このページでは小金義照衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(小金義照君) 郵政事業並びに電信電話事業につきまして、今御指摘になりましたような、まことに遺憾な事態が起こっておりますことを、私は残念に思っております。この原因の除去につきましては、管理者側たる私どもの方も省みて、給与の問題とか、施設の近代化、合理化とか、いろいろ行なうべきこともございますが、ただいま問題となっておりますのは、いわゆる春季闘争というので、その闘争の目標になっておるところを見ますると、これは直ちに話し合いに進むべきものであるというので、話し合いを始めております。にもかかわらず、あのような事態が起こっておることは、今申しました通り、まことに遺憾でございます。この事態を早……
○小金国務大臣 この機会にごあいさつを申し述べさせていただきます。 このたび郵政大臣を拝命いたしましたが、もとより不敏の者でございまして、特に郵政省の仕事につきましては全くのしろうとと申すよりほかございません。今さらその責任の重大なるを痛感いたしております。ただいま関係幹部諸君からいろいろ仕事の内容等について説明を求めながら、ひたすら勉強いたしております。ここにおられます逓信委員各位はいずれもそれぞれ逓信事業についてのエキスパートでございます。またオーソリティを持っておられる方々でありますので、皆様方の御指導と御鞭撻によりましてこの職責を全うして参りたいと思います。そのことによって郵政省の仕……
○小金国務大臣 ただいま議題になりました日本放送協会昭和三十三年度財産目録、貸借対照表及び損益計算書等の国会提出の件につきまして御説明申し上げます。 日本放送協会のこれらの書類は、放送法第四十条の規定に基づきまして国会に提出いたすものであります。協会から提出されました昭和三十三年度の貸借対照表等の詳細は、お手元の書類の通りでございますが、その概要について御説明申し上げます。 昭和三十四年三月三十一日現在における資本総額は五十七億五千二百余万円で、前年度末に比して八億八千九百余万円の増加となっております。また、これに照応する資産総額は百五十三億七千余万円で、前年度末に比して五十一億六千三百余……
○小金国務大臣 ただいま御指摘になりましたような点は当然でありまして、管理者は管理者としての責任と義務があり、労務者は労務者としての責任と務めがございますから、双方とも違法状態が生じたものについては、それぞれ事実を調べて事実に即応した処置がとらるべきであるということを私が申しましたので、それは電電公社の方にも通じておるはずであります。これは電電公社の副総裁あるいは職員局長が同席のもとに申しておるのでありまして、もしそれが通じておらなかったとすれば、私としてはまことに申しわけないことだと思います。
【次の発言】 ただいま申し上げましたように、私は管理者たると労務者たるとを問わず、違法であった、あ……
○小金国務大臣 ただいま議題となりました公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。 公共企業体職員等共済組合法は、昭和三十一年に旧国家公務員共済組合法及び恩給法から独立して、三公社職員に固有の制度として発足したものでありますが、その後、昭和三十三年に国家公務員共済組合法が全部改正になり、また恩給法等の一部改正がありましたので、それと関連する規定の改正を必要とするに至りました。すなわち、長期給付について、国家公務員共済組合法の全部改正及び恩給法の一部改正後のこれらの制度による給付と比較いたしますと、その内容に不均衡を生ずることとなり……
○小金国務大臣 国家公務員相互間でも、会計がかわったような場合の例によりますと、やはり掛けっぱなしといいますか、前の身分であったときのものはそのままになっております。これには経過的ないろいろな問題もございますので、政府委員から答弁させていただきます。
【次の発言】 この問題につきましては、その後具体的にまだ相談ということはいたしておりませんが、この法案を国会に提出するにあたりましては、ただいま広瀬さんからおっしゃったような意味でお話し合いをいたしました。なお、まだこの法律施行後四年半ぐらいの施行状況でありまして、共済組合の資金あるいはまたこれを支出する金額、入ってくる金額等の今後の見通しをよく……
○小金国務大臣 ただいま御指摘になりましたような点につきましても、この改正案を立案審議する際にいろいろ経過的に考えたようでございますので、その衝に当たりました政府委員から答弁さしていただきます。
