中村梅吉 衆議院議員
29期国会発言一覧

中村梅吉[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-28期-|29期|-30期-31期-32期-33期
中村梅吉[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中村梅吉衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院29期)

中村梅吉[衆]本会議発言(全期間)
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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 衆議院本会議 第8号(1961/02/21、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府におきましては、現行の道路整備緊急措置法に基づきまして、昭和三十三年度を初年度とする道路整備五カ年計画を策定いたし、これに基づきまして道路整備事業を推進して参ったのでありますが、最近の目ざましい経済成長に伴いまして、道路輸送需要は、計画策定当時の予想をはるかに上回って著しく増大して参っておりますので、これが対策といたしまして、道路整備の拡充強化が強く要望されている次第であります。  一方、政府は、昨年十二月、国民所得倍増計画を決定いたしたのでありますが、この計画を達成いたしま……

第38回国会 衆議院本会議 第9号(1961/02/23、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 道路整備に関連した御質問にお答えいたします。  道路整備の基本的な考え方といたしましては、地方的格差の是正ということを大いに重視して参りたいと思います。従いまして、全国的に幹線道路の整備を行ないますとともに、御指摘のように、農業地帯における地方道の整備につきましても、極力努力をして参りたいと思います。(拍手)

第38回国会 衆議院本会議 第29号(1961/04/13、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 公共用地の取得に関する特別措置法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げたいと思います。  御承知の通り、狭隘な国土に多数の人口を擁しておりますわが国の実情といたしましては、経済の発展と国民生活の向上をはかるためには、この国土を最も合理的に利用することが必要でございまして、このため、公共事業あるいは公益事業を今後一そう推進することが必要とされておるのであります。  政府といたしましても、この点にかんがみまして、公共投資の拡充強化を重視いたし、本年度の予算編成においても所要の措置を講じておる次第であります。しかしながら、公共事業及び公益事業の増大に伴いまして、これらの事……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 衆議院本会議 第5号(1961/09/30、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 災害に関係をいたしました御質疑のうちで、基本的な点につきましてはすでに総理からお答えがございました。なお、ほかの関係大臣からもお答えがございましたので、私は、残されておると思いまする二、三の個々の問題について率直にお答えを申し上げたいと思います。  ダムの操作についての御指摘でございましたが、私も災害の際に現地等も見まして、また、ダム操作に関する世論にかんがみまして、建設省といたしましては、現在ございますダム操作規定は相当もう古いものでございますので、新たに再検討いたしたいということで、私が就任いたしまして以来、関係方面の専門家を委員にいたしまして、ダム操作規定の再検……

第39回国会 衆議院本会議 第6号(1961/10/06、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 治水十カ年計画につきましては、ただいま総理大臣から申し上げましたことと私全く同じ考えでございます。ただ、最近における梅雨前線豪雨あるいは第二室戸台風等の、この激甚災害の現状にかんがみまして、特におくれております中小河川の整備あるいは砂防事業、低地地域に対する排水施設の整備あるいは高潮対策事業等につきましては、特段の意を用いて努力をして参りたいと思います。かような観点に立ちまして、十カ年計画の中におきまして、つとめて経費の繰り上げ使用を行ない、あるいは先行投資を行なうように、私どもの立場において国家財政と勘案しながら全力を尽くして参りたいと思っております。(拍手)

第39回国会 衆議院本会議 第12号(1961/10/20、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 昭和三十六年五月二十九日及び三十日の強風に際し発生した火災、同年六月の水害又は同年九月の風水害に伴う公営住宅法の特例等に関する法律案中修正につきまして、その要旨を御説明申し上げます。  この修正は、事業主体が、昭和三十六年五月二十九日及び三十日の強風に際し発生した火災、同年六月の水害または同年九月の風水害であって、政令で定める地域に発生したものにより滅失した住宅に当該災害の当時居住していた者に賃貸するため、第二種公営住宅を建設するときのほか、同年十月二日鹿児島市に発生した火災により滅失した住宅に当該災害の当時居住していた者に賃貸するため、第二種公営住宅を建設するときも……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 衆議院本会議 第7号(1962/01/24、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 住宅建設の重要性について御指摘をいただきましたが、御趣旨につきましては私ども全く同感でございます。従いまして、われわれとしましても、財政の事情等勘案いたしまして、逐年政府施策住宅は増加をさしておるわけでございます。昭和三十七年度としては、御承知の通り二十一万六千五百戸の計画でございますが、さらにわれわれとしましては、今後とも御趣旨の点に沿うように努力をして、住宅の充足に努めて参りたいと思います。(拍手)

第40回国会 衆議院本会議 第9号(1962/02/06、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) お答えいたします。  建設省においても広域都市建設計画調査というのをやっておるが、これはいつごろ完了する予定かという御質問でございます。建設省が目下やっておりますこの調査は、やがて本法によります新産業都市建設の重要なる基礎的な資料になると思いますので、極力速度を早めてやって参りたいと思いますが、現在の予定といたしましては、すでに御承知の通り、中京、阪神、北九州等の大都市地域の問題は別としまして、地方開発の調査対象としまして五十四地域を目標にいたしまして、昭和三十六年度に二十カ所の調査を完了する予定で目下進めております。さらに、昭和三十七年度二十カ所の調査を完了し、三十……

第40回国会 衆議院本会議 第13号(1962/02/20、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 御決議の趣旨に沿いまして、私どもといたしましては、道路の整備促進あるいは踏切道の除却等を初めといたしまして、道路交通の円滑化のために今後とも一そう努力をいたしたいと思っております。(拍手)

第40回国会 衆議院本会議 第42号(1962/04/27、29期、自由民主党)【政府役職:建設大臣・首都圏整備委員会委員長】

○国務大臣(中村梅吉君) 国土美化の重要性にかんがみまして、ただいまの御決議まことにごもっともに存じます。政府といたしましても、御決議の趣旨を体しまして、最善を尽くすように努力して参りたいと思います。(拍手)

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委員会発言一覧(衆議院29期)

中村梅吉[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第37回国会(1960/12/05〜1960/12/22)

第37回国会 建設委員会 第1号(1960/12/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 まことに微力短才にかかわらず、このたびはからずも建設大臣を担当することになりました。どうぞ建設委員会の各位におかれましてはよろしく御指導御鞭撻をいただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、建設省所管の昭和三十五年度の補正予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず、総額について申し上げますと、一般会計におきましては、今回の追加額は、百七十三億九千二百余万円でありまして、これをすでに成立した昭和三十五年度の予算額一千八百五十一億八千余万円に加えると、二千二十五億七千二百余万円となります。  次に、その内容について御説明申し上げま……

第37回国会 建設委員会 第2号(1960/12/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた地域における津波対策事業に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。本年五月のチリ地震津波は、わが国の太平洋沿岸の各地に激甚な人的物的被害を与えたのであります。これがため、災害を受けた地域において津波対策事業を計画的に実施するため、昭和三十五年五月のチリ地震津波による災害を受けた地域における津波対策事業に関する特別措置法が制定されたのであります。その後、被害を受けた地域の調査を行ない、またチリ地震津波対策審議会を開催いたしまして、津波対策事業計画を作成する……

第37回国会 建設委員会 第3号(1960/12/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御承知の通り建設研修所ができましたのは昭和三十二年でございまして、目下の考え方といたしましては、この研修所を充実強化を進めて、あと二、三年先にはなんとか建設大学校に移行するようにいたしたいという考え方で、建設省当局としましては進めておる次第であります。私といたしましても、御指摘の点はまことにごもっともでございますから、極力努力をして参りたいと思います。
【次の発言】 建設省の事務引き継ぎというのは、従来から他の省に比較して非常に綿密な事務引き継ぎをやっておったようでありますが、前大臣の御指示もあったことと見えまして、事務引き継ぎはいろいろな項目について非常に綿密に行なわれまして……

第37回国会 予算委員会 第6号(1960/12/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御承知の通り、ただいま大蔵大臣から申し上げましたように、昭和三十三年度を起点とする五カ年計画を今日まで進めて参りましたが、現在の道路事情及び産業経済の発展に伴いまして、明年度から新しく五カ年計画を発展的に組みかえまして進めて参りたいと思っております。大体総額といたしまして、建設当局としては二兆三千億の線を考えて、来年度どういうふうに盛り込むかにつきましては、目下財政当局と事前の折衝中でございまして、明確な線はまだ私からちょっと申しかねるような次第でございます。


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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 決算委員会 第8号(1961/02/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省所管の昭和三十三年度歳入歳出決算について、概略を御説明申し上げます。  歳入につきまして、一般会計の歳入予算額八億三千余万円に対し、収納済み歳入額は十億六千百余万円でありまして、この収納済み歳入額の増加は、地方建設局における仮設備等の有償管理かえ等による雑人等が予定より多かったためのものであります。  次に、特定多目的ダム建設工事特別会計の歳入予算額九十一億二千八百万円に対し、収納済み歳入額は八十四億三千百余万円でありまして、この収納済み歳入額の減少は、気象の関係、設計の変更等による工期の延長及び用地の取得の困難等により国庫負担金及び借入金を要することが少なかったこと等の……

