このページでは始関伊平衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○始関委員 私はただいま議題となりました鉱業法の改正案に関連いたしまして、二、三御質問申し上げたいと思います。 今回の鉱業法改正の主たる眼目の一つは、鉱業と他の公益との関係につきまして、社会の実情により適応した調整方法を採用するという点にあるようでございますが、この問題は、日本の重要な資源でありまする地下資源の開発の点から申しましても、また国立公園、重要な文化財の保護という点から申しましても、きわめて重要な事柄だと考えます。この点につきましては、鉱業を主管されまする通産省の側におきまして、国立公園や文化財につきまして十分な認識と理解を持つことが必要でありますと同時に、国立公園や文化財を主管せ……
○始関委員 簡単に二、三の問題についてお尋ねいたします。最初に武器製造法の根本の趣旨にづいてやや観点をかえてお尋ねをいたしたいと存じます。この法案の説明を伺つておりますと、武器の特性を非常に強調されまして、二つのねらいを持たしておる。その一つは、公共の安全という観点から、武器が凶器として利用されないような意味の適当な規制方法を加える、もう一つは武器製造事業に対して合理的な調整を加える、こういう二点をねらつておるのでございます。この二点のねらいのうち最初のものについては、これは火薬などの場合に似た取締りでございまして、武器の特殊性ということから完全に説明ができるのであります。この意味の取締りに対……
○始関委員 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま議題となつております、政府提出の昭和二十八年度予算関係三案に対しまして反対いたし、両自由党並びに改進党の共同提案になります修正案に賛成するものであります。以下今次修正案の政府原案と異なる諸点について、わが党の所見をいささか申し述べたいと存じます。 およそ予算の編成に際しては、ともすれば放漫に流れやすい予算の膨脹を極力抑制して、しかも内外諸般の情勢にかんがみ、緊急不可欠と思料せられる方面に所要の必要経費を確保いたさねばなりません。これがためには、消費的支出ないしは不要不急の支出を極力削減すべきであつて、この観点よりすれば、従来吉田内閣の下にお……
○始関委員 ガス事業につきましては、通産省は農商務省あるいは商工省の時代を通じまして、長い間公益事業としての監督、それからまたガスの保安監督を行つて参つたのであります。その間におけ法律、特に現行法運用の経験にかんがみまして、今回の法案の立案に際しましては、どういう基本的な態度をもつて、従つてまた、どういう点に特に重点を置いて臨んだかということを最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、三、四の点に重点を置かれまして、そのうち特にガスの使用者の利益の保護ということに最も重点を置いておるということでございますが、それはガス事業が公益事業であるという点からいたしまし……
○始関委員 法案が二つございますので、最初に石油資源探鉱促進臨時措置法案の方について伺います。 私はこの法案の制定されました後におきまして、はたしてどういつたような実際上の効果を期待できるか、私の印象では、この法案が通りましても、実際上の効果につきましては非常に疑問の点が多いと思うのでありまして、そういつたような観点から二、三お尋ねいたしたいと存じます。この法案の提案理由によりますと、現行の鉱業法のもとにおいても、権利の上に眠ることを許さないための各種の規定があるのであるが、実際上は権利の上に眠つているものがある。しかるに一方におきまして石油の探鉱を実施する意思と能力とを有するものがあるにか……
○始関委員 この機会に通産当局にちよつとお尋ねしたいのでありますが、それは競輪場の新設の問題であります。競輪場の新設は大分長い間通産当局では申請の受付を停止されておつたようでありますが、半年ばかり前に希望者を募つておるというような話で、大分たくさんの申請が参つておるように聞いておりますが、これはいつごろどういう方針でその申請書を処理なさるおつもりであるのかという点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 審議会に出される審査基準と申しますか、許可基準は当局でおつくりになることと思いますが、その案はもう大体できたというふうに了解してよろしいかということと、それから大体時期の見通しは、個々の案件に……
○始関委員 きわめて簡単に一点だけお尋ねいたします。これは附則の九の問題でございますが、第七条の二として小型自動車の競走の開催について、年間の開催回数、それから一回の開催日数は省令できめるということになつておりますが、これは自転車競技法の場合と同様に、大体年間十二回、一回の開催が六日というふうに決定されるものと思いますが、その点を確かめておきたいと思います。 それから附則の十に、モーターボート競走法について同じような趣旨の規定が第六条の二として追加になつておりますが、この点につきましては、従来モーターボートの開催日数は一回について十二日間であるというように不つり合いになつておつたのであります……
