このページでは阪上安太郎衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○阪上安太郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま説明のありました低開発地域工業開発促進法案について質問をいたすものでございます。 ただいま伺ったところによりますと、どうも、政府の地域開発の構想は、はなはだしく幼稚であることに気がつくのであります。申し上げるまでもなく、地域開発の構想というものは、特に第二次世界戦争以来、先進国、後進国の別なく、また、単に国内政治としてだけでなく、国際機関といたしましても非常な関心事となっておるのでございます。国民経済の均衡のとれた発展を確立するために国内の後進地域の開発を行なうことは、もはや不可避であると同時に、きわめて急を要することでもございます……
○阪上安太郎君 私は、社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました地方行政連絡会議法案について質問をいたします。 戦後、わが国の地方自治は、憲法の保障するところとなりまして、一応、自治のていさいというものを整えておるようでございます。が、しかし、財政的にはむしろ中央集権の度合いが強くなり、そのことのため、自治体は地方自治の本旨に基づく固有の事務をわずかに三割程度しか実施できないような状態で、地域住民と結びつくところの独自の仕事ができないため、自治行政の特色と妙味を発揮することはできないのであります。そして七割を占める国からの委任事務に追い回されているというような実情でございます。こ……
○阪上委員 関連。非常にむずかしい問題だと思うのですが、通説として、固有事務といいますのは、一つはその自治体自体の存続に関する事務が一つある。それから団体を構成しているところの構成員に対する福利増進というような事務がある。この二つが大体地方自治体の固有事務だ、こういうふうに考えるわけです。そこでそういった固有事務というものは常に変化のないものであって、これとこれとは都道府県、市町村の固有事務である、こういうふうな言い方は端的にはできない。国家、社会の進歩発展に伴うて、国の固有事務とそれから都道府県、市町村の固有事務というものは相対的なものであって、どこかで重なる場も出てくる。だから、そういう論……
○阪上委員 今の問題に関連して二、三質問してみたいと思います。 地方財政平衡交付金時代から交付税制度に変わってきた、従って算定の方法等もそれに伴って変わってきております。要するに在来の交付金制度のときは、明らかに積み上げ方式でされてきたのです。しかし、それにはそれなりに欠陥があるということで、今では国税三法の一定割合方式と言いますか、そういった方式をとってきている。私はこの精神を失ってしまってはいけないのじゃないかと思う。何がためにそういうふうに変えられたかということを忘れてしまって、先ほどの奥野財政局長が言われた中には、私たちなんかも先を見通していろいろなことを想像することができる。政府の……
○阪上委員 ただいまの問題と関連して、私、率直に一つこの際だめ押しをしておきたいと思うのです。 この百十七億円の繰り越しの問題ですけれども、私は日ごろ交付税というものを考えつつ、最近の交付税の動向を考えてみて非常におそれておるのは、国の重点政策、たとえば減税政策であるとか、あるいはその他公共事業関係の問題であるとか、こういった国の重点政策を遂行するための手段として、どうも交付税が使われている向きが最近だんだんと著しくなってきておる。これは大へんな問題ではなかろうか、こういうふうに私は考えておるわけなんです。そこで私は、この百十七億にいたしましても非常に疑義を持っておるのですが、本年度における……
○阪上委員 先ほどからの安井委員と大蔵省とのやりとりを聞いておりますと、何か基礎的にしっかりしたものを持っておられないように思う。ことに行政水準を高めるということについては自治省と同じ考えである。こうおっしゃるけれども、あるべき行政水準の姿というものを大蔵省はどう握っておられるか、そのことによって私は今の問題は結論が出てくるのじゃないか、こういうように思うのです。地方税の税の伸びがあるからというだけの考え方によって、交付税率を上げるということについては急に考えられない、こういうようなものの言い方の中には、あるべき行政水準というものに対するしっかりしたものを握っておられないのじゃないか、私はこう……
○阪上委員 さっき前段と後段に分けて問題点が二つ出ているのですが、私は、後段の点については問題はないと思う。民社の方からも話が出ております。これはやはり憲法がきめているところの条約承認の原則からいっても、条件付承認などということはもちろんあり得ない。われわれは過去に審議を尽くしておる。従って、審議のやり方が、いかにも不可欠のような関係において他の法案と関係して条件付審議のような形をとってくるということ自体が、私は間違っているのではないかと思う。そんなもやもやしたようなやり方というものは、この際、議運としては、国会正常化の建前からはっきりと打ち切ってもらいたい。そういうことをやるべきじゃないとい……
○阪上委員 きのうから、佐々木さんから、自民党を代表して、特別委員会を作るという理由を何べんも述べられ、昨日の段階では、迅速にあげたい、それから、各方面に関連を持っておるきわめて重要な問題だ、この二つの理由が表面的には出ておるけれども、きょうは、先ほどからまたこの問題を論議しておる過程において、党内事情の話を、忍びないかもしれぬけれども、おっしゃった。そうして、ILOの批准は党内にも反対の向きもあったけれども、結局、特別委員会を作るということでもって了承されたのだ、こういうような話が出てきて、それから民社の佐々木さんの質問による、条約と現在出ておる法律改正案というものは密接不可分の関係にあるか……
○阪上委員 今、細部に入ろうという話し合いが進められておるのですが、私は、それ以前に、先ほど佐々木さんがおっしゃった国会法四十五条、そういうもので作ることができるということはわかる。その理由の二つ目として、関連性があるという問題が出されております。関連性があるから、国会承認の議事手続として特別委員会を作らなければならぬということには、直ちにはそこまで導けないでしょう。条約と国内法と関連がないというようなことは、一般的に言えるわけがありません。そんなことはわかる。しかしながら、関連があるからという理由だけで条約の承認手続と一般国内法律の承認手続とをごっちゃにして考えていくという考え方が納得できな……
○阪上委員 先ほどから官房長官は、ILO条約と、今出されておる関係法案は密接不可分だということをしきりに主張されておりますが、よく伺ってみると、全く法的根拠というものはない。そうして密接不可分の考え方がいい悪いは別として・条約を通すためにどうしても密接不可分だという言い方なんでしょう。言葉をかえて言えば、あるいは党内事情なんかもそれにからまるのじゃないかと私は考えるのですが……。一つだけ伺ってみたいと思うのです。私自身としては重要なポイントだと思っておるのですが、そういう考え方で、この関係法案というものは同時に上がっていかなければ、どうしても条約は通してほしくないのだという結果になろうと思うの……
○阪上委員 質問だか討論だかわからないので遠慮しておったのですが、私は会期延長の歴史をながめてみると、これは言い切ってしまうと、与党の多数横暴の手段に使われておった。毎回とも、多数を持つ与党が賛成、野党が反対、こういう現象のままで今日まできておる。私はここに問題があるのではないかと思います。そこで、そういうような形で行なわれないような会期延長が私は好ましいのですが、遺憾ながら、現状は今言ったように多数横暴――と言うとお気にさわるかもしれませんが、多数が力でもって押し切ろうという格好において会期延長が行なわれておったことは、どうしても納得いかない、こういう考え方を持っておるわけです。 そこで問……
○阪上委員 佐々木さんに伺ってみたいのですが、先ほど下中理事等とのディスカッションの中で、今回この動議を出したのは、いわゆる話し合いの原則に従って、今まで、特別委員会を設置してはならぬという社会党と、設置しようという自民党との間で話し合いがつかなかったので、一歩譲歩した形においてこの動議を提出したというお話でした。ところが、この内容をながめてみますと、依然として問題の焦点、争いの点等がまだ解決されていない、私はこういうふうに見るわけです。結論から言うと、結局自民党さんが在来主張されておる一括審議の特別委員会、これは時間的に将来に延期して、そうして将来においてこれを成立せしめるという予想の上に立……
