このページでは並木芳雄衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○並木芳雄君 紹介議員といたしまして皆様に簡単に御説明申し上げて、お願いを申し上げます。 政府におかれましては、奥多摩を含めました奥秩父を近く國立公園にして下さる豫定でありまして、地元の人々初め私どもこの方面に生れ、育ち、現在も住んでいる者といたしまして、一日も速やかにご決定になられんことを切望する次第であります。奥多摩につきましては、詳しく申し上げませんでも皆様よく御承知と存じますが、東京都下における唯一の景勝、古跡、そういうものを含めました観光地帯といたしまして、距離も遠くございません。自動車で行きましても一時間半で容易に到着するところでありまして、この方面が國立公園になりました場合には……
○並木委員 理事の互選は選擧の方法を省きましてその數を三名とし、委員長において指名せられんことを望みます
○並木委員 政府御當局は、觀光事業について、また國立公園などに非常に有意義であり、重要な事業であると口には稱しておりますが、實際にこの聲を眞に受けて、民間の方では開發會社とか觀光協会とかいうものを興して、地方の開發をやるよう申請し、またその申請がさいわいにパスして、今度は資材の配給を受けるというようなところにいくと、ぴたりぴたり難關に逢著するのであります、資材でも何でも自由に手にはいる時代には、大いにそういう民間の聲を盛り上がらせて、民間の事業として發達させるという育成方針もよいでございましようが、政府が眞にその重要性を認識しているならば、そうしてその重要であるということは、しばしばこの委員會……
○並木委員 提出者の請願書はここにありますからごく簡單でわかりやすうございますので、それを紹介者坂東君に代つて朗讀いたします。 占領軍一たび駐屯して以來、萬事舊殼を脱し、眞實に生きる新日本建設に人も我も苦しんでおることと存じます。この間にあつて依然として軍國主義の遺物を頑守し、事実は明らかに追放に値するものを官衙自身が率先保護しておるという奇異なる現象があるのを見ては、國家文教のため痛切に悲しまざるを得ないのであります。それは昭和十二年九月二十一日内閣訓令第三號で交布せられたローマ字つづり方でもあります。該づづり方は、臨時ローマ字調査會において、昭和十一年六月二十六日軍部の強壓により、田中館……
○並木委員 紹介議員の一人といたしまして、簡單に國會新聞用紙割當の請願の説明を申し上げます。私はなぜこの新聞について用紙割當の請願の紹介議員になつたかというと、いろいろ議會なり政治について報道の新聞が發行されておつて、いずれも私どもまた國民にとつても非常に重要な問題になつております。その中で國會新聞をながめますと、いかにも貧弱であるにかかわらず、其の内容におきまして、しばしば私は心を打たれるときがあるのでございます。大まかな政治的な報道のみに終始せんとする傾向にあるこの種新聞の中において、この記事はいい、これは切抜いてとつておいて後日の參考にしようというような記事が散見されるのであります。そこ……
○並木委員 代理といたしまして、請願の趣旨を朗讀いたしたいと思います。簡単でございますので、その方がかえつて間違いがなくてよいと存じますので、さよういたします。 解放朝鮮はカイロ宣言により獨立を約束せられたとはいえども、三十八度線により國情の異なる米ソ両國の管理下におかれ、その影響を受ける關係上内外朝鮮人間に思想的分裂を来し深刻なる思想的衝突を見つつある現状であります。 特に終戦後すでに二年有餘の星霜を閲したのでありますが、日本に在留する朝鮮人は現在なお八十餘蔓人の多さを數えその四割以上即ち三十三蔓人は京阪神地域に居住しております。 これら在留朝鮮人の動静いかんは日朝關係に重大なる……
○並木委員 紹介議員といたしまして皆様にお願いいたします。實はこの「ローマ字と英語のおとぎばなし」の見本がありませんと、お願いするにもしにくいので、ちようど書籍が來ましたから、今お手もとまでお届けいたします。實ははなはだ恐縮なんでございますけれども、これは私衆議院議員に出てまいります前に、何かいい本を出さなければいけないというので、たまたま私の村に疎開をしておりました同級生の文學博士服部四郎君、東京大學の教授をしておりますが、これと相談いたしまて、ちようど服部君が文部省の方でローマ字の方の委員として努力されておりますし、私もつたないながら英語ができますので、ひとつローマ字と英語を對照したおとぎ……
