植木庚子郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

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植木庚子郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは植木庚子郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

植木庚子郎[衆]本会議発言(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第6号(1953/05/29、26期、自由党)

○植木庚子郎君 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま議題と相なつておりまする暫定予算補正三案に対しまして、政府原案に賛成し、社会党両派から提出にかかりますところの組みかえ動議に対しまして、反対の意見を表明せんとするものであります。  本案は、この六月中の国政運用のために必要なる最小限度の骨格的予算を計上してありますことは、もうすでに御承知の通りであります。すなわち、年間予算が成立いたしますまでのつなぎ予算でございます。去る三月の議会解散によりまして、本予算が不成立に相なりましたことは、まことに残念でございますが、政府は目下鋭意年間予算の編成を急いでおりますことは当然のことであります。われわ……

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委員会発言一覧(衆議院26期)

植木庚子郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件特別委員会 第6号(1953/05/27、26期、自由党)

○植木委員 ただいま議題となりました同意を求めるの総計七件でありますが、その七件に対しまして、自由党を代表いたしてこれに同意を与えることに賛成するの意見を表明いたします。  七件のうち四件は法律に関するものでございます。この法律は、形式、内容ともにいずれも大して問題のない事項でございまして、この点については、本委員会においてもさしたる異論がなかつたように考えます。ただ期限等の定のある法律につき当該期限等を変更するための法律につきましては、その法律の構成の形式につきまして若干の異論があつたようであります。しかしながら、これにつきましては、多数の内容の異なる法律を改正する場合にあたりまして、あるい……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第8号(1954/04/03、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 在外財産の処理の問題につきましては、政府はかねて十二分に慎重な態度をもつて、しかもなるべく早い機会に引揚者の皆様方の御満足を得たいというつもりで懸命の努力を続けておる次第であります。昨年十一月に閣議決定をもちまして内閣に在外財産問題調査会というものをこしらえることに相なりました。爾来最近までに九回にわたつて熱心なる論議をかわされたのでございます。その結果、去る二月二十二日に内閣総理大臣あてに一つの答申案が出たのでございます。その大要は、在外債務の中で支払い停止になつております未払い送金為替及び在外預金を公正妥当な範囲内で支払うことが適当ではないかという趣旨の答申書であります。政……

第19回国会 決算委員会 第13号(1954/03/05、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました昭和二十七年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに国有財産無償貸付状況総計算書について、その大要を御説明いたします。まず昭和二十七年度国有財産増減及び現在額総計算書の内容について御説明申し上げます。昭和二十七年度中に増加しました国有財産は、行政財産六百二十六億四千四百三十九万円余、普通財産千七百五十四億九千四百八十七万円余で、総額二千三百九十一億三千九百二十六万円余であります。また本年度中に減少しました国有財産は、行政財産八百五十九億五千八百六十五万円余、普通財産百二十九億八千八百五十九万円余で、総額九百八十九億四千七百二十五万円余でありまして、差引総額……

第19回国会 決算委員会 第14号(1954/03/08、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。予備費の使用につきましての使用総調書、これにつきましてこの間うちいろいろお尋ねをこうむりましてお答え申し上げましたが、先般も申し上げました通り、予備費の支出の解釈につきましては、従来からこれによりまして新しい項の金額をつくつたり、または既定の項の予算金額を増加するというのがこの予備費の使用、支出という意味にわれわれは解釈しておるのであります。新しい項ができる、あるいは既存の項に対して予算金額を増加する。その手続を終りますと、これが予備費の使用をした、その場合が、あるときは閣議決定により、あるものにつきましては大蔵大臣の決定によつて、さように相なることにいたし……

第19回国会 決算委員会 第15号(1954/03/10、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの御質問の意味を私版違えておるかもしれませんが、もし間違いましたらまたあらためて申し上げます。今日の財政法等できまつている予備費は、昔のようないわゆる予算外支出、予算超過支出の区分はしておりません。従いまして一般的に予備費の使用について閣議で決定したものの調書を出して御承認を仰ごうとしておるわけであります。そういうふうにして決定したものが、はたして現金的に支出済みになつておるかどうかということについこの資料の提出をさらにせよという御意見のようにうかがいますが、これは御趣旨のあるところはよくわかりましたから、研究いたすことにいたします。しかしながら従来の慣例といたしまして……

第19回国会 決算委員会 第16号(1954/03/12、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 共済保険の支払いのために、特別会計におきまして予備費の支出をいたしまして、それぞれ配賦いたしたことは事実でございます。去年は御承知のように、全国にわたりまして非常な災害で、次の臨時国会等におきましても、この保険金のために予算をお願いしたほどの状態でございます。従つてあの特別会計で処理し得る限度内において、なるべく早く処理して、農民の方に御迷惑のかかることを少くしようというので、あの当時当該特別会計の予備費を支払つておる次第でございます。もつともその内容につきまして、はたしてそれが非常にゆるかつたかあるいはどうかという問題につきましては、今ただちに資料を持ちませんので、正確なお答……

第19回国会 決算委員会 第23号(1954/04/07、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 大蔵省所管の会計検査院の批難事項が相当多いということにつきましては、あるいは御指摘の通りかもしれません。私この点につきまして正確なる知識を持つておりませんが、大体の私の推定といたしましては大蔵省所管は御承知の通り非常にたくさんの財産の処分に当つております。あるいは管理に当つております。従いまして、その間におきましてこうした間違いがたまに起つている。ですから、おそらく私の考えますところでは、処理件数と批難を受けた件数との割合を見れば決して他の省に比較して特に多いというようなことはないのじやないかしら、かように存ずる次第であります。しかしこれは単なる推定でございまして、正確に統計を……