第38回国会 決算委員会 第9号(1961/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省所管の昭和三十四年度歳入歳出決算について、概略を御説明申し上げます。  歳入につきましては、一般会計の歳入予算額九億一千三百余万円に対して、収入済み歳入額は、十億八千八百余万円となっております。特定多目的ダム建設工事特別会計は、歳入予算額百三億円に対して、収入済み歳入額は九十九億九千九百余万円、また道路整備特別会計は、歳入予算額千五億六千百余万円に対して、収納済み歳入額は、九百七十一億一千百余万円となっております。  次に歳出でありますが、一般会計の支出済み歳出額は、千八百五十二億九千六百余万円、特定目的ダム建設工事行別会計の支出済み歳出額は、九十億九千二百余万円、道路整……

第38回国会 決算委員会 第10号(1961/03/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘の点は、確かに建設省のみならず、政府全体の責任において何とか考慮せねばならない重大な問題であると思います。ただ、現在土地収用に関する所管は建設省でございまして、たといその用地が鉄道用地であろうとも、その他の公共用地でございましても、土地収用に関することを所管いたしておりますので、従って、まあ建設省が中心になりまして、この問題を検討をいたしておるような次第でございます。  そこで、具体的には、御承知のように、先年設置法の改正をしていただきまして、公共用地取得制度の調査をしていただく調査研究機関を設けていただきまして、ここに各方面の学識経験者の方々に委員として御参加を願って、……

第38回国会 建設委員会 第1号(1960/12/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 水資源開発の重要性につきましては、御指摘の通り、私もまことに重大視して考えておる次第でございます。建設省当局としましては、御存じの通り大体一つの構想をすでに持って、それに基づいて予算要求もいたしておるのでございますが、ごらんの通り農林省は農業用水、厚生省は上水道、あるいは通産省は、工業用水、別々の構想を持っておるようでございますが、政府といたしましては、なんとかこれらを統一して、できるだけ一本の体制で水資源の開発ができるようにいたしたい。ことに建設を中心とした水資源の開発はどこまでも建設省が中心の力になって水資源の開発ができるような方向に努力をして、なんとか実現を一いたしたいと……

第38回国会 建設委員会 第2号(1961/02/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この機会に、建設省関係の昭和三十六年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず、総額について申し上げますと、建設省所管の一般会計予算といたしましては、歳入は、十億二千六百余万円でありまして、これは、国が直轄で行なう海岸事業及び河川等災害復旧事業の地方公共団体負担金三億一千七百余万円、補助金等の精算による返納金三億六千六百余万円、国土地理院の地図の売り払い代金収入三億余万円等が主要なものであります。  歳出は、二千三百十五億三千八百余万円でありますが、このほかに、予算計上の所管は異なっておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費が、別途、……

第38回国会 建設委員会 第4号(1961/02/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 お説のように、池田内閣といたしましては、いわゆる所得倍増政策を進めることになりまして、できるだけ所得格差の是正についても、業種別または地域別にいろんな施策を講じて努力をしていくという方向に進んでおるわけでございます。これに伴いまして、建設省といたしましては道路あるいは治水関係を含めまして、大いに公共事業の推進に努力をいたしまして、できるだけその方向に順応して参りたいということで、今回の三十六年度予算編成に臨んだ次第でございます。そのような結果、財政の都合やいろいろな関係で、十分とは参りませんが、御承知のような予算編成措置を講じましたような次第であります。私どもといたしましては、……

第38回国会 建設委員会 第5号(1961/02/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案につきまして提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  政府におきましては、現行の通路整備緊急措置法に基づき、昭和三十主年度を初年度とする道路整備五カ年計画を策定し、これに基づきまして、通路整備事業を推進いたして参ったのでありますが、最近のめざましい経済成長に伴いまして、道路輸送需要は、計画策定当時の予想をはるかに上回って著しく増大しつつある現状でございますので、これが対策として道路整備の拡充強化が強く要望されている次第でございます。  一方、政府は、昨年十二月国民所得倍増計画を決定いたしましたが、この計画を……

第38回国会 建設委員会 第6号(1961/02/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 目標の達成は、ぜひ行ないたいと思っております。  それから、産業の伸展に伴いまして住宅需要の非常に盛んでありますことと、これに対する施策を考えなければならぬことも、重々承知をしておる次第でありまして、産労住宅等につきましては、近年特に力を注ぎまして、三十六年度予算編成に当たりましても、その心がまえで当って参っておる次第でございます。今後とも一そう、この点につきましては、御趣旨の点を尊重いたしまして、十分努力をして参りたいと思います。
【次の発言】 前段につきまして、私からお答え申し上げます。実はこの金利の問題でございますが、当初第一次査定におきましては、産労住宅につきましては、……

第38回国会 建設委員会 第7号(1961/02/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました建設業法の一部を改正する法律案につきまして提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知のように、建設業法は、昭和二十四年制定以来、建設工事の適正な施工の確保と建設業の健全な発達に寄与して参っておるのでありますが、最近における建設工事量の増大にかんがみまして、建設工事の施工体制を強化し、建設工事の適正な施工を確保いたしますとともに、中小建設業者の一そう健全な発達をはかることが必要と考えられますので、同法の一部を改正いたしまして、建設業者の登録の要件を整備いたしますとともに、総合工事業者及び専門工事業者の名称、建設業者の経営に関する事項の審査及び建設……

第38回国会 建設委員会 第8号(1961/02/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、この住宅関係の金利につきまして、われわれといたしましては、一般庶民的な分につきましては、極力金利の引き上げにつきまして予算編成段階で反対をいたしまして、現状を維持することができたのでありますが、中高層建築及び宅地造成につきまして、資金量確保の上から余儀なく金利の引き上げの方途を決定いたしまして、その法案の御審議を願っておる次第でございますが、大局的に考えまして、資金冠確保のためにやむを得ざる措置であると考えますので、ただいま社会党から御提出になりました修正案には、遺憾ながら同意することができないような次第でございます。

第38回国会 建設委員会 第9号(1961/03/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 どうも日本の国は、遺憾ながら世界でも少ない地震の多い国でありますので、諸般の行政を進めます上に、地震に対する対応策というものは常時怠りなく講じていかなければならないことだと私も考えております。実は三十六年度にお壷ましても、建築研究所の中に地震工学研修部を設けまして、地震についての研究及び講習の度合いを高めていく処置を講じておる次第でございます。  なお、最後に御質問のございました大都市の災害につきましては、私ども非常に憂慮しておるのでありますが、大正十二年の大震火災の経験から見ますと、都会における大地震で一番おそろしいものは火災であると思うのであります。あの未曽有の大激震があり……

第38回国会 建設委員会 第10号(1961/03/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御承知の通り、事業の建設省所管に属するものにつきましては、建設大臣が北海道開発局を指導監督することになっておりますが、役所としましては、これは開発局はやはり北海道開発の総合的な施策のまた推進の必要があるということからであろうと思いますが、北海道開発局が各省関係の農林あるいは運輸、建設等の実施機関となっておりますので、私の方といたしましては、できるだけ北海道の諸般の事業が円満に迅速に遂行されまするように、これらの工事の指名あるいは契約等の事務は北海道開発局に実はまかしておる次第でございます。しかし、最終的には私どもの方で責任があるわけでございます。従いまして、御指摘の点につきまし……

第38回国会 建設委員会 第11号(1961/03/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題になりました防災建築街区造成法案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知の通り、都市における耐火建築物の建築を促進するため、昭和二十七年に耐火建築促進法が制定され、都市の枢要地帯において防火建築帯を造成して、今日に至っておるのであります。  しかしながら、最近における都市災害の発生の状況と社会情勢を見ますときに、新しい見地からさらに対策を講じまして、都市の防災化を強力に推進いたしまする必要が痛感されるのであります。  このような情勢にかんがみまして、政府といたしましては、従来の方策を拡充強化することとし、地方公共団体、防災建築街区造成組合等……

第38回国会 建設委員会 第12号(1961/03/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この後進地域の開発につきましては、いろいろ基礎的な調査等が必要だと思うのであります。三十六年度、関係各省それぞれ調査費が計上されまして、建設省の立場といたしましては、御承知の通り、広域的な地方開発を考える必要があるという立場に立って、今国会に立法措置を講じまして、提案の運びにいたしたいとかねがね思っておったのでございますが、各省につけられました予算等から見て、もっと情勢を熟させる必要がある。建設省全体としての省議としてはまだきめませんけれども、今のところ、実は私そういうように考えておる次第でございます。
【次の発言】 通産省が、工業立地の調査を、法律ができておりまして、従来続け……

