどうかということはどういうふうに調査しますか。言葉では検閲制度はとりませんといつても、実際は検閲に相当するものをやらなければ調べることはできないじやないですか。どういうふうにしてお調べになりますか。
【次の発言】 先ほどの局長の答弁ですと、どの官庁がこれを主管するかということはまたきまつておらないようでありますが、これはごく狭い範囲で考えるべき問題であつて、私どもとしては当然保安庁でやるべきだ、こういうふうに思つております……

第19回国会 外務委員会 第25号(1954/03/25、26期、改進党)

○並木委員 私はMSAの協定を結んでその援助を受けるようになつたら、今後の日本の防衛力をどういうふうに持つて行くか、主として協定締結後の日本の国のあり方について、この際吉田総理大臣の代理としての副総理に御質問申し上げたいのであります。まず防衛力増強の最終目標をどこに置くかということであります。従つてまた言いかえれば、その限界をどこに置くかという問題にもなりましよう。MSA協定によりまして、今まで自衛力の漸増は期待でありましたけれども、今度は義務になつて参りました。義務にはならなくても、これをわれわれ自身で積極的に増強して行くべき問題であることは副総理も同感であろうと思います。そこで自国の防衛力……

第19回国会 外務委員会 第27号(1954/03/27、26期、改進党)

○並木委員 この八条には「人力、資源、施設」とありまして、「資源」という文字が使つてございます。ところが第一条には「装備、資材、役務」といつて、「資材」という文字が使つてございますが、この違いがあるのかないのか。私どもの常識としては大体同じものではないかとも思われます。ただ今問題になつております原子力、ウラニウムと関連してお尋ねするのでありますが、あるいはウラニウムのようなものもこれに含まれるために、「資材」という文字を使わずに特に「資源」という文字を使つたのではないかと思うのであります。その点と、ウラニウムのようなものもこれに当然含まれておるものと思われるが、その点はいかがでありますか。

第19回国会 外務委員会 第31号(1954/04/05、26期、改進党)

○並木委員 国際砂糖協定は、輸入国のためというよりも砂糖を輸出する国のために主として重点が置かれてとりきめをされておるように読みましたけれども、その通りと了解してよろしゆうございますか。
【次の発言】 輸入国としての権利を主張し、その利益を確保するということでございましたが、具体的にはどういう権利があつて、どういう利益がもたらされますか。
【次の発言】 非加盟国から砂糖を買わないという一つの義務が出て来ると、日本が東南アジアとの貿易を推進して行く上において、どこかの国と不都合が出るようなことはございませんか。これは砂糖の輸入計画ともからんで来ると思うのです。昭和二十九年度の輸入計画、どこの国か……

第19回国会 外務委員会 第34号(1954/04/14、26期、改進党)

○並木委員 私の方の党はMSAの協定に賛成しております関係上、この秘密保護法についても好意的に検討して参つたのであります。しかし今までのところどうも疑問が多いのでありまして、にわかに賛成できない節がございます。そこで私は率直にお尋ねをいたしたいのでありますが、第一に船舶協定のときに同じような措置をとるべきことを政府はアメリカと約束をしてあります。しかるに今日まで私どもの関知する限りでは、立法措置のとられたことを聞いておりませんが、船舶協定のときに、どういうような措置をもつて秘密の保持に当るように措置をし、今日まで来たものでありましようか、まずそれをお尋ねいたします。

第19回国会 外務委員会 第36号(1954/04/16、26期、改進党)

○並木委員 ただいま安い教授から明快なる見解の表明がありまして傾聴した次第でございます。それについて二、三お伺いをしておきたいと思います。  その第一は、先般岡崎外務大臣は、安井教授の御見解によればかくも明快な国際法上許されざる危険区域の使用に対して、ある会場において演説をして、国連協力の線において自由主義陣営のために日本は協力せざるを得ないという見解を表明しておるのでございます。しかし、ただいま安井教授の話を岡崎外務大臣がここにいて開いたら、おそらくその気持に動揺を来すのではないかということを私も感じたのです。そこでお伺いしますけれども、岡崎外務大臣の言うところの国連協力という見地から、危険……

第19回国会 外務委員会 第37号(1954/04/20、26期、改進党)

○並木委員 私は国連軍がどうして日本に支持されなければならないかということについて常々疑問を持つているのでございます。どういうわけで、陸軍にしても、海軍にしても、空軍にしても、日本を選ぶのか。そこで最近統一司令部たる国連軍の本部というのか、司令部というのか、それが韓国に移転するという話がございます。私はそれがしかるべきだと思うのです。日本に統一司令部がある必要はないと思つておつたのでありますが、その話はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 ただいまドル収入の話が出ましたが、それじやお伺いしますけれども、どれくらいのドル収入が上つているのですか、実績について……。

第19回国会 外務委員会 第38号(1954/04/21、26期、改進党)

○並木委員 私はこの際岡崎外務大臣に対して、フイリピンとの賠償協定に関しての緊急質問をいたしたいと思います。それと申しますのは、今度こそはフイリピンとの賠償も円滑に行くものと期待しておりました私どもにとつて、きのうきょうの報道は、まことに意外な暗黒さを与えておるためでございます。フイリピン方面からの報道によりますと、日本側から提案されたといわれるところの四億ドルの賠償、これに対して、俄然非常な反対が起つた模様でございます。われわれは協定の案というものを今まで政府に対して内密でもいいから示してもらいたいという要求をしたのでありますけれども、今日までそれが示されておりません。従つて内容についてはは……

第19回国会 外務委員会 第39号(1954/04/22、26期、改進党)

