菊池義郎 衆議院議員
27期国会発言一覧

菊池義郎[衆]在籍期 : 23期-24期-26期-|27期|-28期-30期-31期-32期
菊池義郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは菊池義郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

菊池義郎[衆]本会議発言(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第26号(1955/06/09、27期、日本民主党)

○菊池義郎君 簡単に御報告申し上げます。ただいま上程せられました千九百三十六年の危険薬品の不正取引の防止に関する条約の批准について承認を求めるの件につきまして、外務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本件は、国際連盟主催のもとに一九三六年にジュネーヴで開催せられました麻薬不正取引防止会議において作成されたものでございまして、わが国は同年六月二十六日に署名を行なっております。本件は、わが国がさきに当事国となっておりまする麻薬に関する一九二一年一月二十三日のへーグ条約、一九二五年二月十九日及び一九三一年七月十三日のジュネーヴ条約の補足条約でありまして、これら三条約に対する違反行……

第22回国会 衆議院本会議 第34号(1955/06/28、27期、日本民主党)

○菊池義郎君 ただいま議長において読み上げました八つの案件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告申し上げるのでありまするが、一々詳しく申しますると、一昼夜かかりましてもまだ足らないくらいでございますので、急所々々を押えて、要点をつまみまして、手ぎわよく簡単に御報告申し上げたいと存じます。  まず第一の、航空業務に関する日本国とカナダとの間の協定について申し上げます。政府は、一昨年四月以来、この協定締結のための交渉を行なっておりましたが、昨年末に至りまして両国間の意見がまとまりまして、本年一月十二日、オタワにおきまして署名を了するに至りました。この協定は、さきに国会の承認を得ま……

菊池義郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

菊池義郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 外務委員会 第2号(1955/03/31、27期、日本民主党)

○菊池委員 ただいま日本とフィリピンとの交渉が続けられておるのでありますが、私は南方の賠償問題について、至って実際的に、しかも実行可能な事項についてお伺いしてみたいと思うのでございます。  まず最初に、賠償実行についての原則であります。ドイツのごときは、最初から戦勝国を一まとめにして、そうして賠償の総額をきめまして、それから賠償の額を各国に振り当てる、そういうような方式でもって賠償の支払いに当っておるようであります。  日本といたしましても、最初はこのドイツの方式にならってそのようにする方針であったはずです。ところが、いつの間にかそれが変って、一国々々を相手にして賠償の交渉をしているが、それは……

第22回国会 外務委員会 第7号(1955/05/18、27期、日本民主党)

○菊池委員 私はきょうはやりません。
【次の発言】 与党の議員はなるべく質問をお控えしたいと思いましたが、なかなか閣僚の方々にお目にかかって懇談する機会がございませんので、最小限度にとどめて御質問申し上げたいと思います。  私が国会図書館に質問して調べてもらったところによりますと、ソ連は原子力を利用してオビ、エニセイ河をさかさまに流して、そうしてゴビの砂漠に濁流を流してこれを緑地帯に切りかえ、そうして莫大な農産物を上げようという計画までしている。それで世界の学者が異口同音に言っているところによりますと、この原子力が産業に十分に活用されることになると、今日の工場労働者の大半、六割、七割、八割も失……

第22回国会 外務委員会 第9号(1955/05/25、27期、日本民主党)

○菊池委員 この受け入れについての意見がいろいろあるようでございますが、私は向うが貸すと言っても、くれると言っても、どっちでもよいからとにかく早くこれを受けるべきであると考えておるのです。もしそれに悪いひもがついたらそのひもを断ち切ればよいし、それからまたこれを後になって軍事用に切りかえようというなら外務委員会でもってひっくり返せばよい、そういうことは自由自在です。国会がある以上はそういうことは絶対にさせない、今からそういうことを心配するのは老婆の心配であります。決して代議士たるものがそういうことを心配する必要は毛頭ないのです。独裁国家でも何でもない。  それで安川さんに先にお伺いしたいと思い……

第22回国会 外務委員会 第12号(1955/05/30、27期、日本民主党)

○菊池委員 ソ連は日ソ交渉を利用して日本の中立化をはかるだろうということを外国の新聞がしきりに言っておりますが、鳩山先生が本会議においても宣明されました通り――日米安全保障条約は絶対に破棄しないということをおっしゃった、こういうことになっておりますが、それはソ連がどういうよい条件を持って来ても、たとえば南樺太を返すとか、あるいは講和成立後において、日ソの軍事同盟を締結しようじゃないか、あるいは不可侵条約を締結しようじゃないかというようなことを言われました場合においても、この日米安全保障条約は破棄する意思は持っておりませんかどうか、そういう点をはっきりしていただきたいと思います。

第22回国会 外務委員会 第15号(1955/06/04、27期、日本民主党)

○菊池委員 今の戸叶さんの御質問に関連してでありますが、そうしますと大使館に昇格した場合、今までの経費と、昇格後の経費は、大体どのくらいの違いがあるのですか。一々でなく全体の総額です。
【次の発言】 名誉領事などを置くようなお考えはございませんか。これまでも置いたような例が日本としてございますか。つまり外国人に頼んで名誉領事にする、あるいは日本人に頼んで名誉領事にする、いろいろな場合がございましょうが……。
【次の発言】 そういう場合には、報酬とかなんとかはどういうことになりますか。
【次の発言】 大使館に昇格してもらいたいという相手国からの要望があったというお話をこの間されましたが、どういう……

