このページでは中村梅吉衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(中村梅吉君) お答えいたします。 先ほど私学振興について御指摘がございましたが、この点については総理から原則的な御答弁がありました。所管大臣として一応補足をいたしておきますが、私学振興の重要性は、もちろん私どもも十分承知いたしておるところでございます。したがいまして政府は、逐年この私学の振興対策を強化してまいっておりまして、昭和四十一年度の計画といたしましても、昨年に比較しますとかなり大幅に私学振興会に対する助成を行なって、私学振興会を通して私学の振興、助成をいたしておる次第でございますので、四十一年度は、政府出資が十二億、そのほかに財政投融資も昨年の約倍に近い百九十億円を計上い……
○国務大臣(中村梅吉君) ただいま佐藤さんから、私学振興問題を中心にした御質問がございました。この機会に、私の私学振興に対する考え方と、現在の処置について申し上げて、御答弁といたしたいと思います。 私学振興の重要性は、私自身も痛切に感じておるところでございます。現在、お話のとおり、全私学を通じますと約一千億の負債をになっております。その一千億の中で約四百億近くは、私学振興会を通しての国の低利の融資でございますが、いずれにいたしましても、そういう多額の負債をかかえて、今日各私学が非常に困難をいたしております現状、並びに私学のになっております教育の重要性というものから見て、われわれとしては、私学……
○国務大臣(中村梅吉君) 教育費の基礎控除について、その経過はどうなっておるかというお尋ねでございました。 結論は、先ほど大蔵大臣がお答えしたとおりの状況でございますが、文教を担当しております文部省としましては、近年父兄の負担する教育費の現状にかんがみまして、何とか高等学校以上の学生、生徒の授業料について、所得の基礎控除をしてもらいたいという趣旨をもちまして、昭和三十八年以降、税制調査会が税制改革を検討するつど要望しておるところでございますが、現在の段階では、この授業料にもいろいろな格差がございますし、あるいは勤労学徒、青少年との関係等もありまして、そういういろいろな事情で、一般的な基礎控除……
○国務大臣(中村梅吉君) 御指摘のございましたように、産炭地の青少年非行化防止ということは、ほかの問題とあわせて、教育上きわめて重要な事柄でございます。したがいまして、私どもといたしましては、御承知のとおり、就学の援助あるいは育英制度の拡大適用等、いろいろこの産炭地の諸問題につきましては、鋭意努力をいたしておるところでございます。 また、生徒指導等につきましても、充て指導主事の増加をはかる等いたしまして、できるだけこの石炭産業の現況から見て、いろいろ問題の起こってまいります生活水準の低下等に伴う児童、生徒の関係につきましては、今後とも鋭意諸問題の解決に努力いたしまして、最善を期したいと思って……
○国務大臣(中村梅吉君) 伊藤さんの御質問にお答え申し上げます。 第一点は、心身障害児で学齢該当の子供さんはどのくらいあるか、数及び現状はどうなっておるか、こういう点でございます。この数の問題は、とり方でいろいろになります。たとえば、目が少し弱視である、あるいは耳が遠いという程度の子供さん等ありますが、私ども文部省としましては、各市町村教育委員会の協力といいますか、集計をしてもらいまして、一般小中学校の普通学校で普通の生徒と一緒に学ぶということは無理があるという程度のものを集計しておりますが、この数が大体九十六万人ぐらいに達しております。その中で、特殊学級あるいは特殊学校、養護学校等の専門の……
○国務大臣(中村梅吉君) お答えいたします。 文部当局は教育放送に不当介入するようなおそれはないか、あったらばよろしくないという御趣旨の御質問がございました。これは放送法の第三条にも明記されておりまするように、放送番組編集の自由というものが定められておりますので、文部当局が、教育放送を各放送機関にしていただくことは感謝しておる次第ではありますが、不当介入するようなことは絶対にございません。ただ、同じ教育放送の中で、学校教育放送というのがございます。これは幼稚園、小中学校、高等学校の教科の一部として教育放送をされるわけでありますので、この点につきましては、現行法の四十四条及び今度の改正で組みか……
○国務大臣(中村梅吉君) ただいま、これから神話の取り扱いとか、歴史教育のあり方についてどうかという御質問でございました。 ただいま安井大臣からるるこの問題については申し上げられましたので、私はごく簡単にいたしたいと思いますが、御承知のとおり、現在の学習指導要領におきましても、歴史は歴史、神話は神話として取り扱っております。二月十一日が紀元節であったというような、いろいろな問題点もありますが、この二月十一日が建国の日としてきまりますならば、われわれは、これは正確な歴史として教えるのではなくて、やはり日本の国で長い間伝承してきた神話として教育上取り上げるべきであろうと思うのであります。 そこ……
○中村国務大臣 私は、さきの内閣改造にあたりまして、文部大臣に就任することになりました。よろしくどうぞ御指導、御鞭撻をお願いします。 この体育振興特別委員会におかれましては、国民の健康、体力の増進に関する諸問題について、広く大所高所からの御審議を願っておる次第でありますが、文部省におきましては、特に発育期にある児童生徒の体育、保健、給食の問題をはじめ、広く国民一般の体育、スポーツの振興という重要な責務をになっておりますので、この機会に文部省の行なっております国民の健康、体力増進に関する施策のおもなるものについて申し上げたいと思います。 第一は、体育、スポーツの振興でございます。御承知のとお……