【次の発言】 ごもっともな御意見でありまして、やはり掛金とか勤務地の相違、いろいろなことがありまして、根本問題として他との振り合い等も考慮いたしまして、できるだけすみやかに検討を加えまして、御趣旨の線に沿うて努力して参りたいと思っております。
【次の発言】 保険とか年金とか、相当長期にわたる掛金または払い込み等をする制度につきましては、ただいま御指摘になった新聞記事のような実例がございます。特に郵便貯……
○小金国務大臣 私から所管事項につきまして、概略御説明申し上げます。 昨年十二月に開催せられました本委員会におきまして、一応御報告申し上げましたので、本日は、その後に生じました当面の重要課題等につきまして御説明を申し上げます。 まず今国会において御審議をいただく予定になっておりまする法律案について申し上げます。 その第一は、郵便法の一部を改正する法律案でありまして、これは郵便料金の調整をおもな内容といたしております。 第二は、郵便為替法の一部を改正する法律案でありまして、これは小口送金に適する簡便な送金制度、すなわち定額小為替制度と仮称いたしておりますが、この制度を創設するとともに、料……
○小金国務大臣 まことに御意見もっともであると私は思います。大前提である国際金利へのさや寄せ、国内の金利の一般の情勢等をも勘案いたしまして郵便貯金の利息の上げ下げが今まで行なわれてきておりますけれども、これは私の知る範囲では、ここ数十年来銀行預金とともに上下されておるようでございます。で、今回の郵便貯金の金利の引き下げにつきましても、事務当局その他、いろいろ研究いたさせまして、大体大蔵省と相談の結果、私どももこの程度ならと認めたのが今上林山委員が御指摘になった点でありまして、一般の貯金と、これは三分六厘でございますから、まあ相当いいと思いますが、定期ものについては今のような議論も出しまして、わ……
○小金国務大臣 前大臣の時代に、郵政省の政策としていろいろなことが発表になった。その中に有線放送を電電公社の線につなぐというようなことがあったというお話でありますが、実は今、森本さんの仰せの通り、非常に技術上もむずかしい問題があるようでございます。そうして主として前大臣が強調されたのは、農山漁村にまで文化の恵沢を及ぼす一つの方法として有線電話は非常に有益、有効なものである、従いまして、郵政省としてもこれは取り上げて大いに拡大実施したいのだということに重点が置かれたやに私は承知いたしております。ただいまのところ、今、森本さんからおっしゃったように、この有線放送は新農村の建設だとか、あるいは地方自……
○小金国務大臣 今の郵便の集配の現状からいきまして、正常にいっておる部分もありますけれども、多くの地域にわたりまして遅配があって大へん御迷惑をかけておる事実が相当続いておるということを残念ながら認識せざるを得ない状況で、今この正常化についてせっかく具体的な案を立てて実行しつつある状態であります。
【次の発言】 三点と申しますのはどういうことか……。外で話したことについて責任を持たないというわけではありませんが、ここで申し上げたいのは、今の予算措置、その他われわれ管理者として尽くすべき義務を十分尽くし、また従業員の勤労意欲を落とさないようにしてもらいたいという点と、さらに、これは郵便物を受けられ……
○小金国務大臣 ただいま議題となりました郵便為替法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、郵便為替の料金を改定するとともに、現在の普通為替制度のほかに、新たに小口送金に適する簡便な定額小為替制度を設けることをおもな内容とするものであります。 以下その改正の要点につきまして申し上げます。 まず第一点は、郵便為替の料金改定についてでありますが、現行の郵便為替の料金は、昭和二十六年十一月に改定が行なわれ、その後は改定されることなく今日に及んでおりまして、この間人件費の増加等により事業収支にかなりの不均衡を生じておりますので、この際、このような事業収支の不均衡を改善……
○小金国務大臣 ただいま議題となりました郵便貯金法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 この法律案は、郵便貯金の利率を引き下げること、新たに定期郵便貯金制度を設けること等をおもな内容といたしております。 以下、その改正の要点について申し上げます。 第一点は、金利水準引き下げの一環といたしまして、郵便貯金もその利率を引き下げようとするものであります。その利下げの幅は、予想される民間金融機関の金利の下げ幅などをも考慮いたしまして、通常郵便貯金につきましては三厘六毛、積立郵便貯金につきましては一厘二毛、また定額郵便貯金につきましては三厘ないし五厘といたそうとするものであります……
