このページでは中沢茂一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○中澤委員 昨日、農林大臣の御都合も聞いて、理事会を開いて、十時に御出席を願って、午前中この法案の総括審議をやる、こういうことでございました。われわれ別に底意地の悪いことを言うのではない。大臣の忙しいのは十分承知である。しかし、国会の運営というのは、委員会が中心でなければならぬ。それがいまの制度だと私は思うのです。だから、十時に御出席を願うように、こちらを中心にものを考えてもらわなければ困る。向こうは予算委員会であらゆる議論が出るわけでありますが、一人の質問者から決して一つの問題ではないのですから、そういう点は、答弁の時間を一番うしろにしてもらうなり、やりくりが予算委員会はできるわけです。ほか……
○中澤委員 御承知のように、昨年十月に、乳業会社が一方的に乳価の値下げ通告を略農民に出したことから、問題が紛糾して、十一県で紛争を起こし、そのうちの三県が中央調停へ持ち込んで、何か仄聞すると、十数回の調停委員会が東畑君を中心に開かれているそうですか、その経過について、一応畜産局長から説明をひとつ。
【次の発言】 その調停審議会に持ち込む前に、政府は一体いかなる処置で対処したのか、それをまず明らかにしていただきたい。
【次の発言】 一体、少なくとも政府の農業政策の基本的な方向である畜産の、しかもその大宗の酪農問題を、単に円満なあっせん調停を乳業会社に要請した、そんななまぬるいことで、この問題が解……
○中澤委員 日韓会談で大臣もだいぶお疲れだし、ちっとも御出席にならぬもんで、問題は一歩も前進しておりません。そこで、本日は、緊急を要する酪農の問題について、基本的な乳価の問題、それから飼料の問題、学校給食の問題、これはいずれ同僚の足鹿、湯山両君があとでいたしますが、中央調停について、一体大臣はどういう見通しを持っておるか、これをまず明らかにしていただきたい。
【次の発言】 中央調停の出足は、先ほどもここで陳情を聞いたわけですが、御承知のように、十二、三県で紛争が起きた。その際、酪農生産者団体があなたに陳情したとき、それは県でやっていてもだめじゃないか、中央調停に持ち込んでこい、そうすれば、おれ……
○中澤委員 関連して。今後起こる問題で会計検査院はどういう立場をとるかですが、御承知のように林野業基本法の審議をいたしまして、その過程でいま政府が農業政策転換で大きく打ち出しておる構造改善事業というのを、毎年三百カ所、四百カ所とやっておるわけです。それに対して共同牧草地の設定とか、今度は買い上げのほうじゃない、開放のほうなんですが、開放の場合、たとえば共同牧草地をつくるということで一部開放をやった。その場合、たとえば接続地に観光として地所があったと仮定します。その観光地としての地所価格というものは、相当高い価格で買われていた。その場合、国の開放の場合は、農業政策の転換という大きな政策目的から一……
○中澤委員 何といっても災害が出て一番迅速性を要するのは調査なんですが、四月末の福島の災害がまだ具体的に――ようやく何か聞くと四、五日前に資料があがってきた、そういう一体緩慢な調査で、特に凍霜害対策なんというのは事後対策で相当可能であるのだから、そういう点は少しどうも役所仕事過ぎやしないか。なぜもう少し作報を督励して、少なくとも一週間ぐらいで災害統計ぐらいまとめて出せ、そのくらいに迅速を要する事項だ。そういう点についてどうして一体そう日がかかっておるのか。例の福島、山形の災害があってから、もう相当な日時がたっておるけれども、ようやくいままとまりそうだというような答弁では、おかしいじゃないか。も……
○中澤委員 コンニャク問題というのは、御承知のように、レモン問題から一つの問題が関連して出ているわけで、むしろ農林省に聞くより、通産省をいま呼び出しておるわけですから、通産省に少し確認しておかなければならぬ点があるのです。 そこで、農林省としては、基本的な政策の角度をどこに置くのかということ、これはひとつよく考えてもらいたい。いま栗原君が言われたこんにゃく協会の問題、これはなるほど生産者のために真剣にやって努力しておる役員諸君もおるし、これは批判も一部にはあるが、しかし、私ば、この問題は、基本的に価格安定政策をどうするのかという、基本的な政策的立場から、一度農林省に再検討してもらいたい。とい……
