このページでは松浦周太郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○松浦周太郎君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました三十七年度一般会計予算外二案に対し、賛成の意を表し、日本社会党予算組み替え案に反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 今日の経済の調整措置について、野党諸君は、その論拠をもっぱら池田内閣の高度経済成長政策に基づく所得倍増計画に求め、計画自体が失敗であると論難しておるのであります。事態の推移をつぶさに観察するならば、それはまことに皮相な見解と申さざるを得ません。経済の成長を高め、できるだけバランスのとれた形において実現していこうとする成長政策は、米、英、仏、伊等先進諸国においてかなり以前から採用されているところであ……
○松浦(周)委員 私は、自由民主党を代表して、主として農林漁業政策について政府の所信をお尋ねいたすものであります。もとより政策議論は、常に建設的で前向きのものでなければなりません。しかしながら同時に農業人口縮小問題のごとく、政府の真意が一部に歪曲され、これが一部の疑惑を招いていることにつきましては、この際問題の所在を明確にし、全国農村の不安を一掃しなければならぬことを考えるものであります。従いまして、農業問題論の活発化している今日、現在の機会をとらえて、政府の農業政策に対する腹蔵のない方針、見解をこの際明確にいたしたいと存ずる次第であります。 政府は、昭和三十六年度の予算におきまして、農業基……
○松浦(周)委員 これより会議を開きます。
私が年長者でありますので、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任せられますまで、委員長の職務を行ないます。
これより委員長の互選を行ないます。
【次の発言】 齋藤邦吉君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。よって、倉石忠雄君が委員長に当選いたしました。(拍手)
委員長倉石忠雄君に末席をお譲りいたします。
○松浦(周)委員 ちょっと関連して申し上げます。これは先ほど角屋さんも同様な御質問をされ、いま川村さんも同様でありますけれども、この沿振法が六項目ばかり、われわれのどうも意見の合わない点があるのですが、その中で三点くらい、いま川村さんの御質問になりました構造改善の問題もそうでございますけれども、あるいは沿岸漁業振興審議会、あるいは貿易振興の貿易自由化の問題に対する対策、その他の構造改善の対策というような問題については、農業基本法と比べてみると非常に片手落ちですね。軽く扱われているのですよ。なぜ農業基本法と同じようにお扱いにならなかったかという点が私はちょっと不満なのです。これはまだ審議中でござ……
○松浦(周)委員 私は古参株といたしまして、こういう場合にあまり質問なんかしないのでありますが、甘味資源の関係は北海道のウエートが重いのみならず、ビートの関係が相当の部面を占めておりますので、北海道の農民並びに道庁側及び北海道支部からぜひ出てやれということを再々言われて、やらなければならぬことになったのであります。したがって、理事諸君に申しわけないのは、一応質問の順序やその他時間割りがきまった中に割り込んでまいりまして、皆さまに非常に御迷惑をかけました。この点は非常に恐縮に存じております。また、重政農林大臣とは二十六年以前、青年時代から顔を合わすたびに質問の相手になりまして、またいまもなお二人……
○松浦(周)委員 どうも皆さんお忙しい中にこれだけのお顔をそろえるためにはずいぶん無理して御出席いただいたと思います。またお昼抜きでこの長い時間をとらせましたことは、まことに恐縮に存じます。非常に参考になりまして、厚く感謝を申し上げます。関連質問ですけれども、ほんとうは本会議後も続けてやられると思ってじっと聞いておったのです。ところがこれでおやめになるということになると、あまりどうも片手落ちですから、関連質問として二問か三問さしていただきたいということを申し上げておきます。 いま藤山さんのお答えになった点について、それがきっかけですから申し上げます。それは北海道の政策に対して非常に大きな影響……
○松浦(周)委員 お疲れのところ恐縮ですが、今のに関連しまして、簡単にお伺いしたい。ただいま三浦さんのお尋ねになりました所得倍増計画に対する十年間に十六兆円投資するに対して、農業に対しては一兆円ということが党内でも大へん問題になりまして、これをいろいろ検討すると、あれだけの大冊のものの中に一ページか二ページくらいしか農業のことを書いていないわけです。それではせっかく基本法を作っても、投資量がきまっているのですから、われわれは問題にならぬということでいろいろ追及しますと、二百何十人かの人が集まってあれを作り上げたというが、それならば農業関係からも相当の権威者が入っていなければならないはずです。今……