○始関委員 航空機製造法の一部改正案につきまして、簡単に二、三、お尋ねをいたします。 今回の改正案は、現行法は検査に主眼を置いた技術的な立法であり、航空機なりあるいは航空機器の製造事業については届出制を採用することになつておるのであるが、今度はこれを改めて、許可制にする、これによつて航空機製造事業の事業活動を国家的に調整して行きたいというのが主眼のようでありますが、このような改正を必要とする背景として、航空機製造事業の現状がどうか。航空機の生産そのものはまだほとんど見るべきものがないのであるけれども、航空機工業というものは濫立の傾向があり、従つてこのままで行けば過剰投資というような心配も起つ……
○始関委員 中村小委員長がのどを痛めておりますので、便宜私から、地下資源小委員長の第二回中間報告といたしまして、鉱山の減耗控除制度に関する調査研究並びにゲルマニウム鉱業の振興に関する調査研究の結果を御報告申し上げます。 わが小委員会におきましては、前回の中間報告後、去る十四日まで、前後四回にわたり、これらの問題について討議を繰返しまして、ようやくこの結論を得ましたので、ここに御報告を申し上げる次第でございます。 減耗控除制度と申しますのは、鉱山において年々の採掘で鉱量が減少して行くから、これを補填して、鉱山経営の基礎を安定確立せしむるため、採掘した鉱量に見合うだけの鉱量を確保するために必要……
○始関委員 ただいま議題となりました砂利採取法案について御説明申し上げます。 砂利の重要性、すなわち、砂利が、道路や鉄道、港湾などの公共施設を初め、水力、地下資源などの開発、あるいは耐火建築工事など、種々の土木建築工事に絶対不可欠の要素であることは、あらためて申し上げるまでもありません。わが国における砂利の生産量は、現在、年間約五千万トン、金額にして約三百億円に上るのでありますが、これらの需要は、セメントの増産と相まつて、年とともに増加の一途をたどる趨勢にあるのであります。しかるに、すでに今日においてさえも、特に土木建築工事の集中する都会地方のごときは、その供給円滑を欠き、ために工事の進捗が……
○始関委員 せつかくの機会ですからきわめて簡単に一点だけをお尋ねいたします。埼玉県の栗原さんにお尋ねいたしますが、先ほどあなたがお触れになつておりましたように砂利の問題とてしは、採取の事業そのものを安定した基礎において合理化するということのほかに輸送の問題が非常に大事だ。特に小運送の問題が大事であるわけですが、だんだん取りいい場所は取つて、今では小運送が困難なところが残つて来ておるというのが実情だと思うのですが、それにつきまして、ある場合においては土地を小運送のために使わすようにしてやる必要があるのではないか。これは先ほど天海さんが述べられましたように、もちろん慎重にやる必要があるのでございま……
○始関委員 従来砂利の採取につきましては、河川法等の規定に基きまして、府県知事が許可をいたしておるのでございますが、これは河川管理という立場からの許可でありまして、砂利採取業という側に立つての考慮というものは遺憾ながらはなはだしく不十分であつたと思うのでございます。そこで今度は、河川管理という建前から、支障がない限り砂利採取のできまする期間なりあるいは面積なり、そういうものをなるべく安定化しまして、合理的な経営ができるようにしたいということがこの法案の一つの大きいねらいでありまして、ただいま御指摘のような、業者の企業の集中といういうものをもつと積極的に進めるあるいはカルテル化を進めるというよう……
○始関委員 ただいまの川俣さんの御質問でございますが、鉱業法に基く鉱業権は所有権とまつたく関係なしに、発見者が当局の鉱業権設定の許可を得まして獲得できる権利でございますので、所有権はおそらく相当深くまで及ぶのであろうと私は思いますが、所有者の意思に関係なく鉱業権の設定ができるのである、かように承知をいたしております。
【次の発言】 鉱業、いわゆる鉱物的な資源は、通常の場合におきまして地下の相当深いところにあるのが普通でございまして、これを探し出すことは相当に技術的な要素、条件を備えました特殊の能力を持つた者でないとこの発見ができないわけでございますし、一方そういう地下の深くにあつて、所有者がそ……
○始関委員 朝鮮のりの輸入の問題に関連をいたしまして、ただいまの小平委員の質疑とはやや違つた立場よりお尋ねをいたします。 日韓の国交の調整なりあるいは貿易の調整という観点から朝鮮のりを輸入するというようなことに決定になるといたしましても、それに対して私は別段反対をいたすわけではございません。ただしかしながら、現在のりの生産からいえば端境期のような時期にはなつておりますけれども、私は東京沿岸ののりの生産の中心におりますので承知をしておりますが、のりの生産者なりあるいは生産者団体はまだ若干のストツクを持つておるようであります。そこで朝鮮のりが輸入になりますと、値段が下つたりあるいは商人の買いたた……
