このページでは中井徳次郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○中井徳次郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、警察官職務執行法の一部を改正する法律案の撤回に関する決議案に賛成の意を表さんとするものであります。(拍手) 第一に、私が同法案の撤回に賛成する理由は、本臨時国会に寄せる国民の期待は決して警職法の改正になかつたという点であります。(拍手)国民がこの臨時国会に期待したものは、国内的には、国民の頭上に暗くおおいかぶさつておりまする不況の波をどうして排除してくれるか、不景気に対してどういう対策を立ててくれるかという点にあつたと思うのであります。(拍手)また、国際的には、断絶した日本と中国との関係をどうしてくれるのであるか、戦火の続く台湾問題に対し、……
○中井(徳)委員 ただいま新任の大臣以下各位からごあいさつを承わったわけであります。今度の議会は特別国会でありまして、そう会期も長くはないというようなことでありまするから、いずれごあいさつ願いましたことにつきましての具体的な政府の施策は、臨時国会並びに通常国会でおやりになると思いますが、今ごあいさつ賜わりましたようなこと、あるいはまた最近問題になっておりまするようなことにつきまして、きょうはまあ冒頭でありますから一般的な心がまえ等につきまして二、三私は政府の見解をただしておきたいと思うのでございます。警察関係はあとで同僚の北條君からも御質問があると思います。従いまして、その前に自治庁関係のこと……
○中井(徳)委員 ちょっとそれに関連して。今町村合併の問題等もありましたが、急げといい、また急がぬという議論も出てきております。そういたしまして結論は、事務的にきわめてきれいに法の精神でやられたのならばいいのであるが、実は必ずしもそうではないというふうなうわさも最近非常に流れておりますので、私どももここ二、三日両方から陳情を受けてまことに困っておる。そこで何か最後の委員会の調書があるようでございます。この調書は非常にみごとにできておるように私は承わっておるので、これを一つ委員会に資料として出していただきたい、私そう思うのです。きょう行政局長もおりませんのに、大臣に直接お願いをして恐縮であります……
○中井(徳)委員 ただいま議題となりました地方財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨を説明いたします。 地方財政再建促進特別措置法が施行せられましてより約三年になりますが、その間に赤字地方団体が再建について極力努力をせられたこと。昭和三十一年度において一時的な経済界の好転があったこと。従来よりも不十分ながら地方団体に対する財源措置が上向いてきたこと等の原因によりまして、だいぶその後の状況が変化して参りましたのと、本法施行の経過にかんがみますと、本法律につきましては、歳入が計画を上回った場合の規定が整備されておりません。従いまして、たとえば歳入増になった場合の措置等につきましても、……
○中井(徳)委員 きょうは再建法の問題で議論になっておるようですから、私、ちょっと関連しまして、これはいささか重要な問題とも思いますが、一、二政府の考え方をただしておきたいと思うのです。 給与条例にひっかかってにっちもさっちもいかぬというふうなことなども、その府県市町村にとりましては、予算の総額からいったらごくわずかな金額なんです。ただもう両方とも面子だとかなんとかにこだわっていますが、私は、きのうも改正案を出して説明したその中に触れておいたんですが、この再建法には一つの盲点があるように思うのです。それは増収の場合――最初再建法が出まして、そして承認を受けるときに、皆さんのところに書類を出し……
○中井(徳)委員 関連して。私もちょっとぼんやりしておったのですが、今伺いますと、これは太田さんの希望と、同じ党内で逆になるかもしれませんが、観光について何か起債の御計画があるということですが、私は今実は下関から帰ってきたところです。下関に参りましたら、門司・下関博覧会だ何だといってロープ・ウェーもできておりました。しかし、役所の近所にまだ終戦後建てました住宅などがたくさんありまして、まだ屋根にかわらの乗ってないというふうなところがある。今の全国的な傾向として、じみな下水の問題だとか、住宅の問題とか、そういうものがまだまだ数十億じゃない、数百億、数千億も残っておる今日、はなやかなことばかりやる……
