中沢茂一 衆議院議員
26期国会発言一覧

中沢茂一[衆]在籍期 : 25期-|26期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期
中沢茂一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中沢茂一衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
中沢茂一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

中沢茂一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 農林委員会 第33号(1953/09/05、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 食糧長官にお願いしておきますが、七千五百円で買い上げた米が、九千六百円だという三割のマージンがどうしても農民に納得できない。そこでこの次の委員会までに、要するに倉庫費用は幾ら、輸送料は幾ら、これに対する事務費は幾ら、こういうふうに明細に、具体的に、二千百円という中間経費はどう使われているか、これに対して削減する余地があるかないかということを検討してもらいたい。だから資料をこの次の委員会に出していただきたい。

第16回国会 農林委員会 第35号(1953/10/03、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 林野庁長官が急がれておるようですから、一点質問を申し上げておきます。  この鉱山の採掘に製錬所を設けるのですが、その製錬所は国有地でなければできないのです。そういうお話があつたか、またお話のあつた場合それを許可する方針であるかどうか、この二点だけ御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 川俣委員の言われたように、鉱山保安局長の言うことは、私に言わせると絶対にでたらめです。現に長野県の上高井郡における鉱害というものは、あそこへ行つてみるとわかる。須坂から下高井郡の延徳まで、約四、五千町歩の中にある川は全部まつ赤に染まつておる。たしか昭和二十二年か二十三年と思いましたが、われわれはこの……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 農林委員会 第5号(1953/11/03、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 小枝委員から協同組合、信連の問題が出ましたから、小倉さんにちよつとお聞きいたしますが、再建整備促進法が昨年の国会を通りまして、六億五千万という金が出ました。そこで、凶作が一体協同組合にどういう影響を与えるか、これは実に重大な問題であると思うのです。一つの例を申し上げるならば、長野県北安曇郡神城という村が、冷害といもちで三割何分しかとれない。この村の協同組合に行つて話を聞いてみましたところが、食いつなぎの米がない、そこで協同組合が押麦を四千俵、それから乾めんを二千箱、これを組合員の食いつなぎの食糧として買い入れたわけです。ところが預金のある人は、押麦を十俵くれとか、乾めんを五箱くれと……

第17回国会 農林委員会 第8号(1953/11/07、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 ちよつと関連して――この特許の中心というものは、やはり大豆の粘稠液というものが中心になつておる。これは事実使つていないということが立証された場合、一体この特許権というものは効力があるものですか、どうですか。
【次の発言】 そうすれば人造米の製造を松浦式だと言つてやつておるのを、スパイが入つてすつかり製法を調査して来るとする。ところがこれは事実使つてない、そういう場合一体使つてなくともそういう特許というものははたして有効なものかどうか。製法に事実使つてない。特許だけはとつてあるのです。
【次の発言】 一体澱粉または穀粉を大豆粘稠液で練る。そうすると一切の人造米というものは澱粉、穀粉に……

第17回国会 農林委員会 第9号(1953/11/24、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 この前被害率に対する総合開発側からの、全国の各市町村の冷害被害の率、相当に大冊のものが出ましたが、あれはどういう調査のもとにつくられたかということ、それから作報の調査とあれとはどんな関連があるか、この二点を伺いたい。
【次の発言】 その勘案したというのは、あれは非常に正確な数字が出ているのです。それで作報の資料を中心にしたものか、県の内申を中心にしたものか、その勘案の度合いがどういう勘案をされたものか、それをひとつ伺いたい。
【次の発言】 それは塩見さん全然話がおかしい。おそらく農林委員のだれだつて、これはことしの冷害対策の一環として、百十五億の予算のうち、五億をことしやつたものに……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 農林委員会 第2号(1953/12/02、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 柿手さんにお伺いしますが、台湾へ二十五万トンの輸出をして、損害額は一体どれだけ出るのか、その点をひとつ御答弁願いたい。
【次の発言】 バナナの輸入の問題では、この前足鹿委員が質問なさいましたが、今柿手さんはバナナの利益が三ドルどのくらい、ちよつと声が小さくて聞えなかつたが、そんなことじやないのです。これはかつて足鹿委員が問題にしたように、バナナは今一体どのくらいで輸入されているかというと、日本の円にしますと台湾の積出しが二千七百円、課税二割、諸掛り全部入れて、一かご三千五百円で内地上り、それが今市価がどのくらいしているかというと六千五百円、これはおそらく正月あたりにかけて行つたなら……

第18回国会 農林委員会 第3号(1953/12/08、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 食糧庁長官にお尋ねいたします。奄美大島復帰に伴うところの食糧政策ですが、御承知のように、この戦争後八年たつて、われわれ同胞の一人である二十二万島民がいよいよ復帰するという段階に至つたのでありますが、これに対して食糧庁長官として、食糧政策をどういうふうにやろうというお考えを持つておるか、まず具体的に伺いたい。
【次の発言】 今まで食糧庁自体が、これに対して配給も統制もやつたことがないのであるから、この実態はやはりつかまなければできないと思うのです。現地からの陳情によりますと、大体同島におけるところの主食の米の生産高は五万三千石、これに対して米の年間必要量は、六万六千石がどうしても必要……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 農林委員会 第2号(1953/12/11、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 税制調査会が答申する以上、おそらくその結果がどうなるかということは、これははつきりお考えの上に答申されたものと思いますが、最後的な決定はできていないようですが、先ほどから木暮会長のお言葉を聞いておると、もどし税をやるから、それはいいということを言われるところを見ると、生糸にはやはり課税しろという意見が強かつたのか、または木暮会長自体、徴税技術上からそれはいいだろうというお考えなのか。もどし税をやればいいだろうとおつしやることは、生糸課税の方がいいのだ、こういうふうに私は聞き取れるのですが、それは審議の途上そういう意見が強かつたのか、木暮会長自身がそうお考えになつておるのか、この一点……

