このページでは久保田円次衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○久保田円次君 私は、自由民主党を代表して、ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案につき、政府原案に対し賛成、日本社会党より提出されました修正案に対し反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 御承知のごとく、最近における地方財政は、各地方団体の財政再建への努力と国の適切な施策とにより、加えて経済の目ざましい成長にささえられ、逐年健全化の方向に参ってきたのであります。まことに喜ばしいことであります。しかしながら、地方を通ずる行政水準はなおきわめて低位にあって、国民の要望にこたえ得ない実情にあり、これが向上をはかることはまさに現下の急務であり、地方財源はさらに一そうの充……
○久保田(円)委員 三十六年度の地方財政計画でございますが、この点につきましては、各地方団体は、地方自治法の精神にのっとりまして、行政の確保と健全な発達をしなければならない、こういうのが目的にあるわけでございます。そういう中に立ちまして、一応自治省といたしましても、国の施策、すなわち、総理が日本経済の非常な健全な成長の中から特に所得倍増を打ち出しているわけでございます。その中に立ちまして、特に減税とそれから公共投資、社会保障、この三つを強く取り上げているわけでございますが、自治大臣もこの説明の中に、特に「その健全化を一そう推進する方針のもとに、投資的経費の財源を充実して行政水準の向上をはかると……
○久保田(円)委員 前回の地方行政委員会におきまして、三十六年度におきましての地方財政計画につきまして、私はおもに自治省関係に行財政の面から一応御意見を伺ったわけでございますが、もちろん裏づけとなりますのは資金の面でございまして、かような点から、あるいはこの前お伺いいたしました点と重複するかもしれませんが、裏づけの大蔵省といたしましてどんな工合の考えを持っておるか、その点を 一つお尋ねしておきたいと思うのでございます。 まず、地方財政計画を一べついたしまして、この前、特に地方団体におきましては給与費が非常に加算をされまして、事業費がだんだん食われてくる傾向がある。そういうふうな中で、地方……
○久保田(円)委員 私は、自由民主党を代表して、政府提出の地方税法の一部を改正する法律案に賛成の意を表するとともに、日本社会党提出の地方税法の一部を改正する法律案に対する修正案に反対するものであります。 地方税制については、国民の租税負担の軽減、合理化の観点から、なお幾多改善、合理化を行なうべき余地があると考えられますが、地方財政は今なお五百有余の財政再建団体を擁し、行政水準もきわめて低く、住民の要望にこたえることができない状況にあることを考慮に入れますと、地方税制の改正を行なうにあたりましては、この地方財政の実情に即して行なうことが肝要であると存ずるものであります。政府提出の地方税法の一部……
○久保田(円)委員 水資源開発二法案に関連をいたしまして、企画庁長官といたしまして、特に最近におきましての大都市の地方分散、こういう問題が各省間におきまして強く取り上げられておるわけでございます。中でも経済企画庁といたしましての考え方、これを御計画がございましたら、あらましの構想でもよろしゅうございますが、お聞かせ願いたいと存じます。
【次の発言】 私どもも、現在の東京におきましての特に交通上の麻痺状態、人口、産業を地方に何らかの形において分散させなくちゃいけない、これは痛切に考えておるわけでございます。長官が今申されました通りに、現在の状態では将来において非常に心配ができる。ところが、この水……
○久保田(円)委員 関連して。渡海委員から御質問のありました町名のつけ方に関連をしまして、ちょっと質問してみたいと思いますが、町名の問題よりも、現実にさらに大きな問題は、地番整理をしていくというと、今まで甲の町にありましたものが乙の町内に入ってくる、こういう問題が実際問題としてできてくるわけです。そうしますと、今まで住居をしておりますところのその町内においての資産の問題が出てくる。住民として、あるいは公民館を持っているとか、そのほかの施設を持っております。これをまた分割しなくちゃならないという問題ができてきます。自分の町内に住居をしておって、おれたちがこれを作ったんだ、今度分かれていくについて……
○久保田(円)委員 関連して。交通局長にお尋ねしたいのですが、初代交通局長になりまして、ラジオ、テレビで私もたまたま局長の意見を聞いているわけです。交通対策につきましてのその後の経過は、ただいま小澤委員から御質問がありまして、私も非常に関心を持って聞いておったわけですが、今の交通行政にあずかっておるところの人員で間に合うかどうか、ふやす見込があるとすれば、そこらの点も聞かしてもらいたい。三十八年度予算も間近ということになっておりますので、そこらの点を聞かしてもらいたいと思います。
【次の発言】 歩行してみて、私ども痛切に感ぜられますことは、たとえば国会周辺におきましての交差点一つ見ても、警察官……
○久保田(円)委員 関連して。瀬戸山委員から大臣に御質問がありました中で、大臣が言われるのは、利水というものは中心でない、治山治水というものについてとにかく重点に取り上げている、こういうふうな御答弁があったわけでありますが、いわゆる治山治水に対しましては、現行河川法におきましても関連法律が相当出ておるわけです。たとえば砂防法、それから治山治水緊急措置法、特定多目的ダム法、それから災害が起きたというときには水防法というものも関連されて立法化されておるわけであります。そういうふうな関係において、いわゆる現行河川法を廃止してまでも、どうしても新河川法でなければ、治山治水あるいは利水の面、災害対策の面……
