このページでは中島巌衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。
○中島巖君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になっている日本住宅公団法案に反対するものであります。 鳩山民主党内閣は、選挙の際、住宅四十二万戸建設を公約したのでありまして、内政問題といたしましては最も重要なる政策の一つであります。また、ただいま本会議場において討論、採決せんとする日本住宅公団法案は、鳩山内閣の住宅政策のその根幹をなすものであります。鳩山内閣の住宅政策全般が当面せる住宅困窮者と縁遠いものであり、その実質において昨年度の自由党吉田内閣にすらはるかに劣っていると断言せざるを得ないのであります。およそ、住宅政策策定に当っては、住宅困窮度の最も高い階層はいかなる階層であ……
○中島(巖)委員 大臣が予算委員会の方へ出席されて、こちらへお見えがないようでありますので、はなはだ遺憾であります。予算委員会偏重で、主管大臣が三十分くらいの出席では、はなはだ心もとない。この点について、委員の皆さんに各党へ帰られて御相談願って、何とか方法を講じていただきたい。かようにお願いするわけであります。 さて、暫定予算についての質問でありますが、災害復旧費の関係と住宅建設費の関係――災害復旧費は事務当局でけりこうであります。住宅建設費の関係につきましては、事務次官の方から御答弁願えればよし、もし事務次官でおわかりのない点は、あとで書面でお答えをお願いしたい、かように考えるわけでありま……
○中島(巖)委員 議事進行について。関連しまして、三つの資料の提出を要求するわけでありますが、何でその資料を要求せねばならぬかという理由をつけ加えまして、明確にしておきたいと思います。 一つは、ガソリン税と道路の関係であります。昨年度各地方庁へ譲与税として配付した金額が、四十五億ないし五十億に上っておりはせぬかと思います。これが地方庁でもって果して道路に全部使われておるかどうか。むしろあるいは、ガソリン税全部が道路方面へ使われておるかどうかという、この点の資料を出していただきたいと思います。と申しますのは、現在大蔵委員会におきまして、昨年度キロリットル一万三千円でありまして二千円が地方庁へ交……
○中島(巖)委員 杉本参考人にお尋ねしますが、この総選挙の公約で、四十二万戸建設が非常に魅力があったわけですが、一般の大衆は、政府の政策でもって、政府建設でもって四十二万戸建設するというように考えているように思われて、民間の自己資金建設というような数字は、その中に入っておらぬような印象が非常に深いのですが、当時の杉本参考人のお考えはどんなお考えか。それからまた、一般大衆はどんなふうに考えておったかという杉本参考人のお考えだけをお聞きしたいのです。
○中島(巖)委員 実は前々回の委員会におきまして、この道路関係はガソリン税と非常な関連がありますので、これの調査資料を出すように委員長に申し込んだわけであります。それから住宅関係の問題にいたしましても、金融公庫の過去の需要供給のバランスが非常な関係がありますので、この資料も提出するように委員長にお願いしたわけでありますが、これらの資料が出ていませんので、私いろいろ質問したいと思いますけれども、質問ができぬような状態であります。早急に提出方を、省の方へ委員長から督促をお願いしたいと思います。
○中島(巖)委員 非常に時間が制約されておりますので、私も、野党という立場でなく、一般国民大衆の上に立って、民生安定というような立場で質問いたしますから、さような意味合いで、簡明に、歯に衣を着せないようにお答えを願いたと思います。 私は、各方面にわたって質問をいたしたいのでありますが、時間の制約上、道路整備と住宅建設の二点に縮めたいと思います。 先ほどより同僚各委員から質問がありまして、いろいろお答えを伺っておりますと、道路行政に対する政府の基本的な考え方というものが、時代と非常にずれているのではないかというように考えるわけであります。終戦当時、大体二十万台足らずの自動車が、現在百二十数万……
○中島(巖)委員 私は大臣がおるときにいたしたいと思いますが、二、三道路局長にお伺いいたしたいと思います。
ただいま同僚委員からも質問がありましたけれども、この三の条項であります。これはいずれにいたしましても当面のこの道路整備費が、結論において削減されるという結果になるわけでありまして、道路局長も非常に苦しい答弁をされておりますけれども、この三の条項は、大蔵省で立案したのですか、建設省で立案したのですか。
【次の発言】 本年度の直轄事業の国の補助は相当増額されておるわけでありまして、その上地方負担をガソリン税から支出するというようなことは、工事量に非常な制約を受けるわけでありまして、先ほど他……
○中島(巖)委員 建設大臣に質問いたしますが、今回提案されました道路整備費の財源等に関する臨時措置法の一部を改正する法律案の第三条二項の三号であります。これはさきに道路局長より、本年度の直轄道路関係の地方負担分を非常に軽減いたしましたその率なるものの発表もあったのですが、その上に地方負担金を一時国で立てかえるというようなことになりますと、しかも、この国で立てかえたのはガソリン税で充当するというのが、この法案の骨子でありますが、そういうことになりますと、道路工事の延べ延長工事量が非常に少くなると思うのですが、その点どうか。 それから昨年度におけるところの道路に対する、国の直轄工事に対するところ……
○中島(巖)委員 建設大臣に質問いたしますが、政府からの資料といたしまして、現在二百八十四万戸が不足している、今後年間人口増などで二十五万戸ぐらいずつふえていくことを推定する。実際この通りでありまして、住宅難ということは非常にはっきりとわかっておるのでありますが、さて、そこで問題となるのは、いかなる階層が最も住宅の困窮度が高いか、住宅の困窮度の高いのは、いかなる階層であるかということが、まず基本的の問題である、こういうふうに考えるのであります。従って、この基本的な問題の上に立ちまして、住宅政策を策定したというように私ども解釈いたしておるのであります。従いまして、この基本的の問題であるところの住……
