志賀義雄 衆議院議員
28期国会発言一覧

志賀義雄[衆]在籍期 : 24期-27期-|28期|-29期-30期
志賀義雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは志賀義雄衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

 期間中、衆議院本会議での発言なし。
志賀義雄[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

志賀義雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 法務委員会 第4号(1958/06/27、28期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 本日まで最高裁事務総長のお話を伺っておりますと、裁判書浄書の問題を事務的な問題のようにしぼってお話しでございますが、全国司法部職員労働組合のいろいろな機関紙その他情報で発表したものと、今日まで事務総長が言われたことをいろいろ総合してみますと、これは、ただ事務的なことではなくて、司法部職員の諸君が、不法な警察権力によって裁判所がその自主性を侵されることのないようにすること、これは必ずしも労働組合の方の主張の中にも十分まだはっきり出ておりませんけれども、問題の本質はそこにもあるように思われるのであります。そこで、たとえば逮捕状にしても、書記官が勝手にこれを書くというようなことをさ……

第29回国会 法務委員会 第9号(1958/08/09、28期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 警視総監。一言だけ伺いますが、この間日本共産党で大会をやったときに、とびらから盗聴機が出ましたが、あれは電波監理法違反になりますかどうですか。それをまず伺いたい。
【次の発言】 それで、だれがやつたか、お調べになりましたか。
【次の発言】 石井長官もまた警視総監も、二十三日午後私が電話をかけましたときに、中野の警察大学の方か何かに行かれました。それらのことをあなたの方で手ぐすね引いて待っておられますから、いずれ私の方でも出しますから、私の方ではだれがやったかちゃんとわかっておりますから、いずれそのことは、あなたが電波監理法違反になると思うと言われたことを了承いたしまして、追っ……

第29回国会 法務委員会 第10号(1958/09/09、28期、小会派クラブ)

○志賀(義)委員 去る八月三十日の文教委員会からきょうにかけて、公安調査庁、警視庁から、だいぶ共産党が和歌山の勤評事件その他で一番指導しておるというようなことも言われております。まず法務大臣に伺いますが、法務大臣は先日の文教委員会以来、法秩序の確立ということを盛んに言われて、国会できめた法律を施行するのを妨げるのはいけないということを灘尾文部大臣が言ったあとで、あなたがそういうことに対しては十分に厳正な態度で臨むと言われました。法秩序と言われながら、教員組合その他労働組合、学生団体などがやることを、また共産党が特に法秩序を破壊するようなことを言われるのですが、文部大臣が、現に憲法を初めとして学……

第29回国会 法務委員会 第11号(1958/09/26、28期、無所属)

○志賀(義)委員 竹内刑事局長に伺います。去る八月九日の当法務委員会において―松川事件について、当時被告の一人であつた佐藤一君が東芝工場で団体交渉に出席しておつた、そのことは諏訪労務課長のメモにもはつきりしておつたのであります。被告並びに弁護人の方からは、このメモのことを主張しておりました。そこで、仙台の弁護士会が弁護士法に基いてこのメモの提出を諏訪労務課長に求めましたところ、さきに検察庁に提出したというので、調べてみましたら、鈴木検事がこれを提出させて持つておるそうであります。そのことについて八月九日の法務委員会で、あなたは欠席されておつたので、川井課長に伺いました。そのメモの所在については……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 法務委員会 第2号(1958/10/07、28期、無所属)

○志賀(義)委員 松川事件のことに関して、この前竹内刑事局長が私に答弁を約束されております。その前に伺いたいことがあります。去る九月二十六日の当法務委員会において、竹内刑事局長は、私の質問に対してこういう答弁をされております。「事件そのものは重大な事件でございますけれども、訴訟の進行の過程において、弁護士と立会検事との間に、あるいは裁判所との間にやりとりしました点は、重大事件でありますればむろん報告があるわけでありますが、おそらくその検事は大した問題ではないと思って、われわれの耳に入れなかったと思うのでございます。しかし、さて志賀委員からこの委員会で」ここが問題になっているのですよ。「開き直っ……