○中村(梅)国務大臣 実は競技種目追加に関する件の御決議に際しまして、在席すべきでありましたが、あいにく参議院のほうの関係で不在でございましたが、体育局長から趣旨はとくと説明を聞きましたので、ただいまの御決議に対しましては、政府としてもスポーツ振興の立場及びこれらの種目のわが国における普及度や国民の関心度からもぜひ趣旨の実現できますようにできる限り御協力を申し上げ、努力をいたしたいと思います。(拍手)
○中村(梅)国務大臣 私は、先般の内閣改造の際に、はからずも文部大臣の重責をになうことになりましたので、この機会に一言就任のごあいさつを申し上げたいと存じます。 文教のことは、国家百年の大計であり、国家、民族の将来にとって最も基本的な部門でありますので、その責任の重かつ大なるを痛感いたしている次第であります。したがいまして文教委員各位の御協力を賜わりつつその重責を果たしてまいりたいと存じております。 わが国の教育は、現に世界的にも高い水準にあると思いますが、なお解決すべき課題がたくさんあると承知いたしております。この機会に、私といたしましては、さしあたり日ごろ考えております所信の一端を率直……
○中村(梅)国務大臣 考え方としましては、沖繩人の教育が本土並みの水準に向上されるようにわれわれは努力をすべきである、かように本質的に考えております。そこで具体的にどうすべきかということは、現在たくさんの項目にわたりまして沖繩からも要望が出ておりますので、それを目下一々詳細に検討を続けておる段階でございます。総理が沖繩へ出張されまするまでに、できるだけの結論を得たいと思いますが、それまでにあるいは結論を得られない問題もあるかもしれません。しかし、総理大臣に随行いたしまして、私どももともどもに参りまして沖繩の実情についてはだに触れて実態を見学してくるということは、必ずその成果をあげるためにはたい……
○中村(梅)国務大臣 私どもも就任以来僻地の教育を充実いたしまして改善をしたいという意欲に燃えておるわけでございますが、山中委員から具体的に勉強になる指摘をいただきましてありがたく思っております。いまの点につきましては、大体私の心得ておるところでは、給与と同じように旅費等についても半額国庫負担しておるように思いますから、この旅費を、しからばどういうふうに僻地等の教師が研修等に出かける費用を積算するか、具体的にはむずかしい問題があると思います。私も青森県に参りまして僻地を歩いてみましたが、全く不便なところで、たとえば青森市で研修会等があって、そこまで出ていくとなったらたいへんなことであることは、……
○中村(梅)国務大臣 御指摘の宿日直の問題は確かに重要な事柄で、現在若干の手当は出しておりますが、だんだんと女子職員がふえておる現段階におきましては、何とか前向きに検討する必要があるということで、私も就任以来事務当局に命じて検討をいたしておる次第でございます。
なお、御承知のように、学校警備との関係等もありまして、この点につきましては、文教委員会におきましても昨日小委員会を継続して設置することにいたしまして、文教委員会の小委員会で御検討をいただきつつ善処いたしたい、かように考えておる段階でございます。
【次の発言】 ただいま御指摘の点は、専門家会議で作成をされましたいわゆる勧告の草案、あるい……
○中村(梅)国務大臣 文化財返還に関する協定がととのいましたが、これは国が所有しておるものだけについてでございます。民間のものについては、そういう意見はあったようでございますが、協定上約束をいたしておりません。
○中村(梅)国務大臣 サンフランシスコ条約発効後今日まで、朝鮮人につきましては、従来同様、義務教育諸学校には希望に応じて受け入れております。それから義務教育諸学校を卒業した者の進学の資格も、日本人同様に認めております。
【次の発言】 従来と違ってまいりましたのは、今度の協定及び合意議事録によりまして、日本は義務的にそういう取り扱いをしなければならないということに変化したと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
格別これは学説的にも定義のないことかと思いますが、俗に民族教育といいますのは、その国の国語によって国語及び歴史等を教育して、自国の国民の資質を養成する、こういう教育のしかたが民族……
○中村(梅)国務大臣 ただいま地震予知研究の推進に関する決議が御決議になりました。 この地震予知研究につきましては、測地学審議会の建議もありましたので、この建議に基づきまして、関係各省の緊密な協力のもとに、昭和四十年以来年次計画的に体制を整えてまいりつつあるところであります。 この地震研究の重要性にかんがみまして、ただいまの御決議の趣旨に沿って、今後一段と強力な推進に努力いたしたいと考えております。 特に今回の松代を中心とする地震のように緊急な事態に即応するためには、一そう機動的、効率的に対処できるようにする必要がありますので、さように政府としましては最善の努力をいたしたいと考えておりま……
○中村(梅)国務大臣 ただいま上原長官が申されたように、私どもも科学技術基本法はぜひ取りまとめをして提案の運びにいたしたい、かように考えておる、その点においては一致いたしておるのでございます。 ただこの難航しております実情を率直に申しますと、二つほどございまして、一つは科学技術会議が小委員会をつくりまして、茅さんが小委員長として取りまとめをされた案の中では、今度法律でできる事務局は専属のものにしてもらいたいということがありまして、その一項について非常に強調をされております。この点は私どもも実は同感なんでありまして、文部省の所管をしております人文社会科学等も入っていくということになれば、新しく……