○並木委員 私ただいまの佐藤さんのお話のように、この請願の御趣旨に贊成であります。ただ漢字の制限とか、送り假名の問題、こういうことがあとに殘つておりますので、書道と、そういう新たに興つておりました漢字、また送り假名等の關係でございますが、今までのものは別といたしまして、今後出てくる書道について、そういうものを新しい企畫のもとにやるかどうか。一應文化委員會としてそういうことまで審議できたら、なお結構であろうと思います。書道をかけ離れた藝術として扱うか。現實の漢字制限及び送り假名とマッチしたものとしてこれから扱うかということを條件といたしまして、本請願の御趣旨に贊成を申し上げます。
○並木委員 今や國の祝祭日の問題がクローズ・アツプされてきまして、國会の方としても、私ども一生懸命やらなければならないと思うのであります。それにつきまして、この前文化委員会打合会のときにも私申し上げたのでございますが、國の行事、特に祝祭日を中心とした國の行事というものを、どういう所で決定し、何によつて作るかということが、はつきりしておらないようであるのです。と申しますのは、この会議報告書にもあります通り、從來太政官の布告とか太政官の達というようなことによつて決められておつたように思われますが、今後は、國の行事というものは法律によつて定めるものとす、こういうふうな根本法的なものを、ひとつぜひ先決……
○並木委員 機会を與えてくださいましたので、ごく簡單に申し上げます。その表をごらんになつてくださいますらなば、おわかりになると思いますが、大体極端な飛躍というようなことを避けまして、やはり一種の懐古味をもつた、よい傳統と申しますか、そういうところを守りながら、そうして明日への新しい進歩というものをねらつてみたのであります。原則としまして、毎月一回ずつの祝祭日と申しますか、休日と申しますか、そういうものが出るようにあんばいをいたしました。そうして特に考慮しましたのは、四月の花のころ、それから秋の休育を中心とした文化祭と申しますか、十一月のその二つを一年中での最大のお祝い日、そういうものに目標を置……
○並木委員 馬場さんのお話、大体私も同じような感じですが、それにつきましても、権威ある日ができるまでブランクになるといけないと思いますので、それまではとにかく二月十一日として……。
【次の発言】 私の方の原案は招魂祭でございましたけれども、どうしても八月十五日は、われわれはやはりあの日を思い出して感慨にふけらねばならない日だと思いますので、ひとつこの委員会の仮案の追憶の日ということに賛成をしたいと思います。
【次の発言】 祝祭日です。
○並木委員 ユネスコ運動に関して御質問申し上げます。心と心の一つになつた世界を目ざすユネスコ運動が日本に許されるようになりましたならば、若い方々の一つの大きな希望のよりどころができるので、非常に期待しておるのでございますけれども、ただ私たちが案じますのは、ソヴイエト・ロシヤとユネスコ運動との関係であります。これは先般のこの委員会でも御説明があつたと思いますが、その後の情報、現在における段階、將來どうなるかということにつきまして、おわかりの範囲内でお答え願いたいと思います。
【次の発言】 ユネスコについては何か学校の教科書に解説的にでも入つておるものがございますか。またあるいは紙が足りないとか、……
○並木委員 この栄典法案に罰則の規定がないのでございます。もちろんこの法案の内容自身がそう嚴格な罰則を設けるような性質のものではありませんので、罰則の規定はなくてもいいという建前ではないかと思います。しかしところどころこういう場合には、勳章を返納しろとか、返還しろとか、こういうようなことが出ておりますので、もし返還、返納を怠つた場合にどうなるか。できなければできないで、その返は大体今までの翌慣通りまああまり深くとがめずに済ませよう、こういうような運用でいかれるのかどうか、そういう点を一つお聽きします。 もう一つ簡單ですが「外國の勳章又は記章を受領した者が、これを着用しようとするときは、内閣総……
○並木委員 紹介議員に一つ質問します。今のホテルは私営ですか、設立の当事者はどこでございましようか。