○久保田(円)委員 昨日、現行河川法と新河川法におきましての改正の事由をお尋ねしたわけでありますけれども、この問題につきましては、全国的に見た高度の視野から、どうしても新河川法でいくことが最も理想的である、私としましては、大臣の答弁に対しまして、まだ納得のいくところまでにはいきません。しかしながら、そのうちに大臣も見えられまするので、そのときに譲ることにいたしまして、河川局長にお尋ねしたいことは、まず第一点としましては、いままで知事が管理権、水利権を持っておりまして、地元の住民とは直接よく接しておるわけであります。これが国に一応引き上げられた後におきまして、おそらく陳情政治が相当行なわれるのじ……
○久保田(円)委員 局長にお尋ねしたいのですが、大沢委員から水系で質問がございましたが、たとえばその水系の内容でございますけれども、本川に各支流が流れ込んできておる、それから本川から支流が流れ出しておる、こういう問題があります。そういうふうなときに、たとえば霞ケ浦あるいはそのほか湖沼という問題が私はあると思う。そういうふうな湖沼の、たとえば霞ケ浦のようなもの、あるいは琵琶湖だとか、上から流れ込んできてまた出ていっておる、こういう問題がある。こういうふうなものも全部一括してその水系というぐあいに考えてよろしいかどうか、この点をお願いいたします。
○久保田(円)委員 あるいは宇野議員と重複の点があるかもしれませんが、私がお伺いしたいのは、第一点としましては地方税に対しましての基本的な問題から少し入っていきたいと思います。 新しい憲法ができまして、主権在民の原則が打ち立てられたわけですが、その中で、いわゆる地方自治体の強化、これによりまして、地方自治体のもとでそれぞれ秩序ある自治体の運営がされておるわけですが、何といっても行政の裏づけにつきましては財政が最も大切でありますけれども、その財政力に対しまして、一体自主財源というものが地方団体においてどういうふうな比重を占めなければならないか、これは大きな問題でありますが、ここらの点を一つ局長……
○久保田(円)委員 きょうは質問者が大へんありますので、しかも時間が、持ち時間を制限をされておりますので、(「そんなことはないよ」と呼ぶ者あり)私といたしましても簡明に御質問を申し上げたい。従って、この点につきましては御答弁もしかるべく簡明にお答え願いたい、かように存ずる次第であります。まず、経済企画庁長官にお尋ね申し上げたいと思うのでございます。現在のいわゆる大都市、東京、名古屋、阪神、北九州、一連の太平洋に面したベルト地帯に都市の産業、経済、政治、文化の面が非常に集中的になっておる。この点につきまして、今後いかような施策をもって――地方分散ということが現内閣におきまして非常に強く取り上げら……
○久保田(円)委員 私はこの法律案につきまして地方行政委員の立場から特に要点をしぼって――どういう要点にしぼるかというと、この法律の目的を達成するために、いわゆる区域指定をする、この区域指定につきましては、第五条におきましてこまかく出ておるわけでありまするが、別の角度から一応検討してみたらどうか、従って、今私が申し上げたここらの点にしぼりまして質問をいたしたい、かように考える次第であります。 さっそく本論に入りますが、いわゆる新産業都市建設促進法案の目的の中で、「大都市における人口及び産業の過度の集中を防止し、」とあるが、まず既成市街地において集中防止につきまして、今までどんな処置を講じてお……
○久保田(円)小委員 道交法が施行されて、結局取り締まりということに非常に価値が出てきたわけです。しからば、現行法の中でどんな工合にしたらいいか、これはさらに交通違反事件処理の能率化という問題の中に――もちろんこれから小委員会でもって、この現行法を改正してやるからには、どうするかという問題がありますが、外国の方では、自動車の運転免許をとるのは非常にやさしい、とるのが簡単だ。しかし、その反面に事故を起こすと非常に罰則を強化しておる。ところが日本では、あべこべでもって、とるときは何回となくやってみてもなかなかとれない。ところが運転で実際に事故を起こすと、たとえばひき逃げのような問題なんかは、アメリ……
○久保田(円)小委員 私はどなたに質問していいのかわからないが、問題は、今度は警視庁で、新聞では、交通規制をやったわけです。こういうふうな問題についてたまたま道路交通小委員会ができておるわけですが、新聞なんかで見ると――これは小委員長も一つ聞いてもらいたいと思うのです。臨時交通関係閣僚懇談会というものがあるようなんですね。懇談会と一応の連絡はとったような話でありますけれども、この交通規制というものについては、少なくともわれわれとしては、規制した反面においてこれが及ぼす影響がどうであるか、こういうことは十分検討しなければならない。たまたま新聞で見ましたらば、トラック、それからいろいろ内容のこまか……
○久保田(円)小委員 今、車種別交通制限の問題が出ましたが、トラックの問題は、私どもこの前の小委員会のときも申し上げたわけですが、経済界に非常に影響を及ぼすということが一番大きい問題で、たとえば七トン以上にしても八トン以上にしても、かりにそれを規制するということになると、じゃあ今度は半分にしようということでもって、四トンずつのものが二台、こういうことになりますね。そうすると、車がよけいふえる。もちろん運転手もふえる。だから物価の問題を誘発するというところに非常に危険があると思う。その反面、交通規制をやったために、はたしてその効果がほんとうにあったかどうか、これは、台数から見ても検討しなければな……
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