このページでは渡辺惣蔵衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○渡辺惣蔵君 私は、ただいま提案されました石炭産業危機打開に関する決議案に対しまして、日本社会党並びに民主社会党を代表して、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) ここ数年来、石炭産業はまさに深刻な危機に追い込まれております。斜陽産業であるとか、すでに日没産業になったという言葉すら耳にするのでありますが、炭鉱に働く人々とともに生き抜いてきた私は、この無責任な言葉に激しい憤りを感ずるものであります。 太平洋戦争の廃墟の中から、戦後復興の重責をにない、打ちひしがれた国民に経済復興の光と希望を与えた原動力こそ、石炭産業であったのであります。(拍手)しかるに、戦後わずかに十五年を出ずし……
○渡辺惣蔵君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正案に焦点をしぼって、その反対討論を行なうものであります。 私がこの改正案に反対する第一の理由は、この改正案では真の石炭鉱業の安定は期し得ないと考えるからであります。昨年の四月五日、池田総理が炭鉱労働者に約束した重要な点は、炭鉱労働者の雇用の安定にあったはずであります。続いて発足した石炭鉱業調査団も、抜本的な石炭政策を確立する前提は炭鉱労働者の雇用の安定にあることを確認し、この前提に立って具体的な調査検討がなされたはずであります。しかるに、石炭鉱業調査団は石炭資本及び財界の圧力に屈して、……
○渡辺(惣)委員 この際、官房長官に、関連してもう少し聞きたいのですが、内閣で推薦をされて国会の承認を求める場合に、各省別に審議会というものが設置されておるのだが、そちらから上がってきたものを内閣で十分審査をしておられるのか、あるいは審議会の活動状況、あるいは勤務状態等も報告を受けて、事情を調べて、その上で決定されて、こちらへ推薦をされておるのか、それを伺いたい。
【次の発言】 一つの例をあげますけれども、国家公安委員会などは、この一年間に四十九回も委員会を開催しておるのです。ところが、公安委員で完全に四十九回出席した人は一人もいないのです。そうして最低の出席者は、二十回しか出ていないのです。……
○渡辺(惣)委員 関連して。――今、桑原参考人の答弁によると、第八条二項の機械貸付の問題について、一般の貸付を行なうことができるという解釈の説明があったようです。法律を制定した昭和三十三年の速記録では、当時あなた自身が開発庁の役人としてその席について説明員としてみずからが説明しておるのと、今あなたが言われるのとは、月とスッポンほど違うのですね。法律を制定した当時の記憶をもう一ぺん思い起こしていただきたいと思います。私の質問に対してあなたは、「機械の貸与の場合は、機械の償却と、それからそれに伴うところの人間の旅費とか、滞在費というようなものを見たものが貸付料になるわけです。受託探鉱の場合はそれと……
○渡辺(惣)委員 会期末になりまして北海道地下資源開発株式会社法の審議を願いますことは、大臣に対しても非常に恐縮をしておるわけですが、問題の性質が大へん重要な問題を内包しておりますので、この際若干の問題につきまして質疑をいたしたいと思います。 御存じのように、昭和三十三年に北海道地下資源開発株式会社法が制定されて、この会社が成立をいたしました当時の要請というものは、北海道における地下資源を、特に石炭、金属、非金属の開発をするということを主たる任務といたしまして発足いたしたのでありますが、わずかに四年足らずの問に御了承のようにすでに非常な赤字を出しておりますし、従ってまた、当初の事業計画を完全……
○渡辺(惣)委員 今のに関連しての発言ですが、今の局長さんのお話で、北海道の日程を見ておりますと、やはり井手君のお話と同じ問題が出て参ります。調査団の対象になっております地域の企業を見ますと、太平洋炭礦、三井、三菱、雄別、中小各一つずつ、北炭が二カ所ということになっております。それで一つは、できれば北炭の中には大きな第二会社が三つもできておりますので、そういうのを北炭の本来のものと北炭が第二会社に移したものとの対照を調査、検討していただけたらと思うのと、もう一つは、第三日の日程はほとんど空知炭田で、北較的地理的に至近距離なので、この地域は租鉱炭鉱の多い地帯ですから、特に交通の路線の中に幾らでも……
○渡辺(惣)委員 初めて北海道の災害の問題がかかるこの委員会におきまして、特に政府は、去る八日には建設省の松澤政務次官や開発庁の小西政務次官等を派遣されておりますし、十日、十一日には篠田自治大臣を派遣されまして、今般の災害に対しましては政府も格段の配慮と誠意を持って臨むという姿勢ではないか、実はこう感じとっておったのでありますが、どうもきょうはそういうような見せ場にかかりますと、さっぱり責任者の大臣はいらっしゃいませんし、たまさか見えますと、次から次へと立って行かれてしまう。幸い、閣内の実力者であります。しかも北海道開発庁の長官として最大の責任も持っていらっしゃる川島さんがおいでになっておりま……
○渡辺(惣)小委員 北海道の災害の問題につきまして、この委員会で一緒に配慮していただきまして、お礼を申し上げます。 おくれて参りましたので、この小委員会の審議の経過を知りませんので、私が質問しますと、若干皆様がすでに御心配願った問題につきましてダブるかもしれませんけれども、二つの問題について当局の所見を伺っておきたいと思います。 一つは、河川局長さんにお聞きしたいのですが、水防法の第十条に、「気象庁長官は、気象等の状況により洪水又は高潮のおそれがあると認められるときは、その状況を建設大臣及び関係都道府県知事に通知するとともに、必要に応じ放送機関、新聞社、通信社その他の報道機関の協力を求めて……
○渡辺(惣)分科員 ただいま川俣さんの質問を伺っておりますと、運輸大臣及び国鉄の総裁の答弁は、非常にたよりない答弁をしているようですが、私はきわめて簡単に、しかも具体的な問題で二、三質問したいと思うので、明確に答えていただきたいと思います。
大臣にお尋ねするのですが、大臣も池田内閣の大臣なんですから、池田内閣の政策にのっとって運輸行政をやっていらっしゃるのだと思うのですが、運輸省は池田内閣の高度経済成長政策に見合う輸送計画というものを持っておりますか。持っておるとすれば、その概要を承りたいと思います。
【次の発言】 池田内閣の高度経済成長政策の特徴は、所得が増大する可能の地域に力を入れて、そ……
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