○中澤委員 関連して一問。 いま芳賀委員からも触れられたけれども、ことしは二十号台風以後の天候が御承知のように非常にくずれているわけです。現に第一期四県は三日間だけ延期したが、三日間延期しても、ほとんど長野県の場合なんか出ていない。そこで、実は政務次官に初めてお目にかかりますが、だいぶ歯切れのいい御答弁をなさっておりますが、本日私は大蔵省へ行って澄田次長や諸君に会って、二期がこれだけ出ないのならば延ばしたらどうだというお話をしたところが、農林省から何にも言ってこないと言うのです。これでは一体農林省は何のための農林省かと私は言いたいのです。これだけ多くの全国の農民が、新潟、長野はじめ福島、山形……
○中澤委員 まず最初に総理に質問申し上げます。 本年度予算案は、われわれ社会党の立場からいえば、安定成長に矛盾する予算である、またはひずみの拡大予算である、あるいはこれは総花予算ではないか、われわれはこういう批判を持っておるのであります。しかし、政府としては、いろいろ総理以下閣僚諸君の御発言を聞いておれば、これは社会開発の夜明け予算である。こういうふうに謳歌するでありましょうし、また先進国への橋渡し予算である。政府はいよいよ後進国から先進国へ本年度の予算をもって橋渡しをしておるんだ、こういうように謳歌されておるようでございます。しかし、そういうような社会開発の夜明けというようなムードで本年度……
○中澤委員 関連して……。いま大臣は質問しないところまで答弁していましたが、これは、そこの点は特に答弁要領の中に重点的に書いてあると思うのです。それは、大臣は、さっき輸入したって数量的にたいしたものじゃないのだから、それは市況を乱すようなことは云々と答弁されたけれども、実際中共生糸が入ってきて投げ売りをやった某製糸家があるのではありませんか。そのために四千六百円まで下がっていったということは、もう実績が示しておる。これは大臣が、質問もないのに、うしろのほうで規制措置を講ずると読んでいましたが、これは私は問題だと思うのですね。この法案というものは、私は蚕糸業振興審議会でさんざんあなたの前で議論し……
○中澤委員 参議院でも二時から災害対策をやるようですから、基本的な点について一点だけお聞きしておきたいが、いま各委員の質問に対する政府関係者の答弁を聞いておると、災害が起きてないじゃないか、だから予防措置じゃないか、こういう答弁が全部と言ってもいいと思うんです。現実に災害が起きているんです。たとえば県道が四十メートルも地割れしてしまったとか、あるいは、個人災害ですけれども、屋根がわらがみな落ちているとか、現実に災害が起きているのに、これは予防対策だという考え方自体が私はおかしいと思うんです。やはり災害法の適用をこの際やるべきである。細田副長官は非常に御努力を願っておって、私は感謝していますが、……
○中澤委員 いろいろ災害対策特別委員会で御調査願って、いま渡辺委員から御報告があったのですが、各役所の皆さんもおいでですから、問題点はどこにあるかということは、いまの御報告を聞いていただいて大体おわかりだと思うのです。瀬戸山本部長はじめ細田副長官非常に御努力を願いまして、調査班も調査をしていただいて、国のやった施策は大体八〇%くらいは合格ではないかと思います。ただ、末端にいきまして、中間でいろいろパイプの詰まっておる面があって、御努力を願ったのが末端にそのまま直接浸透していない。ここにやはり問題が一つあるわけでございます。災害救助法を発動しないでなおここまでの対策をやっていただいたということは……
○中澤委員 松代地震対策については、政府も非常に積極的に御努力願い、各役所もいろいろ御努力を願って、まあ大体八〇%ぐらいは対策がなったわけでございます。そこで、ここで特に要望を申し上げておきたいのは、実はおととい四・五がきて、新聞では、被害なしとありましたが、私のところへ電話で地震のたびに町役場や何かから報告が入っておりますが、やはり若穂町では、山新田を中心に石がきのがけくずれが起きて、非常な被害を出しておる。そういう事態でありますし、問題はいろいろ懇談会で煮詰めていただきまして、前進しましたが、あとまだ三、四点問題があります。いずれも大臣においでを願って確認しなければならない事項でございます……