○阪上委員 最近御承知のように、院の内外を通じまして、今予算審議の建前からも、大へん地方財政計画の提出がおくれておることについて論議がかもされております、私、この際お伺いいたしたいのは、第一番に地方財政計画の作成とか、あるいは国会への提出、こういったことについての法的根拠はどこにあるか、私が承知しております範囲では、自治省設置法の四条一項二十五号、あるいは地方交付税法の七条、こういったものに一応根拠が見出されるのではないかと思うのでありますけれども、はたしてそれが地方財政計画そのものをさしておるのかどうか、そういうことについて非常に疑問を持っております。そういった法的根拠が非常にあいまいである……
○阪上委員 大臣がお見えになりましたので簡単に一つだけ質問をいたしたいと思います。小倉警視総監が昨日やめました。これはやめたのですか、やらさせたのですか。
【次の発言】 警察法の四十九条に、この任免については、総理大臣の承認を得て任免するということになっております。そこでその手続が、国家公安委員と都の公安委員、それから本人と、どういうような手続でああいう結果になったのですか。
【次の発言】 公安委員会へ申し出があったというその公安委員会は、都の公安委員会ですか。
【次の発言】 その場合、都の公安委員会からは、何らそれに対する意見等は付しておらなかったのですか。
○阪上委員 関連して。今の山口君の質問で、昨日も分科会で質問いたしたのでありますが、税外負担の問題、今局長の答弁によりますると、特に三十六年度の財政計画等に配慮しなかった理由として、三十五年度の実績等もさらに見きわめられて、こういう答弁なんであります。私承るところによりますと、先ほどあった法令外のいろんな負担の問題の中に、さらに新しい要素も加わってきた。たとえば学校図書館の職員など、やはり一般のPTAその他の負担においてまかなっておる、こういうような面までもさらに増加してきている。こういうことでありますので、三十六年の経過を見たい、本年実施の経過を見たいということでありますので、どうも減税に先……
○阪上委員 ちょっと関連してお伺いしたいのですが、社会政策的な配慮というようなものはこの際別としまして、純粋な財政上の見地から公営企業債についての充当率の問題が出ておるわけでありますけれども、先ほどあなたが答弁なさった中で、地方自治体においても一般財源の中で充当すべき性質のものである、これは私もっともだと思うのです。そこでちょっと伺ってみたいのですが、そういう指導をしておられるかどうか。何でもかんでも地方債でもって企業を起こしていく、この考え方は非常に危険だと私は思います。最近都市交通その他につきましても、公営企業が赤字でどうにもならぬというような面が多分に出てきておる。その他の公営企業につい……
○阪上委員 きょうは主として青少年対策について各省の意見を一つ伺いたいと思います。過般の嶋中事件、これの結論は率直に言ってまだ出ていない。それは事件の責任問題というようなものもありますが、同時にその対策、こういう問題もあると思いますが、いずれもまだ結論が出ていないように私は考えておるわけであります。そこで、きょうは一つ責任問題はいずれ後刻また問題とすることにいたしまして、特に青少年対策について各省の意見を伺ってみたい、かように考えるわけであります。 嶋中事件等に現われて参ります非行青少年の共通の病根、こういったものをわれわれはひしひしとつかむことができるのでありますが、しかし、この非行青少年……
○阪上委員 地方行政委員会の審議と関連いたしまして若干質問をいたしたいと思います。 本国会はもう開会されましてから相当な日数を経ております。われわれとしましてはできるだけ審議を進めていきたいという考え方を持っていますが、どうも政府の非協力的な態度によってこの審議が著しく阻害をされておる、こういうことであります。このことについてはわれわれも非常に遺憾に存じておるわけであります。一つは、われわれはできる限り嶋中事件の解決を急ぎたいと考えております。これについてわれわれは理事会等において国家公安委員の喚問を要求いたしておりますが、なかなか政府当局の意向によりまして実現されないわけでありまして、この……
○阪上委員 私も川村さんに続きましてちょっと発信してみたいと思います。御承知のようにこの法案は委員長提案であります。そこでわれわれがこの法律を作りまして、これを実施するのは警察庁であります。そこで問題になってくるのは政令の問題なんです。これを確かめておきたいのですが、ただいまのところでは、昭和三十四年の政令第八十九号、これが生きておるものだとわれわれは考えるわけなんです。そこでこの法律案の第二条の給付の対象にならない者が政令できめられておりますが、この在来からの政令を見ますと、どうも憲法違反の疑いのあるような政令になっておるのじゃないか、私はこういうふうに思うのです。それは政令第二条の第三号、……
○阪上委員 ただいまの問題、一つ関連してお伺いしたいと思うのです。 先ほど大臣は財源調整理論をるる述べられたのであります。それによりますと、われわれの察するところでは、最初は高いところを削って低いところへ回すというような考え方もあったが、それは間違いであるというふうに反省されておるのであります。一体法律的な解釈として、地方の財源を高いところを削って低いところへ回すというような勝手な考え方自体を持つことが私はおかしいと思うのであります。そのことと、これと関連いたしまして、あなたのお考えになっておる財源調整ということ、そういったことがある程度かまわないと考えておるその根拠に立って考えたならば、地……
○阪上委員 関連して。この際ちょっと伺っておきたいと思うのですが、消防団の運営に要する一切の経費は、当然公費でもって見るべきものであると思うわけです。この点について、消防庁の長官の考え方を一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 原則という言葉を非常によく使うのですが、これはおかしいと思うのです。消防組織法では、はっきりと消防団を認めておるのです。従ってこれに要する一切の経費というものは公費で見る。国で見るとかあるいは市町村で見るとかいうことは別といたしまして、この点についての見解をはっきりさせていただきたいと思います。税外負担との関係がある。この点どうですか。
○阪上委員 私はきょうは例の毒入りブドウ酒事件について若干御質問いたしてみたいと思います。 御案内のように、この事件は三月二十八日の夜三重県の名張市でありますか、薦原地区の公民館において発生したようであります。集会は例の生活改善クラブの三奈の会、その役員改選総会の宴席において、ブドウ酒に混入された農薬によって十九名の女子会員が被害をこうむっております。しかもそのうち五名が死亡しておる、十名が重態である、こういうような事件であります。 もちろんきょうは私も警察の専門でもありませんし、同時にまたそういった事件の推理探偵小説家でもありませんので、そういう専門的な捜査の問題について私は伺おうとは思……
○阪上委員 今の後進地域の開発について、関連して二つ、三つお伺いしたいと思います。 今もちょうど川村さんから発言があって問題になっておりますが、大臣は今総合的にやらなければいけないということでありますが、もっともだと思います。しかし総合的であると同時に、この種の開発は合理的に行なわれなければならない、こういうことだと思います。そこでこの際大臣にお伺いいたしておきたいと思いますのは、低開発地域工業開発促進法案でうたわれている低開発地域というのと、この法案で出て参っております後進地域というものと、どういう相違があるのですか、あるいは同じものですか。この点一つ伺っておきます。
○阪上委員 関連。先ほどから地域開発の財政措置の問題が議論になっておりますが、どうも大蔵大臣のお説を伺っておりますと、何か一つ二つ欠けておるのではないかという感じがするのであります。今盛んに工場誘致という言葉を使われますが、私は言葉じりをつかまえて申し上げるのではないのでありますが、どうも工場誘致という考え方で今回の低開発地域工業開発促進法あるいはそれに伴って予想されるところの各般の地域開発関係法が出てくるという、そのこと自体に、私は何か大きな誤謬を犯しておるのではないかと思うのです。なるほど地方自治体の側からいわせれば、工場誘致のものの考え方があるかもしれません。しかしそれは勝手に誘致するの……
