このページでは中川俊思衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○中川(俊)政府委員 私中川俊思であります。今回はからずも通商産業省の政務次官を拝命いたしました。全くのしろうとでありまして、何にもわかりません。皆様方の御指導と御援助によって大過なく勤めさせていただきたい、かように考えております。何とぞよろしく御指導をお願いいたします。 簡単でありますが、一言ごあいさつを申し上げます。(拍手)
○中川(俊)政府委員 特定物資輸入臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。 わが国の国際収支は、その改善への努力が結実して、最近かなりな程度に改善を見ましたが、わが国の経済構造から見れば、なお当分の間は外貨資金割当制度を存続する心要がある実情でございます。 この場合、不要不急物資につきましては、現き続き輸入数量が制限されること等により、わが国における需給の不均衡が生じ、これら物資を輸入すれば、通常の利益以上の利益が反射的に生じてくるものと思われるのであります。 すなわち、現在特定物資に指定されておりますバナナ、パイナップルカン詰、腕時計、スジコ、コンニャクイモにつ……
○中川(俊)政府委員 世耕長官のまねをするわけではございませんが、非常にいいところをつかれた。私は、過去わずかの間ですが、通産省へ入ってみて、正直申し上げて、全く田中さんが先ほど来おっしゃっているような点なきにしもあらずだと思う。どうも官僚統制というか、そういう方面にややともすればすべての点が向きたがる傾向があるように思うのです。これは社会党さんは統制経済がたしか好きだったと思うのですが、しかし御承知の通り統制経済についてはいろいろ非難がございまして、できるだけ自由経済に持っていかなければならぬことは申し上げるまでもないのですが、また一面考えてみますと、田中さん、私入ってみてそう思うのですが、……
○中川(俊)政府委員 私が聞いておりますところによりますれば、そういうようなことがあるということを私は聞いておる、そのことをこの間申し上げたのです。私はそれを別につぶさに調べたわけでも何でもありません。ありませんが、そういうことはしばしば私の耳に入っておる。それから報道用に使うという名目でおとりになったのを、報道用に使わないで社長が使うとか、あるいは重役が使うとかというふうに使われておる点もあるやに聞いております。これは私は一、二例も知っております。そういうことを聞いておりますが、しかしどこにそういうことがあるかということは、この席で申し上げることは、はばかります。
○中川(俊)政府委員 お説ごもっともです。ただ私は先ほど来ここで鈴木さんと局長との問答を聞いておって感じますことは、大体金をうんとつぎ込んでどんどんやらなければならない。そして石油を出さなければならないのでありますが、日本における石油資源というものが非常に乏しいということが、一番大きな問題であろうと思うのです。しかしそれならば乏しければ、何も日本でそんな金を使わないで、石油のあるところから持ってきたらいいじゃないかという議論にもなりますけれども、できるだけ内地でとれるものはとりたいという観点から、乏しい財政の中から若干の金をさいてやっておるわけでありますが、安物買いの銭失いということがあります……
○中川(俊)政府委員 小売商業特別措置法案の目的ということでございますが、十分御承知と思いますから、どうもあまりこまかいことを私が答弁するのもなんですから、事務当局から答弁いたさせます。
【次の発言】 田中君は委員会に御出席になっておりますから十分御承知と思いますが、この法案につきましては提案理由の説明もいたしております。要するに、小売商が今日組合並びに百貨店その他の大企業から圧迫を受けておる。これをいかにしたら小売商の振興に資するか、こういうことが目的なのです。ですから提案理由をお持ちでしょうから、一つ十分ごらん下されば、私がここでるるいろいろなことを申し上げなくてもおわかりでございます。百……
○中川(俊)政府委員 生協と購買会とはおのずと事情が違っております。法律に規定してあります通り、員外利用を認める認めないということにおいて違っておるわけであります。しかしいずれにいたしましても小売商との摩擦が生ずることは購買会、生協とも同じことでございますから、従ってこれらの関連する問題を解決するためにこの法案を出したのでございまして、両方とも小売商との摩擦がなるべく緩和するように持っていくということが本旨でございます。購買会は購買会としての使命がございましょうし、生協は生協としての員外利用をさせない、なるべく生活協同組合の組合員の利用に供するということが本旨でございますから、そういう点におき……
○中川(俊)政府委員 今回提出いたしました石炭鉱業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び法律案の要旨について御説明申し上げます。 石炭鉱業合理化臨時措置法は、昭和二十八年以来の深刻な石炭不況を背景として昭和三十年八月に制定されたものでありまして、同法は、石炭鉱業の合理化をはかり、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的として、石炭鉱業合理化計画に基いて石炭鉱業の整備、抗日の開設制限及び未開発炭田の開発等を行うことを主なる内容とするものであることは御承知の通りであります。このうち、石炭鉱業の整備は、石炭鉱業の体質を改善し、あわせて石炭コストの引き下げをはかる……