第38回国会 建設委員会 第13号(1961/03/15、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました公営住宅建設三箇年計画につきまして、提案理由及びその内容について御説明申し上げます。  公営住宅の建設につきましては、公営住宅法に基づきまして、政府は、昭和二十七年度以降の毎三カ年を各一期といたしまして公営住宅建設三箇年計画を作成し、その計画の大綱について国会の承認を求めることとなっておりますので、今回、昭和三十六年度を初年度とする公営住宅建設三箇年計画について国会の承認を求めるため、本計画を提案いたしました次第であります。  今後の住宅対策として、十年後には各世帯が良好な環境のもとに健康で文化的な生活を営めるような適当な規模の住宅に居住することができる……

第38回国会 建設委員会 第14号(1961/03/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま御指摘のありました自動車の台数の増加趨勢、その他道路面積の各国の比較等、実は道路局で明細の資料を持っております。私、はっきり記憶いたしておりませんから、次会にでも道路局を呼びまして、詳細御説明申し上げることにいたしたいと思います。
【次の発言】 実は私どもも、ただいま三宅さんの御指摘になりました事柄につきましては、きわめて情熱を持っておるつもりでございます。これからも、日本が限られた国土で繁栄をしていこうというには、国土を総合的にくまなく高度に利用するということが、日本の経済的発展の基本であると私は思うのであります。と同時に、その反面、既成市街地の過度の人口集中というこ……

第38回国会 建設委員会 第16号(1961/03/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘通り、日本の国の事情と申しますか、衣食に非常に追われておった時代がありましたので、その方に自然いろいろな施策の重点が置かれて、住宅が十分でなかったという感じがいたしまする点については、全く同感でございます。いよいよ経済成長もこの段階に参りました以上は、極力住宅を充足いたしまして、現在のような応募率からいたしましても、非常に強度の住宅需要にこたえる努力を続けていくべきである、かように私、考えておる次第でございます。  三十六年度といたしましては御承知の通りであり、また、公営住宅三カ年計画といたしましては、審議会の議を経まして、ただいま御承知を願っておりまする程度が妥当であろ……

第38回国会 建設委員会 第20号(1961/04/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、解雇あるいはその他の処分をいたしますということは、われわれ当局者の立場としては非常につらいわけでございます。規律保持の上から、いろいろな角度から非常に検討いたしまして、やむを得ない実情と心得まして、かような処置をとりましたようなわけでございます。  事の起こりは、大体三つほどございます。一つは、三十五年度の部分定員化の問題でございまして、これは八百九十六名ですか、三十五年度特別国会の際に部分定員化の制度がきまりまして、その実施をすることに相なったのでございます。この部分定員化に対して、全建労の出した希望と建設省側の考え方と食い違っておったわけでございます。この問題につきま……

第38回国会 建設委員会 第21号(1961/04/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この法律は、第二条にも明記しておりますように、建造物の高度地区あるいは防火地区、準防火地区というような前提に当てはまります事業につきましては、東京のみならず、もちろん大阪その他の都市におきましても、適用することが、諸般の情勢から見て適当であると思われるところには、適用をして参りたいと思うのでございます。従いまして、事業主体である起業者としましては、ときに国である場合もありますし、東京都あるいは大阪市、あるいはその他の市等である場合もあるわけでございます。同時に、今御指摘のように、単に公共用地を取得するというだけよりは、事業費がよけいかかるではないか、こういう点につきましては、な……

第38回国会 建設委員会 第22号(1961/04/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題に相なりました公共用地の取得に関する特別措置法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知の通り、狭隘な国土に多数の人口を擁しておりますわが国の実情といたしましては、経済の発展と国民生活の向上をはかりますために、国土を最も合理的に利用することが必要でございまして、このため、公共事業あるいは公益事業を今後一そう推進するととの必要性が要請されているのでございます。  政府といたしましても、この点にかんがみて、公共投資の拡充強化を重視いたし、所要の措置を講じている次第でございます。  しかしながら、公共事業及び公益事業の増大に伴いまして、これらの……

第38回国会 建設委員会 第23号(1961/04/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 私も実は新聞の記事を見まして、東京都の鈴木副知事が外遊をされるにあたりまして、今御指摘のような外債の打診をされるということを見たのでございますが、まだ建設省の方には、東京都からは具体的に何らの協議もございません。私の方から至急に、折を見て、その考え方等を確かめてみたいと思っておりましたやさきでございまして、まだ事情を存じていないような次第でございます。
【次の発言】 それだけの記事が各紙に載るようなことから見まして、多分、副知事か知事が、何か機会のあった際にそういった考え方を明らかにしたんだと思います。建設省としましては、もちろんこの東京都の道路事情あるいは地下鉄その他促進をさ……

第38回国会 建設委員会 第24号(1961/04/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいまのお尋ねの趣旨は、譲り受け権利者あるいは賃借り申し出権利者の立場が、従前よりも生活費等において負担が重くなるというようなことはないか、そういうようなことがあっては、あまり喜ばれないことになるのじゃないか、歓迎されないことになるのではないか、という点についてのお尋ねのように拝聴いたしました。これは要するに、その場所にございました土地所有者は土地の代金にかえて、あるいは建物所有者は建物及び付属関係の施設の補償代にかえて、新たにできまする近代的な不燃建築を、いわば代物弁償の形で受け取ることになっております。従って、場合によりましては、木造建物の価額が不燃建築の近代的施設に代替……

第38回国会 建設委員会 第26号(1961/04/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この制度の場合におきましては、先ほど住宅局長から御説明申し上げましたように、調査設計費及び既存建物の除却費、共用にかかるところの他の付属施設、この分についての補助を行なうということが、防災建築に対する国の補助としての本質でございます。この点につきましては議論のありまするところで、むしろ今のお話のような説からいたしますと、従前の防火建築の場合のように、木造建築と不燃建築との差額の四分の一を国が補助する、そして地方公共団体が四分の一補助する、結局半額補助ということになるわけでありますが、その方が防災建築を奨励するのに補助がはっきりしておっていいじゃないか、という議論が成りたつと思う……

第38回国会 建設委員会 第28号(1961/05/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この点は、人選にあたってあまり窮屈に考えなくてもよろしいんじゃないかと思うのです。御指摘のように、たとえばこういうような市街地改造事業をいたしますのには、関係権利者になる人たちが、近所隣、寄り集まって、どういうような構造のものを作ったらいいかということについて、しばしば事前に相談するような機会も起こってくると思うのです。そういう際に関係権利者全員が、この地区の中でこういう人を一人ぜひ審査委員に入れてもらいたいという全会一致の、全体の総点というものがそこに出て、そういう要望が施行者にあれば、施行者は、その人があまり不適格者でない限りは、政令で定めます条件に大体該当してはずれない人……

第38回国会 建設委員会 第30号(1961/05/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 それはその通りでございます。
【次の発言】 国土総合開発についての基本的な問題についての御意見でございます。工業用地がどのくらい要るか、あるいは公共用地がどのくらい要るか、あるいは公共用地の中でも道路その他各般にわたる公共用地についてどのくらいの国土の利用を考えなければならないか、こういうような問題はできるだけ早く目標を明らかにすべきことであると私自身も考えます。この点につきましては、御承知の通り、国土総合開発法ができまして相当年限を経ておりますが、なかなか国土総合開発ということは総体的の問題として困難でございますので、まだ十分に進行をしていない段階でございますことは、御承知の……

第38回国会 建設委員会 第31号(1961/05/17、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 補償基準につきましては、御承知の通り、法律に書きます場合には、ごく基本的なことしか法律にすることは困難なもので、性質的にそういうものでありますので、かねて土地収用法を制定いたします際にもおそらくこの点は十分研究をされたと思うのでありますが、現在の土地収用法に記載しておる程度のことしか法律としては表わし得ないのではないかと私ども考えます。ただ、できるだけいろいろなケースを想定いたしまして、そのケースに合ったような損害補償の見積もりの基礎となるべき資料を整備する、これはもちろん必要でございまして、いろいろな電源開発等においても従来ある程度のことをやってきておるわけでございますが、わ……

第38回国会 建設委員会 第33号(1961/05/19、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この法律を適用いたしまする事業については、第二条で明記いたしておりまするように、努めて特定公共事業の範囲を限定して、しぼって参りたいという考え方に立ちまして、基本的なことをまず法律の中に明らかにいたしまして、なおそのほかに、この法律上列記いたしました重要度の高い公衆の利害と最も重大な関係を持っておりまする事業のうちで、さらに公共用地審議会の議を経まして、そのうちから具体的に慎重に検討をいたしましてしぼって参りたい、かように考えておる次第でございます。
【次の発言】 委員の方々をお願いするにあたりましては、学識経験のある公正な方を御依頼いたしたいと思っておりますが、   さらに四……