○阪上委員 関連して山本さんに伺います。ただいまの問題ですけれども、血も涙もないという言葉で大へん激高しておられるようですが、太田さんの御質問になった趣旨はここにあるわけなんです。地方財政の一切を税でまかなっていくという考え方、所得格差のひどい農村がそのことだけでまかなわれるという考え方に立っておられるのでは、少し幅が狭いのじゃないかという意味のことを申されたのじゃないかと私は思うのであります。所得格差の是正ということは、今農村にとっては大へん重要な問題だと思うのであります。それはそれなりに、税以外に打つべき手があるのじゃなかろうか。そこでこの際、財政事情が逼迫しておって、義務的な支出が非常に……
○阪上委員 酒に酔って公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律、この法律の目的を検討いたしまするに、私は在来の警察官職務執行法等の目的と非常に異なって、この法律がきわめて進歩的な法律であるということを認めまして、私は提案者の皆さん方にこういった法案を出されたことについて心から敬意を表するものであります。そこでこの法律の目的に、最後に「公共の福祉に寄与する」、こういうことをうたわれておるのでございますが、在来の警察官職務執行法等によりますると、こういった言葉よりはむしろ公安の維持というような考え方に立っておるわけであります。公安の維持ということは、申し上げるまでもなく公共の安全と秩序の維持、こ……
○阪上委員 本法は、御案内のように治安立法であります。現在議会の中における与野党の勢力分野というものははっきりいたしておりまして、自民党が過半数を占めておられるのであります。そこですべての法案は無理をすればこれは多数で押し切ってどれでも通る、こういう一応格好になっているわけであります。そういうわけでありますので、問題はやはりどの法案にいたしましても、その法案が通るということよりも、むしろそういった状態にいくまでの間における審議の過程というものがきわめて重要だということは巷間一般の意見の一致するところであります。従って、私どもといたしましても、特に本法案が御案内のごとく治安立法でありまするので、……
○阪上委員 どうも政府側がだれもいないので質問のしようがないのですが、とりあえず政府以外の方に一つ質問いたしてみたいと思います。 ただいまも報告にありましたように、われわれ地方を回ってみますと、どうもオリンピック大会の開催地である東京だけが大会をやるのだというような考え方が非常に横溢いたしておりまして、挙国一致の形においてオリンピックをやっていくんだという気魄が見られない。私たちその点につきまして非常に憂慮いたしたわけであります。東京オリンピックの最大の懸案でありましたところの選手村あるいは屋内競技場の設置場所につきましては、ワシントン・ハイツにすでに決定されまして、最大の懸案が終わったわけ……
○阪上委員 この際、資料を一つ提出していただきたいと思います。一つは、釜崎事件の概要、原因、結果、現況等について、もう一つは公安条例の制定の現況、これについて二つ資料を要求いたします。委員長によろしくお願いいたします。
○阪上委員 きょうは警察関係につきまして二つ質問いたしたい、かように考えております。その一つは釜ケ崎事件であります。それからいま一つは最近広島、岐阜、愛知、静岡、こういったところで公安条例の改正をめぐりまして相当混乱を起こしておるのでありますが、このことにつきまして、二つ伺ってみたい、かように考えております。 そこで最初に公安条例について質問いたします。まず第一番に、現在各地でもって公安条例の改正が行なわれておるのでありますが、どうもこの改正の方向というものを考えてみますと、政防法の成立をわれわれ社会党によって阻止されたために、何かそれにかわるべき手段として警察当局があるいは公安委員会が、政……
○阪上委員 私はきのうこの警察関係でもって二つの質問をいたしたいと存じまして、公安条例については、ほぼ質問は終了した格好になっている。それからいま一つは釜ケ崎事件、スラム街対策、これについて御質問を申し上げたいと思っておりますが、大へん時間がおくれておりますので、スラム街対策については来週に保留いたしたいと思っております。時間が迫っておりますので、ごく簡単なことで一つだけ私の意見を申し上げておきたいと思う問題があるのであります。 それは、昨日の公安条例の質問の際に、資料の提出をお願いいたしたのであります。それは国の法律の先占領域、法律が先に占めておりますところの先占領域を侵して、なおかつ競合……
○阪上委員 先般来から警察問題が審査の対象になっておるのです。そして前会までに、御承知のように、公安条例の問題が一応質疑が終わったわけでございますが、私はきょうは釜ケ崎事件を中心といたしまして、スラム街対策、これにつきまして若干の質問をいたしてみたい、かように考えております。 御案内のように、釜ケ崎事件は、例の交通事故の取り扱いをめぐりまして、これが導火線となりまして、八月一日の夜半には交番の焼き打ち、それから一般通行中の自動車に対する放火、さらに西成署本署の襲撃、こういうふうにだんだんと事件が発展いたしまして、三日から四日にかけまして、さらに国電、市電、南海電鉄、こういった無関係なものに対……
○阪上委員 ただいま議題となりました災害対策基本法案に対する附帯決議、これを私は自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、その趣旨を説明いたしたいと思います。 まず最初に、冗長でありますが案文を朗読いたします。 災害対策基本法案に対する付帯決議(案) 一 従来の災害対策の根本的欠陥は、災害の未然防止のための恒久的諸施策が整備確立されていないことである。政府は、治山、治水、地すべり、地盤沈下、海岸浸蝕及び高潮対策その他の国土の保全に関する諸施策に抜本的な検討を加え、長期的、効果的な計画の樹立と推進に努め、災害の原因を根絶するよう万全の措置を講ずること。 二 政府は、激甚災……
○阪上委員 近年地方財政は非常に好転している。こういうふうにいわれております。しかしながら、地方財政は依然としてやはりいろいろな問題をかかえておるのであります。それできょうはいろいろな関係からきわめて簡単に二点ばかり御質問を申し上げたい、かように考えております。
まず初めに、税外負担についてお伺いいたしたい。そこで当局から、最近の税外負担の状況、これを一つ簡単に要点だけお伺いいたしたい。
【次の発言】 そういたしますと、当然公費をもってまかなうべき税外負担が、三十二年にわれわれも報告を受けておりますが、概略二百五十三億程度というところであった。それから財政措置としては、予算を通さないでそのま……
○阪上委員 もう先ほどから報告について質問をやったと思いますので、きわめて簡単にお伺いいたしますが、答弁も簡単に願いたいと思います。
最初に北九州五市合併問題でございますけれども、これについて自治省の態度を伺いたい。いいと思っているか、悪いと思っているか、いいと思っているならばその理由、これを一つ端的にお伺いいたしたい。
【次の発言】 そうしますと、こういったケースはすべて合併が適当だ、こういうことになるわけですね。
【次の発言】 そういう議論になってきますと、いろいろとお伺いしなければならぬと思います。しからばなぜ北九州はそういった潜在性を持っており一ということになれば、またいろいろ経済的……
○阪上委員 先ほどから三者の御報告を承りまして、大へん御苦心のほどがよくわかります。心からお礼を申し上げたいと思います。 そこで、お話の模様によりますと、競技施設の整備であるとか、あるいはまた、選手村の整備、こういったものについては、問題点はありますけれども、ほぼ見通しはついている。ところが、補足説明等を含めまして選手の強化対策については、計画は立てておるが、率直に言って金がない、そういうようなお話になってきておるように思います。それと関連いたしまして、資金調達につきましても、計画はあるけれども、なかなか見通しについてはまだ確定しない、こういう報告であります。それからまた、東京都関係の受け入……
○阪上委員 関連して。この前の当委員会のときにも私は申し上げておったのですが、今伺っておりますと、青少年の家というものについて、厳密には、ユース・ホステルという一つの組織だけを頭に置いた意味でわれわれは言っておるのじゃなくて、青少年の家という広い範囲のものを考えて私は皆さんに要求しているわけです。指導理念の中で、文部省が持っておられる考え方の中でちょっと疑問に思うことは、昔のいわゆる鍛練場とか、そういう考え方で指導してもらっては困る。そのことは、今長谷川さんがおっしゃった通り、窮屈なものでない。ここで不可欠なものとしてわれわれが考えなければいけないのは、スポーツ施設の関係、今日本にありますユー……
