このページでは田原春次衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○田原春次君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま小川大蔵委員長の報告しました三案のうち、産業投資特別会計法の一部を改正する法律案は、ガリオア・エロアの返済を含む条項が入っておりましたので、これに反対の討論をするものでございます。(拍手)なお私は、最初に、内閣各省に関連するアメリカの対日態度を検討してみたいと思います。その後に結論に入ります。 第一点は、農林行政に対する米国の挑戦であります。 去る四月十六日、米国アラスカ州のシェリコフ海峡でニシン漁撈中の第七正一丸、第五鵬丸など六隻が州知事命令によって捕獲されております。米国側は、そこは自分の領海であると主張しておりますし、わが外務……
○田原委員 この両法案の審議に入ります前に、刑事局長に二、三お尋ねしておきたいと思います。それは、主として新聞に出た記事からのことでございますが、最近私の気がついたことだけでも二つあります。一つは、去年、昭和三十四年にBOAC勤務のスチュワーデス殺人事件というのがあり、そしてその重要参考人だったベルギー人のある神父が取り調べをされておる途中で本国に帰ってしまった。もう一つはこれはきのうの新聞に出ておったかと思いますが、関税法違反の被告人が本国に帰ってしまった。そのほかおそらくまだたくさんあるのじゃないか。これは私の方から資料の請求をしましたところ、今いただいております資料の中には、第一のスチュ……
○田原委員 先ほどから聞いておると捜査の必要上、捜査の必要上というのだけれども、一体何の捜査を今やっているのか。つまり犯人も死んでおるし、被害者も死んでおる。そうすると先ほどの質問から見ると、資金の関係の方は少し違う、それじゃ背後関係を調べておるのかどうか、これを明らかにしてもらいたい。現在の捜査は何をやっているか。
【次の発言】 現在までのところ、被疑者は背後関係での疑わしい者は一応調べ尽くしたかどうか。新たにこれから被疑者が出るのかどうか。現在まで出たもので、その範囲で調べておるのかどうか。
【次の発言】 それでは捜査の進行の上において、まだこれから新たなる被疑者が出るわけですか。打ち切っ……
○田原委員 ただいま議題となっております日伯間の移住協定に関連しまして、きょうは主として事務当局に御質問申し上げたいと思います。いずれ基本的な態度、問題等につきましては、外務大臣の御出席を求めてあらためてもう一度申し上げたいと思いますので、その点は留保しておきます。私の質問は、第一は条約そのものに関する二、三の質問、第二は国内における募集問題、第三は現地における諸問題と、大体三つに分けて申し上げたいと思います。 第一の条約そのものに関する問題としてお尋ねしたいことは、第三条と第六条の言葉に関連して御質問申し上げます。第三条の自由移住の件で二行目に「それぞれの国の現行の関係一般法令の規定に完全……
○田原委員 私も稻村さんに続きまして三、四点、問題によっては移住局長また問題によっては大臣の御意向を承りたいと思います。 まず最初に、稻村さんも言いましたように、社会党としましても、今回の日伯移住協定の成立は心より喜んでいるものであります。その衝に当たった人々の労を多とするものでありますが、なおまたこれを一エポックとしまして、その他の中南米の国で移住協定のできていないところ等についても漸次協定を進めていただくように、そうして少なくとも十万か十五万人くらいの者が出せるような予算、それから現地の設備、対外折衝等を進めていただくことが望ましいと考えておるのであります。その見地から二、三お尋ねを申し……
○田原委員 日本とブラジルとの間における、長い間要望されておりました移住協定ができまして、現地に在留の日系人並びに今後海外に移住しようとする国民の間にも非常な満足の状態でございますので、私どももこの条約成立までの間におけるブラジル側の御好意並びにその折衝に当たりました日本の出先の当局の努力に対しては、これを多とするものであります。 ただし、この条約が発効しました後において、日本国内においては、従来の移民募集方法あるいは移住後における資金の融資のやり方、これらについて、私どもは必ずしも満足しておりませんので、この機会に次の要望決議を出して、同僚各議員の御賛成を得たいと思っておるわけでございます……
