このページでは中島巌衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○中島巖君 私は、日本社会党を代表して、ただいま説明のありました道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案に対して、内閣総理大臣並びに関係閣僚に対し質問を行なわんとするものであります。(拍手) この道路整整緊急措置法等の一部を改正する法律案は、昭和三十六年度を初年度とする道路整備新五カ年計画二兆一千億予算の基盤をなすものでありまして、ただいま建設大臣の提案理由の説明にもありましたように、池田内閣の長期経済政策、すなわち、十年間における所得倍増計画の大きな柱となるものであります。 池田総理は、本国会における施政方針の演説において、所得倍増計画は地域格差の解消が大きな柱であるとして、工場の地方……
○中島(巖)委員 実は来年度の予算編成の直前にあたりまして、経済企画庁長官並びに建設大臣に対していろいろ御意見をお伺いいたしたり、また私の考えを申し上げたりいたしたいと思ったのでありますが、お二人とも参議院の都合その他の委員会の都合で御出席ができないようであります。従って、各局長さん方に、知っておる範囲でけっこうでありますので、お伺いをいたしたいと思います。 それ以前に、今の山中委員の建設大学に対しての関連質問をちょっといたしたいと思うのであります。昭和三十五年の建設省関係の、つまり住宅公団であるとか、あるいは道路公団であるとかいうような実際の事業費の合計額は、概算いたしまして五千億近い四千……
○中島(巖)委員 今、水公団のお話なんかもありまして、予算編成期で非常に重大なときでありますが、一たび予算に組まれて国会へ提出されるとその訂正はほとんど不可能なくらいな状態にいつもなってしまう。従って、この予算ができ上がるまでに大臣は、建設委員会と同じようなもので、一生懸命になってやっておって下さると私ども確信しております。従って、経済企画庁の長官であるとか大蔵大臣、総理大臣に対して、建設委員会として相当援護射撃をいたしたい、こういうような考えでおったのですが、ついその機会を失ったわけでありまして、こうなると大臣だけ責めるのではなくて、与党の諸君に大いに援護射撃をしていただかないと、ここ数日の……
○中島(巖)委員 大臣にお伺いいたしますが、池川内閣の予算編成は今回が初めてであります。そこで、池田総理は内政面の基本政策といたしまして長期経済政策、すなわち所得倍増論を打ち出しまして、所得倍増計画が池川内閣の経済政策の基本方針であるわけでありますが、その中におきまして、施政方針演説におきましても、あらゆる格差の解消、特に地域格差の解消というようなことが、施政方針演説の速記を見ましても六カ所ぐらい出ておるわけであります。そこで、この公共事業を担当しておる建設省の施策といたしましては、池田内閣の所得倍増計画に伴うところの所得格差の解消、地域格差の解消、こういうものが当然大幅に盛り込まれておるべき……
○中島(巖)委員 ちょうど建設大臣がお見えになりましたので、時間がおそくて自民党からもいろいろな御注文がありますが、ごく要約して、わずかな時間で要点だけ御答弁願いたいと思うのであります。 大臣は御承知だと思いますけれども、たしか昭和三十二年に道路法の一部改正を行ないまして、そして従来になかった高速自動車国道法という一法を設けたわけであります。この法律を一部改正するときにおきましては、非常にいろいろな問題がありまして、運輸省との間の自動車道路のなわ張り争いなどということもよく言われたのでありますけれども、当時大臣はたしか南條さんであり、運輸大臣は宮澤さんであったと思いますが、その結果、高速自動……
○中島(巖)委員 私は、計画局関係について少しお尋ねをいたしたいと思います。
本年度の街路事業でございますが、この予算は、オリンピックの関係やら、いろいろあったのでしょうけれども、首都圏と大都市圏の予算が非常に膨大で、一般都市のがわずかな数字になっておるわけです。これは計画局長の答弁でけっこうですけれども、全国で都市計画を実施しておる都市は、どのくらいの数あるのですか。
【次の発言】 そうしますと、この予算関係で見ますと、首都圏と大都市圏に百四十七億の数字になっておりまして、それから、今お話のあった千何百の都市に対して九十五億しか予算措置を講じてないわけです。これはやはり、所得倍増計画の基本……
○中島(巖)委員 私は、ただいま委員長からお話のありましたように、道路整備緊急措置法節の一部を改正する法律案について大臣に質問いたしたいと思うのであります。この道路整備緊急措置法の一部改正は、文字といたしましては一部改正でありますけれども、この中には非常に重大な点があると思うのであります。精神が従来より非常に変わってきておる。従いまして、基本的に政府はどういう態度でもって道路整備五カ年計画を策定するのであるか、この基本的な態度をお伺いいたしたい、かように思うのであります。 大臣の説明の中に、従来の道路整備緊急措置法と非常に違った点が三点あるのであります。その違った点の第一点は、政府は昨年十月……
○中島(巖)委員 まだ、計画局長が見えないようでありますから、住宅局長に質問をいたしたいと思います。 ただいま上程されております日本住宅公団法の一部を改正する法律案であります。この内容を調べてみますと、三十一条の三号において、団地の付帯事業を行なうことを規定しておる。そしてさらに、この付帯事業の賃貸、譲渡とか管理等についての新しい問題が、この法律で提案されておるわけであります。それから三十二条の二において、これらの付帯事業を民間が行なう会社に融資を行なわせることができることを規定しておる。すなわち、この法案の改正点は、公団がみずから管理すべきものを、第二会社を作って、これに管理せしめるという……
○中島(巖)委員 今、陳情がありました補助二十四号路線について若干質問をいたしたいと思います。
実は私の手もとにオリンピック関連街路網図というのがあるのです。これによりますと、ただいま問題になり、陳情のありました補助二十四号路線というものは、この計画の中に入っておらぬ。しかるに、すでに実施計画も決定したという話であります。そこで、どういう経路をたどって、どういう必要があって、突如としてこの計画変更をしたのであるか。その間のいきさつを最初に計画局長にお尋ねしたいと思うわけであります。
【次の発言】 これが妥当であるかないかというような議論は、時間がないし、しておるすきもありませんし、本日は住宅……