第22回国会 外務委員会 第16号(1955/06/08、27期、日本民主党)

○菊池委員 アメリカの上院の外務委員長でありますジョージが、過般新聞記者団に意見を発表しておるところを見ますと、アメリカは欧州からは絶対に撤兵しないということを言っております。ところが過般こちらで条約局長は、アメリカは日本からは早く撤退したいというような考えを持っている、早期に撤退するであろうという見込みのあるようなことを言われましたが、私はむしろ欧州よりも日本の方にアメリカは長く駐兵したいという意向を持っておるのじゃないかと考える。欧州はああいうふうに一通り安定しておる。日本はまだソ連との平和条約も整っていない。いつ何どき侵略がくるかわからぬという状態にある。あべこべに考えておりますが、防衛……

第22回国会 外務委員会 第18号(1955/06/13、27期、日本民主党)

○菊池委員 日ソ交渉の方式についてお伺いしたいと思いますが、松本全権は、日本政府からの訓令を待って交渉をやるのでありますか。また、全権の方から請訓が来て、それに対して政府が訓令を与えるという方式ですか。どういう方式でございますか。
【次の発言】 それから五原則のほかに、日本を中ソ両国の共同の敵なりと明記しておりますところの中ソ友好同盟条約の改正についても、日本は持ち出すべきであると思うのでありますが、これについてどうお考えになりますか。
【次の発言】 講和成立後に、向うの方からもし日ソの不可侵条約を締結しようという申し入れがありましたときには、それを受け入れますか、いかがですか。

第22回国会 外務委員会 第19号(1955/06/15、27期、日本民主党)

○菊池委員 関連して。向うのまとまった話の内容を新聞で見ますと、サンフランシスコ条約に全く反するような、たとえば現金の賠償が含まれておる。それから物質賠償が非常に多く入っている。役務賠償は非常に少い。そういうわれわれの考えとまるで違っておるようなものになっているのですが、ただいま政務次官の話を聞きますと、それに歩み寄りのできる可能性があるかのような印象を与える言葉がありましたが、これは重大だと思いますので、もう一ぺんその点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ああいうものに近いような条件でもって妥協いたしますと大へんな問題であります。さらにインドネシアもそれにならうでありましょうし、ビルマ……

第22回国会 外務委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本民主党)

○菊池委員 外務大臣にお伺いしたいと思いますが、ただいま日本政府がソ連との交渉において解決に向って努力しておりますところのいわゆる五つの懸案のうちで、国連加盟の問題をソ連に交渉するということは、どうもちょっと筋違いのような感じがいたしますが、これについて大臣はどうお考えでありますか。正面切って懸案として掲げるということも、他の加盟国に対してどういう影響を与えるかということも考えなければならぬと思うのでありますが、今まで日本の政府といたしまして、独立後に国連加盟を他の国連加盟国に要請しておられるかどうか。もし要請しないといたしますならば、まつ先にソ連に対してそういうことを持ち出すということは、外……

第22回国会 外務委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本民主党)

○菊池委員 私はフィリピンの賠償問題に非常な関心を持っておりますが、外務大臣の各委員会における答弁を聞いてみても、四億ドル以上出てもいいのか、四億ドルにとどめたいのか、その辺政府の意向がまださっぱりわからぬのですが、その点をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 われわれは八億ドルの説にも驚いておるのでありますが、四億ドルと十億ドルの間を政府は考慮しておるというのでさらに驚いたのでありますか、そういうように了解してよろしいのですか。
【次の発言】 向うの方から八億ドルに練り上げたという話がありますが、八億ドルと四億ドルの間とわれわれは考えたのですが、十億ドルというのはどこから出たのですか。

第22回国会 外務委員会 第25号(1955/06/29、27期、日本民主党)【議会役職】

○菊池委員長代理 稻村君、だいぶ時間が経過しておりまして、あとにまだだいぶ質問者がおりますから、どうか簡単にお願いいたします。
【次の発言】 山本君。
【次の発言】 山本君にうっかり発言を許可いたしましたが、移民会社の方を先に片づけるように理事会の申し合せがありますから、移民会社の方を一つお願いします。国際情勢のことはあとにしてもらいたいと思います。

第22回国会 外務委員会 第27号(1955/07/06、27期、日本民主党)

○菊池委員 防衛長官にお伺いしますが、アメリカの軍事基地が日本の方々にありまして、ソ連とか中共とか、そういう日本を敵国なりと友好同盟条約に明記しておる国々は、日本にある軍事基地にアメリカの原爆が持ち込まれておらない、また将来も持ち込まないと考えておるのでありましようか。軍事基地がある以上は、アメリカの原子爆弾は軍事基地に持ち込まれておるということを当然向うははっきり考えておると私は考えておる。それについて防衛長官はどうお考えになりますか。
【次の発言】 ソ連や中共は日本の軍事基地にアメリカの原子爆弾が持ち込まれないということを信じておるかどうか、それについてどういうふうにお考えになりますか。

第22回国会 外務委員会 第28号(1955/07/09、27期、日本民主党)

