遠藤三郎 衆議院議員
28期国会発言一覧

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遠藤三郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは遠藤三郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

遠藤三郎[衆]本会議発言(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 衆議院本会議 第5号(1958/06/18、28期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(遠藤三郎君) 本州製紙の問題に関連しまして、水質汚濁防止法を制定するに対して建設省は反対しておるではないか、こういうことでございますが、そういう事実は全然ございません。ただ、水質汚濁防止法につきましては、その関係するところがきわめて広範でございます。水産資源の保護の立場から、あるいはまた工場経営の立場から、さらにまた公衆衛生の立場等、きわめて影響するところが大きいのでございます。従いまして、各般の調整をとらなければなりません。政府は、ただいま関係各省が鋭意この検討を続けておりますことを御了承いただきたいと思います。(拍手)


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 衆議院本会議 第2号(1958/09/30、28期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(遠藤三郎君) 最近の二十二号台風の概況につきまして御報告を申し上げたいと存じます。  去る九月二十六日夜半、神奈川県の江ノ島付近に上陸し、東京、茨城等を経て福島東北部より三陸沖に抜けました台風二十二号は、これら台風の通過地に当りました静岡、神奈川、あるいは東京、千葉、埼玉、福島等の広範囲にまたがる諸県に猛威をたくましゅういたしまして、特に静岡県狩野川流域地帯におきましては、その被害は惨烈をきわめたのでございます。  狩野川は、御承知のように、天城山の水を一本に集めて流れておる河川でございまして、従来の経験によりますと、三百ミリ程度の降雨でさえも相当の洪水が出る川でございますが、今回……

第30回国会 衆議院本会議 第3号(1958/10/01、28期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(遠藤三郎君) ただいまの御質問に対して、私の関係の部分についてお答えを申し上げます。  第一は、今回の二十二号台風の災害復旧のために特別立法をする考えはないかどうかというお話でございました。この点については、実は、今回の台風は、全体といたしましては、二十九年の台風にほぼ匹敵するような台風でございます。その規模も大体同じようでございます。しかし、局地的には非常に深刻なものがございましたので、これらの点を考慮いたしまして、災害による被害の実態の判明するに従って十分に検討してみたいと存じます。現在は――多分きょうの夕方までには、道路を通ずる作業もだいぶ終るようでございますから、だんだん被……

第30回国会 衆議院本会議 第13号(1958/10/28、28期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(遠藤三郎君) 私に対する御質問はこの補正予算で災害の復旧はできるかどうかということでありましたが、御承知のように、今回の災害は、公共事業におきまして大体四百七十七億円でございます。それに対して政府が負担すべき金額が大体二百二十八億円になっております。そこで、災害関係の復旧の法律の趣旨にのっとりまして、これを、直轄工事については五割をやってしまう、補助事業につきましては、三割を初年度にやり、次年度に五割やり、三年度にさらに残りをやってしまうという、そういう建前になっておりますので、その精神にのっとって計画をいたして参ったのでありますが、大体、今回の補正予算を加えまして、予備費ですでに……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 衆議院本会議 第25号(1959/03/12、28期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(遠藤三郎君) 私に対する御質問は、宅地の価格がどんどん上っておるではないか、これを抑制する対策を持っておるかというお尋ねでございました。御指摘のように、最近は宅地の価格がだんだん上昇しております。特に市街地において上昇の率が大きいのであります。建設省といたしまして、宅地の価格を解決するために一番大きくやっておりますことは、住宅公団その他で用地の造成をやっております。第一期計画三百万坪、第二期計画二百二十五万坪、第三期計画として今回七十五万坪を造成することにいたしまして、大体三十四年度にはこれを完成する計画でございます。なお、住宅公庫の融資等につきましても、宅地造成のための融資の道も……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 衆議院本会議 第16号(1960/03/29、28期、自由民主党)