第30回国会 法務委員会 第9号(1958/10/29、28期、無所属)

○志賀(義)委員 竹内刑事局長に、この前あなたがお約束なすった調査について伺いたいと思います。松川事件についての諏訪メモは、内容も今新聞に発表されております。ところで、そのほかに花井検事総長が新聞記者に対して、弁護人が面会しましたときに、諏訪メモその他のものを返したあなたは諏訪メモだけを本人に返した、こう言われたのです。その食い違いがあるので、検事総長にあなたからただして、諏訪メモ以外に検事総長が返したと言われたものは何であるか、それをはっきりしていただきたいと申しましたら、あなたはそれを調べることを約束されましたがどうなりましたか、まずそれからお伺いしたい。

第30回国会 法務委員会 第10号(1958/10/30、28期、無所属)

○志賀(義)委員 司法試験法の一部を改正する法律案については、これまで自民党の鍛冶君、または社会党の坂本君からいろいろ詳細な質問がありましたが、私として非常に心配になることが一、二あるのです。それは、法務省の責任ある方に御答弁願いたいのでありますが、一昨年国会で司法研修所における思想調査が問題になったことがあります。最近またそのことが行われているということですが、実情はどういうふうになっておりましょうか。
【次の発言】 それで、あなた方の方で知られないということでありますが、事実はこれが行われているのであります。法律が出た場合に、これはやはりこういうことが重なり合いますと非常に問題になりますし……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 法務委員会 第2号(1958/12/18、28期、無所属)

○志賀(義)委員 時間がありませんから次会にやりますが、法務大臣が知事会に出られることについて、一つ希望いたしたいことがあるのです。と申しますのは、いつも法務委員会で法務大臣が言われることと、知事会その他検察官会議などで法務大臣が言われるのと、いささか二重人格のきらいがあるのです。ここではきょうも猪俣君からさんざんくぎをさされましたが、慎重に不公平にならないようにするという回答があっても、翌日の新聞を見ますと、あなたは必ず法秩序を確立しなければならないということを言われて、つまり俗にいえばけしかける結果になっておるのです。今度県知事なんか来ますが、そこで法秩序の確立というようなことを言われます……

第31回国会 法務委員会 第5号(1959/02/13、28期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうの委員会の審議に入る前に、刑事局長にお伺いしたいのですが、きょう閣議で、朝鮮人の帰国問題について内閣の方針がきまったそうであります。これは人権を保護するという意味からやられるので、やむを得なかった面もありましょうが、自民党の内閣としては珍しい決断をされたものと思います。しかし、こういうふうに日本におる朝鮮人の人権を保護されるなら、なおさら国内の日本人の人権ということも同様に考えられなければいけないのでありますが、きょう参議院で社会党の亀田得治議員が緊急質問されました大阪市平野警察署のスパイ事件であります。これについて、検察庁本庁の方としては、お調べになっておられるのでし……

第31回国会 法務委員会 第6号(1959/02/17、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この登記所の問題について一元化ということでありますが、台帳法については罰則規定がありますけれども、保存登記の方についてはそれがないのですが、これを一元化すると、その間どういうことになりますか。何かその点についてお考えの上でこういうふうにやられたのですか。その点をお尋ねしておきます。
【次の発言】 実は司法書士の方から陳情がありましたのですが、それは司法書士の仕事が減るので、だいぶ全国で問題にされておるようであります。ところが、法務当局の方では、それでは一件についての司法書士の報酬を三割値上げしたらその減額分が埋められるのじゃないかというようなことを言われておるそうでありますが……

第31回国会 法務委員会 第7号(1959/02/19、28期、無所属)