○菊池委員 議事進行。岡田君の質問は、経審長官と法務大臣に限られてやったはずでありますが、外務大臣に対しては許していないと思います。時間の制限をして下さらぬと困ります。
【次の発言】 議事進行。岡田君の質問は経審長官と法務大臣ということだったのです。それで外務大臣に対する質問は、あと私から始めてずっとあるのです。混同しては困ります。
【次の発言】 フィリピンの賠償問題についていろいろ迷っておるのでありますが、フィリピンからこの賠償の額についてその後まだ何らの申し入れもございませんですか。
【次の発言】 重光先生は、折衷して六億くらいならばよかろうとおっしゃる。それから政務次官は四億ドルから十億……

第22回国会 外務委員会 第30号(1955/07/14、27期、日本民主党)

○菊池委員 この運動のことについてちょっと関連質問があるのです。代議士やなんか呼べということはありませんか。
【次の発言】 地元出身の代議士とかに……。
【次の発言】 その代議士のうち基地拡張に反対したのはどこのだれですか。
【次の発言】 自由党はどうですか。
【次の発言】 その運動に労働組合や何かももちろん参加しておられますね。
【次の発言】 その労働組合は地元の砂川町の労働組合でありますか、どこかほかから参加した労働組合があったということを聞いておりますが、どうですか。
【次の発言】 初めはそうでしょうが、その後はほかからの労働組合はどうなりましたか。

第22回国会 外務委員会 第35号(1955/07/23、27期、日本民主党)

○菊池委員 私は日ソ交渉の場所について大臣に再検討願いたいと思うのであります。最初ソ連の方より東京でもよし、モスクワでもよしということを申し込んできたのに対して、日本はニューヨークということだった。松本全権は今までも日ソ交渉の内容が筒抜けに抜けて、秘密が漏洩しておるということを、非常に不満を漏らしておられるのであります。機密を保つためにも、また外国人の金を東京に落すためにも、すべからくこの交渉は東京に移すべきであると考えております。シベリア出兵のときにおいてすらも、二度も三度も場所を変えた例もございますので、ソ連と折衝いたしますならば、これはちっともわけはないと思いますが、これについて大臣の御……

第22回国会 外務委員会 第39号(1955/07/30、27期、日本民主党)

○菊池委員 政府は原爆問題についてしばしば一貫して同じことを言っておられます。アメリカが持ち込もうとする場合はこれを拒否するということを言っておりますが、私は戦争なんというものは、原爆時代、水爆時代にはあり得ない、起り得ないということをはっきり言っておりますし、また従って日本の再軍備も必要ないということを、ずっと終始一貫終戦以来今日まで言っておるのです。二十万、三十万、あるいは五十万くらいのはした軍隊を持って何になるか、敵の方には原爆あり水爆あり、しかも数千万の軍隊がある。五十万、百万、五百万の軍隊をもってしても、そんなものは鎧袖一触で何の役にも立たないと思う。そうして国民の税金を高めるばかり……

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本民主党)

○菊池委員 教科書が地方ごとにばらばらになっていて、全国共通の要求に応ずる教科書が少いというようなことは、国民の思想を統一する上において非常に欠陥があると考えるのであります。さらに、国民が一致団結せんければ、ならぬという場合もある。そういう場合において、片一方の地方の子供は知っておることを、片一方の地方の子供は知らぬ、北海道の青年は知っておることを九州の青年はわからぬ、そういうようなことでは、国民の団結、たとえば事あるときにおいて団結することはできない、思想の統一はできない、そういうことをわれわれは痛切に感じておるのでありますが、先ほど委員長が聞かれた第六の点でございますね。なるべく全国共通の……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 外務委員会 第1号(1955/11/30、27期、自由民主党)

○菊池委員 重ねて領土問題で伺いますが、松本全権が日本にお帰りになって、某新聞の座談会において発表した話を見ますと、最初歯舞、色丹だけの交渉を自分に指図をしていて、あとで南千島の交渉もくっつけられた、それでは交渉がやりにくくて困るということを言っております。それで世間もこのことについて騒いでおります。私は与党としてこういうことを言いたくないのでありますが、クレムリンにおいてフルシチョフに会ったとき、フルシチョフはわれわれに向って、この領土問題について、一言も南千島のことは言わないで、ただ歯舞、色丹だけを日本が望んでいるようなことを言っておりましたが、もし日本が、これまで歯舞、色丹だけを要求する……

第23回国会 外務委員会 第2号(1955/12/03、27期、自由民主党)

○菊池委員 政務次官にお伺いいたしますが、韓国のああしたような暴虐非道な声明に対しまして、われわれは黙っておるわけにはいかない。しかも年額二百億に上るところの漁場を放棄することはできぬのであります。韓国はもともとアメリカの作り上げた国家で、しかもあんなことを米国が黙って見ておるということは、おそらくアメリカはこれを黙視して、そうして日本の敵気心をあおり、しこうして日本の再軍備を促進させるという考えからして不干渉の態度に出ておるのではないかと思うのでありますが、外務当局といたしましては、あの韓国の態度に対しまして、米国に対してどういう折衝をしておられますか、その点をお伺いいたしたいと思います。

第23回国会 外務委員会 第3号(1955/12/05、27期、自由民主党)

