このページでは八木徹雄衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○八木徹雄君 私は、自由民主党を代表しまして、ただいま議題となりました両法案について賛成の討論をなさんとするものであります。 近時、わが国における経済の成長、特に工業の発展は、西ドイツとともに世界の注目するところでありますが、この成長に伴い、科学技術者の需要が著しく増大し、中堅技術者の不足が痛感されているのであります。このような情勢に即応して、今回、政府は、広く各界の意見を調整、検討を重ねた結果、職業教育機関として新たに高等専門学校の制度を新設し、五年制の一貫教育によって、社会が強く求めている有為の中堅工業技術者の養成をはからんとしているのでありまして、国力の伸展のためにまことに時宜に適した……
○八木徹雄君 ただいま議題となりました参議院提出、女子教育職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、文教委員会における審議の経過とその結果を御報告申し上げます。 本案の要旨を簡単に申し上げますと、 まず第一は、法律の題名を、「女子教育職員の出産に際しての補助教育職員の確保に関する法律」と改め、新たに、幼稚園の教育職員を本法の対象に加えたことであります。 第二は、国、公立学校の教育職員が出産する場合、臨時に補充される教育職員の最低任用期間は、少なくとも十二週間を下らないこととし、私立学校もこれに準ずる措置を講ずるように努めること……
○八木徹雄君 ただいま議題となりました市町村立学校職員給与負担法の一部を改正する法律案につきまして、文教委員会における審議の経過とその結果を御報告申し上げます。 本案は、現在公立高等学校の工業教科担当の教員に支給している初任給調整手当を、今後公立義務教育諸学校の教員にも支給し、これを都道府県の負担としようとするものであります。 本案は、去る一月二十二日当委員会に付託となり、二月六日文部大臣から提案理由の説明を聴取し、以来慎重に審議されたのでありますが、特に本案は、教員の給与体系に重要な影響を与えることにかんがみ、教員の給与はその勤務時間等の諸条件を勘案すべきであり、かつ、現在支給している各……
○八木徹雄君 ただいま議題となりました著作権法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその内容を御説明申し上げます。 本案は、衆議院文教委員会の提案でございまして、その趣旨は、すでに御承知の通り、現行法は、明治三十二年に制定せられ、以来数回の部分的改正を見たのでありますが、基本的な事項はそのままにして現在に至っております。従って、著作権の保護対象及び保護方法等も再検討すべき時期に到達しており、近く、政府もこれに関する制度審議会を設置して全面的に検討を加えようとしている次第であります。しかしながら、これには相当の期間を必要とすることが予想されますので、この答申がなされるまでの間、著作権……
○八木(徹)委員 果樹は、長い間、非常にもうかる産業として、自前農業というようなことで、行政の分野においては全く放任されておったことは局長も先ほど認めたところであります。その果樹が今時代の脚光を浴びて、日本農業の救いは果樹と畜産であると言われているが、それに対応するごとくここに振興特別措置法が出たことに、非常に大きな意義を見出すのであります。 さて、この振興特別措置法のうちで特に大事な一つとして、長期見通しということがあろうと思うのであります。その目的の中にもうたっておるように、「果実の需要の動向に即応してその生産の安定拡大を図る」、そういうように言っておりますが、そのためには、その需要なり……
○八木(徹)委員 私はただいま一括議題になっておる幾つかの法律案のうち、内閣提出一七四号の学校教育法の一部を改正する法律案並びに一七五号のこれの関連法案につきまして若干の質問をいたしたいと思います。 文部省は三十二年の十二月の三十一国会で、いわゆる専科大学法案というものを提出されました。そのときの専科大学法案の骨子となるものは、いわゆる高等学校を卒業した生徒を収容して、二年または三年の専科大学、いま一つは、必要があるときは中学校を卒業した者を生徒として修業年限を五年または六年とする専科大学、こういうことで専科大学法案を提出されたはずでございます。審議未了になりましたが、この専科大学法案という……
