中井徳次郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

中井徳次郎[衆]在籍期 : |26期|-27期-28期-30期-31期-32期
中井徳次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中井徳次郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院26期)

中井徳次郎[衆]本会議発言(全期間)
|26期|-27期-28期-30期-31期-32期
第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第4号(1953/11/01、26期、日本社会党(右))

○中井徳次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、政府がただいま提出されました補正予算の修正案について質問を行わんとするものであります。  五月以降数次にわたる風水害に見舞われ、加うるに全国的な冷害を伴い、災害総額はきわめて厖大なる数字に上つているのであります。まさに国破れて山河また荒れんといたしておるのである。翻つてわが国財政史をひもときまするに、明治維新以後、その国情よりいたしまして、うるわしき国土を守るために、災害には実は非常に多くの資金を優先的に投入して参つております。昭和十一、二年までは、実はその年に起つた災害はたいていその年度に処理されておるわけであります。しかるに、軍事予算の総……

中井徳次郎[衆]本会議発言(全期間)
|26期|-27期-28期-30期-31期-32期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院26期)

中井徳次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|26期|-27期-28期-30期-31期-32期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 建設委員会 第2号(1953/05/29、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 お忙しいところを恐縮でございますが、ちよつと時間を拝借して一、二、大臣にお尋ねいたします。その第一は、吉田内閣の長年の主張であります産業の能率化とか、あるいは外国貿易の振興とか、そういう方面に関連いたしまして、最近生産コストの切下げなんということを言われております。それに対する内閣の施策といたしましては、一産業、一工場、そういつたものに助成金を出したりなんかいたしておるのではありますが、しかし私どもの考えるところによりますと、そういうものには一定の限界が来ておるのではないか、かように考えるのであります。むしろそれよりは八千五百万の全国民の生活の能率化と申しますか、そういうもの……

第16回国会 建設委員会 第7号(1953/07/01、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今回政府が産業労働者住宅資金融通法案を御提出になりましたにつきましては、現在の日本の住宅難の現況、特に勤労階級の住宅不足の現況から見まして、まことに、時期は少しおそ過ぎたとは思いますが、出さないよりはましでありまして、非常にけつこうだと存ずるのでありますが、その内容を拝見いたしますと、私どもの立場といたしましては、必ずしもこれで満足であるというふうに考えるわけには行かないのであります。そういうことにつきまして、以下二、三お尋ねを申し上げたい、また意見を申し述べたい、かように考えるのであります。  まず第一に、この法案の適用の範囲であります。さきに住宅の小委員会でも問題になつた……

第16回国会 建設委員会 第8号(1953/07/03、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ただいま上程になつておりまする法案につきましては、原則的に私どもは反対ではありませんし、むしろ提案者になつておるわけなんであります。ただしかし、前の委員会のときたも、他の委員から御発言がありましたように、衣食住の問題につきまして、食の問題は、国全体として助成その他の方法がとられておりますが、住の問題について、ある地域だけに限つて政府が何らかの助成をするというのは、おそらく今回が初めてであろうと思います。そういう意味におきまして、私どもは将来この問題についてはよほど考えてみなくてはならぬと思うのでありまして、願えますれば、将来は北海道というふうな地域を限らずして、一般的なものと……

第16回国会 建設委員会 第10号(1953/07/09、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 非常に簡単なことでありますが、一点だけちよつとお尋ねいたします。あつ旋委員会ができて、こういう問題についてあつせんなさつていることについては、非常にけつこうだと思いますが、この条文によりますと、あつ旋委員会は、問題が起りました都度、都道府県知事が任命してあつせんするという形になつておるのであります。臨時的なものでありながら、十五条の三におきましては、その構成において非常に簡単に「学識経験を有する者」となつております。この点について具体的な場合を想定してみますと、非常に利害関係が輻輳しておる場合が非常に多かろうと思いますが、こういう簡単な学識経験というふうなものだけでいいかどう……

第16回国会 地方行政委員会 第22号(1953/07/24、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ただいま門司さんのお尋ねに対してお答えがあつたのでありますが、この問題は実際日本全国の市町村が、一番困つた問題なのであります。都市周辺の町や村に行きますと、町村民税の一番高いのはサラリーマンであつて、いなかに参りますと町村民税の高いのは小学校の校長先生で、どうも一目瞭然で、あまりひどいじやないかという次第でありまして、数年前からやかましく自治庁の方にも言つておられる。従いまして自治庁の方でも現に研究されておると思うのでありますが、どうもしかし今のようなお答えではいけない。もう何とかしなくちやいかぬ時期が来ておると思います。数年前であつたと思いまするが、和歌山県のある村からあな……

第16回国会 地方行政委員会 第23号(1953/07/27、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 あらためて申し上げることはないのですが、自治大学というものは、先ほどからの御説明で、技術をおもに教えなさるのですか、それとも地方自治の精神をおもに教えるのですか、どつちなんですか。
【次の発言】 そこでちよつと問題があるんですが、この法案の中には国家公務員が、この自治大学へ入ることができるということになつておるらしい。現在日本の地方自治は私どもは確立されておらぬと思つております。法律だけはありましても、財政的な裏打ちも何もありませんで、ほとんど絵に描いたもちのようなことが多いのであります。この地方自治の精神を最も体得してもらいたいのは、地方公務員ではなくして、むしろ国家公務員……

第16回国会 地方行政委員会 第24号(1953/07/28、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 二、三点原則的なことをお尋ねいたしたいと思います。まず第一に平衡交付金の決定を見まして、それを全国の県や市町村に指示をされる時期でありますが、これまで大体いつごろやつておられますか。
【次の発言】 いやそうではなくて、たとえば静岡県なら静岡県に、ことしの平衡交付金が幾らであるということが最後に決定されて、通知されるのはいつごろになるか、毎年の例です。
【次の発言】 少くとも八月三十一日という今のお答えでありますが、現実にはこれまで八月三十一日までにきめたことがありますか。
【次の発言】 私の記憶ではもう少し時期が毎年遅れておるように思つております。そんなことで一体全国の自治体……