第19回国会 農林委員会 第4号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○中澤(茂)委員 関連して私はどうしても納得が行かないことがあるので、それを明らかにしてもらいたいと思うのですが、今回の台湾向けのものは二十五万トン、御承知のように七百三十円ということで、さつき島田さんのお話を聞くと、十二月から一月は八百三十三円というふうにおつしやられる。そこでこの前通産省の方から出さした肥料の原価表を見ると、Aグループの平均原価が八百九十一円、それからBグループが九百四十円、Cグループが九百八十円、そうしてこれらABCの三グループを集めた平均原価が九百三十四円六十二銭という資料を通産省から出してある。そうすると、現在内地向けのものを十二―一月で八百三十三円、あるいは鈴木さん……

第19回国会 農林委員会 第11号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 関連して……。過重割当の減額補正が凶作地から相当出ておるはずですが、それが全部でどのくらいになつているか、ひとつ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 県内操作だけでどうしてもつかない減額補正が出ておるはずです。それをあなたは認めないというが、これは今どこの県でも減額補正として相当問題になつている。たとえば長野県の場合でも問題になつている。郡によれば、どうしてもできない。たとえば諏訪郡内の一例を申せば、二千百何十石しか出ていない。実際ないのです。その減額補正が県内で操作がつけばいいのですが、つかない。つかないから、減額補正として七、八県今あなたのところへ持ち込んでおる。だからこの……

第19回国会 農林委員会 第12号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 大分塩見さんもお考えになつているようだが、末端の農民にただちに品種改良のような形が出なければならない。そこでたとえば、新品種の藤坂五号にしても、今北海道で上川支場でやつておるところの風連の交配にしても、こういうものが全部県や道の試験場で新しいものができて、国の試験場では何らそういうものが出ないという事実は、何か現在の国の農事試験場には、組織的の欠陥か何らかの欠陥があるんじやないか、とにかく役人式の方法でもつて、試験のみに終始しておるのではないかということを考えさせられるのでありますが、それについては、末端の問題について塩見さんが非常にお考えになつておるようでありますから、あまり追究……

第19回国会 農林委員会 第13号(1954/02/19、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 関連して伺いたいのですが、林業小委員会の方でずつとやつていて、林のことは暗くてわからないのですが、私は基本的にこの問題を考えねばいけないと思うのです。伐採の方は、伐調資金を出しましてなるたけ切るな、これはできていると思うのです。ところが実際の木材需要、足りない状況からいつて、長官も御承知のように切らねばないのですが、ところが薪炭林なんかは別として、すぎだとか松だとかいう用材林というものは相当金が入るのです。その用材林をうんと持つている人は、今地所持よりも農村では景気がいいのです。そこで私は、さつき川俣さんのお話になつたように、義務造林というものを法的に決定する必要があると思うのです……

第19回国会 農林委員会 第14号(1954/02/24、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 大体問題は、生糸の輸出という面も大事ですけれども、問題は、農民の立場から繭価をどうここへ織り込んで行くかということが基本的な問題なんです。だからそれについては、今構想を練つている中に、繭価をどう入れるかという点について御説明を願いたい。問題は輸出ばかり重点に考えて――もちろん必要ですが、ともすると養蚕農民というものを無視したような方策がいつもとられるのです。だから当然輸出を確保すると同時に、基本的である、今佐藤さんのおつしやつた増産と繭価安定をどう考えるか、その点についてひとつ構想を練つているところで、繭価の問題について御説明を願いたい。

第19回国会 農林委員会 第16号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 救農国会できめた救農土木工事を、積寒地帯などでは、雪解けにかかつて春に全部完成しないのができて来る、予算は繰越しは認めるということになつているのだけれども、春にたとえば二分なり三分なり着工して、秋の収穫期をまつてやるということももちろん繰越しになるのだと思うのですが、念のためにちよつとそれをお尋ねしておきます。
【次の発言】 もしやむを得ない事情で、春着工できないやつも、実際問題としては出るかもしれないと思うのです。春着工できないが、しかし一応村で決定だけはしてある、それで県の方も認めて決定した、それで秋に全部工事をやる、こういう場合も繰越しを認めますか。

第19回国会 農林委員会 第23号(1954/03/24、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 足鹿さんの質問によつて大体政府の基本的な考え方がある程度明確になつたと思います。今の大臣の答弁で、管理政策は絶対とる意思はない。そこで価格政策をとるか二つ上か道がないわけです。管理政策は絶対とる意思はない、こうおつしやれば価格政策をとる以外に手はないわけです。そこで大臣はこの問題について、清算取引自体に疑問がある。そうなると大臣としては初めて聞く良心的な言葉だと思う。そこで価格政策をとる場合、大臣は小売とか卸問屋とか、そういう者に対して価格指導をするということをさつきおつしやいました。価格指導をするというところで踏みとどまつてはこの問題は解決しません。これは経済が自由のままに放任さ……

