このページでは始関伊平衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○始関伊平君 私は、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党を代表しまして、ただいま議題となりましたポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案につき、趣旨弁明を行なわんとするものであります。 まず最初に、決議案の案文を朗読いたします。 ポリ塩化ビフェニール汚染対策に関する決議案 ポリ塩化ビフェニール(PCB)汚染の人体に及ぼす影響は、現在、世界的に重大な問題となっているが、わが国においても政府による諸般の対策にもかかわらず、過去の生産、流通面の実体からみて、さらに被害を受けることが予想されており、国民生活に不安を与えている。 ついては、政府は、次の諸点につき早急に適切な措置を……
○始関委員 主として山中長官にお尋ねをいたします。 去る八月一日に公害対策本部というものが発足いたしまして、佐藤総理がみずから本部長になられ、山中長官が副木部長になられて、各省から比較的経験のある有能な人材を集めてこの本部が発足したわけでございますが、これは公害対策に対する政府の基本的な姿勢を示すという意味においても、また実際有効にその対策を進め得るだろうという点においても、まことにけっこうなことだったと思います。この公害対策本部の構想は、機構そのものの一元化、統合ではなくして、機能の統一、一元化だというふうにいわれております。これは公害対策の性質上それでよろしいのだろうと思いますが、ただ現……
○始関委員 いま日本じゅうの注目を引いております田子の浦のヘドロ公害問題につきまして、きょうは竹山知事はじめ参考人の方々、われわれの委員会においでをいただきまして、ただいまそれぞれのお立場から御所見を聞かしていただきましてありがとうございました。いまお話のございました点や、またお触れになりませんでした点につきまして、私から最初に竹山知事にお尋ねいたします。 最初にお尋ねいたしますことは、この公害問題と知事という役職と申しますか、立場の関係の問題についてでございますが、ちょうど国における総理のように、その県における知事さんの立場というものは非常に高い。どんな問題が県内に起こりましても、またトラ……
○始関委員 先ほど来参考人の方々から、公害に取り組む真摯な姿勢、それから今日までの努力のあと、今後の展望、さらに公害防止取り組みに関連して国全体の進むべき方向というような点につきまして、さすがに含蓄の深い御所見を聞かしていただきましてありがとうございました。 そこで、私はまず、油の供給側であります出光参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 実は石油精製工場から、精製過程から出る公害自体の防止という問題はそれほどたいした問題ではない、石油精製工場で精製される重油その他の石油製品が公害の原因になっては困る、これはやはり石油精製会社の責任だ、こういうことになっていると思うのでございまして、たいへ……
○始関委員 私は主として宮澤通産大臣にお尋ねいたします。 公害と経済の関係でありますが、経済成長率を落としても公害対策を優先する、こういう考え方ないしは主張が最近では一般的になっていると思います。おそらく大臣も、それはそうだと言われると思うのでありますが、しかし、経済成長率を落としてもという具体的な内容は必らずしも明らかでない。これは当該企業だけをとってみるとやや簡明かと思いますけれども、国民経済全般ないしはGNPというような立場から言いますと、問題が必ずしも明らかではないと思うのですが、経済成長率を落としてもということの具体的な内容をはっきりしておくことは必要なことだと思いますので、その点……
○始関委員長代理 島本虎三君。
【次の発言】 この際、内閣提出の特定工場における公害防止組織の整備に関する法律案を議題とし、提案理由の説明を聴取いたします。宮澤通商産業大臣。
【次の発言】 以上で提案理由の説明は終わりました。
本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
【次の発言】 産業公害対策に関する件について質疑を続行いたします。岡本富夫君。
【次の発言】 古寺君。
○始関委員長代理 谷口善太郎君。
○始関委員長代理 岡本富夫君。
○始関委員 本委員会におきましては、去る九月十六日から、議長の承認を得て、長野県、富山県、岐阜県、愛知県及び静岡県下の公害対策状況等、特に大気汚染の問題、水質汚濁の問題及び自然保護の問題を中心として調査を行ないました。 時間の都合もありますので、その調査結果の詳細については委員長のお手元に報告書を提出しておきましたので、本日の会議録に掲載されるようお取り計らい願い、この際省略させていただきたいと思います。 以上で報告を終わります。