○並木委員 改進党も賛成であります。
【次の発言】 私はフイリピンとの賠償について政府に質問をいたしたいと思います。昨日フイリピンのマグサイサイ大統領は村田全権大使に対して、日本との賠償協定案文を見たけれども、これに役務賠償だけが規定されておつて、資本財というものの規定がないことに対しては意外の感を抱いた。今までガルシア外相から資本財も含むものと聞いておつたから、予備協定に賛成をしておいたのであるけれども、この協定案文を見ると違うので賛成できないという、われわれにとつても意外な発言をしておるのでございます。そこでお尋ねいたしますけれども、はたしてマグサイサイ大統領の言うように、日本の政府はフイ……

第19回国会 外務委員会 第40号(1954/04/24、26期、改進党)

○並木委員 先ほどの御意見の中に、この秘密保護法というものをつくつておかないと、アメリカから十分の新鋭兵器が来ないのではないかという心配をされたお言葉かございました。私たちはMSAには賛成の立場でございますので、そういう心配があることに対しては了解がつくのでございます。そこで保安庁の上村官房長にお伺いしたいのですが……。
【次の発言】 それでは郷古さんにお尋ねいたしますが、先ほど日本の業界に対して十分活用するようにとの御要望のお言葉かあつた。実際今保安隊が受けておるような兵器、あるいは保安庁がアメリカに請求をしておるような兵器あるいは軍艦、そういうものを現在の日本の兵器工業界においてただちに生……

第19回国会 外務委員会 第41号(1954/04/26、26期、改進党)

○並木委員 この前大臣にお尋ねをいたしましたときに岡崎大臣は、しばらく事態を静観したいという答弁でございましたので、私どもも一応日比賠償交渉については、大臣の答弁を了としておつたのでございます。しかるにその翌日から事態は急変をして参りまして、二十二日に至つてはもうフイリピンの政府の方から日本の全権団に対して、新しい提案がなされたという報道が出て来ております。それで、その新しい提案の内容はどういうものでございましようか。それから、二十三日になりますと、ゲレロ外務次官から全権に対して、会談が二十六日、つまりきようあたり再開されるであろうという申入れがあつたにかかわらず。昨日に至りまして、本日の会見……

第19回国会 外務委員会 第42号(1954/04/27、26期、改進党)

○並木委員 昨日私から予備的に提案をいたしておきました秘密保護法案に対する修正案に関して、ただいま改進党の政策委員会の審議が終つたのでございます。その結果は昨日の私の修正案よりさらに飛躍をして、結論を申しますと、この秘密保護法案は撤回をしていただきたい。政府においてはこの法案を撤回してもらつて、そうして次のような措置において、もつと基本的な日本独自の秘密保護の措置を講じてもらいたいということになつたのであります。そこで私はただいまその点を委員長、他の同僚委員各位並びに政府に報告いたしまして、ぜひ私どもの方の政策委員会の決定の線に沿つて御協力をいただきたいと申し入れる次第でございます。その決定し……

第19回国会 外務委員会 第43号(1954/04/28、26期、改進党)

○並木委員 フィリピンの賠償について緊急質問をいたします。私は大臣に一昨日とその前と二回にわたつて質問をいたしました。その都度大臣としては、見通しとしては苦しいながらも何とか打開の道が開かれるであろうということであつたのであります。ことに一昨日の相当追い込まれた状況におきましても、大臣は一両日状況を見てみたい、そうすれば何らか明るい道も開かれるのではないかということで、私どもも一縷の望みをそれにかけておつたのでございます。しかるにきのうからきようにかけまして、結果はまつたく悲観的となつて参つたので、われわれとしては実にこの点遺憾にたえません。大臣は、静観をする、また何とか打開されるであろうと言……

第19回国会 外務委員会 第44号(1954/04/30、26期、改進党)

○並木委員 私は、日米相互防衛援助協定等に伴う祕密保護法案につきまして、この前の委員会で、改進党はおそらくこういうふうにきまるであろうという態度について、政府に予告をしておいたのでございます。そうして、もしそういうふうに決定を見た場合には、かなり急を要する問題でありますから、今から準備をしておいてもらいたいという要望を申し入れた次第であります。その後党の方といたしましては、急いでいろいろの手順を経まして、本日の代議士会にこれがかけられまして、最終的にこの前申し上げました改進党の態度というものが承認されて、ここに党議となつた次第であります。そのことを本日正式にこの委員会を通じて政府に御報告する次……

第19回国会 外務委員会 第45号(1954/05/06、26期、改進党)

○並木委員 ガリオアの問題ですが、大臣の、先ほどの御説明によると、確かに心理状態において変化を来しておるということを認めたのです。最初確かに、これは債務ではない、大臣自身債務ではないというつもりで、そういう心理の上で向うから援助物資を受けておつたと私も認めたのですが、その通り認めてよろしいですか。
【次の発言】 そうおつしやらないとすると、憲法八十五条の「国費を支出し、又は国が債務を負担するには、国会の議決に基くことを必要とする。」この条文に明らかに違反することになるのです。いかがですか。
【次の発言】 しかし憲法八十五条というのは、事前に承認を求めるというふうにとるのですが、何か事後承認のよ……

第19回国会 外務委員会 第46号(1954/05/07、26期、改進党)

○並木委員 日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法案につきまして、最後の質問をいたしたいと思います。  MSAは五月一日に効力を発生したのでございます。それで保安庁として第一に何を着手されましたでしようか。
【次の発言】 昨日外務当局とアメリカ大使館の要員との間で、例の艦艇供与に対する協定の話合いを行つた模様でございますが、それは保安庁長官も御存じのはずであります。これはいつごろ協定が成立する見込みでありましようか。
【次の発言】 長官は、まず秘密保護法の成立が第一であると言われましたけれども、結局この協定ができ上つてアメリカからの装備品などが来るのでございますから、かなり先になるのではないか……

