志賀義雄 衆議院議員
27期国会発言一覧

志賀義雄[衆]在籍期 : 24期-|27期|-28期-29期-30期
志賀義雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは志賀義雄衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

志賀義雄[衆]本会議発言(全期間)
24期-|27期|-28期-29期-30期
第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第4号(1956/11/17、27期、小会派クラブ)

○志賀義雄君 小会派に割り当てられた時間は十五分ですかも、ごく簡単に要点だけを質問いたします。  第一点、この臨時国会では、日ソ国交回復の案件の審議と、緊急を要する農村の冷害、水害の救済、公務員の年末手当の要求の承認、健康保険赤字補てん、その他中小企業の救済に集中し、ストライキ規制法の上程はこれを取りやめることを、あらためて総理から明言されたいということなんです。その理由は次の通りです。  日ソ交渉については、日本の国内でもざまざまな構想が今まで出されましたが、長い交渉を経て、結局落ちついたところはどうですか。総理は、水谷君の質問に対する答弁で、最善のものと信ずると言い、また、水谷君は、この成……

志賀義雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

志賀義雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 法務委員会 第5号(1955/05/07、27期、小会派クラブ)

○志賀委員 休会前に、選挙に関連して警察官の行き過ぎによる人権じゅうりんの問題が起って当委員会においても決議をされたのでありますが、それに関連してきょうは政府委員の方がそろっておられないので、この際委員長及び委員の各位に次会において取り扱うべき問題として、最近新聞にも発表されておりました共産党の長谷川浩君の逮捕の問題でありますが、実はこの次の委員会の開かれる九日に検事の勾留請求の更新があるはずであります。その点について人権問題として、これをこの次の委員会において十分取り上げていただくために、委員会の皆さんに御了承願いたいことがあって発言を求めた次第であります。  御承知の通り団体等規正令という……

第22回国会 法務委員会 第6号(1955/05/09、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先ほど政府委員の方から、白鳥事件に関連して植野間違い問題についての御答弁がありました。確信を持ってつかまえたと言いながら最後にその確信てがくずれおります。ね。一体どういう点を確信されてやったんですか。それから最後には、石井次長が、こういうことを言われましたね。もう少し早く本人でないということが確認できれば釈放もできたけれども、何分本人が黙秘権を行使して自白しないので――何も言わないのでおくれたと申しました。これは先ほど古屋委員からも黙秘権のことについて言われました。その点は繰り返して申しませんが、そういうことを言われると、こういうことになりはしませんか。本来証拠としてはならな……

第22回国会 法務委員会 第8号(1955/05/14、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 あまり時間をとりません。簡単に申し上げますが、本日当委員会において問題になりました小菅監獄には、私は十八年のうち前後二回おりました。よく存じておりますが、先ほど来世耕委員長から、どうも精神力が弛緩しているとか、また松岡、田中両委員からも、士気の弛緩あるいは官紀の弛緩というようなふうに言われておりました。今小菅の刑務所の所長をしておられる川上所長は、今からちょうど十年前、最後の空襲のある直前のころ豊多摩監獄におられたときに、私はあの一部の敷地にあった予防拘禁所におって、川上所長を拘禁所で招いて訓話があったことがありますが、非常に精神力の方面を強調する人でありまして、強調し過ぎる……

第22回国会 法務委員会 第10号(1955/05/20、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連して。ごく簡単にやりますが、先日東海道で列車が事故を起しましたね、アメリカ軍のトラックと衝突して。あれについて運輸当局では損害賠償を出しておられますが、先方に請求されたと思うが、それはいかなる費目にしてですか。その費目が新聞に発表されておったが非常に疑問がある。今の佐竹君の質問に関連がございますが、新聞に出ていた費目以外に何かあるかどうか、その点どうですか。特に私が伺いたいことは、あの列車に乗っておった旅客で負傷した者がある、いろんな損害を受けている者があるが、新聞に出たものにはそれだけがない。焼けた汽車とか機関車とかそういうものについての損害賠償の請求はあるが、負傷を受……

第22回国会 法務委員会 第13号(1955/06/04、27期、小会派クラブ)