○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、水防法の一部を改正する法律案に賛成をいたすものであります。 その理由といたしましては旧水防法より、今回政府が提案されました水防法の一部を改正する法律案は、一歩前進しておるということでありますが、ただし、考えてみますと、年々の災害は非常に莫大なものでありまして、従いまして、この防災をいかにするかということが、非常に重要な問題だと思うのであります。さらに、本案においては明確になっておりますけれども、災害対策と災害予防の二つの方法によってになわねばならぬ、かように私考えるのであります。従いまして、災害対策の面におきましては、先ほどより各委員から要……
○中島(巖)委員 私は、日本社会党を代表して、日本住宅公団法案に反対し、公営住宅法第六条第三項の規定に基き、承認を求めるの件並びに住宅融資保険法案に対しては、希望意見を申し上げて賛成するものであります。 鳩山民主党内閣は、選挙の公約として住宅四十二万戸建設を宣伝したのでありまして、内政問題として、最も重要なる公約の一つであります。また、ただいま当委員会において討論採決せんとする日本住宅公団法は、鳩山内閣の住宅政策のその根幹をなすものであります。鳩山内閣の住宅政策全般が、当面する最も住宅困窮者に縁遠いものであり、その実質において、前の自由党吉田内閣よりはるかに劣っておるものであることを断言せざ……
○中島(巖)委員 ただいま道路局長より、中央道調査審議会の模様について御報告がありまして、これについていろいろとお尋ねいたしたいのでありますが、建設委員会にはたびたび局長もお見えになるので、後刻に譲りまして、本日は運輸省の政務次官並びに自動車局関係よりお見えになっておりますので、そちらの質問をいたすことにいたします。 すでに御承知と思いますけれども、昨日、国土開発縦貫自動車道建設法案というものが、議員の大多数でもって提出されたのであります。それで現在議会といたしましては、この法案はいずれの委員会にかけるかというようなことについて非常に物議をかもしておるわけであります。われわれ建設委員会といた……
○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、道路整備費の財源等に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対する修正案、すなわち西村力弥君の修正案に賛成をいたすものであります。 本日討論採決になるという考えがありませんでしたので、ここにはっきりした数字の準備のなかったのを非常に遺憾といたしますが、十六国会におきまして道路整備費の財源等に関する臨時措置法案が、議員立法として提出され、全会一致をもって可決されたその理由は、わが国の道路は非常に悪い、しかも財政は非常に困難である、かような場合におきましては、結局揮発油税を目的税といたしまして、この国全体の財政の困難な中におきましても、この道路だけは整……
○中島(巖)委員 高碕経審長官の御出席を要求いたしましたのは、すでに二週間ほど前でありますが、質問の要件は、佐久間ダム開発に伴う水没地対策に関する件であります。これは建設大臣に質問いたしましたところ、目下経済審議庁の開発第三課において提案を急いでおるから、六月中には何とか実施ができるという、かような建設大臣の答弁があったのであります。それで高碕長官に対する質問と同時に、建設大臣にも関連がありますし、ただいま他の問題につきまして二階堂並びに西村両委員よりも建設大臣の答弁を求むる質問がありましたので、参議院が済み次第至急こちらへ出席下さるよう、委員長にお取り計らいをお願いいたしたいと思うのでありま……
○中島(巖)委員 ただいま八田、平山両参考人からいろいろと御意見の開陳を願ったのでありますが、大へん失礼でありますけれども、平山参考人におかれましては、この縦貫自動車道について御研究をなさったことがあるのでございましょうか。
【次の発言】 八田参考人にお伺いいたしますが、ただいま八田参考人は、従来の道路とか鉄道とかいう観念を離れて、そして高速自動車道という建前から考えなければいかぬというようなお話があったと思います。実は縦貫自動車道との関係につきまして、建設、運輸、経済審議の事務次官を招いて、一度御意見を聞いたことがあるのであります。その節経済審議庁次長といたしましては、高速度自動車専用道路で……
○中島(巖)委員 時間もすでに一時近くになって、御参考人の方は大へん御迷惑かと思いますので、ごく簡単に要約いたしまして申し上げたいと思います。本日お三人の方に参考人として御出席願って、それぞれの観点からいろいろ有益なお話を承わったのであります。鮎川参考人は、まず法案を通して、一億くらいの予算で調査したらどうだ、しからばおのずから名案が出るだろうというふうに結論的に伺ったのであります。また飯沼参考人からは、この案は非常にけっこうである、人口の都市集中というようなことを避ける上においても必要でありますが、逆に都市に集中するようなおそれがあるによって、その点をよほど考慮して削減の施策をしなければなら……
○中島(巖)委員 金子参考人にお尋ねいたしますが、ただいまいろいろこまかい技術的な問題、それから自動車の専用道路というような点についてお話がありましたけれども、現在の日本の交通事情といたしまして、まずお聞きしたい第一点は、場所のいかんにかかわらず、こういうような縦貫自動車道が必要であるかないか、この点についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 実は昨日、一昨日にわたって、参考人といたしましていろいろ専門家においで願って御意見をお聞きしたのでありますけれども、この国土開発縦貫自動車道建設法案の別表に指摘してある地点を通るといたしますと、一番大きな隧道が赤石山系の易老岳隧道でありまして、標……
○中島(巖)委員 公共事業費の削減の問題できょうは議案が出ているわけでありますが、この問題は御承知のように与党間でも相当紛糾がございまして本会議を一日延ばした。また本日の委員会におきましても瀬戸山、二階堂両与党委員から痛烈な批判があったわけであります。私もこの問題については政府の本年度予算の編成方針において根本的に何らの一定した方針がないのだ、こう断定せざるを得ないわけであるのであります。その理由といたしましては、本年度予算は七月三十一日に成立したのであります。それで臨時国会は十一月二十日に召集されている。わずか本予算成立後三カ月と二十日しかない。しかもこの公共事業費につきましては先ほど大蔵政……
○中島委員 私自動車局長にお尋ねをいたすのでありますが、その前に委員長にちょっとお聞きいたしたいと思うのです。実は道路運送方の一部を改正する法律案が、参議院で修正されて本院へ回っておるわけでありまして、二十三日の議事録を見ますと、山口委員その他から委員長に対する質問があったようでありますが、議運との話し合いはどういうふうになっておるか、おわかりであればお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 委員長に重ねてお伺いしますが、これは衆議院の原案通りで決定するのであるか、あるいは参議院の修正案によって決定するのであるか、その辺がおわかりであったらお伺いいたしたい。