第19回国会 農林委員会 第25号(1954/04/01、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 資料について。買上げ対象になる保安林の各県別の面積、それから強制買上げする場合代替として国有林を払い下げする各県別の予定面積、この二つの資料を要求します。
【次の発言】 国営干拓地をあつちこつちでたくさん政府がやつておられるのですが、その配分の問題について今ここに具体的な一つの大きな問題が出ておる。あるいは農地法違反の問題もあれば、幾つかの疑義が出ておるのであります。それは御承知のように茨城県における猿島郡の森戸、中川、七重、長須、岩井、生子菅、これらの一町五箇村にまたがる鵠戸沼の国営干拓地でございます。この干拓地の配分の方式について、政府は一体どういう基本方式をもつて配分するのか……

第19回国会 農林委員会 第33号(1954/04/20、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 競馬法をどういうふうにするか、かりに通すとしても、問題は、一番封建制度の強い厩舎制度をどういう形に、たとえば公法人になつた場合でも、これを民主的な制度としてどういう形に持つて行くかということについて、当局の御見解を承つておきたい。
【次の発言】 問題はその騎手並びに馬丁の生活の安定というものが得られないで、今までは国営であれだけ、厳重に監督しておるから割合にやおちようというものはない。ところが今までにおいても繋駕、あれはやおちようの本山なんです。やおちようをなぜやるかというと、結局連中自体が馬券を裏で買つて、連中自体が話合つて、そうして陰でもうけて行く、こういう方式が今まで繋駕では……

第19回国会 農林委員会 第36号(1954/04/27、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 関連して……。この法律の重点はやはりここなんです。さつき芳賀委員の言つたように、こんな承認制はいらぬと思う。これは両刃の剣であつて、この条文の使い方いかんによつて、農民にとつて非常な圧迫になる。たとえばあなたがそこでそういう答弁をしても、乳業資本の代弁をする県知事だつたら、これを逆用して来るのです。だからここが一番問題なんです。われわれもいろいろ党でも検討してみた、この承認制というものは必要じやない、届出でたくさんだ、こういう意見が圧倒的に多かつた、これに対してあなたはどう思う。地方長官が逆用した場合に、たとえば明治、森永等の乳業資本が裏についていて、知事に、あそこは協同組合でやる……

第19回国会 農林委員会 第37号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 蚕糸局長に突如と出した要綱についてお尋ねいたします。蚕糸局長はいつも突如として物事を出す人で、この前も蚕糸価格を突如として蚕糸局長が発表して問題を起しておる。今度の場合もまた突如として出しておる。どうも何か裏に突如と出させる糸がついているんじやないかと思われるのですが、一体この要綱を出して整理しようというのは、結局整理の対象になるかま数が、四千がまのうち千百二十か三十、そんなところなんでしよう。それは一体どういう目的をもつて突如としてこの要綱を出して、整理しなければならなかつたか、それについてひとつあなたの御答弁をいただきたい。

第19回国会 農林委員会 第39号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 概況の降霜害の報告について安田さんにちよつと先に伺つておきます。この四月二十一日による被害と、それから四月二十八日による被害、これがいずれも五月六日までの調査の報告となつていますが、四月二十八日の分は累計したものか、二十一日のものと別なものですか。
【次の発言】 これが別々のものといたしますと、二十一日と二十八日のものを合計いたしますと、何といつても桑と茶が多いわけなんですが、桑にいたしますれば、二万二千四百九十四町歩のものと二十一日の一万九千二百二十九町歩というと、約四万町歩の被害があるわけであります。お茶についても、六千十町歩と三千七百九十町歩、合計すれば約百五十万貫の被害にな……

第19回国会 農林委員会 第45号(1954/05/18、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 時間もありませんから、大槻先生に一点だけお尋ねいたします。団体の再編成という問題については、この今出ているものに対して、私は全部不満なんです。それについて基本的な問題として、一体日本の資本主義が今の発展段階から独占的な段階に今入りつつある現状です。このとき過小零細農業経営を母体とする今の農協が、これに対抗して農民防衛が可能であるかどうか、実は私は不可能だという見解を持つております。それについて先生の御見解を……。

第19回国会 農林委員会 第47号(1954/05/20、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 これは当初この案が出たときに、二重加入の問題はどこの県でも問題になつた点ですが、これは小倉さんに聞いておくのですが、目途は一体どこにあるのかということです。どういうことでこういうふうにやつたか。この案が最初に出たときに、全国で問題の一番中心点はこれだつた。一体何の目的で、目途がどこにあつて、こうやらなければいけなかつたかということを、あなたから聞いておきたいのです。
【次の発言】 いま一点。こういうことは逆な場合は考えられないのですか。たとえば中央会が今度監査なり経営の指導をやる。人員がうんとふえて来ると、国の補助が思うように来なくなる。そういう場合に、単協に中央会、全国中央会が分……

第19回国会 農林委員会 第52号(1954/05/27、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 公益事業局にお尋ねいたしますが、この前電柱敷地の問題でやつたのは、今委員長も言われたように十二月であります。そのとき約六点に上る資料の要求をしてあつたわけであります。もう十二月から五月たつてもまだ、その一点も委員会へ資料が御提出にならぬというのは、一体どういう理由で御提出にならぬのか、明らかにしていただきたい。
【次の発言】 資料が出ていたそうですが、私のところに来なかつたので失礼いたしましたが、公益事業局として一体今のような不統一な、しかも農民の耕作に非常な労力と減収をもたらしておる状態において、片方においては電気料の値上げを強引にやろうとしておる。片方においてはその最大な施設で……

