このページでは松浦周太郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○松浦委員 私は改進党を代表しまして、二、三政府に質問いたしたいと思います。 今度の十三号台風に対しまして、去る一日から渥美半島、知多半島並びに伊勢湾海岸区約百里、四百キロ近い距離を自動車で全部くまなく調査したのであります。今度の災害の状況は、先ほど来各県の県知事がいろいろと陳情されておつたようでありますが、この十三号台風の対策といたしましては――先ほど海岸地帯でない山間平野地方のお話も十分承つたのでございますが、この山間平野地方における対策は、従来の六月、七月の災害の特別立法である二十四の法律を適用する、これによつて救済するという方法は、あとで動議が提出せられまして委員会一致で決定せられる……
○松浦委員 この際緊急動議を提出いたします。 決議 政府は現下の物価高並びに、経済上の種々なる悪条件に鑑み、公務員に対して支給する期末手当中に、毎年十二月十五日に支給する〇・五ケ月分中より〇・二五ケ月分を繰上げ支給の出来得るよう、措置を速かに講ずべき事を決議する。 これに対する簡単なる趣旨を申し上げます。夏期手当として、すでに六月暫定予算中の〇・五並びにさらに〇・五箇月分と、合計一箇月分を与えよということは、今や全国官公労並びに自治体地方公務員の切なる要求であります。今や諸種の経済上の悪条件の中に呻吟しているところの公務員に〇・五箇月分を増加支給すべきでありましようが、国家財政上の現……
○松浦委員 関連して。木村さんの今の御答弁はたいへんよく行き届いておるようでありますが、ここに旭川の一市民から来た手紙があります。こんな手紙が五、六通来ております。その手紙は簡単ですが、保安隊のことを非常に心配して書いております。その要点は、保安隊の隊員は、元の師団の兵隊よりも実に劣等なやからである、市民一同が立腹しておるというのです。その内容は一々読みませんが、女狂いをしてどうもならぬ、夜は子女を外に出せぬというのです。このことは、先にどもいろいろ羽田君の質問応答の場合に、演習地その他においてのアメリカ兵による風紀紊乱の問題が言われておりますが、日本の保安隊が市民にこういう感じを与えるような……
○松浦委員 今山口さんに譲つていただきまして、簡単にお聞きしたいと思うのですが、山口さんのお尋ねになりました新線に対する御発言については、私も全面的に賛成であります。ただいま造船の利子補給と陸運つまり鉄道新線、改良工事等に対するものとの山口さんの論点は、運輸大臣として陸運、海運に対して片手落ちじやないかという追究であつたように思うのです。私もそう思う。それは国鉄当局がしばしばわれわれに苦衷を漏らしておりますことは、現在の運賃は一三〇であつて、需要品その他機関車、貨車というものは四七五ないし五五〇という倍数になつておる。そういう上に立つて改良工事も、どんどん戦争中のいたんだものを直して行かなけれ……
○松浦委員 本会議場の時間が切れておるということを聞いておりますが、委員長のとりはからいによりまして多少延びると思いますので、御善処を要望いたします。 私はこの際緊急質問といたしまして、貨物運賃の問題について当局の意見をお聞きしたいと思うのであります。現行貨物運賃は、昭和二十七年一月から約十箇月の間等級改正を議題とせられまして、業界、われわれのアソシエーシヨンからも代表が出ましていろいろ審議せられた結果、ベース・アツプに伴つて運賃の一割値上げ、これと二つあわせて国会を通つたのでございます。この成立の過程におきましてはいろいろの段階がありまして、ずいぶん難航をきわめたことは当局も御承知の通りで……
○松浦委員 私は保安林整備臨時措置法案を審議するにあたりまして、現在の森林政策に対する状況はまつたく見るに忍びないものがありまして、十余年ぶりで久しぶりにこの場に立つたのでありますが、いくさに負けまして樺太、千島、朝鮮、満州、あるいは臺灣を失つた日本の現状は、推定六十億くらいのものを目当てにいたしまして林産物の需給関係が行われておりますが、生産量と伐採量とのバランスがとれません。しかしながら、今日の日本の産業、経済並びに分化を養つて行くためには欠くべからざるものが林産物である。これはやはりいるだけのものはどうしても切らなければならない。そこに自然と林地のバランスが破れまして、国土の保全が保しが……
○松浦委員 簡単な問題でありますが、大臣に言明を願いたいのであります。先ほど益金の配分について河野君の言う、畜産奨励に使うべきだ、これはもつともだと思います。しかし川俣君の言う、それが予算編成の上に利用されてはいけない、いわゆるプラスにならなければいけない、この点についても同感でありますが、現在の日本の情勢から見て、社会保障の事業というものは見捨てることはできないと思うのです。政府のやつている社会保障そのものは万全ではない、従つて民間の社会事業というものがどれだけ大きな効果を現わしているかということは言うまでもないところでありますが、それらの民間事業に対して、従来競馬の益金をどういうふうに使わ……
○松浦委員 先日林野長官に、現在のこの林政に対して二、三点を伺つたのでありますが、きよう大臣がお見えでございますから、大臣にひとつそれについてお伺いしたいと思いますが、現在の林政の状況を見まして私は非常に憂慮するものがあるのであります。それは現在のこの日本の森林生産力と申しますか、それは先日の御答弁では、大体一億七千万石ぐらいの生産力を持つておる、しかし需要は二億八千万石以上を消費するということであります。そこでこの二億八千万石は、現在のこの林産物の検査制度が正確に行われておらぬのでありますから、相当推算が入つておると思います。従つてこの二億八千万石というものは、各農村の薪炭の消費量まで厳密に……
○松浦委員 関連して、大臣がお見えですから、大臣の考え方は、吉田内閣の政策と食い違いがあるのじやないかということについて一つ尋とねてみたいと思います。物価を下げるというこは、大体今までの各委員会において大蔵大臣並びに総理の発言しておられることであります。この一兆円にするという問題については、わが党の強い声明並びに国際情勢に圧迫されて、思いつきの一兆円にした。そこで総合的な施策がこれに合つておらないということは、どの委員会に出ましても尽きない議論であります。現在の保険の十三万円、二十万円という問題に対しましても、低物価政策をほんとうに仕上げようとするならば、それはやはり二十万円にして消費的な傾向……
○松浦委員長 これより会議を開きます。 まず簡単にごあいさつを申し上げます。このたび御推薦によりまして委員長の席に着くことになりましたが、もとより不敏なものでありまして経験も乏しいのでございますが、公平に議事を運営いたしたいと思つておりますので、皆様の一層の御協力をお願い申し上げる次第でございます。 次に国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。 まずその前に、このたび本院の決議により設置せられました貿易振興に関する調査特別委員会と当委員会との所管に関し一言申し上げ、各位の御了解を得ておきたいと存じます。常任委員会の所管は、規則により、院議によつてこれを変更することができることになつ……
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