このページでは中沢茂一衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○中澤委員 地震対策の前に、一応委員長にお願いしておきたいのは、この晴天があと四、五日続いたら、干害は加速度的に広がるという特徴があるんです。われわれもずいぶん災害を扱っていますが、あと今週一ぱいこの晴天が続いたら、被害は、いま十二万七千ヘクタールという御報告がありましたが、おそらく処置ないような事態が局部的に出てくるのではないかと思うのです。そこで委員長に要望したいことは、もし今週中この晴天が続くならば、来週はどうしても、利根水系――いまいろいろ問題になっている多目的ダムが、何のためにつくられているのか、わけのわからないような御答弁だが、特にこの多目的ダムの調査と、それから利根水系の干ばつ状……
○中澤委員 関連して。 どうだね、変える考えはないかね。国民経済だとか三十億だとかいう話があったけれども、農民から言わせれば、そんなことはおかしいのだ。全滅しているのですからね。あなたは、さっき、上司や大臣にもあれして検討すると言っているが、きょう実は大臣の出席要求をぼくはしていたのですが、どうしても農林水産委員会で漁業をきょう上げるから、頼むという。来なければ来ないでいいが、どうするのだ。至急検討するという約束は電話でしてもいいわけだ。何とかこれを変えようじゃないか。災害のときには、国民経済なんて、そんなでかいことを言う必要はないのだ。中近東のあらしでもきたときは、国民経済と言っていいが、……
○中澤委員 関連。答弁は要らぬけれども、建設省はもう被害額まで出してあるんだから、やっているんだろう。農林省は農政局をつくって二重行政になったから、ぼくがいつも文句言うように、もたもたしているんだよ。こういうものは迅速を要するのですよ。農民は非常にぼう然自失しているときなんだから、作報を動員して至急被害額を出して、激甚が適用できるならできると早くきめてやらぬと、手のつけようがないんだよ。一年じゅうの収穫を全部やられちゃっている。高原野菜よりほか収入がないところなんだからね。建設省はもう数字を出してきているじゃないか。だから、農林省はいま少し早く査定をやって、現地の作報を督励して至急被害額を出さ……
○中澤委員 ちょっと関連して。 これは政治問題で、いま副長官が、本会議で総理が融資その他でと言ったのですが、これはわれわれ長年災害に取っ組んでいるが、個人災害と小災害は全く処置なしなんですよ。これを機会にやはり一歩前進する体制をつくらなければ、いつまでたってもこれが問題なんです。そこで、石橋君、河上君から質問があった問題ですよ。農地は個人の所有を最高三十三万まで認めておいて、宅地に対しては何らやらないというのは、これは全く矛盾なんですよ。先ほど天野君の言った問題だってそうでしょう。宅地に対する災害復旧、これは大蔵省の言い分は、私ら長い間やっているからわかっているんだが、金持ちも貧乏人も一緒に……
○中澤委員 大臣、非常に時間がないようですから……。実は、この果樹問題というものが、御承知のように関税定率法改正から非常に重大な問題になっているわけです。政府も、島口委員も言っているように、選択的拡大じゃないかといって基本法で農民を指導しておきながら、いまになって、ミカン地帯においても年間一万ヘクタール近い増産になっていて、このままいけば果樹の危機はもう現在来ておるし、果樹農民がどうにもならない立場になってくる。そこで、消費拡大方策としてわれわれも長い間検討してみたが、いまもたいへん輸出の問題が出ておりますが、これにあまり大きな期待を果樹農民としてはかけることができない。どうしても国内で消費増……
○中澤委員 山添参考人にお伺いします。例の審議会ですね。私も長い間蚕糸業振興審議会委員として会議に参加して、たまたま政府を呼び出してごてて、山添会長運営に困ったようなこともありましたが、審議会から国会議員を学識経験者としてはずした審議会というものは、非常に空疎な議論になっておるということを聞いておるのです。畜産振興審議会で国会議員をはずしたところが、まるで役所側のほうでは課長程度しか出てこない。そういうことでは、ほんとうに民間業者を加えて審議をして、基本方針を出して政府の参考にするのには、審議会の価値というものが非常に低下したのではないか、こういうふうに私は考えておる。いま米価審議会をどうする……