○中井(徳)委員 私、きょうはもう質問やめたいと思っておりましたが、今問答を伺っておりますと、少しどうも政府のお考えは甘いように思うのです。円満に解決するといって、そんな解決できますか。私は、これだけごとごとやったものを円満に解決なんかできないと思う。それは青木さんが主観的に円満に解決するだけで、もう泣き寝入りということなんだ。ここに問題がある。そこで政府としては、もっと筋を通した裁定を私はやってもらいたい。それは少々きらわれたってしようがないですよ。百人のうち百人ともうまくいくなんということは、これは全体主義だと私は思う。そこであらためて私伺いたいのですが、大体町村合併促進のときには、住民本……
○中井(徳)委員 地方交付税の問題ですが、先ほどからいろいろ話を伺って、やはり私どもがいつも言っておるように、交付税というものは安定性がないと、毎年心々小手先でいじっておってはいけないということが、具体的にここに出てきたものだと私は思うのでありますが、しかし結果がいいとか悪いとかいうふうなことを別にいたしまして、私がこの際ちょっと伺っておきたいのは、先ほどから津島さんとあなたの問答のうちに、特別態容補正というようなことがありました。これはどういう法的な根拠でそういうものが置かれたのか。私は実は去年五十億ばかりあるという話も聞いておったのですが、どういう根拠でそういう非常に大きな金を政府がおやり……
○中井徳次郎君 ただいま議題となりました地方財政再建促進特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 本案は、ただいま委員長の言葉の中にありました通り、継続審議のものになっております。地方財政再建促進特別措置法が施行せられましてから三年有余になりますが、その後の経過を見ますると、その間に、赤字の地方団体が再建について相当努力をしておられるということ、あるいはまたいわゆる神武景気と言われまする昭和三十一年度におきまして経済界の好況がございましたこと、それから第三といたしまして不十分ではありましたが、地方団体に対する財源の措置がここ一、二年とられてきましたこと。大体そういう三つの……
○中井(徳)委員 きょうは、両党の理事の話し合いでは、冒頭に警察官職務執行法の一部を改正する法律案について、政府の提案理由の説明を聞く、こういうこともきのうの二回の会談できまりました。午前中からの自民党側の皆さんの御意見によりましい、二十四日の午前中まで、新市町村建設促進法の一部を改正する法律案を審議をするということにきまったわけであります。そこで私どもも、そういうもりで午前の社会党の国会対策委員会その他に報告をいたしまして、大体の了承を得ました。ところが、その会議の途中で、二十五日以後の日程につきまして、私どもはまだ全然相談いたしておりません。にもかかわりませず、世論機関その他から、二十五日……
○中井(徳)委員 大へんどうも脱線をするようで恐縮でありますけれども、今加藤先生からの御発言、私、半分非常に傾聴いたしました。それは経済の成長率に応じて地方自治体も成長すべきものであるというふうな根本原則については、私はその通りだと思います。しかし前半で、これは非常に重要であろうと思いますので、私は政府の見解を伺いたいのですが、そういうことではありますけれども、この地方行政委員会におきまして、過去十年間いろいろと論じられておりましたことは、何といっても敗戦後の日本の経済復興、産業復興といいますか、国家の興隆といいますか、文化国家、福祉国家ということでやってきた。そして地方財政、地方行政というも……
○中井(徳)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案になっておりまする法案につきまして、反対の意見を申し述べたいと存じます。 この法案の原案でありまする、またもう一つ先の法案であります町村合併促進という問題につきましては、わが社会党も、四、五年前でございましたか賛成をいたしました。その結果、この間から大臣並びに政府委員から御説明のあったごとく、町村合併の問題につきましては、一万近くありました市町村が、今や三千五百になる。計画としては、非常な進捗状態を示しております。この点につきましては、社会党といえども、何でも反対というわけで、そういうことはけしからぬなどという気持は全然ありま……