第19回国会 外務委員会 第48号(1954/05/12、26期、改進党)

○並木委員 私は改進党を代表して、本法案に反対の討論をいたします。(拍手)  わが改進党は、MSA協定に賛成しておりますので、その第三条で約束をした秘密保持のための何らかの措置をとることに異存はございません。従つて本法案についても建設的に慎重審議をしたのでありますが、遺憾ながら形式上及び内容上の二つの理由から反対せざるを得ないのであります。  第一の反対理由は形式上の点についてであります。私の方の党といたしましては、本法案は日本の防衛体制整備に伴う一般的かつ基本的な機密保持に資し得るごとき法案に改むべしとの態度をとつておるのであります。言いかえれば、日本独自の秘密保護、すなわち自衛隊の秘密保護……

第19回国会 外務委員会 第49号(1954/05/13、26期、改進党)

○並木委員 私の質問は福田委員の質問と同じですからありません。
【次の発言】 私の第一の緊急質問はフイリピンのルバング島で、元日本の兵隊さんが殺傷されたというフィリピン陸軍当局の発表でございます。九日のマニラ発の外電で入つて来ておりますが、これは実にわれわれとしては忍びがたい悲報であると思うのであります。これは読売新聞でございますけれども、ほかの新聞にも出ているでしよう。それによると一人は東京都、一人は和歌山県出身、一人は埼玉県出身となつております。東京都というのは小塚金七さん、それから和歌山県は小野田寛郎さん、埼玉県は島田庄一さん、こういうふうになつているのです。この消息をもたらしたのは東京……

第19回国会 外務委員会 第51号(1954/05/17、26期、改進党)

○並木委員 関連。私もこれはぜひ確かめたいと思つておつた重要事項なのです。今のは非公式なレセプシヨンでの問答ですから、そのことについては深くとがめようとは思いませんけれども、向うで了解しておることが、この文字で表現されておるというようなことであると、実際問題として影響が大きい。そこで私は岡崎大臣にお伺いします。ヒギンス少将は、今穗積委員から言われたように英語で「アワー・ミリタリイ・ブラザー・イン・アーム」という言葉と「ジャパニーズ・アームド・フオーセズ」という言葉を使つております。これがもし公文に出て来た場合に、日本の外務省としては、どういうふうに翻訳されますか、それをお尋ねいたします。

第19回国会 外務委員会 第52号(1954/05/18、26期、改進党)

○並木委員 私は大体昨日質問をいたしまして要を得たつもりでありますが、なおその後政府の答弁を聞いておりますと、納得の行かない点が若干ありますので、きようその点について質問いたしたいと思います。  まず第一は秘密の問題でありますが、今度の千六百二十トン級二隻、千四百トン級二隻の駆逐艦にはいかような秘密がありますか。
【次の発言】 秘密があるといたしますれば、やはりその秘密を保護しなければいけません。この協定でそうなつております。そこで改正法案を出してもいいのだろうと思うのですけれども、昨日の岡崎大臣の答弁では、次の国会にこれを譲るということでございました。きのうからきようにかけて改正法案をおつか……

第19回国会 外務委員会 第53号(1954/05/21、26期、改進党)

○並木委員 船会社に私いたものです。から、その手続をよく知つておるのですが、今のお答えの中で、食糧庁へBLが行つてしまうということでは間が一つ抜けておるのじやないですか。向うの輸出業者から輸入業転にBLが来るのでしよう。輸入業者がそのBLで荷物を受取つて、荷抜きがないか検査して、食糧庁に渡すのじやないですか。食糧庁にBLが行つてしまうと言われたのは聞違いだと思うのです。
【次の発言】 私は吉田首相の外遊について、直接吉田首相に出てもらい、質問をしたいと思つておりますが、なかなか出て来ませんので、当然このことについて所管の大臣として知つておらなければならない岡崎大臣に質問をいたします。  今度の……

第19回国会 外務委員会 第54号(1954/05/22、26期、改進党)

○並木委員 関連して。大臣はそういう趣旨で言われたかもしれませんけれども、私たちはその受取り方を異にしております。これは二つのことがあげられてある。「なお米国議会は、米国民の犠牲において日本の救済及び復興のため、巨額の資金の支出を決定しておりますことは、御存じの通りであります。」これが一つの分類です。この日本の救済復興がすなわちガリオア及びイロアに相当するものであります。これについては債務だとかなんとかいうことは全然触れておりません。債務であると触れておるのは、それからあとの第二の分類であつて、それが「のみならず占領費」、それから「借款、信用」、この部類に入るのであります。ですからこのときの決……

第19回国会 外務委員会 第55号(1954/05/26、26期、改進党)

○並木委員 私けさ出がけにちよつと新聞を読んで来たのでありますが、中村何がしという一家がどこかの港に帰つて来たのだけれども、入国の許可証がないとかいうような理由で、上陸をすることができないで困つておるということだつた。たしかインドネシアからだつたと思います。これはせつかく引揚げて来て、また元の国に送り帰すたどということは、人道上から考えても、本人に悪意がない限り、また悪質でない限り、何らか便法があると思いますが、それを当局はどういうふうに処置されますか。
【次の発言】 このごろでもまだ各地で飛行場の滑走路の拡張の申出が、米軍から出ているということですけれども、どういう方面からどういう拡張要求が……

第19回国会 外務委員会 第56号(1954/05/29、26期、改進党)