第38回国会 建設委員会 第37号(1961/05/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 今の御指摘の場合は、大体幹線水路を通します水の目的が、五十五条の一項三号に規定いたしております多目的の用水路ということになると思いますから、従って、さような場合におきましては建設大臣が主管大国ということに相なると思います。
【次の発言】 利根川の総合開発というような大規模な開発をいたして、その幹線水路を作りますような場合には、その水を一目的だけに使うということは、私今の想定ではあり得ないと思うのであります。従って、水道あるいは工業用水その他相当に分量的にも完全な、第三号に掲げております多目的用水路ということに相なると思いますので、従って、今の想定から考えますれば明らかに建設大臣……

第38回国会 建設委員会 第40号(1961/06/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 東京初め大都市における過度の人口集中を、何とかその傾向を排除していかなければならないという点につきましては、政府はかねがねいろいろな措置を行ない、また立法等もいたしまして努力をいたしておる次第でございます。従いまして、東京及び首都圏内の既成市街地等におきましては、工場等制限に関する法律まで制定をいたしまして、一定規模以上のものの流人を防止いたしておるというような次第でございます。その他首都圏の事業等は、主としてそういう点に重点を渇きましていろいろな企画を進めておるような次第でございます。しかしながら、現実に東京初め大阪、名古屋等にいたしましても、大都市の水が、水道用水の上から見……

第38回国会 建設委員会 第41号(1961/06/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま迫水経済企画庁長官から申し上げましたように、附帯決議の御趣旨につきましては十分尊重いたしまして法案の実施に当たりたいと思っております。

第38回国会 大蔵委員会 第18号(1961/03/22、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 今回の二兆一千億、五カ年計画、この五カ年計画を進める限りにおきましては、今回の増税で財源はまかなえる、こういうお話のような趣旨でございます。
【次の発言】 これは、結局、長期計画の年度途中で計画変更というものが、今回もそうでありますが、従来もあったわけでございます。これは、国の経済力が予想以上に成長いたしまして、財源もでき、あるいはガソリン税等につきましても過去二回ほど増税をいたしておりますが、幸いにして、間もなく増税をした分はもとの小売価格に戻って吸収されておりますので、そういったような見通しよりも、国の発展がよかったということから、道路のおくれを取り戻し、日本の道路事情等に……

第38回国会 内閣委員会 第8号(1961/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、建設事業に関する総合計画及び長期計画の算定、公共用地取得対策の樹立、建設業の振興等に関する行政を推進するため、本省にこれらの事務を所掌する建政局を設置するとともに、直轄事業の事業量の増大に対処するため、地方建設局の用地事務機構を整備する等、建設省の所掌事務及び機構についてその整備をはかろうとするものであります。  以下その要旨を申し上げます。  まず第一に、本省に建政局を設置して、所管行政にかかる建設事業に関する総合計画及び長期計画に関する調査及び立案に関する事務、国土計……

第38回国会 予算委員会 第2号(1961/02/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 お答えいたします。立体交差の問題につきましては全く同感でございます。実は私ども非常に熱意を持っておるわけでございますが、ただ既設の道路につきましては、今十字路の幅員をこのままではなかなか立体交差は困難でございます。これをどういうふうに解決するか、非常に困難な問題があります。従いまして今度作りまする環状七号線のようなのは、最近の設計変更によりまして、ほとんど重要地点は全部立体交差にするように約三十八カ所ほど立体交差地点ができます。それからなお東京都と協議いたしまして、昭和通りの立体交差を考えております。目下東京都が中心になりまして設計をいたしております。なお、重要地点としましては……

第38回国会 予算委員会 第3号(1961/02/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘のように、近時ことに大都会に産業及び人口が極度に集中いたしております。そういう関係から、不動産の価格がはなはだしく暴騰しておる。これに対する対策はなかなか困難でございますが、大局的に考えますと、この過度の集中をしつつあります産業や人口を、できるだけ立地条件に応じて地方に分散をするというような施策が必要だと思うのであります。その点につきましては、経済企画庁が担当いたしております国土総合開発にいたしましても、また建設省が担当いたしております諸般の施策にいたしましても、今後そういう角度に立って大いに努力をして、国全体に、立地条件に応じた産業の分布状態が実現するように努めていかな……

第38回国会 予算委員会 第9号(1961/02/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 なお、当面の問題としましては、御承知の通り先年首都圏整備法が制定されまして、この首都圏整備事業というのは、できるだけ東京への人口の過度の集中を排除するようにしたいということが法律の目的でございます。従いまして、この法律の精神に沿いまして、目下衛星都市の建設に着手をいたしておるのであります。すでに数カ所の地域指定をいたしまして、そこにできるだけ工場用地、住宅地等を整備いたしまして、事業と人口とをそこに定着させるような衛星都市を作って、これ以上既成市街地への過度の集中を来たさないようにという努力をいたしている次第でございます。一方、既設の学校等について力をもって移転せしむるというこ……

第38回国会 予算委員会 第14号(1961/02/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 五カ年計画の二兆一千億の内訳は、一般道路事業が一兆三千億、有料道路が四千五百億、地方単独三千五百億、こういうようにいたしております。
【次の発言】 地方負担分は、来年度で申しますと大体一千億余りになります。それは内訳を申しますと、事業についての地方負担分が百二十四億円、これが大体建設省として見込んでおる数字でございます。補助事業地方負担分約四百億円。そのほかに補助率の差額の戻りと申しますか、再建整備団体でありますとか、東北開発その他地域開発等の補助率の高い分が約二十九億円ほどございます。ですから、これはただいま申し上げた二つの数字から差し引かれる数字でございます。それに東京都の……

第38回国会 予算委員会 第15号(1961/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 お答えいたします。御趣旨の点はまことにごもっともだと私は思います。かような角度に立ちまして、実は低所得層の住宅供給ということにつきましては、私どもとしては大いに努力をして参りたいと考えておるわけでございます。昭和三十六年度の第一種、第二種の住宅あるいは不良住宅の改良、これを含めまして、今年は従来に比較いたしまして、飛躍的に建設戸数をふやしまして、約四千八百戸ほど前年に比較して増に相なっておる次第であります。それから借家の場合と借り間の場合の比較の話がございましたが、いわゆる貸室のアパートにつきましては、近年不燃建築の方向にいっておりますので、自然第二種住宅に比較しますと、家を借……


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第39回国会(1961/09/25〜1961/10/31)

第39回国会 建設委員会 第1号(1961/10/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省所管の昭和三十六年度の補正予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず、一般会計について申し上げますと、総額では、今回の追加額は百三十億四千六百余万円でありまして、これをすでに成立した昭和三十六年度の予算額二千三百十五億二千八百余万円に加えますと二千四百四十五億七千四百余万円と相なります。  次に、その内訳について御説明申し上げます。  まず、初めに、河川等災害復旧事業関係及び治水事業関係について申し上げますと、今回の追加額は、河川等災害復旧事業に百一億一千百余万円、河川等災害関連事業に三億四千三百余万円、緊急砂防事業に七億三千六百余万円、給与改善に伴う事務費……

第39回国会 建設委員会 第2号(1961/10/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題と相なりました宅地造成等規制法案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知の通り、昭和三十六年六月の梅雨前線豪雨は、各地に各種の災害を発生させたのでありますが、特に神奈川県、兵庫県等の丘陵地等においては集中豪雨の結果がけくずれ、土砂の流出が発生し、人命及び財産に多大の損害を与えたのでございます。しかも、このがけくずれ、土砂の流出による災害が、宅地造成が最近に行なわれたところまたは現に宅地造成工事が行なわれていたところに多く発生いたしましたことは、今後宅地造成がますます盛んになる傾向にあることを考えますとき、早急に宅地造成に関する工事等を規制……

第39回国会 建設委員会 第3号(1961/10/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 大体従来の立法例等によりまして、監督官庁あるいは政府機関と地方機関あるいは下部行政機関との関係におきましては、協議をするという用語を用いないで、意見を聞くという形をとっていっているようでございます。この法律案もそういう精神に基づきまして立案されたと私は考えております。  そこで、公団法の二十条の方で、公団が事業実施計画を立てる場合には、そういったような関連にございませんので、都道府県に協議をするという形に用語が違っておるわけでございます。  先ほど来いろいろ御質問のございました点について私の考えを率直に申しますと、先ほど企画庁政務次官からお答えがありましたように、協議をするとい……

第39回国会 建設委員会 第5号(1961/10/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 川俣さんの御意見を拝聴しておりますと、この法律案が利水にばかり重点を置いているようにおとりになっているようでありますが、むしろこの四条の精神からいいましても、利水の合理化ということは確かに必要で、水がまちまちに使われるということは、非常に貴重な資源を国家的に十分活用しないことになりますから、利水の合理化ということがねらいでありますが、しかし利水の合理化という上に、四条では、「水資源の総合的な開発及び利用の合理化」ということで、むしろ利用の合理化をするためには、その前に、もっと前提として、水資源の総合的な開発ということが上にかぶっておるわけでございます。ですから、われわれとしまし……