○中澤委員 大蔵大臣、あなたは経過を知らぬようだから。予算委員会で、これを減免しましょうという田中大蔵大臣の言質から問題が出てきたのです。そこで、それならば減免をやろうというので、実は赤城農林大臣、田中大蔵大臣とわれわれ予算委員と大蔵委員が入って、三回にわたって去年会合しているのです。では四十一年度からは何とか方法を考えましょうと、経過はそういう経過なんです。そこで、それならばこれは予算で起きた問題だから、予算委員会の中にガソリン税小委員会をつくって、ここで四十一年度までに煮詰めようという約束なんです。ところが、予算委員会に問題のたびに小委員会をつくるというのは一つの悪例になる。おたくの自民党……
○中澤委員 私は日本社会党を代表し、昭和四十年度第二次補正予算の組みかえ案の提案理由を説明いたします。 昭和四十年度第二次補正予算は、その形式においては本年度予算の補正にすぎませんが、その財政的、政治的な意義は、その形式を越えてまさに画期的なものであります。なぜかといえば、それは本補正予算が、その財源措置として公債発行を含んでいるからであります。これは、昭和二十四年度予算がいわゆるドッジ均衡予算として編成され、以来実に十六年ぶりのことであり、わが国の戦後財政史上一つの転機を画しております。しかも、この公債発行の方針は、明年度予算にそのまま引き継がれ、わが国財政は、この補正予算を契機として再び……
○中澤委員 冒頭、運輸大臣、若干所用のある予定のようでございますから、総理と運輸大臣に質問をいたします。 国鉄運賃の値上げ問題について、御承知のように、いまこの改正案が運輸委員会にかかっておるようでありますが、総理が総裁をしておる自民党側で四、五日前からこれを強行採決しようというようなかまえがあるのでございますが、これは、御承知のようにこの補正予算はまだ当委員会にかかっておるのでありまして、補正予算が通らないのに運輸委員会で審議の強行突破をやるというようなことは、この際慎んでもらいたい。もしそれをやるならば、ここからまた当通常国会の不正常化の問題が出てくる。少なくとも当予算で補正が通過するま……
○中澤委員 物価問題懇談会が本年度米価の決定について、あなたに一つの建議と申しますか、答申と申しますか、出しましたが、それに対して、経済企画庁長官としては妥当な意見であるとお考えか、それとも、これは農民のために妥当でない意見とお考えか、まずそれからお伺いいたします。
【次の発言】 私はあれを読んで、これは農業の「の」の字も知らない連中が集まってかってな議論をしているんだなという感じを受けたのです。まずその中で、米はいいじゃないか、外米の安いものをどんどん輸入したらどうだという輸入論というものに一つの柱を置いておる。一体米がそう懇談会で言うようにどんどん輸入できる情勢にあるとお考えかどうか。
○中澤委員 関連して木村さんにちょっとお伺いしておきたいのは、異常に隆起して、ことしの四月の隆起から見て二倍、三倍の隆起を東南部がしておる。これはどういうことか。隆起しているなら、われわれしろうと考えで、どこか若干へこむところがあっていいのだが、へこむところはちっともない。新聞には書いてなくて、隆起のほうだけが異常に隆起しておる。どういうことかちょっとわからぬので、お聞きしたい。
【次の発言】 土の下のことはどうもわからないが、このごろ予算委員会の調査で内之浦にミューロケットの調査で二十四日に行ったが、あれ一発上げるのに二億かかるというのです。うまくいけば衛星になるかもしれないがということを糸……
○中澤委員 建設大臣に現地へ行っていただくのもなかなか困難ですし、大体図面で概略御承知願っておいたほうが今後の対策にいいのじゃないかと思うのです。 いままで一年半にわたって、非常に協議会長として御努力を願ったし、また前の細田副長官もたいへん御努力をしていただいて、われわれも被災地の皆さんも感謝しております。上村さんは就任されてすぐ飛んでいってこの現地を見ていただいたわけですから、上村さんはよく御存じだ。 これが牧内地区の崩壊したところで、この間井出先生を案内して一日現地を全部見てまいりました。これは信州大学の地質学教授の杉山先生が郷原という助教授と一緒に十日間実地に山の中を全部歩いて踏査さ……
○中澤委員 関連して。 私は、総体的に農林省が萎縮しているのではないか、もう少し積極的に大胆に大きな農業のビジョンを出すべきではないですか。今度武田さんは次官になられるのだし、大臣がだれになろうとも、ここにおられる優秀な人材の皆さんがそういう一つのビジョンづくりをやらなければ、大臣がだれになったってどうにもならない。たとえば、建設省の道路整備五ヵ年計画四兆何千億、それから港湾整備十カ年計画何兆何千億、それから自衛隊までみんな一つの計画、ビジョンを出しているのですよ。ところが農林省は、見ていると、一つもそういう将来に対する大きな計画と抱負というものが出てこない。そしてその場当たりの農政にきゅう……