第19回国会 農林委員会 第53号(1954/05/28、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 実はMSAの第一船の大久丸が、七千トンですか積んで横浜へ十日ほど前に入りました。ところがこの小麦の品質が非常に粗悪である、こういう情報が入つて来て、この第一船の荷揚げ中に実は行つて見て参りました。日清製粉の波止場へ揚げておるのですが、日清製粉の方々はかわらない、こう言つておるのです。それから現場で吸上げをやつておるところを見たんですが、船員などをつかまえて聞いてみると、大久丸は小麦をしよつちゆう積んでおるようですが、あれに聞いてみるとMSAだから悪いのはしかたがないのだ、非常に夾雑物が多い、それから横浜の所長さんを呼んで来てもらいました。検査を厳重にやつてくれということを頼んだわけ……

第19回国会 農林委員会 第56号(1954/06/02、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 これは第一部長に聞いた方が話は具体的にわかると思うのですが、あなたの方に報告が行つていると思うのです。長崎県の中央食糧株式会社というもの、この問題について何か聞いておりますか。
【次の発言】 これは私のところに具体的な報告が来ているのですが、政治問題とからんで非常に複雑なんですね。これは一応食糧庁が厳重に調査しなければいかぬと思う。なぜかというと、これは知事とどういう関係にあるのか、具体的にわからないが、長崎県の出納長がこの中央食糧会社の取締役会長をやつておるんですな。こんなでたらめなことはないと思う。中央食糧株式会社ですから、これは営利会社です。その営利会社の取締役会長に長崎県の……

第19回国会 農林委員会 第57号(1954/06/03、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 きのう食糧長官に対して、きようの夕方五時までに長崎県のものを調査して当委員会に報告するように言つておりますが、手配をしておるのですか。
【次の発言】 今あなたは倉庫の取消しをされるとおつしやいましたが、当然業務停止をやるだけのことをやつておる。この事件が不起訴になること自体がおかしい。きのうも言つたように、長崎県の出納長が中央食糧株式会社の会長をやつておるというが、こんなべらぼうなことができるのか。これは県の知事と出納長との間のやりくりがあると見ておる。六百袋、三百万円に上るものを、県の係主任が知らない間に農林部長名でやつておる。これは証拠が上つて来ておる。倉庫の取消しくらいではな……

第19回国会 農林委員会 第59号(1954/06/30、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 こまかい問題は小委員会においてつつ込んでやることといたします。私は少しひがみ根情を持つておつて、申訳ないのですが、これは金融資本によるところの蚕糸農民に対する圧力であるという見方をしております。なぜそういう見方をするかというと、少くとも二十九年の四月、五月まで二十三万台を維持していて、いよいよ春繭ができて団協をやらなければならぬ。昨年のように仮渡金をやれるやれないという問題が出て来ておる。そこでこの春繭が出るときになつてから急に二十一万になる。団協のまつ最中になつて来て、最低価格の十九万をちよつと上つたところで何とか押えて行こうではないかという金融資本と製糸カルテルによるところの一……

第19回国会 農林委員会 第60号(1954/07/01、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 一点だけ明らかにしてもらいたいのですが、事業量は減らぬというが、こんなものでは絶対に事業量が減つて来るのは当然なので、これだけの経費ではできつこない。そこで問題は、その減らされたものを一体どこにしわ寄せするかということが、私は一つの大きな問題になつて来ると思う。しかし平川さんが言つたように、国営はよくわかつておるから、そういうものを途中で切るとか、一部打切るとか、そういうことはもちろんけつこうです。私はむしろ国営に一切しわ寄せしろ、こういう考えを持つておる。それはなぜかというと、吉田総理はどうしても外資を導入して――、愛知用水、八郎潟干拓、その他を国営で外資を導入してやるということ……

第19回国会 農林委員会 第61号(1954/07/22、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 それは話が違うよ。大体四千万円というものは四、五月とわれわれは限定してこの委員会で話したのだよ。当然六月を別にして――入れるのは悪いというのではない。今までは、入れるのはよいが、あれは四、五月という限定があるのだよ。それを今度の六月分をその中にほうり込んで、そうして増額もせずにやるということは一体だれがきめたのだ。われわれはそんなことは承服できない。岩手県分の二千万円というものは増額するのがほんとうだよ。

第19回国会 農林委員会 第62号(1954/07/23、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 関連して原さんにお伺いしますが、実は基本的な問題が、日本の農政は割切れていないというところに、やはり問題があるので、昨日も川俣委員が、一体農産物価の価格形成の中に、すべて企業としてのあれが見込まれているかと言えば、それも見込まれていない。それでは補助金政策で行くのかと言えば、それもどうもはつきりしない。そこにやはり基本的な日本の農政の問題があるので、今の金子先生のような議論になる。そこでそういう基本的な問題をどう割切るかということは、あなたと問答してもしかたがない。これは大蔵大臣なり農林大臣とのお話なんですが、具体的な問題を一つ明らかにしておきたいと思うのは、本年も凍霜害で冷害であ……