○中井(徳)委員 ちょっと議事進行。ただいま開会前に伺いましたところが、突如として自治庁長官変更を政府の方でなさったということでありまして、全く初耳でございますか、そういうことになりますと、当委員会といたしましては、愛知さんが今度自治庁長官を兼務されるということになりますが、愛知自治庁長官に一つきょう昼からでも出てきていただいて、われわれに対するあいさつをお願いしたい。私ども、警職法の関係でもって、地方行政一般についての審議がまことに停滞をしておることを遺憾に存じております。従いまして、突如として政府がそういうことをやられたことについて、その辺の有情も伺ってみたいと思いますので、委員長におかれ……
○中井(徳)委員 関連して。今私は途中で入ってきて、もっとこれよりも大臣の提案理由の説明書があるかと思って探しましたら、ないので、伺いましたら、逐条説明でおやりになる。これはこの前私申し上げたでしょう。警察庁関係の政府委員の諸君は、この警職法も同じでありますが、あのときも簡単に出しませんといって、一週間たってまた出して、出された資料を見ますると、まことに法規に基いておらぬし、あるいは国会の審議というものについての基本的な考え方、心がまえという点、それを私申し上げた。それは風俗営業取締法の一部を改正する法律案は、大した法律でないかもしれません。しかし、大した法律でないから逐条説明だ、資料でいいわ……
○中井(徳)委員 ちょっと関連して。今の内田さんの熱心な御質問に関連するわけですが、中川君の答弁を聞いていますと、「他の公の機関」という中に自衛隊は入らないというふうな答弁ではないわけです。やはり入る場合があると言われた。そこで、先ほどからあなたよりるる説明がありましたが、治安出動の場合に――私はあまり勉強していないのだが、総理大臣の承認とか、そんなことは必要なく、知事あたりでできるということでございますが、そういうことになりますと、「他の公の機関」の中に自衛隊が入らないということは、断言はできないと私どもは了解しているのですが、いかがですか。
○中井(徳)委員 政府の提出されております改正案につきまして、ちょっと二、三点、本日のところ伺ってみたいと思うのであります。
まず第一点は、政府の改正案によりますると、郵便を利用して立候補の届出をする者の禁止をいたしたいというのでありますが、現実に郵便でもって立候補をするというような人は、全体の数から言うと非常にまれであろうと思うのです。従って、ごく特定の人物じゃなかろうかと私は思うのですが、その人名など、大体わかっておりましたら、どういう人でどういうふうなのか、ちょっと説明を願いたい。
【次の発言】 それから次に、都道府県知事及び市町村長の任期満了による選挙という場合には在職のまま立候補が……
○中井(徳)委員 関連して。どうも私よくわからぬのですが、どうなんですか。この法律が通ると、そういう深夜喫茶を十一時以後はやつちゃならぬということができるのですか。本島さんは、なかなかできにくい、やはり深夜喫茶が残る、皆さんの御判断ではそれができるのか、その辺のところをちょっと伺いたい。
○中井(徳)委員 私、五分ばかりですが、ちょっとお尋ねいたしたいのは、今御質問のありました問題と全く違うのでありますが、私もはなはだ不勉強でありますし、また十分の用意もいたしておりませんので、お尋ねするのもどうかと思うのすけれども、実はけさ新聞を見ましたところ、オリンピックの後援会の問題で、何か一千万円ばかり不正の使い方があって、清算事務ができないというふうな事件がある。これは三月ほど前に大きく世間に喧伝されまして、大へん問題になり、早く片づけなければいかぬということであったと思うのです。そこで私どもといたしましては、もう片がついているのではないかと思っておりましたが、まだああいう記事が出てお……