第19回国会 決算委員会 第27号(1954/04/19、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 私、古いことはあまり存じませんが、農林省所管のこうした決算上の不当、不正行為について、特に農林省が従来多かつたというようなことは聞いておりません。今般のこの二十七年度決算に際しまして、相当多数な事件が指摘を受けておるようであります。またこの前年度も相当数あつたように聞きましたけれども、農林省だから特にそういうことが多いというふうには聞いていないのですが、何しろ今回のこれを見てみますと、私もまつたくその指摘事項が少し他の省に比べて多いのは、やや意外の感を持つておる次第であります。ただ内容を見てみますと、詳細にはわかりませんが、何しろ災害復旧関係のものがたくさんありまして、それで指……

第19回国会 決算委員会 第28号(1954/05/06、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの御質問の件につきましては、具体的な案件は私は存じませんが、予算当局の立場としてのお答えを申し上げます。人口の少い、また村の経済力のきわめて貧弱なところに大きな災害が起つた、しかもこの災害はどうしても復旧して行かなければならないというような実情が起つたといたしました場合には、国といたしましてやはりこれに対しましてでき得る限り多額の補助を与えて、そうして地元の負担はできるだけ少くするということは、これはやむを得ぬ結果であろうと思います。昨年の非常な災害のときにも、国会におかれまして、やはり最大限度まで災害のひどいところは国が補助をしようじやないかという立法をしていただいた……

第19回国会 決算委員会 第29号(1954/05/07、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 実際工事の施行を要するのは当該漁港関係の部落であり、しかも村全体として考えますと、村はそれよりははるかに大きな範囲にわたつておるというような場合があると思います。しかもそうした場合におきまして、当該町村が工事施行の責任者と申しますか、管理者になつていることがあると思います。そうした場合のことを考えてみますと、町村に農林漁業金融公庫から金を貸すような道を開いた方がよいか、あるいは当該関係部落のいわゆる漁業協同組合そのものに貸す現在の制度のままでよいかというようなことも考えられると思うのであります。そうした場合、かりに村が一部分の漁港のための工事責任者になつておりましても、その村の……

第19回国会 建設委員会 第5号(1954/02/01、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの御質問は、前会皆様の非常なる御熱意によつてできました道路整備に関する財源の臨時措置法の精神についての御質問でございますが、御意見の通り道路の整備につきましては、わが国の現状にかんがみまして、その必要なることは、政府当局としましても、ことに大蔵省当局としても十分熟知はしておるのでございます。しかしながら二十九年度の財政の編成に際しまして諸般の情勢を考えますときに、財源の調整について、いろいろ苦労をいたしたのでありますが、法律に定めてありますような全額を、これを国の道路の財源に充てるということが困難に相なりました。中央と地方の財源配分の問題等から考えましても、法律の趣旨の……

第19回国会 建設委員会 第15号(1954/03/29、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 仰せの通りと考えております。
【次の発言】 これまた仰せの通りであります。
【次の発言】 その点につきましては、おおむね御趣旨の通りであります。しかしながら、われわれ財務当局こいたしましては、三次官の申し合せましたところは、今日の情勢においてすべてものを判断しております。将来に向つてかりに一年後に、あるいは来年度の予算編成の際にどういう事態が起るか――おおむね今日の状態が続いた場合を前提としておるのであります。従つて特別なる情勢の変化等が起りまして、財政経済に大変革を来さなければならぬとか、特別なかわつた計画をこしらえなければならぬというような場合には、これまたそのときの情勢を……

第19回国会 大蔵委員会 第2号(1954/01/27、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 私、本月上旬突然に大蔵政務次官の職を汚すことに相なりました。一昨年秋の初めての当選以来、まだ日も浅く、至つて未熟者でございますが、皆様の御同情、御支援によりまして、その責務を全うしたいと考えておる次第であります。何とぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。

第19回国会 大蔵委員会 第3号(1954/01/29、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題と相なりました米国対日援助物資等処理特別会計法等を廃止する法律案外三案につきまして提案理由を説明申し上げます。  まず米国対日援助物資等処理特別会計法等を廃止する法律案について御説明申し上げます。この特別会計は、米国対日援助物資等の取得及び処分に関する政府の経理を明確にいたしまするため、昭和二十五年に設置せられたのであります。ところが昭和二十六年七月以降、対日援助が打切られてしまつたのでございます。その後、この会計といたしましては、未収金の回収、残存物資の処分等の清算事務をいたして参つたのでございますが、同物資等の処理もほぼ完了いたしまして、その目的も達成することが……

第19回国会 大蔵委員会 第4号(1954/02/03、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました製造たばこの定価の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を説明いたします。  この法律案は、日本専売公社の製造にかかるたばこの最高価格を定めております価格表のうち、両切紙巻タバコ・ピースの最高価格を十本当り五円引上げて四十円から四十五円に改定することを内容とするものであります。これは、今次の税制改正に応じまして、直接税の軽減のための財源の一部の確保をはからんとするものでありまして、一部高級酒類の値上げと対応して、高級タバコであるピースの定価を引上げ、これにより、約四十五億円の専売益金の増加を見込んでいるのであります。 ……

第19回国会 大蔵委員会 第6号(1954/02/10、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました緊要物資輸入基金特別会計法等を廃止する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  この特別会計は、緊要物資の取得及び売払いのため、昭和二十六年一般会計より二十五億円を受入れ発足したのでありますが、その後これら物資の需給も著しく緩和いたして参りましたので、昭和二十八年度限りこの会計を廃止し、その資産のうち現金を産業投資特別会計に、その他の資産及び負債を一般会計に引継ぐ等必要な措置を規定しようとするものであります。  以上が、この法律案の提出の理由であります。  次に、国有財産法第十三条第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件につきまして、その提案の理由を……