第19回国会 農林委員会 第64号(1954/08/12、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 ちよつとお先に失礼しますが、この前前谷氏に聞いた点を明らかにしておきたい。あなたはこの前、私のどのくらいあるのだという質問に対して、現在黄変米の手持ちは二百四十トンであるという答弁をしておる。そうすると、この際決算、厚生でやつておる新聞のあれを見ると、十一万三千トンある、そのち三万何千トンは配給してしまつてあと八万何千トンある、こういうのです。そうするとあなたが私に答弁した二百四十トンというのは一体何を基準にして答弁したのです。
【次の発言】 とにかくあと八万何千トンある、それはまだ食つていいか悪いか、結果的には何も証明していない、そういうものを配給するということは、これは国民が総……

第19回国会 農林委員会 第65号(1954/08/30、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 一応確認しておきたいのですが、明朗性の上からいつて馬主を絶対入れてはいかぬ、法律の原案にはそこらの売店まで入れてはいかぬということを規定してあなた方は出しておる。最も利害関係の深い馬主を入れるということは不明朗になる原因です。ところが設立委員の顔ぶれを見ると、馬が大分にいる。われわれは馬主を入れてはいかぬという趣旨だから、理事に入れないでしようね、この一点だけ確認しておきたい。
【次の発言】 粉乳の値段は一体どれくらいですか。
【次の発言】 どういう原因で今五十七円から五十二円になり、また十円値下げの四十二円というあれが来ているか、あなたはどういう方面からこういう値下げが来ていると……

第19回国会 農林委員会 第67号(1954/09/01、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 関連して。この前商社を呼び出したときに、二十七年度までは損害賠償を払つていない、しかし二十八年度から払うことになつた、こうはつきり言つておりますね。あなたも二十八年度からとることになつた、これは決算委員会の方へ私の方で話をしておきましたが、二十八年度で黄変米の国家に対する損害を一体幾ら商社が払いましたか。その金額をはつきりしていただきたい。それから商社別に、どこの商社が幾ら払つたか、そういうこともはつきりしていただきたい。
【次の発言】 公正取引委員会に先にお尋ねいたしますが、実は乳業価格、生乳価格の問題でありますが、これについて独禁法違反の疑いが多分にあるのでございますが、何かこ……

第19回国会 農林委員会 第69号(1954/09/15、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 きのう北海道の農民団体ほか協同組合、道議会等が、当委員会に陳情されたのです。この前の八月十五日のあれでは八一と言つているのですが、きのうの陳情を聞くと、これはとにかく四分作、五分作だというので、稲の現物を持つて来たのですが、もしあれが事実とすれば、四分作、五分作としか見られない。稲が冷害で完全受精していないのですから、九月十五日の定期調査は、北海道は特に力を入れてやつてもらいたい。その結果きのうの陳情の通りだとすると、当委員会から派遣して、現地も視察して何らかの対策も立てなければいかぬ、こう思うので、九月十五日の調査は、北海道は特に力を入れろというふうに、あなたの方から注意してもら……

第19回国会 農林委員会 第70号(1954/09/21、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 資料をこの前要求しておいたと思つたのだが、出ていないところを見ると要求しなかつたのかもしれませんが、工場へ農民から入つて来て、それから市販の市乳になるまでにどれだけかかるかという経費の資料、それをひとつあした出してもらいたい。きようはもうこれで終りですが、あしたは公取にも来てもらいまして、ちよつとやりますからね。ひとつその資料をあしたまで出してください。工場が消費者の皆さんに飲ませるまでに、われわれ農民から集めて、低温殺菌してあれするのに幾らかかるか、その資料です。これは簡単でしよう。それを要求しておきます。
【次の発言】 生のままでいいのです。生産費原価もぼくがこの間要求したとき……

第19回国会 農林委員会 第73号(1954/10/12、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 この問題は、前にも部長とさんざん議論をしたのですが、最後は部長は、これは絶対のものではない。絶対のものでないものを基礎にして供出割当という問題が出て来るから、基本的な作付面積の問題が問題になつて来るわけです。実態において土地台帳を修正するといいますが、土地台帳を修正するなら、まず八千万筆あれば、おそらく七千五百万筆は修正を要すると思うのです。実際役場に備えてある土地台帳と実態面積の食い違いはほとんどあります。最も卑近な例で言えば、東京のような、土一升金一升というような所で、十八坪の登記面積が、実測してみれば二十四坪あるとかいうような、全部の食い違いがある。これは前にも申したように、……

第19回国会 農林委員会 第74号(1954/10/14、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 第一点は、このごろ保利農林大臣が当委員会で、この連絡本部は昨年の対策本部と全然かわらないという答弁をしておる。あなたの言うことはこれと食い違つておる。閣内不統一いかん、これが一点。それから第二点は、足鹿委員の質問の、八十億を事態によつて増額する意思ありやいなや、これが第二点。それから第三点は、昨年の凶作対策を知らずして、本年の災害対策は立たないのであります。それはたとえば二百二十億の昨年の営農融資に対して、ただちに凶作の農作物災害のひどいところに何らかの立法措置をとらなければならないというこの現実の事態に対して、あなたはどのように考えるか、この三点。

第19回国会 農林委員会 第75号(1954/10/19、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 この対策は、なくなられた金子委員などが熱心にやられて、去年当委員会で決定して、農民に非常に感謝されたものを踏襲したもので、ここに並んだものは非常にけつこうです。けつこうですが問題は資金源の裏づけになるんだ。資金源の大わけは、二十日にそれをとつてまとめても、二十二、三日になるだろうから、今週一ぱいかかるだろうと思う。そこで、緊急の問題として十一月十五日に返す飯米の処置がある。去年の飯米処置を、無償貸付を受けたものを、十一月十五日に返さなければいけない。とすると立法措置が必要になつて来る。行政措置ではこれは困難じやないかと思う。この問題が立法措置として一点出て来るわけです。  それから……