○小金国務大臣 お説はまことにごもっともでございまして、過般大卒官房長官からお話を申し上げた通り、私も同感でございますので、十分考慮いたしまして、できるだけ新風を吹き込み、また弾力性のある考え方で善処して参りたいと思います。
【次の発言】 ただいま議題となりました日本放送協会の昭和三十六年度収支予算、事業計画及び資金計画の提案理由につきまして御説明申し上げます。
この収支予算、事業計画及び資金計画は、放送法第三十七条第二項の規定によりまして、これらに対する郵政大臣の意見とともに国会にこれを提出し、その承認を受けることになっているのであります。郵政大臣としましては、この収支予算等について、放送……
○小金国務大臣 今、栗原さんのおっしゃった法律の趣旨を貫くために、地区的にも公平を期するために全国を九つか幾つかのブロックに分けて、その地方の方に経営委員をお願いし、また総合的見地からもそういう法律の目的を達するために、全国的視野からたしか四人か何人かをお選びするようになっておりまして、NHKの経営について重要な問題を御審議願う、こういうことに相なっております。
【次の発言】 これは長い間の経営委員の任期の引き継ぎ等がありまして、いろいろな関係で御推薦があって、国会の御承認をいただいておると思います。何分にも今の時勢は急テンポに展開しつつあるし、国際関係もいろいろむずかしい問題が出て参ります。……
○小金国務大臣 昨日の参議院の議院運営委員会における大平官房長官の発言については、あらかじめ打ち合わせはございませんでした。しかしその後、私は大平長官に会いましたところが、あの趣旨は、ラジオの数が減りつつあるし、またテレビジョンの数が相当急激にふえておりまして、収支の関係がだいぶ従来と異なってきたから、この際ラジオは聴取料を安くするか、あるいは全廃をしたらいいという意見が方々からきておる。従って、減額または免除というようなことはできないだろうかということを、NHKの幹部の方に会ったときに、申し入れといいますか、お話をしたことがある。そのことをそのまま述べた。しかし日本放送協会では三十六年度は大……
○小金国務大臣 大へん含蓄のある御発言でありまして、私どももこの点は徴収方法の一環としての報奨的措置と考えましたので、事業計画において、国会の御承認が得られれば支障ないじゃないかと一応考えました。しかし、御指摘のような疑問も確かにございますので、来年度からは予算総則において、受信料の減額として、割引額を明示して、この点について疑いのないように、御説の通りいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま放送法第三十七条第二項の規定に基づき、国会の承認を求める昭和三十六年度の日本放送協会の諸計画につきまして、承認すべきものと御決定をいただきまして、まことにありがとうございました。委員から御指摘のよう……
○小金国務大臣 今御指摘になりましたように、郵政省と全逓との間に紛争が起こっておりまして、その争点は、総評と申しますか、労働組合の連合体の春季闘争に関連したものと、電気通信事業の合理化に関したものと二つが原因でございまして、春闘の方は一定の方針のもとに賃金値上げ、あるいはその他の問題を掲げております。そこで今、労働大臣の職権による仲裁申請をされたような状態で、この方は今仲裁にかかっておるのです。 もう一つは、いわば郵政省と全逓との間の独特の懸案事項と申しますか、争点といいますか、電通合理化問題で全逓の方の主張と私どもの方の考えておる基本方針とがなかなか一致しない。そこで今いろいろないざこざが……
○小金国務大臣 数字にわたる問題でございますので、局長から答弁させていただきます。
【次の発言】 今度の金利の引き下げにつきまして、郵便貯金もその一つを実現するわけなんですが、実は谷口さんのような御意見も、私もちろん尊重すべきだと思っておりますが、ただ日本全体の金利政策をどうするかということになりますと、やはり官営でございますから、これだけが金利が高くてよろしいという議論がなかなか立ちかね美して、そうしてむしろ金融政策の片棒をかついでおって、その郵便貯金を財政投融資で働かせるというような点から申しますと、やはりコストがそうかからぬ方がいいのでありますから、この財政投融資の使い方に問題があるので……