第19回国会 大蔵委員会 第7号(1954/02/11、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの春日委員のお説、一応ごもつともの点もたくさんございます。私かつて専売局長官をいたしておりましたので、こうした塩の価格のきめ方についても、当時のことは一応知つておるつもりであります。仰せのように外国塩を安く輸入して、それでもつて国内産の塩との間で適当な価格調整ができないかという問題ももちろん考えたこともございます。しかしながら当時以来常に専売公社が大体方針として持つておりますところは、先ほど今泉監理官からも申しましたように、国内の食料用塩は何とか国内で生産をして、そうして非常に困つた事態が起つた場合でも、それでやつて行けるというふうにして行こうというのが、一番根本の趣旨……

第19回国会 大蔵委員会 第8号(1954/02/17、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました物品税法の一部を改正する法律案及び入場税法案について、提案の理由を説明いたします。  政府は、さきに所得税法の一部を改正する法律案外七法律案を提出いたしまして御審議を願つているのでありますが、今次の税制改正の一環をなすものといたしまして、ここに物品税法の一部を改正する法律案及び入場税法案を提出した次第であります。  以下順次この二法律案について、その大要を申し上げます。第一に、物品税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  物品税につきましては、まず、奢侈的消費の抑制等の見地から、奢侈品、高級品ないし嗜好品に対して増徴をはかることを目途とし、輪距……

第19回国会 大蔵委員会 第12号(1954/02/24、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの御質問、途中から承りましたので、あるいは間違つておるかもしれませんが、一応お答え申し上げます。砂糖の輸入の問題につきまして、現在のように自由放任にしておくよりも、政府が統制して、一手に輸入して、そうしてこれをしかるべき会社に売り渡した方がよくはないかという御質問のように承りました。やはり一つの御見解かと考えますが、政府といたしましては、ただいまのところこれを政府の手によつて一手に輸入する云々の問題については考えておりません。われわれ自由党の考え方といたしましては、特殊な場合は除きまして、国際貿易におきましても、国内の一般商工業におきましても、なるべく自由に業者の創意く……

第19回国会 大蔵委員会 第13号(1954/02/25、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題と相なりました国民金融公庫法の一部を改正する法律案外五法案につきまして、提案の理由を申し上げます。  まず国民金融公庫法の一部を改正する法律案について説明申し上げます。国民金融公庫は、昭和二十四年六月に資本金十三億円をもつて発足して以来、数回にわたる増資と、資金運用部資金の導入によりまして、昭和二十八年十二月末までに累計約六百四十億円に達する貸付を行い、国民大衆の資金需要にこたえて来たのでありますが、この資金需要は、昭和二十九年度においても相当の額に達することが予想いたされますので、昭和二十九年度において、一般会計から公庫に対する出資を二十億円増額することにより、そ……

第19回国会 大蔵委員会 第14号(1954/02/26、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 説明に入ります前に、ただいまの委員長のお言葉並びに淺香委員のお言葉に対しまして、一言おわびを申し上げます。よんどころなき公用のために遅刻をいたしまして、はなはだ申訳ございません。明日から努めて皆様のお言葉に従うようにいたしたいと存じます。  ただいま議題となりました揮発油税法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  政府は、昭和二十九年度予算に関連して税制の改正を行うこととし、すでに所得税法の一部を改正する法律案等関係法律案を提出いたして御審議を願つているのでありますが、さらに今次の税制改正の一環をなすものといたしまして、ここに揮発油税法の一部を改……

第19回国会 大蔵委員会 第15号(1954/03/03、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題に相なりました国税徴収法の一部を改正する法律案外四法律案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。  まず第一に国税徴収法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  まず最近における国税徴収の現況にかんがみ、納税の便宜をはかるため、収税官吏が納税者から歳入の納付に使用できる証券以外の有価証券で取立ての確実なものによる納税の委託を受けることができる制度を設けることとしているのであります。このほか、税関において徴収することとなつている輸入品に対する内国消費税の滞納による滞納処分につきましては、現在は税務署においてこれを行つているのであります……

第19回国会 大蔵委員会 第16号(1954/03/04、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 減収加算の金額は、今仰せのように、一種の政治的米価に類するものではないかという意味の御意見もございましたが、ある意味においては、減収加算というものは、非常に政治的な性質を帯びているものということに私も同感であります。しかしながら、その減収加算額を出すことがいいか悪いかという問題につきましては、一体米の生産量が非常に少くて、そのために供給量が需要に対して足りないという大原則がそこに行われて来るのでありますから、もしこれが自由経済であるならば、米の値段が自然高くなることは、これはやむを得ない実情になると思うのであります。今回政府が、米の問題につきましては配給及び価格ともに一種の統制……

第19回国会 大蔵委員会 第17号(1954/03/05、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 不渡手形の少額なものの数字が非常にふえて参つておりますことは事実でございまして、まことに残念に存じます。その原因につきましては、れだいま銀行局長から申し述べましたような原因もその一つになつておると、どうも考えられる点があるのでございまして、中小企業のそうした事情については、でき得る限りの措置を考えなければならぬというので、いろいろと苦慮をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 政府の来年度におきましての金融引締めの方針につきましては、いろいろな機会に大蔵大臣その他から申し上げておる通りでございまして、わが国の経済自立のために、どうしてもインフレ抑制の必要がある。そのために……

第19回国会 大蔵委員会 第18号(1954/03/09、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律案外一法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  まず出資の受入、預り金及び金利等の取締に関する法律案につきまして、御説明申し上げます。  元来、出資金は複数人の共同事業の基金として醵出される金銭であつて、後日これに相当する金額が出資者の手元に復帰するかどうかは、事業の成否いかんにかかるのであり、あらかじめその返還を確約しがたいものであります。しかるに最近におきまして、出資金として一般大衆から大量の金銭を受入れるにつき、一方において後日必ずその金額またはこれを越える金額を支払うべきことを表示し……