○阪上委員 本日の参考人の皆さんは、それぞれ水泳あるいは体操、馬術、陸上、レスリング、こういった道における日本最高の権威の方々であります。先ほどから選手強化に関する皆さん方のいろいろな経験を通じてのお話を承ったわけでありますが、私ども大へん参考になりまして、まことにありがたく思っております。同時に、皆さん方の御苦心が大へんなものであるということも実はしみじみ悟らされたわけでありまして、皆さんが考えておられるように、どうしてもやはり東京大会で金メダルをとらせなければならない、また、金メダルをとってもらわなくちゃならない、こういう決意を今さらながら新たにいたしたわけであります。そこで、先刻からいろ……
○阪上委員 去る五月三十日から六月一日までの三日間にわたりまして、オリンピック東京大会開催に伴う地方公共団体等の協力態勢及びスポーツ施設の整備等についての実情調査のため、愛知県及び岐阜県に派遣されました委員を代表いたしまして、私から調査の結果について御報告申し上げます。 なお、その詳細につきましては、委員長のお手元に文書をもって提出いたしてございますので、参考のためこれを会議録に掲載されるよう、委員長においてお取り計らいをお願いいたしたいと存じます。この際はその要旨についてのみ報告を申し上げることにいたします。 今回両県に調査に参りまして、まず第一に痛感いたしましたことは、オリンピック東京……
○阪上委員 私、実は今問題になっておりますガリオア・エロア、それからタイ特別円の両協定について、外務委員会における委員長の質疑終局の手続、これについて非常に不法なものがある、こういうふうに考えておるわけです。ところが、去る二十九日に行なわれたところの質疑打ち切りにつきましては、これはわれわれ社会党と自民党さんとの間で意見が違っておりまして、この件につきましては、打ち切りの動議を出したのだ、それは成立しておるのだ、そこで委員長は打ち切ったんだ、こういう言い方になっておる。それはわれわれは認めておりません。ところが、これは四者会談が行なわれて、そこで何となくうやむやのうちに済んでしまって、結論とし……
○阪上委員 川島大臣が十一時までに帰られるそうでありますので、少し関連して質問をいたしたいと思います。 先ほどからの論議を承っておりますと、すでに問題点というものは出ておると思う。その問題点といたしましては、まず道路が悪いということ、それから産業の分布が悪いということ、それから労働条件が悪いということ、そのほかに交通行政が不統一であること、いま一つは交通教育というものがやはり不徹底である、こういう点に問題点を見出すわけであります。それで先ほど大臣の御答弁で、緊急対策と基本対策とに分けて御答弁があったわけであります。その中で緊急対策として、広い意味の交通行政の調整をやる、いま一つは取り締まりの……
○阪上委員 今回発生しましたこの事件、これは世間では全くこれはばかげたことだ、こういう言い方をする向きもありますし、ばかげたことであるにしても、これは早く芽ばえの段階においてつんでしまわなければ大へんなことになる、こういうような批判も出てきております。また、この事件がクーデターであるとかあるいは、先ほど長官のお話にありましたような、いわゆる不穏な事件あるいは集団テロ事件というような考え方のものであるかというような点につきましては、いろいろ議論のあることと思います。しかしながら、世間ではやはりこういった問題については、特にその背後関係について非常に危惧しておる向きがあるのじゃなかろうかと思うので……
○阪上委員 今の交付税に繰り入れる金額なんですが、この中に高校生急増対策の分は含まれておりますか。
○阪上委員 昨日の新聞によりましても、すでにこの一月中に交通事故による死亡者が九百九十五名、この調子でいきますと昨年の統計をはるかに上回るような悲惨な状態になってくると思うのであります。交通緩和の対策はこの際もう緊急に打ち出さなければならぬことであるのは御案内の通りであります。 そこで私お伺いいたしたいのは、先ほども渡海君が触れられましたように、交通行政の一元化の問題であります。昭和三十五年の五月の十七日に新道交法が通過いたしまして、そのときの附帯決議でやはり道路交通行政の一元化の問題を強く要望し、それからまた昨年の暮れの十二月十四日に長官等においでいただいて、ここでまたわれわれ質問いたしま……
○阪上委員 料理飲食等消費税につきまして、一つだけ大臣に伺っておきたいと思います。 それは、今問題になっております、外人に対するところの料理飲食等消費税の非課税問題なんです。この件につきましては、わが党の太田一夫君が先般本会議において質問いたしまして、この点につきまして大臣からしごくわけのわからぬ答弁があったようであります。仰せのようにいたしておりますという答弁です。なるほど、現在の税法改正法を見ますると、仰せのようにしているということになるのです。実は承るところによりますと、自民党の方では、何か外客誘致臨時措置法とかいうものを準備いたして、それで外人に対するところの非課税を、さらに実質上講……
○阪上委員 国家公安委員長に伺います。 実は二月十三日付の新聞で一斉に報ぜられております都内の交通規制、この問題でございます。大臣も御承知のように、この委員会は今もこらして小委員会を開いて、鋭意交通応急対策につきまして審議を続けているわけであります。その間に、突如として都内の交通規制が、新聞の報道によりますと本ぎまりになったということです。実はわれわれも驚いているわけなんです。なるほどこの委員会の中で交通問題を今まで審議を続けて参ったのでありますけれども、その際にも、車種別あるいは時間別規制というようなことについての必要性があるのではないかということは、われわれも認めております。そこで問題は……
○阪上委員 昭和三十六年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案、この中で、本年度の地方交付税計画によりますと九十八億五千二万五千円、これだけを繰り越しする、こういうことになっております。そこで、ここにこう書いてありますが、非常にこれは読みづらい書き方になっておりますので、こういった結果九十八億五千二万五千円になるという、その説明を一つ詳細にお願いしたいと思います。
【次の発言】 そこで奥野財政局長にお伺いいたしますが、この相当額五百億以上の交付税を本年度内に使い切らずに、これを翌年に繰り越す、こういう措置をとられたその理由を一つ承りたいと思います。
○阪上委員 今、山口君から消防自動車の事故について、いろいろと御質問があったわけでございますが、この際一つ委員長にお願いいたしたいと思いますのは、資料を一つ提出させていただきたいということであります。 ここ数年来、大へん消防団の自動車事故というものが多いのであります。そしてこれがまた花見ごろになりますと、ますます多くなってくる、従って、正式な消防担当以外に、自動車に乗って団員が慰安等に出ていき、相当な事故を毎年繰り返しております。従ってこれに対してここ数年来の事故の統計表を一つ出していただきたい、これを一つお願いいたします。
○阪上委員 私は日本社会党を代表いたしまして、銃砲刀剣類等所持取締法の一部を改正する法律案につきまして反対の討論をなさんとするものであります。 今回の改正は、およそ八点であります。そしてそのうち、第五条並びに二十四条の二を除きましては、われわれ社会党といたしましてもおおむね了承するところであります。しかしながら、特に二十四条の二につきましては、われわれは強く反対をいたさなければならぬと考えております。すなわち審議の経過からいたしましても、二十四条の二につきましては、いわゆる提示させ、開示させ、そうして調べることができる、提出させて一時保管することができる、こういうようなふうになっておりますが……
○阪上委員 私は官房長官にお伺いいたしたいと思います。長官も御案内のように、この災害対策基本法等の一部改正、これが前国会におきましてああいった削除、修正の形をとってきたのでありますが、それが今国会で改正案を出すことにつきましては条件がついておったわけであります。そしてこの条件につきましては去る三月二十四日における六者会談におきまして、自由民主党並びに日本社会党の間で話し合いがついたわけなんであります。そのときの申し合わせ事項によりますと、本法案に対する衆参両院の附帯決議事項については可及的すみやかに立法化する。特に激甚災害にかかる統一的恒久立法については今国会において、それから個人災害に伴う援……