第16回国会 地方行政委員会 第26号(1953/07/30、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 先ほどからいろいろ起債の問題についてお話がありましたが、これはどうも根本問題を実は大蔵省のお役人あたりによく御了解ができてないから、こういう事態になるのではないかと思いまして、先ほどの大臣の御返事の中に、ちよつとそういうことがあつたと思いますが、大体地方において起債をするということ、このことについて原則的にそのことが正しいかどうかとか、あるいはそういう金額まで起債すべきじやないということを決定いたしますのは、その自治体の議会であります。それを監督するのはその住民なんでありまして、大蔵省には何も監督してもらう必要はない。私どもははつきり申しますると、別に許すとか認可とかいう問題……

第16回国会 地方行政委員会 第27号(1953/07/31、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私はただいま上程になつておりますこの法案の修正案の両案につきまして、自由党、改進党もう一つの自由党三派の共同提案に反対をいたしますとともに、社会党両派の修正案に賛成をするものであります。以下理由を簡単に申し上げます。  今の政府には実はきわめて現実に立脚した政策が多いのであります。事は大小非常に違いますけれども、再軍備の問題その他につきましても、りくつはその通りであるけれども、日本の現状はこれを許さないというふうな御回答が非常に多いのであります。ところが昨年のこの教育委員会設置につきましては、これはまたどうしたことか、逆に現実を無視されまして、非常に急進的な理想的な案をお出し……

第16回国会 地方行政委員会 第28号(1953/08/03、26期、日本社会党(右))

○中井委員 これより会議を開きます。  地方税法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案につきましては、すでに質疑を終了いたしておりますので、これより討論採決を行いたいと思います。  ただいま委員長の手元に、自由党両派及び改進党の委員共同による修正案、また日本社会党両派委員共同による修正案が提出されております。よつて両修正案について、順次その趣旨について説明を聴取いたします。床次徳二君。

第16回国会 地方行政委員会 第29号(1953/08/04、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中井委員長 これより会議を開きます。  この際理事の補決選任についてお諮りをいたします。  すなわち委員異動に伴い理事が一名欠員とたつておりますので、その補欠選任を行いたいと思いますが、これは投票の手続を省略して、委員長より指名することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつて佐藤親弘君を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に請願及び陳情書について審査することといたします。本日の請願日程第一、防火水そう設置に関する請願から日程第四二九、上野村の水害復旧費起債に関する請願に至る請願について審査することといたします。これより請願審査小委員長より報告を聴取することとい……

第16回国会 地方行政委員会 第30号(1953/08/05、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 一、二大臣にお伺いしたいのであります。先ほどから大蔵大臣の出席その他でいろいろ議論がありました。私といたしましては、この合併促進法案を通すために、大蔵省の意見を大臣に確かめることはもとより必要でありますが、結論的には、どうせ色よい返事はなさらないと思いますので、とにかくこの法案を通すという気持でおります。そこで空文にならないようにという考え方もありますが、一、二その問題に関連いたしましてお尋ねいたしたいと思います。  この法案が通るといたしますと、たとえば二十九条でありますが。この法案に基きます予算の要求ということになりますと、二十九条によりまして、小学校、中学校の校舎の新築……


■ページ上部へ

第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 建設委員会 第4号(1953/11/04、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ちよつと議事進行について。この間から建設委員会を三回毛四回もやつておりますが、大臣もたいへんお忙しいし、また次官や局長も忙しい。それで時間もまちまちになつて、出て来たところがすぐ退席するというようなことである。従つて過去三回の委員会の質疑は、ほとんど二、三の人が長時間をとつてやつておる。それではいけないと思う。時間の制限でもしていただきたい。
【次の発言】 理財局長にちよつとお伺いいたしたいと思いますが、ただいま問題になつておりましたつなぎ融資に関連して、災害のつなぎ融資の問題であります。これまで百十何億か出ているというお話でありますが、この六月、七月に九州の災害、それから引……

第17回国会 建設委員会 第6号(1953/11/09、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ちよつと関連して。先ほどから各委員さんから、この問題に対して、都市計画の上その他内容等についてお尋ねがありましたが、おのおのやはり相当本質的な問題についてそれとなく感じておられながらお尋ねしておるように拝聴したわけであります。実際この問題は、非常に小さいようなことで、一キロ何ぼというようなことでありますけれども、私はこの思想とか内容については、非常に重大な関心をわれわれ委員会としても持たなければならぬと思うのであります。これはまた別の見方からいたしますと、東京高速道路株式会社というもののねらいは、日本の将来の道路行政と申しますか、むしろ交通の面であると思うのでありますが、それ……


■ページ上部へ

第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 建設委員会 第1号(1953/12/04、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 時間もありませんので、簡単にお尋ねいたしますが、先ほどから瀬戸山さん、あるいは只野さんからお尋ねがありましたので重複を避けまして、大臣にちよつとお尋ねいたします。  さつきから問題になつております道路は、道路法による道路でないというようなことで、これはたいへんな問題だと思うのであります。将来の日本の道路、特に建設省あたりが直接手をつけられ、監督される道路は、おそらく今問題になつておりますようなものが、中心になつて行くだろうと思います。そのことについて、道路法の道路でないというふうなことではいけないと思うのであります。先ほど調査をしようというふうなお話でありましたように伺うので……


■ページ上部へ

第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1954/02/05、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今の李徳全女史の問題に関連して……。中共から紅十字の李徳全女史を日本に招待するという問題、これにつきましては、世間では、はつきりと言えば九九%まで私どもは賛成をしておると思います。政府におかれましては、これについてただいま小瀧さんからもお話がありましたが、入国の問題とかその他で調査研究しておるということなんでありますが、どういう情勢を調査研究しておられるのですか。どうも私どもにはその辺のことがよくわかりませんので、さらにつつ込すでお伺いをしたい、かように思うわけであります。
【次の発言】 今のお話を承ると二つにわかれると思います。一般的に中共とソ連の人たちを入国する場合に制限……