○始関委員 去る十月十四日に小林委員長はじめ当公害対策委員会の一行六、七名が船橋市を中心とするいわゆる葛南地区の地盤沈下の状況を視察いたしました。これは船橋市の渡辺市長が地盤沈下非常事態宣言というものを発表いたしまして、これが委員長の耳に入りましたことがきっかけになったのでございます。地盤沈下非常事態宣言の中のほんの一節だけを読み上げてみますと、「本市における地盤沈下現象の実態は、特に昭和四十年以降その速度と地域の拡大を早めており、臨海地域は至るところゼロメートル地帯と化し、各所に出水、滞水の災害をもたらす等一刻の猶予も一許さない緊急事態となっている。」こういうことでありまして、われわれも現地……
○始関委員長代理 速記を始めて。
○始関委員 私は自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております公害等調整委員会設置法案に対する修正案について、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 公害等調整委員会設置法案に対する修正案 公害等調整委員会設置法案の一部を次のように修正する。 附則第一条第一項中「昭和四十七年四月一日」を「公布の日から起算して三十日をこえない範囲内において政令で定める日」に改める。 附則第五条中「第十六条の三」を「第十六条の四」に改める。 次に、その要旨を申し上げますと、本法の施行期日は昭和四十七年四月一日となっているが、これを公布の日から起算して三十日を……
○始関委員 公害による被害者救済のためのいわゆる無過失賠償責任制度の法制化について本委員会に二つの案が提出されています。政府案とその対案たる性格を持つと思われる野党側案とでありますが、この両案を対比しながら審議を進めることが望ましい方法であると思うのでありますが、時間の関係もありますので、きょうはまず政府案について質疑を行ないたいと存じます。御了承を願います。 われわれはここ数年来、公害の規制と取り締まりの強化を目ざす公害行政諸法の体系的整備につとめてまいりました。特に一昨年暮れの公害国会におきましては、一挙に十四本の法律を成立せしめたのであります。しかしながら一方、公害対策のきわめて大きな……
○始関委員長代理 岡本富夫君。
○始関委員 時間が非常に少ないのでございますが、なるべく簡単にお尋ねをいたしますので、御答弁もひとつ簡明にお願いしたいと思います。 最初に、因果関係の推定規定の問題があるわけでございますが、この法律案で私どもしろうとが一番むずかしいと思いますのは、何と言っても、複合汚染というものが入ってきておるからで、私の解釈では、いま公害罪法のお話がございましたが、これは当該工場あるいは事業場からの排出のみによって被害を生じ得るということであって、したがって、これは複合汚染には適用がない、こういう政府の解釈のようでございますが、もし民事上の問題につきましてもそういったようなことであれば、事柄はきわめて簡明……
○始関委員長代理 島本君自治省が来ているようです。
○始関委員長代理 質疑の通告がありますので、順次これを許します。田中武夫君。
○始関委員 ただいまは四人の参考人の方々から、それぞれたいへん貴重な御見解をお述べいただきましてありがとうございました。 きょうは火力発電と環境保全という一般化されたあるいは抽象化されたテーマのもとに意見をお述べいただいたわけでございますが、この種の問題といたしましては、当面、各方面の注目を引いております伊達火力の問題もございます。しかし私どもは、それぞれの地方にある具体的な案件について、これは議員の個々の方が政府当局の見解を聞くというのはもちろん差しつかえないのでありますけれども、しかもそれが行政権の裁量にゆだねられておるものにつきまして、委員会として賛否の態度をきめるとか、あるいはこれを……
○始関委員 私は、自由民主党を代表して、公害及び公害政策の基本的な諸問題につきまして、主として佐藤総理にお尋ねをいたします。 いま審議の始まろうとしている公害関係諸法案は、その立案の審議の過程におきましては、十分な審議を尽くすのに、いささか時間の余裕に乏しかったきらいはありますけれども、ともかく、人間の尊重、生活優先の原則を貫き、また、企業責 任を明確ならしめたものでありまして、これが成立いたしました暁には、わが国は、少なくとも、公害法令の整備という点においては、世界の最先進国になるものと私も評価をいたしております。 しかし、法令ができただけで公害状況がよくなるものではございません。日本の……
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