○中島委員 先ほど志賀委員から詳細な説明がありましたので、私は志賀委員よりの報告に対して若干私の意見を補足いたしたいと思うのであります。 特に今回の視察によって感じましたことは関門隧道並びに大川橋並びに西海橋などを見ましてこれに対するところの取付道路が非常におくれておる、たとえば西海橋に三年以上かかったにかかわらず取付道路がおくれておるために橋が完成しても十分効率を上げ得ないというようなことを各地で感じてきたわけであります。従いまして今後の計画に対しましては、この取付道路も十分考慮に入れて、橋梁の完成と同時に十分の活用できるように一段と御配慮願いたい、かように考えるわけであります。 次に先……
○中島(巖)委員 法務大臣の御所見伺うと同時に、これに関連して建設大臣の御所見も伺いたいのですが、参議院の方から呼ばれているそうでありますけれども、なるべく努めて建設大臣もこの席におっていただきたい、かように委員長にお願いするわけであります。 そこで法務大臣にお伺いいたしますが、私が本日法務大臣の御出席を要求いたしましたのは、ダム災害に対する賠償の問題についてお伺いしたがったからであります。建設省所管事項のように見えますが、その影響するところが全国にわたり、また全国的に見て同様のケースが幾多あるので、これに関連する法も広い範囲にわたっております。そのため法務大臣の御出席をわずらわして御所信を……
○中島(巖)委員 この道路公団に対する私どもの党議も決定いたしておりませんので、はっきりしたことは申しませんが、私個人としては大賛成であります。その理当といたしますところは、昭和二十九年のわが国の道路費とアメリカの道路費を比較いたしますと、ここにはっきりした資料もありませんが、かつての委員会でこの点を申し上げたのでありますが、あれほど整備のできておるアメリカにおいてすら、四十九億ドル幾らというような数字になっておりまして、一人当り一万二千円の道路費を負担しておる。日本はわずかに四百何十円かの負担をいたしておる、こういうような状況で、全く現在の日本には道路らしい道路はないといっても過言でない、こ……
○中島委員 大体前田委員並びに編委員の御質問に尽きておるのでありますが、なお補足的に少しく提案者並びに政府委員に対して御質問いたしたいと思います。これは非常に時宜を得た法案であるというふうに考えて、党の態度は決定いたしませんが、個人といたしましては非常に賛成をいたしておるわけでございます。そこで先ほど前田委員からも指摘いたしましたけれども、なぜ建設省はもっと早くこういう措置をとらなんだか、こういうように考えておるわけでありまして、一つの例を申し上げますと、私の方の国道自五十三号の名古屋――塩尻線というものがある。これは長野県と名古屋を結ぶところの、南に出るところの長野県唯一の幹線道路であります……
○中島(巖)委員 ただいまの瀬戸山委員の発言に対して賛成するものでありますけれども、この際政府に対して要望いたしておきたいことがありますので発言いたしたいと思います。 この道路整備費の財源等に関する臨時措置法なるものは、十六国会におきまして全議員の総意によって決定したものであります。その当時の会議録を見ればはっきりとわかるのでありますけれども、国の財政が非常に困難である、困難ではあるけれども、この道路整備費だけは、わが国の道路事情から見て、どうしてもガソリン税を目的税として道路整備をやらねばならぬ。旧来の道路整備費も、ガソリン税にプラス・アルファするという趣旨のもとに国会を通過いたしておるの……
○中島(巖)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、地代家賃統制令の一部を改正する法律案に反対の討論をいたすものであります。 この法案が成立いたしますると、この法案の対象になるところの家屋が約五百万戸、そして一世帯四人、五人と見ましても二千万人ないし二千五百万人の生活に影響する法案でありまして一見こまかいように見えますけれども、これは重大なる法案である、かように私は考えます。そこでただいま提案になりましたこの法案の骨子となりましたものは、三十坪以下の改造の分に対するところの家賃の値上げを認める、それから三十坪以上は統制を解除する、この三点がこの法案の骨子なのであります。 そこで先ほどより……
○中島(巖)委員 だいぶ時間も迫ったようで、ごく簡単に質問しますが、明確に御答弁をお願いしたいと思います。 先ほど同僚委員から、運輸省の関係並びに農林省の関係について質問し、そうして政府委員からこれに対する答弁がありましたが、どうもこの辺がはっきりといたしませんので、重ねて質問いたしたいと思うのであります。この海岸法を見まして、大体におきまして、現在までこの法案ができなかったことはむしろ不思議と思うくらいでありますけれども、この法案の内容に非常に不明確なところがあるのであります。それで港湾法との関連でありますが、港湾法の中には港湾区域というものがはっきりとうたわれておる。従いまして、先ほど次……
○中島委員 私、政府案に対しまして質問をいたしたいと思うのですが、実は大臣でないとまずいのですが、大臣はおられないようでありますので時間のでき次第一つ委員長から大臣の御出席を願うように督促願いたいと思います。 実は私長野県でありまして、長野県は御承知のように電源開発県で、全国の二〇%に近い発電量を持っておる。従って発電関係の土地収用の問題が非常に多いのでございます。そうして、私は過去長い間県会議員などをいたしておりましてこれらに実際にタッチしておったのです。今回政府提案の土地収用法の一部を改正する法律案の審議の状況を見まして、この土地収用法の一部を改正する法律案なるものは非常に行き過ぎである……
○中島委員 私は社会党を代表いたしまして、ただいま瀬戸山並びに三鍋両委員より提出されました修正案に賛成の意見を表するものであります。しかしながら今回の土地収用法の一部を改正する法律案につきまして、いささか党の考えを申し述べまして、そしてこの法律の施行に当りまして政府に対して希望を申し述べておきたいと思うのであります。 本法律案に対しましては、提案理由の説明にありますごとく、提案理由の説明といたしましての第一、第二の点でありますが、知事の権限を建設大臣に大幅に委譲いたしました点であります。この点につきましては、現在強力に国が推進いたしております多目的ダムの建設その他につきまして、国において非常……