○八木(徹)委員 ただいま議題となりましたスポーツ振興法案の起草案につきまして、その趣旨及び内容の概要を説明申し上げます。 敗戦日本にあって、スポーツの普及が日本再建の気力と体力の高揚に大いに役立ってきたことは、何人も認めざるを得ないところであります。 さきに昭和二十四年五月、国際オリンピック委員会が各国際競技団体に対して、わが国スポーツ界のオリンピック大会その他の国際競技への復帰を勧告し、わが国スポーツ振興の端緒を開いた機会に、衆参両院は、スポーツの民主的発展と育成のための政府の施策を一段と強化することの必要性に関して、全会一致の決議がなされたのであります。その後関係者の御努力により、ス……
○八木(徹)委員 ただいま提案されました三つの決議案は、当文教委員会において論議され、党派を越えて推進を誓い合っている諸案件でございますので、文教行政の推進のために時宜に適した決議案であると考える次第であります。私は、自由民主党を代表いたしまして賛成の意を表する次第であります。(拍手)
○八木(徹)委員 私は自由民主党、日本社会党、民主社会党の三党を代表いたしまして、本法案に対しまして附帯決議を付するの動議を提出いたすものでございます。 まず決議案を朗読いたします。 公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律案に対する附帯決議(案) 一、本法が施行されるにあたっては、現在各学校の課程別、職種別の教職員の実績を尊重し、その現状を下廻ることのないように配慮すること。 一、本法の施行により、現存の定時制分校の統廃合を促すようなことがないように留意し、また市町村が高等学校を新設することについての制限は実状に即するように留意すること。 一、附則第五項及……
○八木(徹)委員長代理 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 それでは速記して下さい。
次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。
午後三時三十一分散会。
○八木(徹)委員 人権擁護局長に一点だけ伺いたいと思います。
人権が侵害されておるからと調査の申し立てがあった場合に、それを受けて立った人権擁護局が結論を出すまでの部内における調査の進め方、並びにその結論を出した場合に、勧告とか通告とか告発とかいったものがあると思いますが、その中に指示というもの、指示という措置があるかどうか、これをまず第一に伺いたいと思います。
【次の発言】 じゃ具体的に伺います。実は昭和女子大生がビラを発行いたしておりますが、それには「法務省人権擁護局の指示報告!」「すべてを白紙に還元して中野先生と二人の学生を学園に戻すように――人権擁護局の指示――」こういう見出しのビラ……
○八木(徹)委員 第一点、国立高等専門学校の新設に関連して、特に次官にお伺いいたしたいと思います。各児、各地区の非常な要望の結果、最終的に十一校の国立高専学校が新設できた、その努力につきましては深く敬意を表するものでございますが、ここで一点だけ伺いたいと思うのでございますが、先般文部省はこの新設国立高専校の入学試験を実施いたしました。その入学試験の問題等について新聞紙上をにぎわしたことは遺憾でありますけれども、そのことはすでに分科会において十分に究明されたところでございますので、私はあえて重複を避けたいと思いますが、ただ本質的な問題として伺わなければならぬと思いますことは、この法律案が通って初……
○八木(徹)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、ただいま議題となっております三法案のうち、政府原案に賛成、社会党の二法案について反対の討論をなさんとするものでございます。 今回の義務教育諸学校の教科用図書の無償に関する法律案は、その第一条において、教科用図書はこれを無償とするという大原則を打ち立てておるのであります。このことは憲法二十六条の無償の理想に向かって具体的に大きく前進しようとするものでございまして、まさに画期的な制度といわなければならぬと思うのであります。またこれによって父兄負担の軽減をはかることはもちろん、生徒をして国土と民族と文化に対する愛情をつちかう要因にもなるわけでご……