○志賀委員 それに関連してちょっと発言させていただきたいと思います。ただいま委員長の方から最近の京大事件――われわれ新聞でけさ初めて知ったようなものが出ておるのでありますが、これは一方的に調査した官庁報告ではとかく片寄るおそれのあることでありますから、その点については委員長の希望されたような方面からの片寄りのほかに、もう一つ法務委員会の人権擁護の立場、官憲によってあるいは当局によって学生の自治の侵されることのないという反面をも同時に注意して調査をやっていただきたい、これだけを希望事項としてつけ加えておきます。
【次の発言】 発言中はよく聞いて下さいよ。委員長自身が近畿大学の学長であられるので、……

第22回国会 法務委員会 第14号(1955/06/06、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 最近新聞に報道せられました京都大学事件については、世耕委員長が特に御熱心のように見受けられるのであります。新聞に暴徒のたぐいという言葉があったことを引用され、分化国家のゆゆしい問題、あるいは分教政策の一大禍根というような最大級の言葉を使っておられるようであります。世耕委員長は、近畿大学の学長でありますから、一番身につまされて、自分がつるし上げられたら、こういう御心配があるかもしれません。今度の事件などは、先ほど来警察当局の方ですか、公安調査庁の第五課長ですか、野間宏、今井正、川上貫一という名前をあげられております。それが出入りをしておったというようにこの事件に結びつけられると……

第22回国会 法務委員会 第16号(1955/06/09、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 法務大臣、帰られてようございます。法務大臣にはこの次に聞くことにいたします。先ほど猪俣委員から提出された沖縄の問題についてでありますが、それはこの次政府の方で十分に研究してこられてから、もっと問題を掘り下げてみたいと思います。それをはっきりこの次まで準備してきていただくために、出入国管理局の局長が来ておられますからちょっと伺いますが、出入国管理令の第一章総則第二条に、「この政令において、左の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。」その一に、「本邦」というので外国人に対していうのですが、本邦は「本州、北海道、四国及び九州並びにこれらに附属する島で法務省……

第22回国会 法務委員会 第23号(1955/06/18、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ただいまの神近委員の質問に関連しまして、今度の出入国管理令の一部を改正する法律案の仮放免の際に、保証書をもって保証金にかえることができるということになっておりますが、この仮放免の者を収容する保護団体、これは東京では一例をあげればどの団体になりますか。仮放免の際の今までの例がありますか。
【次の発言】 その善隣厚生会というのは新宿にありますね。
【次の発言】 ところがここは三月火事になっているのです。そうしてどういうふうに収容されておるかというとテント住まいですね。それが今度この法令が改正されるとぐっと多くなると思うのですが、やはりテント住まいを続けさせるつもりですか。その点に……

第22回国会 法務委員会 第24号(1955/06/20、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ただいま花村法務大臣から、この事件については細心の注意をして、最善の努力をしたいと言われました。そのようにぜひとも希望するものでありますが、なお世耕委員長以下、当法務委員会の委員諸君においても、この問題について十分今後関心を持っていただきたいと思うのは、今から半年前に判決言い渡しをしようとして、これを中止したことがあります。しかるに六カ月たった今日になって、同じような手続で判決言い渡しをやるということを通告してきたのでありますが、そうなると、そもそも半年の間何が行われておったのか。結局もとに帰っておるではないかということで、国民の間にも非常に疑惑が起っておるのであります。  ……

第22回国会 法務委員会 第27号(1955/06/25、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連質問であります。
【次の発言】 ただいま花村法務大臣から、凶悪な犯罪を犯した者は死刑もやむを得ない場合があるというような御発言でありましたが、一昨々日行われた三鷹事件の上告棄却の判決は、凶悪な犯罪を犯さない者を死刑にしようとしておるのであります。しかも大法廷に――これは前もって世耕委員長にも申し上げて、当日私が傍聴することをお知らせしておきましたが、大法廷に傍聴しての感じでは、ただいま花村法務大臣が言われた衆議院で議決せられた法律を最高裁判所が守っていないで、あの判決を強行したということがあるのであります。なおさら今法務大臣としておられる花村さんが、この三鷹事件の死刑の判……