○菊池委員 まず外務大臣にお伺いしたいのでありますが、過般われわれの代議士会でもって、地方財政の赤字を埋めるために賠償関係の方からも金を捻出するということが発表されました。それは重光先生多分御承知だろうと思うのでありますが、フィリピンの賠償が五億ドルの資本財、二億五千万っドルの現金、それに対しまして役務賠償がわずか三千万ドル、どうしてもわれわれは納得ができないのでございます。 サンフランシスコ条約にはフィリピンは加盟していないということをおっしゃいますけれども、この平和条約を離れてフィリピンが日本に対して賠償を要求する権利もなし、またこの条約を無視して日本がフィリピンに賠償を払うという義務もな……

第23回国会 外務委員会 第5号(1955/12/08、27期、自由民主党)

○菊池委員 条約局長にお伺いしますが、外務当局から昨日の予算委員会でありましたか、李ラインに日本の漁船が入っても砲撃をしないだろうという見通しがついておるというようなことを表明せられておるのでありますが、それは米国の方の打診、向うの方でも打診せられた結果ですか。その見通しの根拠は何によるのでございますか、それをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 同じ外務省でありますから、その辺のことはおわかりになっておると思われるのでございますが、今まであれほど暴虐の数々を重ねております韓国のやり方について、今まで国連に何も提訴しなかった。これはわれわれどうも外務当局に対して不満を抱いておるものですが、今……

第23回国会 外務委員会 第6号(1955/12/09、27期、自由民主党)

○菊池委員 アジア局長にお伺いしたいと思いますが、李ライン内で日本の漁船が漁撈に従事しても、これを射撃しないという言質がどこかで得られたようなことを外務大臣が話しておられます。それはどこと折衝され、だれからその話を受けられたのでございましょうか。
【次の発言】 射撃しないという見通しがつくと同時に、拿捕せられないという見通しはどうでございましょうか。それはあり得るでありましょうか。
【次の発言】 外務大臣は韓国との全面的交渉をやると言っておりますが、全面的交渉をやるとなりますと、大へんな日子を要して急場の間に合わぬと思うのでございますが、これについてどういうお考えを持っておられますか。

第23回国会 外務委員会 第7号(1955/12/10、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して。われわれがイワノーヴォの戦犯のところに参りましたときに、向うの軍人はわれわれにどういうことを言ったかといいますと、われわれは決して戦犯でも何でもない、しかるに戦犯だといって人質に抑留しておるのだ、しかしながらわれわれは戦争でもって死ぬべかりしものが間違って生きておるのだからわれわれにかまうな、われわれはソ連の土と化することを少しもいとわない、われわれにかまわず堂々と日ソ交渉をやってくれ、それがために絶対に交渉に負けてはならぬということをはっきりとみな言っておりました。それから私は帰りましてから将官等の留守家族のところにも手紙をやりましたが、留守家族のところからも私のところ……

第23回国会 外務委員会 第10号(1955/12/14、27期、自由民主党)

○菊池委員 内輪の与党の質問でありますから、簡単に答えていただきたい。この六十億円内外ではほんの試験的な、研究的なことしかできないわけでございましょうが、これが一応の研究、試験を終りますと、その後どういうように原子力の事業を発展させていこうというお考えでありますか。これを民間などにも開放して、どしどし民間の事業としてやらせることもいいと私は考えております。並行してやってもいいし、英国などにおきましては、元の大臣ブラウデンが社長になって、原子力の国策会社を経営しておる、こういうように将来はこれを民間にも開放してやらせるという構想を持っておられますかどうか、その点を伺いたい。

第23回国会 外務委員会 第11号(1955/12/15、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して。カンボジアは北海道ぐらいしか面積がないということでありますが、そういうところですらも一カ年に一万人、五年間に五万人という日本の移民を歓迎しているのです。大南方、東南アジア諸国は日本の何十倍もの面積に当っているのでありますが、これらの地域でも、日本人のような特に農業あるいは医療その他にひいでた技術を持っている国民は必ず歓迎すると思うのであります。ところが外務省の方では、これまでほとんど積極的に日本の移民について交渉せられた形跡がないのであります。それで、われわれは移民局を設置するときも絶対反対、そういう無用の長物を作る必要はないと言ったくらいでありますが、どうしてこれまで東……

第23回国会 外務委員会 第12号(1955/12/16、27期、自由民主党)

○菊池委員 外務省に入りました情報をちょっと聞かしていただきたいのでありますが、ソ連の方は日本の国連加盟は次の機会に支持しようというような言明をしておりますが、その後台湾の方を打診せられたでしょうか、あるいは米国を通じて台湾の意向を打診せられたことはありませんか。
【次の発言】 外蒙はどうです。
【次の発言】 これまでの日ソ交渉は民主党内閣の交渉でやってきたわけでありますが、新たに新党ができた場合においては、やはりこの新党としての外交方針を打ち出すべきであろうし、またそれは当然のことであろうと思うのでありますが、今後もやはり日ソ交渉につきましては民主党内閣以来の外交方針を堅持して変えないつもり……

第23回国会 行政監察特別委員会 第1号(1955/12/07、27期、自由民主党)

○菊池委員 では、これから会議を開きます。  以外にも私が最年長者でありますそうで、委員長が選任されるまで、規則第百一条第四項によりまして、委員長の職務をとり行います。  これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって高木松吉君が委員長に御当選になりました。(拍手)  委員長高木松吉君に本席をお譲りいたします。