○中島委員 私が本日法制局長官、訟務局長、河川局長等の御出席を要求いたしましたのは、ダム設置に伴う災害に対する責任の所在の問題を明らかにいたしたいとかように考えた次第であります。発電所ダム築造により、河川の状況が著しく変り、これがため上流地方に異常の災害が発生し、ことに耕作関係等において、河床が上昇したため、わずかの降雨にても堤防が決壊して、広範な耕地が流失する、耕地の流失しない地方でも、地下水の浸透により二毛作地帯が単作地帯となり、この単作地帯も地下水の冷寒により収量が減少する、すなわち発電所ダムを築造した上流の特定地域、言いかえれば河床上昇地域のみに限られて、この災害を受けるのであります。……
○中島委員 本法案の修正理由の説明の内容について小澤先生にお伺いいたすのでありますが、その前に、当委員会の運営の件について委員長に一言お伺いをいたしたいと思います。 本法案は、先月の十九日に参議院建設委員会を修正で通過して、二十日に参議院の本会議を通過いたしまして、即日衆議院へ回付されておるわけであります。本日まですでに三十数日を経過いたしておる、かような状況であります。そして先月二十七日に小澤さんの説明を聞いただけで審議しておらぬ。しかも会期はあと余すところわずかしかない、かような重大な関頭に立っておる。そうして先週は一回も委員会が開催されなかったというような実情でおるのでございますけれど……
○中島委員 ただいま委員長より国土開発縦貫自動車道建設法案を継続審議にするというようなお諮りがあったのでありますが、私はこれに対して反対の討論をいたすものであります。 と申しますのは、この法案は昨年二十二特別国会に上程されたものでありまして、この法案は議員立法でありまして、現在の自民党の阿佐美廣治君外四百二十九名、すなわち衆議院のほとんど全員が提案者となっているのであります。この法案は昨年六月二十日、本院に上程されたのであるが、付託すべき委員会の決定について紛糾したのであります。すなわち、建設委員会にすべきという論者と、運輸委員会にすべきという論者と、特別委員会を新たに設置し、これに付託すべ……
○中島委員 だいぶ時間も経過しておりますのでごく簡単にお尋ねいたしますが、九号台風、それから大館市の大火あるいは今回の魚津市の大火、十三号台風の災害などあったわけであります。そこで、ただいま建設大臣の説明によりますと、この十二号台風による災害復旧の本年度実地調査の完了次第、約三割を予備金から支出する、こういうような説明があり、さらに魚津の火災につきましても、公営住宅法によって何戸を建設する、それについてもやはり予備金を支出する。こういうように先ほど説明があったわけです。そこで大ざっぱに見まして、本年度のこれらの災害に対して予備金の支出の額はどの程度になっておるか、さらにこれは明白でよろしいので……
○中島委員 非常に大臣お忙しいようでありますので、詳しい質問は臨時国会に譲ることにいたしまして、ごく簡単に二、三お尋ねいたしたいと思います。
と申しますのは、このごろアメリカより例の東京―神戸間の調査団を招聘して高速自動車道の調査をしたように新聞で見ておるのでありますが、どういう調費結果が出たのか、そうしてなぜアメリカの調査団を招かねばならなかったのか、その点をお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 ワトキンスの報告書につきましては私もよく目を通したのであります。ところが結果論といたしましてどのくらいの金を調査に使ったのか、話に聞くと四千万とも五千万ともいうのですが、結局あの報告書に目を……
○中島委員 来年度予算を策定すべき大事な時期でありますので、本日は建設、並びに自治庁大臣の御出席を願って御意見を承わったり考えを申し上げたい、かような考えでありましたが、両大臣ともお見えがなくて大へん遺憾でありますが、この際政府委員の方に質問いたしまして、そして来年度事業の策定にあたっての御意見を伺い、あわせて参考といたしたい、かように考えておるわけであります。 そこで、前回の委員会におきまして建設大臣より、昭和三十二年度の建設省所管の重要事項の予算要求額の説明を受けて、その内容を開陳していただいたのであります。それによりますと、道路関係におきましては昭和三十一年度に三百四十七億の要求が昭和……
○中島委員 道路公団に関連いたしまして道路局長にお尋ねいたしますが、今岸総裁の説明をお聞きいたしますと、道路公団発足以来国よりの移管を受けたのは四カ所、県からのは十三カ所、工事中は十二カ所というようなことをお聞きいたしたのでありますけれども、大体国、県から道路公団に、移管――と申しますか譲ったと申しますか――したこれらの今までの建設費の総額というものは、物価折数に現在直してどのくらいな金額のものを道路公団に総額において移管したのであるか。大ざっぱでよろしいのですが、大体の数字をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 実はきょう公団の方からお見えになりますので相当の資料がちょうだいできるとい……
○中島委員 実は臨時国会もあす、あさっての一両日しかないのですが、現在非常に問題になっておる道路整備と関連してガソリン税の問題、それから目下建設省と通産省、自治庁の間で協議してかなり進行しておるところの水利使用料並びに発電税の問題をお伺いいたしたいと思いますので、今住宅問題をいろいろお伺いするよりは、それらが先決問題ではないかと思いますから、住宅問題はごく簡単にお尋ねいたしたいと思います。 ただいま前田委員からの質問に対しまして、昭和三十年度の分は、年度の昭和三十一年三月三十一日までに一戸もできておらぬというような御答弁のようでありましたが、事実そうでありますか。この点はっきりお伺いしたいと……
○中島委員 本日道路費の関係とガソリン税の関係につきまして建設大臣並びに大蔵当局、運輸当局に対して質問をいたしたい、かような考えで委員長に申し入れたのでありますけれども、いろいろ本日の日程の関係で建設大臣に対しては約十五分程度、それから大蔵並びに運輸当局に対しては十分程度にして、そして休会中継続審議をするからというような委員長の要請がありましたので、ごく簡単に要点をまとめまして、委員長の要請の御趣旨に沿いたい、かように考えるわけであります。そこで本年度の建設省の道路行政に対しまする所見を休会中に御説明願ったのでありますが、それによりますと、本年度の道路の大蔵省に対する要求額が約三十年度の二七四……