○並木委員 私はアラフラ海の真珠貝採取に関する日濠間の暫定とりきめの点についてお尋ねをいたします。報道によりますと、三十一日調印の運びになつたとのことでありますが、その通りでございますか。
【次の発言】 その内容については今答弁してもらうわけには行きませんか。
【次の発言】 これははやはり協定ですから、当然国会の承認を求めることになると思いますが、その通りですか。
【次の発言】 次に中共の紅十字社李徳全女史の招聘の問題でございます。これは衆議院で満場一致をもつて決議が行われたのでありますが、何ゆえか、岡崎外務大臣は特にあの決議に対して発言を求められなかつたのであります。たいていは、決議が可決さ……

第19回国会 外務委員会 第57号(1954/06/03、26期、改進党)

○並木委員 あしたから議会が閉会になりますので、今後継続して問題になつておる点について二、三アジア局長に私は質問をしたいのであります。第一は日韓会談に伴う問題でありますが、李承晩ラインの問題、それからひいて竹島の問題がございます。ことに最近の報道では二十四日に国籍不明の飛行機が竹島を銃撃したという韓国側の発表がありましたし、翌二十五日には日本の船が竹島を射撃したという韓国側の発表があるような状態でございますが、竹島問題を中心とし、李承晩ラインの問題、これなどについて今後政府はどういうふうな交渉をやつて行くつもりでありますか、まずお尋ねをいたします。

第19回国会 外務委員会 第58号(1954/09/14、26期、改進党)

○並木委員 吉田総理は十九国会を通じて外務委員会に一度も出席がなかつたのであります。しかし今までのところ、私どもも副総理、また所管の岡崎外務大臣がいるのですから、それでどううやらがまんをして参りました。しかし今度は御自身で外遊するということが伝えられており、その内容などについて私どもは全然知らないのであります。事外交に関しては所管の岡崎大臣がやるべきものである建前をとつておる限りにおいては、私どもはそんなに無理な出席要求はいたしませんけれども、岡崎さんをさしおいて、――岡崎さんはブラジルへ祝辞を述べに行くのだそうですが、そつちへ追いやつちやつて自分で出かけて行くという以上は、これは外務委員会と……

第19回国会 外務委員会 第59号(1954/09/15、26期、改進党)

○並木委員 大臣が来ましたからさつそく大臣に質問をいたします。実は駐留米軍の労務者が一部ストライキに入つております。これは私は非常に重要な問題だと思つて、今後主として政府にこういうふうにやつてもらいたいという要望的質問になるのでございますが、大臣はどういうふうにお考えになつていましようか。私はだんだんと米軍が撤退して参りますと、当然そこに残されるものは、駐留米軍あるいは国連軍に働いている日本人の要員の失業という問題だと思うのです。これは初めからそういう事態が起ることを覚悟して勤めているのだから、しかたがないではないかと言つてつつぱねてしまうならば、しかたがありませんけれども、それではやはり失業……

第19回国会 外務委員会 第60号(1954/09/16、26期、改進党)

○並木委員 私は安藤国務大臣にビキニの問題について質問をいたしたいと思います。あの大きな被害を受けましたビキニの水爆実験の被害補償の請求については、安藤さんが担当されておると聞いておりますが、最近どうなつておりますか。まだ的確なる結果が出ておらないようでございます、ことに先般久保山さんの病気の状態が急変をしまして、あの惨状を見るとき、私どもとしては今まで政府で見積りを立ててアメリカに請求しておいた額にも増額を来しておるのではないかと思います。計算の基準というものに重大な変更を来しておるのではないかと思います、従つてそういう点を大臣としては修正されましたかどうか、そうして現在最終的にどれだけの額……

第19回国会 決算委員会 第43号(1954/08/23、26期、改進党)

○並木委員 私は改進党を代表して、ただいま委員長から提案になりました輸入病変米に関する件についての決議案に賛成の意を表明いたします。  この決算委員会がいち早くこの問題を取上げて今日まで審議して来たのであります。けれども、だんだんと審議の過程において、黄変米、病変米の問題は国民の戦慄すべき問題にまで発展して来たのであります。ただに最近の一現象にとどまらず、この報告にもあります通り、二十七年度以前の分にまでさかのぼつて病源菌が入つておつたということは、これは私は国民に対して一種の殺人未遂をしておつたのではないか、そういう疑いすら抱くものであまりす。ことに黄変米といいますから、私どもは色がついてい……

第19回国会 決算委員会 第58号(1954/11/29、26期、日本民主党)

○並木委員 ちよつと質問しておきたいと思います。  過去にさかのぼつて、この前召喚をしたときに出られなかつた理由、それに当るかどうかということについては他の委員からまた質問があろうと思いますので、私はあしたから始まる臨時国会に関連して馬場さんと官房長官にはつきりお尋ねしておきたいと思う。きようの診断書は昨日お書きになつたのですか、それともけさあらためて診断をしてその結果お書きになつたのですか。
【次の発言】 きようの診断書は……。
【次の発言】 二十七日の晩ですか。
【次の発言】 そうするときようは二十九日ですから、おとといの二十七、八、九と三日間ですか、うまくできてますな。そうすると昨日は全……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1954/01/30、26期、改進党)

○並木委員 内容に入る前に、私は、根本的なことについて二、三点だけ質問してみたいと思います。その一つは、奄美大島の復帰に関連して定員が一名増加いたしました。私どもの通念としては、衆議院四百六十六名というものは動かすことのできないものであるということがしみ込んでおつたわけなんです。しかし、今度はからずも一名増員ということになつて、この基本数字も必ずしも絶対的のものではないという根拠ができたわけなんです。そこで、前々から問題になつております別表の改正、つまり人口の増加に伴つて衆議院あるいはまた参議院の定員を増加するという問題でございますが、この点については政府の方としてはどういうお考えで進んでおら……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1954/02/19、26期、改進党)