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 外務委員会 第2号(1956/02/03、27期、自由民主党)

○菊池委員 法務大臣がいらっしゃいますので、ちょっとお伺いいたしますが、韓国の凶悪な者を大村に収容して、これを日本の抑留同胞と交換に釈放するという新聞記事がきょう出ておりますが、これはどういうふうになっておるのでございますか、その真相をお伺いしたいと思います。釈放するのかしないのか、釈放するについては野放しにするのか、あるいは何か制限を加えるのか、そういう点でございます。
【次の発言】 明快な御答弁、わかりました。それから外務大臣にお伺いし、ますが、昨年の暮れにわれわれロンドンに参りまして、西大使に会って日ソ交渉の状況についていろいろ承わりましたが、そのときに西駐英大使は、全然日ソ交渉について……

第24回国会 外務委員会 第4号(1956/02/11、27期、自由民主党)

○菊池委員 外務当局にちょつと伺いたいと思います。松木全権の最近の交渉のしぶりはわれわれの満足するところでございますが、日ソ交渉に当りまして日本が国際連合に加盟することをソ連が支持するということを条文の中にわれわれ、入れてもらいたいのでありますが、外務当局はそのようなことについてどうお考えになっておりま  すか。
【次の発言】 政務次官でも、アジア局長でもどなたでもけっこうですが、フィリピンの賠償案の民間の借款二億五千万ドルはどういう会社がこれを貸し出すのでありますか、もし差しつかえなければ、その会社の名前を知らせていただきたいと思うのであります。

第24回国会 外務委員会 第11号(1956/02/23、27期、自由民主党)

○菊池委員 最近新聞の伝うるところによりますと、伊丹の飛行場に韓国の飛行機が入ってきた、それからさらにまた韓国の母艦が横須賀に入ってきている事実もあります。そういう事態に対しまして、防衛庁といたしまして、これらの軍港や飛行場を使っている米軍に対しまして、何か申し入れをしたのでありますか、そのまま放任しておられたのでありますか、この点ちょっとお伺いしたいと思うのであります。
【次の発言】 そうすると、最近あの韓国の飛行機が伊丹に来たり韓国の軍艦が横須賀に入ったりした、これについては日本政府としては何か申し入れをしましたか、そのままに不問に付しておるのですか。

第24回国会 外務委員会 第13号(1956/02/29、27期、自由民主党)

○菊池委員 カンボジアの経済協力に要する日本の資金は大体どのくらいに見通しをつけておられますか、お伺いしたいと思います。どなたでもけっこうです。
【次の発言】 それで、その資金の調達方法はどういうようなことになりますでしょうか。民間からも……。
【次の発言】 過般カンボジアは中共と友好条約を結び、さらに経済協力の約束もして帰っておるのでございますが、一方においては日本に呼びかけ、また一方においては中共に呼びかけておる。自由主義国家と共産国家と両方に経済協力を求めておるようなわけでありますが、日本が無計画にうっかりと資金をつぎ込んで経済開発に協力してみても、もしか中共の進出によって日本の経済計画……

第24回国会 外務委員会 第14号(1956/03/01、27期、自由民主党)

○菊池委員 関税のことで大蔵省の方にお伺いいたします。密輸入がこれまでもたびたびあり、これからも多くあることばどうしても免れないと思う。貿易港以外のところから陸揚げする。この間も中国人の縁の下に時計が二千個あったということもありました。台湾あたりからも盛んに砂糖の密輸入がある。ところで密輸入者が逃亡してしまって、密輸入の本人に対して密輸入品を没収することもできず、課税することもできないという場合に、その税金をどこから徴収するか。それについては大蔵省の関税関係の方にまだはっきりした特別の法律がないように思われる。先ほど大蔵省の方から承わりましたが、ないように思います。実例を申しますと、こういうこ……

第24回国会 外務委員会 第26号(1956/03/31、27期、自由民主党)

○菊池委員 日ソの国交回復の交渉が一時停頓いたしまして、それでもその交渉の圏外に残されましたたとえば漁業の問題、あるいは抑留邦人の問題は無関係に交渉ができるわけでございますが、新聞の伝うるところによりますと、この漁業問題についてソ連の方から民間特使を招待するかもしらぬ、そして話し合うというようなことになるかもしらぬというようなことでありますけれども、もし向うから民間特使を要請してきましたときには、日本から出すおつもりでございましょうかどうでしょうか。
【次の発言】 それから漁業問題について、カナダや米国を加えて折衝するということも一つの手でありますが、米国やカナダに対してそういったような申し入……

第24回国会 外務委員会 第31号(1956/04/11、27期、自由民主党)

○菊池委員 大臣にお伺いいたしますが、こういつたような機会において、この漁業問題についての交渉に先だちまして、とくと米国と協議してやった方がいいと思うのであります。こういうときにこそ米国を百パーセント利用すべき絶好の機会であると私は考えておるのでありますが、山勘らしいことを言うようでありますけれども、こういうことについてどうお考えになりますか。
【次の発言】 私の申しますのは、米国やカナダを表向きに引っぱり出すという意味ではなくて、ないしょで内輪で米国側と協議してやる、それを申し上げたのであります。
【次の発言】 それからこの交渉に民間人を加えるということは、われわれ何ら異存はないのであります……