○中島委員 関連質問。官房長にお尋ねいたしますが、現在地方建設局がたしか六つだと思ったんですが、これに対して現在建設省ではさらに一つもしくは二つ地方建設局を増加するというような意向があって、大蔵省と折衝中であるというようなことを聞いておるのですが、実際そうであるか。現在建設省がどういう考えで大蔵省へそういうことを折衝されておるか、その内容をちょっとお聞きしたいのであります。
【次の発言】 四国はそういうことで輪郭はわかるのですが、北陸は大体どこどこを包括するというような建設省として計画であるか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 大臣の説明によると一級国道を建設省の直轄にする、こういう方針が……
○中島委員 私、建設委員会の方でありますが、実は地財法の適用県と公共事業の関係に非常に関連がありますので、地財法の適用県に対する公共事業をどういうふうに考えておられるかというのが一点、さらにこの地財法の適用県が大体において農山村県であり、しかも農山村県は大体において電源県であるというような関係から、発電税の創設に対して政府の方針はどうであるか。この二つの点について本日お尋ねいたさんと考えるわけであります。 そこで本年度の建設省の予算と申しますか、大蔵省に対する要求額を見ますと、昨年度の要求額と本年度の要求額の比較におきましては、建設省関係におきまして三十一年度の予算要求額の三十二年度は二四四……
○中島(巖)委員 昨日に続いて質問を続行いたします。私は地財の整備法による再建団体と公共事業との関係を主眼といたしまして、さらに目下数県から出願されておりますところの発電税の関係について質問をいたしておったわけであります。この発電税の関係につきましては、これと関連があるところの電気ガス税、水利使用料並びに地方税法のいずれの点に抵触するかという問題になるのでありまして、昨日奥野説明員からいろいろと御答弁を賜わったのでありますけれども、いずれも了承しかねる、納得のできないような御答弁ばかりでありまして、これは結局現在の地方税制度そのものに根本的の欠陥があるのではないかというような感を深くしたわけで……
○中島(巖)委員 ごく簡単に、最近新聞などで発表されておる例の国土開発縦貫自動車道建設法案に関する件について建設大臣にお尋ねいたしたいと思います。 この法案に対しましては、すでに四国会、今回で五つの国会にわたって審議が継続されておる。そうして衆議院の四百三十名の提案になり、また建設大臣の南條さんもこれに提案者となっておられるわけで、本日までこの審議がはかばかしくいかないのを私遺憾としておるわけであります。しかしこの法案に対しまする所見につきましては、次の委員会に述べることといたしまして、当面新聞に発表されていることがほんとうであるかどうかという点について、大臣のこれに対するお答えを願いたい、……
○中島(巖)委員 前回の委員会におきまして政府の予算関係の説明などを聴取いたしたのでありますが、その結果判明いたしたところによりますと、本年度の建設省関係の予算は、かってないところの大規模の予算であります。予算といたしまして、公共事業費において一千百四十億、行政部費において百六十九億、財政投融資におきまして、政府の財政投融資額が五百六十五億、民間資金が二百三十億、合計において二千百五億二千三百万円というような数字になるのであります。道路公団補助金などの重複分を差し引きまして実質予算といたしても、二千七十五億二千三百万円というような巨額な予算になっておりまして、国全体の予算から占めるところのウエ……
○中島(巖)委員 関連して。この前の委員会に出なかったので、よくこの事情は私にはわからぬのでありますけれども、大体今回僚諸君の質疑応答から看取できることは、結局ここで問題になるのは、農民が土地を取り上げられるということが非常に問題になるわけであります。それはいろいろな圧力を加えてそこまで来ずに解決するであろうけれども、結局基本的の問題として、最後には土地収用法が適用されることになる、こういうように解釈してよろしいのですか、その点を伺いたい。
【次の発言】 これは計画局長や住宅公団の総裁にお聞きしても無理な話だと思うのですけれども、結局土地収用法が適用される、そういうことになりますと、結局憲法二……
○中島(巖)委員 関連質問。今河川局次長からちょっと聞き捨てならぬ発言がありましたので一応この点だけを確かめておきたいと思うのです。これはこの漁業関係の問題ではございませんが、発電所などでたとえば問題がこんがらかって、土地収用法なんかを適用するという場合において、ただいまの御意見はその付近の土地の値段に相当する賠償をする、こういうようなことをおっしゃられた。これはどうも重大な間違いだと思う。たとえば五反百姓で、それでもって生計を営んでおった。その者が二反なり三反なり取られると、あとの二反では生計が立たぬのだ。従って今のような御方針だと重大な問題が起きるはずです。たとえば五反でもって、あるいは一……
○中島(巖)委員 ただいま三鍋委員から質問のあった点について、関連してちょっと河川局長に質問いたしたいと思うのであります。この多目的ダムを設置する場合におきましては、当然電源開発と不可分の関連ができてくるわけであります。そこで、今三鍋委員の質問に対しまして、電源開発促進法の第六条第二項によって、というようなお話があり、またさらに、関係官庁とよく打ち合せをして、というような補足説明があったのであります。そこで私のお聞きせんとするところは、ここに電源開発促進法第六条第二項についてあまり詳しい資料がないので、この第六条第二項の具体的な件について、どういう御方針であるかということ。それから関係官庁と打……
○中島(巖)委員 高速自動車国道法案の質疑に入るに先立ちまして、建設大臣に――、これと関連いたしておる問題でありますけれども、実は本月四日に、国土開発委員会に出席いたしましたところ、建設大臣並びに運輸大臣から、こういうようなことをお伺いしたわけであります。建設大臣から国土開発縦貫自動車道につきまして、外資導入の意図があるということをお伺いいたしたわけでありますが、帰りまして、その日の朝日新聞を見ますと、「外資で建設案」という題目で、「南條建設相、東京―神戸弾丸道路」かような見し出をもちまして、「東京、神戸間の高速自動車道路は本年度から着工の予定であるが、この自動車道路建設のため、南條建設相は外……