○並木委員 私は、ただいまの動議にも関係ございますが、この際、公職選挙法について、三浦部長に国会の立場から権威ある答弁を求めたいと思うのです。それは、現在問題として取上げられておりますいわゆる造船問題、造船疑獄と称せられるものに関連しての公職選挙法違反並びに政治資金規正法違反の疑いがあるのではないかという点について、社会党左派から、自由党、改進党、元日本自由党の総裁でありました鳩山さん、要するに吉田、重光、鳩山三党首を告発するのだという新聞記事が出ておりますので、これに関してでございます。告発の理由として新聞に報道されておりまするのは「二十七年の十月選挙、二十八年の四月選挙にさいし現在造船疑獄……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第11号(1954/05/06、26期、改進党)

○並木委員 改進党も賛成でございますが、反対の討論を聞いておりますと、費用の点だけが理由のようでありますが、そうだとすれば、われわれとしても納得が行きません。しかし、教育委員のような重要な委員においては、広く人材を求めるということが重点でなければならないわけです。そこで、半数改選ということは、島上さんからもお話がありました通り、半面においては非常にいい利点を持つているのですけれども、選挙のたびに、いかんせん人数が半分でございますから、せつかく他に人材があつても一部に偏してしまう。これが一番の遺憾な点だと思います。その点を今度織り込んで、そうして一慶に選挙をいたしますれば、二人のところは四人にな……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第12号(1954/05/20、26期、改進党)

○並木委員 まず委員長にお尋ねします炉、私どもはきのうから吉田総理の出席を要求しておつたのでありますが、首相がどうしても都合が悪い場合には、緒方副総裁でもやむを得ないということで譲歩しておいたのですが、いまだに緒方副総理の顔が見えません。何時ごろになつたら出て来られましようか。
【次の発言】 それでは緒方副総理に対する質疑は後刻に譲りまして、修正案の提案者である鍛冶委員、並びに塚田大臣に質問をいたしたいと思います。  まず、鍛冶委員にお尋ねしたいのですが、政府提案の改正案と鍛冶委員の修正案とは、結案において確かに大した違いはないように思われます。学生さんの投票に対して与える不便というものは、こ……

第19回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第13号(1954/05/21、26期、日本民主党)

○並木委員 関連して。今の島上君の発言が事実だとすれば、私は政府としては非常な食言であると思う。私たちがほんとうにまじめな討議をやつている最中に、われわれの質問に対して間違つた答えをしたとなれば、私は許すことができないと思うのです。今の島上君の発言ば非常に重大でありますから、政府としては、あとから二度と訂正する必要のないように、しつかりした答弁をしていただきたいと思います。場合によつては陳謝なり抗議を申し込みます。
【次の発言】 それは大臣非常な考え違いだと思います。そういうふうに逃げないで、われわれも真剣に討議をしておるのですから、きのうは間違っておつたら問違つておつたところで陳謝してやるの……

第19回国会 厚生委員会 第59号(1954/08/13、26期、改進党)

○並木委員 私の要求しているのは大臣の答弁ではだめなんで、これは楠本部長の専門的なかつ責任ある答弁を求めます。それと申しますのは、本年度の予算で原子力研究、原子炉の問題その他のことが可決をされて、先般来原子核の研究所と申しますか、それが東京都の北多摩郡田無町に設置をされることに内定したかに聞いております。これもまだはつきりわれわれは決定したのか、内定したのかその点もわかりませんし、この内定ないし決定に至るまでに秘密裡に行われて、はなはだ不可解な点があるというようなことも伝えられておるのです。要するにきようお聞きしたいのは、そういう問題とともに、何しろ歴史始まつて以来の新しい企画のことでございま……

第19回国会 厚生委員会 第61号(1954/10/02、26期、改進党)

○並木委員 先ほどの有田委員の質問に関連して一言だけお尋ねしたいのですが、北方から来た灰らしいということを言われたのですけれども、これに対して政府は今後どういうふうにして確かめますか。ほつておくのですか、何らかの形でお調べになるのですか。
【次の発言】 それから十万カウント、十二万カウントというカウントがあるのですが、その危険の程度はどうなんですか。このごろどうも放射能に対して私どもやや慢性になつた感もあるのですが、うつかりしているとあとからたいへんな被害が出て来るおそれもあるので、その危険の程度をこの際はつきりと示してもらいたいと思います。

第19回国会 人事委員会 第28号(1954/08/19、26期、改進党)

○並木委員 私は先ほど来大臣の答弁を聞いていますと、言葉はやわらかいのですけれども、その言葉の裏に隠されたとげと申しますか、衣の下によろいを着ているというか、大達文部大臣としてはもうまだるつこくてしようがない、実は一刻も早く命令一下ボタン一つで、全国の教育を自分の一手に収めたい、教育総司令官になりたいというような毒けを感じて、この暑いさ中でありますけれども、寒けを催している最中であります。しかし私どもの党としては、この教育二法案はきわめて冷静に修正して通したのであります。こういうものができることは吉田反動内閣の政策がよろしくないということに基因するのでありますけれども、さればといつて、教育の偏……

第19回国会 水産委員会 第36号(1954/08/23、26期、改進党)

○並木委員 ただいまの御発言まことに適切であると思います。そのようにとりはからつていただきたいと思います。それで私この際一言だけ政府にお尋ねしておきたいのですが、政府のこの問題に対する立場、態度、方針はまことに微妙なものがあると思いますが、どういう態度で臨んでおられるか、この際できるだけのことをわれわれの前に発表していただけたらけつこうだと思います。
【次の発言】 ただいまの夏堀委員の発言に対して、私どもは野党でありますけれども、十分協力の意を表明したいと思います。吉田首相も、ちやんと臨時国会を開いて、そういうふうに外遊の目的はかくかくでありますと言えば、それは野党であつても、必ずしも反対ばか……