第19回国会 大蔵委員会 第19号(1954/03/10、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました交付税及び譲与税配付金特別会計法案について提案の理由を御説明申し上げます。  政府におきましては、今般地方公共団体の財政運営の自律性及び安定性を強化し、地方財源の偏在の是正をはかるため、従来の地方財政平衡交付金制度にかえ、新たに地方交付税及び入場譲与税に関する制度を設けるとともに、昭和二十九年度の揮発油譲与税に関する特別措置を講ずることといたしまして、本国会に、地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案、入場譲与税法案及び昭和二十九年度の揮発油譲与税に関する法律案を提案いたしているのでありますが、これらの法律に基く交付税及び譲与税の配付に関する経理を明確……

第19回国会 大蔵委員会 第20号(1954/03/11、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 先刻来渡邊政府委員からお答え申し上げていることと同じような趣旨になるかもしれませんが、プラント輸出の問題につきましては、日本の輸出振興、外貨獲得のために、さしあたつてどうしても特殊な施策が必要である。しかもプラント輸出になりますと、今のお話のように、確かに大企業の方面にそうした業者が多いわけであります。しかしプラント輸出等の問題につきましては、どうしても大企業で、相当の力のあるものでなければ、海外へ輸出の道を開いて、しかもそれが将来その部分品その他について引続きやつて行けない、だからそうした大きな企業でやる方が便利であるというようなことになるかと思うのであります。プラント輸出は……

第19回国会 大蔵委員会 第22号(1954/03/16、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 今ほど当委員会で御決議になりました決議に対しまして、一応私の考えを申し述べさせていただきます。  御趣旨にも仰せになりましたように、政府の現在におきましての金融施策並びに現在における金融界の実情等にかんがみて中小企業に対してでき得る限りの措置を講じなければならぬ。その一つの方法として、たとえば指定預金の現在すでに預託してある分の引揚げの期限を延ばすとか、あるいはさらに預託することも考えるべきではないか。あるいはそれをしろというような御趣旨に拝承したのであります。なるほど仰せのような実情から、現在結果的に見ますというと、日銀の貸出しは、昨年の当時に比べましてふえており、しかも指定……

第19回国会 大蔵委員会 第23号(1954/03/17、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 塩の販売組合の問題に関連いたしまして、現下の状況にかんがみて、適切なる法律をつくる必要があると最初当局は考えておつたのであります。その後部内におきましていろいろ研究いたしましたところが、その研究の結果は、必ずしもこの際法律を必要としないじやないかというような結論が出まして――むしろその中にはぜひ法律を要する部分もあつたのでありますが、それは必ずしもこの際立法化する必要がないのではないかというような結論になりまして、今回の国会には見合せよう、こうなつた次第であります。ところが実情といたしましては、現在の塩の元売り会社間におきまして不当な競争が行われ、それがいろいろ弊害を起す一つの……

第19回国会 大蔵委員会 第24号(1954/03/18、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました経済援助資金特別会計法案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  政府におきましては、このたびアメリカ合衆国政府との間に締結いたしました経済的措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定を本国会に提出いたしまして、御承認を求めているのでありますが、本協定に基いて、米国余剰農産物購入の見返りの円資金のうち、本邦の工業の助成その他経済力の増強に資する目的のためにアメリカ合衆国政府から贈与される金額をもつて、新たに経済援助資金を設置し、その資金に関する経理を明確にするため、特別会計を設けることが適当であると考えられますので、本特別会計法案を提出いたし……

第19回国会 大蔵委員会 第25号(1954/03/19、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま平田政府委員から申し上げたような実情にあるのでございますが、政府といたしましては、税の最も適実なる課税ということで常に、職員を指導しておるところなのであります。従いまして最も適実な課税といえば、それは仰せのように、でき得るならば少しでもたくさんできる納税者について実願調査と申しますか、帳簿を開き、十二分に推問その他研究もして、そうして課税額を決定して行くのが親切であり公平な課税ができるというふうに考えることは、もちろんでございます。従いまして、できるだけ税務職員について十分な人員を保持したいのでございますが、これもまた他面におきまして、税務職員の非常に勧勉なる努力によつ……

第19回国会 大蔵委員会 第26号(1954/03/23、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 第一点の御質問は、金融施策のみで一体今後の財政経済の運営がうまく行くと思うかという御質問と拝聴したのでありますが、政府の今日考えておりますいわゆる日本の経済財政の根本的な建直しと申しますか、最近においていわゆる国際収支が非常に悪化して参つた。この現われをどうして直して行くかということについては、これは申すまでもなく財政の上でもいわゆる一兆億円予算という緊縮の方針をとり、金融の面でもできる限りいわゆる緊縮の方針をとりまして、そして物価がなるべく引下つて、そして日本の輸出が伸びて行くようにという考え方でやつているのであります。しかしこれらの金融施策と財政施策だけでやれるかというと、……

第19回国会 大蔵委員会 第27号(1954/03/24、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 去る三月十六日の当委員会において、中小企業金融緊急対策として中小金融専門機関に対しまして、今後期限の到来する指定預金の引揚げを延期する等の処置を講ずるように御要望があつたのでありますが、最近の金融の引締めは、外貨事情の推移に応じまして、わが国経済をこれに適応せしめようとするものであります。従つて今後とも継続してこれを行うことが必要であると考えるのであります。しかしながら、その緩急順序等につきましては、経済界の実情に応じて慎重な配慮をもつて望みたいと考えます。この金融引締め政策の結果、中小企業だけにその影響が及ぶとも考えられませんが、中小企業金融につきましては、政府もかねがね重点……