第19回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第16号(1954/10/07、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 たいへんどうも遅くなつて恐縮でございますが、簡単に二、三お尋ねをしたいと思います。  先ほど問題になつていました山西の方に駐在なさつておつた方にお伺いいたします。このことにつきましては、個人的にはまことにお気の毒だと存じます。あれがもし上海とか天津あるいは東北あたりに駐屯なさつておつたら、ずつと前にお帰りになつておつたと思うのであります。問題は結局、山西において閻錫山を助けねばならぬというふうな判断をしました一部の首脳部の人たちに、この帰還が遅れたことについての大きな原因があると思うのですが、その人たちも山西におらなければあるいはそういう判断をなさなかつたかもしれぬとも思うの……

第19回国会 地方行政委員会 第10号(1954/02/12、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ただいまの藤田君の発言に関連するのですが、これに関連しました委員会をできるだけ早く開いていただきたい。従つて来週早々ひとつお願いいたします。

第19回国会 地方行政委員会 第12号(1954/02/17、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 いつもおそくなるというお話がありましたが、今日は大蔵省の方が見えておりますので一、二伺つておきたいと思います。  この前の国会のときに、私は災害に対するつなぎ融資の出し方が、はなはだ政治的であるということをお尋ねして、警告を発した記憶があるのでありますが、それをひとつ結論を出す意味でお尋ねしたいと思います。それは現在全国の昨年の大災害に対する査定がほとんど終つたのであります。そこで、各府県に出されましたつなぎ融資の額と、それからその査定の終つた各府県別の額との比率をひとつお聞かせいただきたい。今わからぬというのであれば、あとで書類にしてでも出してください。  もう一つお尋ねし……

第19回国会 地方行政委員会 第13号(1954/02/18、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 昨日この委員会で、大蔵省の資金課長にお尋ねいたしましたことにつきまして、その後資料をいただきましたので、大体わかりました。答弁を求めるわけではありませんが、やはり私どもが心配をいたしましたように、災害の応急資金の融資額と実際の災害の査定との間に、相当なでこぼこがあるようであります。この点はどうぞひとつ将来にわたつて、大蔵省の事務当局におかれては、災害の場合に慎重に考慮をいたしてもらいたい、さように思いまするのと、もう一点、その節お尋ねいたしたのに関連があるのでありますが、たとえば熊本県などにおきましては、十七億の融資をいたしまして、査定が十七億七千万円という、ほとんどとんとん……

第19回国会 地方行政委員会 第19号(1954/02/27、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 まだあとにも残つておりますが、本日のところは二、三点だけ犬養さんにお尋ねをしたい。この間今回の警察法の提案理由の御説明がございまして私きわめてまじめに謙虚な態度で説明を承りました。本会議と委員会と二回にわたりまして承つたわけであります。御趣旨は今回の警察法の改正は非常に重要な改正であるということ。特にこの中で声を張り上げて、大きく重点的にお話なさつたのが三点ばかりあつたように私は伺つたのです。第一は、現在の警察制度は自治体警察と国家警察と二つある、それで自治体警察は自治に走り過ぎ、国家警察は国家本位に走り過ぎるから、そのまん中をとつて、府県単位の自治体警察をつくるということが……

第19回国会 地方行政委員会 第21号(1954/03/03、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 数日前から三派協定の方がまとまつたということについて、私たち地方財政の面についてお尋ねしておるわけであります。御説明を伺い、さらにまた藤田君また加藤君のお話なんか伺つておりますと、最初はあれをいじりましたことによつて五十四億地方の方に金が行く、しかしこれではならぬというのでいろいろ検討されまして、これは直接国が負担するものである、これは地域の住民か直接負担するものであるというわけで取拾選択をされて、そうしてまだ直接府県や市町村に負担のかかるものはあるけれども、富裕な府県や布町村においては自己財源でやるというので、結局のところ四億二千万円ふえるということになつたように私どもは実……

第19回国会 地方行政委員会 第23号(1954/03/05、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ちよつと関連して。この点につきましては実はこの前にも法務大臣にお伺いしたのでありますが、途中で関連質問がありまして、ほかの方にそれてしまつたのでありますが、私どもの考えといたしましては、現在一番必要なものは警察の組織よりも警察官の教養というふうな問題、その点についてはこの前法務大臣も大いに同感の意を表されたと思います。そこでこの刑事訴訟法の改正はどうだと言うたら、改正する意思はあると言われた。実は率直に申し上げて私も多少法律は勉強したのでありますが、現在の日本の法律の中で昔から一番ややこしくて、むずかしいのは刑事訴訟法、そうしてあまり興味もありません。法文としてこれを読むとき……

第19回国会 地方行政委員会 第25号(1954/03/08、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 関連して……。先ほどから問題になつていますものは、実はこの間この委員会で十分問題になつたことなんでございまして、私ども資料をもらつております。青木さん御存じありませんでしたら、至急御調査をいただいて、――藤田さんのお話じやありませんが、これはやつていただいて十分やれることだろうと思いますので、言うわけなんでありますが、たとえば去年の三回ばかりの災害で、一例を申しますと、藤田さんの御出身地の熊本県においては、応急復旧の一時融資が十七億出ております。それに対して国の助成金が十七億七千九百万円出ておるわけです。ですから県一本でありますると、この助成金を見合いにしまして、この応急の資……

第19回国会 地方行政委員会 第26号(1954/03/09、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 関連というよりも前から通告しておりますが、宮崎参考人に具体的な人数について二、三点とちよつびり意見を伺いたいと思います。簡単に申しますから簡単にひとつ説明していただきたい。名古屋市警の定員と実在員は幾らになつておりますか。
【次の発言】 大体ということでありますが、この間に百三十人ほどの差があるわけですが、将来この実在員を定員の方に近づけるつもりであるか、逐次人員の整理をやられるつもりであるか。
【次の発言】 そうしますと最終にはどれくらい定員を減らすつもりでありますか。
【次の発言】 約七百人の減員という計画でありますが、これによつて経費はどれくらい浮きますか。