○田原委員 通行税に対しては、私は角度を変えたところからお尋ねをしたいと思います。それは日本交通公社との関係であります。数年前新聞種になったのは、日本交通公社は通行税もあわせて一緒に市民に切符を売っているわけです。その金額は何十億かになっていながら、これを滞納して、当然納めるべきものを納めずに、市中にやみ貸しをしている。これは取次ですから、たとえば一月末にかりに二十億納税すべきものを、二カ月くらいおくらかして、銀行に、いわゆるやみ金融に使っておる。こういうことが新聞に出ておるのです。それで、今お尋ねしたいのは、日本交通公社の、できれば昨年一ぱいか、とにかく一年間の、当然取り次いで納税すべき金額……
○田原委員 関連して。
おもに国民金融公庫の総裁にお尋ねしたいのでありますが、貸付の審査をする場合に、借り受け申請者の思想というものが条件になるのですか。
【次の発言】 必要とあれば資料を出しますが、あるところでの実例なのですけれども、必要があって書類を出し、貸し出しの審査をしている最中に、そこの責任者が、社会党所属の者には貸さぬと言い、自民党に入るかどうかという話をしたのです。そこで、借りる方では、どうしても借りたいものですから、貸してくれるなら自民党へ入りましょう。そうしてその結果借りたのです。国民金融公庫の趣旨は、一般の銀行で貸し出し対象になり得ないものということなのです。もちろん政党……
○田原委員 映画、演劇入場税の実情に関しまして、永田大映社長、それから菊田東宝重役から非常に有益な実際のお話を伺ったわけです。永田さんのお話の中には、むろんところどころらっぱらしきものも多少は聞こえましたけれども、しかしこれは長年の経験からであると思います。私は二十二万何千人の「がめつい奴」のお客の中の二人分、二度行ったのでございますから、入っているわけで、私も税金を納めたのでございます。そこで、時間の関係がありますが、入場税に対する質問の前に、一つ永田さんにお尋ねしておきたいことがあります。 それは、永田さんもたしか映会協会の会長か何かやっておられるので、その資格で申し上げますが、外国映画……
○田原委員 主として関税部長にお尋ねしますが、関連して通産省の方にお伺いいたしたいと思います。 第一は、観光のため短期に日本に旅行に入ってくる者が携行する自動車の問題、第二は、外国の文化映画の輸入もしくは交換等の問題であります。 第一の、実例を先に申し上げておきます。数年前に、アメリカのシアトルから、長いこと洗たく屋をやっておって、日本に五十年ぶりに帰ってきた人が、向こうで生まれて自分のせがれ、つまり二世にも自分の母国の日本を見せたいというので、あまり気の進まぬのを、夏休み親子で自動車を持って横浜に着いた。それから東海道を旅行して今度神戸からまたほかの国に行く。こういう日程を立てて、二世は……
○田原委員 私は、参考人の皆様の御努力に対してまず敬意を表し、大いに期待しておりますことを最初に申し上げます。 これは委員長に申し上げるような格好になると思うのですが、この出されました資料の「東京オリンピック大会の目標一覧表」で、先ほど大島さんからもお話がありましたように、一位で二十四くらいメダルを取りたいという計画の中で、柔道が四つとなっております。ウエイトリフティング、すなわち重量挙が一となっておりますが、重量挙と柔道の方はきょうは参考人の方がお見えになっておりません。多分時間の関係その他であろうと思いますが、第二回を、今度は柔道とウエイトリフティングの担当者を呼んで開いてもらいたいとい……
○田原委員 今回締結された日本とアルゼンチンとの移住協定の内容について二、三質問をし、それから通商協定の方に移りたいと思っております。 まず最初に、大臣は、この協定を議会に出さないのは、日本側にとって有利である、もしくは日本に義務がなくて先方の方にその義務があるからだと判断して出さないというのでありますけれども、今移住局長の言われました十二カ条にわたる協定の中でもすでに数点疑問点があるわけです。たとえば、第二条の、農業及び漁業、工業の分野でもたらすことのできる寄与を考慮し云々というのでありまして、先方は農業、漁業及び工業の移住者に対してのみ大体考慮しているのでありますが、向こうにすでに行って……
○田原委員 関連して。総理府に設けられた同和対策審議会の予算を見ますと、調査費が二百九十四万円になっておりますが、それだけですか。
【次の発言】 二カ年の期間を切って結論を出すというのに、わずか二百九十四万円の調査費では足りないと思います。やはり専門の調査員を常置並びに増員して、全国的に実態を調査してもらわなければいかぬと思いますが、それにはあまりにも少な過ぎる。たとえば防衛庁あたりではジェット機一機でも四億幾らを使っている。それから見ると、二カ年間で結論を得るためには専門の学識経験者を多数招聘してやれるだけの費用を用意しなければならぬ。これではあまりに少な過ぎるが、この増額などについてはほか……