○中澤委員 大蔵大臣、これは食管特別会計で組むのか一般会計で組むのか、その辺をちょっと明らかにしてください。
【次の発言】 一般会計で補正をするとすると、財政法の二十九条によって補正をやるということでございます。財政法の二十九条のどこをもってこの五十億の補正をやるか、それを明らかにしてください。
【次の発言】 そんなことは答弁になりませんよ。緊要なんということは、もう昨年から米の需給状況の悪化というものはわかっているんですよ。しかも予算編成のときに、それならばなぜそういう編成方針でやらなかったのですか。緊要などという要項、そういうところで大蔵大臣逃げようなんということはひきょうですよ。緊要な事……
○中澤委員 関連一問。私は、二十八、九災害、三十一災害は現地調査の一員に加わりました。今度は現地調査をしていませんが、しかし、今度の災害は、陳情その他を聞くと、北海道の農作物総収入か大体九百億前後ぐらい、その中で五百億の被害ということは、これは容易ならぬ事態だと思うのです。そこで、基本的に、一体寒地農業というものをどうするのかということを――これは東北、青森をも含めて、各地農業のあり方というものを農林省は再検討する必要があるんじゃないか。特に今回の災害では根菜類の被害がわりあいに少なかった。こういうことは、一体あのビート、甘味資源の自給政策というものはどうなってしまったのか。おそらく、政府があ……
○中澤委員 芹澤先生にちょっと伺いますが、アメリカでは成長率が三ないし四で、例のクリーピング・インフレーションが問題になっているわけです。ところが、私はどうも日本の三十五年からの池田政策は、本年度の財投合わせて五兆三千億という、こういう膨大な予算を組んだものは、もはやクリーピング・インフレーションの段階を過ぎて、インフレーション段階へ入るのじゃないか、その徴候としては、国会で連日論議しておるのですが、物価問題が、もうすべてが上がってきちゃった、この悪循環が次から次と積み重ねられておる、こういう形がもうはっきりと出てきたのじゃないか。実は平和経済会議の高橋先生や、あの皆さんに数回にわたっていろい……
○中澤分科員 関連質問。私も、大臣、審議会の委員なんですが、総会で小委員会をつくることを了承して検討しようということになったのだが、そのときあなた都合が悪くて出席できなくて、舘林君が来たのです。舘林君には一応念をついておいたのですが、安定帯構想というのも、これは、要するに、繭糸価格安定法の大幅な帯の中でまた小幅をつくろうということです。そこで、一つ問題なのは、若干不安のあるのは、それによって政府が責任のがれをしないかということです。農民も金を出し、政府も金を出す。ところが、その資金範囲というものは極小なものなんだな。そういう場合、政府は、いまの安定法の大幅値幅をとっている限りは、これを守り切れ……
○中澤小委員 関連。
去年の十月の予算委員会で政府側答弁で、たしか数量は四十一万五千キロリットル、それから、それに対する税額は百二十九億円という答弁をしているのです。その数量は再検討し直すということですね。それだけ一応はっきりしてもらいたい。
【次の発言】 そうすると、推定数字じゃなくして、去年の答弁の百二十九億円、四十一万五千キロリットルということを、どうせ来年度のものですから、予算編成には推定のものを出さなければならないのですよ。その数字というものでいままでの消費動向の伸び率をかけて出していくということはやらないで、いま一度実態調査をして、再検討し直して四十二年度の数字を出すということで……
○中澤小委員 まず第一点、大蔵省にお伺いしておくことは、これは三年越しの懸案になっておる問題でありまして、当然われわれは原則的に税の公平という立場から減税すべきである、こういうことでいままでわれわれは主張しておるわけでありますが、それについて、これは販売先課税であるから減税できない、減税するには千数百人の税務署員、徴税組織を再強化しなければできない、こういうことで、一昨年から振りかわりとして、農用ガソリン免税等、こういうふうになった経過があるわけでありますが、減税がどうしてできないのか、その理由を大蔵省からひとつ明らかにしていただきたい。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。