○中村(梅)国務大臣 先ほど外務大臣がお答え申し上げたように、これは外務省としても非常に気を配っておられるところで、相当数まとまったところは、外務省が世話をして、学校といいましても、外国ではなかなか外国人学校を許しませんから、塾のような形ですが、そこで教育の場所をつくってやっていただいておる。そこにやはり日本の正規の教員として資格を持ち、勉強した人間が必要でございますから、これらは外務省と相談しまして、つとめてそういう人を供出するように、文部省としても努力をしておるわけでございます。しかし、実際には教師全員を日本からというわけにいきませんので、各現場にそれぞれ、教師の免許状を持ったような外交官……
○中村(梅)国務大臣 お説のとおり、文化財の保護につきましては文部省がこれを所管いたしまして従来努力をいたしてきたところでございますが、個々の貴重な文化財というものが、ただそのものの保存だけでなしに、その環境の歴史的風土保存ということと関連してまいりませんと万全を期することはできない次第でございまして、私どももこの点は深い関心を持って今日に至っておる次第でございます。先ほど田中提案者代表の御説明も承りましてまことに御趣意はごもっともであり、私どもの担当いたしておりまする文化財保護の立場からも、大いに緊密な関連を持ちまして今後とも一そう努力を重ねてまいりたい、かように存じています。
○中村(梅)国務大臣 滝井さんは専門家でございますので、非常に実情に即した御質問をいただきまして、私どもとしましては、御指摘の点は非常にごもっともに思います。従来、大学付属病院は、こういう皆保険制度が十分に発達する前からのしきたりで改善ができていないように思います。この点につきましては、われわれのほうと厚生省と十分とくと相談をしまして、改善に向かってひとつ検討を至急にいたしたいと思っております。
○中村(梅)国務大臣 国民体力のことにつきましては、当委員会の委員各位に非常に熱心に御推進いただいておりますことを、私どもの立場から平素感謝をいたしている次第でございます。 文部省の受け持っております学校教育及び社会教育、並びに、所管は総理府でございますが、青少年対策等の上から、体育の問題は非常に重要でございますので、私どもも鋭意適切な施策を進めてまいりたい、かように存じておる次第でございます。特に教育基本法、学校教育法等にも明記されておりますように、健康、安全で幸福な生活を営むための習慣を養い、心身の調和的な発達をはかるというようなことが法律の上でも明記されておりまして、こういう点につきま……
○中村(梅)国務大臣 お答えをする前に、まず、 一九七二年の冬季オリンピック大会の開催地が、昨日のローマにおけるIOCの総会におきまして、非常に圧倒的な票数でみごと札幌に決定をいたしましたことは、まことに御同慶にたえないところであります。 いま御指摘のありましたような諸施設等につきましては、開催地が決定をして、これから冬季オリンピックで取り上げるべき競技種目をどうするか、こういうことをIOCとの間に詰めていかれると思うのであります。そういう詰めをしていただくと同時に、それに必要な諸施設につきましては、つとめて私どもとしては、東京オリンピック大会のときの例にならいまして、適当にその地方団体と……
○中村(梅)国務大臣 御承知のとおり、なるほど期間はありますが、北海道に全く普通の競技とは違った施設をするわけでありますから、気候の関係等もあり、かなり迅速に手順を整える必要があると私ども考えております。さような関係で、まず第一に必要なことは組織委員会を早く構成する、そしてその組織委員会で、設備その他の企画等をまず基本的にきめていただいて、それを実行するのには、たとえば政府の予算措置、あるいは東京オリンピック大会のときのような資金財団をどうするかというような問題も、引き続いて具体化していく必要があると思っておる次第でございます。 私どもとしまして、明年度の予算についてどう考えるかという点でご……
○中村(梅)国務大臣 今回政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたしたいと思います。 この法律案は、文部省調査局を廃止いたしまして、本省の内部部局として新たに文化局を設置するとともに、文部省の職員の定員を改めようとするものであります。 まず、文部省調査局の廃止及び文化局の設置について申し上げます。 そもそも文部省は、教育、学術及び文化の振興と普及をはかることを任務とする国の行政機関でありますが、従来、教育と学術に関する行政について力点が置かれ、文化についてはややもするとその比重が軽くなるうらみがございました。そこで、……
○中村(梅)国務大臣 御指摘のとおり、官房はスタッフ的な役割りと同時に、省内の総合調整をつかさどる役目を持っておるわけであります。そこで、今回文化局を設置するにあたりまして、御承知のとおり、新しい局の新設は、政府の方針として、また行政管理庁の方針として認めない、置きかえをするような場合には別であるが、新設は認めないという方向が、近年堅持されておるわけでございます。さような次第で、文化関係の方面からは非常に強烈に文化局を設置すべきであるという要望がございまして、その要望にもこたえ、また文化活動というものが教育と並行して重要な部門であることにかんがみまして、今回文化局の新設に踏み切ったわけでござい……