第24回国会 外務委員会 第41号(1956/05/09、27期、自由民主党)

○菊池委員 先ほど北澤君も言われましたが、交渉はどこまでも議論によって決すべきで、いたずらに媚態を呈しても向うは言うことを聞く連中でないということを、私はソ連へ参りましてから痛感したのでございます。われわれがモスクワにおりますときに、ソ連に西ドイツの代表が乗り込んできて、全くけんかにひとしい激論をやって、貴様たちそんなことを言うなら、われわれは帰ってしまうといって、ドイツから飛行機を取り寄せ帰ろうとした。そうすると、あべこべに今度はソ連の方で、拝み倒してしばらく待ってくれというわけで、曲りなりにも大使の交換、戦犯の送還という取りきめもできたわけでありますが、いたずらに媚態を呈して、理屈を抜きに……

第24回国会 外務委員会 第45号(1956/05/18、27期、自由民主党)

○菊池委員 国際情勢について一、二伺いたいと思います。皆さん大臣にばかり質問をしたがりますが、私は、政務次官であろうが局長であろうが、その見識において大臣と何ら変るものではないと考えております。ことに皆さんは絶えず外交の枢機に参じておるのでありますから、どなたに質問するのも同じことだと考えてお伺いします。  さしあたり河野全権はモスクワからの帰りに英国、米国、フランス等を訪問して帰るということであるが、これらの国を訪問するのはあとあとの了解を得る、そういう目的ではなかろうかと思うのです。われわれは、モスクワに立たれる前にむしろ米国やカナダあたりの了解を得た方がよかったではないか、河野全権のやり……

第24回国会 外務委員会 第46号(1956/05/19、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して。昨日政務次官や局長にもお伺いいたしまして御答弁を得ませんでございましたが、河野全権は与えられた権限の範囲を逸脱したといいますか、一般の平和交渉に関することをかれこれ一時間半にわたってブルガーニンと話しておるのでございます。これはわれわれといたしましては、大いにやるべし、与えられた権限外の話も日ソ交渉の端緒を開くためにはちっとも差しつかえない。そういう意味におきまして河野代表の権限の逸脱、こういうことはちっとも差しつかえないと思うのでありますが、外務大臣といたしましては、こういう点を是認せられてよろしいと思うのでありますが、これについて御意見を承わっておきたいと思います。

第24回国会 外務委員会 第49号(1956/05/24、27期、自由民主党)

○菊池委員 関連して大臣にちょっとお伺いしたいと思いますが、ソ連の方でああいうふうに一方的に、南千島は当然にソ連の領土であるということを言って放送をしておりますが、それに対しましては、日本といたしまして当然反駁の声明をやらねばならぬと思うのでありますが、どうしてこれを控えておられますか。われわれはなはだ遺憾に思うのでありますが、御意見を承わりたいと思います。
【次の発言】 それから河野全権が、漁業に関しての暫定協定を取り結んできたということでございますが、それにもかかわらず黒潮丸がまだ返されない、こういういきさつはどういうふうでございましょうか。外務省の御推察でもけっこうでございますが、一つ聞……

第24回国会 外務委員会 第57号(1956/06/03、27期、自由民主党)

○菊池委員 条約局長にお伺いします。鳩山総理が過般の本会議において、ソ連との平和回復を普通の平和方式によって進めたいという希望をちょっと披瀝いたしましたが、まだはっきりした決意は言っていない。アデナウアー方式によるかあるいはロンドン方式によるか、これに関しまして昨日も東京会館に会合があり、百二十名が集まり、その前には長老会議があった。政府の媚態外交を非常に心配するの余り、こういったような会合が行われておるのであります。国民はまだどちらの方式でこの条約を締結するであろうかというはっきりしたことを知らされてない。みな迷っておるわけでありますが、国内の世論は二つに分れておるような大きな問題であります……

第24回国会 外務委員会 第59号(1956/07/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 野党の諸君がまだ二人控えておられますので、私は簡単に申し上げますが、外務大臣の答弁が長過ぎるんです。話はさかさまにしっぽから答えるように気をきかしていただきたい。総理大臣がいつも沖繩のことについて、かえ地を与える、かえ地を与えるということを言っておりますが、そのかえ地のことについて政府は何か考えたことがありますか。
【次の発言】 たとえば、日本の領土でなくてもアメリカの植民地、キューバであるとか、あるいはハワイであるとか、そういう所へでも出してもらうといったような交渉もおもしろいと思うのです。向うは土地のあり余っている国でありますから、聞いてくれないとも限らない。外交の歴史を見ます……

第24回国会 外務委員会 第61号(1956/07/28、27期、自由民主党)

○菊池委員 至って具体的に簡単に御質問申し上げたいと思います。高碕大臣、外務大臣も兼任せられて大へん御苦労に存じます。  先ほど松本君の質問に対しまして、インドネシアの賠償解決は早期にこれをやりたいという御意見を漏らされたのでありますが、倭島公使もインドネシアの五カ年計画に織り込むためになるべく早く妥協したいという意向を持っておられるということでありましたが、これを急ぐのは、単にインドネしあの都合ばかり考えず、日本の都合も考えなければならぬという意味においてどうかと私は思うのでありますが、長官はこういうことを御存知でございましょうか。われわれは戦争が勃発して日本が南方諸国を占領した直後にずっと……