○中井(徳)委員 今大臣、関係政府委員から説明を聴取したのでありますが、これに対する質疑は、私どもよく調査をいたしてから順を追って行いたいと思っておりますが、私は、地方財政計画の形式につきまして一、二お尋ねをしたいと思います。 数年来、私は毎年この説明を聴取しておるわけでありますが、どうもこの地方財政計画は、率直に申し上げると、しろうとにはなかなかわかりにくい計画になっております。そんなことをいえば予算全部がそういうことになる、と言えばそれまででありますが、特に私気にかかるのは、国の予算との関係なんかどうもはっきりいたしておらぬ。そこで政府におかれても、いろいろとこの財政計画をもっと簡単明瞭……
○中井(徳)委員 けさの新聞に自治庁から地方団体に対しまして、相次ぐ汚職があるというので綱紀粛正を求めるように通牒をお出しになった、あるいはお出しになるというふうな記事があるのでございますが、これにつきましては、現在政府としてはどういう態度でおられるのか、大臣からその辺の事情を伺いたい。
【次の発言】 私は、この問題について二点ばかりお尋ねしたいのです。
第一番は、きわめて事務的なことでありますが、自来自治庁が府県、市町村に通牒を出されるときに、大てい次官通牒という形になっておる。大臣から直接やるというふうなことはほとんどないのであります。その辺のところに――どうも大へんしろうとくさい質問で……
○中井(徳)委員 ちょっと今のに関連してお尋ねいたしたいのでありますが、政府は税制の問題について大改正をするために委員会をお作りになるというようなことが新聞に出ておりました。三十四年度の予算の編成を終りましてからすぐそういう声明を出しているように私は記憶しておりますが、その税制大改正の委員会のようなものをお作りになるのですか、どうですか、それを伺いたい。
【次の発言】 その法案は、今大蔵委員会ですか、どこですか。
【次の発言】 今、阪上委員からの質問で私は強く打たれました。ここ十数年来地方財政権ということで今日に至った。また何といいましても、国の財政と地方の財政との比較において、地方が非常に窮……
○中井(徳)委員 関連して……。今の御答弁、三十億というような御認識のようだが、どうかと思うのだ。あなたも正確にはかっておられると思うが、これは一つお調べを願いたい。学校関係、道路関係の補助金と実際の建設費との差額、これは私は数百億あると思います。一つ調べて下さい。たとえばPTAの一年の何がどれだけあるかというようなこと、ああいうものとの関連もありますが、それは大へんな数字になると私は思います。三十億というのはちょっとひどいように思う。これは別にあげ足をとるわけではないが、一つ厳格に調べて下さい。そうして報告して下さい。これをお願いします。どうですか、私の見通しは過大かね。あなたは三十億と言わ……
○中井(徳)委員 大へん傾聴すべきお話を承わりまして恐縮でごさいましたが、まず最初に三好さんに一問お伺いいたします。三好参考人のお話の中で、私は非常に心を打たれましたことは、地方税の減税等についてはもっと地方団体の意見を、むしろ地方団体を主体にして考えていくべきであるか、中央か勝手に仕事はやれというが、税金を勝手に減らすということは筋か合わぬじゃないか。これはごもっともで、そのものすばりおっしゃったという点に対して敬意を表するわけでございます。そこで御意見を拝聴したいのですが、こういうことになりましたのは、憲法では九十二条から九十五条まで、地方自治というものを非常に尊重しておる。しかるに財源の……
○中井(徳)委員 時間がおそいのにまことに恐縮でございますが、一、二点お尋ねをしたいと思うのであります。
それは、この内容の説明の二枚目にございますが、十一条の改正ということに関連をしまして、専門の消防署がないところ、消防吏員のいない市町村につきましては県がこれをやる。こういうことになっていますが、これは市町村の方から県に頼んだ場合に県が出かけてくるのでありますか、県が勝手に判断をして、お前のところはろくな者がいないからおれがやってやるということになっているのか、どちらでございますか。
【次の発言】 そういたしますと、当然知事がやることになりますね。