○中村(梅)国務大臣 御指摘のように、いまの私立大学にはいろいろな問題がございますので、私どもも心配をし、また今後大いに力を注いで検討を加えていきたいと思っておる次第でございます。お話のように、大学の創立当時には、創立者の熱意と信望、それから一つの貫かれた精神、こういうものが脈々として生きておって発展をしたのが私立大学の歴史であると思いますが、そういう創立者なりあるいは創立者に近い関係者がだんだんいなくなってきておるというところに、いろいろ学校経営上問題があるのと、もう一つは、これは全部ではありませんが、総合大学になりまして、初めは法律専門の大学とか、政治を中心とした大学、あるいは経済を中心と……
○中村(梅)国務大臣 第五十一国会におきまして、文教各般の問題について御審議をいただくにあたりまして、文教行政に関する所信の一端をまず申し述べたいと存じます。 国家、民族の興隆のために教育が最も重要な要素でありますことは申すまでもございません。したがって、発展途上の国はもとより高度の発達を遂げた先進国におきましても非常な熱意を持って、教育の改善充実が行なわれておりますことは御承知のとおりであります。わが国においても、二十一世紀に連なる新しい世代が、日々成長しつつあることを考えますときに、広く未来を展望し、輝かしい理想を求めて、教育の振興につとめなければならないものと考えます。もっとも、文教の……
○中村(梅)国務大臣 公立共済は、非常に重要な使命をになっておる機関でございます。形としては文部大臣の監督下にある特殊法人でございますから、私どもとしましてはこの重要な使命にかんがみまして、適正な業務運営が行なわれ、共済組合全体のために本来の使命を達成するようにつとめてもらいたい、かように考えております。
【次の発言】 こういう問題のあることを聞きまして、管理局及び公立共済の本部として調査をされることになりましたので、現地にも臨み、できるだけ資料等も見聞きして適正な調査をするように申しておきました。その後一応の調査の様子は聞きまして、いろいろ問題点がありそうに承知をいたしておりますが、ただ、ま……
○中村(梅)国務大臣 このたび政府から提出いたしました公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 高等学校は、今日におきましては中学校卒業者の七割をこえる者が進学しており、わが国の学校教育においてまことに大きな役割りを果たしております。このような高等学校教育の重要性にかんがみ、先年、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律が制定された次第でありますが、この法律は、昭和三十八年度以降の中学校卒業者数の急増に伴う高等学校進学者数の増加に対処する必要がありましたこと、高等……
○中村(梅)国務大臣 この養成所の増設及び養護教諭の養成は、その本来の使命にかんがみまして非常に重要なことでございますから、今年は御承知のとおり六カ所概算要求いたしましたが、結果的に三カ所ということになりまして満足の域に達しませんが、今後ともこれを促進することに最善を尽くしたいと思います。
○中村(梅)国務大臣 大学の学生の水準を高めることについては、文部省としては設置基準の問題、あるいは単位の改善、あるいは教官定数の改善等にいろいろ努力はいたしておりますが、御指摘のように、私ども見ておりましても、日本の大学は人情があり過ぎるというのでしょうか、入学させると卒業させなければかわいそうだという気分が多く手伝いまして、結果的にはほとんど卒業していくという、こういう姿にありますから、どうも入学するまでは入学競争で、進学競争をやってノイローゼになるまで勉強するが、入ってしまうとほっとしてしまって、どうも見ておって十分に一生懸命勉強にいそしんでおるという姿が欠けておると私も感じております。……
○中村(梅)国務大臣 四十三年までの五カ年計画は、これはもう計画どおり達成をいたしたいと思いますが、御承知のとおり今年の予算編成の経過を見ましても、よほど努力をしませんと計画どおり達成をすることがなかなか困難でございますので、いま本則どおり必置計画を実行するというのはいつになるかというお尋ねをいただきましたが、実際私どももそのお答えに困難をいたす次第でございますが、要は、この五カ年計画をできるだけ強力に推進をいたしまして、これが完成しますと約半分の学校に設置されることになりますから、引き続きこの五カ年計画よりもさらに強力な一定の年次計画を立てまして、できるだけ早く必置目的を達成するように私ども……
○中村(梅)国務大臣 私は、ああした企画をつくり、また、それを推進いたしまして、研究機関を集結し、またそこに学園都市をつくるということは、非常に望ましいことで、われわれとしては積極的に努力をしてその実現をはかりたい、しかもその実現はできるだけ十分のビションを織り込んで、将来、やってよかったというようなぐあいなものをぜひ完成したいという情熱を持っておる次第でございます。
【次の発言】 実は先ほども申し上げたように、理想であって、この理想はぜひ達成したい情熱を持っておるわけでありますが、強制するわけにもまいりませんしいたしますので、幸い教育大学ではまとまりつつあります。しかし現地のほうの整備がまだ……