第19回国会 地方行政委員会 第27号(1954/03/10、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 町村合併について北山さんからいろいろ御質問がありましたが、私ちよつと関連して、また違う問題もありますが、一、二聞いてみたいと思うのですが、あの法案をつくりましたときにはこれはあくまで住民の自由意思を尊重するという建前でありました。そこで県において町村合併促進審議会というものをつくる。一方合併をする町村の側で町村合併協議会というものをつくつて、その間に調節をとりながら町村の合併々推進して行くという形であつたと思うのでありますが、どうも数県におきましては、そういう形でうまく行かないと考えたか、県の町村合併促進審議会に下部機構を持つております。そうして各地区において推進委員会という……

第19回国会 地方行政委員会 第28号(1954/03/11、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 これは関連質問ではありますが、先ほどからの北山さんの御質問、それに対する大臣のお答え、これは重要な問題たと思いますので、ちよつと私の意見を述べたいと思います。  長官は非常に端的に、それはあなた方とは意見は違う、まあ社会党的な考え方と自由党的な考え方でやむを得ない、こうおつしやるが、それは私誤解だと思うのです、もしそういうようなことでありましたら、もう赤字がやかましく言われてから数年になります。はつきり言いますと、全国の府県知事や市町村長の大部分はみな社会党かということに私はなつて来ると思う。決してそうじやありません。御案内の通り、実情は私どもにとつては残念ではありますが、保……

第19回国会 地方行政委員会 第29号(1954/03/12、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私ども原則的に府県民税を置くということについては絶対反対であるという立場では実はないのであります。先ほどから門司委員、北山さんの質問を伺いまして、ちよつと私一点だけ疑問に思いますので簡単にお尋ねしたいと思いますが、そういうふうに市町村民税の附加税であるかないかはとにかくとして、分納の場合にも、たとえば十万円の税金を納めるのに、五万円だけにしておいてくれというときには、市町村民税は四万五千円で、五千円は府県でやるというふうな形であくまで行かれるというふうな形であるならば、私はどうもこの徴収事務は徹底的に市町村の吏員にまかしてしまつたらどうか、どうして滞納を一定の期間だけ府県の手……

第19回国会 地方行政委員会 第30号(1954/03/13、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 本日午前中の大蔵委員会との合同審査の質疑の中で、入場税の問題についてちよつとお尋ねしたいと思つておつたのでありますが、大蔵省の政府委員が見えておりませんので、事業税の関係で三、三基本的なことにつきまして、政府委員の御意見を伺いたいと思いますが、現在の日本の税体系のうちに、率直に申しまして国民の一番不平不満の的になつておる大きな問題が三つあると思うのであります。一つは勤労者の源泉所得の問題であります。もう一つは今議題になつております事業税の問題だ、かように思うのであります。それで勤労者の源泉所得は百パーセントとられまして、ここ数年非常に零細なる企業の勤労者の皆さんが非常に困つて……

第19回国会 地方行政委員会 第33号(1954/03/20、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 二点だけお伺いします。あるいは御説明があつたかと思いますが、市町村民税の個人の所得割であります。これについては御案内のように三つの方法がとられておるわけでありますが、今年の地方交付税の配分につきましても、やはりオプシヨン・ワンで基本財政収入額の計算をなさるのであるかどうか、その点を伺いたい。
【次の発言】 資料を拝見いたしますと、現実にオプシヨン・ワンでとるというのは六大都市と人口二十万以上の都市ということになつておるわけであります。町村に至りましてはオプシヨン・ツーあるいはスリーということでやつておると思うのでありますが、これは特別交付税その他の場合に十分考えて、このことを……

第19回国会 地方行政委員会 第34号(1954/03/22、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 一昨日お尋ねしました問題に関連するわけでありますが、一昨日お尋ねしましたように、今全国の各地方で工場誘致の問題が大きく取上げられておりまして、その条件といたしまして、固定資産税を一年間免除するとか、あるいは三年間免除するとかいうことが、しばしば新聞紙上に出ておるのであります。それに関連して、今度の改正案で、地方鉄道または軌道の営業路線をつくる場合には、最初の五年間は価格の三分の一とか、非常にこまかいことを規定されておるが、この実際の数字は三百万円とか、九百万円ばかりの数字であるが、こういうものはむしろ当該の市町村にまかしたらどうかというようなことをお尋ねしたわけでありますが、……

第19回国会 地方行政委員会 第37号(1954/03/31、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 昨日に引続きまして町村合併の問題について二、三お尋ねをいたしたいと思うのであります。本日はちようど三月の末日でありまして、きよう全国各地方で新しい市がたくさんできるように聞いておりますが、実際の状況を拝見いたしますると、大分どうも窮乏をしたような傾向かありまして、この間から政府当局からもこの点の御答弁もありましたけれども、この点につきまして二、三伺つてみたいと思います。  私どもは先国会において町村合併促進法をつくりましたときに、もうこういう情勢であるならば、町村合併よりも全国の自治体の最低の單位を郡と市にしてしまつたらどうかというふうな意見も実はあつたのであります。その当時……

第19回国会 地方行政委員会 第39号(1954/04/06、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ただいま質疑継続中の地方財政平衡交付金法の一部を改正する法律案、これは結局今回は地方交付税法ということになるように伺つておるのでありますが、問題は過去数年間にわたりまして、平衡交付金の制度そのものについては、理論的には一応うなずける面がありましても、実際の面におきまして、国の財政の都合という非常に一方的な見解でもつて、毎年毎年平衡交付金の問題が、金額の総体において府県及び市町村を満足せしめなかつたという点に問題があつたわけであります。そういう意味において、今地方交付税法案におきまして、一応線が確定を見た。今度の改正案によりましても、百分の二十というふうな数字が出ておりますが、……