第22回国会 法務委員会 第28号(1955/06/27、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ちょっと関連質問がありますから……。
【次の発言】 福島調達庁長官がおられますから、こういう事件は小牧についてだけではなくてそのほかにも現に起りつつあり、あるいは近い将来に起るだろうと予想せられる飛行場があると思いますが、どことどこでございましょうか。
【次の発言】 ただいままでの吉田委員に対する調達庁長官の御答弁を伺っておりますと、適法かどうかということでいろいろと問題が起っておる。必ずこれらの土地においても問題が起る。現に木更津なんかでも起っており、砂川なんかでも問題が起りつつあろうとしております。そういう点について所有権の問題は村長がということになると、これは明らかに官……

第22回国会 法務委員会 第37号(1955/07/16、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 この法案の御趣旨には私賛成でありますが、これまで参考人の方々の意見あるいは政府委員の意見を伺っておりますと、一つの歴史的な事例として伊藤秀吉さん、社会事業家の方が来られたときに、前の西久保警視総監の時代に、後に警視総監になった丸山鶴吉君が保安部長として、吉原の周辺の魔窟といわれたところに手を入れられたことがある。その結果について、この法案が実行されても、委員の方から出ましたいろいろな不安、売春を強制された人々の後の更生の問題についての心配はないということを言われたのでありますが、どうもあのときの事例について伊藤さんは少し思い違いをされておったじゃないかと思う点は、あれは、当時……

第22回国会 法務委員会 第39号(1955/07/19、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 花村法務大臣には私見にわたることを伺うのじゃありません。今まで答弁された範囲のことで伺いますが、六月二十六日の速記録によりますと、この法案に賛成であると言われておる。ところが先ほど吉田委員でしたかの質問に対しては、必ずしも賛成しないと言われた。この心境の変化は私見にわたらないと思いますから、そこのところをちょっと伺いたい。どういうわけでここ一月たらずの間に心境の変化を来たされたか。そこを伺うと、この法案の審議の上に非常に参考になると思いますから、そこをちょっと……。
【次の発言】 どうも名前を間違えられたり、質問を間違えられたり、だいぶ暑さのせいもあるのでしようが、私はさっき……

第22回国会 法務委員会 第45号(1955/07/30、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 まず藤井公安調査庁長官に質問したいことがあるのでありますが、公安調査庁長官は来ておられますか。
【次の発言】 私の人権擁護の問題に関連して質問するときに必ず藤井公安調査庁長官に来て下さるように前々から申し入れてあります。それでは次長に伺いますが、公安調査庁長官はきょうはどこへ行かれたのですか。何の用事で行ったのか言って下さい。どこへ行ったかわかっておりますか。
【次の発言】 見通しの間違いとは何を言われるのですか。またどこの団体の主催で花火大会を見に行かれたのか。
【次の発言】 ごらんなさい次長、世耕委員長を。上着を着てチョッキをつけて朝から西日のさすところにすわっておられる……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 法務委員会 第8号(1956/02/15、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先ほど古島委員に対する牧野法務大臣からの御答弁によれば、次席会議において、犯罪を作るな、それからまた事件を少くすることが必要だということを言われたそうでありますが、法務大臣は治安対策ということに非常に御熱心なようであります。そうすると、共産主義あるいは共産党というものはお好きじゃないことはよくわかるのでありますけれども、今の犯罪を作るな、事件を少くするということは、個人として、あるいは大臣として、おきらいな共産党に対しても同じお考えであるかどうか、まずそれを伺った上で質問を進めたいと思います。いかがでしょうか。
【次の発言】 ちょっと牧野法務大臣、見当違いをなすっていらっしゃ……

第24回国会 法務委員会 第13号(1956/02/27、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 私はこの一部改正案に反対であります。前国会から引き続きの特徴でありますけれども、本国会に提出される法案を見ますと、一部改正案というのがかなり目に立つのであります。ほんの一部を改善する、あるいはごく小部分を改善するように見せかけて、実はこれが憲法改悪の問題とも関連する、国民の権利に関する重要な案件が非常に多いのであります。ことに今日採決を見られる法案というものは、日本に来る外国人にも関係する問題でありまして、非常に重要な問題であると思います。こうして次第々々に日本という国をまた戦前の反動的な国へ、目立たない形で、一部改正ということでやっていくことが、今国会に提出される法案の特徴……