第24回国会 外務委員会 第63号(1956/08/30、27期、自由民主党)

○菊池委員 まずまっ先にお伺いしたいことは、去る二十七日の本委員会におきまして、わが党の植原長老が発言された中に、西村条約局長の答弁として、南千島は千島列島の中に含んでおるということを局長が言っておる、であるからしてわれわれは南千島を要求することはできないと思うがどうかというようなことを言われたのに対しまして、大臣はそれについては何とも言えぬという不明瞭な怪しい答弁をなさいましたが、大臣にお伺いいたしますか、大臣は当時の西村局長の答弁とそれから鳩山総理大臣がしばしば本会議において、委員会において言明したように南千島は日本の領土である。それから重光外務大臣も同じことを言って、歴史的にも理論的にも……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 外務委員会 第2号(1957/02/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 現在の第三次日中貿易協定が五月三日で期限が切れまして、それで日中貿易促進の三つばかりの団体が今までの第三次協定改訂について四月中に中共と交渉する方針をきめておるのでございます。ところが中共との取引ではココムに参加しておる十五カ国のうちでもって、日本が一番割の悪い立場に置かれておるのでございますが、ココムは、御承知のように冷戦の最も激しい時代に生まれたものでありまして、今日これが緩和をはかることは至って自然であり、しかも当然であると考えるのでございます。時間がありませんので意見は申しませんが、結論を申しますと、中共のみに対する特別の制限を撤廃して、それを他の共産圏諸国並みにするという……

第26回国会 外務委員会 第17号(1957/04/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 政務次官にお伺いいたします。松下特使が英国を離れてから、あとは特使の資格をとってしようというようなことが新聞に出ておりますがそれは米国に行ってもやっぱり特使の資格でもってアイゼンハワーやその他に会った方が有効ではないかと思うのですが、どういうわけでもって特使の資格をとる必要があったのか。
【次の発言】 そこでアメリカに回るについて、さらに特使の特権を与えて折衝させるということは便宜上非常にいいと思うのですが、どんなものでしょうか。
【次の発言】 ソ連や米国にも特使を出すということを前に言われたようでありますが、それはいつになりますか。

第26回国会 外務委員会 第18号(1957/04/19、27期、自由民主党)

○菊池委員 ソ連や中共からの赤化工作がだんだんひどくなってきている。昨年、赤化工作のために日本に入ってきた金が、かれこれ日本の金にして七百二十億となっているという。三月ごろのニッポン・タイムスに、それはどこから出たかということが米国大使館から発表されたということでありますが、そのまかれた金が政界はもちろんのこと小さな新聞何百、それから各種団体これまた何百、小さな新聞や雑誌の名前、団体の名前がみんなあげられて書いてあるのを見ましたが、こういうことについての調べがありましたら聞かしていただきたい。
【次の発言】 それでよろしゅうございます。

第26回国会 外務委員会 第22号(1957/05/02、27期、自由民主党)

○菊池委員 簡単に、あっさりとお伺いいたしておきます。中共の通商代表部の問題でございますが、日本は吉田内閣の時代からしてまだどこの国とも国交が回復しないサンフランシスコ条約締結以前において、いろいろの協定を諸国との間に結んでおります。そういう先例から推してみまして、通商代表部くらい設けるのは、これは差しつかえないじゃないか、これを無理に拒否するということは、どうもちょっと無理ではないかというふうに考えられるのでありますが、こういう点についてどういうお考えでございましょうか。
【次の発言】 どなたでもよろしゅうございますが、米国から買い入れる場合と中共から買い入れる場合と、その値段がだいぶ違うと……

第26回国会 外務委員会 第26号(1957/07/31、27期、自由民主党)

○菊池委員 先ほど外務大臣から就任のごあいさつがございましたが、大臣が百五十に余るところの会社、その他の団体等の社長、重役その他の役職を放棄して、外務相を担当されました御勇断に対しまして敬意を表する次第であります。  さらにまた総理には東南アジア、アメリカを訪問せられて多くの成果を上げられ、その上に最近の暴風雨を冒して、最も危険きわまるところの自衛隊の飛行機に乗って、あの暴風雨の中に突っ込んだということは、これまた非常な勇断でございまして、総理の英雄的行動に対しまして最高の敬意を表する次第でございます。われわれは非常に心配いたしまして、あの危険な飛行機でありますからして、落ちるのが六分、落ちな……

第26回国会 外務委員会 第28号(1957/10/15、27期、自由民主党)

○菊池委員 ただいま大臣の御報告を承わりまして、まことに欣快にたえません。日本が国連の安保理事国に当選いたしましたのは、大臣御一行の並々ならぬ御努力と卓越せる政治力のたまものでございまして、われわれ深甚なる敬意と謝意とを表するものでありますが、さて国連の安保理事国に加盟いたしました今後のわが日本の責任は重大でございまして、一体今後の国連を通じての活動をどこに重点を置くべきかということをわれわれは考えなければならぬと思うのでございます。西欧諸国はわが日本が大国といわゆる中立諸国との間のあっせん役を勤めるであろう、かけ橋を勤めるであろうと期待しておる国も多々ありますし、またAAグループの中において……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 外務委員会 第4号(1957/11/11、27期、自由民主党)