○中島(巖)委員 私は、ただいま提案されております公営住宅法第六条第三項の規定に基づき、承認を求めるの件につきまして、日本社会党を代表いたしまして、反対の討論をなすものであります。 本計画の内容につきましては、昭和三十六年度から昭和三十八年度の三カ年間において、十七万一千戸を建設するというものであります。現在の住宅事情から勘案いたしまして、現在全国で住宅不足の数は二百四十万戸であります。また、東京都のみについて見ましても、過去四カ年間に百万人の人口が東京都に移り、増大していくというような現況であります。 こういうようなきびしい住宅難におきまして、現在の住宅政策におきましては、産労住宅その他……
○中島(巖)委員 関連。ただいま木村守江委員から発議された問題につきましては、大臣が出席のとき、また質問いたしたいと思いますけれども、それについて、建設当局に資料の提出を求めるわけであります。この公共事業費は非常に大きく膨張しているが、その膨張している割合に定員が増加しているかどうか、これが第一点。 それから、いま一つの問題は、非常勤職員が非常に多いわけでありまして、木村委員も言われた通り、この膨大な予算を消化していく上において、私は現場のそういう状況に対しては非常に憂慮しているものであります。従って、この定員化の問題が大きな問題ではないかというのが第二点。 それから、第三点といたしまして……
○中島(巖)委員 私が申し上げるまでもありませんが、国民生活の一番中心になるものは衣食住の問題であります。衣と食の方は大体におきまして満足な状態になっておるのでありますが、今、衣食住のうちで一番大きな問題は住宅の問題だと思うのであります。 そこで、政府は今回地代家賃統制令の一部を改正する法律案を出したのでありますけれども、これは実質において地代家賃の統制を来年六月三十日に撤廃する、いわゆる撤廃するところの法案なのであります。政府の提案理由の説明並びに本日の補足説明を聴取いたしましたところが、現在統制の対象となっておるものは昭和二十五年以前のものであり、しかも、二十五年以前のものも三十坪以下の……
○中島(巖)委員 今、岡本委員から大きな構想の質問がありましたので、それに関連して大臣にお伺いしたいと思うのです。 その前に、この市街地改造法案、これは現在の時代においてはこういうような行き方がいい、こういうようにわれわれ考えております。しかし、この雑則の中でいろいろな基本法を非常に規制をしておるわけなんです。これがこの市街地改造法案の非常に著しい特徴だ、こういうように考えるわけです。そこで、大臣は法律関係の御出身者なのですが、こういうような法案でもって基本法を、たとえば訴願法であるとか、行政訴訟法であるとか、今私はここへ来てから二つ見ただけですが、大きく規制するということは、立法の精神から……
○中島(巖)委員 実は、きょう道路問題が出るというようなことを予想せずに来ましたので、資料もありませんけれども、関連いたして、中央自動車道の点について質問いたしたいと思います。 質問の第一点といたしまして、名神高速道路の工期の件についてお伺いいたしたいと思うのです。これは時間もありませんから、ごく簡単に申し上げますと、かつて、ここへ道路公団の総裁の岸さんを呼んだことがあるのです。当時、道路公団は年々の予算要求に対して一割か二割しか金を使っておらぬ、実にずさんきわまるものじゃないか。一々その年の予算の数字、出来高の数字をあげて、過去三カ年間において予算要求をして予算を獲得した額のわずか一割か二……
○中島(巖)委員 議事進行。大体先ほどの理事会でも、法案を非常に早くあげるという要望があって、あすも引き続いて委員会を開いてあげようと努力しておる。ところが、与党の出席はどうです。
○中島(巖)委員 市街地改造法案と防災建築街区造成法案の二つが上程されて、今まで審議をしてきたわけであります。国会全体のいろいろな関係で審議期間が非常に少なかったのでありますけれども、国会もあとわずかになっておりまして、本日この二つの法案を上げることをお約束いたしてありますので、非常に残念でありますけれども、そうせねばならないわけであります。そこで、ただこの法案の審議の過程において感じたことを一言申し上げまして、私の質問を終わりたいと思うのであります。 この市街地改造法案と防災建築街区造成法案は、これは非常なうらはらの法案でありまして、この市街地改造法案が今日提案されたことは、むしろおそかっ……
○中島(巖)委員 質問に入るに先立ちまして、今回の公共用地の取得に関する特別措置法案に対して私の見解を先に申し上げまして、それから本論の質問に入りたいと思うのであります。 この特別措置法は、親法である土地収用法の特例であることは、私が申し上げるまでもなくはっきりいたしておるところであります。そこで、現在までに土地収用法が法律通り的確に施行されておったかどうか、現在までの土地収用法の適用について非常に欠陥があったのじゃないか、こういうようなことを私は思うわけであります。 一つの例をもって見ますと、私の方の駒ケ根に中部電力の黒川発電所というのがあったのでありますが、この黒川発電所の施工にあたり……
○中島(巖)委員 関連して。今、日野委員から損失補償の基準の問題で質問があったわけです。実は、この問題に対して私、質問通告をしており、後刻詳細に質問したいと思うわけでございますが、ちょうど自民党の首脳部の諸君もお見えでありますし、この際明らかにして研究していただいた方がいいと思いますので、質問をいたします。 そこで、今回提出の公共用地の取得に関する特別措置法は、公共用地の取得が非常に困難なために急いでおる形があるわけです。われわれの態度といたしましても、この膨大な公共事業費をかかえて、ごね得のような法律ではいけない。だから、この公共用地の取得に関する特別措置法を何とか通さなければならないとい……
○中島(巖)委員 高根先生には、大へんお忙しいところを御出席いただいて、ありがとうございます。実は私、法律関係に全くしろうとでありまして、いろいろお伺いすることがあるいは当を欠いておるかとも危惧されるわけでありますが、三、四お伺いいたしたいと思うわけであります。 これは、私が申し上げるまでもありませんが、土地収用法の特例であります。現在の土地収用法が適正に運用されておるかどうか、こういうような問題に対して深い研究もなくいたしまして今回の法案が出たわけであります。現在公共事業を大幅に推進する場合におきましては、私ども社会党といたしましても、ある程度の促進するところの法案はやむを得ないというよう……
○中島(巖)委員 各方面からいろいろの意見が出尽くした形であります。しかし、私は私としての意見を申し上げ、政府の見解をお聞きしたいと思います。しかし、時間も非常に経過して、他の委員の諸君もだいぶあせっておるようでありますから、私は全部一括して質問いたしますから、そちらへお書きになりまして、一括して御返事を願いたい、かように考えるわけであります。 そこで、この公共用地の取得に関する特別措置法の出ましたときには、本年度のこの飛躍的な公共事業費の増大に伴って公共用地を容易に取得するところの法的措置が必要である、こういうように私どもも考えたわけであります。この公共用地取得に対する特例が出てみますと、……