○志賀(義)委員 今、三田村委員から発言がありましたが、この文書を見ますと、ちょっと普通に考えると、自分たちの俸給を引き上げるということに反対するというのはおかしいようなことでありますけれども、その理由がここに書いてありまして、法案についてはとうていわれわれの承服し得ないところであるとか、遺憾ながら強く反対せざるを得ないとか、そのほかもっと強い言葉も書いてあります。そこで、この問題については、今、三田村委員の言われたように、最高裁の長官を呼んで、よく事情を聴取した上でやつた方がいいと思います。できればこれは東京地方裁判所裁判官一同になっているから、東京地方裁判所の代表の方もあわせて呼ばれれば、……

第31回国会 法務委員会 第8号(1959/02/24、28期、無所属)

○志賀(義)委員 前の問題に返りまして、きょう法務大臣の発言は、最高裁の人事運営の問題まで法務省が握るような――私見としきりに断わっておられましたが、そういう危険を多分に感ずるのであります。  もう一つは、朝日新聞の社説でもって、大蔵省と法務省と、それから最高裁の秘密の協定ができておる……。提案理由の中にそれは一つもされませんでした。それで、きょうになって、新聞に出たからしようがないからと言っておる。そういう裏面のこと、提案理由に至る裏面の事情を法務委員会には全然隠しておいてやられるというのは、非常にけしからぬことだと思うのです。きょうは、本会議のベルが鳴っておって、時間がありません。その点に……

第31回国会 法務委員会 第9号(1959/02/26、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この法務委員会でここしばらく非常に大きい問題になっております裁判官の報酬問題について、東京地方裁判所の判事がなぜああいう決議をして、国会へ要望書として出してきたかということを考えてみますと、元来これは最高裁判所の事務総長の方へこういう要望をまとめて出さるべきものでありますが、提出権がないということで、地方裁判所裁判官一同として、「国会に対する法律案の提出権もなく」というふうに書かれております。これは事務総長として十分裁判官の意向を入れらるべきものでありますが、朝日新聞の社説に従っても、だいぶ最高裁判所と法務省との間に深刻な対立があったということであります。ところが、妥協された……

第31回国会 法務委員会 第12号(1959/03/05、28期、無所属)

○志賀(義)委員 私は、両法案に反対であります。裁判官の報酬等に関する法案について反対を表明すれば、当然検察官の俸給等に関する法律改正案の反対の趣旨も明らかになります。  私は、本法案ほど不明朗な法案は最近ないものと思っております。本法案は、その計画の最初から官僚の小細工の連続であり、それは国民からももちろん、国会からも隠され、法案の仕上げに際して、法案の表面から隠された官僚間の秘密協定でその極点に達したのであります。しかも政府は、これが朝日新聞社説で暴露されるまでは、衆参両院における審議の中でも明らかにしなかったのであります。この秘密協定は、大蔵、法務官僚に、遺憾ながら最高裁までがまるめ込ま……

第31回国会 法務委員会 第13号(1959/03/06、28期、無所属)

○志賀(義)委員 関連して人権擁護局長にお伺いいたしますが、大阪のスパイ工作事件について、辻警部補が落した文書ですね、その写しなんかは人権擁護局にございますか。
【次の発言】 大阪の総評の中にある秘密警察糾弾人権擁護共闘会議というのが全部の書類を出しておりますから、これは東京の総評でも売っておりますし、総評の本部には警官立ち入るべからずと書いてありますが、人権擁護局の方が行って事情を話されたら、喜んで売ってくれると思いますから、ただ部分的だけじゃだめです。全部見て下さい。結婚妨害という嫌疑がないというようなことを言われましたが、これを見ますと、二度までも警察に妨害されて――名前が出ておりますが……