第19回国会 農林委員会 第76号(1954/10/20、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 土地調整委員長の我妻さんにお伺いいたします。土地調整委員会の性格と申しますか、一体どこまでの権限を持つておるのか。第一点にお伺いするのは、防除施設についての何らかの発言なり警告なりの権限が土地調整委員会にあるのかどうか。  それからもう一つは、当然起るべき補償の問題について土地調査委員会はいかなる権限を持つているか。これを委員長から承りたい。
【次の発言】 一体鉱山局はこれの採掘認可について、鉱毒の問題というものは起らないという考えで採掘の認可をしたものでしようが、または、起るが、防除施設を完全にすれば農作物被害はないという観点に立つて認可をしたものでしようか。

第19回国会 農林委員会 第78号(1954/10/22、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 畜産局長にまずお伺いします。重大な段階に来ているので、これは農林大臣か政務次官に出てもらわなければ解決できない問題です。しかし政務次官が四時でなければ来ないというから、一応保留して、まずあなたに取引の現況の説明を求めます。
【次の発言】 そういう漠然としたことを聞いているのではないのです。紛争をしている現状を聞いている。どういう紛争が全国的に起きているか。その紛争の実例をあなたにあげてもらいたい。
【次の発言】 これはただいま配られた資料であるが、先ほど陳情にもあつたように、支払い停止をやつたところがあるのは御承知でしようか。乳代金の支払い停止をやつたところがあるかどうか。それから……

第19回国会 農林委員会 第80号(1954/11/13、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 公正取引委員会に先にお伺いします。事務局長御承知のように、この問題は九月一日から本日まで三回にわたつて公正取引委員会の活動を促しておるわけです。当委員会の決議におきましても、すみやかにこれに対して、行政的な強力な指導措置をとれということや、あなたの方の活動を促す決議をしておるわけです。いろいろな受乳拒否の内容証明であるとか、代金支払い停止の証拠書類というようなものを、おたくの方が調査したのではなくして、われわれの方が調査した資料を全部そちらへお出ししてあるはずです。それがどういう結果になつておるのか、全然まだこれをどうするかという態度の決定さえないということを仄聞しておるのですが、……

第19回国会 農林委員会 第81号(1954/11/18、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 大蔵大臣にお伺いします。さつき再度にわたつて温床苗しろの助成金を出さない、それは百姓がもうかるのだから、百姓が自分でやればいいじやないか。そういうお話でしたが、一体どういう基本的な理論的根拠に立つて大蔵大臣はそうおつしやるのか、その見解を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 そうすると、効果が上つて来たからやらないといえば、温床苗しろの助成金にかわる代金が農民のふところに入つているというお考えですか。
【次の発言】 それは大蔵大臣、あなたはあまり百姓を知らな過ぎる。われわれ農民は別にこじきじやないのですよ。ただ何でもくれくれと言つているのじやないのですよ。温床苗しろの代金そのも……

第19回国会 農林委員会 第82号(1954/11/19、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 きよう配られた資料に、食品衛生法解釈上の疑義というものがありますが、一応これはもつともにとれるのです。一応もつともにとれるんだが、私は現実の問題を考えてみると、これは非常に楠本部長までこのごろ軟化して来たという感じを受けるのです。これはあの大きな業界の圧力、もつと端的に言うならばいま一点は面子に非常にこだわつておる。かつて低温か高温かで大分問題になつたときに、結局どつちともつかないで、サムスというある司令部の人の指示によつて低温をやつた。しかも厚生省が今まで低温指導をやつて、相当な資金が低温殺菌のために使われて、低温殺菌施設が設けられた。この低温殺菌施設が設けられたその方の圧力が相……

第19回国会 農林委員会 第83号(1954/11/29、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 農薬の問題だが、六億五千七百万円、これは閣議でいつか九億という決定をしたのと一体どういう関係なのか伺いたい。
【次の発言】 そうすると、その閣議決定の九億とは一体どういうことでこういうふうに減額になつたかということと、いま一つは本年度の一般の二億というのは一体どうなつておるか。
【次の発言】 いま一点。保温折衷苗しろの今までの大蔵省との折衝経過並びに対策本部との折衝はどういうような経過をたどつておるか、その点を伺いたい。
【次の発言】 折衝過程において大蔵省が前の建前をくずさず、絶対認めないというのか、それとも二億一千万円の請求に対して若干出そうというのか、その折衝過程をざつくばら……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 農林委員会 第1号(1954/12/01、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 資金源の問題ですが、これは実際たいへんなんですよ。この前小笠原大蔵大臣が来たときにぼくはここでよく言つておいたのです。たとえば今年の災害地において、宮崎県の場合を見ても、九月末現在の貸出しが十五億九百万円あるのですね。そのうち借入金でまかなつておる額が八億七千六百万円、貯金が七億四千四百万円。農民貯蓄を食い込んでみんな貸し出しておるのですよ。それから青森の場合なんかでもそうなんですね。信連の貸出しが二十二億二千万円、借入れが十八億五千万円、貯金が二億しかないのです。これはとんとんで、農民貯金の二億をみんな食つておる。岩手の場合においても、今度の冷害地を見てみれば、二十二億の貸出しを……