第24回国会 法務委員会 第22号(1956/04/06、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 ただいま猪俣委員から質問がありましたことにつきまして、外務省の方は来ておりませんが、お尋ねいたします。  法務省では、重光外務大臣が先日交渉の結果、だいぶ意見があるようでありますが、先ほど松原政務次官は、朝鮮民主主義人民共和国に帰るか、大韓共和国に帰るか、本人の希望しないところには帰さないというふうに言われましたが、新聞によりますと、――もしこれが間違っていましたら、はっきり訂正、言明していただきたいのでありますが、「韓国人の国籍は疑義のないよう明確にする」、一つにはこういう条件を出されております。もう一つは、「今後新しく刑務所の服役を終えて大村に収容される韓国人刑余者は韓国……

第24回国会 法務委員会 第24号(1956/04/13、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 差し迫った実務的な問題で、しかも人道上ゆるがせにできない問題について外務大臣に質問いたします。  それは、十七日に舞鶴を出る船「こじま」に乗せて朝鮮民主主義人民共和国へ帰してくれという希望者が九日から東京芝の日赤本社前ですわり込みをやっておるのであります。平壌会談の結果、朝鮮民主主義人民共和国から日本人を帰してもらうのですが、こちらからこれを帰すことについてどういう差しつかえがあるのかという点は、一問一答をやる必要はありませんが、外務省の言われるところでは、たしか、朝鮮で取りきめたのは日本人を帰してもらうことで、こちらが帰すことは取りきめをしなかったというのが一点、もう一つは……

第24回国会 法務委員会 第30号(1956/05/07、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 これまで委員各位が質問されたこと、明らかになったことについては一切質問を省略しまして、きょうこの法務委員会に参考人を呼びまして聞きましたところが、ますますはっきりしないところが出ております。それらの点について若干質問します。  まず、森島検事の上申書のことでありますが、けさから委員の質疑に対して、泉検事は、女一人くらいと言ったことはないと言われる。横井課長の調査の結果を聞きますと、泉検事はそういうことを言ったことはない、森島検事自身も泉検事からそういうことは聞かないが、新聞記者には言った、こういうように言われました。そうですか。念のため確かめておきますが、大事なことですよ。

第24回国会 法務委員会 第33号(1956/05/11、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 沢証人の問題のことに関連しておりますが、警察庁長官と警視総監に、今までのデータがおそろいにならなかったそうでありまして、今後は大いに努力すると言われますが、これは人権問題にも関連して参るのであります。今後当委員会あるいは他の委員会にこういうような問題に関してそういう調査の資料を提出される予定でございますか。調査の結果、それがなかったらなかった、あるならあるという報告をお出しになる、そういうお心組みでしょうか。その点を伺っておきたい。そうでないと、今後努力いたしますと言っても、会期でも終ったときに消えてなくなりますから、これは困ります。その点をもう一度はっきり約束しておいてもら……

第24回国会 法務委員会 第34号(1956/05/12、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 本日、当法務委員会におきまして、売春防止法案が満場一致で通過しようとしております。これは、戦後十年間、日本の国民の半ば以上を占める婦人の世論を代表して民主的な諸団体が努力せられた結果でありまして、私は、明治のころから多年迫害の中にこの法案を成立させるために努力してこられた先覚者に対して、心からの敬意を表したいと思います。  この法案は、なお不備な点はあります。しかし、その要点において、第一に、第四条に人権を侵害しないことを規定しております。また、私ども共産党では、単純売春はこれを処罰してはならないという立場に立っております。単純売春は、社会全体の力、国家の力をもって、全力をあ……

第24回国会 法務委員会 第39号(1956/05/31、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 五番町事件について拷問事実のあったことについて、石井長官は口を濁しておられますけれども、出てきた四人の少年の一人が拷問によってうしろ手錠をかけられてひっくり返されたときにけがをしております。浜田という少年の母親がこれを知って、お金を出して、医者に見せるよう言い、その医師の診断書があるのでありますが、そういう点についてまで調べられているかどうか、その点をまず……。
【次の発言】 戸田局長の御答弁を。
【次の発言】 それならば、先ほど来石井長官の御答弁があったような、拷問の事実があるかどうかこれから調べるというようなあいまいなことでなくて、みずから進んでこういう点も調べているとい……