第31回国会 法務委員会 第15号(1959/03/12、28期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうは公安委員長の青木国務大臣にも御出席を一週間も前から願っておったのですが、自分は何も事件の内容がわからないから、出たってしょうがないだろうというようなことを言われたそうであります。現に亀田得治参議院議員の質問に対しても、青木公安委員長は答弁しておられないのです。警察庁の書いたものを棒読みにされたのでなければ、――委員長の方から明日はぜひ出るように督促していただきたいと思います。いいですか委員長。にやにやしているだけじゃわからない。
【次の発言】 この前法務大臣も警察庁長官もおられなかったところで、江口警察庁警備局長が非常に重大な発言をされたので、まずそのことから質問いた……

第31回国会 法務委員会 第16号(1959/03/13、28期、無所属)

○志賀(義)委員 きょうは公安委員長が出ておられますので、公安委員長に伺います。本国会再開後、参議院で亀田得治議員から緊急質問がありました大阪のスパイ事件について、昨日来柏村警察庁長官に伺いましたが、てんで話になりませんから、特に公安委員長である青木国務大臣に御出席願ってお尋ねをしたいのでございますが、亀田議員が申しましたところの、大阪平野署の辻井警部補という人が落した文書は、秘密警察糾弾共闘会議というものが大阪で四十の民主団体によって持たれた、その会議で全部こういうふうに印刷物にして出しております。これが警察の文書であることは内容を見ても明らかであるし、また大阪で社会党の調査団と私とが一緒に……

第31回国会 法務委員会 第17号(1959/03/19、28期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま猪俣委員から鉄道公安職員の職務に関する法律に関して、これを廃案にしたい、こういう提案理由がありました。私は結論から申せばこれに賛成であります。猪俣委員も申されたように、このときには速記録をつけておりません。第八回国会衆議院法務委員会では小委員会の報告を受けただけで、その小委員会における強い反対意見というものが記録として残っておりません。ただ第八回国会参議院法務委員会では、正式の会議でこの問題について意見が述べられておるので、それを申し上げますと、そのときに須藤五郎委員が、私はこの法案に反対意見を持っておるのでありますがと言って、その反対理由を説明しておるのでございます……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 法務委員会 第3号(1959/08/10、28期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま坂本委員から質問がありましたが、これに引き続いて質問をいたします。  今度は法務大臣も新任されたし、法務委員長も新たになられたわけでありますが、この際一つ希望を申し上げておきたいことがあります。特にまず法務委員長でありますが、ここ四年ばかりの間、法務委員会というものは従来のような、半ば隠居的な場面から去って、法務行政の審査並びに人権擁護の立場から、相当活躍してきたと思います。その場合、必要なときには外部から参考人その他を呼んで十分審査もするし、あるいはこちらから出かけていくこともあったのであります。近来それがだいぶ少くなっております。これはうわさでありますから、私はほ……

第32回国会 法務委員会 第4号(1959/09/10、28期、無所属)

○志賀(義)委員 まず伺いたいのですが、今度の集成改正刑法の中に、今までアメリカの民政府、これに加えて琉球政府に対して転覆を企図した者は云云とあります。かりにこれを民立法でやる場合も一つの便法と考えられるのですが、幸いにここに諸党派の方がおられますが、やはりそういう規定は入れてよいという党派の方はございますか。
【次の発言】 同じ社大党ですから、あなたから……。
【次の発言】 それでは久高参考人。
【次の発言】 今まではアメリカ側の民政府の転覆を企図した者は云々という規定がございましたね。今度の集成刑法には、琉球政府の転覆云々ということが加わりましたが、それで、小島委員の方はアメリカは別として……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 法務委員会 第4号(1959/12/01、28期、無所属)