○中村(梅)国務大臣 私ども実はいま考えておりますことは、名称の変更だけではなく、名称の変更に伴いまして教育職員の養成にふさわしい内容の充実をしていきたい、かように考えておるわけでございます。御承知のとおり昭和三十三年に中教審から、教員養成はいままでのような学芸学部のあり方でなしにもつと目的を明確にした組織にすべきであるという答申をされたのも、内容としては名称の変更だけではなく、あるいは目的の変更だけではなくて、その目的にふさわしい内容の充実をはかれということも含まれておると思います。続いて昭和四十年の六月に御承知のとおり教育職員養成審議会から建議がございましたが、この建議も単に名称の変更だけ……
○中村(梅)国務大臣 実は、今度この基準の改定をお願いしておるわけでございますが、基準の改定ができましたところで全国的に実態調査を進める予定でございますので、実態調査をいたしまして、いま御指摘のようなアンバランスのないようにわれわれとしては全力を尽くしてまいりたいと思います。
【次の発言】 台風常襲地帯は、御指摘のように台風がありますと木造建物でありますと被害が一そう甚大になるわけでありますから、構造比率の適用につきましては、現在事務当局でもできるだけ優先的に構造比率の引き上げを配分をしておるようでありますが、今後一そうこの点については注意をして改善をしてまいりたいと思います。
○中村(梅)国務大臣 これは私から申し上げるまでもなく、都道府県の教育長は教育委員会が人選をしまして、文部大臣の同意を要するわけであります。同意を得た者について教育委員会が任命をするわけです。いまも確かめますと、任命のときにはわれわれの同意が必要なわけでありますが、解職をするとか、その他の処置をするときには教育委員会の権能でありまして、文部省には協議がないのであります。したがって、もしこういうふうに問題の事故があったような人であれば、かりに教育長に人選したいからという同意を求められてきてもあるいは同意をしない場合もあるかもしれません。あるいは同意しないほうが適当であるかもしれませんが、すでにこ……
○中村(梅)国務大臣 ただいま御指摘の点は、たとえば国家統制とか戦前の師範学校への復活とかいうようなことは絶対にございません。私どもの目標は、中教審や教職員養成審議会の研究と答申及び建議の精神に沿いまして、できるだけりっぱな教職員を養成したい、そのためにはなるほど教科内容等は充実いたしますが、それと同時に教官の充実等をいたしまして、教育内容を改善し向上していきたい、そして、りっぱな教職員の養成をはかりたいということだけでありまして、それにはすっきりとした、学芸学部とか学芸大学というように何を目標にしたのか明確でないような姿よりは、やはり教職員を養成する学部、学科であるということを明記するように……
○中村(梅)国務大臣 御承知のとおり、国立劇場を建設しようという議は、古くから起こって今日に至ったのでありますが、その当座の目標としましては、伝統芸能というものが、何か保存措置を講じなければ、だんだん滅びてしまうのではないか。どういう方法かでこれを保存し、また伝承者を養成する道を講ずる必要があるというようなことから出発しまして、国立劇場の議が起こり、一時は国立劇場という以上は、伝統芸能だけでなく、近代劇あるいはオペラなどの施設も必要ではないかというような議論もあったようでありますが、スペースの関係で、そういう二色の施設をつくるということはとうてい不可能であるということから、結局は伝統芸能の保存……
○中村(梅)国務大臣 参議院のほうから迎えに来ておりますので、一言私からもお答えを申し上げて、暫時退席をさせていただきたいと思います。 いままで山村局長からるる御説明申し上げてまいりましたし、また資料としてもお配りしてございますような経過をたどってきまして、そして昭和三十六年のころに伝統芸能を中心とする国立劇場にしようという結論になったわけであります。ここに至るまでには、いろんな御承知のような経過があったわけです。したがって、新劇というものを忘れておったわけではないということは、過去の経過を見ても明らかだと思うのです。ただ場所等の関係、あるいは建蔽率等の関係で、どうしてもこの程度の設備しかで……
○中村(梅)国務大臣 御承知のとおり、宗教法人は、できるだけ良識によって運営されるものと期待しておるわけです。したがって、制度上は政教分離で、国または公共団体は宗教法人の運営について干渉しないというたてまえをとっておるわけでございます。 実は御指摘の点は、私も前にそういう経験がございまして、私の知った重要な寺で類似の紛争が起こったことがございます。こういう場合には、やはり宗派か、あるいは土地の人か、だれかのあっせん役がないと、うまくいかないのじゃないかと思うのですが、私の経験した場合には、私が仲裁に入りまして、そしてむすこさんがまだ十分の資格がなかったものですから、その資格にふさわしいほかの……
○中村(梅)国務大臣 実は、予算編成段階で、厚生年金との関係もありますので、国庫補助率の引き上げを実現したいとわれわれ考えておったのでありますが、厚生年金と私学共済、農業共済等とは内容が違いますので、その内容を十分突き合わせて検討した上でないと結論が出せないというようなことで、期待するような結果を得ることができなかったわけであります。そこで、さしあたり若干の是正の道をはかろうということで、従来の一五%の補助率を一%アップしまして、二八%ということにいたしまして、その二八%にしたことについて給付等の内容をどうするかということの検討を続けてまいりまして、ようやく成案を得まして、予算措置はできており……
