このページでは井原岸高衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○井原政府委員 周東大臣のもとで政務次官の、きわめてただいま大臣からごあいさつがございましたような困難な農政下におきまして私のような微力の者がその職に当たるということは、非常に心配もいたしましたり、また同時にこの困難な仕事にぶつかるべき一段の覚悟を固めておるわけですが、どうぞ御鞭撻と御指導を賜わりまして、この仕事が無事に勤まりまするようお願い申し上げます。(拍手)
○井原政府委員 御説の通りでございまして、現在農業が曲がりかどにきて、他産業との格差が非常に大きくなりつつありますので、御承知のように、基本法の制定を急いでおるわけでございます。そういう中でございますから、農産物資に対します運賃値上がりにつきましては、確かにお説のように困るわけでございますけれども、さりとて、現在の国内のあらゆる産業や、また地域の格差等の諸条件を見て参りますると、われわれが考えておるだけでもいけない。やはり輸送力の増強が、ひいては地域格差にも大きな影響があり、また、同じ農業でございましても、都市周辺と僻辺の地にありますものとの間の交通輸送の面が非常に不円滑のために、せっかくでき……
○井原政府委員 ただいま議題となりました農林省設置法の一部を改正する法律案の提案の理由と改正の内容を御説明申し上げます。 第一は、大臣官房の企画調査機能を強化することであります。御承知の通り政府は、農林漁業及びこれを取り巻く条件の変化に応じまして、今後の政策の方針を明らかにするための農業基本法を初め、その他の諸法案を今国会に提出しております。これとともに今後における農林漁業政策に遺憾なきを期するため、行政組織の整備につきましても種々検討をいたしているのでありますが、とりあえず大臣官房の所掌事務を整備してその機能を強化するものとし、農林畜水産業に関する基本的な政策及び計画の樹立並びにこれに関し……
○井原政府委員 さっき長官も答弁いたしましたようなふうに、気象災害保険は初めてのことでございますので、やはり経過を見て――これは私の推定でありますが、おそらく相当な保険支払いをしなければならないようになるんじゃないかということも想像されるわけでございますので、当然おっしゃるようなことにならざるを得ないのではないか、掛金が不足いたしまする場合には国が補てんいたしまするのみならず、むろん人件費等はこの中からまかない得る力もございませんので、当然国から出すべきであると考えます。いましばらく様子を見まして、おっしゃるようにいたしたいと思います。
○井原政府委員 ただいま提案されました開拓融資保証法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明申し上げます。 戦後の開拓事業もすでに十五年を経過し、現在約十五万戸の農家が開拓地において農業経営を続けております。これら開拓農家のうちには、一部安定的な経営を確立しているもものありますが、反面、営農の基盤がいまだ十分に整備されず、経営不振に悩んでいる農家も相当あるのであります。 政府としましても、開拓地における営農の現状にかんがみまして、その振興をはかるべく、昭和三十二年以来、開拓営農振興臨時措置法に基づき、営農振興対策として諸般の施策を実施いたしておりますが、昨年からは、開拓者資金融通法による……
○井原政府委員 ただいま提案になりました農業近代化資金助成法案の提案理由を御説明申し上げます。 農業経営の改善をはかり、農業の近代化を強力に推し進めて参りますためには、農地の集団化等土地保有の合理化と並んで、家畜の導入、農作業の機械化等農業の生産施設等の整備拡充をはかることが不可欠でありますが、そのためには長期かつ低利の施設資金の融通を一そう円滑にする必要があることは申すまでもないところであり、農村におけるこれらの資金の需要はますます増加する趨勢にあります。 他方、農業協同組合等の組合系統金融機関の資金は、最近次第に充実を示して参りましたが、その貸出金利が割高であること等の理由から農民の資……