○八木(徹)委員 ただいま議題となりました著作権法の一部を改正する法律案の起草案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。 最初に法律案を朗読いたします。 著作権法(明治三十三年法律第三十九号)の一部を次のように改正する。 第五十一条の次に次の一条を加える。第五十二条 第三条乃至第五条中三十年トアルハ演奏歌唱ノ著作権及第二十二条ノ七二規定スル著作権ヲ除ク外当分ノ間三十三年トス 附則 この法律は、公布の日から施行する。だだし、この法律の施行前に著作権の消滅した著作物については、適用しない。 すでに御承知の通り現行法は、明治三十二年に制定せられ、以来数回の部分的改正を見ましたが、……
○八木(徹)委員長代理 次会は来たる二十七日金曜日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後一時十八分散会
○八木(徹)委員 提案者に質問する前に理事者にちょっと伺いたいことがあるのでございますが、例の定数並びに何につきましては、五カ年計画で漸次すし詰め学級の解消をはかりながら前進をいたしておるわけでありますけれども、来年度は五カ年計画の最終年次に当たっておりますが、その計画通り、まずこれが完全実施をやる用意があるかどうか、その見通しについて、先に伺ってみたいと思います。
【次の発言】 さらに重ねて伺いたいと思いますが、これからさらに小中学校の生徒は急激に減少していくはずであります。三十九年度以降新たに五カ年計画を策定するといたしますならば、その期間中に生徒の減少数はどの程度あるか、それと同時に現在……
○八木(徹)委員長代理 谷口善太郎君。
【次の発言】 午後一時五十分まで休憩をいたします。
午後零時四十二分休憩
○八木(徹)委員 関連して。先ほど来両委員との質疑を聞いておりまして、文部大臣がいわゆるアマチュア・スポーツを愛好するかというお気持ち並びに明治神宮の外苑がアマチュア・スポーツの殿堂であるという歴史的な事実そのものに対する波乱、経緯というものは十分に承知いたしておるのでございますが、究極的には、大臣は、われわれの権能においてはどうしようもないのだ、宗教法人明治神宮の信徒の良識に期待する以外に解決の道はないのだ、こういうようなお話であったかと思うのであります。そこでいわゆる所轄庁としてのいわゆる法律的権限という立場でいうならば、当然そういうお答えが出てくると思うのでございますけれども、しかしスポ……
○八木(徹)委員 最初に前田さんにお伺いいたします。本教科書法案を審議する過程でいろいろ委員会においても問題になっておるんですけれども、その中でいまお述べにならなかったことで少し伺っておきたいと思うのでありますが、その第一点は、教科書を国が無償で供給をしようということにいたしますと、当然より質のいい、ということは、書籍として質のいいものがより安く提供できるようにしなければならぬということが、当然起こってこようかと思うのであります。しかし現実の教科書を編集し、印刷をし、発行する過程において皆さんのお立場というものは、労働賃金の高騰であるとか、資材の高騰といったようなことを含めてなかなか安くすると……
○八木(徹)委員 私は自由民主党を代表しまして、政府原案に賛成、社会党の修正案に反対の討論をなさんとするものであります。 ただいま社会党を代表して村山君から政府原案反対の七つの条項を述べられましたが、それについて論駁いたしたいと思うのであります。 最初に、本法は完全実施の保障がない、こういう言われ方であります。御案内のとおり、本法案は措置法案でございまして、母法は先四十国会において無償をするという旨の大原則がすでに確立をいたしておるわけでございます。また先ほど来大臣の答弁にもありましたように、一年から中学三年まで同時に無償にできるということが最も望ましいことは言うまでもないことでありますけ……
○八木(徹)委員 時間が切迫いたしておりますので、簡単にお伺いいたしたいと思います。 朝来社会党の御推薦の公述人の先生方のお話を聞いておりますと、主として述べるところは構造論であり、また価格体系論である。この二つにしぼられておるという感じを受けるのであります。極端に言うならば、この二つを除く政府案に対しては御賛成をいただけるのではなかろうかと思えるほど、それほどこの二つにしぼって御意見が多かったと思うのであります。 そこで、秦さんに最初に伺いたいと思うのでございますが、秦さんの御見解を聞いておりますと、政府案の自立経営農家の育成ということは、それはいわゆる企業的農家とは考えられない零細農の……
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