○志賀(義)委員 今委員長も注意されたように、だいぶ逸脱した質問があったようで、時間が、地方行政委員会の関係でありませんから、明日続行することとして、きょう若干の質問をいたしたいと思います。  なるべく簡潔にするために前後して質問しますが、先ほど大久保委員の請求によって写真が示されました。その写真によって明らかなように、淺沼君は一議員として通行を許されておる正門のわき門から入っている。淺沼君が先頭に立っていたということを言っただけでなく、警視庁記者クラブに対して、あの晩三木課長ですか、公安一課の三木課長が淺沼君を逮捕するということを記者団に言明しておりますが、これは一体どういう理由で逮捕すると……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 法務委員会 第1号(1960/02/09、28期、無所属)

○志賀(義)委員 質問ではありませんが、法務省に伺います。先ほどの御説明の中で、特に法律に規定された名称がありますね。たとえば破壊活動防止法というのがありますね。それに対する調査費用というものは――この資料の四枚目の二の項目の中に反民主主義活動対策経費というのがあります。反民主主義というのは法律のどこに根拠を置かれてこういうことを書かれたのですか。破壊活動防止法の中にはそういう文句はありませんが……。
【次の発言】 ないのをなぜここにお書きになったのですか。予算というものは法律に基づいて要求しなければならないものでしょう、これはどこから持ってこられたのですか。

第34回国会 法務委員会 第2号(1960/02/11、28期、無所属)

○志賀(義)委員 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の問題ですが、端数切り上げの問題でここに出ておるのであります。前々国会でありましたか、裁判官と検察官との俸給の問題で、東京地方裁判所長と東京検察庁の検事正とが来られて、法務委員会で聞いたときに問題になったことで、ゼロ号ということが問題になっております。最近出された文書ではゼロ号はだれが該当することになっておるのでしょうか。法務委員会で配付された文書の二ページから四ページにかけて載っておるのでありますが、区分、最高裁判所長官以下その他の高等裁判所長官までがゼロ号に含まれるのでしょ……

第34回国会 法務委員会 第5号(1960/03/01、28期、無所属)

○志賀(義)委員 関連して刑事局長に伺いますが、刑法の一部を改正する法律案の逐条説明書の二ページの終わりから二行目にあります「本罪の行為は「侵奪」である」という点でありますね。それについて説明がございました。それからもう一つは、「窃盗罪及び境界毀損罪に関する立法例」という中の六ページにイタリア刑法の例がありまして、六百三十一条の「侵奪」のところにウスルパチオーネという言葉が使ってあります。それから次の六百三十三条の「土地又は建物の占拠」のところでは、「占領の目的又は他の方法で利益を得る目的」云々となっておりまして、六百三十一条と六百三十三条とが別になっております。侵奪罪の方はウスルパチオーネ、……

第34回国会 法務委員会 第8号(1960/03/08、28期、無所属)

○志賀(義)委員 第三十一国会のときに私から民事局長にお伺いしたことがあります。そのときには大蔵省から主計官も出られ、平賀君も出ておられました。これは、きょう渡辺さんが参考人として来ておられますので、政府の言うことがいかに当てにならぬかということをまず申し上げてから若干伺いたいと思うのです。  と申しますのは、この登記の一元化について、土地台帳、家屋台帳及び登記簿のことでございますが、実はそのときに司法書士会の連合会の方々から手数料の問題でいろいろ陳情がありまして、その結果私が伺いましたところが、平賀政府委員は、「私どもの目下の計画では、一元化によりまして登録税の収入を上げるとかあるいは手数料……

第34回国会 法務委員会 第10号(1960/03/11、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この前の法務委員会で刑事局長に若干の点について報告していただきたいということを求めておきました。そのうちの下山事件以外の質問事項に対して、お答えを願いたいと思います。
【次の発言】 まず五番町事件の報告についてでありますが、当時の記録でも明らかであります通り、真犯人の佐藤のほかに三人の少年が真犯人なりとして検挙されたわけでございます。警察でいろいろ行き過ぎた取り調べがあったことも問題になりましたが、そのとき村松泰子証人が偽証したというのでありますが、服装の点については一致するということはあなたも認められる通りであります。その他の証言について明らかに事実と相違する点がある、こう……