○田原委員 御承知のように、北鮮との貿易については、長い間その必要性を双方で認めておったにもかかわらず、日本の政府側の弱腰のために今まで延びておった。昨年の四月一日以来朝鮮側との貿易が始まっております。過去一年間の実績を見ますと、総計約五百万。ボンド、輸出が三十五億円見当、輸入が十五億円見当になっておりますが、支払い等に関する決済が非常に不便な状態にありますので、この点について主として大蔵大臣にお尋ねをしておきたいと思うのです。 それは、直接支払い、個別契約等ができないままになっておりますので、御承知のように品物は日本の船で清津なり、奥歯なり、あるいは鎮南浦へ送り、二晩くらいで着くわけです。……
○田原委員 日本輸出入銀行法の一部改正について、おもに二つの問題について銀行当局や、それに関連する各省各局の担当者にもお答え願いたいと思います。
第一は、南米における投資状況についてであります。第二は、少し性質は違いますが、外国映画及びテレビの輸入並びに日本輸出入銀行の為替業務のやり方について、その関連において輸銀の方に御質問いたします。
最初にお尋ねいたしますが、輸出入銀行が金額の増額の訂正だけに関する改正をしたのは、今まで何回ありますか。今度は九百八十三億になるようでありますが、創立以来何回やっておりましたか。
【次の発言】 そうしますと、昭和二十五年に創立以来、かれこれ十数回の増資の……
○田原委員 東知事が御多忙の中をおいで下さったことを御苦労様に思います。ただいま承っております中で、二、三お尋ねしたいことがございます。 第一は、第三回大会の旗をお返しに行ったということになっております。行ってみると、その会場にはオリンピックの五輪マークも何もない、しかし、第四回だと思ってお返しになったということですが、その後いろいろ問題があって、大会の名称がきまらないままに今やっておる。私が先ほどからの御答弁等を聞いておりますと、第四回アジア大会という名前にはならないのではないかと想像いたします。その場合、一体旗はどうなるかということでございます。ただ単なるインドネシア・ジャカルタ競技大会……
○田原委員 東京オリンピックにいろいろ各方面で受け入れ態勢をやっていただいておることは、ほんとうにありがたいことであります。ただ、今聞いております範囲で二、三疑問の点がありますので、それを御質問申し上げておきたいと思います。主として梶本観光局長にお尋ねいたしましょう。 「東京及びその周辺地域の登録ホテル及び旅館の現有室数」という、九ページの資料を見ますと、東京から箱根、熱海方面だけしか出ておりませんが、たとえば日光、富士五湖、千葉県の市川、船橋という方面にも、相当の設備をすればできる中小のホテルもありますので、それらを今から奨励、指導、助長したらどうか。そのためには、交通の便がそれほど思わし……
○田原委員 東京オリンピックの準備の進行状況を主としてお尋ねしたいと思います。参考人の村井事務次長、与謝野事務総長、関東京都オリンピック準備局長並びに文部省の関係局長にお尋ねしたいと思います。
ただいまのところ、東京オリンピックの準備はどの程度進んでおりますか。会場、設備等の問題が第一、第二が予算の問題、第三が、各種選手強化の状況等について、この際明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 第二点の予算の面で、当初要求したのが十九億であり、そのうち十一億が認められた、およそ七億削られたことになるのですね。それはどういう理由で削られたのか、また、削られて当初の規模を小さくしたのか、あるいはその十一……
○田原委員 関連して。川島大臣がいろいろ努力していただくことは多といたしますが、ただいまの御方針によりますと、スカルノ大統領が来られてからいろいろお話をすると言っておりますけれども、これは少しIOCのほうにやかましく――やかましくと言うとことばがおかしいけれども、やるべきであって、スカルノ大統領だけに話をされるということはいかがかと思う。おそらく、一応スカルノさんが来られるからお会いするだろうと思うが、引き続き国際オリンピック委員会といたしまして、新聞によると、強い処置をするということでありますが、これはやはり説得する必要がある。東洋で初めてオリンピック大会があるわけでありますから、同じ東洋人……
○田原委員 東京オリンピック大会準備に対して、文部省はじめ各省並びに各団体等が非常に御努力をしておることに対しましては、私どもこれを大いに多としておるわけでございます。ただいま問題となっております水泳場の柔道使用の件に関して、専門的にお尋ねしたいこともあるわけでございますが、せっかく荒木文部大臣がおいでになっておることでありますから、大臣に対する質問を先に申し上げまして、参考人並びに関係各省の方々に後ほどお尋ね申し上げたいと思います。 御承知のように、この内閣は人つくりということを言い出しております。そのこと自体に私どもは何ら反対はございません。りっぱな日本人をつくることには賛成をいたします……