○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となっている高速自動車国道法案並びに道路整備特別措置法の一部を改正する法律案に対して、賛成の討論をなすものであります。 現在わが国の道路に関する法律として、建設省の所管する道路を規制する道路法、並びに運輸省の所管する自動車道を規制する道路運送法の二法律かあります。しかるに近時、陸上輸送は自動車輸送の占める分野が飛躍的に上昇し、今後の道路行政は、自動車輸送を重点に、中心に行わなければならない段階となったのであります。加うるに、以上の情勢下において、国会においては構想勇渾なる衆議院四百三十名提案になる、日本百年の大計樹立のバック・ボーンとも……
○中島(巖)委員 ただいま提案になりました日本道路公団法の一部を改正する法律案につきまして、政府に対しまして質疑を行わんとするものであります。一見いたしましたところ、この法案は何と申しますか、民間にゆだねておるいろいろな案件について公団が行うことになって、非常に利権法案的な性質を帯びておるものであります。しかしながらこの法案の審議に当りましては、実際問題としまして高速自動車国道法によるところの高速自動車道を建設した場合において、この法案の適用される範囲がどのくらいな規模の大きなものになるかということが、実質問題として、本法案審議の上の中心課題となるものである、こういうように考えるわけであります……
○中島(巖)委員 質問に入るに先立ちまして、中部電力の常務さんにお伺いいたします。私の方で最初参考人を申請したのは中部電力の井上社長であったのでありますが、途中で常任委員室から電話がかかりまして、井上社長が都合が悪いからあなたが御出席になる、こういうお話なので、いろいろな御都合もあると思って私了承したわけであります。長野県といたしましても、また建設省といたしましても、この問題は大きな問題として取り上げ、また地元民からもただいま公述のありましたような、非常な出水期を控えて重要な問題なのでありますが、どういう理由で井上社長は御出席されないのか、その点をお伺いいたしたい。
○中島(巖)委員 先般は委員各位が天龍川水系のダム災害を御視察いただきまして、地元民から、非常に感謝をいたしており、お礼を申し上げろということでありますので、この席をかりて厚くお礼を申し上げます。 今回、ただいま陳情がありましたように、長野県の南部におきまして非常な風水害があったわけであります。これはごく一小部分でありまして、一市十カ村程度のところに、三百ないし三百五十ミリというような降雨があって、災害が起きたわけであります。写真でお手元に差し上げてあるような状況でありますが、ごく大ざっぱに申し上げますと、このわずかな地区に二十人の死者が出たのでありまして、全国で六十一人とか聞いておりますが……
○中島(巖)委員 西九州の豪雨の災害につきまして各委員からそれぞれ質問があり、当局より詳しい答弁を得たわけであります。そこで先ほども河川局長よりお話がありましたけれども、梅雨前線によるところの豪雨の特徴と申しますか、西九州の災害も五号台風も全くケースは同じようじゃないか、かように考えるわけであります。と申しますのは、台風ならば大体予測もできるし、あるいは地域全体におきまして、多少の差はありましても平均したような降雨量でありますけれども、梅雨前線によるところの降雨量は一カ所へ非常な大量の降雨がわずかな時間に降って災害を発生する。従って中小河川その他におきますところの死者の非常に多いのもこの梅雨前……
○中島(巖)委員 だいぶ時間を経過したので、簡単にやります。 今回の災害、それから第五号台風による災害の特質と申しますのは、いわゆる梅雨前線によるところの災害でありまして、従って特定の限られた部分に豪雨が非常に多かった。こういうような関係で、今まで名も知られなかったような支流あるいは山間部に非常な災害があったのであります。 そこで、ただいま同僚三鍋委員その他より、この災害に対して立法措置を講ずるために臨時国会を開く意思はないかと質問いたしましたのに対しまして、建設大臣は、現在の法律によって十分処置できる、昭和二十八年のような全国的の災害でないから、立法措置を講ずるために現在の段階においては……
○中島(巖)委員 先ほど政務次官より、昭和三十三年度建設省関係重要施策についての説明があったわけでありますが、こういう重要施策、それからただいまの十号台風の問題などにつきましては、これは建設大臣が当然これらの説明に当るべきものであって、次官が当るというようなことは、今までにかつてそういう例がないと思うわけで、はなはだこの点遺憾と思いますので、建設大臣も御考慮を願いたいと思うのです。 そこで三十三年度の建設省関係の重要施策については、われわれもたびたび新聞で見ておりまして、いずれかの機会に大臣よりこれらの方針について御説明があるものである、こういうように考えておりましたところ、突如本日の委員会……
○中島(巖)委員 前回の当委員会におきまして、政務次官より、建設省の「昭和三十三年度建設関係重要施策について」こういう題によりまして、明年度施行せんとするところの河川、道路、都市計画、住宅、官庁営繕の五部門にわたり御説明があったわけであります。私はこれらの問題、すなわち明年度の重要施策につきまして逐次要点だけに触れて政府のお考えをお聞きしたいと思います。 その前に大臣に対しましてお伺いいたしたいことは、先ほど三鍋委員からも触れましたが、三、四日前の東京の一流新聞に、河川法を改正して臨時国会に提案する予定であるというようなことが紙上をにぎわしておったのであります。これは非常にわれわれの関心を持……
○中島(巖)委員 非常に時間もありませんし、それから本日この質問をするつもりではなかったのですが、いろいろ竹谷委員からの質問に関連いたしまして、国土開発縦貫自動車道建設法について宮澤運輸、南條建設、宇田経企長官などからもお話がありましたので、関連して一言質問いたしたいと思うのです。 この法律は、かつて建設委員会にかけるか、あるいは当国土総合開発特別委員会にかけるかというようなことで、だいぶ議運で問題になった法律でありまして、しかも四内閣五国会にわたって審議されまして、このほど成立した法律であります。国会では皆様方の非常に熱心な御努力とともに、南條、宮澤両大臣が就任されまして、非常にこれの成立……
○中島(巖)委員 大臣がお見えになっておりますので、大臣にお伺いいたしたいと思います。実はこの前の委員会でも大蔵大臣の出席を要求いたしておったのでありますが、予算委員会、大蔵委員会の関係で御出席がないわけでございます。従いまして、それらの関連事項を大臣にお伺いいたしたいと思います。 そこで、前回の委員会で、いろいろの建設行政各般の問題について質問いたしまして、大体のアウトラインだけはわかっておるのであります。従って、それらの突っ込んだ補足的なことをお伺いいたしたいと思うのでありますが、来年度の重要施策に対する御説明の中に、道路費といたしまして一千五百二十億、うち国費は九百九十億、こういうよう……