○遠藤三郎君 ただいま上程せられました、自由民主党、日本社会党及び民主社会党共同提案にかかる、中国地方開発促進に関する決議案につきまして、その趣旨弁明を行ないたいと存じます。  まず、本案の内容を朗読いたします。   中国地方開発促進に関する決議案   わが国経済の地域的格差を除去し、全国的視野に立って、これが均整ある安定的伸長発展を遂げしめることは、経済施策の基底をなすものであり、いわゆる低開発地域の開発促進について、それぞれの地域的特殊性に即応する適切な方途を講ずることは、刻下喫緊の課題である。   ひるがえって、中国地方についてみるに、本来一体たるべき陰・陽両地域間相互の連絡交通網の不備……

遠藤三郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

遠藤三郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 建設委員会 第1号(1958/06/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。  今回はからずも建設大臣の要職に任命されたわけでありますが、建設行政につきましては全くしろうとでありますけれども、申し上げるまでもなく、建設行政は非常に重要な行政でありまして、ことに道路の問題、あるいは住宅の問題、あるいは建築の問題、さらにまた河川の問題等、きわめて重要な問題を持っておるわけであります。まことに浅学かつ微力でございますが、全力を尽して参りたいと存じます。委員会の皆さんの御意見を十分に伺いまして、今後の建設行政に遺憾なきを期したいと存じます。どうぞ何分よろしくお願いしたいと思います。  はなはだ簡単でございますが、ごあいさつを申し上……

第29回国会 建設委員会 第2号(1958/06/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 本日は、建設委員会の最初の顔合せでもございますので、最近における建設行政の概況及び当面の諸問題につきまして、申し述べてみたいと存じます。  建設省の所管としております道路整備、あるいは治山治水、都市計画、住宅対策等の仕事は、いずれも国民経済の基盤をつちかうとともに、国民生活向上のための基礎を作りますきわめて重要な事項でございます。まことに国家経済の上から申しましても緊要な事項でございますので、今後大いに拡充発展させていかなければならないと存じております。  まず第一に、道路の整備について申し述べますと、立ちおくれたわが国の道路を、急速に増加しつつある輸送需要に即応せしめるため、……

第29回国会 建設委員会 第3号(1958/06/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいまのお尋ねでございますが、道路整備五カ年計画の内容になる具体的な計画をすみやかに作りたいと思いまして、私は、就任早早から特にこの問題に力を入れて参っております。私は、できる限り早い機会にこの具体的な内容を持った計画を閣議に提出いたしまして、決定をいたす考えでございます。なお来年度の計画につきましては、一応五カ年間の大体の年度別の目安を考えて参りましたが、来年度以降の数字は、まだ確定しておりません。しかし、大きな方針につきましては、漸次拡大するという方針を持っておりますので、財政事情の許す限り、来年度の計画を拡大をして参りたい、こういう考えで、今それぞれの部門にその調査を命……

第29回国会 建設委員会 第5号(1958/07/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 その点につきましては、この前の委員会で申し上げましたように、原則として前建設大臣の方針を踏襲して参ります。ただその後の情勢を見ながら、漸次新しい問題については、私らしい考え方を出していきたい、こういう考えでおります。
【次の発言】 建設行政全体についていろいろ問題がございますが、たとえば道路の問題につきましても、私はこういう考え方を相当強く出していきたいと思うのであります。道路五カ年計画という大ワクはきまっております。従って、あの五カ年計画を私は前建設大臣の方針通り進めて参りますが、実際その計画を実行していく場合には、真に役に立つ、地元の産業に役に立ち、国土の総合的な開発に役に……