○松浦(周)分科員 大臣にお尋ね申し上げますが、せんだって予算総会では、大きい問題だけを申しまして、細目にわたってお聞きする時間がなかったので、その補足の意味のものが大部分でありますから、どうぞよろしくお願いいたします。 最初に、農家の負債整理の問題についてお伺いいたします。これは全国的に非常に大きな問題でございまして、所得格差を縮めるという問題の一番最初に行なわれなければならぬ問題でありますが、私は、きょうは、全国的な問題よりも、北海道の農家負債整理の問題について、かねて政府にそれぞれの手を打ってもらっておりますが、今後整理すべき金額並びにその方法は従来と同様にやっていただけますか、今年の……
○松浦(周)委員 一言お伺いいたしますが、今まで予算委員会を通じて大蔵大臣、総理大臣その他から伺っておりますけれども、堀江さんは為替全体の代表的な銀行でありますから、ごく最近の、今お話しになりましたような為替収支の関係を、数字をお伺いいたしたい。まず手持外貨は幾らあるか。ごく最近のものです。それから今お話しになりました短期債あるいは輸入ユーザンスの総額は幾らであるか。同時にこれに伴って、後進国その他に貸しているわれわれの債権は幾らになっておるか、あるいは輸出ユーザンスの総額は幾らあるかという点において大体の収支がわかると思いますが、その上にアメリカの各銀行から借款したもの並びにIMFから約束さ……
○松浦(周)分科員 与党の質問ですから答えやすいと思いますけれども、腹を割って一つ御答弁を願いたいと思います。 主として本会議で大臣の答弁された内容についてお伺いしたいと思いますが、まず、今川俣さんが質問されました肥料の問題でありますけれども、肥料は、数量を確保するとともに価格を安く供給することが何よりであるという御答弁でありました。私もそれは同感でありますが、その方法について、今御答弁なさいましたように百億近い赤字が輸出会社の方にある、しかし、肥料産業はただ単に農村の肥料ばかりでなくて輸出の対象として伸ばしていきたいというのが通産大臣の答弁であります。そうすると、いつまでも今のような生産コ……
○松浦(周)分科員 私は、植伐の均衡、木材の需給の関係、外材の輸入等についてお尋ねをいたしたいと思いますが、その前にお尋ねをいたしたいことは、林業基本法及び漁業基本法というものをどうされておりますか、まず局長、長官方から、今までのそれを成案する過程における、どの程度まで進んでおるかという点を先にお伺いいたしまして、その上に一つ大臣の決意をお願いいたしたことば、本年の予算におきまして、農業関係におきましては、昨日もお答えになりましたように、新しい項目を十三項目も入れていただきまして、農村の方はほっとしておる状況でございますが、しかし、基本法がないといえども、漁業についても、林業についても、相当な……
○松浦(周)小委員 どうも私が質問するのもおかしいのですが、北海道の主産物でもございますし、建設的な意見を申し上げたいと思います。 まずコーンスターチの問題ですが、澱粉はいろいろのものからとれるのですけれども、一番多いのはカンショ、その次はバレイショ、その次はコーンスターチ、そのほか澱粉をとろうとすればユリもあるし、いろいろあるが、今一番問題になっておりますのは、バレイショ澱粉の価格の問題であると思います。これと競合するのは、貿易の自由化に伴ってさらに増大すると思われるコーンスターチの輸入とコーンスターチの扱い方です。飼料になるのは無税であって、原料で入ってくるものは五%であって、製粉は一〇……
○松浦(周)小委員 大臣のお疲れのところをおそれ入ります。 先ほど来の松田君の質問、今の芳賀君の質問で、手持ち澱粉を全部売り払うとおっしゃったことは、これは非常な好影響を受けると思いますが、反面に食管会計の赤字その他ますますかさばりますので、大蔵省その他の抵抗もあると思いますが、御発言になりました以上は強く早期にやっていただきたいと思います。 その次に、これはもうこの間じゅうから私も申し上げておることでありますし、本委員会でもただいままでもいろいろ御議論がございまして、誠意のある御答弁を承ったのでありますが、大体価格を上げてくれという要望でございます。これにはやはり二つの面があると思うので……
○松浦(周)分科員 大臣にお尋ねいたします。農林漁業政策のあり方について、保護助長政策をとっていくのか、自由経済の原理に基づいて自由経済的にやっていくのかという、ことの本質についてお尋ねしたいのであります。 まず、その内容を少し申し上げてみますと、農産物を原料とする工業がたくさんあります。それは一つの工業だとみなすべきだと思いますが、これらのものが四月からもしくはその後において為替の自由化をやるということになると、そのしわ寄せは結局原料生産の方に行かざるを得ない。工業経営者の常としてはそうならざるを得ないのであります。また、パルプであるとか、製紙であるとか、その他林産物の工業の面をながめてみ……
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