○阪上委員 すでにこの法律案につきまして、かなり質問が出ております。私、できるだけ簡単に五、六点について質問してみたいと思います。 この市の合併の特例に関する法律案が本委員会の審議に上りまして、それ以来合併しようとするところの関係市町村が、いろいろとこの法案審議に対して関心を持っているわけなんであります。その中のいろいろな動きを考えてみますると、どうも二、三の場所におきましては合併の目的というものをはき違えた傾向が出てきておるのじゃないかということを、私は非常におそれておるわけなんであります。そしてこの法案の第一条の目的等を見ましても、明確な目的というものは明示されていない。たとえばこの法律……
○阪上委員 川島さん、かぜ引いて大へん弱っておられるようでありますので、きわめて簡単に、一点だけ御質問申し上げておきたいと思います。 御承知のように交通対策につきましては、これは川島さんも常日ごろおっしゃっておるように、恒久対策と緊急対策に大別し得るものと思います。それで私、恒久対策は本日は別といたしまして、特に緊急対策としてわれわれ小委員会を作りまして審議して参りました経過から考えましても、道路交通の安全施設の整備促進ということが喫緊の問題だ、こういうことに結論が出てきたわけなんであります。そこで、先ほどからも小澤委員、安宅委員からの御質問がありましたので省略いたしますが、要は、こういった……
○阪上委員 先ほどからのやりとりを聞いておりますと、全く政府の態度というのはでたらあだ。こんなことじゃ審議できませんから、一つ委員長でよろしくお取り計らいを願いたい。
○阪上委員 関連して。政務次官にちょっとお伺いしておきます。先ほど来、これは公経済だからこういう方針をとって差しつかえないのだ、こういうようにあなたは答弁されているのです。しかも公経済だから国から出そうと地方自治体から出そうとこれはかまわない、そこで地方自治体から出さなければならぬという方向に持っていきたいという理由は一体何ですか。この点をはっきりしておいていただきたい。
【次の発言】 それならお伺いいたしますが、地方交付税制度というものは一体どういう制度なんですか。これは財源調整の制度じゃないですか。それを混同してしまって、当然国が負担すべきものをこの中に織り込んでしまったという考え方ですね……
○阪上委員 大へん時間をとっておりますので、きわめて簡単に一問だけ質問しておきたいと思います。 自治労の丸山さんに質問いたします。 わが国において、こういった職種の立法が次々と出てくるわけなんでありますが、私の考えとしては、これはすべて違憲立法だ、こういうふうにまで考えておるわけです。少なくとも憲法二十九条等にあるところの財産権、こういうものを侵害する立法だと日ごろ考えておるわけです。これはただ単にこの共済組合法案ばかりではなく、すでに施行されておるこの種の法律はすべてそうだ、たとえば国民健康保険法にしても同じだ、こういう考え方を私は持っております。もしこれが任意組合として出発されるならば……
○阪上委員 今小澤委員から責任者をここへ呼んでこいということなんですが、私の質問中に一つ呼んでもらいたい、これをお願いいたしたいと思います。 そこで最初に伺っておきたいと思いますが、先ほどから答弁を聞いておりますと、何を言っているのかちっともわからないので、もう少し頭を整理して明確に一つ御答弁を願いたいと思います。 東京都の給水計画につきまして、現在第一次制限、第二次制限を経まして、第三次制限に入っている。これは事実ですね。そこで先ほどからの答弁によると、第四次制限は避け得る、こういうようにあなたはおっしゃっておられますね。そこで避け得る根拠をもう少し明確に一つ示して下さい。先ほどからも伺……
○阪上委員 私は、ただいまから地方自治の若干の問題について質問いたしたいと存じております。 そこで、質問に入ります前に、委員長に一つお願いがあるのであります。それは、本日の私の質問の大部分は通産大臣との関係があるわけであります。残念ながら、通産大臣かぜを引いて休んでおられるそうであります。やむを得ないと存じます。そういう部分につきましては、二十八日に一つさらに再質問をいたしたい、かように考えますので、本日は三分の一程度、若干の問題をお聞きいたしたい、かように存じますので、よろしくお願いいたします。 そこで、地方自治の若干の問題でございますが、まず最初に、地方自治の本旨につきましてお伺いいた……
○阪上委員 私は、この際、二つの問題について御質問申し上げたいと思います。その一つは、交通問題であります。それからいま一つは、東京都の特別区における区長の公選問題、この二つについて質問申し上げます。 最初に、区長の公選問題についてお伺いいたしたいと思います。御案内のごとく、去る三十二年の八月、東京都の渋谷区議会で行なわれました区長選挙をめぐった増収賄事件であります。このことに関しまして、私は贈収賄の問題を取り上げようとするのではなくして、東京地裁の判決が、この問題をめぐりまして、区長公選に対するところの地方自治法のきめ方が、違憲であるという判決が下されておるわけであります。地方自治法は、御承……
○阪上委員 川島担当大臣は大へん忙しいそうですので、簡単に質問いたします。 去る八月七日の閣議で、川島さんから、オリンピック組織委員会など関係諸団体の責任体制を確立しなければならぬ、あるいはまた、資金対策、ことに資金の練り直しを行なう必要があるというような報告をされたように、新聞で私知っております。そして大体おもなる点は、まずオリンピック資金計画について、これまでの計画が長期的見通しに欠けている、しかも便乗的な要求がかなり含まれておるという点を指摘されておったようであります。次に、関係諸団体の責任体制については、現在のままでは計画の推進にきわめて支障をきたすおそれがあることを強調された、こう……
○阪上委員 私は主として今度の第四回アジア大会の紛争問題について、東知事さんに、アジア競技連盟の名誉会長、あるいはまた、IOCの委員であるというようなお立場においてお答えを願いたい、かように存じます。 第一点といたしまして、第四回のアジア大会というものは、これは明らかにAGFの憲章違反である、こういうふうに私は考えるわけなんであります。しかし、こういった問題の結論を出すということについては、よほど慎重でなければいけない、かように考えます。先ほど福永委員の御質問にお答えになりまして、東さんは、それは確かに憲章違反だ、こういうふうにおっしゃっておられます。そこで、私、少しくどいようですが、どの条……
○阪上委員 私はアジア大会問題にしぼりまして質問いたしたいと思います。先ほどからいろいろと津島会長の方からも説明があり、川島担当大臣からもいろいろと見解が発表されました。しかし、この第四回アジア大会が反則大会であるということは、いろいろお話の中から十二分に確認されていることであります。それにもかかわらず、選手と加盟国とを日本が指導的立場に立って誘導して無理無体にこの参加を強行してしまった。しかも最近では、現地にいらしておった方々が帰って参りまして、いろいろと帰朝談を発表されておるのでありますけれども、その内容を見ますると、そういった失態をやっておるにもかかわらず、その責任の所在を全く他に転嫁し……
○阪上委員 私は、三党を代表いたしまして、地方公務員共済組合法案及び地方公務員共済組合法の長期給付に関する施行法案に対する附帯決議案の趣旨説明を行ないたいと思います。 まず、決議の案文を朗読いたします。 地方公務員共済組合法案及び地公務員共済組合法の長期給付関する施行法案に対する附帯議(案) 政府は、地方公務員共済組合法及地方公務員共済組合法の長期給付関する施行が地方公務員の生活と祉とに深い関係を有することにかがみ、両法律の実施に当っては、の諸点につき、とくに配意すべきある。 一 地方職員共済組合等の理事に組員を代表する者を加える等組合民主的な運営を図ること。 一 掛金等の標準……
○阪上委員 ただいま議題となりました三宅島の緊急対策について、総務長官に一つお伺いいたしたいと思います。 実は、昨日自衛隊のヘリコプターでもって国会から急遽三宅島を訪れたわけです。大体現地の状況を見てみますと、大ざっぱにいって、八月二十五日の爆発から今日までの間に、二十八回も相当大きな地震が、はなはだしきに至っては一日十回訪れてきている、こういうことであります。そういうことのために、爆発の被害もさることながら、現地の住民は大へん不安な状態に置かれている。一つの例をとっていうならば、全く仕事も何も手につかぬで、ふろしき包みを持って路傍をうろうろしているというな姿も見受けられる、こういうような状……