第19回国会 大蔵委員会 第72号(1954/09/11、26期、改進党)

○並木委員 ちよつと関連で一言。ただいまの久保田さんの御質問は私は非常に重大な問題だと思うのです。この問題は米軍の撤退に伴つて今後各地でひんぴんと惹起して来る可能性があります。そこで私は先般来、当局としてもこの判断を下すのに非常に苦しい問題だから、一つの原則を立てておかないと、あちらではこう、こちらではごうということになると局長としても収拾がつかなくなるのではないか、そういうことを考えておつたのであります。それで考えられますのは、今の御発言にあつた原則として、まず第一に元の土地の所有者の意向を聞くということではないかと思うのです。とにかくあのころ自分の意思で提供した土地でないのですから、無理や……

第19回国会 内閣委員会 第45号(1954/10/06、26期、改進党)

○並木委員 議事進行。先日来内閣委員会としては、反民主主義活動対策協議会設置に関して緒方副総理に出席を求めてさらに追究することになつておつたのですが、この前も出て来ないしきようも出て来ない。これは一体どうしたことなんですか。

第19回国会 農林委員会 第64号(1954/08/12、26期、改進党)

○並木委員 大臣に黄変米のことで質問しておきたいと思うのです。それは先ほどお伺いしておりまして、ただ黄色くなつた米だけでなく、見わけがわからないということになりますと、今までの外米全部というものに対して国民が非常な不安を抱くわけであります。ですから、今後ただちに黄変米の配給拒否のみならず、外米全般に対しての配給拒否ということが起つて来るのじやないかということを心配しております。現にある府県においては知事、議長が黄変米は配給しないという言明をしております。われわれ家庭においても、大臣のきようの答弁を聞いておりますと心配になつてしまつて、外米は当分とても食べられない。どうも考えてみると、私なんか心……

第19回国会 農林委員会 第66号(1954/08/31、26期、改進党)

○並木委員 病変米のことでお尋ねしたいのですが、それはきのうの報道によりますと、タイから日本の政府に抗議が申し込まれたとのことであります。前谷食糧庁長官御存じだと思いますが、その抗議の内容は、大体黄変菌などというものが日本で騒がれているけれども、そういうものではない、もしそういうものがあるならば持つて来て見せてくれ、また担当官を派遣してくれ、技師を派遣してくれ、よくその点を研究するというふうに聞いております。この点に対する情報と、食糧庁長官として対処する今後の方法とについて承りたい。

第19回国会 郵政委員会 第28号(1954/09/03、26期、改進党)

○並木委員 次官の初答弁を求めたいと思います。元をただせば一つかまの飯を食つた間柄でありますから、私から質問をさせていただきたいと思います。最近電話公債の偽造という事件が持ち上つております。これはやはり吉田内閣多年にわたる弛緩の現われの一つと思つておりますが、こともあろうに、よもやこんなことは起るまいと思われた電話公債のごときが偽造されるということは、やはり一大事件であると思います。この点について郵政当局としては当然調査を進め、またその対策を立てておることと思いますが、調査の結果並びに今後の防止について、どういうふうに立案されておるか、この点をまずお尋ねいたします。

第19回国会 労働委員会 第31号(1954/07/28、26期、改進党)

○並木委員 議事進行についてちよつと発言させていただきます。ただいまの近江絹糸の場合、従業員の方々と承りました。もちろんそれに対しては私ども異議のあろうはずはありません。ただ、この際非常に重要な問題でありますから、従業員のみならず、会社の経営の側であるところの夏川社長を参考人または証人として呼んで出て来てもらう、こういうことを私どもは要望したいのであります。それは単にどちらが悪いとかいいとかいうことを前提とするものでなくして、私ども国会としては、公平な立場からこの問題と取組んで行かなければならないし、伝えられるところでは、昭和における労働史上の一大汚点とも思われますので、従業員諸君に来ていただ……

第19回国会 労働委員会 第32号(1954/07/29、26期、改進党)

○並木委員 簡単に一点だけ……。私簡単に経営者側と組合側の両方にお尋ねしたいのです。外国系の会社であるがために特殊な事情に置かれておる。私、本来外務委員をしておりまして、たまたまきようは臨時に労働委員になつたのですが、そのことは、私どももやはり非常に関心を持つておる問題なんです。ただいま吉田内閣は、しきりに外資の導入ということに重点を置いて奔走をしておる最中であります。この外資というものは、いろいろの形で来るでしようけれども、お宅のように八割以上、八割五分も株式が外国資本で握られておるというようなことがだんだんと日本に普及して来ますと、日本の大きな産業が結局外国の資本に握られてしまうという憂い……

第19回国会 労働委員会 第35号(1954/08/27、26期、改進党)

○並木委員 近江絹糸の夏川社長を証人として喚問することに決定いたしましたことは、私どもまことに欣快の至りであります。同時に、もう一つの非常に異色ある争議が勃発いたしました。それは大阪の北浜における大阪証”券取引所の労働争議であります。これは今までかつて例を見ない性質のものであるとともに、かつて例を見ない規模のものであると報道されておるのでございます。これは当委員会としても重大なる関心を寄せなければならないと思います。そこで、今日までの状況は、このこの争議もなかなか早急には解決つきそうにもない形勢にありますし、そうかといつて、これをほうつておけば、日本の経済に及ぼす影響というものは重大でございま……

第19回国会 労働委員会 第43号(1954/11/16、26期、改進党)