第24回国会 法務委員会 第43号(1956/07/12、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 沖縄の皆さんが日本に来られて非常に御努力されておるのでありますが、きょう午後外務委員会と本委員会との連合審査会があります。そのときの質問の参考のために御意見を伺いたいのでありますが、代表の方々が日本に来られて以来、重光外務大臣初め政府の首脳部あるいはレムニッツァーアメリカ軍司令官と会見されたのでありますが、この問題の解決に当ってそれらの会見においてどういう印象を得られたか、その御意見を参考のために簡単に伺いたいのであります。と申しますのは、プライス勧告がアメリカ下院軍事委員会によって承認され、日本政府及び琉球政府の努力によって解決されない限りは、これは実行される危険が差し迫っ……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 法務委員会 第3号(1956/11/30、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連して。その点について、ただいま牧野法務大臣から、もう少し猶予してくれというような言葉がございました。あなたのところの事務当局はちっとも猶予してないのですよ。現に、昨晩の放送から今朝の新聞にかけては、そうたびたび恩赦をやっては困るから今度はやらたいというようなことを言っているのです。実は、先日の日ソ共同宣言案の本会議のときに私がその点で質問しましたときに、鳩山総理は耳にめがねをかけられたせいか、その点の答弁を忘れられたようであります。私の方でも、自由民主党も社会党も、ただいま牧野法務大臣が言われたようなことを含んで、もう少し先に延ばそうと思っておったところが、昨晩からしきり……

第25回国会 法務委員会 第4号(1956/12/05、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 法務大臣の人権も尊重します。から、きょうはただまくらになることだけでやめておきます。  昨日の夕刊及びけさの朝刊でいろいろな新聞にも出ておりますが、昭和二十七年六月二日大分県竹田市菅生地区で起った駐在所爆破事件の真犯人が実は現職の警官であったという事件があります。これに対して、私どもでも、実はそのために十年の刑、八年の刑、三年の刑を受けた者がおるのでありますが、きょうは警察庁長官が全国管区警察局長会議でどうも出られないというので、主として明日質問いたしますが、検察庁が非常に重大なミスをやっております。と申しますのは、この事件について、現職の警官、当時市木春秋という偽名を使って……

第25回国会 法務委員会 第6号(1956/12/13、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 石井警察庁長官が、この前お願いしておきましたのに来ておられませんから、その前に若干法務大臣にお伺いしたいと思います。  先ほど大赦の問題について法務大臣が言われましたが、やはりどうも範囲が少し狭過ぎるどころか、あべこべになっておるようであります。けさの朝日新聞の論説はお読みになりましたか。
【次の発言】 「厚顔無恥な恩赦案」とあります。あんな破廉恥罪をやるようならば、メーデー事件の被告、あの青年たち、職にもつけないような青年たちをやればよろしい。大体明治以来の大赦の例を見ましても、ここに写真の出ている星亨、これなどは、いわゆるその当時国事犯としてまっ先に大赦を受けておる部類で……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 法務委員会 第3号(1957/02/14、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 時間がありませんから、この次までに――明日ですが、よく調べていただきたい。  井本刑事局長に伺いたい。先ほどあなたは、佐竹委員ですか池田委員ですかの質問に対して、行政協定の一部ということを言われましたね。ラスク・岡崎交換公文、これは間違いじゃありませんか。というのは、昭和二十七年二月二十八日に行政協定ができております。その口に同時にこの交換公文が発表されているのですよ。それに基いてやっておるのではない。全然別のことなんです。行政協定よりほかのことなんです。もう一度よく調べてから答弁なさらぬと、後日とんでもないことになります。というのは、この相馬ケ原だけです。ほかに五年間もこう……

第26回国会 法務委員会 第4号(1957/02/15、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 昨日井本局長が、相馬ヶ原に関することは行政協定の一部であるということで、岡崎・ラスク交換公文ということがありましたが、昨晩の研究の結果を中村法務大臣から言われたのでありますが、とにかく、一つの公文の中で相馬ヶ原なども認めると言いながら、そこにはまた保留ということも書いてある。一つの公文の中に矛盾したようなことがあります。そして、今お話を承わりますと、もうすでにその半数以上解除されているようでありますが、従って、五年間もこれをほったらかしておいたところから、今度のようなあいまいなことが生まれるわけです。それをただ罪刑法定主義の点からのみしぼらずに、これはあいまいなところからこう……