○阪上委員 私は、今各所で問題になっております地方議員の定数を減少しようとする問題につきまして、質問いたしたいと思います。 御案内のように、今大阪等を中心といたしまして、各都市において全国的に議員の定数条例を制定しようとする運動が展開されております。もちろん地方自治法によりまして、地方公共団体の議員の定数をふやすことができるようになっております。従ってこういった運動が直接請求の形において行なわれるということにつきましては、法的には問題はないのでありますけれども、しかしながら、これはよく考えてみますと、考え方によりますと、地方自治の根底をくつがえすような大きな問題をはらんでおると私は思うのであ……
○阪上委員 関連して。今政府の答弁は別といたしまして、調査団に一つ質問いたしたいと思うのです。 調査団の御報告を伺いますと、非常に詳細なる御検討をなさって、まことにわれわれとしてけっこうだと思っておりますが、ただ一つ筋が通らぬ点があったのではないかと思います。すなわち阪神地域におけるところの共同処理方式については、やはり地方自治の本旨に基づいて、地域が広くなればなるほど住民の意思が政治に反映しにくいという点をとらまえて、相なるべくは連合方式等の形をとるべきである、こういうことをおっしゃっておりながら、後半岡山県の県南の地域開発と関連したそれを遂行していくための共同処理方代としての地方の制度に……
○阪上委員 きょうは理事会の申し合わせで十二時までということになっておりますから、二点だけ質問いたしたいと思います。一つは、ただいま質問がありました新産業都市、いま一つは高校生急増対策について、この二つについて御質問申し上げます。時間がありませんので、一つ簡単に要点たけお答え願いたいと思います。 新産業都市についていろいろな問題がありますが、きょうお伺いしたいのは、一体政府はこの地域指定についてどういう考えを持っておるか、速度の問題です。一つは、何か全国で十カ所くらい調査をやって、そして同時に指定をやっていこうという考え方を持っておるという向きがある。いま一つは、立地条件の整った、いわゆる新……
○阪上委員 私は、きょうはNHKのテレビ・センター問題につきまして質問いたしたいと思います。 御案内のように、最近国民や東京都民の間で、あるいはまた、都議会であるとか組織委員会等、各方面で大きな話題になっておりますNHKのテレビ・センター、ところが、これが大きな話題になっておるにもかかわりませず、関係当局は故意に真相を明らかにしていない。これでは、オリンピックに対する都民ないし国民の熱意というものに大きな影響を来たすのではないか、かように考えます。そこで、この際真相を明らかにいたしまして、オリンピックヘの情熱というものを再び取り戻す、こういうことがきわめて必要じゃなかろうかと思うのであります……
○阪上委員 午前中からだいぶこまかい点に質問がなされまして、大体問題点が明らかになってきております。したがって、できるだけ重複を避けまして簡単に御質問いたします。主として、法は運営にありますから、法案自体に多少の不備がありましても、運営さえうまくいけばいい、したがって、運営上問題になるような点について若干御質問いたします。できるだけ簡単に答えてください。 そこで、くどいようですが、まず第一番に、近畿圏整備法につきましては、近畿圏とは一体何かということをはっきりつかんでおく必要があるんじゃないか、こういう考え方を持つのであります。一々一問一答をやりますと時間がかかりますから、こちらのほうで大体……
○阪上委員 大臣お急ぎのようなので、差し繰るために簡単に質問をいたします。
警察庁長官、今度交通警察の取り締まりのために交通警察官を五千名ですか増員される、そこでこのことによって、例の緑のおばさん、黄色いおばさんを解消することができますか。
【次の発言】 緑のおばさん、黄色いおばさん、非常に御苦労願っておるのですけれども、御承知のようにあれは警察権を持っていない。警察権を持っていない人をああいうきわめて危険な立場に置く、この前緑のおばさんに来ていただいていろいろ伺って、権限を持たずしてあなたあの旗を振って一体どういう気持だと聞いてみると、あの人たちは、私は権限がございませんが、かわいい子供が……
○阪上委員 今の問題ですが。鹿児島県の農協ですか、連合会ですか、これが分蜜糖か何かをやっているという事実、これはどこでやっているのですか。
【次の発言】 沖永良部でそういう計画があるということを僕は初めて聞いたのですが、これはまだ動いてないのでしょう。
【次の発言】 地元の農業協同組合は非常に悪い状態であって、おそらくつぶれているのではないかと思うのですが、今どういう状態にありますか。
【次の発言】 そこで前から農協が持っておった、あるいは農民が個人で持っておったような製糖工場、簡単な三十トンというやつ、あれは今どうなっていますか。
【次の発言】 そこで地元の農民が協同組合等の形で黒糖の製造を……
○阪上委員 ただいま議題となりました昭和三十七年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案、これにつきまして若干の質問をいたしたいと思います。 この法律案の内容によりますると、三十七年度分として交付すべき地方交付税の総額のうち、百億円を三十八年度に繰り越す、こういうことになっておるのでございますが、昭和三十七年度分の地方交付税の総額は第一次補正、第二次補正を入れまして四千九百七十二億円、そのうち普通交付税として九四%でございますか、これが四千五百五十九億、特別交付税でもって六%の二百九十一億、合計四千八百五十億、これが配分されることになるわけです。そういたしますと、百二十二億が……
○阪上委員 関連して。今奧野さんは、思い切って高校急増対策をやろうという団体、その場合は地方単独事業のワクに切りかえてやる、こういうようなことを言われた。しかしながら、ことしの計画によると、地方単独事業というものは伸びてないのじゃないですか。昨年三十七年度においては、たしか五百九十五億くらいの額だったと思うのですけれども、それがことしは五百二十一億円の増加の程度にとどまっておる。伸びが非常に少ない。しかしこの五百二十一億円計上された苦心というものは非常によくわかっておりまして、公共事業に比べると相対的にも非常に単独事業としては落ちているし、三十七年度に比べても落ちている。そういった切り詰めた単……
○阪上委員 私は、自由民主、社会、民社の三党を代表いたしまして、昭和三十七年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案に対する附帯決議案の趣旨説明を行ないたいと思います。 まず、決議の案文を朗読いたします。 昭和三十七年度分として交付すべき地方交付税の総額の特例に関する法律案に対する附帯決議 地方交付税制度の運営の状況をみるに、ここ三年間、毎年度百億円程度を翌年度に繰越す措置を講じているが、現下の地方財政の動向と地方行政水準の現況にかんがみ、政府は、今後次の点について検討すべきである。 一、本制度が、地方交付税の交付の基準の設定を通じて地方行政の計画的な運営を保……
○阪上委員 関連して自治省に問いますが、標準のままで計算されて参りますと、結局ある県によっては二百名くらい超過するというような場所が随所に出てくるだろうと思います。その場合の財政は非常に激変することは事実であります。そこでこれがもらえないということになれば、どうしても先生の教を現実に減らしていかなければならぬという問題が出てきたということになったときには、今おっしゃったように特別交付税等で措置される、そういうことは確かなんですか。
【次の発言】 そういう局長のお考えはわかりますが、そうすればやはり何か暫定措置をしがなければならぬような現実にあるということだけはいえるのじゃないですか。
○阪上委員 きょうは私は租税負担についてお伺いいたしたいと思います。
今回の税制改正等による国民の租税負担について、どういうふうな見込みになっておるか、これを一つお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 この地方税の六・五%を所得階層別に、たとえば住民税のごとく、十三段階なら十三段階に分けて、どういうパーセンテージになっておるか。
【次の発言】 実は私が今お尋ねしたいと思っていることは、高額所得者と低額所得者と比較して、国税はもとより、地方税の中においても、相対的な負担が低額所得者にかなり高いという懸念を持つものですから、お伺いしておるわけであります。従ってこれは非常に貴重な資料だと思いま……