○中井(徳)委員 関連して。今のような問題ですが、これはおそらく合併をされる村の理事者その他が、そういう事態について独自の判断をされずに、具体的な話は私は山梨県のように伺いますが、山梨県の県当局なり地方課なり、そういうものと相談の上でやられたというふうな、そういう形跡はあるんじゃないですか、その辺のところをついでにちょっとお聞かせを願いたい。今の門司さんの御質問、私はあまり具体的な内容は実は存じませんが、最近の地方自治の全般のやり方を見ますと、どうも非常に安易に物事を片づけるくせがついておるように思いますので、その辺のところを一つ聞かせていただきたいと思います。
○中井委員 ちょっと関連して。私は実はおくれて参って大臣に伺えなかったのでありますが、今のお話の中で、大臣は、地方債についてはむしろ積極論者である、こういうような御意見でございますが、その点はどうでございますかね。これは私は時間があれば実はきょうお尋ねしたいと思っておりましたが、国があのような健全財政、健全財政ということをうたっておられまするが、そのしわ寄せは地方に来まして、それがその年その年起債でもってやれというふうなことになりましたので、今日地方債は七千億を突破するようなことにもなっておる。この辺のところで戦後の混乱から地方財政を何とかして考えなければならぬということになれば、私はここ数年……
○中井(徳)委員 ちょっと関連して。いろいろ一般的なことをお尋ねしたいと思いましたが、それは昼から石原国務大臣も参りますので、そのときに譲りまして、あなたに関連のあることだけ私は伺ってみたいのですが、それは災害救助法というものがありまして、そうして中央に中央災害救助対策協議会などが置かれておりまして、あなたがたしか事務局長か何かになっておられるのじゃないかと思います。これは一体今度どういう活動をしておるかということであります。今度のあの大災害で当面非常に問題になりましたのは、食糧がない、船がない、衣類がない、薬品がないというふうなこと、それから連絡の問題でございます。警察に連絡する、あるいは自……
○中井(徳)委員 大へんどうもおそくなりまして、皆さん腹を減らしておられるのじゃないかと思いますので、恐縮だと思いますが、ちょっと二、三点だけお尋ねをこの際いたしておきたいと思います。 それは昭和三十五年度の地方財政計画についてでございますが、同僚各位から十分な御質問があったと思いますが、私は一、二伺っておきたいことは、いつも議論になりますが、この地方財政計画は決算と比べてみると、だいぶん差額がある、一千億程度ある。これをもっと縮めるように努力したらどうか、努力をいたしましょうということでずっと参ってきておるわけでありますが、昭和三十三年はどんなことでございましたか、それをちょっとお伺いをい……
○中井(徳)委員 きょうは、だいぶおそいので、もうやめたらどうかなどという雑音が入っておりますけれども、私、いつでもやめます。ただし、その場合には、あとでまた必ず二十日前後に適当な時間を持ってやるということを認めていただいたら、いつでもやめますから、どうぞそういうことで……。私の質問はそう長い時間はかからないと思いますが、昨日も黒い飛行機の事件、その他いろいろと日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約でございますか、これについての質疑が進められておりまするが、ただこの中で、外務大臣の説明にもありましたが、経済協力の関係のことにつきましては、与党の委員の中でも愛知さんが簡単にこれに……
○中井(徳)委員 小委員会でいろいろ問題になったことではございますが、きょうは正式の委員会でございますので、一つだけ法務省の見解をただしておきたいと思うのであります。 それは、罰則及びその他の制裁に関する事項でございます。この間からいろいろ議論を進めまして、最初は非常に元気よく出たのでありますが、いろいろ検討いたしました結果、罰則及びその他の制裁に関する事項の改正案は、実際の面においては後退の形をとっております。それは現実と照らし合わせまして、そういうことにもなる実際上の要求もあるのではないかと思うのでありますが、ただその中で、私は公民権の停止の強化につきましては、前々回の小委員会で、今の法……