第29回国会 建設委員会 第8号(1958/09/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいま旱魃対策の問題についての御質問でございましたが、これに非常に関連がございますので、私の方で公共事業の繰り上げ施工をやっておりますので、その報告をまず申し上げまして、そして旱魃対策についての考え方を申し上げておきたいと思います。  実は先般地建の局長及び各道府県の土木部長の会同をいたしまして、三十三年度の予算の繰り上げ施工の方針をきめて、それぞれ実行をさせておるのであります。大体道路関係におきまして第三・四半期、すなわち十二月の末までに第四・四半期分を繰り上げて施工させる、その分量をほぼ三十七、八億、その程度実行させよう、河川関係におきまして、ほぼ同額程度の事業を十二月ま……

第29回国会 大蔵委員会 第7号(1958/06/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 公共事業の失業対策の問題につきましては、御承知のように、臨時就労の関係で大体七十四億、それから特別失対の関係で二十八億八千万円の予算をとってやっておるわけであります。その事業をただいま急速に進めるべく、それぞれ手配をいたしております。ただいま御指摘の千歳の問題でございますが、この具体的な話は私は詳しくまだ伺っておりませんが、北海道の長官も来られて、われわれの方の公共事業で救い得る部分と一般の失業対策の方で救い得る部分とを打ち合せをしまして、そうしてこの残っておる部分が消滅するようにしたいということで、ただいま話し合いを進めておる段階だというふうに私は伺っております。


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 建設委員会 第2号(1958/10/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 先ほど来のいろいろな問題についての報告、その他建設委員会の各位が、今回の災害の復旧の問題について非常に御熱心に御審議いただいておりまして、建設大臣として感謝にたえません。ただいまお尋ねの補正予算の問題でありますが、お示しのように、予備費がなお若干残っておったのであります。しかしその後の調査の結果によりますと、予備費ではとうてい足りないということがはっきりわかって参りました。従って、政府としましては、補正予算を組むという方針を大体決定したのでございます。ただその補正予算の金額がどの程度になるかにつきましては、もう少し査定をいたしまして金額を確定しなければなりません。今それぞれ現地……

第30回国会 建設委員会 第3号(1958/10/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいま議題となりました河川法の一部を改正する法律案について、提案理由及びその要旨について説明を申し上げます。  この法律案は、河川における土石の採取に関する規定及び河川法に基く義務違反についての罰則を整備し、もって河川管理をより一そう効果あらしめようとするものであります。  河川における土石砂利等の採取につきましては、現行法において、都道府県の規則をもって、都道府県知事の許可を受けしめることができる旨を規定しております。ところが、ビル建築、各種産業施設、道路舗装、ダム等の建設用資材としての砂利に対する需要が近時とみに増大して参りました結果、河川における砂利採取がにわかに増加し……

第30回国会 建設委員会 第4号(1958/10/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいま議題となりました首都圏の既成市街地における工業等の制限に関する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明いたします。  この法律案は、首都圏の既成市街地中特に人口増加の著しい東京都区部、武蔵野市及び三鷹市の区域を工業等制限区域として定め、この制限区域内において、人口増大の主たる原因となる大規模な工場、大学及び各種学校の新設を制限し、これらの地域への産業及び人口の過度集中を防止することを目的としたものであります。  もともと、首都圏整備法第二十七条におきまして、「工業等制限区域内における施設の新設又は増設の制限に関し必要事項は別に法律で定める。」と規定いたしておるの……

第30回国会 建設委員会 第5号(1958/10/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 土地収用法に関連して、ただいま両委員から問題を提起してあるわけでございますが、実は公共事業を、あるいは道路といい、あるいは河川工事といい、相当大規模に実施する段階になって参ったのでありますが、今御指摘のように、一、二の者が非常にがんばっておるがために、大事な工事が中途でもって進まないというような事態が少くないのであります。この事態を何とかして解決していかなければならぬということが、建設省としての非常に大きな悩みでありまして、そこで、私は、一体土地収用法の運営がどういうふうに行われておるか、実態を調べさせておったのでありますが、いろいろ調べてみますと、土地収用の手続に入りましてか……