○井原政府委員 御質問の要旨は、戦後わが国の取り上げてきた開拓の今日の状況についてどうかということであろうと思いますが、説明にも申し上げましたように、最初は食糧増産に重点を置いてきたわけでございますが、今日は、やや食糧も緩和いたしまして、いわゆる選択的な農業経営をやらすべく、御審議を願って、こういうふうに融資制度の一部を改正することにいたしたわけでございます。言うまでもなく農業の基盤は農地でございますので、今後も相次いで開拓に対しましては政府といたしましても十二分な力を注ぎまして、同時にまた、戦後のこの推移の間におきます開拓営農の苦労いたしましたこと等も十二分に参酌して、入植者の営農についても……
○井原政府委員 自作農維持創設資金融通法の中に最初からうたってありますように、農地の取得、並びに維持を対象にした法律があるわけでございまして、その面では法の精神が別に変わっておらないわけであります。ただ、おっしゃるような、自立経営をやらすためには反別をふやすというような、経営の立場ではむろんそうなるわけでありますが、さりとて、小農が困っておるのをほうっておくわけではなく、政治はどこまでも愛情でございまして、ほんとうに暗い谷間で困っておるものこそ困らせないようにすることがわれわれ政治の目標でございます。さような観点から申しまして、幾ら基本法が通りましても、今言う小農が困って維持ができないというの……
○井原政府委員 お説の通りでございまして、今後の農林漁業を考えましても、融資による自立経営とかいろいろな問題があるわけでございます。そういう面で十二分にお説のように考えて努力いたしたいと存じます。
○井原政府委員 予定の期間内に開拓のできない個所につきましては、それぞれもとの所有者に返させるような作業を次々行なっておるわけでございます。
【次の発言】 当公団の仕事の問題につきましては、水源林の事業の計画があるわけでございますので、その事業が終わりますれば当然解散すべきだ、かように考えております。また、ほかにより有用な仕事がございましたならば、その節はまた国会にお諮りいたしまして将来の方針をきめるようにしたいと存じます。
【次の発言】 ただいまの御意見の御趣旨で運営いたすようにいたしたいと存じます。
○井原政府委員 御承知のように、農業基本法の中にもうたっておりますように、自然的ということはむろんでございますが、それに相関連いたしまして、おっしゃるようなふうに、農政の面からも非常に欠陥が従来あったというようなことが、今日ああいう政府の提出いたしましたような基本法を作る原因になったわけでございます。従いまして、近代化するためにはいろいろな問題があろうかと思います。こういう問題につきましては、具体的には、審議会で経験者の方々に、また国会でも御審議を願って方向をきめるわけでございますが、その中で、特に近代化資金につきましては、申すまでもなく、ああいうような基本法の大きな建前からいたしまして、総ワ……
○井原委員 総裁にちょっとお願いしておきたいのです。われわれよく地方の中小企業者から特にこの分譲住宅についての公団に対する申し込みについてときどき頼まれるわけですが、そういう場合に中小企業に対しては過酷なほど審査がむずかしいのです。せっかく推薦されて県の方から出ていても、それが成功するのはごくわずかであって、ほとんど認められないということが毎年あるわけです。変に考えると、安全率に重点を置いて、健全な大企業は認められるけれども、地方の中小企業なんというのは堅実性を守るために認められないのじゃないか、われわれそういうように率直に感ずる場合が多いのですが、そういう点で、本年度の申込率とそれに割り当て……
○井原政府委員 お答えいたします。数字の問題でございますので、事務当局に答弁をさせたいと思います。
【次の発言】 お答えします。るる各農林委員の御心配の御意見はごもっともでございます。決して農林省といたしましても、今日まで放棄しておったわけではございません。事務的にも個々の物品についての数字をあげまして、それぞれ運輸当局へも折衝いたしました。またかぜを引いて大臣が見えておりませんが、閣議の席上においても強く農林当局の立場を主張いたしたことについては、私も大臣から承っておるわけでございますが、しかしその結果といたしましては、ただいま運輸大臣の説明のございましたようなふうに、輸送力を強化するために……
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