○中川(俊)政府委員 今議題になっておりますのは肥料二法をめぐる問題だろうと思うのであります。しかしお説のようにただ肥料の問題だけを取り上げて中共貿易あるいは東南アジアに対する貿易を促進しようと思っても、これはなかなか容易でないと思います。やはり政治的、外交的の面において何らかの手を打たさる限りは、私は最終的の解決を見る問題ではないと思います。従って中共貿易というものは、日本にとりましては行き来二億ドル以上もあるのでありますから、これを放任しておくということは将来でき得ることではございません。ことに日本の貿易の将来性を考えてみますと、欧米先進国等に対して日本がいつまで貿易が続けられるか、たとえ……
○中川(俊)政府委員 ただいま御指摘の問題につきましては、局長から答弁をした通りでございますが、しかし大きな問題でございまして、御指摘のように、とかくないがしろにされがちであって、今日まで放置されておったと思うのであります。国民保健の面から考えましても、また部市の美観その他いろいろな面から考えましても、ほうっておくわけには参りませんので、政府といたしましては十分考慮いたしたいと思っております。 なお補助金等につきましては、十分今後の推移を見まして、そういうものもできるだけ財務当局と交渉をして、御期待に沿うように持っていきたいという考えを持っております。先ほど来中嶋さんの御意見の中に、こういう……
○中川(俊)政府委員 塩業と違う点については、局長からお答えした通りでございます。私もここに書いたものをもらっておりますが、これを読んでみるとやはり違うように思う。しかしそれはそれとして、今多賀谷さんの言われることも私はりうなずけます。かつて呉において駐留軍の離職者が出ました際に、多賀谷さんもよく御存じの通り、私どももその問題と取っ組んでずいぶんやったことがあります。しかしあの離職手当わずか一人に対して千円か二千円ですらも、実は岸・アイク声明前だから、どうとかこうとかいって、いまだに解決を見ずにおるという実情であることは、多賀谷さんもよく御存じの通りなんです。そういうわけで、できるだけ私どもも……
○中川(俊)政府委員 ただいま提案になりました特許法案の提案の理由及びその概要を御説明いたします。 特許制度は、新規な発明をした者に対して一定の期間その発明について独占権を与えるとともに、その発明を広く世に公表することにより、さらに新規な発明を促進し、ひいては産業の発達をはかることを目的とする制度であります。わが国における特許制度の歴史は古く、明治十八年の専売特許条例の制定以来、今日まですでに七十四年の歳月が経過しております。その間数次の大改正を経て、大正十年に現行の特許法が制定されたのでありますが、現行法については、その後大幅な改正を見ることなく現在に至っているのであります。しかるに、最近……
○中川(俊)政府委員 先ほど来いろいろ御心配の点、一々ごもっともだと思うわけであります。政府といたしましてもお話のように見当違い、見込み違いの計画のもとにやっておったと言われればそれまででございまするが、石炭の問題は滝井さんよく御承知の通り天候に支配される面も非常に多うございます。しかしいずれにいたしましても政府が全然手違いがなかったというわけではありませんが、とにかく今日のような事態に立ち至ったことにつきましては、非常に遺憾に考えておるわけでございます。先ほど来局長からもるる答弁を申し上げました通り、これによって生ずる失業者の問題、その他中小炭鉱の問題、これら等につきましては万全の策を講じて……
○中川(俊)政府委員 ただいま御決議になりました附帯決議につきましては、政府としては十分その趣旨を体しまして、この決議の本旨に沿うように労力をいたしたいと考えております。
石炭問題は非常な重大な危機に現在際会をいたしておりまするので、各位からも今後何かと御指導、御協力を願わなければならない点が多々あると思いまするが、政府といたしましては、ただいま申し上げまするような最善の勢力を傾注をいたしまするから、どうぞこの上ともよろしく御協力をお願い申し上げます。ありがとうございました。
【次の発言】 御指摘の点につきましてはまことに遺憾にたえない次第であります。特許の出願に伴いますいろいろな商標である……
○中川(俊)政府委員 御指摘のように特許制度は新規な発明をしたものに対しまして、一定期間独占権を与える、そうしてその発明を広く公表しまして新規な発明を促進するとともに、日本の産業の発達に寄与するということが目的でございます。そういう観点からいろいろな面で特許行政に対しましてはその目的に沿うていないじゃないか、こういう非難がしばしば繰り返されておりますことは御指摘の通りでございます。そこで年々特許に対します審査、審議の要求が累増しておりますので、政府といたしましては予算をできるだけ多くもらって、そうして人員をふやして審議の促進をはかりたい、こういうので年々わずかずつでございますが、人員をふやして……
○中川(俊)政府委員 八億五千万円というものが入ることが確定しておれば、また大蔵省も考えてくれるだろうと思うのです。しかしこれは先ほど来特許庁長官が説明しております通り、予算ではございません。これくらいの収入見込みだろうという想定のもとに、八億五千万円ということを言うたんだろうと思うのです。従って三十四年度の特許料値上げの結果、特許庁で計算しております通り八億五千万円という収入が確実であるということになりますれば、大蔵省も来年度は相当考えるだろうと思います。今松前さん予算だとおっしゃったが、予算ではございません。
【次の発言】 それはその通りです。特許料は御本知の通り槽額に値上げしましたので、……
○中川(俊)政府委員 特許法案等に関しましては連日御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。ただいま御可決になりました附帯決議の趣旨を十分体しまして、この新法施行については、今後万全を期する覚悟であります。何とぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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