○小金国務大臣 ただいまの保険金額の最高限度につきましては、私の承知しておるところでは五十万が至当であろうという御意見が圧倒的のように承知しております。ところが、これはいつのころか、民間保険とのつり合いを非常に考えるようになって、数十年この慣行が行なわれております。そこで現在は現に二十五万円であります。そして民間の方の無審査保険が三十万円、次の年度に五十万円までふやせる、大体こういう仕組みになっておりますので、無審査の官営の簡易生命保険を一挙に五十万円に持っていってしまうということは、民間企業とのいろいろなつり合いというような面もございまして、一応この四月一日から一年間は三十万円、民間並みにし……
○小金国務大臣 この郵便為替法の一部を改正する法律案は今御指摘のように二点で、定額小為替制度の設置と今の料金の引き上げの二本立の改正案を企図いたしました。その際に今お説のようなことはごもっともでありまして、私も吸収できるものならば、引き上げるにしてもなるべく低額にとどめたいという考えを持っておりました。しかしこれは何分にも現金を取り扱う仕事でもありますし、昭和二十六年以来実はほうってあったものですから、もうすでにその途中においてもっと合理化すべき筋合いでありました。そういう点を勘案して少し率が高いのじゃないかと思いましたけれども、今のような郵政事業の特別会計あるいは特別会計が三つもございますけ……
○小金国務大臣 私もそういう報告を承りまして、もともと電通合理化というような問題に関連しての職場大会と承知いたしておりますので、これは組合及び組合員の良識によって差し控えてもらいたい。その理由は、先般来問題になっております電気通信事業の合理化は、時勢の進運であるし、国民の福祉、利害に重大な影響がありますので、これはどうしてもやっていかなければならぬ問題でございます。それに関連して生ずる過員、剰員の問題がございますから、その処理あるいはまた労働条件等の保護に手落ちがないようにする意味で、俗にいう事前協議と申しますか、そういう問題で今全逓本部と郵政省の方で話が進行中でございますから取りやめてもらい……
○小金国務大臣 関係職員の処分ということは、身分に関することで、これは非常に慎重を期すべきことでございます。しかし職場の規律を維持する、また国民へのサービスを徹底するという立場から、やむを得ない場合には、どうしても処分をいたさなければなりません。そこで今回の、今月の十日に発表いたしました処分は、第二段階ということになっておりますけれども、実は大体三月十八日の電気通信の近代化に対する闘争指令に基づいて職場を放棄した者、あるいはそれに関連していろいろな法律違反事態を起こした方方に対する処分でありまして、二段階に分けたというのは、分けたということより、むしろ郵政局にまかせてあるといいますか、郵政局長……
○小金国務大臣 この原案が作成されましたのは、昨年の暮れに郵政省から審議会に諮問を出しまして、その答申を得て、それからさらにいろいろ検討を加えて案ができたのであります。その郵政審議会に諮問する当時の見通しとしては、大体郵便料金値上げとともにこのような手数料の値上げは五年間くらいの安定性を持たせたい、こういう意向で案を作ったのでありますが、片一方で経済成長率が相当高度に見込まれて参りまして、この収支のバランスの見通しというのはその経済成長率とどういうふうに見合わしたらいいかというような点とも突き合わせてみたのでありますが、大体この程度の料金値上げで見通しが立ち得るものと私どもは考えてこの案を国会……
○小金国務大臣 ごもっともでございまして、その通り努力をいたす考えであります。ただ先般の全電通の職場大会と申しますか、これに関連して、私は非常に心配をしておるのであります。どういうことかといいますと、保安要員を全部引き揚げるということです。これは大へんなことでありまして、私は若いときよく坑内に入って、つぶさに鉱夫諸君と生命の危険をともにしたのでありますが、保安要員が命の綱であります。電電公社は地上の設備でありますけれども、保安要員を引き揚げられた場合にいかなる事態が起こるか、集中した通話がくれば、火災を起こし機械は焼ける。それからお医者さんが日曜一斉休診をやれば、あのような社会問題を起こします……