【次の発言】 この際観光課長にお尋ねしておきたいと思います。観光事業がいつも焦眉の急であるといわれて、また近くは外人の観光客も正式に入國を許可されてくる。そういう段取になつてきたので、いろいろ外客專門のホテルのみならず、やはり日本人向けとしてつくつておいても、案外外人のお客の中では、そういうものを好むお方も多いのじやないかと思います。ただいまお話がありましたからお尋ねするのでありますが、何と申しましても資金、資材、特に資金であると思うのであります。先日私復興金庫に行きまして、観光事業に対する融……
○並木委員 佛教全書の刊行は、わが國の思想教養上、非常に効果があるので、これを廣く國民に普及することは大切なことである。
○並木委員 ただいまの川越委員の御発言まことにうれしく拜聽いたしました。実はその点について、日程第一二、文書表番号第三四三号の大善寺中門を重要美術品に認定の請願、これは紹介議員坂東代議士となつておりますが、実は前の國会におきまして、私はこの委員会から正式にこの調査を委嘱されまして現地に参つたのであります。東京都下八王子市の眞中にあるお寺でございまして、ここにおられます武藤專門調査員もそのとき一緒に行つていただきました。また紹介議員の坂東代議士もおいでになつてよく調査してくださつたのです。これは私子供のときから覚えておるのですが、俗にお十夜十夜と言われまして、郷土の大きな魅力であつたのであります……
○並木委員 御説明を聽いて大部よくわかつてまいりましたが、私たちさらに研究を重ねて今後の審議に入りたいと思います。本日のところは氣のつきました点を二、三お聽きするという形でお願いしたいと思います。
ただいまのところ、民間放送局の申請が八つぐらいあるということでございましたが、その八つのうちで、もし法律が通過すれば許可してもいいという実力を備えたものは、いくつぐらいございますのですか。
【次の発言】 その成り立つ可能性のあると思われるものは、取上げる價値のある内容をもつたものは、常識的に考えていくつぐらいございますか。そういうものがいくつかあるとすればわれわれはこの法案を審議する上において、な……
○並木芳雄君 お許しを得まして運輸当局に要望とお尋ねをしたいのでございます。実は今朝の朝日新聞の都下版でございますけれども、秋田米が腐つて到着した、こういう記事が載つておるのでございます。これは簡單な記事でございますから読んだ方がよいと思いますのでお聞き取り願いたいと思います。「秋田米三十俵腐つて到着、貨車にこぼれ残つた藥品がもと、秋田縣米内澤駅から八王子駅に去る二十日届いた政府配給用保管米二車、三百五十俵のうち下積みの三十俵が灰色にかわつているので、八王子食糧事務所が檢査したところ、貨車にこぼれていた藥品の粉がついて腐つたものとわかつた。八王子市署は大事な食糧輸送の車に、そのようなものが残つ……
○並木委員 私も外務大臣に二、三お尋ねいたします。 まず第一に何といいましても私たち國民が知りたいのは、一体いつごろになつたら講和会議ができるだろう、平和会議ができるだろうということであろうと思います。しかしこれは先ほど來のお話の通り、なかなか國際関係もありまして予見することはむずかしいと思いますが、少くとも外務大臣とされて、主観的にいつごろまでにはやりたいものだという点は出て來ていいと思うのであります。アメリカの方の報道によりますと、來年中には講和会議もやろうというようなことも新聞に出ておるほどでありますので、どうかこの機会に、できるならばいつごろまでにやりたいものだという外務大臣の御意思……
○並木委員 それでは質問の方よりごく簡單に申し上げますが、お答えの方は、なるべく詳しくお願いしたいと思います。外務大臣にお願いしたかつたんですが、御病氣とあれば仕方がありませんが、ただ私前もつて大体その要点だけは御通告いたしておきましたので、政務次官、政府委員の方が、必要な点は外務大臣と御連絡があつたと思いますから、その線に沿つてお願いします。 第一は終戰処理費についてであります。非常にむずかしい問題でありますから、どうのこうのということはもちろんできない性質のものでありますが、処理費の日本の財政に及ぼす影響は相当大きなものでありまして、政府としての根本的の見通し、どんなふうになつているだろ……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。