○阪上委員 この機会に一つ、二つお伺いしておきます。
高速自動も国道の交通警察の問題ですが、国道の構造からいって、中央にグリーンベルトがあって、しかもそのグリーンベルトが、単なる芝生ではなくて植え込みになっている、こういうことなんですが、これは全部一貫して植え込みにするのですか、あるいはカーブだけを植え込みにするのですか、その点、どうなんです。
【次の発言】 植え込みになっている関係は、要するにヘッドライトの反射を考慮したものだと思うのです。しかし、諸外国のハイウエー等を見ますと、ことに西ドイツあたりのアウトバーンなんかにおきましては、植え込みは全部採用していない。どちらが進歩的であるか、私……
○阪上委員 だいぶ時間がたってきましたので、この機会に二つばかり質問しておきたいと思います。 警察の方にお伺いいたしますが、大都市の交通規制につきまして、一つ伺っておきたいと思います。 かつて大都市における規制問題が起こった当時に、大体規制の方向としては、第一次規制がきわめて強く、そして安全交通施設等が完備し、道路が逐次完備されて参りますに伴って、逐次規制は第二次規制、第三次規制と緩和の方に持っていく、こういうことを申し上げておったのでありますが、最近の大都市の規制の状態を見ると、第一次から第二次、第三次から第三次へと逐次規制が強まっておるように見える。これは高度経済成長政策から見ても、決……
○阪上委員 ただいま宮地さんから御報告をいただいのでありますが、その最後のことばに、非常に捜査の不手ぎわがあって遺憾である、こういうようなことを言っておられます。 そこでお尋ねいたしたいのは、今回のこの二つの事件につきまして、非常に捜査上の欠陥が暴露された、こういうふうに言われておるのでありますが、そのよってきたる原因は一体どこにあるのか、こういうことだと思うのであります。そこで最初に、こういった誘拐事件に対する捜査方針といったものは確立されておるのかどうか、当局のほうにそういう捜査方針というものがあるならば、それをひとつ示してもらいたい。
○阪上委員 いまの問題で、最高と最低をきめるでしょう。そうすると、談合の余地が少なくなる。幅が少なくなる。へたな談合をやっておったって、最高を突破したら契約は締結はできないで、失格になる。また最低を下回った場合も失格になる。そこで最高と最低をだれが握っているかということです。あなた方の構想はどうなんですか。最高と最低はだれが知っているのですか。理事者ですか。
【次の発言】 だから、政令できめるのですが、その内容は何もないということでは意味がない。一番ポイントになるのはそこなんです。私は長い間市長をやっておったから、そんなことはよく知っておる。一番問題はそこなんです。市長だけが知るといっても、市……
○阪上委員 地方自治法の改正、これは地方自治法自体が地方自治の基本法であるというような観点から、きわめて重大な問題であります。御案内のように、地方自治法が制定されましたのは、在来の県政であるとかあるいは市町村政、こういった法律を集大成したというだけの意義ではないのでありまして、これはやはり新憲法の精神に基づいて、わが国の民主的な民主化のための基盤をこれでもって果たしていこうというような考え方が強く出ておったことは御承知のとおりであります。 〔委員長退席、高田(富與)委員長 代理着席〕 ところが、今回の自治法改正で、この間からいろいろと論議が行なわれておるのでありますけれども、これを大局……
○阪上委員 ただいま議題となりました地方自治法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきまして、私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、その趣旨を御説明いたします。 まず最初に案文を朗読いたします。 地方自治法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 本法の施行にあたり、政府は地方自治の本旨をそこなわないよう、次諸点について適切な措置を講ずべきである。 一、分担金徴収条例の制定、改正に関する機会の審議にあたっては、つとめて公聴会制度を活用し、真に利害関係を有する者及び学識経験を有する者の意見を反映させるよう指導を行うこと。 一、地方開発事業団制度新……
○阪上委員 いまの事件に関連して。先ほど鎌田人権擁護管理官がこの憲法三十五条の人権保障がもっぱら刑事手続に関するものだ、直接行政手続には適用されないと一般に解釈されておる、こういうように答えておる。 そこで私伺いたいのは、それはそれでいいでしょう。しからばその行政手続によって、基本的人権があるいはその他の人権が優等されていいという理由にはならない。そうすると、この行政手続によって基本的人権が侵害される場合のそれに対するところの救済手続、そういったものは刑事訴訟法か憲法か、どこに規定されておるのですか。それがなければあなたのところは基本的な人権擁護ができやしないじゃないですか。刑事手続だけの問……
○阪上委員 天下を震駭させたにせ証紙事件、それから千葉県知事の選挙にからんでの例のにせ検印事件、こういったものの捜査が、新聞等によりまするとほぼ打ち切りの段階にきておるということでございます。 われわれが新聞等で承知いたしております範囲では、どうやらまたぞろこの種の選挙違反事件というものは、大ものを再び逃がしてしまうというような印象を実は受けますので、きょうはひとつ大ものを逃がすなという観点からいろいろと質問をしてみたい。いま一つは、その方法として考えられることは、検察行政を国会としてはあくまでも保護していかなければならぬということだと思うのでありまして、さような見地から、問題のこまかい点は……
○阪上小委員 定数化を要するのは二方六千、本年政府から出てくるのは、大体七千ぐらいでしょう。これは消化できないでしょうね。
【次の発言】 見通しはどうなんですか。折衝が始まっているのですか。
【次の発言】 あなたは人事院で担当しておられてよく御存じなんですが、何か特異の点を強調しなければ、八十六名というものは、古い方からという基準になってしまうと、置き去りにされるおそれがある。私は、この際知恵を貸しておいていただければ、機会があった際にそういう点を強調するということで、これは与党の方々とも一致して努力いたしたいと思います。
【次の発言】 国会図書館としての特異性というものは出てこないのですね。
○阪上委員 今、委員長から御注意がありまして、ごもっともだと思いますので、きわめて簡単に御質問申し上げますから、端的にお答え願いたいと思います。 本日私は主として水資源開発公団の設置に関して問題点を御質問申し上げたいと思うのです。昨日からいろいろと論議されておりますが、なお納得できない点もありますので、多少重複するかもしれませんけれども、御了承願いたいと思います。 端的に伺いますが、水資源開発公団の予算というものができておるのかどうか、この予算を一つ説明していただきたいと思います。水資源開発に関する予算というものはわかっておりますが、公団それ自体の予算というものがあるかどうか、これを一つお……
○阪上委員 私、質問に際して、最初に今委員長から持ち時間を明示されたわけでありますが、先ほどの猪俣氏の質問に対する答弁を伺っておりますると、答弁の技術のまずさから、時間が相当食い込まれている。だからそういうふうにおっしゃらずに、その点については委員長においてもう少し同情ある態度をとってもらいたい、こういうように思います。 ここ数日来にわたりまして、衆参両議院本会議を通じ、または連合審査会を通じまして、この事件の解明が行なわれておるのでありますけれども、どうも質疑の状態をながめておりますと、平行線をたどっておる。この問題の本質的な解明をすることができないような状態のままに、いよいよ連合審査会も……
○阪上分科員 私はここは予算の分科会でありますので、地方財政計画について、国の予算との関連について、若干基本的な問題をお教え願いたい、かように思うわけであります。 三十六年度の地方財政計画の提出が非常におくれまして、やっと三日ほど前に出てきたのでありますが、このおくれた原因につきましては、すでに予算委員会の一般質問、地方行政委員会等で明らかにされたわけであります。私はその問題を今触れようとは思いませんが、一体地方財政計画というものは、国の予算の提出よりもおくれて提出されてしかるべきものであるかどうか、この点について一つ大臣の見解を伺いたいと思います。