第19回国会 大蔵委員会 第28号(1954/03/25、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました企業資本充実のための資産再評価等の特別措置法案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。  政府は、資産再評価の実施の状況並びに企業の資本構成、経理等の実情にかんがみ、一定規模以上の会社について資産の再評価を強制するとともに、一定限度以上の再評価を行つた者に対して再評価税及び固定資産税を軽減する等の措置を講ずることにより、企業資本の充実を促進し、その経営の安定と経理の健全化をはかる必要があると考え、ここにこの法律案を提出することとしたのであります。  次に、本法案につき、その大要を申し上げます。  まず第一に、再評価の強制についてでありますが、一定規模……

第19回国会 大蔵委員会 第29号(1954/03/26、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 大蔵大臣は、本日参議院の予算委員会がございまして、そうして分科の主査報告その他討論採決がございます。まことに残念でございますが出席いたしかねます。私代理で参上いたしました。
【次の発言】 お答え申し上げます。私の承知しております件は、修正案ではなくて、修正の内示案とでも申しますか、そうしたものについての御連絡は受けております。従つてそうした内示案につきましては、大臣へも御報告申し上げてあります。
【次の発言】 お答え申し上げます。ただいま井上委員が修正案云々と仰せになりましたが、私ども今研究しております案は、試みに示された内示案というようなお言葉をいただきましたが、それについて……

第19回国会 大蔵委員会 第30号(1954/03/29、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました特別調達資金設置令等の一部を改正する法律案外二法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  まず、特別調達資金設置令の一部改正について申し上げますが、改正の一つは、従来特別調達資金の運営に関しましては、これを円滑に処理するため資金に属する現金の支払いの原因となる契約等について、その事務の一部を都道府県の職員に取扱わせて参つたのでありますが、今回、同資金の運営に関する事務の簡素化をはかるため、アメリカ合衆国政府等からの受入金の同資金への受入れ等の事務につきましても、これを都道府県の職員に取扱わせることができることにいたしますとともに、あわせて所要……

第19回国会 大蔵委員会 第31号(1954/03/30、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。私はいわゆる社会診療の一点単価の問題と、そうして課税上の取扱いの問題に関連しまして、今のお話のような、一点単価を一定のところで押えておくから、従つて所得税の取扱いの上においては一定の標準率で所得を計算するということに対しては、個人的の意見としましてはいかがかという疑問をつとに持つておりました。もちろん社会診療が非常に大切な問題であり、それに関連して単価の問題、それに関連して所得税の問題一ここにいろいろ関連のあることは十分承知しております。しかしながら、医業所得に対しての所得の計算にあたつて、一般の所得の取扱いと全然異にして、標準率をもつてやるというようなこと……

第19回国会 大蔵委員会 第34号(1954/04/02、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案外一法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  まず国有林野事業特別会計法の一部を改正する法律案について説明申し上げます。  従来国有林野事業特別会計におきましては、決算上利益を生じたときは、森林資源の維持のための積立金として積み立て、これを控除した額に相当する金額は、すべて一般会計に納付しなければならないこととし、例外として、当分の間、損失補填のための積立金を保有することができることとなつているのであります。今般この森林資源維持のための積立金を森林基金とするとともに、毎会計年度の損益計算上利益……

第19回国会 大蔵委員会 第36号(1954/04/07、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました接収貴金属等の処理に関する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。  終戦後、連合国占領軍は、本邦において政府及び民間から金、銀、白金、ダイヤモンド等を接収したのでありますが、平和条約の発効と同時に、これらの貴金属等を日本政府に引渡して参りました。政府といたしましては、さきに接収貴金属等の数量等の報告に関す出る法律によつて貴金属等を接収された者から必要な報告を徴し、その内容の調査を進める一方、連合国占領軍から引渡されました貴金属等の現品調査を実施して参つたのでありますが、最近に至りようやく引渡された現品の内容も明らかになりましたので、今回いよいよこれら接……

第19回国会 大蔵委員会 第37号(1954/04/08、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 入場税の財源の地方偏在の状況は、申すまでもなく明瞭に存在すると思います。従いましてこの偏在をでき得る限り是正して行こうということが、今回のこの譲与税法案の一つのねらいであることは申すまでもございません。
【次の発言】 遊興飲食税と入場税と、ともに今回地方財源の偏在是正の見地から国税移管がし得たならばということは、政府も初め考えておつた問題でございましたが、その後いわゆる諸般の情努にかんがみまして、今回入場税の国税移管のみといたしまして、遊興飲食税につきましてはしばらくこれを見合せておる次第でございます。もちろん遊興飲食税の国税移管に関連いたしましていろいろと反対の運動があつたこ……

第19回国会 大蔵委員会 第38号(1954/04/09、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。昨日の入場税法案の修正御決議に伴いまして、歳入に対して減収が相当起きはしないかということに関連しての御質問でございますが、この点につきましては、政府が同意いたしました趣旨は――もちろん政府の立場といたしましては、当初の原案でやつていただきいことはやまやまであつたのでありまして、そういう政府の希望の帰するところは原案の通過にあつたのでありますが、修正御提案になりました御趣旨を承つてみますと、なるほどわれわれの見積りの仕方もそれ一つということはない、財源が若干減収を来しはせぬかについて疑問も持ちますので、その点非常に心配はいたしております。しかしながら、それに対……