第34回国会 法務委員会 第15号(1960/03/29、28期、無所属)

○志賀(義)委員 刑事局長はどこへ行かれたのですか。私に三十分ばかり用があると言われて出て行かれたのですが、委員長に連絡がありませんでしたか。
【次の発言】 参考人の先生方に申し上げますが、実はこの問法務委員会で、ここに立法例として文書が先生方にも参っておるかと思いますが、侵奪という言葉について、これは一体どこから来たかというと、実はイタリア刑法のなにから来た、こういうことです。これはウスルパチオーネの方に侵奪ということが書いてございまして、あとの六百三十三条のインパチオーネの方については、はなはだあいまいな占領というような言葉を使っております。つまりオキュパイ、日本語で言う普通占領というよう……

第34回国会 法務委員会 第16号(1960/04/01、28期、無所属)

○志賀(義)委員 一昨日私は警察庁長官に会いましたが、地方行政委員会に出られて何かかぜをひいて声が出なくなったということで来られないそうで、はなはだ残念でありますが、江口警備局長が来ておられることでありますから伺います。  去る三月二十八日の夜、警察は三池炭鉱労働組合、普通第一組合といわれておるものに対して、申し入れをして、棒とか青竹に類するもの全部任意供出という形でやらせた、こういう事実があります。従って、二十九日の当日には、第一組合側は何ら正当防衛の手段を持たずに暴力団のために殺人傷害の被害者になったわけでありますが、こういう事案がありますかどうか。先日私が警察庁長官に会ったときは、あれほ……

第34回国会 法務委員会 第18号(1960/04/07、28期、無所属)

○志賀(義)委員 関連して、――ただいま人事局長は、労働基準法にも超過勤務のことはきめてあるではないかと言われましたが、一体あんたは労働基準法をお読みになってそういう発言をされておるのですか。三十二条には「就業規則その他により、四週間を平均し一週間の労働時間が四十八時間を超えない定をした場合においては、その定により前項の規定にかかわらず、特定の日において八時間又は特定の週において四十八時間を超えて、労働させることができる。」こういうふうになっておる。五十二時間と言われるとそうでなくなる。さらに三十三条の時間外及び休日労働、これは災害等の場合のことです。何ですか、書記官の場合に、災害が起こったか……

第34回国会 法務委員会 第20号(1960/04/12、28期、無所属)

○志賀(義)委員 この前事務次長に伺いましたが、今度の法案について同意書を取られた、一部にそういうものがあるという事実はお認めになりましたね。
【次の発言】 この前の議事録を見るとそうなってないのですよ。全部がそうではないが、一部にはそういうものもある。――じゃ例を申し上げましょうか。秋田の家庭裁判所の例でありますが、これは上申書になっているのですね。「私は、書記官、調査官に対する一六%調整に賛成します。」それから福島の家裁の例を申しますと、「私は一六%の調整を受けることを希望します。」これは官職、氏名、捺印があります。東京高裁管内の例では、「書記官の一六%調整の実現について、意見、賛成、不賛……

第34回国会 法務委員会 第21号(1960/04/14、28期、無所属)

○志賀(義)委員 まず委員長に申し上げたいのですが、一昨日大野委員が関連質問回をやり、自民党の田中伊三次委員が、志賀君ちょっと時間を五分ほどさいてくれ、あとはまた君にやってもらうからと言われて、そのことはちゃんと会議録を見れば委員長もおわかりですが、私がちょっと生理的必要で便所に行った問に押し切っちゃった。あなたはおとなしいような顔をしているがなかなか――ああいうことはフェアでない。今後は慎んでいただきたい。  最高裁判所は、全国約四千久の書記官、調査官の勤務時間を一週四十四時間から五十二時間に変更するため、裁判所法の一部を改正する法律案を今国会に提出しております。それについては、今日まで法務……

第34回国会 法務委員会 第22号(1960/04/15、28期、無所属)