第19回国会 地方行政委員会 第40号(1954/04/07、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私日本社会党を代表しまして、ただいま議題になつております政府の原案に反対をいたし、また改進党の床次さんほか三名から出されました修正案につきましては、どうも途中までは大いに同調したいと思つて、実は努力をいたしたのでありますが、はなはだ残念ではありましたが、入場税を地方税にそのまま置く、及びこれに関連するもの以外には反対せざるを得ないという立場になりました。以下簡単にその理由を申し上げます。  本年度の政府の予算の組み方を拝見をいたしますると、一兆予算という形において、国の予算は極力圧縮をしたということで、今回デフレ予算を組んだと言われておりますが、国民経済全般からいたしますと、……

第19回国会 地方行政委員会 第43号(1954/04/13、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 ただいま上程になりました昭和二十九年度の揮発油譲与税に関する法律案につきまして、私は日本社会党を代表いたしまして、はなはだ残念ではありますが、賛成するわけには参らないのであります。過去三箇月にわたりこの委員会において最も問題になりましたのは、ただいまも門司委員から発言がありましたように、昭和二十九年度の予算は、国の一般会計予算を無理やりに一兆に押えた。従つてそのしわ奇せを全部地方財政の方にかけて行つた、こういうことでありまして、ただいま上程になつておりまするものは、それに対する最も端的な現われであると、私どもは判断するわけであります。従つてそのために政府は特別会計を二、三日の……

第19回国会 地方行政委員会 第44号(1954/04/14、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中井委員長 これより会議を開きます。  警察法案及び警察法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案の両案を一括して議題として質疑を行います。質疑の通告がありますので、順次これを許します。門司亮君。
【次の発言】 了承いたしました。その余の問題につき質疑の御進行を願います。
【次の発言】 門司君に申し上げますが、自治庁長官の出席を要求しましたところ、長官は昨日から関西へ旅行中だそうであります。明日朝帰られるということでありますから、あなたの御質疑につきましてはその余の問題につき進められんことをお願いいたします。
【次の発言】 公務なりとの御報告を受けました。

第19回国会 地方行政委員会 第45号(1954/04/16、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中井委員長 これより会議を開きます。  この際理事の補欠選任についてお諮りをいたします。すなわち委員の異動に伴い、理事が一名欠員となつておりますから、その補欠選任を行いたいと思いますが、投票の手数を省略して、委員長より指名するに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さように決定いたします。  西村力弥君を理事に指名いたします。
【次の発言】 警察法案及び警察法の施行に伴う関係法令の整理に関する法律案の両案を一括して議題といたします。  本日は、一昨日の理事会の決定に基いて、いわゆる左翼、右翼の流動状態只会議録竺及びこれらをめぐる当面の治安情勢等について、秘密会を開いてその実……

第19回国会 地方行政委員会 第46号(1954/04/17、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今門司委員からああいうお尋ねがありましたので、関連して申し上げるのですが、実はその質問をいたしましたのは私であります。先般公聴会の席で、たしか名古屋市警でありましたか、署長が参りましたときにその話が出まして、愛知県においては国警は一年に五千万円ぐらい寄付金をとつておるというような発言がありましたので、それに関連をしまして国警当局にお尋ねしたのであります。そういたしますと、返事が一銭ももらつておりませんというようなりつぱな返事であります。返事をした人も私は記憶いたしておりますが、私はその点ですぐに質問を打切つたというか、ほかの人の質問になりましたので黙つておりましたけれども、大……

第19回国会 地方行政委員会 第48号(1954/04/20、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 先ほどから小坂さんのいろいろなお話を伺つておるのでございますが、私どもここ二月ばかり犬養さんの警察行政に関する考え方についていろいろと御質問をいたしまして、実は総括質問については双方へとへとになるほどやりました。大体われわれの感じとしては、七合目まで行つたという気持でおるのでございます。そこで突然あなたがいらつしやつて、非常に御研究なすつておるという先ほどの副総理のお話であります。敬意を表するのでありますが、しかしかわりますと、やはり七合目からひよつとしたら三合目、四合目へ下るのではないかという危惧の念を私は実は持つて伺つておつたのでありますが、今の北山さんの質問に対する御答……

第19回国会 地方行政委員会 第49号(1954/04/21、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 総体質問で先般来犬養国務大臣に私お尋ねをいたしました。あと二、三問題を保留いたしておいたわけでありますが、本日はその問題と、昨日新しく警察担当になられました小坂さんの回答、そういうものに関連をいたしまして、公安委員会の問題についてお尋ねをいたしたい、かように思うのであります。  さきに犬養さんにお尋ねをいたしましたときに、私は公安委員会の委員になります資格について、今回この資格を緩和されたことについてはけつこうなことであるというふうに申し上げておいた記憶があるのであります。現在でもその気持でおるのでありますが、やはりそれにも制限がございます。それは今度出されました法案の第七条……

第19回国会 地方行政委員会 第50号(1954/04/23、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私お尋ね申し上げたいのは、門司さんの質問が済みましてからでけつこうであります。
【次の発言】 同僚門司委員から詳細な御質問がありましたので、私はこまかいことば省略いたしまして、基本的なことで一点だけ、ひとつ保安庁長官の率直な御意見を伺いたいのであります。  それは御案内の通り、現行の警察制度ができましたときには、まだ警察予備隊というものがありませんでした。従つてそれの変身でありまする保安隊もなかつた。また今度あなた方が自衛隊という名前になさろうとしてやつておられますが、それもなかつたわけなのであります。従いまして、私は先般犬養前国務大臣にお尋ねしたのですが、現在の警察制度はそ……