○中井(徳)委員 市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案、これが今文教委員会の方に出されておるわけでありますが、私ども地方行政の側から見ますると、実は解散前の国会でしたかに二度文教委員の方と合同審査をしようじゃないかというふうなことでありましたが、時間の関係その他でそのままになっておりましたが、今回出されましたこの法律案を見ますと、私ども地方行政の側から見ると、どうもまだ納得できない面がずいぶんたくさんございますので、おもにそういう面から二、三点私は今御出席の文部大臣以下各政府委員にお尋ねしたいと思います。 まず第一に、いつも地方行政の中で問題になりまするのは、今の教育問題といたし……
○中井(徳)委員 鵜飼先生の先ほどからの公述、大へん参考になりました。私どもはこの法案につきまして慎重な審議を今続けておるわけでありますが、実は私はまだ質問いたしておりません。皆さんの今明日の公述の結果を参考にいたしまして質問をいたしたい、かように考えておるのでありますが、これまでの質疑を聞いていますと、どうも政府の答弁は昨旦言ったことと今旦言ったことと食い違う、あるいはまた総理大臣と国務大臣が食い違っておる、国務大臣と政府委員との間に答弁が食い違っておるということがたくさんあるわけであります。ただ一つだけ、私の記憶では自民党の諸君、あるいはまた社会党の一部の同僚からのお尋ねに対する答弁といた……
○中井(徳)委員 議事進行について。ただいま私どものところに入りました情報によりますと、自由民主党の諸君は会期を三十日延長したいという希望を正式に議長の手元に今出されたそうであります。私どもはこの重要法案を十月八日に政府が突如として出されました。そのときには十一月七日までが会期であるということははっきりしておった。この重要法案をわずか一月以内でやることは非常に無理だというので反対したにもかかわりませず、今日までとにかく慎重にやってくれという議長の調停によりまして、熱心にやって参りました。しかるに十一月七日という会期は両党においてかたく約束をした、国会対策委員長の間においてもあるいは議運の正式の……
○中井(徳)委員 関連ですから簡単に申しますが、実は数日前の新聞紙上に、そういうことについて細則をきめるというふうな政府のだれかの御発言があった。そこできのうの地方行政委員会において、そういう細則について出す意思があるかと言うたら、長官は出す意思はない、こう言うのです。それからまた人権擁護局を少し拡充してやらなければならぬというような話が出たと思えば、質問をすると、まだそこまで考えていない。こういうようなことで、これは一週間ばかりの審議でありますが、ことごとく答弁と実際の動きその他と違う。自由民主党の総裁が出される声明などを聞くと、最近の世情にかんがみて北海道の苫小牧がどうだ、何がどうだと新聞……
○中井(徳)小委員 大へんおそくまで恐縮でございます。私は、簡単に二、三点だけお尋ねをいたしたいのでありますが、その前にちょっと文部省の皆さんに……。先ほどから皆さんと太田君や辻原君との問答を聞いておりますと――実は私は、地方財政の方につきましてはいささか研究をしておる者でありますが、公立学校の管理につきましては、文部省のことでありますから、教育の内容とか教職員その他に対するいろんな施策とかいうことについては、皆さん相当御研究のようでございますけれども、実際公立学校の管理だとか新設だとかいうふうな問題については、地方の過去十五年の歴史から判断してみますと、率で表現するのはおかしな話でありますが……
○中井(徳)小委員 自民党の中井先生から、非常に重要なことを小委員会の冒頭お尋ねになったわけであります。しかし、私ども社会党としまして、総選挙は必至である、この情勢のもとにおいて、今の池田内閣は、選挙法の改正あるいは定員の改正等については、そういう必至の情勢の中で、政府からは三党間で話のまとまった以外は出さないというふうな決定をいたしておるやに私は聞いておる。ところが、先ほどからの話を伺うと、どうもその質問の中で、必ずしもそのことが確定しておらぬやに私まちょっと承るのですが、そういうことならば、山下三の御意見の通り自治省の事務の人だけでは問題になりませんから、基本的に大臣か、それもさっそく委員……
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