第19回国会 大蔵委員会 第41号(1954/04/15、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。ただいま御指摘になりました今の国会で提出しておりまする保安林整備臨時措置法案、この法案がもし御審議の結果御可決願えますると、その場合におきまして、同法の規定で買入れる国土保全上必要な森林、ただいま御指摘の保安林等でございますが、これを国有林野事業特別会計で経営することが適当であると考えまして、この会計の負担で買入れることができるという条文を今五条で御審議を願つておりますが、その分はあるいは御説明の申し上げようが悪かつたために誤解をお招きをしたかと思いますが、この基金で買うというのではなくして、この会計の負担において買う、この会計の歳入歳出として買う、こういう……

第19回国会 大蔵委員会 第43号(1954/04/20、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施に伴う所得税法等の臨時特例に関する法律案外二法律案につきまして提案の理由を御説明申し上げます。  まず日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施に伴う所得税法等の臨時特例に関する法律案につきまして申し上げます。  日本国における国際連合の軍隊の地位に関する協定の実施に伴い、その円滑な運営をはかるため、日本国内にある国際連合の軍隊、軍人、軍属またはこれらの者の家族等につき、同協定に基いて、所得税、内国消費税、関税等の国税の課税に関する特例のほか、国税の犯則取締り並びにタバコ及び塩の専売に関して特……

第19回国会 大蔵委員会 第45号(1954/04/22、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました物品の無償貸付及び譲与等に関する法律の一部を改正する法律案外二法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。  まず物品の無償貸付及び譲与等に関する法律の一部を改正する法律案について御説明いたします。  今回改正しようといたしますのは、最近における風水害等の発生時における救助の状況等にかんがみ、災害による被害者その他の者で応急救助を要するものの用に供するため寝具その他の生活必需品を貸し付けるとき、または災害の応急復旧を行う者にその応急復旧のために必要な機械器具を貸し付けるときは、無償または低額ですることができる道を開くこととするとともに、国有林……

第19回国会 大蔵委員会 第46号(1954/04/23、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 一応ごもつともな御質問でございまして、先ほど政府委員もお答え申し上げました通り、昨年の暮れの次官会議の決定と申しますのは、いわゆる外車を新しく買い入れるようなことは大いに自粛しようというようなことがあつたことはもちろんでございます。しかしながらその後におきましても、ことに大蔵省当局としては、官庁用自動車の使用の節約、あるいは高級なものをなるべく国産で間に合せるというような方針を考えております。従つて今回この法律案の御審議を願いまして、なるべく近い機会に官庁間で適当なる申合せ等をいたしまして、実行に移つて参りたいと思つております。もちろん交換と申しましても、外車を持つておるものを……

第19回国会 大蔵委員会 第48号(1954/04/27、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 官庁用自動車の問題につきましては、昨年の暮れごろ次官会議におきまして申合せをいたしまして、なるべく外車を使うようなことを避けるようにしたい、言いかえれば新車購入の場合には、極力国産車によることにいたしたい、あるいはまた大型車は、現在持つておるものでもできるだけ使用回数を減らすとかいうような方法によつて、燃料の節約をはかり、小型車をなるべくよけいに使うというようなことを考えて申合せ等をいたしたこともございます。また閣議等におきましても、承るところによりますと、なるべくひとつ国産車の奨励、国産を愛用する、あるいは外車につきましてはでき得る限り経費の割安で済むような種類の車にしようじ……

第19回国会 大蔵委員会 第55号(1954/05/14、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの春日委員の御指摘まことにごもつともと存じますが、この政府の出しております法律の原案におきましての考え方は、先ほど来銀行局長から申し上げておりますように、特定あるいは少数、多数という問題につきましては、その時、その場所、その場合によつてやはり違うので、この際はつきりと法律に明示することは困難である、かように考えておるのであります。従つてこの判断につきましては、社会通念及び時、場所等を勘案いたしまして、そうしてやはり裁判所が決定をし、これによつておのずから幾つかの判例ができて来て、それによつておのずから帰すべきところに帰するというのがやむを得ない処置だろう、かように考えて……

第19回国会 大蔵委員会 第57号(1954/05/19、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 中小企業に対する対策の問題につきましては、ただいまお述べになりましたような前回の当委員会の御決議の趣旨もあり、われわれといたしましてはその趣旨を尊重いたしまして、政府の考えております今後の金融施策に十二分に参考にして参りたい、こうした態度で常に臨んでおるのでございます。  仰せのごとく、その後金融情勢が非常に中小企業に対して楽になつたかと申しますと、決してそうは申せません。引続きなかなか苦しい状態にあることは承知しております。しかしながら四月の実績を見ますと、民間の資金収支の状態を見ましても、相当多額の政府資金の散布超過に相なつております。かような状態でもございますし、われわれ……

第19回国会 大蔵委員会 第58号(1954/05/20、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 補助の使用の状況が、近年ややもすれば不正な申請がありましたり、あるいは不当な使用がひんぴんとして行われまして、そのために何らかの措置をここで講じなければならないかというふうに考えまして、この法律案の御審議をお願いしておる次第であります。こうした近年における不正不当な使用の増加の原因が、ただいま御指摘になりましたように、戦後において災害が非常に多い、しかも規模が大きく、連年である。しかもそうした災害の場合におきまする補助率が一般の改良事業に比較して高くなつておる。これがややもすればこうした不正不当な使用の原因になつておりはしないかという御質問でございますが、そうしたことも確かに一……

第19回国会 大蔵委員会 第59号(1954/05/21、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 接収ダイヤモンドの売払い代金を特殊の法人に交付して、これによつて先ほど来いろいろ質疑応答がかわされておりますような使途に使わせるという問題につきましては、大蔵省としては、どうもその趣旨に賛成いたしかねるのであります。ただいま揮発油税の目的税式的なきめ方の問題について例証をおあげになりましたが、当時も、大蔵当局としては、一般の財源に充てるべきものを特定の財源にきめてしまうことは、どうもよろしくないという考え方で、非常に躊躇しておつたのであります。今回またこうした特殊の接収ダイヤモンドを、かりに国有になつた場合に売り払いまして、本来ならば、われわれの考えるところでは、国の行政の一部……