第19回国会 地方行政委員会 第53号(1954/04/28、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 きようからは逐条審議に入つたわけであります。従いましてまた元へもどるようなお話は、私どもといたしましてもなるべく避けたい、かように考えております。ただ総則のことでありまするから、原則的な規定がありますので、多少そういうきらいがあるかもしれませんが、そういう意味でお尋ねするのでありますから、その辺のところは御了承賜わりたいと思うのでありますが、まず第一に第三条でお尋ねをいたします。  第三条はこの法律には「警察の職務を行うすべての職員は、日本国憲法及び法律を擁護し、不偏不党且つ公平中正にその職務を遂行服務の宣誓を行うものとする。こうありまするが、この服務の宣誓はどういう形でおや……

第19回国会 地方行政委員会 第54号(1954/04/30、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 関連質問。私も質問はなるべくやめておこうと思つたのですが、先ほども第二条の第二項で門司さんの不備不党かつ公平中正というような文句はいいじやないかというふうな質問に対して、それでもいいんだというふうな御答弁があつたと思うのですが、私はどうもそういうふうに、その人の質問によつて答弁をあちこちされては、実際困ると思うのです。二条の三項はこの法案の目玉だと思うのです。そういうことでもつてこの総則を簡単に行きますと、あとのこともありますし、法律の執行の面を考えまして――私は門司さんと同じ党でありますし、根本的には立場はわかつておるのです。門司さんの聞き方が違うだけの話でありますが、そう……

第19回国会 地方行政委員会 第56号(1954/05/07、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 関連して、先ほど西村委員からお尋ねもあつたのでありますが、先般第三条の宣誓書を出していただきたいというようなことを申しておきましたが、ここに案をお出しになつた。この宣誓書は現在行われております宣誓書と同じでありますか。どこか違つておるところがありましたならば、お教えいただきたいと思います。
【次の発言】 この宣誓書に「その綱領が警察職務に優先してそれに従うべきことを要求する団体又は組織に加入せず、ということがありしますが、これは具体的にはどういうことをさされておりますか。
【次の発言】 私も実はあまり勉強していないのでございますが、警察官は政党に入ることは禁止されておるのであ……

第19回国会 地方行政委員会 第58号(1954/05/10、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今のお尋ねは、小坂さんあなた誤解していると思いますが、それはたとえばロンドンとか、パリとか、あるいはフランクフルトとかいうような都市に警察がある、その警察が国警であるか自警であるかということを聞いておるわけではないのであります。その都市で単独の単位として警察を持つておる。それから世界各国とも持つておる。どうして日本だけがそういうことをやらぬか、こういうことであります。
【次の発言】 今の御答弁でありますけれども、国警は国警であるが、やはり人口十万以上とかそういうものには単一の警察体、警察署がある、こういうふうにわれわれは聞いておりますが、それはどうですか。たとえばフランスでは……

第19回国会 地方行政委員会 第59号(1954/05/11、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 先ほどの理事会の報告を先にやつていただきたいと思います。――委員は知りません。
【次の発言】 社会党の持ち時間はあとどのくらいありますか。
【次の発言】 私のお尋ねいたしますのは、簡単でありますから、時間はあまりとらぬと思います。今第五章で伺つておりますけれども、どうも昨日からいろいろ問題になつております第四章の三十七条の問題が、私しつくりと納得が行きませんので、その点だけを一つ前にもどつて、念のためにお尋ねをいたしたいと思います。おもに柴田総務部長にお尋ねをいたしたいと思います。  三十七条によりまして、一号から八号までというものは、おもに国が支弁をする、国庫支弁ということ……

第19回国会 地方行政委員会 第60号(1954/05/12、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私もちよつと議事進行について申し上げたいと思います。けさの理事会の経過について委員長から報告がありましたし、またその点について藤田委員、西村委員から質問がありましたので大体わかつたのでありますが、ただ昨日問題になりました証人の喚問の件であります。これは今会期中に適当にということでありまするが、それでは私全然意味がないように思うのでありまして、今警察法の審議中でありまするが、その審議中にやらないとこれは全然意味がないのであります。そういうことについて理事会でさらにつつ込んだ話がなかつた。たとえばきのうの質問は、まあはつきり言えばかなりデリケートなものをたくさん含んでおると思いま……

第19回国会 地方行政委員会 第62号(1954/05/14、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私本日突然提出されました三派共同提出の修正案につきまして一点だけお尋ねをいたしておきます。私の質問はいつも時間をかけませんので、皆さんにたいへん評判がいいのでありますが、きようはあまりひどいので少しお尋ねいたしたいと思います。それは公安委員会の委員の資格の問題であります。大体西村さんは提案理由の説明者であるが、今の公安委員会というものをどういうふうに考えておられるか、それからちよつとお尋ねいたします。
【次の発言】 これはあなたの本職じやありませんが、そういうふうな答弁をするなら、私も簡単に一点聞こうと思つておりましたが、ほんとうに時間をかけてやらざるを得ないと思います。われ……

第19回国会 地方行政委員会 第63号(1954/05/15、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま上程になつておりまする警察法案外一件について、反対の討論を行わんとするものであります。  過去二箇月半にわたりまして、私どもはこの原案ついていろいろと慎重に審議いたしました。しかし残念ながら、どうも私どもを納得せしむるに足る御答弁もありませんし、また本日出されました修正案につきましても、はなはだどうもちぐはぐな感じがいたしまして、特に先ほどお尋ねいたしました公安委員の資格その他におきまして、政府並びに三派の人たちは、民主主義とか主権在民、そういうことについては、ほんとうに観念論的にしかわかつておられないのじやないか、かようにさえ考えて……

第19回国会 地方行政委員会 第69号(1954/05/26、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 きようはもう質問をやめようかと思つておりましたのですが、先ほどから植木さんの御答弁を伺つておりますと、どうもやはり私どもの地方行政に対する考え方と大蔵省の皆さんの考え方と大分隔たりがあるように考えますので、そういう点についてひとつお尋ねをいたしたいと思うのであります。今全国の地方団体の赤字の問題でありますが、これについては新聞紙上でもいろいろ、と取上げられておりまするし、その取上げ方の中に、ときどきまた大蔵省あたりの見解も出ておる。私ども一番心配いたしておりますのは、全国に一万近い府県や市町村があるが、そのうちのきわめて少数の事例を大きく取上げまして、地方財政は非常に赤字であ……