○中島(巖)委員 本法案にある「特定街区」とは具体的にどんな範囲であるか、あるいは特定街区の指定はどういう順序を経て具体的に行なうのであるか、この点を明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 今度の法案で建蔽率のことが出ておるのですが、これは現在の土地利用から見まして建築する者としては非常に大きな問題なのです。特定街区では容積が最高十分の六十ということになっておるけれども、これだけではなくして、今回の建蔽率の関係で前の法律と変わったところがあるならば、変わったところについて説明を願いたいと思います。
【次の発言】 今、局長から高さの制限の話があったのですが、これは前から制限があったので……
○中島(巖)委員 企画庁長官にお尋ねします。現在、たしか本国会で二百六件くらいの法案が提出されて、半分くらいしか、半分も衆議院を通っておらぬのじゃないかと思うのですが、その状況はどんなふうだか、大体の覚えくらいのところでいいから、お聞きしたい。
【次の発言】 そこで、あなたは前に内閣官房長官をやられたりして、いろいろな国会のことは御承知だと思いますけれども、現在も参議院の方に籍があられるわけです。そこで、国会は国会法で、はっきり百五十日間ときめてあるわけなんです。きょうは、五力の二十四日は、延長国会になったけれども、通常国会の最終日のように記憶いたしておりまするが、いかがでございましょうか。
○中島(巖)委員 今、瀬戸山委員から議事進行について重大な発言がありましたので、私どもの立場もはっきりいたさねばならないので、申し上げたいと思います。 昨日、一昨日の審議におきまして、瀬戸山君の言われたように、確かにトラブルはあったのです。ところが、これは基本的な問題として、理事会で水曜日と金曜日の二日を定例委員会ということに決定しておるのです。その以外のものはやはり理事会に諮ってきめて、そうしてその日の日程をいつも協議してきたのが慣例になっておる。それを委員長の独裁によって、理事会に諮らずに公報に載せて開いたから、そういうことを見のがすことにすれば、日曜であろうとあるはい夜中であろうと、開……
○中島(巖)委員 議事進行について。 委員長にお尋ねいたしたいと思うのですが、先ほど私ども理事三名によりまして、参考人として四県知事を招致すること、並びに愛知用水公団の総裁もしくはわかる人を招致すること、こういうことを要求いたしたのでありますが、委員長は、明日の理事会において決定する、こういうように言われたわけであります。ごもっともな話であって、これは了承いたしますけれども、なぜこれらの知事を参考人として招致せねばならぬかという点について申し上げたいと思います。 これは河川法第六条によりまして、地方行政庁の管内にかかる河川の維持管理の規定がはっきり規定されておるわけであります。これに対しま……
○中島(巖)委員 参考人の方々には大へん御苦労さまでございます。私、社会党の中島でありますが、この法案が提出されました経過、それから私どもの立場、それから御質問をしたい点の要旨などについて、若干前置きをしないとおわかりにならぬと思いますので、前置きをいたしまして、それから各条項についてお尋ねいたしたいと思います。私は三県知事に質問いたしまして、愛知用水公団に対しては他の方から質問があると思いますので、私は省略をいたします。 実は、この二法案が提出されましたのは、先月の二十三日に本会議で趣旨説明があり、二十四日に当委員会において法案の趣旨説明があったわけであります。御承知のように、先月の二十四……
○中島(巖)委員 実は最近の新聞を見ますと、道路整備五カ年計画をいよいよ閣議決定をする段階にきた。それについて、高速自動車道の東海道、中央道などについて折衝を各省間で行なっておる。こういうような記事をたびたび見ておるのであります。この道路整備五カ年計画は、現在の池田内閣の内政面の大きな施策といたしまして、さきに道路整備緊急措置法を決定いたしまして、それに伴って二兆一千億円の大ワクを、五カ年間の、道路の種類によってそれぞれ額を決定しなければならぬ。しかも、緊急措置法の第二条において、閣議の決定を経なければならぬ。こういうことになっておりまして、この問題は、与野党を問わず非常な関心を持っておるもの……
○中島(巖)委員 関連して………。これは非常な問題でありまして、私ども社会党といたしましては、知事の同意を得る、こういうような修正を出しておるわけであります。そこに自民党さんなどの御意見もありまして、その御意見とは、同意ということになると、全く知事が最初から拒否したような場合には話し合いができぬのじゃないか、これでは実際において公団が仕事ができぬ、こういうような御意見もあって、これは私ども十分理由があると考えておるわけであります。そこで、この表現の問題ですが、かりに今、両大臣がいろいろ言われましても、法律として施行された場合は、たとえば公共土木の国庫負担法におきましても、災害復旧は原形復旧だと……
○中島(巖)委員 この公団に、河川法の五条か七条だと思いましたけれども、この権限を委譲するところの条項があったわけであります。そこで実際問題といたしまして、河川に構築物を設置するところの権限――河川管理者である知事に与えたところの河川法の河川の維持管理の権限を、公団に与えるわけですが、これは公団法第二十三条に、「公団は、第五十五条第二号に規定する施設の新築又は改築について、河川法第七条の規定にかかわらず、同法にいう河川に関する工事を行なうことができる。」こういうように特例でもって、河川の管理権を有し、維持管理をさせなければならぬところの知事の権限をこの公団に委譲する規定があるわけであります。そ……
○中島(巖)委員 議事進行についてお願いいたしたいと思うのであります。 非常に時間がないのと、本日は午後二時から本会議もあるような関係で、十分な質疑の時間がありませんので、地元から見えられた参考人の方々にお願いいたしたいと思うのでありますが、供述の際、きわめて短い時間でありますけれども、各関係団体の災害の状況、天竜沿岸の災害は門島ダムによる河床上昇が原因になっておるとお考えになるとすれば、具体的な実例をあげていただきたいと思うわけであります。目先の対策としてどんな御希望があるか。将来の恒久対策としてどんなお考えを持っておるか。この五点について供述の際お話をいただきまして、なるべく私の方の質問……
○中島(巖)委員 関連して。 珍しく主計局の次長が来てくれたので、主計局の次長に聞いてもらいたいのですが、今まで議論されている次長の言葉、これからここにおいでになる諸君の言葉は、この法律が成立するときに二カ年間もみ抜いて、日本のあらゆる経済人、あらゆる金融機関の人、そういう人を何十回となく参考人に呼んで、そのときもう議論をし尽した議論なんです。今ごろ経済効果がどうだの、交通量がどうだのという議論をする段階ではないのですよ。そういうことでこの法律が成立しているわけです。そこで、現在の様子は、皆さんの質問でもわかるように、大蔵省はけしからぬ、こういうほうはいたる世論があるわけです。それで、先ほど……