第30回国会 建設委員会 第7号(1958/10/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいま河川法の根本的な検討の問題についてお尋ねがございましたのですが、前建設大臣がお答えいたしましたと同じように、私も、河川法の根本的な検討をしなければならぬ段階にきておると思うのであります。審議会を作ってそれぞれ検討を始めておりますが、御承知のように、非常に関係が広くなっておりまして、あるいは工場関係からいいますと通産省に関係し、あるいは農業用水の関係から農林省に関係し、さらにまた水道、下水等との関連等から厚生省にも関連し、まあいろいろの問題が複雑にきわめて輻湊しておるわけであります。それらの関係を全部当って、そして最大公約数のようなものを作らなくてはならぬのでありますが、……

第30回国会 予算委員会 第4号(1958/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいまの質問のうち、技術的な面についてお答え申し上げます。原形復旧と改良復旧の問題でありますが、狩野川の実情などは、上流部におきましては原形復旧はほとんど意味をなさない。でありますから、今回の計画の砂防その他全部改良復旧になってしまいます。そういう方針で進めておるわけであります。  なお現地の査定官との間に、その計画についてなかなか意見が合わないという点もおそらくあると思いますが、実はこういう考え方で進めておったのであります。それはこの次の工事までの間に小さな洪水が出てすぐまた大被害を起すようなことがあってはいけないから、多少むだになってもとにかく応急の工事をやりなさい、そう……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 建設委員会 第1号(1958/12/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいま議題になりました住宅金融公庫法及び北海道防寒住宅建設等促進法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  住宅金融公庫は、国民大衆が健康で文化的な生活を営むに足る住宅の建設に必要な資金で、銀行その他一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通することを目的として、昭和二十五年に設立されたのでありますが、第二十六国会における住宅金融公庫法の一部改正により、昭和三十二年四月から、その貸付業務の一つとして、災害により滅失し、または損傷した住宅のすみやかな復興をはかるため、災害復興住宅に関する資金の融通を行うこととなりましたことは、御……

第31回国会 建設委員会 第2号(1958/12/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 治水五カ年計画を推進するために、その裏打ちになる治水事業促進法を提案することについては、先般の国会でも私申し上げましたが、その考えを現在も変えないでおります。ただ提案の時期は、ただいま予算の編成中でありますので、予算の原案ができましたならば、一月の再開国会に提案をしたい、そういうことでだんだん準備を進めております。予算の問題の折衝を今大蔵省といろいろやっておるのでありますが、大体五カ年計画というものは認めていこうということなので、従って、この裏打ちになる法案については、大体了承をされておると私は考えております。もちろん最後の決定は、最終的に閣議で決定しなければなりませんので、そ……

第31回国会 建設委員会 第3号(1959/02/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 建設省関係の昭和三十四年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず総額について申し上げますと、建設省所管の一般会計予算といたしましては、歳入九億一千三百余万円、歳出一千五百二十四億二百余万円でありますが、このほかに、予算計上の所管は異なっておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費が、別途総理府に、北海道開発関係として百九十五億七百余万円、離島振興関係として四億八千三百万円、労働省に、特別失業対策事業関係として三十億七千八百万円が計上されておりますので、これらを合せて前年度に比較いたしますと、昭和三十三年度当初予算は一千三百八十五億三千……

第31回国会 建設委員会 第5号(1959/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 三十四年度の予算の編成に当りましては、委員各位の直接間接の御援助をいただきまして、必ずしも満足ではございませんけれども、ある程度の国民の期待に沿うことができるような予算ができましたことに対して、私はこの席を拝借して、厚く感謝を申し上げたいと思います。  御指摘のように三十四年度の予算は、建設省関係でほぼ四百億程度の増額を来たしております。事業分量から申し上げますと、三千六百億円程度の事業分量になって参ります。事業分量の増額は、昨年の予算に比べまして約四百四、五十億円の事業分量の増加になって参りまして、非常に膨大な予算になって参りましたが、ただいま御指摘のように、これが物価に及ぼ……