第39回国会 建設委員会 第8号(1961/10/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 区域指定は、この条文にもございますように、都道府県知事の申し出に基づいて行なうのでありますが、都道府県知事が申し出をいたしまする場合には、関係市町村長に協議をして、地元のそういう自治団体の意見も十分取り入れて行なうべき手続になっておりますので、私どもとしましては、できるだけ関係地方団体が関係地方団体内に住んでおる住民及びこういった宅地造成に関する公共の福祉等を熱心に考える機関であると思いますので、こういう手続で十分だと思っておるわけでございます。
【次の発言】 実は宅地造成については、いろいろの方法があると思います。また同時に、宅地造成の緊急性といいますか、重要性というものも、……

第39回国会 建設委員会 第9号(1961/10/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 確かに小牧―吹田間の事業が非常におくれて参りましたことは事実でございます。これは御指摘の通り用地買収が非常に困難で、だんだんずれたわけでございます、かような現況にかんがみまして、われわれ今春の通常国会に公共事業のための用地取得に関する特別措置法をお願いしまして成立を見たわけで、今後はこの特別措置法を最大限に活用しまして、できるだけ用地買収を促進いたしたいと思います。とにかく用地買収がおくれるということは、年度がおくれればおくれるほど地価は高くなり、買収が一そう困難になって、所定の計画よりも多額の用地費が要ることになりますから、できるだけ用地だけは先行投資をいたしまして早く確保す……

第39回国会 建設委員会 第10号(1961/10/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は私は、今朝この大分―別府間の土砂崩壊による惨事につきまして新聞紙上でまず拝見をしまして、痛ましい事件で驚きまして、事務当局にもその調査を命じ、今わかっておりまする範囲の説明を聴取いたしておるわけでございます。まだ事務当局としても、先ほど御質問があったようでございますが、お答えを申し上げるのに十分な実態の把握ができていないかと思いますが、国道につきましては、崩壊しました百五十立方米ほどの土砂の排出等の作業をいたしまして、交通の確保ははかっておるようでございます。いずれにいたしましても、山に面したところに鉄道がございまして、鉄道の大きな事故になりましたことは遺憾にたえない次第で……

第39回国会 災害対策特別委員会 第3号(1961/10/10、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました昭和三十六年六月及び八月の豪雨による堆積土砂並びに同年六月、七月及び八月の豪雨による湛水の排除に関する特別措置法案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  本年六月、七月及び八月の豪雨のため、各地におきまして、提防等の決壊あるいは土砂の崩壊等により、市街地または農地等に異常に多量の土砂が堆積し、また、河水が流入して長期にわたる浸水を見たのであります。これらの土砂及び湛水の排除につきましては、地方公共団体等において鋭意その促進をはかったのでありますが、被災地方公共団体等の財政事情等から見て、被害激甚地域における堆積土砂及び湛水の排除事業を……

第39回国会 災害対策特別委員会 第4号(1961/10/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、室戸台風関係地域の高潮対策につきましては、私ども重大な関心を払っておるつもりでございますが、伊勢湾の際にとりましたような特別立法措置を講ずべきかどうか、この点につきましては、私も現地から帰りまして直ちに検討を開始しまして、まず事務当局に命じまして、いろいろの角度から検討を続けて参ったのであります。その結果、なるほど、第二室戸台風の罹災地域にいたしましても相当の激甚災害でお気の毒な次第でございますが、伊勢湾の場合とは様相がまるきり違いますし、これについて特別立法をするということになりますと、他の地域、たとえば東京湾関係の防潮堤かさ上げ工事も年々やっておるわけでございますが、……

第39回国会 災害対策特別委員会 第5号(1961/10/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 災害の査定にあたりましては、査定官が、現地を歩いて、工事費等の見当をつけまして査定額をきめていくわけでございますが、これにつきましては、現実の工事費にマッチするような査定を行なうように指導いたしておるわけでございます。いろいろ人件費等は高騰の一途をたどっておりますので、そういうふうに努力しましても、完全につり合っていないという場合もあり得るかと思いますが、極力そういうことのないように指導をいたしておるようなところでございます。
【次の発言】 災害個所の復旧及び関連復旧につきましては、昨日申し上げた通りです。われわれは、種々検討いたしました結果、今日考えておるわけでございますが、……

第39回国会 災害対策特別委員会 第7号(1961/10/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘のように九十七条は、激甚災害につきまして、それに対する経費の負担の適正化をはかり、あるいは、罹災者の災害復旧の意欲を振興いたしますために必要の施策を講じ、それは別に法律で定める、こういうことにいたしております。できますことならば、災害の起こりました場合に、すべてのケースを想定いたしまして、この場合にはこういう方策を講ずるのであるということを明定いたしたい希望はあったわけでございますが、この災害対策基本法は災害対策に関する基本的なことをまず定めよう、今御指摘のありましたような点を織り込みますと、非常に長文なものにもなりますし、複雑化して参りますので、また、災害それ自体が場合……

第39回国会 災害対策特別委員会 第11号(1961/10/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました昭和三十六年五月二十九日及び三十日の強風に際し発生した火災、同年六月の水害又は同年九月の風水害に伴う公営住宅法の特例等に関する法律案中修正につきまして、その要旨を御説明申し上げます。  この修正は、事業主体が、昭和三十六年五月二十九日及び三十日の強風に際し発生した火災、同年六月の水害または同年九月の風水害であって政令で定める地域に発生したものにより滅失した住宅に当該災害の当時居住していた者に賃貸するため第二種公営住宅を建設するときのほか、同年十月二日鹿児島市に発生した火災により滅失した二住宅に当該災害の当時居住していた者に賃貸するため第二種公営住宅を建設……

第39回国会 災害対策特別委員会 第14号(1961/10/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま御決議になりました附常決議につきましては、制度上許される限りわれわれは最善を尽くしまして、決議の趣旨を実現いたしまするように善処いたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま御決議のございました附帯決議につきましては、政府といたしまして、極力決議の御趣旨を尊重いたしまして、その実現を期して参りたいと考えております。

第39回国会 内閣委員会 第2号(1961/10/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、建設事業に関する総合計画及び長期計画の策定、公共用地取得対策の樹立、建設業の振興等に関する行政を推進するため、本省にこれらの事務を所掌する局として、新たに計画局を設置するとともに、直轄事業の事業量の増大に対処するため、地方建設局の用地事務機構を整備する等、建設省の所掌事務及び機構についてその整備をはかろうとするものであります。  以下その要旨を申し上げます。  まず第一に、本省に新たに計画局を設置して、所管行政にかかる建設事業に関する総合計画及び長……

第39回国会 内閣委員会 第9号(1961/10/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいまお話の点はまことに重要な問題でございまして、私どもも就任以来特にその点に意を用いている次第でございます。直轄工事につきましては、建設省がみずから厳重な監督を行ない、また中間監督、中間検査等も行なっておりますので、ごらんの通り不正行為といわれたようなものは起こらないのでありますが、補助事業にはたまたまそういうことがございます。伊勢湾の工事などにつきましてもそういうことが発見されましたので、根本的に工事のやりかえをさせまして、将来に遺憾のないような施行をいたしておるようなわけでございます。補助事業につきましては、県が直接の監督者として監督を願っておりまして、国の方としまして……

第39回国会 予算委員会 第3号(1961/10/04、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ダムの操作につきましては、いろいろ世間に批判があることを承っておりますし、私も実は災害現地を視察いたしました際に、従来から、御承知の通りダム操作規程がございまして、この規程を厳守させるようにいたしておるわけでございますが、この段階において、相当以前にできましたダムの操作規程を再検討する必要があるということを感じまして、目下専門の技術屋の諸君に委員になってもらって、ダム操作規程の再検討の委員会を作りまして、熱心に検討を開始いたしておる次第でございます。  なお、今通産大臣が触れられました泰阜ダムにつきましては、長野県で委員会を作りまして、地元は地元としての調査をいたしておりますの……

第39回国会 予算委員会 第5号(1961/10/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 お答え申し上げます。ただいま御指摘のございました、特例法によってどのくらいの金額がふえるか、またその処置はどうなっておるか、こういうことでございますが、こまかい数字は記憶いたしておりませんが、これらの特例法によってふえて参りまする国庫の負担分につきましては、今回の補正予算の中に織り込まれておりまして、この金額によって処置することができる、かように考えております。
【次の発言】 鹿児島の火災はまことにお気の毒な次第で、私どももその点は十分に考えておるわけでございます。そこで、今回は災害関係の特別立法を提案をいたしておりまする国会でございまして、三陸のフェーン現象による火災は特別立……