○始関委員 先般の九州視察の結果に基きまして、最初に石炭の問題につきまして二、三お尋ねをいたします。最初に労働省の関係の方が見えておりますので、これに関連する問題につきましてお尋ねをいたします。大体デフレ政策が進捗いたしますと、価格が下落する。この場合におきましては炭価が下落するわけであります。それに伴いましてコストが下るはずでありますが、このコストの下落は、大手筋炭鉱と中小炭鉱とで大分趣を異にしておるように聞いて参りましたが、その辺の実情につきまして、きようは時間がございませんので、石炭局長から簡単にひとつ御答弁を願います。
【次の発言】 われわれが現地調査をした結果も大体その通りでありまし……
○始関委員 私は石灰窒素工業の問題、具体的には電気化学の九州大牟田工場の問題でありますが、この問題につきましてお尋ねをいたします。 八月上旬に通産委員会の一行が大牟田工場の現地調査をいたしたのでありますが、最初に私は吉岡局長にこういう点をお尋ねしたいのであります。石灰窒素工業は福井県を境にいたしましてあれから大体東の方にある。北陸から東北地方にある。関西から九州にかけてはこの大牟田の電化工場を除いては、ほかに工場はまつたくないのでありますが、石灰窒素の需給がきゆうくつである時代においてはもとよりといたしまして、今日のように多少だぶつきぎみの時分におきましても、石灰窒素の需要者が全国の農民であ……
○始関委員 いわゆる独禁法の改正案が実施されるといたしますと、この法律をきわめて限定的に適用するという御方針でありましても、日本の経済の実情から申しまして、相当広範囲にいわゆる不況カルテルあるいは合理化カルテルというものが実際行われて来るのではないかと考えますが、その点についての見通しをお尋ねいたします。なお特にただいま予想せられておりますこれらのカルテルの適用されます業者は、どういうものでありますか、その点をお尋ねいたします。
【次の発言】 その点はしばらくおきまして、この法律の適用を適切にやるという点から申しますと、各種の調査、特に原価調査がきわめて重要であり、かつ困難な問題になると思うの……
○始関委員 私はただいま議題となつております二つの法案に関連をいたしまして、生産費と価格の関係、それから輸出会社に関する価格並びに合理化の見通しなどにつきまして、若干の質問をいたしたいと存じます。 最初に生産費と価格の問題でございますが、今回この法案が施行になりますと、硫安の価格がいわゆる公定価格によつて決定されることになるのであります。価格の決定は、農民にとりましても、また生産者にとりましても非常に重大な事項であると存じます。この安定法の方の第十一条第二項には、政令の定めるところによつて生産費を基準として販売価格の最高額をきめるということに相なつております。ここにいう生産費と申しますのは、……
○始関委員 先般懇談の形で開かれましたこの委員会におきまして、主税局長から、今回の租税特別措置法の改正中、新鉱床の探鉱促進に関する条項の趣旨の説明を伺い、なお鉱山業界等で主張しておる新鉱床補填積立金制度に対する主税局長の意見も伺いました。主税当局といたしましては、目下のわが国の経済自立の達成上重要な地下埋蔵資源の開発を促進するために、新鉱床の探査を積極的に促進する必要がありという、まあこれは産業政策と申しますか、鉱業政策上の見地はお認めになつておられる。問題は、一応主税当局の見解では、今回の租税特別措置法の改正でやつてみたい、それで十分ではないか、こういう御意見のようでありますが、その点の出発……
○始関委員 ただいま上程になりました決議案につきまして、簡単に趣旨の御説明を申し上げます。最初に決議案を朗読いたします。 石炭鉱業の危機打開に関する決議案 衆議院通商産業委員会は、第十九国会に於て総合燃料対策要綱を満場一致を以て決議し之に対して通商産業大臣は共趣旨を全面的に諒承すると共に此趣旨に沿うて充分に善処する旨答弁した。 然るに今日に至る迄、本要綱に関する政府の施策は必ずしも充分なる成果をもたらすに至らず、ために我国の石炭鉱業は爾来窮迫の一途を辿り今や崩壊寸前の状態に陥つて居る。 よつて政府は、通商産業委員会の決議を尊重すると共に基幹産業たる石炭鉱業の重要性特に現下の実状に鑑……
○始関委員 河川の中から砂利を採取いたします場合には、河川法の規定に基く府県知事の許可がいるわけでございまして、この点は本法の成立によりましても、従前と何らの変更を受けないわけでございます。ただいま御指摘の点は、河川法の中にございます私有地についての問題だろうと存じますが、河川法の中にございまする私有地につきましては、河川の管理者としての都道府県知事の砂利採取の許可がいりますほかにその土地の所在者との間に砂利採取についての契約関係が必要だということになるのであります。この契約関係をいたします場合には、その権利を安定させるという点から申しまして、それを登記いたしますと、第三者に対抗できる権利がで……
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