○中島(巖)委員 だいぶ時間もおそくなりましたので、ごく簡単に希望や要望を申し上げたいと思うわけであります。ただいま木村、石川両委員からお話があったことに尽きておるのでありますけれども、実はわずか十日ばかり前でありますが、山梨県で、村の名前をちょっと忘れましたけれども、山林の入札をしまして、大体五千万円程度なればいい、こういうような考えをしておりましたところが、中央道の予算が四百億に決定したというような風評が流れまして、そして七千八百万で落札した。こういうように、中央道の話でもって、すでに山梨県の富士五湖周辺の土地は値上がりのきざしが出ておる、こういう実情なんです。それから、名神高速道路につい……
○中島(巖)委員 本日は大臣もお見えになりませんので、大臣に対する質問は後日に譲ることにいたしまして、各局関係について、予算並びにさきに示されました提出予定法案などにつきまして、アウトラインだけをお伺いいたしたいと思います。 最初に河川局関係にお伺いいたしますけれども、今回の法案の中に、建設省設置法の一部改正で砂防部を設置する、こういうことがこの間の大臣の提案理由の説明に言われたのでありますけれども、現在まで砂防課であったのですが、今回砂防部になる。そうなるとどういうような課を設けて、仕事の範囲をどういうようにするのであるか。砂防課と砂防部との違いはどういう点にあるかということを大ざっぱに御……
○中島(巖)委員 今のに関連してお尋ねしますが、前は市街地においての中高層は、住宅の部分と店舗の部分とで一対一の比率ではなかったかと思うのですが、これは住宅金融公庫だけでなしに、都市局の関係にも大きな影響があるわけです。つまり、市街地改造法なんか出して、市街地の整備というようなことに大きな重点を置いておるのですが、この都市局関係と住宅局関係、そういうような関連について打ち合わせなどしておられるかどうか。打ち合わせなどしておられるとしたら、どういうような方向の打ち合わせをされたかというようなこと、それから、たしか今度の改正案に出たと思ったのですが、店舗部分と住宅部分との比率をどういうふうにされた……
○中島(巖)委員 阪神高速道路公団法案について若干質問いたしたいと思うのです。これはあまり今まで質問もしてないように思いますので……。ちょうど道路整備五カ年計画が五カ年間でどれだけ事業をやるという一つのめどをつけておるわけですが、おそらくこの阪神高速道路についても大体八路線に五十八キロというようなことをお聞きしているのですが、これらの大ざっぱな計画についてお聞きしたいということが一点と、それから私が申し上げるまでもございませんけれども、東京が非常に交通麻痺の状態になっているというけれども、大阪の方がさらに、道路面積の面からいいましても、それから交通事故による死者の面からいきましても非常にひどい……
○中島(巖)委員 私ども建設委員会に阪神高速道路公団法がかかりまして、この審議にあたって参考人の方に来ていただきまして、大へん御苦労さまでございます。阪神地区につきましては、私ども昨年十一月に視察いたしておりますし、またいろんな統計から見ましても――建設省からの参考資料に出ておる道路面積ですが、同じ建設省の国土建設の現況の昭和三十五年版によると、各国の道路面積が出ておりまして、ワシントンが四三%、東京都が一〇%、大阪が八%というように出ているのですが、ここへ出ておる参考資料と数字が、同じ建設省の資料でだいぶ違うわけですが、これはまたあとで適当なときに、どういうわけでこういう違った資料が出たのか……
○中島(巖)委員 ほかの諸君は大臣の出席を求めておりますから、その間だけ質問させていただきます。
道路局長の答弁で、赤石山系の一番高いところは標高千九十メートルと言われましたが、前の調査は八百何十メートルということを建設省で発表したように覚えておるのですが、いつ標高が変わったのですか。つまり木沢の易老渡へ出るところですね。
【次の発言】 たしか最初あなたの方で調査した資料は八百何十メートルで、木沢易老渡へ出ることになって、隧道の延長は七千何百メートル、八キロ足らずという調査を一度発表しているわけです。それに基づいて総工事費三千二百億という数字が出ているわけであります。もしそれが変更になったと……
○中島(巖)委員 道路整備特別措置法の一部を改正する法律案につきまして基本的な二、三の問題に対して触れてみたいと思うのでありますが、そこで今回提案になりました道路整備特別措置法の一部改正を見ますと、これは最近わが国におきまして道路公団を初めとして有料国道が現在建設されつつある、従いまして、この有料道路に非常な関係のある部分を有料道路管理者であるところの公団に対して建設大臣の権限を委譲する、こういうことがこの法案全部を流れた、一貫した筋である、こういうように考えますが、そういうように了解してよろしいかどうか、その点大臣にお伺いしたい。
【次の発言】 今大臣の御答弁の通り、私もそれでいい、こういう……
○中島(巖)委員 駐車場法案と関連いたしまして、交通問題、特に首都問題について、川島長官のおいでをわずらわしまして、二、三質問いたしたいと思うのであります。 本委員会に、今国会におきましても、道路整備特別措置法の一部を改正する法律案であるとか、あるいは本日議題になっておりますところの駐車場法案であるとか、また前国会においては、市街地改造法案であるとか、あるいは公共用地の取得に関する法案であるとかいうような幾多の法律案を、毎国会に政府より提出になりまして、これらの審議に当たっておるのでありますけれども、これらの根本的の問題はいずれも、交通問題をいかに解決するか、それがために市街地を改造する、道……
○中島(巖)委員 私は、別に質問ではないのですが、昨年十二月地盤沈下関係で大阪を視察いたしまして、これは非常に重大な問題だというように感じたわけであります。それからまた大阪の商工会議所の会頭たちからも、この地盤沈下の問題は地下水のくみ上げが大きな原因であるから、この規制の法律を作ってくれ、こういうようなことを公式の席上で非常に要望されたわけでありまして、この法律案の提出は、むしろおそきに失している、こういうように考えておるわけであります。しかし、この法律案の細部にわたってのいろいろのことは、われわれしろうとではなかなか理解のできないことであります。大筋としては賛成でありますけれども、こういう法……
○中島(巖)委員 道路関係について若干質問いたしたいと思うのであります。 実は当委員会におきまして、大きな公共投資について、たとえば道路公団の事業であるとか、住宅公団の事業であるとかいうような実施面についても視察をさせていただきたい、こういうような考えでおったのでありますけれども、次から次へいろいろの法案が出て参りまして、この法案の審議に寧日なきありさまで、それらの視察ができずにおってはなはだ遺憾なのであります。この道路行政についても、親しく本委員会でいろいろな点について、実施面についてもお聞きしたいと思っておったのでありますが、その機会がなかったのでありますけれども、ちょうど本日は法案もと……