第20回国会 農林委員会 第2号(1954/12/02、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 政務次官にお伺いいたします。風害木の処理については、もちろんこういう方面もうんとやらなければ、おそらくこの処理はつかないだろうと思う。それについて、この法案の中で非常に欠けておることは、個人の住宅あるいは農家の納屋、それに付随する生産施設的建物で、非常に破壊されておるものがあるわけでございます。そういうものに対しての何らかの処置を講ずるのが、被災地に対する温情のある政治ではないか。私はそれが妥当だと考えるのでありますが、この個人用住宅に対して、政務次官はそういう必要はない、公共用さえやればよろしいというお考えですか。それとも、それも気の毒だから何とかしてやりたいというお考えですか。……

第20回国会 農林委員会 第3号(1954/12/03、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 羽田政務次官も御承知と思いますが、われわれは七月から、本年も冷害じやないかというので、数回にわたつて中央気象台に御足労を願つて、気象通報並びに災害状況の御報告を願い、その他ずつと九月の末まで研究を続けたことは御承知の通りです。なおわれわれは天気以外にも、作物報告事務所長を呼びまして、作況についていろいろな事情を聴取したのです。しかし七月において米麦を安売りしなければならないほどの大雨があつたという報告は、私は中央気象台からも作物報告事務所からも聞いたことはない。この点について政務次官がもしお開きでしたら――おそらく政務次官もお聞きではないと思いますが、もしそういう米麦を安売りしなけ……

第20回国会 農林委員会 第5号(1954/12/06、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 絶対反対とさつき言い切つているんだから、どういう根拠で、通つた法案に対して絶対反対なのか。絶対反対という見方は一体どういう見方か、明らかにしなさい。(「七十三条を解釈してみい」と呼び、その他発言する者多し)明らかにしなさい。あなたはさつき、通つた法案に対して絶対反対という言葉を使つていますよ。全員聞いていますよ。その絶対反対という言葉は政府のどういう立場から、通つた法案に対して、議員の審議権に対して、絶対反対という権限の抑制ができるのか。その根拠から明らかにしてもらいたい。


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 農林委員会 第8号(1955/01/22、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 それでは湯河さんにお伺いいたします。農業手形制度というものに対して、湯河さんはどういうお考えを持っていらっしゃるか、まず第一点としてこれを明らかにしていただきたい。
【次の発言】 抽象的にお役に立っているということだけでなくして、今の農業手形制度が、農林金融全体あるいは農民の経営資金に必要欠くべからざるものの段階に入っておる、要するに農民の中に溶け込んだ手形制度だというお考えですか。それともこれはその溶け込んでないのだ、こういうものはいつ廃止してもいいのだというお考えなんですか、どっちなんですか。
【次の発言】 あなたは抽象的なことから必要だと思うと言うのですが、私は必要欠くべから……


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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 農林委員会農業共済制度に関する小委員会 第8号(1953/09/03、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 奥井さんにちよつとお伺いしますが、個人的な保険掛金が末端農民までに行つていない、災害の補償地が末端農民までに行つていないのが四〇%近くも計算すればある、そういうお話がさつきあつたのですが、どういう理由で一体これは行かないのか、その原因の御調査の結果をお話願いたいと思います。
【次の発言】 実は共済の問題については相当スキャンダルがあるのです。私らも数多く聞いております。今某県においては一千数百万の問題が検察庁の手に移つておるというようなことを聞いておるのです。もちろん農家の事情はわかりますけれども、要するに末端に行かないで相殺するとか、そういうことから全国に多くのスキャンダルが出て……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第2号(1954/04/22、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 まず山田さんにお伺いいたしますが、大前提として輸出生糸すなわち輸出増進のための金融はこの際特別に扱わなければならぬ、こういうのが先ほどの御趣旨であつたと思うのでありますが、一体輸出生糸であるか内需生糸であるかということを、どういうところで、どういうふうに差別をして手形扱いをなさるのか、具体的にひとつ御説明を願いたい。
【次の発言】 われわれが心配するのは、結局購繭資金が、先ほど小野さんも申されたように、円滑にまわらないと、現実に弱小製糸など農村に入つて繭値だけは競争でつり上げて買つてみたが、農民に対する支払いが現在においてもまだ決済がつかない。しかもその製糸がもう倒産の寸前にあると……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第4号(1954/07/20、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 まず蚕糸局長さんは御赴任したばかりでよくわからないようでありますが、少くとも前議会から引継ぎになつております繭糸価格安定法の一部を改正する法律案、これは継続審議になつておりますから、いずれこの十月の議会で審議しなければならないのでありますが、この法案に対して継続審査を現在やつておるのですが、どういうところに問題があり、どういうところが今後この法案の中で考えて行一かなければならない点だということは、もちろんいかに御赴任早々でもお考えになつておると思いますが、それについての御意見をまず第一点にお伺いいたします。
【次の発言】 この法律案について、あなたは、これは農民のためにもなり、製糸……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第5号(1954/07/21、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 玉糸の問題で、大林さんにちよつと伺いますが、先ほどあなたは、二箇月分で三億七千万円あれば可能であるとおつしやいましたが、この二高力分という意味は、どういうことですか。安定帯価格を維持するため、二箇月分三億七千万円あればという意味ですか、その点いま少し明確にしていただきたい。
【次の発言】 それでその三億七千万という数字は、総生産量の何パーセントというふうな御計算をなさっておられますか。
【次の発言】 あなたの方で、この前寺内さんが二二五中は内需が全然ないので、一一〇中の方に転換して来ているとおつしやいましたが、一一〇中なら一体内需との関係はどうなんですか。買い上げた糸が輸出にならな……