○菊池委員 理由を説明いたします。  私たちは、日本政府が、世界各国、特にアジア・アフリカ諸国と共同して、原水爆実験の即時無条件禁止協定締結を国連総会に提案することを要求します。  第二、私たちは、日本政府が米国政府と日本への原子兵器持ち込み禁止協定を結ぶことを要求します。  それから、私たちは、日本政府及び国会が被爆医療法を被爆者の生活保障を含む援護法に改善し、被爆者の家族の援護を立法化することを要求します。  以上御説明申し上げます。


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 外務委員会 第2号(1958/02/12、27期、自由民主党)

○菊池委員 日ソの漁業交渉が行き詰まっておって遺憾でありますが、新聞を見ますと、わが方の北洋安全操業の問題の交渉提案に対しまして、ソ連側から回答があって、領土問題とこの問題とは不可分である、従って平和条約交渉の開始を提案するという回答があったということでありますが、これは事実でありましょうか、どうでありましょうか。
【次の発言】 この漁業交渉は全く日本側がほんろうされておるような形で、われわれ残念でたまらぬのでありますが、向うがそう言ってきまするならば、この平和条約とからんで交渉を開始してもよきそうに思います。一体いつごろまでこの平和条約を政府は延ばすつもりであるか、またどういう機会が到来した……

第28回国会 外務委員会 第4号(1958/02/17、27期、自由民主党)

○菊池委員 ちょっと関連質問。この前英国がクリスマス島で実験をやりましたときに、民間の団体が船団を組みましてすわり込みをやろうという計画をしました。その計画が腰が折れてしまったのは、政府がこれに反対したからであったのでありますが、われわれそういう場合においては非常手段をもってもそれをとめなければならない、またとめることができると思う。あのときもし政府がこれに賛成してすわり込みを肯定したならば、あの船団は必ず行って、そうしてクリスマス島の実験をやめさせることができたと思う。そしてマクミラン内閣は崩壊したかもしれぬと思うのでありますが、もし民間の団体がすわり込みをやろうという場合に、政府としてはや……

第28回国会 外務委員会 第6号(1958/02/22、27期、自由民主党)【議会役職】

○菊池委員長代理 本日はこれをもって散会いたします。次会は公報をもってお知らせいたします。     午後零時三十分散会

第28回国会 外務委員会 第7号(1958/02/27、27期、自由民主党)

○菊池委員 防衛庁長官にお越しを願いましたのは、新島に防衛庁でもって誘導弾の試射場を設ける、これにつきまして新島の人々は絶対反対を唱えて、村の決議でもってこの計画を返上するなんという騒ぎになっておるのでございますが、まず第一にお伺いしたいのは、新島の試射場は将来基地にするというお考えでありますかどうですか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、絶対に新島を誘導弾の基地にしないということをさらに明確にいたしますために、新島というところは基地に適当か不適当か、そういう点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、誘導弾の基地にするにはどういう条件を備……

第28回国会 外務委員会 第10号(1958/03/07、27期、自由民主党)【議会役職】

○菊池委員長代理 須磨彌吉郎君。
【次の発言】 このインドネシアに限らず、南方の賠償が、日本側が南方諸国との経済交流に資したいという考えで交流するのと方向が違って、それらが往々他の方面に乱用される。極端に言うならば、向うの一党一派のための選挙費用にまで乱用されるようなおそれすらあるという説もあるのです。それでそういうことのないように、両国の間に取りかわされる文書以外に、両国の間の何か紳士協定みたいなものがなければならぬはずだろうと思うのでありますが、そういうものはございませんか、どうでしょうか。
【次の発言】 でありますから、両国が取りかわす文書以外に、お互いに日本の希望を向うに通達し、そうし……

第28回国会 外務委員会 第18号(1958/04/02、27期、自由民主党)

○菊池委員 岸総理の親書が、台湾政権の蒋介石総統にもたらされたそうでありますが、これに対する総統の意見が、各新聞にまちまちに載っております。あるいは了解したといい、あるいはまだ怒っておるといい、まちまちでありますが、どれが真相でございますか、政府の入手した情報をお聞かせ願いたい。
【次の発言】 中共との民間交渉はありましたが、国旗の掲揚について、日本の政府と向うとの折衝はあったのでありましょうか、どうでしょうか。国交が回復されてないにしても、そうした折衝は自由自在にできるわけでありましょうが、どうでしょう。
【次の発言】 この国旗の掲揚は、蒋介石総統を憤慨させるくらいに台湾の心証を害しておるの……

第28回国会 外務委員会 第21号(1958/04/23、27期、自由民主党)

○菊池委員 日ソ漁業交渉の結果が、公海自由の原則をくずしておらぬということはよくかわりました。オホーツク海の出漁は、日本ばかりでなく、ソ連側もやらないということですか、ソ連側はやって日本側がやらぬという約束ですか。両方やらぬということですか。
【次の発言】 それからオホーツク海への出漁はしないということを河野・イシコフ会談で約束がきまったということを向うの方で盛んに主張しておったそうであります。それでわれわれは最初から、日本にそういったような議会の世論が沸騰しましたときに、河野さんも一緒に向うにやった方がよかったと思うのであります。河野さんを向うへやれば生き証人があって、この交渉はスムーズにも……


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データ更新日:2023/02/05

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