第19回国会 地方行政委員会 第70号(1954/05/29、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中井委員長 これより会議を開きます。  奄美群島復興特別措置法案を議題として質疑を行いますが、本案につきましては正誤表が出ておりますので、念のためその説明を聴取いたします。山中君。
【次の発言】 これについて御質疑はございませんか――質疑は別にないようでありますから、本案に対する質疑は終了いたします。  これより討論採決を行いたいと思います。討論の通告がありますから、これより討論をいたします。灘尾弘吉君。
【次の発言】 次は床次徳二君。
【次の発言】 西村力弥君。
【次の発言】 門司亮君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。  これより採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求……

第19回国会 地方行政委員会 第75号(1954/07/24、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 先ほどの県会の選挙のことですが、ちよつとお尋ねしたいと思います。私ども合併促進法案を通しました折に県会の選挙について例外の規定を設けたということは、やはり促進を大いにはかるというためにやつたのでありますが、先ほどから伺いますと、それがかえつて害になつてこのような決議案のようなものまで出されておるということで、私ども合併促進法案をつくりました委員といたしまして、どうも逆のような結果になつて、非常に遺憾に考えておるのであります。そこで府県におきましては県会の選挙区をきめるということについて先々に延ばしてはおりますが、実際けはなはだきめにくいというようなことが非常にあるようなのであ……

第19回国会 地方行政委員会 第76号(1954/07/26、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私の質問はいつも簡明であると思つているのですが、いろいろお尋ねがありまして、私の尋ねたいと思うことの半分ぐらいあつたのでありますが、先ほどの御説明のみにつきまして少しお尋ねをいたしておきたい。たいへん理論的な御説明でよくわかつたのでありますが、問題は二つにわかれておると思います。そこでひとつお尋ねをいたしたいのですが、二十八年度の決算において十六億円の赤字をお出しになつたということでありますが、これの資金繰りの面はどうされておりますか。おそらく国へ納付する金その他支払いをとめておられるのでしようが、資金繰りと赤字と、その辺の関係をひとつ承りたい。

第19回国会 地方行政委員会 第77号(1954/07/27、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今警察の不足財源のことで問題になつておりますから、それに関連してちよつと一、二お尋ねしたいのであります。数日前からいろいろこの間に論争があつたのですが、大体引継ぎましたときには現員現給で引継がれたかどうか、その辺のところは大体わかつておられると思いますが、ちよつとお尋ねしておきたい。
【次の発言】 私はやはりそこに問題があると思うのであります。少し脱線をいたしますが、実際問題といたしまして国警と自警との間に相当給与の差がある。このことについては警察法の審議の場合には、むしろ説明といたしましては自警の給与は高過ぎるというふうな考え方の説明であつたので、従いまして今回この改訂にあ……

第19回国会 地方行政委員会 第78号(1954/10/04、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 警察の経費の問題につきましてこの前の委員会でも大分議論がありましたが、結局そのときはまだ調査中ではつきりしておらぬということであつた。ところが本日今までの委員会の経過を承りますると、やはり七十億程度の赤字、年度末まで行くと百億程度になる、こういうことです。そこでどうもそういうことになりますると、この前の警察法の改正のときには、結局のところ九十億の節約になる、今年度はかからないけれども、二、三年の間には九十億の節約になるということが、われわれに対する警察制度の改正の説明の中の最も大きな原因の一つであつた。原因が大体三つあつて、能率的になる、それから責任のある警察制度になる、第二……

第19回国会 地方行政委員会 第80号(1954/10/06、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今の問題でお尋ねしたいのですが、その七億とか何とかいう数字は、去年われわれの方で災害に対する特別立法をいたしました、それによつての計算であるか、一般の災害に対する助成金の計算であるか、どちらでありますか。
【次の発言】 田辺さんにお尋ねしたいのですが、先ほどから町村合併に伴う電信電話の整備計画について一応承りまして、よくわかりましたが、一応六キロ以内の局を統合する、こういうふうな御意見ですが、それについて何か電信電話の技術的な理由がありましたら、ひとつこれについてお聞かせいただきたい。それが一つ。  それから四十億の経費がかかる。それについては国から金をもらうというお考えです……

第19回国会 地方行政委員会 第81号(1954/10/07、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 きわめて事務的なことでありますが、生活援護に対する総額が足りないという問題、先ほどから論じられておるわけでありますが、それと同時に生活援護費に対する地方財政の負担部分であります。これまでは生活援護を一〇〇といたしますと、八〇までは国の負担、一〇が府県であつて、あとの一〇は市町村、こういうことになつておりましたのを、二、三年前に八〇までは国、残りの一〇ずつは府県及び市ということに変更になつたように私は記憶いたしておるのでありますが、今でもそういうことになつておりますか、ちよつと伺つてみたいと思います。
【次の発言】 そこでお尋ねしたいのでありますが、どうですか、どうも日本の内政……

第19回国会 地方行政委員会 第86号(1954/11/10、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 本日問題になつております高速自動車道路の敷地その他につきまして、それから三原橋でありますか、陳情の内容のように伺いますが、第一の自動車専用道路といいますか、高架線といいますか、この問題について二、三お尋ねをいたしたいと思います。まず第一点は先ほどからの参考人の御陳述で大体わかつたのでありますが、しかし副知事の岡安さんは、現地の区の了解を得ている、こう言いますが、陳情書の内容、また今の区長さんのお話でありますと、反対が非常に強い、こう言うのであります。その辺のところどちらがほんとうであります。か、ちよつとお尋ねをいたしておきします。