○阪上委員 二、三点関連質問いたしたいと思いますが、まず最初に、この自動車の保有者は、当該自動車の保管場所を確保しなければならない、この考え方は、憲法二十九条との関係はどういうことになるのでございますか。この点を一つ、運輸大臣から伺いたいと思います。
【次の発言】 御説のように、憲法第二十九条では、私有財産は、これを侵してはならない、こういうふうに規定をされております。それはいろいろ学説はありましようけれども、直接的に、間接的にやはり侵しちゃいかぬ、こういう意味だと、われわれは解釈する。この場合、保管場所というものを確保しなければ、自動車を保有している者がこれを使うことができぬということになっ……
○阪上小委員 この刊行物の納入の数というのは、五百部以下は……
【次の発言】 五百部以下もですか。
○阪上議員 ただいま議題となりました産業と雇用の適正配置に関する法律案について、提案の理由と、その概要を御説明申し上げます。 東京にわが国人口の一割以上も集まり、南九州の所得が全国平均の半ばにすぎないということは異常の事態といわなければなりません。数年前から対策を迫られておりました過大都市と地域格差の問題は、高度成長政策によってさらに大都市とその周辺に産業、人口が集中し、その生産面、生活面の隘路を開く公共投資は総額の七割近くに達するという悪循環を招き、交通地獄に代表される多くの弊害を引き起こしておるのであります。一方それ以外の地域における公共施設はますます立ちおくれ、人口は減り、地域格差はい……
○阪上議員 もう少し詳しく問題の異なっておるところを申し上げたいと思います。 私はまず第一番に、政府の新産業都市とわが党の法案との相違点としては、地域開発に対する方法論におきまして、基本的な考え方の相違があるのではないか、こういうふうに考えております。 御承知のように、地域開発に関する類型は大体大別して二つあると思っております。その一つは、非常に広範な大地域における地域開発というのが一つあります。それから、比較的に、拠点々々を開発していこうとする開発の方式がある、こういうことであります。たとえばシベリアのコンビナート開発であるとか、南イタリアの南部の開発であるとか、こういうようなものにつき……
○阪上議員 お説の通り最近の地域開発ということにつきましては、少なくとも英国あたりの例を見ましても、地域における雇用の安定ということを無視した地域開発の方式というものはないわけなんであります。従って、私ども産業と雇用の再配置法とうたったのも、実はその点を強く意思表示しているわけでございます。 そこで、地域の開発をやる、手段といたしましては、これは御承知のごとく、産業の、工業の立地ということが大きな手段となっておるわけでありますが、しからば、工業の立地条件といたしまして、立地の因子といたしまして考えられることは、これは当然雇用を無視した産業立地、工業立地というものはないわけなんであります。従っ……
○阪上議員 わが党案の産業と雇用の適正配置によりますと、主として大拠点におけるところの基幹産業を中心とした開発計画、この部分につきましては、全額国費でもってやるべきだという考え方に立っております。その他の中小拠点につきましては、これまた地方開発公団を作りまして、地方自治体の投資によってやる、こういう考え方に立っております。 そこで、問題になりますのは、先ほどもお話がございましたように、政府原案によりますると、二十一条等で、地方自治体が工場等を誘致いたしました場合に、条例を作りまして、税の減免をやります。この場合に、地方交付税でもって減収補てんをやるという形をとっております。これは先に通りまし……
○阪上小委員 木村さん、交通警察官、取り締まりに従事している警察官はどのくらいいますか。
【次の発言】 東京はなんぼですか。
【次の発言】 これは何交代ですか。
【次の発言】 日勤で二千二百人まるまる出ているのですか。
【次の発言】 実際に常時従事しているのはどのくらいですか。
【次の発言】 内勤、外勤に分けて、コントロール、ああいうところに入っているのは別として……。
【次の発言】 そこで、よく見てみると、交通というのは腕に青い腕章を巻いておりますけれども、外勤の、あれ以外の者は、交通事故、交通違反等については全然無関心ですね。あれは任務上無関心であれと教えているのですか。
○阪上小委員 ちょっと私、退席しますので、運輸省に一つ聞きたいと思います。 先ほど太田さんからもいろいろいい意見が出ておりますし、私は全くその通りだと思うのですが、運輸省として当然考えなければならぬのは、大量輸送計画というものを持たなければいかぬということです。交通安全の建前からいえば、制限の問題もありますが、同時に運輸省としては、まず何をさしおいても大量輸送計画を持たなければいけない。先ほどから話を聞いておりましても、どうも大量輸送計画あるいは大量輸送対策というものをしっかりと握っていないように私は思う。たとえば交通機関は現状のままにしておいてなんというようなことをあなたは言っておられるの……
○阪上小委員 私からも今の問題に関連して申し上げたいと思います。
今聞くところによると、公安委員会の決定を見ていないということですね。この点、間違いありませんか。
【次の発言】 それで閣僚懇談会に持ち出したというのは、だれが持ち出したのですか。警視庁ですか、警察庁ですか、どっちですか。
【次の発言】 これはあなたに聞いてわかるかどうかわからぬが、警察行政は、これはもう厳正中立でなければならぬことはあなた方も知っているわけです。交通行政といえども、警察に関する限り厳正中立でなければならない。公安委員会の決定を見ずして、そしてそれが閣僚懇談会という得体の知れないとは僕は言わぬけれども、そういうも……
○阪上小委員 あまり時間もございませんので、簡単に三、四点お伺いしたいと思います。
最初に緑のおばさんですか、杉村さんにお伺いいたしますが、あなたは、先ほどおっしゃった中で、おとなが協力してくれない、こういうふうにおっしゃっておりました。もう少し具体的に言いますと、何かあなた方が横断歩道で旗を振っていただいている、それにまでおとなが協力しない、こういう状態なんですか。
【次の発言】 そこで、先ほど稲葉さんでしたかお話がありまして、もっと旗をはっきり振ってくれ、こうおっしゃっているのですね。このことは大阪あたりでもやはり運転者側からは、そういう声があるのです。そこで私はお伺いしたいのですが、な……
○阪上小委員 この間うちから警視庁と陸運局が交通規制をめぐってえらくやり合っている。私はこれは非常にいいけんかをやったのじゃないか、その中からおそらくいい交通規制が出てくるのじゃないかというように思っております。しかし交通規制をやるためには、先ほどいろいろな原則が出ておりますけれども、何はさておいても、一番効果的な規制でなければならぬものじゃないか。そのためには、最小限度の規制だとか、公平な規制だとか、公共優先の規制だとか、いろいろありますけれども、そのこと全体をとらまえて考えたときに、やはり効果的な規制でなければならぬ。そういうことについてはもっともっと秋は検討してもらいたい、けんかも大いに……
○阪上小委員 ようやらぬよ。一週間も二週間もかかってやっているのじゃ、できやしないよ。
【次の発言】 先ほどあなたから言った、運輸省は七トンだというし、それから自民の特別委員会はこれは八トンだ、こう言っている、これはもう今のところ観光バスとかそれから路線トラックという線をいろいろ持っているということですね。時間の問題にしても、運輸省はラッシュ時二時間ぐらい、こう言うし、それから自民の特別委員会の方では警察の考え方とまた違う、二時間というのは少し厳格じゃないか、十一時半から何時までと、三時半から何時までだ。これは一体まとまる見通しがあるか、さっきあなたはまとまると言ったけれども。
○阪上小委員 職員の待遇改善ですが、一千三百八十一万四千円と出ております。聞くところによると、われわれもまたそういうふうに見ているのですが、国会図書館職員の待遇というものは、一般の衆参の職員に比べて悪い、こんなものをいつまでもこのままにほっておいてはいかぬと思うのです。そういう点について、もう少しこの内訳を説明してもらえば非常にいいと思うのです。
【次の発言】 年末一時金はどうなっておるのですか。
【次の発言】 そこで、開会中の超勤は四十四時間、二十九時間、十五時間、こういうふうになっておるのですね。そして閉会中は十五時間以内、この閉会中の場合、一般の衆参の職員はどうなっておるのですか。
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