第31回国会 建設委員会 第6号(1959/02/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 五カ年計画の年次別の予算の捻出の具体的な目標について、はっきりしたものがあるかどうかという御質問でありますが、この五カ年計画を決定するのが、閣議決定に持ち込むことがだんだんおくれておりましたことは、一にその点をはっきりさせるためにおくれておったようなわけでありまして、今回の三十四年度の予算の編成を契機にいたしまして、五カ年間の総額一兆円の財源捻出についてのはっきりした見通しをつけるということであったのであります。三十四年度の予算編成に際して、五カ年計画の年度別の見当をつけることができたと私は思うのです。従って普通の五カ年計画の場合には、ややもするとペーパー・プランに終りますけれ……

第31回国会 建設委員会 第7号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 下水の終末処理施設の所管問題についてのお尋ねのようでございますが、私は、こういうふうに考えておるのであります。理論的にいいましても、下水の処理問題は最後まで一貫してやることがよろしい。しかし現実の所管問題は、御承知のように両省に分れておりまして、何かにつけて不便なことがありますので、これは、機会を見て一体にすることがよろしいというように考えております。ただその機会をいつに求めるかという問題については、事務当局もいろいろ話し合っておりますし、私どももいろいろ話し合っておったのですけれども、その解決を遂に今日まで見なかったわけであります。私は、下水問題は、建設関係としましては今後非……

第31回国会 建設委員会 第10号(1959/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ガソリン税関係の地方の増徴の問題であります。道路に関する税金は、道路に使わなくちゃいけない、こういう趣旨ははっきりしていると思うのであります。地方単独事業が大体五カ年間に千九百億になっておるのでありますが、そのうち大体五百億くらいの余裕の財源が出てくる、従って、これは当然遠路関係に使うべきである、この点について、詳しいいきさつは、私はまだ聞いておりませんが、当然軽油引取税の増徴分及び道路譲与税の関係の増徴分については道路に使うべし、道路の改修その他整備に使うべしという指導をしなければならぬと私は思います。当然これはやっておることと思いますけれども、なおこれは当然指導しなくちゃな……

第31回国会 建設委員会 第12号(1959/02/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいま東京高速道路株式会社が建設しております紺屋橋から土橋までの区間の道路の問題でございますが、紺屋橋のところから土橋まで一応できましたけれども、その前後がまだ最終的なところまでいっておりません。従って、あの道路がいまだに供用開始にならないのははなはだ遺憾であります。しかしあの道路を建設する趣旨は、東京都の都内の自動車交通の輻湊を緩和するために進めておるものでありまして、一日も早く供用開始ができるようにしなければならぬと思いまして、建設当局としてもその促進をはかっておったような次第であります。今回首都圏の高速道路の公団ができることになりまして、そして首都圏の高速道路の全体的な……

第31回国会 建設委員会 第19号(1959/03/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 住宅政策の基本問題についてのお尋ねでありましたが、私は武藤委員と大体同じ考え方を持っております。そこで私は、昨年三十四年度の計画をするに当りまして、住宅事情はどうなっておるかということを、一番重要な問題として取り上げてみておったのであります。ところが昨年三十四年度の計画をいたします当時におきましては、実は三十年の何月かに調査をいたしました資料しかなかったのであります。三十年の調査に基いて三十一年、三十二年やりまして、三十三年まで参りました。そこで、三十四年以降は新しい調査に基いてやるべきだと思いましたけれども、実際問題としてそれが間に合わなかったのであります。あれは昨年の何月で……