○中島(巖)委員 ただいま議題となりました昭和三十二年六月及び七月の水害による公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の適用の特例に関する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。 公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法は、御承知の通り、昭和二十六年三月法律第九十七月をもって公布せられたものでありますが、その趣旨とするところは、戦後特に頻発の傾向にある災害に当って、その復旧をすみやかならしめるため、河川、海岸、道路、港湾その他の公共土木施設について、地方公共団体の行う災害復旧事業に対し、地方公共団体の財政力を考慮して、国庫負担の率を定めたものであります。すなわち災害復旧事業費の当該地方公共団……
○中島(巖)委員 私は公営企業の特別会計に対して自治庁の方針を御尋ねしたいと思うのであります。地方公営企業法によりますと、第二条において水道事業、軌道事業、自動車運送事業、地方鉄道事業、電気事業、ガス事業などを列挙してあるわけであります。それから地方財政法の施行令だと思いましたが、その十二条に水道事業などを特別会計にせねばならぬということが明示してあり、十二条の一項には独立採算制によるところの企業、それから第二項には独立採算制ではなくても、特別会計にせねばならぬということが規定されているわけであります。そこで公営企業法の第二条においては職員の人数なんかを書いてありますが、この施行令の十二条の第……
○中島(巖)委員 私は鉄道建設の関係について質問いたしたいと思うのでありますが、まだ大臣、監督局長がお見えでないようでありますが、国鉄の建設局長がお見えだということでありますので、鉄道建設局長の方へお伺いいたしたいと思います。若干問題はあと先になりますけれども、確か昨年度の四月三日の鉄道建設審議会において、調査線と申しますか、別に法律には調査線ということはありませんが、調査を開始すべき線といたしまして十六線が決定いたしたわけであります。この十六線の調査は大体完了したのであるか、あるいはすでに結論をお聞きできる段階にあるか、この点をお伺いしたいと思います。
○中島(巖)委員 ただいま三鍋委員から、中央自動車道並びに高速国道吹田―神戸線の国政調査について御報告があったのであります。この件に関しましては私も同行いたしまして、親しく現地において、本日お見えになっておる副総裁その他の方々からいろいろ御説明をいただいたわけであります。従いまして、今後当委員会に付託される法案、あるいは予算の審議などの状況を勘案いたしまして、適当な時期に現地の所長さんにも来ていただいて、いろいろと御意見を承わりたいと考えておるのでありますが、本日あたかも国政調査の御報告がありましたので、それと関連いたしまして、目先われわれが重要であると考えるような二、三の点について副総裁にお……
○中島(巖)委員 関連して。時間もだいぶおそいのですが、今河川法の改正の問題が出ましたので、一言お尋ねしておくのです。 河川法の五十九条、六十条、それから計画局長もおられるのですが、都市計画法の二十五、二十六条、これが裁判所なんかで非常に問題になっているのです。たしか昭和が二十二年か三年だと思いましたが、例の行政事件訴訟特例法というものができまして、行政官庁の処分に対しては訴願前置主義、つまり訴願を行って、その裁決を経て、それから行政訴訟を起すということになっておる。ところが、ただいま申しました河川法並びに都市計画法においては、訴願を経ずに直ちに行政訴訟ができるということになっている。行政訴……
○中島(巖)委員 本日運輸省の御出席をわずらわしましたのは、本年度の道路政策、大きく言えば交通政策に対しまして、やはり鉄道輸送が不可分の関係にあるわけでありまして、現在鉄道輸送が運輸省関係、道路関係は建設省関係と分れておりますが、これを国全体の交通輸送の関係からいえば調整をしてにらみ合せて、その上で道路政策の基本方針を策定するなら、事は私が申し上げるまでもありません。 そこで最近の新聞紙上などにおきまして、運輸省が東海道の複々線を計画している。さらに国鉄の幹線調査会が運輸省に対しまして、これらに関する答申案を幾つか出しておる。それらから見ましても、近くそれが実現するのではないかといふうに見受……
○中島(巖)委員 この水防事務組合の条項を見ていくと、これは地方公共団体とみなしていないわけでありますか、その点一つお伺いしたい。
○中島(巖)委員 関連して。今までの質疑応答をお聞きしておりまして、有料道路と無料公開の一級国道なんかとの関連性におきまして、三鍋委員、薩摩委員から質問があり、大臣がこれに答弁されたわけでございますが、おそらく大臣も、そこをちゃんと判り切っての確信ある答弁じゃないと私は思うのです。大臣の御答弁を聞いておりまして、これはこの前私が大臣との一問一答の中でも申し上げましたけれども、基本的な線がはっきりした政府の方針というものができておらぬ。従って、質問する方も答弁する方も、聞いておって、なるほどと割り切って納得ができるという感じが持てない、こういうように考えるわけなんです。建設省の方で、現在道路整備……
○中島(巖)委員 ただいまの久野委員の質問に関連してでありますが、この道路整備五カ年計画はまことにけっこうでありますし、道路整備が非常に立ちおくれておるというような関係で、急速にやってもらわねばならないのですが、一番肝心なことは、ただいま久野委員からも質問がありました財源の問題であると思います。政府が策定いたしました道路整備の新五カ年計画の九千億という線、それから先ほどその内訳についても御説明がありましたが、ガソリン税が主たる財源でありますが、これが年々二、三割程度は伸びておるわけで、そういうものを見越しまして三千六百億という大体の見込みが出たわけであります。そうしますと五千四百億というものは……
○中島(巖)委員 大臣に質問いたしまして、順次こまかいことを事務当局よりお聞きいたしたい、かように考えておったのでありますが、大臣がお見えになりませんので、少しくあと先になる感がありますけれども、道路局長に対して若干お尋ねいたしたいと思うのであります。 政府は今回、道路整備の新しい五カ年計画を樹立いたしたわけであります。これに伴うところの法案といたしまして、道路整備緊急措置法案なるものを提出されております、そこでこの提案理由の説明から考えますと、道路整備緊急措置法案なるものは新たなるところの道路整備五カ年計画案、こういうふうに了承してよろしいと思うのですが、この点どうであるかということを最初……