○中澤委員 関連して。
この通達の第二に、「農林省手持機械の活用について」とあるのですが、手持ち機械の所在はどうなっておるか。
【次の発言】 これは、この前の大干害のときに、農林省直轄で持つものは持て、それから、農民みずから自主的にやるものは、あのときは二分の一の補助金ですか出した。全国的な大干害で、特に西日本はあのときはひどかったのですが、そのときの機械の手持ちが現在それだけの台数としてあるのですか。
【次の発言】 この前の大干害は西日本がひどくて、そして、あらゆる対策をやってあげたわけですよ。いまの貸し付け機械だけで、いまの干害状況から言って大体間に合うという見通しですか。どういう見通し……
○中澤委員 関連して。 自治大臣、これはこの新聞を見ると、選管がいま迷っているのです。彼は、かつて報知新聞の記者をやって、都政浄化刷新連盟、こういう看板を持っているのです。政治新聞というのを出しておる。この政治新聞でのペンネームが水戸鉄平という名前を使っておるのです。この「水戸」というのは、本人は「みのと」だと言っているのです。水の戸ですから「みのと」と登録するのだ。ところが「戸」という字は、御承知のように神戸であるとか八戸であるとか、「べ」と読むのです。どうもそういうところにこの候補者の何か意図があるのです。しかも大きな目的が、革新都政阻止だと本人ははっきり言っているのです。ですから、いま……
○中澤委員 本日は、総理としてでなく、自民党総裁として、一昨日問題になりました国会対策費の問題につきまして、総裁の御答弁を求めたいと思うのであります。
公明党の矢野書記長の発言において、われわれ社会党が、その国会対策費の一部をちょうだいしているようなニュアンスの発言が多分にございまして、わが党の名誉の失墜は、全く遺憾に存じておるのであります。そういう点について、自民党総裁として、わが日本社会党に国会対策費の一部を流しておるのかどうか、その点、明確に御答弁を願いたいと存じます。
【次の発言】 確かに国会対策費の問題は、非常に疑惑をもって見られておることは事実でございます。これは、政治をほんとう……
○中澤委員 議事進行。今朝は、本会議が二時からあるもので、われわれ社会党も御協力申し上げよう、できるならば、午前詰めて二人の質問者を終わろうというので、実は了承を与えておるのにもかかわらず、担当大臣の、しかも質問の相手である担当大臣が出席をしないという、こういう事態においては、われわれは審議に御協力はできません。いま少し質問のある担当大臣は時間正確に御出席を願います。
○中澤委員 総理は、本会議において風格のある日本をつくる、そういうことを言われているが、一体風格のある日本とは何ですか。それからまずお伺いします。
【次の発言】 風格のある社会、風格のある日本、それはこのごろわが党の山中吾郎委員が教育問題で質問したように、風格のある人間の人格形成をやらないで、何で風格のある日本社会にできますか。特に総理は、昨日三多摩地区へ応援に行きまして、十一カ所で街頭演説をやっておる。その街頭演説の中で、あなたは風格のある社会と言いながら、全く風格のないことを言っておる。記憶にないですか。これは重大な問題です。少なくとも一国の総理が、応援者としてこういう発言をするということ……
○中澤委員 政府が契約をする場合、法律に基づいて契約をしなければならぬのです。それが会計法の命ずるところです。会計法第二十九条においては、明らかに、契約は競争によって行なうという原則があるのです。しからば、随意契約をやる場合の会計法の準則というものがあるのですが、その準則のどの条項に該当するのか、農林大臣、御答弁願います。