○田原委員 海外移住事業団法の審議について、逐条審議その他おいおい御質問申し上げたいと思いますけれども、その前に、大蔵省から国会に出られ、そして今回外務大臣になっておられます大平外務大臣に概略二、三の点についてお話を申し上げておきたいと思います。 第一は、国会と海外移住との関係、国会議員で南米、北米の海外移住に対して非常に熱心であった方々を今思い出しております。古いところでは、松岡洋右氏、胎中楠右衛門氏、井上雅二氏、植原悦二郎氏、松本瀧藏氏、山道襄一氏等、いずれも、多年南米、北米に居住せられ、帰国後国会に出られまして、日本民族の海外移住に関してたいへん御熱心な努力をされたことを思い出してもら……
○田原委員 海外移住事業団法について、前回御質問いたしました以外の問題についてお尋ねしたいと思います。 その前に一言申し上げておかなければならぬことは、この海外移住事業団法の、審議に社会党が協力していない、あるいは議事を遷延しているということを、東京にあるブラジル関係のある新聞が社説であげておったのです。これを私はこの機会に明らかにしておきたいと思います。 御承知のように、この移住事業団法と他の関連する海外移住基本法あるいは海外移住援護法につきましては、内閣からの諮問に応じて海外移住審議会はおよそ八カ月にわたって審議をいたしまして答申を出しております。この答申は昨年の十一二月の上句に終わっ……
○田原委員 去る五月三十一日横浜出帆の大阪商船の南米移住船ぶらじる丸に私は見送りに行ったのでありますが、この船はおよそ千名近い移住者のベッドを用意しておるのにかかわらず、わずか七十人しか乗ってはいないのでございます。そうして、そこには海外協会連合会のただ一人も見送りに行っておらなかったのであります。学生や親類は行っております。海外に移住する人にとっては、千人一緒に行くから大切であり、七十人行くから大切でないということはないのであります。これは、外務省から数の少ないときには見送りに行かぬでもよろしいというような指令でも出しておったのか、まことに冷淡きわまることだと思うのですが、移住局長はどうお考……
○田原委員 海外移住事業団法について質問を続けます。
その前に、この事業団法の質問に関係がありますから、行政管理庁の方に、国費を投じて各種の事業をやります公社、公団、公庫、特殊法人、特殊会社、事業団と大体六つに分けておるようでありますが、どういう意味でこれは分けておるのか、これは行政管理庁がやったわけではないのでありますけれども、いろいろの管理の上でどういうふうに解釈されて分けられておるのか、これをひとつ明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 私が資料に基づいて調べてみますと、公社四、公団が九、公庫が八、特殊法人が三十三、特殊会社が十一、事業団が十二となっております。多少数字は迷う……
○田原委員 参考人の皆さん方御苦労さまでございました。時間の関係で、各先生に一、二問ずつお尋ねをいたします。 まず、日本力行会会長の永田先生にお尋ねいたします。 〔委員長退席、松本(俊)委員長代 理着席〕 あなたの書かれたものを「力行世界」昭和三十八年六月号から抜粋して読んでみますが、この点は先ほど触れられておらぬのであります。「都道府県単位の移民活動を推進すべし」ということを書いておられます。内容は「在外同胞は故郷のために何か貢献したいという心理をもっている。その心理を利用するために一番よい方法は、府県出身の後続移民の世話をして貰うこと。更に進んでは府県単位の移住地建設の世話をし……
○田原委員 海外移住事業団法案は、いろいろな角度から、法案そのものの審査、質疑、それから従来の状態並びに関係各省の状態等について相当質問が進んでまいりました。したがって、もしこの法案を通すとすれば、まず二、三もう少し聞いておきたいことがありますので、お尋ねいたしておきます。それは主としてこの事業団に従事する者の心がまえでございます。
まず、大臣は、この事業団に、どういう資格というか、能力というか、範囲の理事長を迎えるつもりであるか、何か腹案があればその構想を示してもらいたい。
【次の発言】 従来、公社、公団、事業団、特殊法人、特殊会社等、国家的な仕事を分担する団体においてしばしば汚職、涜職等……
○田原委員 関連して。私は後ほど通商産業省の関係と大蔵省の関係にお伺いするつもりでありますが、せっかく厚生大臣が来られておりますので、希望を述べて御検討を願っておきたいことがあるわけであります。 それは、言うてみれば、同和金融公庫みたいなものを新しく設ける必要があるということを私は考えております。現在、中小企業金融公庫、それから零細企業に対しては国民金融公庫、農林漁業金融公庫等がありまして、国家の資金でこれらの層の人々に長期貸付になっていることは事実であります。しかしながら、これは一般国民を目ざしておるものでありますから、むろんその中に、部落民の産業あるいは漁業等で貸してもらっているものもあ……