第31回国会 建設委員会 第20号(1959/03/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 法案を出す以上、私は一通り目を通しております。
【次の発言】 こまかいことはあまり読んでいない。こまかいことは、法律の専門家にお願いしていきたい、こういう考えでおりますから、要点だけはつかまえて、常識的に解決すべきものは解決していく、政治的な判断は私がやる、事務的ないろんな解釈だとか、法律論のようなものは、それぞれの専門家にお願いする、こういう態度でいるわけであります。
【次の発言】 先ほど来、山中委員の法律解釈、その他この法案全体についての御意見を伺っておったのでありますが、非常に鋭い観察をされ、私ども非常に教えられるところがあります。ただ、法律論としてはりっぱな法律論であり……

第31回国会 建設委員会 第21号(1959/03/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 公営住宅の基本的な考え方は、御指摘のように、低俸給生活者に低家賃住宅を供給する、こういう考え方でございます。ただ、原則はそうでございますけれども、三万二千円をオーバーしたから、いきなり本日から、もうあなたは入る資格はないといったようなものではないだろうと思うのであります。大体三万二千円程度になってきて、もう負担能力がふえてきたという場合には、もう一段階上の住宅に入る資格が出てくるから、一つ明け渡して、さらに低家賃を要求する低俸給生活者に譲っていただけないか、こういう話し合いをしていくという考え方を持っておるわけであります。三万二千円をオーバーしたからといって、いきなり引き立てる……

第31回国会 建設委員会 第22号(1959/03/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 今回の道路の五カ年計画が、私もかねがね申し上げておりますように、世界的な規模でやろうという考え方を持っております、日本の経済の基盤を確定いたしまして、世界のコスト競争に応じて負けないような、日本の経済の体質の改善をするというような大きなねらいを持っておるのでございます。もし委員会の皆さんに、世界各国の非常に進んだ道路政策というものを見ていただくことができ、それを日本の道路政策に反映させていただくことができれば、私どもの年来の理想を実現するに非常に有効であり、しかも最も意義のあることであると思いまして、私は大賛成でございます。政府としては、よく委員長とも相談をいたしまして、できる……

第31回国会 建設委員会 第23号(1959/03/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 最初のお尋ねの、この保証会社の三つを一本に統合して強力なものにしたらどうかという意味のお尋ねでありましたが、この点につきましては、一面においては、強力な一本の大きな保証会社にして参りますと、保証能力も非常に強化されて参りますし、仕事の面で非常に都合のいい面も出て参る。ただ他の面におきましては、この会社は、各地方における中小の土建業者が地方的な仕事をやっていく場合に、その仕事を助ける意味を持っておるのでありまして、小さく分散しているところに妙味のある点もあるわけであります。しかし会社が設立されまして、だんだん事態が進んで参りましたので、御意見の点は十分検討して参りたいと思うのであ……

第31回国会 予算委員会 第6号(1959/02/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ただいまのお尋ねでございますが、総理からお答えがありましたように、私ども全く公平にやつておるつもりであります。従いまして、そういうことを問題にすること自体がおかしいのではないか、ことさらにそういうことを言う必要もないと思います。

第31回国会 予算委員会 第10号(1959/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 昨年の災害の復旧につきましては、それぞれ昨年の補正予算で認められておったのでありますが、それでもなお計算上十二億五千万円ばかり足りなくなったのであります。それは昨年の補正予算で要求をいたしました当時に、なお詳細な損害の測定ができなかったものが残っておったものでありますから、それを今回の補正予算で要求をしたのでございます。やり方としましては、狩野川の場合は直轄河川になっておりますので、直轄河川は災害復旧の五〇%を予算でつけてございます。三十三年度内に五 〇%くらい、三十四年度の予算にはやはり五〇%を認めてございます。補助河川の方につきましては、大体法律の所定の要求されております三……