○小金国務大臣 昭和二十六年十一月の改定、それから二十八年でしたか、部分的な小包料金の改正をやりまして、大筋から申しますと、十年近くもそのままにほっておいて、ここで赤字が出たからこういう案を出したが、その間どうしてほっておいたかという御趣旨と承りますけれども、大体三十五年度までは収支相償うというような状態でありましたので、それが改定を行なうという運びにならなかった。しかし年々収支のバランスは悪くなってきまして、三十六年度におきましては、料金を調整しなければ、数十億と心得ておりますが、数十億円の赤字が出るということになりまして、昨年の秋郵政審議会に諮問がなされまして、十二月二十八日に郵政、審議会……
○小金国務大臣 三十六年度の郵便料金調整によりまして、増収として見込まれるのは六十七億一千五百万円という予定でございます。
【次の発言】 今の森本さんのお説はやはり私は筋だと思っております。今回の仲裁裁定に基づく補正予算を組む場合におきましては、今経埋局長はすでに一応話をつけたものの説明をいたしましたが、一般会計からどれだけ一体もらうようになるかということは、まだほんの目の子勘定でありまして、筋としてはそれが正しい筋だと考えております。ただ金額のいかんによりまして、他の年度を通じての繰り入れの場合に考慮するというような具体的な方法がございましょうから、それらとも関連いたしまして考慮したいと思っ……
○小金国務大臣 今回の電気通信法の一部改正法律案の起案にあたりましては、電電公社の今日までの体験と、今、大高さんのおっしゃいました今後の近代化並びに大拡張の長期計画等を勘案いたしまして、どうしても今のままの料金では十分な施設もまた近代化もできないというような考え方に基づいたものでありまして、さらに具体的には電電公社の総裁から答弁をさせていただきます。
○小金国務大臣 法律上の事務取り扱いでありまして、いきさつは私よく存じておりませんから、監理官からお答え申し上げます。
【次の発言】 私はこの処分という問題についてはできるだけ慎重を期さなければいけない、そうしてなるべく処分なんていう違法状態が起こらないことを望むのでありますが、やむを得ずして起こった場合でも、断固としてとか、厳罰に処するというような考えを持ってもらっては困るのであります。法律違反の状態ができたら、法律違反の状態相応の処置をとるというきわめて平静な態度で臨んでもらいたい、私はこういう方針でおります。それで今お尋ねの電電公社の処分の問題につきまして、先般申し上げたように、別段ある……
○小金国務大臣 今の下中さんの質問、それから電電公社の答弁の荒筋を聞いておりまして、質問の要旨も私はまことにごもっともな点があると思っております。また電電公社の方も、重ねて答弁しておるように、何分初めてのことで、つまり総引き揚げといいますか保安要員もなくなってあわてたようなことも、私は了承できるのでありますが、しかし結果的には、今、下中さんより情義あるお言葉でお話しになったように、やはりちぐはぐなこともあるし、どうも私は聞いておって公平を欠いたこともあるのじゃないかと思います。しかしこれは、人間が初めてやるときにはいろいろの失敗もございますし、あわてることもあるので、それはやはり公社側としても……
○小金国務大臣 ただいま田邊さんのお述べになりましたように、公衆電気通信の発達を期しまして、特別の公社あるいはまた特別の会社等も作ってございますが、国民的な大きな関心は、何といってもその電気通信を一手に大体引き受ける日本電電公社の運営と、またその事業の規模の拡大いかんにかかっていると思っております。そこで、今回公衆電気通信法の一部を改正する法律案の作成並びにその取り扱い等を中心として私どもが考えて参りました基本的な線は、料金は、この法律第一条に書いてありますように、合理的な料金で、あまねく、かつ、公平に国民の用に供したい、こういう精神にのっとりましてこの電電公社の諸般の計画を予算等の立場からも……
○小金国務大臣 まことに建設的な御意見を拝聴いたしまして、私も感謝いたします。要員の確保は、これは事業のもとでございます。いかに機械化し、またオートメーション化して参りましても、そのオートメーションのもとをなすものはやはり人間でございますから、電電公社においてもその点には十分注意いたしております。 具体的に御指摘になりました、新たな要員の獲得につきましても、予算編成または事業の計画を作るときに、人数なり金なりというものは、特別の場合を除くほか、政府予算また会社の計画にしても、どこのだれがやりましても、計画通りにはなかなか実現いたしません。そこで、ぎりぎりのところでやっていける数はどのくらいか……