○田原委員 私はこの大蔵委員会で、池田総理大臣にもおいでを願って御所見を聞くつもりでございますが、本日は突然のことでありますので、黒金官房長官、続いて田中大蔵大臣にお尋ね申し上げたい。 去る、二月の北九州市長選挙におきまして、社会党では吉田法晴参議院議員を公認し、自由民主党では杉本勝次元県知事を推薦いたしまして選挙に臨んだわけでございます。それから四月は、社会党では現鵜崎多一県知事を公認し、自由民主党では建設省の前官房長の鬼丸勝之氏を推薦いたしまして、おのおの政策をもって県民に訴えたわけでございます。その間、北九州市長選のときに一回と四月の知事選挙のときに一回、池田総理大臣がわざわざおいでに……
○田原分科員 二、三こまかい問題を御質問申し上げたいと思います。その前に今同僚の井堀委員からの御質問の中ではっきりしたお答えが得られなかったのでありますが、交通地獄緩和の具体策というのは、運輸省だけでは無理だと思う。無理に運輸省だけでやろうとするところに、ただスピード・アップであるとか、増車とか、いいかげんなことを言うのでありますが、私は少なくとも、東京の交通緩和だけをかりにとってみますならば、東京の人口を減すような問題を持ってこなければならぬ。あるいは経済企画庁なり、あるいは自治省なりと話し合うというくらいのことでなければいかぬ。これ以上は運輸省は責任を持てません、だから何とかして人を減すよ……
○田原分科員 ちょうど関連して井出さんから御質問があったので、最高裁判所関連のことを最初に御質問申し上げたいと思うのです。 ただいま井出委員から裁判官の待遇問題を主としてお話があった。われわれ社会党としても、これは賛成であります。なお、裁判官のみならず、職員――労働組合みたいなものをつくっておりますけれども、国家公務員である関係で、いろいろな制約がある。しかしながら物価と待遇を見れば、ものを言わざる司法下級職員の気持を考えて気をつけなければならぬ。あなたは法務大臣になった。いろいろあなたもりっぱな人であるに違いないけれども、やっぱり一番お仕事として重要なことは、閣議において、閣議に参加できな……
○田原分科員 主として農林省の海外移住方針をお伺いしたいと思います。
まず、昭和三十八年度の農林省予算で海外移住に対する予算の額、それからその内容等についてお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 今の説明を聞きますと、外国に将来新しく日本から農業者が移住する場合、その土地における地味とか作物とか、進んではマーケッティングというものの調査費用というものはないのですね。
【次の発言】 東南アジアにおける農業移民の移住の問題については、たしか数年前にカンボジア、ビルマ、ラオス等の、ある国からは日本農民の導入方の交渉があり、たしかカンボジアに対しては大使館に農林省から技官なんかが相当長期駐在して……
○田原分科員 私は自動車サービス、それから列車乗客サービス、この二点をお尋ねしたいと思います。
第一に、自動車関係でお伺いいたしますが、大臣は就任前または就任後におきまして、東京から大阪、岡山、福岡、大分にぶっ続けで自動車に乗っていかれた経験があるかどうか。そして大臣はどういう印象があったか。なければ、自動車局長等でそういう旅行された例があるか。どういう不便があったか。それを一つお伺いします。
【次の発言】 どういう印象ですか。
【次の発言】 快適であったか、不便であったか。
【次の発言】 自動車局長は乗ったことがあるかないか。どういう印象か。とりあえず九州までの線を……。
○田原分科員 炭鉱離職者の転職、移住等の問題を中心に、労働大臣にお尋ねしたいと思っております。
まず第一は、過去における炭鉱離職者の国内転職の実況、それから国外移住の実況等をお知らせ願いたい。
【次の発言】 海外移住しておる者の中で引き揚げた者はいないか、それから移住地でいろいろな困難を感じて、最初の移住地から他に転じた者、農業以外に転じた者があるかどうか、これも一つ明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それから今度は、今年以後の計画、国内転職対策、それに加えて海外移住対策を伺いたい。
【次の発言】 海外移住事業団法の成立を待っておる。そうしますと、その海外移住事業団が成立後、機能的には……
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