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/03/15、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 関連して……。臨時雇と言われますが、いつからいつまで臨時雇だったのですか。昭和二十九年八月現在の警視庁職員録、警視庁人事課庶務係に、戸高公徳、カッコして大分と書いてあります。いつから臨時雇をやめてこういうふうに採用したのですか、巡査部長として。
【次の発言】 そこで、伺いますが、市木春秋という人物がいるということ、それが問題になっておることは、もうすでに前からわかっておるのです。警視庁に採用するときに、経歴調べはしなかったのですか。臨時雇にしろ、巡査部長に復職の希望が熱烈であったというときに、その人の前歴というものは調べないのですか。何か彼の履歴書に記載がありましたか。

第26回国会 法務委員会 第17号(1957/03/22、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 大久保国務大臣と山口警備部長が来ておられるので午後質問を続行することとして、その前にちょっと報告を願いたいことがあります。それは、昨年の十二月十三日の当法務委員会で私の質問に対して、山口説明員として、「この前の法務委員会でそういう趣旨の御発言がありましたので、大分県の方に照会いたしましたが、昭和二十七年の六月三十日まで警察官であったのであります。」、つまり、そのとき退職した、こう言っておられましたね。そして、「なお、その後の戸高の住所について探しておるかというお話でございますが、いわゆる警察の捜査という意味でなくして、どこに行ったかということは、われわれも探したい、かように考……

第26回国会 法務委員会 第21号(1957/03/29、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 この前法務大臣と大久保国務大臣が私の質問に答弁されることになっておりながら、まだ来ておられませんので、その前にちょっと確かめたいことがあるのですが、先日石井警察庁長官は御家庭に御不幸があったそうでお気の毒でしたが、ちょっと山口警備部長にお尋ねいたします。  去る三月二十二日、参議院地方行政委員会において、あなたは矢嶋委員に対する答弁でこういうことを言っておられますね。「当時、それじゃ交番の巡査に戸高君が連絡をしたかという御質問ですが、おそらくこれはしていなかった、というのは、戸高君は警備部長から命令を受けて潜入しておるわけですけれども、これは駐在の巡査も知りません、もちろん。……

第26回国会 法務委員会 第29号(1957/04/25、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 長時間お疲れでしょうから、例によってごく簡単やります。従って、最高裁判所機構改革の問題に限ってきょうはお尋ねすることになっております。ですから、委員長もあまり気を回さないでいただきたいと思います。
【次の発言】 長官もお認めになったように、とにかく事件が多過ぎて訴訟が遅延するというこの問題がもとで機構改革の問題も起ったわけでありますけれども、訴訟が遅延するというのは、事件が多過ぎる。その事件が多いということは、まず第一に警察が――統計によりますと、警察にとにかく何かで調べられる者が、九千万への国民のうち、七人に一人になっているのです。それをまた検事局がよけいに取り上げる。それ……

第26回国会 法務委員会 第34号(1957/05/18、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先ほど相馬ケ原の問題が出ました。これはかねて法務省から御答弁を願うことになっておりましたが、新たに問題が出てきましたし、五月十六日の読売夕刊によりますと、「日米両国はそれぞれの法律的な解釈にもとづき第一次裁判管轄権を主張したが、それぞれの法的解釈に関する見解はそのままとし、この問題解決のため行政協定に定められた手続に従いこのような措置をとることになったもの。」ということになっておりますが、日本側の主張並びに特に合同委員会におけるアメリカ側の主張はどういうことであったでありましょうか。その点御存じであったならば御答弁願いたいと思います。