第19回国会 地方行政委員会 第87号(1954/11/11、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 今門司委員からヒロポンの問題について御質問がありましたが、これは私は今の日本の国内情勢、さらにまた将来の日本の国民生活全般から見て、非常に大きなまた根の深いものだと思うのであります。それのみではなくまた外交面なんかに思いをいたしましても、これは相当深く考えて行かねばならぬ問題であると思うのでありますが、これに対して最近警察当局が大々的に摘発に乗り出しておられるということについては大いに敬意を表するのですが、私どもに言わしめますれば、むしろ時期が遅かつたのではないかと思うのであります。これは線香花火式なことをやりましてもだめで、もつと徹底的に長期計画を立ててやりませんと、私はこ……

第19回国会 地方行政委員会 第89号(1954/11/29、26期、日本社会党(右))【議会役職】

○中井委員長 これより会議を開きます。  本日は、過般来消防に関する問題につき、特に本委員会において設置されました消防小委員会の経過とその結果等につきまして、小委員長加藤精三君より御報告を求めます。加藤、精二君。
【次の発言】 加藤小委員長のただいまの御報告につき何か御質疑は、ございませんか。―御質疑もないようであります。ほかに御発言は、ございませんか。―それではこの臨時議会には自治庁関係の法案が一、二提出せられるようでありますから、臨時議会進行の経過等を勘案いたしまして、来る来月二日午前十時より本委員会を開会いたしたいと存じております。あらかじめ申し上げて皆さんの御参考に供しまする  本日は……


■ページ上部へ

第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 地方行政委員会 第1号(1954/12/02、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私ちよつと途中で入つて来まして、先刻の御質問の内容なんかよく存じませんので、多少重複するかもしれませんが、簡単に一、二お尋ねしたいと思うのであります。  今回の自治庁長官の説明によりますると、地方交付税の総額等の特例に関する法律案の提案理由の説明でありまするが、今度四十億おふやしになるのでありますが、その内訳といいまするか、警察関係の政府の見込違いに対する補填をお考えになるということでありますが、最後のところで、それを分割いたしまするのに都道府県警察費の財政需要の不足分を補填するということになつておりまするが、一年延期になりました五大市の警察費等の関係についてはどうなつており……

第20回国会 地方行政委員会 第3号(1954/12/04、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 私は日本社会党を代表いたしましてただいま上提になりました昭和二十九年度の地方交付税の総額等の特例に関する法律案につきまして反対の意思を表明するものであります。理由といたしましてきわめて簡単に二、三点申し上げてみます。  まず第一の理由は、十九国会におきまして最も大きな問題となりました警察法の改正の問題、この警察法の改正に際しまして今の内閣がその理由として説明いたしましたものが三つございました。その三つのうちの一つは、警察が一本になることによりまして、経費の節約ができるということでありました。三年たつと九十億の節約になるというのが、その理由の説明でありました。当時私どもはそのこ……


■ページ上部へ

第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 大蔵委員会 第3号(1955/01/24、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 関連して、今の渡辺さんの説明について一点だけお尋ねしたいのですが、酒の造石高をふやして増収をはかるというのですが、その方法といたしましては、密造をなるべくなくすように努力する、これは具体的にどういうふうにおやり願うのですか。
【次の発言】 私、政府の密造をなくして二級酒をふやすということに対しては、必ずしも反対するわけではない、非常にけっこうだと思いますが、その具体的方法として、ただそういうことを言うておっただけでは、なかなか密造はなくならない、かように思うのです。そういう点について、もう少し大蔵省当局がほんとうに密造をなくしようということであるならば、具体的に考えていただき……


中井徳次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|26期|-27期-28期-30期-31期-32期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院26期)

中井徳次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|26期|-27期-28期-30期-31期-32期
第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第1号(1954/03/16、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 大分時間もたちまして、公述人の皆さんにもたいへん御迷惑だと思いますが、私簡単にお三方に一件ずつお尋ねをいたしたいのであります。  まず最初に、私地方行政の一委員として実は非常にさびしく感じていることがあります。それを申し上げたいのでありますが、今日占領行政の行き過ぎの是正というふうなことで、各種の法令の改廃、あるいは各種の調査機関などができて研究をされております。地方制度調査会においても、全国の自治団体からおのおの代表の委員をあげられまして、この間も一つの成案を得ました。ところがその中において――これは関連があるから申し上げるのでありますが、たとえば教育委員会をどうするという……

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第2号(1954/03/17、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 いつも最後の質問で、時間が迫つて皆さんに非常に恐縮でありますか、私も遅れて参りましたので、熊本の市警の久原さんにだけお尋ねをいたします。問題は二つであります。  先ほど改進党の鈴木さんから御質問がありましたことに関連をしてであります。久原さんにはまことに申訳ないのでありますけれども、私ども今回の警察法改正案を審議する立場といたしましては、今度の警察法改正は、警察官が仕事をするのに都合がよいとか悪いとかいうことよりも、あるいはまた今の内閣が、今度改正することによつて仕事がうまく行くというふうなことよりも、国民のためになるかどうかという面から検討しております。従いまして、警察官が……

第19回国会 地方行政委員会公聴会 第3号(1954/03/18、26期、日本社会党(右))

○中井(徳)委員 金刺さんに二点だけお尋ねいたします。先ほどの府県民税の問題でありますが、市町村民税のピンをはねることは、私は反対であります。しかし、府県の側からいうならば必要であろうということもわかるのであります。あなたの御意見の通りでありますが、しかし今出ております法案を見ますと、府県民税を市町村がかわりにとりまして、その手数料が二・五%プラス・アルフアということになつているらしい。ところが一方入場税の方は、遊興飲食税とか、パチンコの入場税とか、非常にとりにくいものはみんな元通りということにして、劇場本位の簡単にとれる入場税は、国は一割手数料をとつておる。そこであなたの御体験からいつて、県……



中井徳次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|26期|-27期-28期-30期-31期-32期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

中井徳次郎[衆]在籍期 : |26期|-27期-28期-30期-31期-32期
中井徳次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 26期在籍の他の議員はこちら→26期衆議院議員(五十音順) 26期衆議院議員(選挙区順) 26期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。