○並木委員 国会で証言をしたことが一つの理由にあげられておりますが、そのときあなたは、むろん必要な許可をとつて来たんでしようね。こちへ来るのに時間をつぶさなければなりませんし……。
【次の発言】 その点は許可がいらない――それから、これは労働省の方に聞いた方がいいかと思いますが、今の牛島さんなどの関係の労務者が組合を結成するについては、何もさしさわりはないと思うのです。行政協定にも関係して来ることですが、それで別に禁止されていることではないし、自主的につくることだつたら、一向さしつかえないと思いますが、その場合どうなんでしようか。アメリカの方の上司の了解か何か必要なんでしようか、その点を確かめ……

第19回国会 労働委員会 第44号(1954/11/17、26期、改進党)

○並木委員 その点ですが、確かに第八は、馬淵さんがおつしやる通りわかりにくいのです。政府はどういうふうに考えているのですか。刑法でいう正当防衛の観念に基いて、相手の違法行為に対する対抗手段が合法化される、こういうつもりで書いておられるのですか、それとも別の、何か労働関係の法律規則に基いてこれが出ているのか、これが一番の大事なところなんです。さつきから聞いていると、高野さんでも馬淵さんでも、いたちごつこになつて、相手が悪いからこつちもやる。そうすると、労働争議はいつまでたつても円満な妥結がはかられないで、馬淵さんもはつきり聞きたいと言われたくらいですから、この際明確に答弁しておいていただきたい。

第19回国会 労働委員会 第45号(1954/11/18、26期、改進党)

○並木委員 関連して……。先ほど小林理事長が、労働組合を組織したら首にすると言つたことは絶対にありませんと、こう言い切つております。ところが佐藤参考人の方では、確かに言つたと言うので、これは水かけ論になるわけです。こういうときは、マイクでもあつて録音でもとつておけば一番いいわけですが、非常に大事な点ですから、もし参考人にはつきりした記録があるならば、いつ何どきに、どこの場所でだれだれがはつきり言つたということを、ここで言明していただけませんか。
【次の発言】 書類は出なくても、今の答弁でかなり具体的になつて来たわけです。入社のときに集めて、理事長がですか……。

第19回国会 労働委員会 第46号(1954/11/19、26期、改進党)

○並木委員 その率が〇・五%ですか。
【次の発言】 そのほかに事務処理費を……。
【次の発言】 それは幾らくらいですか。
【次の発言】 何についてですか。
【次の発言】 トン当りですか。

第19回国会 労働委員会 第48号(1954/11/27、26期、日本民主党)

○並木委員 私は日本民主党を代表して、ただいま提案になりました決議案に、賛成の討論をいたすものであります。  忘れないうちに申しますが、ただいま自由党の持永委員から、かつては改進党として同調して来た労働行政に対して、今日急に態度を改めたのは了解に苦しむという発言がございましたけれども、確かに、かつてはそういうこともあつたことは認めます。しかし、それはかつてなんです。この決議案をごらんになればわかります通り、現政府の労働行政は現下の社会情勢にかんがみ適切でないと特にうたつてあります。ですから、間もなく日ならずして内閣不信任案という大きいのが出るのですから、今日一労働行政に対して不信の声をあげるこ……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 外務委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本民主党)

○並木委員 私はこの際動議を提出いたしたいと思います。  その動議は、本外務委員会はまず何をおいても吉田首相の出席を求め、国際情勢に関する説明を聴取し、これに対して質問を行うこと、それができなければ一切の審議に入らない。これが動議でございます。  その理由を簡単に申し上げますと、前国会におきまして、私たちは一度だけでもせめて吉田首相に出席をしてもらつて、国際情勢について質疑応答をいたしたい、こういう熱望を持つておつたのでございます。ことに外遊をするやに伝えられておりましたので、外遊前には絶対にこの必要があることを痛感して、これには与党の委員の皆さんも賛成をしたのであります。確かにその通りだ、一……

第20回国会 外務委員会 第2号(1954/12/04、26期、日本民主党)

○並木委員 ただいま委員長は、吉田首相の出席に対して、緒方、福永両氏に強く要望したけれども、種々の予定があつて時間的にどうしても都合がつかない、こういう答弁だつたとの報告であります。しかし時間的に都合がつかないといいますけれども、私たち委員は夜おそくでも時間の都合をつけるのでありますから、どういうふうな日程によつて時間が一ぱいで出て来られないのか、それを委員長は確かめたのですか。もし確かめてなければこの際福永官房長官に伺いたい。
【次の発言】 今明日は健康を害してだめであるけれども、ということですが、あさつてなら大丈夫そうですが。
【次の発言】 そういうことですと、ほかの委員の方とも相談してみ……

第20回国会 決算委員会 第3号(1954/12/06、26期、日本民主党)

○並木委員 吉田茂君は本日も本委員会に出頭いたしません。これはまことに遺憾なことでございまして、もはやあしたは不信任案上程の日でございます。われわれは不信任案上程を前にして、このままでは過されないのであります。従つて私は本日吉田茂君弾劾決議案を上程したいのでございますが、そのお許しを得たく委員各位にお諮りを願いたいのでございます。
【次の発言】 それではお許しを願いまして、私は吉田茂君弾劾決議案を朗読いたします。   本決算委員会は吉田茂君の証人喚問を決定し、九月十五日以来実に六回にわたりその出席を要求したにもかかわらず、遂に吉田茂君はその喚問に応ぜず。かくのごときは憲法無視、最高の権威たる国……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 外務委員会 第1号(1954/12/15、26期、日本民主党)

○並木委員 ただいままで野党の質問を聞いておりますと、ひとりでに何とかして重光外相を吉田、岡崎と同じようなもの、薬籠中のものにしようという陰謀が含まれておることを感じました。重光さんは人がいいから、それに反駁しないでにやにや笑つておられましたが、うつかりすると重光さん、今度の選挙で、何かわつたつて同じじやないか、吉田、岡崎とどこが選ぶところがあるかとやられますから、ひとつここでふんどしを締めて、野党の陰謀に陥らないようにお願いいたします。  そこで私は、特に重光外務大臣に申し上げますが、国民の期待するところのものは、従来の吉田秘密外交を打破し、自主外交をやり、占領政策以来の汚点を払拭するのだと……