○中島(巖)委員 実はきょういろいろ御質問いたしたいと思っておったのですが、災害対策特別委員会があってその方に出かけておりましたので、大ざっぱな一点だけを質問いたしたいと思います。経済企画庁見え七いますか。
【次の発言】 それでは大臣にお伺いしたいのですが、この首都圏の整備委員会は昭和三十一年度に昭和四十一年度までの構想を発表しておるわけです。その構想によりますと、一つの例をあげますと、昭和四十一年には都内の交通網に対するところの一日最大の交通量はどうなるかというようなことで、たしか国鉄八線、私鉄十五線、二十三線について昭和四十一年はこういう交通量になるということを発表しておったのであります。……
○中島(巖)委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま田村元君より提案になりました治山治水事業十カ年計画改訂決議案に賛成するものであります。 現在の治水事業十カ年計画は去る三十五年末閣議決定したもので、治山治水緊急措置法に基づき三十五年度から前期五カ年間に三千六百五十億、四十年度から後期五カ年間に四千八百五十億、合わせて八千五百億に相当する事業を実施するものとしております。 ところが、昨年夏から秋にかけて集中豪雨、第二室戸台風など予想以上の災害が続発し、治水対策強化の声が高まり、このため、政府は三十七年度予算案で特に中小河川の改修、低地の排水施設、下流部の高……
○中島(巖)委員 去る五月十四日より、建設省関係公共事業の調査を主なる目的といたしまして、現地調査を行なってきたのでありますが、その詳細を御報告申し上げますのは相当の時間を要することとなりますので、この際その概要のみを申し述べることといたし、これに対する政府当局の御答弁を承りたいと思うのであります。 まず道路関係といたしましては、尾道―今治間の架橋問題を中心とした中国・四国・九州連絡道路の計画について申し上げます。 本計画は、広島県尾道市、愛媛県今治市間を、その間に点在する瀬戸内海の島嶼部を利用して橋梁にて連絡をいたし、今治―松山間は二級国道百九十六号線を、松山―大洲間は、先般昇格いたしま……
○中島(巖)委員 実は私この一番被害激甚地の飯田市付近なのですが、二、三日前、地元の市長や町村会長その他村長連が三十人ほど災害関係について陳情に来て、建設委員会並びに農林委員会に陳情して帰ったわけでありますが、それらの問題について、農林、建設、自治関係に対して若干お尋ねいたしたいと思うのです。結局、問題は、昨年度の激甚災害の跡片づけの問題についてであります。 最初に建設省関係にお尋ねいたします。実は、この災害対策委員会におきましても、また建設委員会におきましても、中村建設大臣は、直轄事業については、三十七年度の出水期までに大体完了する、補助事業については、三・五・二ではあるけれども、二年程度……
○中島(巖)委員 非常に時間がおそくなりまして、二十分というふうに制限をされておりますので、過年度災害のことのみにつきまして、一括して関係各省に対して質問をいたし、御答弁をお願いいたしたいと思うわけであります。 最初に建設省関係といたしましては、先ほど角屋委員からもいろいろ質問がありまして、努力されておるということであって、具体的に災害の復旧率などについて数字のお示しがなかったのでありますけれども、この前の災害対策特別委員会におきまして、河川局長より、本年度の災害復旧事業費の額なんかについてお示しがあったわけであります。その額からいたしまして、とうていこの三・五・二の比率は維持できないという……
○中島(巖)委員 委員長は、だいぶ私に対してきつい時間の制限を言われたのでありますが、前の者に非常に時間を寛大にしておいて、私にばかり時間の制限をするということは……。
【次の発言】 私は、関係大臣に対しまして……。この東京都の現状が、交通問題その他にいたしましても、非常に重大な麻痺状態の段階に来ておるわけです。そこで、政府は、たしか昨年の三、四月ごろだと思いましたけれども、首都圏整備委員会では、教育機関などを郊外へ七十万移すとかというような構想を発表いたしましたり、また、昨年十月は、これは川島さんの構想のようでありますが、官庁機関を七十八カ所ですか、これを移すというようなことも言われておるの……
○中島(巖)委員 予算の編成期にあたりまして、ただいま私の質問に先だって簡単に願いますというような発言がございましたけれども、与党の諸君は今後の予算編成に参画するわけでありますけれども、私どもはそういうような機会はないのでありますので、この際来年度予算編成について政府の意見をお聞きしたり、また私どもの要望を申し上げたいと思うのであります。 ことに今回は内閣改造で政府の実力者といわれる河野さんが建設大臣になったわけでありまして、先ほど全くのしろうとでというごあいさつがありましたけれども、最近の建設省の人事異動なんか見て、なかなかしろうとではない、こういうように私は考えておるわけであります。 ……
○中島(巖)委員 私は、去る十七日に具体的な問題を七項目ほど大臣に質問いたしたのでありますが、会期末まで待ってくれ、こういうようなお話を伺ったわけであります。そこで、本日大臣の所信表明を伺ったのでありますけれども、緊急度の高いものからやるとか、あるいは幹線道路の改良の推進をはかる、こういうようなことで、ただその中で具体的にわかったことは、治水十カ年計画を改定するお腹がある、こういうことがわかっただけで、われわれが非常に期待いたしておりましたところの河野建設行政というものに対して私は一沫の不安を感じたということを、大へん失礼でありますけれども、率直に申し上げるわけであります。 そこで時間もあま……
○中島(巖)委員 これは委員長に要望しておくのですが、休会中月一回の委員会に大臣が出席せぬなんというばかな話はないのですから、委員長の方から政府の方に対してその旨を伝えて、そうして今後こういうようなことがたび重なれば委員会としても態度を決定せねばならぬ、こういように考えるので、委員長に厳重申し入れますから、さよう御承知いただきます。
【次の発言】 最初に副官房長官にお尋ねいたします。大体政府としては十二月八日から臨時国会を開催するというようなととが新聞で報じられておる。そうしてこれに提出するところの補正予算は例の公務員のべ・アであるとか、食管の赤字であるとか、石炭対策であるとか、この三つである……