第39回国会 予算委員会 第6号(1961/10/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 党の本部に用事がありまして行っておりましたものですから、遅刻をしまして恐縮でございます。  大阪の高潮の災害につきまして、私も現地をつぶさに、短時間でございましたが視察をいたしたわけでございますが、ごらんの通り、かつて施行いたしました相当な高潮防御の防潮堤ができておるのでございますが、一帯にわたりまして相当の地盤沈下が起こっておりますので、せっかくございます防潮堤が、その効用をはなはだしく失っておりますのが現状でございます。一部分につきましては、昨年来大阪府とも協議いたしまして、府で一応仮設のかさ上げをいたしたところもあるのでございますが、仮設のかさ上げのできておりますところは……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 建設委員会 第1号(1962/01/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省といたしましては、与えられました任務を遂行することに向かいまして、本年も全力を尽くして参りたいと思います。委員各位の御指導と御協力のほどをこの機会に切にお願い申し上げます。  次に、建設省関係の昭和三十七年度歳入歳出予算につきまして、その概要を御説明を申し上げたいと思います。  まず、総額について申しますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は十五億四千七百余万円、歳出は三千十九億二千四百余万円であります。歳出におきましてはこのほかに、総理府及び労働省の所管予算として計上されますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費がありますので、これら……

第40回国会 建設委員会 第2号(1962/02/07、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題と相なりました住宅金融公庫法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨をご説明申し上げます。  住宅金融公庫は、昭和二十五年設立以来、国民大衆が健康で文化的な生活を営むに足る住宅の建設に必要な資金を融通し、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与して参ったのであります。  ところが、先国会で宅地造成等規制法が制定されまして、宅地造成工事規制区域内の宅地について、都道府県知事は、宅地造成に伴う災害の防止のため必要があると認められる場合には、災害防止のため必要な擁壁または排水施設の設置等の工事を行なうことを勧告し、また、災害の発生のおそれが著しい場合には、……

第40回国会 建設委員会 第3号(1962/02/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘のように、首都圏整備法が制定されまして、行政機関である首都圏整備委員会が発足をいたしました多分直後と思いますが、いろいろ東京の事情を想定いたしまして、たとえば今御指摘のありました交通量の見込みなどを立てたわけであります。そのころ立てました十年先の昭和四十一年の見通しは、すでに今昭和三十六、七年で来てしまっておるというような状態で、首都圏整備事業そのものは、東京への過度の人口集中を排除して、広域的な整備をしようというのがねらいでございます。首都圏整備委員会自体が行政委員会でありまして、プランは立てますが、実施はそれぞれ既存の国及び地方行政機関を通じてするという姿でございます……

第40回国会 建設委員会 第4号(1962/02/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 お説の通り、ビル用水の規制だけでは地盤沈下の防止に全きを期することができないのでございまして、特に工業用水等も重要な関係があるわけでございます。しかし私どもの所管である建設省といたしましては、特にビルの冷房用水について規制をしていく以外にはございませんので、もちろん国会におきましてビル用水の規制について立法措置をぜひ講じたい、かように考えまして、一応の草案を考えまして、目下関係各省庁に協議中でございます。工業用水につきましても工業用水法がございますが、これらもまた地盤沈下を防止するのに十分である措置には達しておらないのでありますが、通産省の所管としてこの方は進められており、また……

第40回国会 建設委員会 第6号(1962/02/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 現在としましては、基本的な問題は建設省と厚生省との間に打ち合わせをいたしまして進めておりますが、具体的に住宅関係の資金を融通することにつきましては、今質疑応答のありましたような状態でございます。われわれの基本的な考え方としましては、資金はそれぞれ別の角度から出てくるのでありますから、資金の本もとを握っていただくということはやむを得ないことでありますが、できることならば、努めて委託融資のような形にしていただけば住宅政策として統一が可能でありますので、そうなることを実は私どもとしては望んでおるわけでございます。 幸い、労働省関係の方は、失業保険の資金を住宅に融通することにつきまして……

第40回国会 建設委員会 第9号(1962/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題となりました駐車場法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  御承知の通り、最近における自動車交通量の増加とこれに伴う道路交通の渋滞はまことに著しいものがありまして、このため都市機能のはなはだしい低下を招いている実情にあります。  このような実情にかんがみ、政府におきましては、街路その他交通施設の整備の促進や交通秩序の確立等各般の施策を鋭意進めて参っておるのでありますが、都市の道路交通の混雑を招来している大きな原因の一つとしての駐車問題について、路上における駐車規制の強化、路外における駐車施設のすみやかな整備を行なうことにより……

第40回国会 建設委員会 第11号(1962/03/14、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 この御決議の趣旨は重々承知いたしておりまして、われわれとしましては、その方向に向けて努力を払ってきたのでございますが、結局五カ年計画におきまして、中央道に対する配分が約四百億ということに相なりました。また初年度である三十七年度は十八億ということに落ちつかざるを得ない、いろいろな事情がございまして、御決議の趣旨に十分沿えないことは、まことに残念でございますが、われわれとしましては、この五カ年計画のきまった線だけは活発に進めて参りたい、こう思っております。
【次の発言】 御指摘の通り、経過地は法律ですでに決定されておりまするので、私どもは、この法律の定める経過地を通りまして、縦貫自……

第40回国会 建設委員会 第13号(1962/03/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 道路管理に関する基本的な問題は、あくまで建設省が持っていく必要がありますので、その建前はくずさないつもりでございますが、今回の改正にあげましたような問題につきましては、三公団に管理を委任してよろしいのではないか、こう思っておるわけでございます。
【次の発言】 現在のところにおきましては、道交法関係は警察が担当いたしておりますので、有料道路の場合におきましても同じ扱いになっておるわけでございますが、御指摘のように将来日本にハイウェーが長距離に発展をして参りました暁におきましては、お話のように再検討を要するかと思うのであります。現段階におきましては、御承知の通り道路の交通量などを調……

第40回国会 建設委員会 第14号(1962/03/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 先般も申し上げましたように非常に重大な問題でございますから、われわれとしましても真剣にこの問題を検討して参りたいと思います。ことに私ども現状の既成市街地のままではなりませんので、根本的な何か構想を練りたい。それにはできるだけ識者の意見も拝聴をする機会を作りたいということで、御承知の通り大都市問題の懇談会を作りまして、これは審議会や委員会ではありませんが、学識の高い人あるいは関心の深い人たちにお集まりをいただいて懇談の機会を作っていただき、われわれもそこから知識をできるだけ吸収して、今申し上げたような今後の検討の資料をそこから生み出したいと思っております次第で、これらの会合を通じ……

第40回国会 建設委員会 第15号(1962/04/11、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題と相なりました建築物用地下水の採取の規制に関する法律案につきまして提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  近年わが国経済の発展に伴いまして、地下水の採取が著しく増大いたしましたため、大阪その他各地におきまして地下水位が異状に低下し、さらには、地盤の沈下を引き起こしている状況にありますが、この地下水の採取の大きな部分を占める工業用水の採取につきましては、御承知の通り、昭和三十一年に制定された工業用水法によってその規制が行なわれているのであります。ところが、最近、経済の飛躍的な伸長、市民生活の著しい向上によりまして建築物用地下水の採取が増大し、これがまた各地におい……

第40回国会 建設委員会 第16号(1962/04/13、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 現在の五カ年計画の実行につきましては、かねてから御説明申し上げておりますように、今の一級国道は昭和四十年までに一次改良及び舗装を完了いたしたいという方針で臨んでおるわけでございますが、かたがた今御指摘がございましたように、各地区別に非常に重要な路線について、二級国道の中から一級国道に昇格させてはどうかという世論もございます。そこで目下その問題について検討をいたしておるのでございますが、いずれにいたしましても、従来の一級国道を昭和四十年までに改良及び舗装を完了する、この方針並びにそのことには一切狂いを来たさないようにいたしたいと私どもは考えております。ただ問題は、そういう世論があ……

第40回国会 建設委員会 第17号(1962/04/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 首都圏の過度の人口集中を排除するための衛星都市の建設でございますが、そういった工場を含んだ衛星都市の建設地域を指定しようとするのには、もちろんそこの用水関係、交通関係、地下水の関係、あらゆる角度から検討いたしまして、それぞれの問題に照らし合わせて不都合がない、こういう地域を指定していくわけでございます。従って、もしそれが臨海地帯等でございまして、地盤沈下のおそれがあるとかいうような場合には、工業用水計画というものと並行しなければ指定をしないということにしていく考え方でございます。従いまして、新しく指定しました市街地開発地域について、今御指摘のございましたような矛盾の起こらないよ……

第40回国会 建設委員会 第18号(1962/04/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま拝聴いたしておりましたが、この法律案はきわめて時宜に適しておる法律案と私どもも考えております。政府といたしましては、この法律案が法律になりました暁におきましては、関係機関と力を合わせまして、極力法律の趣旨に沿いまするように努力をいたしたいと考えております。