○中村(梅)国務大臣 先ほど理事長及び総務部長から御説明がありましたように、私学共済に加盟していない学校では、独自の学校共済をやっておるとか、あるいは健康保険との関係とか、また、切りかえをどうするかとかいうような複雑な問題があるようでございます。ですから、これについては理屈だけではいかないので、できるだけ私学共済とこういう未加盟校との合同会議のようなものをつくって、一方的な考え方でなしに、双方の立場の説明、あるいはそろばんの詰め、こういうことをやっていただいて、数字的に理解がいきませんと、加盟を力でさせるということはできませんから、そういうような努力を進めてもらいたいと、私どもはさように考えて……
○中村(梅)国務大臣 茜ケ久保さんが御指摘になっておるような具体的な事実も、まれではありましても私は起こり得ると思うのでありますが、各宗派には制度上審判所というものができておるわけで、こまかい制度上のことは事務当局にお答えをさせるのが適当かと思いますが、後任住職の任命等について妥当を欠くような場合には、この審判所にまず訴え出て審判を受ける。さらにその審判に不服な場合には裁判所にも訴えられるような制度になっておるようでありますから、成規の手続としてはそういう方法で処理をしていただくこと以外にないと思いますが、同時に、そういう過程において、その宗派関係の長老なり土地の有力者なりが、妥当な線で調停を……
○中村(梅)国務大臣 実は私ども文部省の考え方としましては、今国会は見送りまして――法案の趣旨は、私どもずいぶん慎重に検討し結論をしぼってきたと思うのでありますが、まだ世間にはかなり誤解や曲解というか、相当われわれのしぼった結論とはそぐわないものの見方も多いようでありますから、しばらくの間、今国会の提出を見送りまして、職業教育をいたしまする各種学校に対する今後の考え方及びそれに伴いまする外国人学校制度の整備の問題、これらをとくと世人の理解のいくように趣旨の普及につとめまして、そしてできるだけ早い機会に制度を立法化したい。こういうように考えておりまする次第で、五十一国会には提出をいたさない目下考……
○中村(梅)国務大臣 教育内容を充実、向上いたしますためには、教師の資質の向上ということは常に努力をすべき非常に重要な要諦であると思います。かつてこの免許法は、昭和二十九年でしたか改正が行なわれましたが、その後昭和三十三年に中教審からも免許法改正に関する答申があり、これを受けまして、御承知のように教育職員養成審議会におきまして具体的にその方策を検討された結果、本年の二月具体的な建議がございました。われわれはこれを受けまして、教育職員の資質向上のために今回の改正案を立案し、御審議を願う段階に相なりましたような次第でございます。十分に御審議をいただきまして、ぜひこれを実現して、教育職員の資質向上を……
○中村(梅)国務大臣 考え方としましては、公立共済と私学共済との掛け金の差が、御指摘のようにありますが、私どもとしましては、今後の検討及び財政措置の上で、掛け金の問題及び給付内容の問題、こういうものを一括して取り上げて、そうしてつとめて公立共済と同様の線に運んでいきたい、この努力は今後も続けてまいりたいと思っております。
【次の発言】 問題が共済の制度でございますから、共済財政の健全であるということは組合員全体の利益を守る上から根本的に大事な点でありますのと、もう一つはいま局長からもお答え申し上げましたように、まだ給付内容が万全のところにまいっていないと思います。この給付内容が他の共済制度等と……
○中村(梅)国務大臣 大体御指摘のような考え方に立ちまして、努力をいたしておる次第でございます。
【次の発言】 先ほど局長からも申し上げましたように、公立共済などは恩給法の期待権との関係もありまして現状のような制度になっておりますが、私学共済としましては新しくこういう制度をつくりまして、方向としては公立共済と同様な線にいきたいというのが希望でありますけれども、やはり原資との関係、その他事情の相違等から見て、一挙には、全く同一であるというところにはいきかねるわけで、今後の課題として御指摘のような点は研究をしてまいりたい、かように私ども考えておる次第でございます。
○中村(梅)国務大臣 御指摘になりました教職員の資質の向上ということと量的の確保ということとは、双方とも重要な事柄でございます。この点を勘案して今後の教員養成を進めてまいりたいと思いますが、一時経済界が非常に飛躍的な発展をしたころは、どうもそういうはなばなしい方向に向かいたいという人が多くて、資格者でも教職員の地位につくことを好まないという傾向があった。最近は特に国立大学関係等はそういう傾向が薄らいでまいりまして、だんだんとその課程を経て免許状を取得した者が多く教職の地位につくような傾向になってまいりました。この点は今後も改善されることと思いますが、文部省当局としては、今後一そうこの改善を期す……
○中村(梅)国務大臣 教員の養成及び免許制度の重要なことは御指摘のとおりと思います。そこで六三制の再検討も含めてというお話がありましたが、私どもとしましては、六三制もようやくここまで発展、展開をしてまいりまして、軌道に乗っておるところでございますから、これを再検討する意図は目下のところございません。ただしかし、教育課程等の上で、小学校、中学校あるいは高校等の学科内容については、いろいろ負担の均衡等の関係もありますから、目下、現在の教育課程について教育課程審議会に諮問いたしまして、検討をいたしておりますが、現在の六三制をそういう若干の手直しをしつつ充実をしていきたいという立場に現在立っておる次第……
○中村(梅)国務大臣 お答えいたします。
ただいま手元に一人当たりの計数は持ち合わせておりませんが、三十八年度の調査によりますと、父兄負担が大体百七十七億円ぐらいに相なっております。これは、当然父兄の負担すべき学校給食等もございますが、内容はいろいろ複雑になっておると思っております。