【次の発言】 二十九条三の五項は、読んでごらん、これは指名競争の随意契約じゃないか、何を言っているのだ。
【次の発言】 これは少額である場合という前提があるんじゃないですか、この契約じゃないですよ。何を言っているんです。少額じゃないですか。
○中澤委員 ちょっと関連。 総理、決意がちっとも具体化しないから、問題が進んでいかぬのです。だから、決意というのは、核基地を認めろという決意を国民がするのか。自由使用を認めろという決意を国民がするのか。あるいは、三次防をもっと強化しろという決意を国民がするのか。それとも、おれは兵隊に行きたいという徴兵制度に賛成する決意をするのか。何の決意か。そこが一つも明らかにならぬから、空転しているのです。内容だ。沖縄核基地を認めればすぐ返すというならば、それは一つの方法です。だから、その決意の内容を明らかにしないと、理論が空転しているんだ。
○中澤委員 本問題は、重大な政府の政治問題であるがゆえに、総理も三党の意思を尊重し、善処されたい。 同時に、委員長におかれては、委員会を休憩し、直ちに理事会を招集されんことを望みます。
○中澤委員 まことに恐縮だが、資料の要求だけ正式にお願いしておきます。
要求の内容は、工業用じゃなくて食糧用の輸入米、それの在庫数量と、いまの在庫場所と、それから年次別にどれだけ残存しているか。現在、大体二十七万トンぐらいあると聞いておるのだが、それをひとつ資料として正式に委員会のほうへ出してもらいたい。それだけです。お願いします。
【次の発言】 はい、ありがとうございました。
○中澤委員 先ほどこの委員会で、江田書記長の質問の中で重大な問題が提起されておる。吉田書簡というものの疑義が一つも解明されていない。いまやイタリアやカナダ等、世界の中国に対する歴史は大きく変動しようとしておる。そのとき、この吉田書簡なるものが明快にならないと、日本の対中国政策というものの前進はあり得ない。 こういう立場から、本問題は重大でありますから、理事会で協議をされ、本委員会にその結果を委員長より報告されるよう取り計らわれんことを望みます。
○中澤分科員 関連して総長に問いておきたい。これはあなたの範囲に入るのですか。当委員会で問題になったのですが、まあ近ごろ非常に、こういう事例が多いのですが、国有地開放の問題ですね。国有地を払い下げるでしょう。これは公共の目的だということで自治体へ払い下げるわけですよ。これは一応筋は通るから払い下げる。それがすぐゴルフ場に化けたり観光地に化けてしまうのです。この事例が非常に多い。共和製糖もそういう関連の一つの問題ですがね。そういうことはあなた方のほうの検査の範囲に入るのですか、どうなんですか。
【次の発言】 おっしゃるように、きょうから、いままでストップしていたのを新しく林野庁が払い下げのあれを……
○中澤分科員 関連。それはいま初耳なんだけれども、それはとても重大な問題なので調査結果を国会に報告してもらいたい。それは第一、退職したとき退職金の支払いをやったのかどうか。それから、退職のときの給与は幾らだったのか、復職したときの給与は幾らだったのか。それから、その八人の人名、それをひとつ調査したら報告書を出してもらいたい。これだけ要求しておきます。主査、この報告書を必ずもらってください。
○中澤委員 喜屋武さんが非常に御遠方からおいでになったもので、ほかにいろいろ専門的な、この予算委員会で論争しておる皆さんが、きょうは喜屋武さんにいろいろお伺いしたいというのですが、湊さんせっかくおいでになっているので、湊さんに一問だけ御質問申し上げます。 四十年の例の大不況の公債発行の問題、この是非は別として、このときは当時大蔵大臣の田中君が、本腰を入れて証券買い上げによる暴落阻止を御承知のようにやったわけです。その後公債発行のとき、私は当委員会において、金融の、先ほど湊さんおっしゃったメカニズム、それには日本の公社債市場というものが全然なっていないじゃないか。これを政府は将来どう育成、誘導……
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