第26回国会 法務委員会 第35号(1957/08/08、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 あとに多勢委員の諸君から質問があるようでございますから、私は簡単にちょっと正力国務大臣と唐津法務大臣とに伺いたいのでありますが、先ほど横井委員から法務委員会の休会甲の活動について近畿班として行かれた報告がありまして、大阪も非常に検察庁及び警察官の方で努力して治安が確立されておるというお話でありましたが、法務委員の調査のすぐあとに大へんな不祥事件が起きております。これは大阪府南河内郡南大阪町の西畑清輝という十六才の少年が、富田林市の羽曳山というところの花火大会に行った帰りに、自転車に乗って帰る途中、大阪府警機動隊員十五名に突き当ったというので、非常な暴行を受けております。  次……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 法務委員会 第20号(1958/04/02、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 刑法、特に刑事訴訟一部改正法案は、御承知の通り、岸内閣が三悪追放という看板を掲げられている手前出されたもので、世論の圧迫も大きくあったのであります。第一の貧乏追放、これは今の岸内閣の手にはとても負えない大それた問題でございますから、賢明な岸首相はそれを敬遠されて、ここに汚職と暴力の追放ということで、この法案を出されたと思うのであります。審議の過程を伺ってみますと、このあっせん収賄に関するものは、この程度はどうか、この程度はどうかということに触れていきまして、結局この程度まではあっせん収賄罪にはならないという、ざるにもならない法案になっておるのでありますが、今日まで特にあっせん……

第28回国会 法務委員会 第22号(1958/04/04、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 政府原案は、御承知の通り、いろいろ圧力が加わって骨抜きになっておるのでありますが、その骨抜きにする際に、盛んに検察ファッショというようなことが言われております。検察ファッショは、御承知の通り歴史的には第二次世界戦争に入るころからの問題でありますが、戦後出てきた昭電疑獄あるいは造船疑獄というものは、御承知の通り国民世論の圧力でやられたもので、戦前の検事局がやったこととはだいぶ違うのであります。(「世論じゃない、GHQだ」と呼ぶ者あり)そうではないのだよ。ただ、昭電疑獄というものが、明らかになった判決によれ、それを処罰する法律がないからたまたま無罪になった。そこで世論がさらに激し……

第28回国会 法務委員会 第23号(1958/04/08、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 先生は参考人で政府委員ではありませんから、この上あまり責め立てるようなことはいたしませんが、今度の改正案と政府が銘を打って出されたものはいかにも奇怪な規定がございます。たとえば、二百八条の二に、人の生命、身体、財産に対し害を加うる目的をもって集合した場合において、その凶器をもってとあるのですが、その財産に害を加える凶器というのは、一体これはどういうものでありますか。つまり、財産に害を加える凶器ということがあります。そのほかは、先生が法制審議会で議長を務めておられたときにいろいろ事例があげられておりました。この財産に害を加える凶器というものはこれは日本の法律学界初めての珍語でご……

第28回国会 法務委員会 第30号(1958/04/25、27期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 三田村さんはもう了解されておると思いますけれども、どうもいつも、私がしんがりの質問をするときに気がそわそわされておりますが、私はしばしば簡潔にやって長広舌をふるったことはないのであります。どうぞあまり神経衰弱気味にならないように一つ……。  ただいま同僚の佐竹委員から公安調査庁の活動について質問がありました。いわゆる法理論あるいは法の解釈に基いてのやりとりをいたしますと、うまく逃げられます。私は一つはっきりした証拠をもってお尋ねしたいと思うのであります。  法務大臣も御存じの通り、最近警視庁の方で名をつけてわざわざ新聞に刷りものまで渡してくれた人民艦隊事件というのがあります。……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 法務委員会閉会中審査小委員会 第6号(1956/10/11、27期、小会派クラブ)

○志賀義雄君 今井長官に伺いますが、現地において話し合いをしようということで連日社会党の諸君も努力しておられるようでありますが、何かその話し合いに応じては悪い理由があるのですか。あればそれを言って下さい。
【次の発言】 別に社会党は妨害してないと思うのですが、あなたは測量隊員に対して、話し合いをせずに強行しろという命令を下しておるか、また、あなたの上の長官の方から、あるいは内閣の方から、話し合いに応ぜずやれという命令が出ておるかどうか、その点はっきり言って下さい。
【次の発言】 私の質問の要点にはちっとも答えられないで、うまく逃げておりますが、そうはいきませんよ。私があなたに伺っているのは、単……



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データ更新日:2023/02/05

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