【次の発言】 こまかい点は事務当局からお答えさせます。
【次の発言】 父兄負担の軽減につきましては、極力努力を今日も続けておるわけでございます。したがって、そういう中には教科書の無償給与あるいは学校給食の実施、また、その中では要保護世帯、準要保護世帯等に対しての無償の学校給食あるいは就学奨励、こういうようなこと……
○中村(梅)国務大臣 お答えいたします。 私立大学の授業料その他生徒負担につきましては、これは国のほうで現在のところ管掌いたしておりません。したがって、大学によってかなり差がございます。その一部には長年据え置きになっておりました関係で、引き上げを計画しておるところもございますが、私どもとしましては、できるだけこういう際に授業料その他が大幅に上がらないことを期待いたしております。そういう関係で、国立大学にとりましては、今年国立大学と私立大学との格差が相当出ておりますが、しかし、この際国立大学が授業料を引き上げるということは、他の私立大学にも刺激を与えることにも相なろうと思いまして、大蔵省と相談……
○中村(梅)国務大臣 建築単価の問題は、毎年度予算編成の際に問題になる点でございまして、文部省としましては、できるだけ実態に即するように累年努力をしてまいっておるところでございます。現在のところ、これは四十年度の平均でございますが、鉄筋建設の実績は八万二千十円ということになっております。来年度の予算は八万二千百円で、大体前年の実績同額のところまでようやくまいっておる次第でございます。木造につきましては、全国平均で坪単価五万一千余円を要しておりますが、これは実績の線に追いつきませんで、本年度は約一〇%アップしてもらいましたが、一〇%のアップでは大体四万七千三百円でございますから、坪当たり数百円の……
○中村(梅)国務大臣 御承知のとおり、河川敷をそういうスポーツの場所に利用したらどうか、これは、今年度は建設省の予算に計上されまして、初めて実行に移ることになりました。もちろん十分の経費ではないと思いますが、逐次これを活発に実行していただくということは、われわれとしては非常にありがたいことだと思っております。ただ、御指摘の競馬の益金を活用したらどうか、この点については、当時も問題でございましたが、おそらく現在も、競輪の利益金がスポーツ関係の助成にも使われておる、これは現実の既成事実でありますから刑でありますが、新たにこういうギャンブルからスポーツの資金を捻出することを考えるよりは、もっとほかに……
○中村(梅)国務大臣 どこが違うか、同じじゃないかとおっしゃいますが、やはり私学は私学の創立の伝統があり、またいろいろ私学のよさがあるわけだと思います。ただ、現在私立学校がいろいろな悩みをかかえておることは事実でございます。あるいはまた、学生にいたしましても、学生負担が相当増加してきて困難であるとか、いろいろ問題があるわけで、そこで、これらをどういうふうにさばいて解決をしていったらよろしいか、これはなかなかむずかしい問題でございます。そこで、いま私学振興調査会で、これには大学関係者も入っていただきまして、国の助成策としてはどうあるべきか、こういうことについて御検討願っておる次第でございます。ま……
○中村(梅)国務大臣 倉成さんのお説のとおり、土に親しませる、あるいは天地の恵みを味わわせる、非常にこれは大事なことで、私どもも子供で、農村で小学校のころの思い出がありますが、現在の教育の課程では、中学校では選択科目として農業の種目がございますが、小学校では、先生により、草花とか、若干そういうことをやらしておる程度であると思います。 そこで、実は現在の教育課程は、昭和三十三年にスタートしておりますので、すでに相当の年月を経ておりますので、現在教育課程審議会に小中学校、高等学校等の教育課程はいかにあるべきかということを目下諮問をいたしまして、検討を続けておる最中でございます。御指摘のような点は……
○中村(梅)国務大臣 お答えをいたします。 確かに産炭地の学校につきましては、いろいろむずかしい問題がございまして、これは産炭地政策全体とも関連はあると思いますが、とりあえず文部省としましては、たとえば福岡県で見ますと、一学級の定員四十七名として計算をしまして、一定の標準がありますが、その標準をできるだけ緩和をしまして、福岡県だけで約四百人くらいはほかの県の比率よりは教員が多くなるような検討を、目下いたしておるような次第であります。 また、充て指導主事等も、他の県よりは率を多く配置するような配慮をいたしておりますが、ただいま御指摘のありました、家庭指導をいたしまする制度を新しくつくったらど……
○中村(梅)国務大臣 お答え申し上げます。
私どもも同じような感じを持っております。現在の教育課程は昭和三十二年にできておりますので、現在教育課程の再検討をしておる段階でございますが、御指摘のとおり、教科書の中には若干取り入れられておりますが、なお不十分な点があるように感じますから、今後の検討の際には十分留意をいたしたいと思っております。
【次の発言】 お答えをいたします。
民族教育と申しますのは、その国の国語あるいは歴史とか事情を教育することをいうのだと思いますが、それ自体私どもは禁止をしようという意図はございません。ただ、日本の学校教育法で、日本の教育法人その他で法律上保護するに一体そ……
○中村(梅)国務大臣 お話のとおり、私どもは教育放送、あるいは教養番組の放送、こういうものができるだけ多いことがありがたいわけで、現在もNHKその他にもっと教育関係の放送をふやしていただく措置を懇請というか、要望しておるような次第で、多いこと自体については、私どもはけっこうだと思っております。