第19回国会 大蔵委員会 第63号(1954/05/29、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。補助金の使用の正鵠を期することにつきましては、大蔵当局といたしましても常にできる限りの意を用いておるところでございます。
【次の発言】 ただいま御指摘になりました山口県の例、あるいは愛知県の例等がございますが、この点につきましては、その土地からどういう方が出身しておられるからというようなことは、われわれ予算当局といたしまして、何らこれを参考にしておるわけじやないのであります。もつぱら当該所管省からの御要求に基いて、災害の内容をできる限り詳細に承つて、その上で予算の総わくが先ほども申し上げましたように、本件の例の場合には、当時経済安定本部の公共事業関係の課に対……

第19回国会 大蔵委員会 第65号(1954/06/02、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。接収貴金属の所有権には、御指摘のようななかなか困難な問題がございますが、仰せの通り接収貴金属は、政府が連合軍から引継ぎまして保管をしておる状態でございます。従つてその所有権は、当初接収された人たちのところにあるのでございまして、従つてその所有権に基いて当該物品の返還を求めて参りました場合にどうするか、ことにこれを裁判上の問題として訴えられたときにどうするかという問題でございます。個々に政府が返還請求と申しますか、訴を最近まで受けた事例も若干あるそうでありますが、これらの問題につきましては、いずれ接収貴金属全体についての処理の手続の法律を御審議願つて、法律をこ……

第19回国会 大蔵委員会 第66号(1954/07/12、26期、自由党)【政府役職】

○植木説明員 ただいまの御質問に対しましては、先刻来大臣がお答え申し上げている通りでございまして、政府の今日までいろいろ現状を考えつつ善処しようと思つて考えております結論は、六、七月分の引揚げ予定の分をこれを将来に引延ばしまして、この際善処して参りたい。いわゆる新規預託の問題につきましては、ただいまのところ政府としては、いまだその時機でない、むしろこれは従来の方針を当分守つて行きたい、かように考えておる次第でございます。しかしながらいろいろ御要望もございますし、また世上の状況も決して楽観を許さないものでございますから、常にこうした実情には十二分の留意を払つて参りたい、かように考える次第でござい……

第19回国会 大蔵委員会 第67号(1954/07/13、26期、自由党)【政府役職】

○植木説明員 お答え申し上げます。ただいまの問題につきましては、従来政府がお答え申し上げております通り、政府としてはガリオア、イロアによるこの問題を債務と心得ておるという考え方で臨んでおるのであります。債務と心得ておるということは、はつきりした債権債務が確定しておらないという問題であり、いろいろのその他の経緯から、わが国においてこれを債務と心得て、将来その債務はどういう範囲でこちらが支払いをすべきものかということを確定することを前提としておるものであります。従いましてそのガリオア、イロアによるいわゆる債務がどの程度のものになるか、その内容かどういうふうになるかということにつきましては、今後向う……

第19回国会 地方行政委員会 第39号(1954/04/06、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 国の租税収入見積りにつきまして、本年度の税収見積りが非常にかたくできておる、ところが税制調査会の答申当時におきましてはもつとゆるかつたのじやないか。なぜそんなに辛くしたかということに質問の御一点があつたと思うのであります。その点につきましては御承知のように税制調査会は、昨年の秋ごろの経済情勢におきまして、まだ統計その他その当時の状況もはつきりわからぬ春ごろ以来、その直近までの状況によつて見積りをしておつたのであります。御承知のようにわが国の国際収支の状況が非常に悪くなつて参りましたのは、昨年の憂以降、ことに下半期においてでございます。その状況に応じまして、年末から年始にかけて、……

第19回国会 地方行政委員会 第40号(1954/04/07、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの修正による政府の当初見込みの税収入額がどれくらいに減るかという問題につきましては修正をされましたこの修正案の提案者の方々の御意見を承りますと、相当額とれるのじやないか、言いかえれば、減収になるかもしれないが、減収がどの程度であるかということについては、容易に予測が困難である、こういうことであるように考えるのであります。従いまして、今回の一般会計からの繰入れの問題も、今後の経過に顧みまして、もし減収が生じた場合には、これに対して善処をする、その善処の建前を法律の上に置いておこう、こういうお考えだと考えております。

第19回国会 地方行政委員会 第42号(1954/04/12、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。ただいまの修正案の内容は、三十年度以降の交付税の交付の率が、政府原案では百二十となつておりますのを百二十五にしたいという案と承りました。大蔵当局といたしましては、もちろん原案でぜひともお願いいたしたい考えでおるのであります。その理由は、皆様のお立場から地方財政の財源をでき得る限り確保して行きたいというお気持は、十二分に大蔵当局も理解いたしておるつもりであります。しかしながら今日この際におきまして、三十年度以降の率を、百分の二十を二十五にすることがいいかどうかにつきましては、少なからぬ研究の余地があるものと考えております。すなわち、ただいまお話がございましたが……

第19回国会 地方行政委員会 第43号(1954/04/13、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 大臣はただいま他のよんどころなき事情のためお伺いいたしかねておりますので、ただいま委員長の申されました通り、私がかわつて出席さしていただきました。
【次の発言】 ただいまのところは、先ほど申し上げましたように、よんどころない所要のために即刻出席はいたしかねる状態でございます。
【次の発言】 お答え申し上げます。ただいまちよつと私語をいたしておりましたので、あるいは御質問の趣旨に合わぬかもしれませんが、私といたしましては、大臣にかわりましてここに出ました以上は、でき得る限り、最善を尽して大蔵省関係の事項についてお答え申し上げるつもりであります。しかし、それでどうしても御満足が願え……