第19回国会 農林委員会蚕糸に関する小委員会 第8号(1954/10/22、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 現在における輸出の状況、国内消費の状況とか、または今の蚕糸局としての玉糸に対する今後の国内需要の見通し、輸出がどういう希望を持てるか。それからこれが決議をされて買上げ対象になつた場合、その輸出がもし将来においてとまつた場合、国内需要としてどういう処置がとれるかというような蚕糸局の将来に対する見解、そういう点について、いま少し具体的に説明してもらいたい。
【次の発言】 それで、もしこれが輸出の方が困難になつた場合に、国内転換の方策は、何か今から考えておられるかということと、それから外国へ玉糸を輸出して、その織物が一時の流行かもしれぬが、相当売れる、こういう事実に着眼して、そういうもの……

第19回国会 農林委員会食糧に関する小委員会 第1号(1954/07/02、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 私は方角をかえまして、はなはだ失礼な質問ですが、一体輸入小麦をお扱いになつた場合、MSAの場合と、それから民貿の場合と、政府契約買付の代行の場合と、皆さんの商社のマージンというものは、どういう契約のもとに、大体どのくらいちようだいできるものか、それをひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 それは〇・五%以上ということですと、二割でも〇・五%以上ですし、いろいろ取引上の都合によつて、それ以下の手数料でもやらなければならない場合もあるでしようが、政府買付とMSAの場合の手数料は、大体平均してどのくらいになるのでしようか。

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第1号(1953/12/15、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 小倉さんにお伺いいたします。あなたがこうやつて指示を十月二十三日に出しておる。その食い違いの問題なんだが、十月二十三日にあなたが指示を出して、県からすぐにこれを積み上げて来いということは、何だか積み上げて来た数字が正しいか正しくないかの基準をあなたはお考えになつておると思いますが、その基準は十月十五日の作報の指数というものを基準にしているかどうか、まずそれからお伺いしたい。
【次の発言】 これは基本的に今度の抜本的改正の問題でも出ているんだけれども、この間も参考人を五人も六人も呼んでみても、決定的な評価のきめ手がないということが問題なんですね。これは前申し上げなかつたけれども、長野……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第2号(1953/12/17、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 問題になつている保留点は三点あるわけでございますが、今小倉局長の言いましたように、大体二・八倍くらい、実績から言えばそうだろう、こういうことで、基本的にこの農業災害補償制度を抜本的に政正をするというわれわれの目標は、社会保障という対象に農民を考える、こういう基本観念に立つて、農民の自主的な純粋な共済制度であるべき筋と、社会保障という筋と、この三つの大前提を立てて、この案が委員長試案としてつくられたわけであります。もちろんわれわれは全然国家財政を無視するものではないが、少くとも基本的な観念において、農作物を、農民を社会保障の対象として考えるという、この一歩前進した考え方からいうならば……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第3号(1954/02/25、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 保険課長にちよつと伺いますが、この前小委員会であなたは、大体目の子勘定で現在の財政負担の二・八倍になるとおつしやつたが、その後若干それについて具体的な計数整理をおやりになつたか、おやりになつたのならば、大体七割をやつた場合にどのくらいの財政負担になるか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 その三割以下はずつと今までで行つて三割以下のものはずつと自主的な共済制度にして、三割以上の共済制度に対して実質損害の七割を目途として補償する、大体こういう考えだつたですがね。それでこの前保険課長は大体二・八倍くらいになりやせぬか、こうおつしやつたのだと思いますが、その後は、大体その三割くらいの……

第19回国会 農林委員会農業災害補償制度に関する小委員会 第4号(1954/04/21、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 問題は三点でございます。なおこの試案が通つても、前に農林省の方から出されたるところの農業災害補償制度改正に関する問題、これを見て行くと、なかなか実際にこれを行うまでに、法律の作成それから事務的な整理など、態勢を整えるまでには相当な困難があると思うのであります。しかし最初の衆参両院の合同小委員会にはつきり打出されたように、要するに農作物を社会保障の対象にして、そうして農民をやがて社会保障の対象として持つて行かなければいけない、こういう基本的原則のものに立つてつくられた試案としては、私は、二十回近い小委員会を開いて論議を尽され、小委員長がこの結論を出されたことに対して、非常に感謝するも……

第19回国会 農林委員会林業に関する小委員会 第7号(1954/09/02、26期、日本社会党(右))

○中澤委員 治山治水事業の問題ですが、非常に役所間の統一というものがとれていないんじやないかという感じを持つのです。それはどういうことかと申しますと、たとえば私の方に一箇所ある地点で下に犀川が流れている。その上に林地があり、その上が農地になつている。ところがこの川の底をみなさらわれてしまうために地すべり地帯で、一昨年においても二十町歩くらいの大地すべりを起した。そのためにたとえば林野庁の方で上の山林をやつてもこれはだめです。その下の河の基盤が直つてないから。そういう点について建設省と林野庁と農地局と三つ関係する問題が出て来るのです。ところが農地局の方は、これは田でございますが、この二十町歩が全……



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データ更新日:2023/02/05

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