○中島(巖)委員 質問通告者が非常に多い関係で、時間を十分に制限されておりますので、その制限内で質問をいたしたいと思います。 そこで、本日は、自治省の政務次官、大蔵省の主計官、農林省関係、みなお見えになって、いずれの各省とも関係のことでありますし、事務当局では現在の状態ではちょっと片がつかぬというように感じますので、政治的配慮をもって各大臣にお話し願って、早急に打ち合わせて解決していただきたい、こういうことを前提としてお願いするわけであります。 昨年六月の長野県を襲った集中豪雨に対しまして、災害対策特別協議会をこしらえて、高率補助のいろいろな特別立法をこしらえたわけでありますが、その節、災……
○中島(巖)委員 過年度災害、特に昨年度の三十六年災害に対しまして、地元では、三・五・二の比率で、二年目の本年度は五〇%というようなことを予想いたしておるのでありますけれども、長野県の状態なんかを見ますと、大体二七%程度しかきておらない。こういうような状態で、先月来政府に対しまして、この臨時国会に補正を組むべく与野党あげて要請をいたしておったのであります。最近の新聞を見ると、政府も補正予算を提出すべく踏み切ったように書いてありますけれども、実際の状態はどうであるか、この点について、総理府なりあるいは大蔵省なりに答弁をお願いしたいと思うわけであります。
○中島(巖)委員 具体的に法律について二、三お伺いいたしたいと思うのです。 第二章でありますが、これは公共土木施設と、それからいわゆる公共施設と申しますか、地方公共団体が維持管理し、または財政負担をするものをここに列挙しておる、こういうように考えるわけです。そうしてこの法律を見ますと、現存しておるところの法律の補助率を基礎として、それをオーバーしたものに対して、さらに次の第四条において国がこういうような財政負担をする、こういうことになっておるわけであります。そこで先ほど高田委員の質問をお聞きいたしておりますと、大蔵省の答弁によりますと、この十二、十三、十四に対しては二分の一の補助をするつもり……
○中島(巖)委員 道路局の方へ資料要求をいたします。道路予算は非常に伸びておるのですが、これが結局一国市街地周辺というようなところに重点を置いて、二国だとか地方道路だとかいうようなものは非常に荒れほうだいになっておる。従って、応急処置として補修費の補助の費目を設けることを前の国会でも要求し、建設省もそれを了解したかのごとく見えたのであるけれども、本年度予算にこれが載っておらない。聞くところによると、建設省は要求したけれども、大蔵省の方で削ってしまった、こういうようなうわさも聞いておるわけでありますが、その間の事情を克明に一つ文書で出していただきたい、こう考えております。
○中島(巖)委員 先ごろの委員会におきまして、大臣は建設行政の基本施策に関する所信表明をされたわけであります。そこで、この大臣の基本的な考えについてお尋ねいたしたいと思うのであります。 この所信表明の基本構想というものは、わずか二ページばかりのものでありますが、これを要約いたしますと、わが国の経済は高度成長を続けたが、その反面において社会資本の貧困が露呈されて、非常に地域格差の拡大が目立ってきた。国民生活の向上に非常な阻害の要因になった。こういう情勢判断をされまして、その次に、このような事態に対処するために公共投資を拡充せなければならぬ、社会資本の立ちおくれを取り戻す、こういうことを言ってお……
○中島(巖)委員 今オリンピック関係の話が出たので、ついでなのでちょっとお尋ねしたいと思います。
例のワシントンハイツなんかを現在非常に工事しておるわけです。あそこを選手村にして、調布の方へワシントンハイツを移す、こういうような話を聞いておるのですが、これは都市局の関係かあるいは住宅局の関係か僕もよくわからないのですが、その方の関係の方に、それらにも関連して一応の計画やその他の御説明をお聞きしたいと思うわけです。
【次の発言】 これは営繕局の関係ですか。
○中島(巖)委員 若干意見の違ったところがありますので、一言だけ申し上げたいと思います。 基本的な態度として、私はこの共同溝の法律には賛成であります。しかしいろいろ疑問の点についてこの際ただしておきたいと思います。 先ほど瀬戸山委員からも質問がありましたけれども、道路整備緊急措置法第二条においては、ことに二項において、五ヵ年間に行なうべき道路の整備の目標、五ヵ年間に行なうべき道路の整備の事業の量、こういうふうにはっきりとしておるのでありますから、当然道路整備五ヵ年計画を樹立したときに、事業の量や目標や種別をはっきりいたしておると思う。 そこで、お尋ねしたいことは、五ヵ年計画策定のときに、……
○中島(巖)委員 道路局長に二点資料の提出をお願いしたいと思います。ちょっと古いので、ごく簡単にどういう資料かという説明をいたしておきたいと思います。 御承知のように、昭和三十三年を当初といたしまして、昭和三十七年までの道路整備五ヵ年計画にかかったわけであります。道路整備緊急措置法の第二条において事業の量や種類を閣議決定しなければならぬということになっておりますが、そのときの閣議決定として建設委員会へ提出した資料があるのであります。それは、私の記憶によりますと、道路整備五ヵ年計画における高速自動車道五ヵ年計画事業量内訳というものでありまして、昭和三十四年二月二十日閣議決定ということになってお……
○中島(巖)委員 関連質問だけ、ごく簡単に要点だけお伺いしておきます。 今の正示委員の質問は、私非常に賛成の点があるのです。たとえば今度の画期的な宅地債券なんかに対しては、これは政府でもよほど画期的な処置をとって、それで非常に深刻な住宅問題で国も一般会計からも財政投融資からも莫大な金額を投じておる。この場合に、民間資金の活用という点についてこうした制度を設けたことは、私どもも非常に賛成するわけであります。 そこで、先ほどお話のありましたいわゆる親戚なり親なりが、これに対してともに投資と申しますか金を出し合って宅地債券を買うという場合の贈与税の問題になるのですが、これらはやはり贈与税、相続税……
○中島(巖)委員 大臣、お忙しいようでありますから、一言だけ大臣にお伺いいたして、他は局長から御答弁をお願いいたしたいと思うのです。 例の河川法の改正がだいぶ新聞なんかをにぎわしておるのでありますけれども、私どもといたしましては、旧憲法下の明治二十九年にこしらえた河川法であるから、これはどうしても改正せねばいかぬ、こういうような態度で、かつて建設大臣が遠藤三郎君の当時にも、これを追及いたしまして、改正をするというような言質を得たのでありますが、関係するところが非常に多いし、重大な問題でありますので、今日に至ったわけで、河野さんのような方によってこれは改正すべきである、こういうように、内容は別……