第40回国会 建設委員会 第19号(1962/04/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま議題になりました首都圏市街地開発区域整備法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。  首都への産業と人口の過度集中を防止し、首都の機能を十分に発揮せしめるよう諸般の施策を強力に講じますことは、現下喫緊の要務であることは申すまでもないところであります。このため、人口増加の原因となる施設の新増設の制限措置をさらに強化することとし、さきに御説明申し上げましたように、本国会に首都圏の既成市街地における工業等の制限に関する法律の改正案を提出いたしたのであります。  首都の過大都市化を防止し、首都圏の秩序ある発展をはかりますためには、一方では……

第40回国会 建設委員会 第20号(1962/04/26、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 東京、大阪等への過度の人口集中を排除いたしますためには、特に東京について御承知の通り非常に人口の集中度合いが多いわけであります。これを何とか解決をする必要があるということが、首都圏整備法の生まれた根本であると心得ております。かような角度から、周辺に工業衛星都市を作りまして、都心部の住宅地、商業地域等に散在いたしております工場を、できるだけそういう衛星都市に引きつけて、吸いつけていくということと、さらにまた東京のような大消費地に流れ込もうとしておる産業を、衛星都市に食いとめまして、過度の集中を排除いたしたいという構想で、この首都圏整備計画が進められておるわけでありますが、これだけ……

第40回国会 建設委員会 第21号(1962/04/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 ただいま藤山長官からお答えがありましたように、私どもとしましても、現在のあり方で万全であるとも思っておりません。企画庁としてはむしろ水資源であるとか総合開発等をになっておりまして、他の本来の使命達成の上から見ますと非常に御迷惑とされておるのじゃないかと思いますが、現状の行政機構がこういうふうになっておりますのでいたし方ない次第で、私どもといたしましても行政調査会ができまして、いわゆるフーバー委員会で行政機構全体を検討される際には、ぜひこういう問題も一つ取り上げて御検討を願いたいという希望を持ちまして、所管の大臣にも申し入れをいたしておるような次第であります。今後政府部内全体とし……

第40回国会 建設委員会 第22号(1962/05/06、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 街路灯が必要でありますことは、私どもも同感に存ずるのでございますが、ただ問題は、まだ道路の整備ということが相当日本はおくれておりまして、整備に目下精一ぱいの努力をいたしておるのでありますが、これとても意のごとく進んでいないような状態でございます。従いまして、街路灯も全面的にただいまの御提案のように整備をしていけばよろしいことは間違いないのでありますが、そういうような諸般の情勢から見まして、私どもとしましては、道路交通の激しいところとかあるいは横断者、歩道者の多いところとか、緊要な部分についてまずさしあたり整備をいたして参りたいということで年々計画を立てまして、三十七年度におきま……

第40回国会 建設委員会 第24号(1962/06/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 東京湾埋め立てまたは開発に関する私の考え方は、従来と同じであります。御承知の通り東京への過度の人口集中をいかにして排除し、また既成市街地の整備等をやっていくか、こういうことについてかねがね首都圏整備委員会を中心に衛星都市の建設やらあるいは既成市街地における工業等の制限に関する立法措置やいろいろ苦労をいたしておるわけでありますから、東京に直結をしたところに東京湾の埋め立てまたは開発をすることは適当でない。東京湾の開発それ自体は相当意義がありますけれども、もし開発をされるならば東京と切り離れた衛星都市の姿でやるべきであろうというのが、私の基本的な考えであります。ただし東京湾ことに東……

第40回国会 商工委員会 第31号(1962/04/18、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘の通り、土地販売業者の目に余るような広告が非常に横行しております事実は、私どもも毎日の新聞を朝あけてみますと、今お示しのような広告がたくさん出ております。また現に私どもの身内でも、新しく子供が世帯を持ちたいということで、この新聞を見て各地を案内された人がありまして、行ってみますと広告とはまるきり違う。買える地所は一つもない。また私の知り合いのある人は、行ってみたが、非常に景色がいいところに駅から自動垣で連れていかれて、しかもその日にどうしても買わせるようにうまく持ちかけられたので、手付金をもって買ってきてしまったが、あとで考えてみると、あれはやめればよいと思ったが、まああ……

第40回国会 商工委員会 第33号(1962/04/20、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御指摘をいただきましたように、確かに地盤沈下問題はすでに先年来起こっておりましたことで、本来ならば手回しよく先行すべきであったと私ども考えております。しかしながら、いろいろ個人の権利との関係もございますし、法律をもって現状を規制するということの困難な事情がら延引いたしておりましたところ、昨年御承知のような大阪に第二室戸台風の被害等もございましたので、この際建設省としましては、最近の事情にかんがみまして、ビル用水の地下水利用というものが相当にやはり地盤沈下に影響があるという現状にかんがみまして、すみやかに立法措置を講じたいということで、今回この運びになった次第であります。従いまし……

第40回国会 地方行政委員会 第33号(1962/04/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 私の方としましては、ただいま当委員会で取り上げていただいております道路交通の安全施設の整備ということにつきましては、今後とも格段の努力をして参りたいと思っております。  今の街灯の問題でございますが、これもすでに重要な道路につきましてはガードレールの設置とともに実は関係機関を督励いたしまして、道路管理費等の中からできるだけの処置を目下進めておる次第でございます。この街路灯は、道路を照明するための街灯と、御承知のようにスズラン灯のような美観のためのものとあろうと思いますが、美観の関係のスズラン灯等は別といたしまして、重要な道路あるいは横断地点等につきましては、今後努めて街路灯の整……

第40回国会 内閣委員会 第3号(1962/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及びその要旨を御説明申し上げます。  この法律案は、国土保全の見地から砂防事業及び地すべり防止事業を強力に推進するため、河川局に砂防部を設置するとともに、最近における宅地問題の重要性にかんがみ、建設大臣の諮問に応じて宅地制度に関する重要事項を調査審議させるため、建設省の付属機関として、臨時に宅地制度審議会を設置し、また、当省の直轄事業の事業量の増大に対処して、地方建設局の用地事務機構を整備する等、建設省の機構及び定員について所要の改正を行なおうとするものであります。  以下、その要旨を御説明申し上げます。  第一に、河川局……

第40回国会 内閣委員会 第12号(1962/03/02、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、東京湾を初め重要な地帯について、近時埋め立てをして開発し、工業的な発展をはかろうという機運が、御承知の通り非常に強いわけでございますが、かつて私、党の役員をしておりましたころ、自民党の議員立法で臨時地域開発に関する法律案を提案して、提案者としていろいろ御説明申し上げたことがありますが、この考え方は、臨海地域の開発もけっこうでありますが、無秩序にやられては困る。たとえば東京湾について申しますと、東京が過大都市になって、過大都市防止のために首都圏整備にいたしましても努力しておる際に、東京に接続したところにむやみに埋め立てをされて、さらに工場を誘致し、人口を誘致されては困る。だ……

第40回国会 内閣委員会 第15号(1962/03/09、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、私先般九州へ旅行をいたします際に、九州の現地で、九州の道路は全国平均に比較して非常におくれているではないかという質問をされることを前もって聞きましたので、その際に、全国の道路の整備状態、舗装の率等、実は比率を出させてみたのであります。今手持ちをいたしておりませんけれども、そのときに見ましたら、九州よりまだおくれているのが東北と四国でありまして、そのときは、私は整備状況、舗装状況のパーセンテージを実は見たのであります。そういう点、現実から言いますと、今石山さんのおっしゃった通りでございますが、実は一級国道について申しますと、昭和四十年までに全国的に改修及び舗装を完了する予定……

第40回国会 予算委員会 第3号(1962/01/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 最近の地価の高騰状態は、いろいろ原因があると思いますが、第一には需給のバランスの問題がありますが、そのほかに近来土地が非常に投資対象にされておる。こういうような点にかんがみまして、投資対象、投機的な行為を何か抑制する道を談じなければならない、かようなことを私どもも考えておるわけでございます。これをやりますのには、考え方としましては、税制上の措置とか、あるいは取引の秩序の関係でございますとか、あるいは評価鑑定制度の育成の問題でありますとか、いろいろあると思います。しかしながら、これらはいずれも私権との関係が非常にむずかしい事情にありますので、建設省としましては、今国会を通じまして……

第40回国会 予算委員会 第4号(1962/01/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 お答えいたします。別段、公営住宅等におきましても、特に引揚者でございますとか、そういうものについては優先的な配分をいたしておりますが、その他は万事公正に、公平に住宅の供給をする、こういう建前をとっております。