○志賀(義)委員 共産党は、この不動産侵奪罪を規定する刑法の一部を改正する法律案に反対します。  当法務委員会に提出された法律案がいかにずさんであり、かつ危険なものであったかは、審議によってもうすでに明らかになったところであります。  第二、そもそも不動産侵奪罪が起こる原因は何かを考えれば、住宅並びにそれに必要な土地及び農業における零細経営から起こるものであります。政府がその根本原因に対する積極的対策を講じないことが、それを助長しています。特に都市の住宅並びに土地についての他人の不動産を不法に領得し、それを土地と住宅に悩む生活困窮者や低所得者に不当な金で貸し付け、売り渡す営利犯が出てくるのであ……

第34回国会 法務委員会 第24号(1960/04/28、28期、無所属)

○志賀(義)委員 時間もたちましたから、きょうは簡単にやります。  最初に、警察庁長官がいらっしゃいますが、昭和三十三年度の決算報告は、最近われわれの手元に届きましたが、警察庁の予算の使途について、何か会計検査院から指摘されたことがございましたか。
【次の発言】 では、警察庁で会計検査院に対して、何か二重帳簿をお作りになっておるようなことはございませんか。
【次の発言】 ございませんか。それは確言されますね。というのは、私が伺うのは、会計検査院が来たときに、たとえば捜査費の使途について、いろいろ問題が起こると悪いから、会計検査院用の帳簿と、そしてもう一つほんとうの張簿とを作る、こういうことをど……

第34回国会 法務委員会 第25号(1960/05/12、28期、無所属)

○志賀(義)委員 三井三池の争議に関して、これまで法務行政上、特に人権擁護上重要な問題がいろいろ出ておるのであります。ほとんど枚挙にいとまないくらいの事件が起こっておるのであります。事の発端は、会社が生産阻害者として組合活動家を千数百名首を切るということから出たのであります。私どもの調べによると、もともとこれは三井鉱山株式会社が大手の石炭業者の中でも最も経営が拙劣であり、無能である。これは石炭業界でも有名なことなのであります。ことにあの会社では戦前からの伝統がありまして、三池鉱業所の所長を勤めた者が三井財閥の主要な人事の、一番目の当たるところに置かれるというところから、会社の内部で非常に派閥争……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 地方行政委員会法務委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1958/10/31、28期、無所属)

○志賀(義)委員 ただいま猪俣委員から憲法に関連しての総理に対する質問がありました。それに関連しまして、その問題だけに限って伺いたいと思いますが、ブラウン記者に対しては申すまでもなく、新聞発表もそうですが、衆議院の本会議や委員会においても、岸総理は憲法改正論者であるということを明言しておられますが、この改正論という考え方は、総理になられてから――今の内閣には非常に憲法違反の行為が多いのですけれども、それを弁護するために改正論者になられたのか、つまり首相になられてからそうなったのか、その前から一貫して憲法を改正すべしという意見をお持ちになっておったのでございますか、その点をまず伺いたいと思います……


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第36回国会(1960/10/17〜1960/10/24)

第36回国会 地方行政委員会法務委員会連合審査会 第1号(1960/10/24、28期、無所属)

○志賀(義)委員 私は昨日島根県警本部の多くの書類について記者会見で発表しましたが、これは島根県だけの資料ではございません。警察庁からの指令その他の写しもたくさんございます。それに基づきまして、きょうの委員会において若干質問を行ないたいと思うのでありますが、今度の淺沼君の暗殺について淺沼君は私の四十年来の友人でありますが、いろいろと理由をあげられて、今度の暗殺事件について哀悼の意を表します、遺憾でありますとは言っておられますものの、具体的に責任をおとりになろうとはしていないのであります。ところで警察の方では十分こういうことが起こることを前もって予知せられておったのではないか。というのは、柏村長……



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データ更新日:2023/02/05

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