○中島(巖)委員 議事進行について質問したいと思うのですが、会期も余すところわずかになっておるわけですが、現在会期延長の問題も出ております。大体の見通しでは、六月一ぱい会期延長になるのではないか、こういうように言われておるわけであります。そこで、法案もだいぶ大詰めになってきましたけれども、新聞などで伝えられるところによると、新河川法が近く提出される、こういうような状況であります。それから最も遺憾なことは、建設大臣がなかなか委員会に出席せぬ。おそらく昨年十二月始まってから建設大臣の出席した総時間数というものは、十時間以内くらいのものではないかと思う。そうしておいて、いろいろ大きな問題を新聞発表し……
○中島(巖)委員 議事進行。現在の出席委員の数は、自民党は政務次官まで入れて四名しかおらぬ。国会法第四十九条でもって、この委員会は成立せぬから、さよう御承知願いたい。
○中島(巖)委員 基本的な問題について大臣に御所信をお伺いいたしたいと思うのでありますが、その前提問題といたしまして、現行河川法と新しくできた河川法案について大体の私の考え方を申し上げまして、それから大臣の御所信を承りたいと思うのであります。 いかなる法律でありましても、そのときの社会情勢、あるいはその社会情勢に基因する要請によりまして、法律が生まれるものでありまして、現在当委員会にかかっておりまするところの建築基準法であるとか、このごろ上がりましたところの新住宅市街地開発法案であるとかというものも、そういうような背景のもとに法律が生まれたわけであります。したがいまして、旧河川法が成立したと……
○中島(巖)委員 ありません。
○中島(巖)委員 災害の基本的の問題について質問すると際限がなく長くなりますので、省略いたしますが、昨年度の激甚災害に対処する国の財政援助の法律によるところのあれは、私が説明するまでもございませんけれども、従来と違って、地方公共団体の公共施設を一括して補助の対象にすることになっているのですが、その窓口が、昨年は、大蔵省といい、あるいは自治省といい、きまっていなかったのですが、それはきまったのですか。政府のどの部門でもけっこうですが、御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、たとえば学校であるとか、あるいは上水道、下水道であるとか、あるいは伝染病の関係であるとか、そういうようなもの……
○中島(巖)委員 地方の問題で非常に恐縮でありますけれども、ただいま三十六年災に対しまして地元からいろいろな陳情がありました。これに関係する問題でありまして、建設省並びに農林省、それから大蔵省、自治省に対して質問いたしたいと思うのでありますが、なおあと質問者がだいぶありますので、最初にアウトラインだけを申し上げまして結論的な質問をいたしたい、かように考えますので、御答弁も簡潔にお願いいたしたいと思います。 質問の要旨は、三十六年に長野県の南部、いわゆる伊那谷地方が集中豪雨に見舞われまして、当災害対策特別委員会の皆さまや、あるいは関係当局の御尽力によりまして非常な進捗率を見ておるのでありまして……
○中島(巖)議員 ただいま議題となりました首都建設問題調査会設置法案につきまして、その提案理由及び法律案の概要について御説明申し上げます。 東京都への過度の人口集中は急激な人口膨脹となり、すでに一千万人を突破し人口は世界最大の大都市となりました。このため交通難、住宅難、水不足などの過大都市の弊害が如実にあらわれて、わが国の首都としての政治・経済・文化・教育の中心機能が麻痺し、いまや動脈硬化寸前の状態におちいっております。政府はこれに対処して高速道路や地下鉄の建設及び鉄道の復々線化などを行なっております。国会周辺はいうに及ばず、東京都全域にわたって掘り返し工事が行なわれております。全世界のどこ……
○中島巖君 だいぶ時間が経過いたしまして、農林省からも災害復旧課長、治山課長、自治省からも理財課長に来ていただいておるわけでありますが、もう一時十五分というような時間でありまして、これは人道問題にもなるわけでありますので、三、四十分に時間を詰めて質問をいたしたいと思います。気象庁長官には私の質問はありませんので、お帰りになっていただいてけっこうです。 そこで、一括して最初大臣にお伺いいたしたいと思います。実は先ほど瀬戸山委員から門島ダムの問題についてお話があった。それから、明日大臣は視察においでになるわけだから、ちょうど長野県知事もお見えになっておりますので、大臣にこの質問をするまで一つ傍聴……
○中島(巖)協議委員 官房長官は非常にお急ぎのようでありますので、私は、農林大臣、建設大臣、自治大臣などにも出席を要求いたしておるのでありますけれども、一応官房長官に対する質問だけにして、また後刻宮澤さんのあとで質問するように保留いたしておきたいと思います。 そこで、官房長官に対する質問は、今次災害に対する政府の基本的な方針はどうであるかという点についてお伺いいたしたいのであります。ただいまの宮澤委員の、特別立法をこしらえる意思があるかどうかという質問に対して、意思があるということは言われたのでありますけれども、その特別立法の内容については何ら明確になっておらないのであります。そこで、基本的……
○中島(巖)協議委員 関連して。実は同僚の五島君が社会労働の関係でありましたので、私お願いいたしまして、ただいまの質問をしていただいたわけであります。何分にも現地の者でありませんから、若干不備なところがありますので、具体的な例をあげてお尋ねいたしたいと思います。 実は、今回の災害で最も被害のひどい下伊那郡、飯田市、四十数組合によりまして、天竜社という繭を処理する共同利用施設があるわけでございます。この共同利用施設は、鼎町に一カ所と、それからいま一カ所が高森町にあるわけです。約六百人近い工員でございますけれども、高森町及び鼎町の本社工場半々のわけです。ところがただいま申し上げましたように、四十……
○中島(巖)協議委員 今事務局の方で調べさせたら、大臣が、閣議を終わって今ここへ来るそうでありますから、大臣を中心にして、政府の所信をただしたい、かように考えたわけであります。 それ以前に、建設当局にお尋ねいたしますけれども、現在、特別立法――特別立法と申しましても、非常に広範にわたっておりますけれども、このごろの建設省の災害の担当官並びに農林省の災害担当官などを党の災害対策協議会で招致して、意見を聞いたところでは、現行法を高度に活用して、そして、その他は起債あるいは平衡交付金なんかの制度でできるのじゃないかというような意見が多かったわけでありますけれども、二十日の当委員会における私の質問に……
○中島(巖)協議委員 きょうは農林大臣の河野さんに来てもらいまして、政府の基本的態度をお伺いいたしたいと思ったのでありますが、御都合で御出席できないようでありますので、就任早々の政務次官にお尋ねしても御無理かと思いますけれども、本日で農林関係の分を終わりますので、お尋ねをいたしたいと思います。 ただいま政務次官の答弁の中で、十万円以下の小災害に対する、かつての伊勢湾台風と同じような特例措置をする、こういうことを言われたのでありますが、それによって政府の今次災害に対する対策の一片がうかがわれるのでありますけれども、政府といたしましては、この前の二十日でありましたかの答弁に、大平官房長官が特別立……