第31回国会 予算委員会 第12号(1959/02/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 国土開発縦貫道路の問題についてのお尋ねでありますが、お説の通り、昭和三十二年にあの法律が通ったのでありますが、自来三十二年、三十三年とそれぞれ、三十二年は四千三百万円ばかり、三十三年は約五千万円の調査費をつけまして、鋭意調査をしておるわけであります。今度の三十四年度の予算にもほぼ五千万円ばかりの調査費をつけまして慎重に調査をし、調査の結果を待ってこれを実行しよう、こういう考えでやっておるのでありまして、決して軽視しておるわけではないことをお答えしておきたいと思います。
【次の発言】 それは私はそういうふうに聞いておりません。三十二年以来一生懸命に調査して参っております。もちろん……

第31回国会 予算委員会 第13号(1959/02/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 新潟の地盤沈下の問題はきわめて重大な問題でありまして、御指摘のように建設省といたしましても、この問題の根本的な解決を一日も早くしなければならぬということで、ただいま経済企画庁を中心に審議会を設けられることになりまして、そこで検討することになっておるわけであります。お話の補助率の問題等につきましても、確かに御承知のように地元が非常に苦しい面があります。従ってそういう問題を含めて、すみやかに法的な措置を講じて、将来全然心配がないような態勢を作る必要があると思っております。ただ原因がまだはっきりしない点がありますので、たとえばガスをくみ出すことが唯一の原因だということになったならば、……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 建設委員会 第19号(1960/05/17、28期、自由民主党)

○遠藤議員 ただいま議題となりました東海道幹線自動車国道建設法案につきまして、私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その提案の理由並びに法案の要旨を御説明申し上げます。  近時、わが国経済の著しい伸長発展に伴いまして、必然に、きわめて過大な交通需要を喚起し、特に自動車交通の飛躍的増大により、今後の輸送対策に即応する道路整備の緊急性は、日とともに重きを加うるに至りました。現に、所得倍増を目途とする長期経済計画の策定にあたっては、発足したばかりの道路整備五カ年計画が、すでにして、抜本的再検討を迫られている実情であります。なかんずく、わが国産業の中核的大動脈たる国道第一号線、いわゆる……

第34回国会 建設委員会 第20号(1960/05/18、28期、自由民主党)

○遠藤議員 ただいまのお尋ねでございますが、今回の東海道幹線自動車国道建設法案は、中央道と二者択一の考え方では全然ございません。提案理由の説明にもありましたし、それから、この法案のコンストラクション全体をごらんになってもおわかりになるように、中央道とは別個の法体系によって、別個の目的で作っていくという建前をとっておるのであります。従って、中央道の成立することに対しては、われわれは絶対賛成でありますし、中央道の設定が一日もすみやかにされることを念願すると同時に、東海道の事情に即した東海道の高速道路というものを設定して参りたい、こういう考え方の基礎の上に立っておるのでございます。


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各種会議発言一覧(衆議院28期)

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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 建設省関係の昭和三十四年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず総額について申し上げますと、建設省所管の一般会計予算といたしましては、歳入九億一千三百余万円、歳出一千五百二十四億二百余万円でありますが、このほかに、予算計上の所管は異なっておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費が別途総理府に、北海道開発関係として百九十五億七百余万円、離島振興関係として四億八千三百万円、労働省に特別失業対策事業関係として三十億七千八百万円が計上されておりますので、これらをあわせて前年度に比較いたしますと、昭和三十三年度当初予算一千三百八十五億三千九百……

第31回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○遠藤国務大臣 ダムの建設に際して、関係住民の方々の生活に非常に大きな影響を及ぼして参りますので、こういう問題については建設省としましては大きな方針として、できる限り無理のない価格で用地の買収をするということと同時に、土地を失った人たちに対してはかえ地その他、単なる補償にとどまらないで、かえ地その他のあっせん等できる限りの援助をしていく、そういう基本方針でやっております。
【次の発言】 ダムの建設につきまして私はこういう考え方を持っておるのでございます。広く公共のためにダムの建設をやるのでありますから、そのために犠牲になるものは、個人々々から見ますと非常に耐えがたいものがあります。しかし公共の……



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データ更新日:2023/02/05

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