第21回国会 外務委員会 第2号(1954/12/16、26期、日本民主党)

○並木委員 私政府当局に緊急質問をしたいと思います。それは国民政府と中共政権との関係についての緊急質問でございます。実は昨日重光外務大臣に、この点については私どもも超党派的に相当つつ込んだ質問をしたわけでありますが、従来の吉田内閣の考え方とは一歩前進して、かなり幅のある含みのある答弁で、こういう点についてはさすがに新しい外務大臣に期待を寄せることができるとわれわれは感じたのであります。それをさらに竿頭一歩を進めて、昨日鳩山総理大臣が、ラジオの街頭録音の中継においてはつきり答弁をした、私はゆうべおそく十一時過ぎでした。その街頭録音をラジオで聞きました。実にきつぱりと答えております。それは大阪のあ……

第21回国会 人事委員会 第8号(1955/01/21、26期、日本民主党)

○並木委員 そうすると、さしあたり期末手当の日直料、当直料、それから超過勤務手当の前払いはアルファかどうかということで、早晩問題になって来ると思いますが、大臣としてはこれをどういうふうに処理して行くつもりですか。さっきも大分質問が出ましたけれども、これは当然プラス・アルファであるというふうに思い込んでおるような者が多いようです。できればわれわれもそう要望したいのですが、大臣としてはどっちの方向でこれから進まれるつもりですか。
【次の発言】 それはやはり早急にはっきりしておかないと問題が紛糾してくると思うのです。そこでさっき大臣は公務員制度、給与制度について根本的なことを考えているというお話だっ……

第21回国会 大蔵委員会 第1号(1954/12/14、26期、日本民主党)

○並木委員 大臣に私がお伺いしたいのは、大臣が就任してから各報道機関との会見において、今まで相手の所信を披瀝しておられます。これはまだ就任そうそうだから私にはわからない、よく検討してみようというのが普通のおざなりのあいさつですけれども、一萬田大臣は珍しく相当積極的な意見を吐いております。たとえば住宅対策あるいは失業対策、そういう場合に、もし財源がなければ特別の税金というものを考慮してもよろしいということまで言われているのです。私はこれはけつこうだと思う。貧乏財源で何にもしないでいる大臣よりは、何とかして財源をつくつて積極的に仕事をして行くということは非常にけつこうで、この点にかなりの期待がかけ……

第21回国会 内閣委員会 第4号(1955/01/24、26期、日本民主党)

○並木委員 議事進行について。後段の、何ゆえに出席できなかったかということの説明の必要であるということはわれわれ与党としても感じましたからこそ、きょうは根本官房長官の出席をこちらから進んで求めた次第です。現に官房長官はここに見えております。しかし、前半の委員長の報告は、私非常な疑問を持って聞いたのであります。それは民主党の委員の中にきょう初めて出てきた者もあるから経過を報告しますということで、なるほどわれわれ代理委員がここに幾人かおりますから、その点は多といたしますが、その中で委員長がこういうことを言われました。そもそも憲法改正の問題などは国会で発議をして国民投票に問うべき問題であるから、これ……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 外務委員会公聴会 第1号(1954/03/22、26期、改進党)

○並木委員 私は、それでは安井教授に先に一言だけお尋ねをいたしたいと思います。先ほど安井さんのお話を聞いておりますと、むしろ政治論の方が多かつたかと感じました。教育の立場にある方の御意見は、厳正公平な意見として国民も耳を傾けますので、先ほどのお話を聞いておりますと、何ですか、一方に偏しておつたように感じたのであります。安井教授のお考えを率直に述べられたことに対しては、私も大いに敬意を表しますけれども、あるいは安井教授は、一方の立場を考えるゆとりが心の中にないのではないか、やや自分のことに没頭してしまつて、一方的に物を見て結論を急がれているのではないかと思いますので、その点をお尋ねいたします。そ……

第19回国会 外務委員会内閣委員会農林委員会通商産業委員会連合審査会 第1号(1954/03/17、26期、改進党)

○並木委員 条約局長にビキニの原爆の問題で、法的根拠をお尋ねしておきたいと思います。先ほど岡崎外務大臣は、国連との間の太平洋信託統治に基いて原爆を試験するという根拠が出て来るのだという御説明でございましたが、それでは日本としてそれを受入れなければならない義務があるかどうか、その根拠があるかどうか。先ほどの岡崎大臣の説明では、国連との間の太平洋信託統治に基いて、危険区域を設定することができる、だからそこで原爆の試験をやろうと思えばできるのだというところまでの説明だつたのです。しからば日本としては、こういう信託統治というとりきめに、当然縛られて来るのかどうか。日本としては縛られて来ないのじやないか……

第19回国会 内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1954/04/16、26期、改進党)

○並木委員 まずお伺いしたいのは、自衛隊法案と防衛庁設置法案を二つ並べて読みますと、相互に入りまじつている点があるのじやないか、こういう感じでございましたから、その中に保安庁の機構、それから部隊の機構、そういうものがまとめて入つておりまして、割に読みやすかつたのです。ところが今度は防衛庁の設置法案の中を見ますと、詳しいことは自衛隊法に盛られておる。また自衛隊法の中を見ると、何条でしたか、防衛庁に置かれる陸上自衛隊の機関云々というような文句が入つておつて、防衛庁に置かれる機関であるならば、防衛庁設置法の中へ含ませたらいいだろうというような点があるのであります。長官はどういう基準に基いてこの二つを……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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