【次の発言】 御指摘のとおり、放送関係の著作権は放送法で条文上の規定がありますが、罰則の規定等がありませんで、十分な保護を受けていないわけであります。これにつきましては、隣接権条約がありまして、この条約はまだわが国では批准いたしておりませんが、これに関連をしまして、現在、著作権制度審議会で、今後こうした……
○中村(梅)国務大臣 委員長の御許可をいただきましたから、お答えを申し上げます。 実はこれにつきましては、私どもいろいろ経緯がございます。足鹿さんも御承知のとおり、昨年の国会でございましたか、私学共済の国庫補助について増額方の附帯決議がございました。その決議の趣旨に基づきまして、私どもとしましては、予算概算要求の際に、国民年金が百分の二十の補助でございますから、これに右へならえをして、私学共済も百分の二十の補助をしてもらいたいということで概算要求をいたしました。結果的に、大蔵省と詰めました結果、国民年金のほうは、就職したときから退職するまでの俸給額を月割りで平均をしたものが支給標準になる、そ……
○中村(梅)国務大臣 御承知のとおり、事の起こりは、政府と労働団体との定期会合等から話が出まして、相互の不信感を取り除いていくために話し合いをしようということが会談をする動機であり、そういう趣旨で続けてきておるわけであります。そこで、私の現在言っておりますことは、どうもそういう不信感除去の話し合いをするのには、できるだけ少数の者で腹を立ち割って言い分をお互いに十分に言い尽くして話し合うことが効果的である、したがってそういう目的で従来続けてきましたが、大体そういうときには相当の人数になってしまって、結局日教組側でも文書に項目で書いてきたものを出す、こういうことでありますから、そういうことよりは、……
○中村(梅)国務大臣 御承知のとおり、昭和四十一年度の埋蔵文化財に関する調査費は、文部省関係としては二千九百何十万円、約三千万円でございます。これを配分するのには文化財の事務局としても非常に苦労してやっておるわけで、とうてい期待に沿うことができないのが現状であります。したがって、何としても基礎的な調査だけは充実しておいて、いざ、これが団地ができる、あるいは鉄道が敷かれる、道路ができる、こういう場合に、もちろん全部を保存するわけにはいきませんから、ごく重点的で代表的なものを何とかして保存する。その他のものについてはやはり発掘調査をいたしまして、そして記録を十分にとどめる。その発掘されたものは、し……
○中村(梅)国務大臣 地公法第五十五号の二の六項によりましても、また今度自治省が、いわゆるモデル条例といいますか、そういうものを出しておるのを見ましても、年次有給休暇とか、あるいは正規の休日休暇期間中ならばいかなる行動もやむを得ないと思いますが、正規の勤務時間内に御指摘のような行動がありました場合には、これは今後厳格に賃金カット等を行ないまして、さような行為の行なわれないように指導してまいりたいと思っております。
【次の発言】 まず、人事院におきまして、人事院規則で管理職の範囲等をおきめになりましたので、この人事院規則をまず関係機関に十分に周知徹底させるようにいたしましたのと、それと同時に、教……
○中村(梅)国務大臣 昭和四十一年度文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の一般会計予算額は五千八十七億六千七百十八万八千円、国立学校特別会計の予算額は千九百五十三億六千四百三十八万九千円でありまして、その純計は五千四百二十六億五千百七十八万六千円となっております。この純計額を前年度当初予算と比較いたしますと、およそ六百二十六億円の増額となり、その増加率は一三%になっているわけでありますが、義務教育費国庫負担金の給与費を除いた一般会計予算額の増加率は一七・五%となっております。 以下、昭和四十一年度の予算案におきまして、特に重点として取り上げました……
○中村(梅)国務大臣 御指摘の点につきましては、制度の精神を尊重して、できるだけそういう点は慎んで、慎重にまいりたいと思っております。
なお、現状につきましては局長から御答弁をさせることにいたします。
【次の発言】 世の中には理想と現実と一致しない場合が間々ございますが、この問題も重要なその一つであると思います。私も就任以来頭を悩ましておったところでございますが、丹羽さんのように、いわば一方の応援団の旗頭であった方が第三地統合ということに踏み切っていただいたことは、非常な問題解決の前進であると思います。したがいまして、私どもとしましては、この第三地統合に学校側もまたいろいろ関係の方々も意向が……
○中村(梅)国務大臣 非常に特殊教育に御理解のある御意見をいただきまして、感謝をいたしております。 私ども、教育は全般的に内容を充実し、改善をしていかなければなりませんが、そのうちで特に従来おくれております特殊教育につきましては、一そう力を注がなければならないという観点に立ちまして考えておる次第でございます。そこで教員をふやし、学級をふやし、あるいは特殊学校をつくり、こういうような施設及び人員の整備をいたしますと同時に、特殊学級及び特殊学校につきましては、その設備も特異の設備をする必要がありますので、先ほど御指摘になりました金額は、そういう設備を助成する金額でございますが、大体御指摘の十何校……
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