○中島(巖)委員 今門司さんからも発言のありましたように、この道路整備新五カ年計画を契機として、各所からいろいろな意見が出ておるわけであります。委員長からも、本日質疑の打ち切りという希望もありましたので、それにわれわれも協力いたしておるわけでありますが、こういう発言が各所から出ておるということは、ここに何か問題点があるということが言えるわけであります。ところが各委員の発言も全部、道路整備が非常におくれているんだ、やらねばならぬのだ、しかしそれに伴う財源措置であるとか、あるいは地方公共団体の負担に関する件であるとか、あるいは交通事故が頻発しているとか、こういうようないろいろな御発言があるわけで、……
○中島(巖)委員 私は日本社会党を代表して、ただいま議題となりました道路整備緊急措置法の一部修正案に賛成し、修正案を除く原案に賛成するものであります。また一括上程になりました道路法の一部を改正する法律案、日本道路公団法の一部を改正する法律案に賛成の意を表するものであります。 まず最初に修正案に賛成する理由を申し上げます。同法第五条は「昭和三十三年度における地方公共団体に対する道路の舗装その他の改築又は修繕に関する国の負担金の割合又は補助金の率については、道路法(第八十八条を除く。)及び道路の修繕に関する法律の規定にかかわらず、改築については四分の三、修繕については二分の一の範囲内で、政令で特……
○中島(巖)委員 今回政府が画期的の下水道法案を提出されたことについては、私全面的に賛成の意を表するものでありまして、実際明治三十三年に制定の下水道法のままで現在までやってきたという、そのこと自体が非常に驚くべきことであるのであります。その間所管官庁なんかがはっきりしなかったというような、いろいろな理由もあるだろうと思いますけれども、これは何としましても歴代政府の長い手落ちではなかったかと思うのであります。そこで先ほどからいろいろな委員の御質問がありましたけれども、問題は結局、これが公共施設であるかどうかということが基本的な問題であると思うのであります。 そこで今度の法律改正に当りまして、か……
○中島(巖)委員 下水道法案の審査の経過にかんがみまして、次のような附帯決議を付したいと考えますので、何とぞ諸君の御賛成をお願いいたします。お手元に配付してあります附帯決議案を朗読いたします。
附帯決議(案)
政府は、下水道の災害復旧に関しては公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法の適用を受けることができるようすみやかに財政上必要な措置を講ずること。
以上であります。
【次の発言】 この問題は、先ほども木下参考人からお話のありましたように、昭和十三年からすでに問題になって、昨年五月は、やはり本日の参考人にも来ていただき、続いて建設委員会においても調査をいたしまして、政府に対して勧告……
○中島(巖)委員 いつの理事会で参考人を呼ぶことを決定したのか私知りませんが、二日ばかり前に委員長に参考人を呼ぶことをやめたらどうだろうということを申し上げたわけであります。これは私が説明するまでもありませんけれども、昭和三十年から、この国土開発縦貫自動車道建設法というものはね四内閣、五国会にわたって非常にもんだ問題であります。そしてその間において参考人も十数名呼んでおるわけであります。本日産業計画会議の方だといって近藤参考人もお見えになっておりますが、これは道路利用者会議の専務をその当時されておった。今もされておるかもしれませんが、道路利用者会議の会長の本多市郎君も参考人として呼んで十分事情……
○中島(巖)委員 議事進行。閣僚も非常に忙しいようであり、議会の会期も切迫しておるので、ごもっともだと思うのです。そこで実は私も質問の通告をしておるのですが、ただいま八番目だということを聞いたのです。十数名質問通告者があるようでありますので、委員長間でお話し願いまして、そうして閣僚の出席時間とにらみ合せて各人の質問時間を御決定を願いたい。それから数字の点などに対しましては、政府委員に質問するようにいたしまして、結局質問通告者全員均等に質問のできるようにお取り計らいを願いたい、かように思うわけであります。
○中島(巖)委員 私、建設委員でありますのであまりこの問題を研究しておりませんので、ごく簡単に自治庁当局にお伺いいたしたいと思います。 まず軽油引取税創設の趣旨はどうであるか。それから農林水産用は非課税となっておるという話でありますが、そういうような二重の取扱いをしておるのかどうか。二重取扱いをするとすれば課税量と非課税の量はどういうパーセントになっておるか。この引取税は先ほど奥野さんですかの説明によりますと、地方財政の財源に充てるけれども道路の整備の費用に充てるというように言われているが、事実そうであるか。以上三点をお伺いいたしたいのであります。
○中島委員 参議院の方からも大蔵大臣の出席を要求されておるようでありますし、私もごく簡単に要点をつかんで質問いたしたいと思うのでありますが、ただいま同僚の名議員との質疑応答を見ましても、どうも三百代言的なお答えで、いささか私も、一国の大蔵大臣としてどうかというような気分があるのであります。 そこで、先ほど門司亮君から大蔵大臣に対しまして、わが国の道路の荒廃したのはどこに原因があるかという基本的な問題をついておられたのでありますが、またこれは、順次質問の段階において明らかにいたすつもりでありますけれども、これは全く大蔵官僚の道路に対する認識がない、こういうことがはっきりとあとの質問の過程におい……
○中島(巖)委員 関連して。ただいま北山委員からの質問は非常に重要な質問だと思うのです。そこで私は建設委員会に所属しておりまするので、建設省関係は他に質問者もあるようでありますので省きますけれども、自治庁に対してもう少し、ただいまの問題を具体的に突っ込んでお伺いしたいと思うのであります。 ただいま大臣からも地方負担分は五百五十二億、こういうようなお話を伺ったわけであります。そこで道路へ充てる財源といたしまして、地方道路譲与税があるわけです。それから軽油引取税が、同じくこれは地方公共団体の税としてこれに見合ってあるわけであります。さらにこの道路計画に対するところの、道路に対する財政需要額に対す……
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