○中島(巖)協議委員 関連して……。実は、個々の問題については臨時国会において詳しく政府にお尋ねし、本協議会では特別立法の制定一本にしぼりたいという考えでありましたけれども、ちょうど国鉄の施設の責任者が見えておりますので、今度の集中豪雨に対する国鉄関係について、二、三お尋ねしたいと思うわけです。 実は、飯田で一番災害のひどかったのは、野底川という支流のはんらんであったのでありますが、この原因は、飯田市の桜町駅と上郷駅にあるこの野底川の国鉄の水路が詰まりまして、そこで大きな貯水池ができて、これが一挙に吹き出しまして、そしてその下の綿打屋なんかは、一家六人全部が流されて行方不明になった。それから……
○中島(巖)協議委員 ただいま決定した要綱の中で、公共土木に対する小災害に対する起債の特例が落ちておるわけでありますが、伊勢湾台風のときにおきましては、十万円以下の小災害に対しまして、五万円以上十万円以下に対して起債の特例があったわけであります。聞くところによりますと、最近に至りまして、この小災害の十万円以下五万円以上に対しまして交付税の対象にいたしておるというようなととも聞いております。それらに対しまして、自治省関係の小委員会においていろいろと議論が出たとは思いますけれども、直接自治省より御説明を願いたいと思います。
○中島(巖)協議委員 官房長官お忙しいようでありますので、ごく簡単に三、四御意見をお聞きいたしたいと思います。 今回の災害は非常に早くから予報され、しかも、的確でありましたために、一般の市民がそのつもりの予防措置をいたしましたので、第一室戸台風三千、伊勢湾台風のときには五千というような死者がありましたのが、非常に死者が少なくて、まことに御同慶の至りだと思います。そこで、当協議会といたしましては、集中豪雨の災害に対する協議会でありましたのが、この室戸第二台風が突如と起こりましたので、これもあわせて本日協議の課題に載せたわけでありますけれども、これはたしか議院運営委員会だと思いましたが、臨時国会……
○中島(巖)小委員 最初に、三十四年の伊勢湾台風のときこしらえた立法は、これは当然三十四年伊勢湾台風にだけ適用する法律であるけれども、現在まだ伊勢湾台風の工事が残っているわけであります。従って、この法律は現在も生きておる、こういうふうに解釈してよろしいわけですね。
【次の発言】 それから、先ほど住宅局長から、例の飯田市から七十七戸よりもう少しほしいという要望があったけれども、それ以上の要望はない、こういう話だったのですが、これは現行法において七十七戸以上認められぬということがはっきりしておるから、おそらくそういうような要請だと思いましたけれども、これが特例法ができて、百二十八戸まで要請ができる……
○中島(巖)小委員 これはこの協議会の案なんです。協議会の案で、ただ、協議会に事務機関がないから、政府に、この前と同じようなものをこしらえて出せ、こういって、協議会の委託を受けて事務当局が出した、こういうふうに僕は了解しておるのですが、どうでしょう。
【次の発言】 今山中さんから質問のあったことと同じようなことになるのですが、第二の二項の、市町村長がこれを放置することが公益上重大な障害と認めたものについて排除事業を施行する場合には、こうなっておるのですが、これは政令なんかではどういうことになっておるのでしょうか。具体的な例をあげてもらいたいと思うのです。
○中島(巖)小委員 今角屋委員から天竜川の話が出たのですが、これは私の地元で、昭和三十二年ころ、四日、五日連続して前の河川局長と話したことがありました。それから、雨竜川の話も渡辺さんから出ましたが、私も三十一年、三十二年ごろ災害視察をして、北海道は、雨が少ないために、ほとんど原始河川の状態であります。これらの問題を含めて取り上げれば、何日かかってやったって済まない問題であります。これは臨時国会及び通常国会を通じて、いろいろ考えを申し上げたり、政府の意見をお聞きしたりしたい、こういうように思って、当委員会も、きょう、あす中に結論を出すというような情勢になっておりますので、従って、特別立法の関係の……
○中島(巖)小委員 実は先月の十日から協議会が設置されまして、長いこと審議をいたしたわけであります。さらに、今月九日から三小委員会に分かれて、それぞれ大体結論が出たわけでありますけれども、政権を担当いたしておる自民党の方で、政府並びに党の政調会に対して相談するというようなことで待ちまして、今月十日の日には大体において結論が出るのじゃないか、こう期待いたしておったのでありますけれども、十日の自民党政府並びに党の政調会との話し合いによりまして、二、三の問題があって延びたことを、十一日に辻委員長より聞いたのであります。そのときの話によりますと、建設省関係の小委員会で決定した五つの法案に対しては問題は……
○中島(巖)小委員 ただいま当委員会として建設省関係の公共土木の災害に対する国庫負担法の特例が決定いたしたわけであります。それについて、附帯決議と申しますか、附帯要望事項をおきめ願いたいのであります。要綱はかように決定いたしましたけれども、政令であるとか、あるいは取り扱いであるとかいう点において、伊勢湾台風に準じたところの処置を政府はとらねばいけない、こういうような要望事項をお諮り願いたいと思うわけであります。
○中島(巖)協議委員 私、建設の方の小委員会におりまして、こちらに来ておらなかったのでありますけれども、ただいま当小委員会の厚生関係等災害対策要綱案なるものを配付されたのでありますが、これらに対しましては全面的に賛成するものであります。しかし、私の一、二点ふに落ちないことは、厚生関係で下水道の終末処理場、具体的に申し上げれば、飯田市におけるところの下水道の終末処理の太災害に対するところの特別立法措置、並びに飯田市におけるところの水道の大災害に対するところの特別立法措置、この二つが落ちておるように思うのであります。そこで、これを落としたについては、それ相当の理由があって、起債の率を高めて充当する……
○中島(巖)協議委員 今天竜社の話が出たから、関連して官房長にお尋ねしたいと思う。災害復旧ということの根本的な農林省の考え方についてお尋ねいたしたいのですが、農地、農業用施設、林道、これらを一括して災害復旧ということは、結局その産業が平常な稼働のできるということが災害復旧の根本的な目的であろう、こう私は解釈するのです。そこで、たとえば償却をしたあとの現存の帳簿価格はどうであるかというような問題は、保険屋の考える方式であって、災害復旧の考え方というものは、その設備が完全になってそうして完全な操業ができる、それがおそらく災害復旧の基本的な考えであらねばならぬ、こういうように考えておるわけであります……
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