第19回国会 地方行政委員会 第69号(1954/05/26、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 本問題につきましては、当委員会におかせられまして非常なる関心をお寄せになり、熱心に御審議をいただいておることを承知いたしておりますので、大蔵当局といたしましてもなるべく早く大蔵省の意見をまとめまして御報告あるいは御質問にお答えすべきであつたのでございますが、何分にもいろいろな他の事務のために遅れまして、ようやく最近に至りまして一通りの態度をきめることができた、かような状態にあるのございます。今日まで非常に遅れましたことについて深くおわびを申し上げます。
【次の発言】 お答え申し上げます。大蔵当局の意向といたしましては、まず第一に昭和二十九年度、すなわち本年度の問題といたしまして……

第19回国会 地方行政委員会 第77号(1954/07/27、26期、自由党)【政府役職】

○植木説明員 地方自治団体に対する大蔵省の資金融通の態度と、その他の民間の一般産業関係に対する態度との違いがあるかないかという御質問でありますが、われわれといたしましては地方行政の非常に大切な点から考えまして、当然これは公共的な性質のものでございますから、これに対してはでき得る限りその御意向を尊重し、その需要を満すように心がけたいと思つております。ただ問題となりますのは、地方公共団体の場合におきましては、御承知の通り近年財政需要がだんだんと増進する傾向にありまして、従つてそれが赤字の一つの原因をなしておる場合炉多分に見受けられる。また実際におきまして当該団体の財政運営の実情について、もう少し反……

第19回国会 内閣委員会 第16号(1954/03/25、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。前の晩におそくまで超過勤務をしたその翌日に出勤が遅れたために、その場合に適当な措置をとつておるかというお話でございますが、私の信じておりますところでは、仰せの通り予算関係の者は、時期的に非常に多忙で夜おそくまで、あるいは徹夜までして勤務しておることは申すまでもありません。そうした場合に、翌日どんな程度におそくなるかということにつきましては、これは職員の自粛にまちまして、中にはときに遅れる者もありましようが、おおむねの者はやはり定刻には出て、そうして翌日の勤務に従事している、かように私は確信いたしておる次第であります。

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第2号(1954/03/08、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました補助金等の臨時特例等に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  政府は、国の財政の健全化及び中央、地方を通ずる財政調整の見地から、国の補助金、負担金等につきまして整理する必要を認め、昭和二十九年度予算におきまして所要の措置を講じているのでありますが、このうち、法律に基いて交付する補助金等につきまして、右に即応して法的措置を講ずる必要があるのであります。しかしながら、関連法規も多数ございますので、慎重に検討の上、後日適当な措置をとることを妥当と考え、臨時的な措置といたしましてこの法律案を提出した次第であります。  この法律案の内容を要約……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第8号(1954/03/19、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 お答え申し上げます。国有鉄道法の五十八条にありまするただいま御指摘になりました費用負担のこの条項につきまして、当然国が負担する義務があるにかかわらず、実際上二十七年度も二十八年度も計上しなかつたのには非常な手落ちがありはしないかという御質問であります。この条文は、国家公務員の共済組合法の第六十九条第一項第三号に、なるほど今御指摘の法律でさしておるところの条項があります。ところが、この条項におきましては、その次にいわゆる六十九条第二項がありまして、「前項第三号に規定する組合の事務に要する費用は、毎年度予算をもつてこれを定める。」、こういう規定かありますが、従来の解釈といたし出して……

第19回国会 労働委員会 第34号(1954/07/31、26期、自由党)【政府役職】

○植木説明員 お答え申し上げます。最近のデフレ政策の実行の結果、各方面がそれぞれ非常な悩みを続けておることは、まことに残念であり、かつまた大いにわれわれとして気をつけなければならぬ点だと存じております。ただいま御指摘の労務者の俸給、給与の遅欠配等の問題がありまして、これについて労働金庫が何らかこの際の救済の役を大いに努めようという御意思があり、厚生省当局でもこれに対して適切なる措置を講じたいというお考えのあることも承知しております。ただわれわれ大蔵当局といたしましては、何と申しましても資金運用部の資金の運用計画といたしましては、すでに国会においても御承認を得ております通り、一年を通じての一定の……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 大蔵委員会地方行政委員会連合審査会 第1号(1954/03/13、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいま議題となりました入場税法案につきまして、提案理由を説明いたします。  入場税につきましては、現在地方税として都道府県においてこれを徴収しているのでありますが、その収入が少数府県に偏在していることに顧み、地方財源の偏在を是正する等のため、今回これを国において徴収することといたしました。しかして、おおむね現行地方税法の建前を踏襲しつつ、課税範囲の合理化、税率の引下げ等を行うこととしているのであります。  まず入場税の課税範囲につきましては、現行の地方税法においては、映画館等への入場のほかに舞踏場、たまつき場等の施設の利用についても入場税を課することとしているのでありますが、……

第19回国会 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会農林委員会連合審査会 第1号(1954/03/22、26期、自由党)【政府役職】

○植木政府委員 ただいまの川俣委員の御指摘の農業改良助長法の第二条第一項第二号の問題でありますが、都道府県の要する経費というものの解釈がここで一番問題になると思います。二分の一と書いてあることについては問題がない。結局都道府県の要する経費とはどういうものを言うのかということが議論のわかれる点と思うのであります。そこで、財政当局としてこうしたものを考えます場合には、当該都道府県でどういう経費を必要とするかという問題は、やはり府県の実情により、あるいは理事者あるいは議会当局の考え方によつて、これに要する経費が府県によつていろいろ違うだろうと思う。これはどんなに違つても常に二分の一見てやれという法律……



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データ更新日:2023/02/05

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