○小金国務大臣 電気通信事業がどんどん近代化され、また進歩発展していく途上において、この電気通信事業を拡大していく、そのための一つのステップとしての電気通信関係の法律の改正案を拝見いたしまして、主としてこれは高度の政治的な立場ということも大事でありますけれども、技術的に納得ができるような方策がとられたということで、私は一応この案を、満足とは申せなくとも、機械化が進められるのに従って、こういうような料金の立て方をしていけば国民の負担もそう増加しない。むしろ三十四年度の政策を基準にすれば、三十億くらいの軽減になるというような国民経済的な立場をも考慮してあるようでありますから、特に私としてこの電電公……
○小金国務大臣 電気通信省から、電気通信事業の政府機関である公共企業体に変わった、そのいきさつにつきましては、これは国有鉄道等の前例もございまして、結局機動性を持たした一つの事業体、これを公共企業体といっておりますが、政府関係の公共企業体にした方が能率も上がる。電話の架設の要望にこたえて、どんどん事業の進展をはかっていかなければならないというような観点から、直接の官営事業よりも、こういう機動性を持たせた公共企業体の方が能率が上がり、サービスの改善もできるという見地から、公共企業体に変わったというふうに私は心得ております。
【次の発言】 私、十分資料を整えて研究した上に申し上げればいいのでありま……
○小金国務大臣 ただいまの案件につきましてお答えを申し上げます。今御指摘になりましたのは、去る一月の二十七日に差出人から事故調査の要求があったのであって、さっそく監察局に調査をいたさせましたところが、この郵便物は今仰せの通り、昨年の十月二十五日、差出人の依頼を受けた日本国際貿易促進協会中村総務課長によって、第一生命館内の郵便局の窓口に差し出されたもので、十月二十六日午後十一時三十分、東京空港発の日本航空第七〇三号便によって香港経由で中共あてに差し立てられたことが判明いたしましたが、その間において、日本文の中身を中国語のものとすりかえられるということは、一応不可能だと考えられるのであります。従い……
○小金国務大臣 私からお答え申し上げますが、私どもは今度のベース・アップの要求が出ましたときに、ゼロ回答はしない、私どもの財政の余裕からいきまして、大体千円は用意いたしました。これに平均といいますか、年額大体四・五%の昇給率を見ておりましたが、それらを合わせますと、少し上回ったなという感じがいたしますけれども、これは私どもは今高いとか安いとかいうことでなく、仲裁は誠実にこれを実行するという努力を続けます。
○小金国務大臣 同率、同様の取り扱いをいたします。
【次の発言】 今具体的に事例をお示しになりましたのは、全逓の組合員というよりも、むしろ私、全電通の方ではないかと思います。(楯委員「両方ともあります」と呼ぶ)全電通の方は電電公社の方で処置をいたしましたので、私は間接的になりますが、事実の誤認があればこれはすみやかに処置をしろということを、すでにもう何べんも言ってあります。なお全逓の組合員の場合につきましては、やはり御指摘の通り五人ほどすでに間違っておりました。これは事実の認定が間違ったのでありまして、それはすみやかに取り消しております。なおそれらの点につきまして現実の問題を取り上げて、間違っ……
○小金国務大臣 昭和三十六年度の郵政省所管予算案の概要について説明を申し上げます。 まず郵政事業特別会計の予算でございますが、この会計の予算総額は歳入、歳出ともに二千百六十四億五千万円でございます。前年度に比較いたしますと、二百四十八億三千八百万円、すなわち一三%の増加となっております。 次に、歳出予算の内容について申し上げますが、この予算額の中には、収入印紙、失業保険印紙等の収入をそれぞれの会計に繰り入れるための業務外の支出予算五百五億四千四百万円が含まれておりますので、これを差し引きますと、郵政事業特別会計の実体的予算額は、一千六百五十九億七百万円となります。このうち、郵便、貯金、保険……
○小金国務大臣 今上林山さんのおっしゃったことは、大筋においてもちろん私同意見でございまして、その線に沿うて努力をいたして参っております。最近の発表によれば、一般の日本人の預金が昨年の同期に比べて、一月などは相当減っておるようであります。これは公社債信託投資というような方に、相当流れていっておるのだということをわれわれも承知いたしております。すなわち国民の貯蓄の形が変わってきております。こういう際に、郵便貯金は預け入れる人の大衆であること、またその資金としての上需要が地方に還元されたり、国民の生活の福祉を増進するという意味から特に気をつけろという、その点は非常に大事でございますので、私も金利の……
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