第40回国会 予算委員会 第5号(1962/02/01、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 わが国でやっておりますいわゆる産労住宅は、今御指摘の御趣旨とは矛盾しておる形になっております。ILOの百十五号勧告にも、御意見のような点がうたわれておるわけでありますが、この勧告の中でも、原則的に国情に応じて実施をするようにということでございます。日本のまだ住宅窮迫の状況から見ますと、やはり産労住宅のような制度がありまして、国からもある程度の資金を融通する、反面、企業者も、住宅難の折柄、従業員に対する住宅の供給の一半の責任を負う、こういう方法で窮迫の状態に対処していく、応急処置としてはこれもやむを得ない方法であると思います。ただ、あの勧告の中にも、社宅の場合に、労働組合に加盟し……

第40回国会 予算委員会 第12号(1962/02/12、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は私どもの立場といたしましては、できるだけ道路交通のよくなるようにいろいろ応急措置、恒久対策等を検討いたしまして、応急措置につきましては、たとえば路側にガードレールをできるだけ早く全面的に設置いたしますとか、あるいは立体交差が、最近所によりましては歩道を架橋にするような施設を今着工する運びにいたしております。ただ、交通事故の問題は、あるいは公安委員長の所管と思いますが、確かに交通道徳といいますか、交通に対する観念というものと、自動車の増勢というものとが、つり合いがとれてこなかったというところに根本があるかと私は思うのであります。先般も大阪に行きまして、大阪の交通事故の人身事故……

第40回国会 予算委員会 第14号(1962/02/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実施機関でございます国鉄の方で、昨年成立いたしました特別措置法の適用を申請をして参ります場合がありますれば、われわれの方としましては、新幹線の重要性にかんがみまして、審議会の議に付して、特別措置法を適用する重要事業に取り上げたいという気持はありますが、現在のところ、国鉄の方では、そういったような手続をとらなくても進行のできる見込みでやっておられるようでありますから、今後の推移を見たいと思っております。
【次の発言】 御指摘の通り、今の自動車交通の現状は、そういった交差点における麻痺状態、あるいはネックというものが非常に重要な問題になっておるわけでございます。そこで私どもとしまし……

第40回国会 予算委員会 第16号(1962/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 確かにいろいろな新しい住宅団地等が郊外に建設されまして、その結果、ラッシュの時間に非常に通勤困難の状態を来たしておりますことは事実であると思います。ただ、住宅公団等が発足いたしまして以来、家賃との関係もございますので、地価の高いところに建設することがきわめて困難である事情から、自然団地等が離れたところにできて参ったのでございます。今私その計数は持ち合わせておりませんけれども、全体としての郊外にできる住宅の戸数に比較いたしまして、団地による住宅の数というものは全体の一割ないし二割程度の範囲であると思うのであります。従って、一般の住宅も地価との関係で郊外に伸びていきつつある現状でご……


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各種会議発言一覧(衆議院29期)

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第38回国会(1960/12/26〜1961/06/08)

第38回国会 建設委員会地方行政委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1961/05/30、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 関係行政機関の長及び都道府県知事の意見を徴するという例は、機械化促進法及び公団法等において再三現われてきているわけであります。従って、関係都道府県知事の意見が十分に織り込まれなければならない性質のものでありますことはもちろんでございますが、さらにこの法律の場合は、公団が事業を実施する、事業計画を立てまする際には、都道府県知事と協議をいたさなければならない次第でございまして、この協議の趣旨につきましては、この委員会で午前中、企画庁長官からるる御説明を申し上げたような次第で、地方行政機関の長、都道府県的事の意見というものは、この事業の実施については十分織り込まれる機構になっておると……

第38回国会 建設委員会地方行政委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第2号(1961/05/31、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 今、愛知用水についてお話が出ましたように、外国の技術についても参考にすべき点、また取り入れるべき点があるとは思いますが、現在日本のダム建設に関する技術は世界的に相当優秀なものであると、われわれ実は自負いたしておる次第であります。極力国内の技術及び力を動員いたしまして、本法が制定されました暁には所期の目的を達成するようにやって参る考えでございます。
【次の発言】 今、企画庁長官のお答えを申し上げた通りでございますので、十分段取りをつけまして、当然愛知用水公団全体、及びその保有されておる技術あるいは人的資源、こういうものは、新たに公団ができましたらやがて吸収されるものと考えておりま……

第38回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1961/05/16、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 公共用地の取得に関する特別措置法案につきまして、その要旨を御説明申し上げます。  御承知の通り、狭隘な国土に多数の人口を擁しておりますわが国の実情といたしましては、経済の発展と国民生活の向上をはかるためには、この国土を最も合理的に利用することが必要でありまして、このため、公共事業あるいは公益事業を今後一そう推進することが要請されているところでございます。  政府といたしましても、この点にかんがみまして、公共投資の拡充強化を重視いたし、本年度の予算編成において所要の措置を講じている次第でございます。  しかしながら、公共事業及び公益事業の増大に伴いまして、これらの事業に必要な用地……

第38回国会 建設委員協議会 第1号(1961/07/03、29期、自由民主党)【政府役職】

○建設大臣中村梅吉君 きょうはさっそく委員協議会を開催していただきまして、ありがとうございます。  今回の災害は、ごらんの通り、まことに残念なできごとでございまして、しかも、被害がまことに広範囲にわたっております。また、死傷者等が非常に多かった特殊の状態でございまして、私どももこれらの災害地の人たち、あるいは犠牲になられた方々に対して、まことにお気の毒に思っておるような次第でございます。  災害の現状は、まだなかなか最終的には数字がまとまりませんで、お手元に配付してあります資料にございますように、大体今のところ明確になっておりますものとしては、直轄分について二十六億七、八千万円、補助分につきま……

第38回国会 災害対策協議会 第5号(1961/07/21、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 年度割の三・五・二の問題でございますが、これは一応従来の経験に照らしましてそういうことになっておりますが、ことしの災害のように年度内の早い時期に起こりました場合には、三・五・二でなくても、もっと繰り上げて施工することは可能でもありますし、また同時に、そうすることが、来年の災害を防ぐという意味からも非常に重要だと私は考えております。かような見地から、さして急を要しないような軽微なところは別といたしまして、激甚地帯につきましては、この三・五・二の比率にとらわれることなしに、復旧作業の促進をはかりたい。これについては大蔵省の理解と協力を得たいということを、われわれとしましてはかねがね……

第38回国会 災害対策協議会 第6号(1961/07/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 御承知の通り、確かに、災害は範囲的には小さいかもしれませんが、局部的にはまことに惨たんたる激甚をきわめた災害の部分がございますので、私どもとしましては、ぜひ特別立法をいたしたい、かように考えまして、着々事務当局にもその研究を命じておるような次第でございます。この点につきましては、努めてわれわれとしましては、国会関係と十分緊密な連絡をとりまして進めて参りたい、こう思っておるわけでございます。御承知の通り、与党の方の災害対策の特別委員会におきまして、伊勢湾台風の例にならい云々と、こういう大体基本的な方向をきめられておりますので、そのような心がまえで今進めておる次第でございます。ただ……

第38回国会 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会商工委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号(1961/02/27、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 除雨、防雪等につきましては、本年のような特殊の災害が起きます前からも、われわれ大いに意を用いておりまして、三十五年度では除雪関係の予算が一億五千万円でございましたが、三十六年度は二億一千二百万円、また防雪につきましては一億六千万円ほどでありましたものが、二億四千二百万円と増強されておるのでございますが、さしあたり、私どもは、現在計上されております予算の運用によりまして、また今後は、皆さんもいろいろ御苦労願いまして、現地の御視察等いただきましたので、御意見を承りまして、一そう今後の対策について努力をして参りたいと思います。

第38回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1961/02/25、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 それでは建設省関係の昭和三十六年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず総額について申し上げますと、建設省所管の一般会計予算といたしましては、歳入は十億二千六百余万円でありまして、これは国が直轄で行ないます海岸事業及び河川等災害復旧事業の地方公共団体負担金三億一千七百余万円、補助金等の精算による返納金二億六千六百余万円、国土地理院の地図の売り払い代金収入二億余万円等が主要なものであります。歳出は二千三百十五億二千八百余万円でありますが、このほかに予算計上の所管は異なっておりますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費が、別途総理府に北海道開……

第38回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1961/02/28、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、御承知のように、日本の現状に照らしまして、水資源の総合開発ということは非常に私ども必要だと思っております。つきましては、水資源開発公団法も、どういう形でかできれば、今国会に提案の運びにしたいという私どもの希望を持っておる次第でございます。従来考えて参りました考え方としましては、経済企画庁が所管をすると申しますか、内閣総理大臣の直属と申しますか、水資源開発促進法と公団法とはまた非常に密接な関係がありますが、場合によっては、公団法が各省間の調整がつかない場合に促進法だけをとりあえず今国会に出すという手もあることはあるわけでありますが、できるならば、水資源開発促進法と水資源開発……


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第40回国会(1961/12/09〜1962/05/07)

第40回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1962/02/23、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 建設省関係の昭和三十七年度歳入歳出予算につきまして、その概略を御説明申し上げます。  まず、総額について申しますと、建設省所管の一般会計歳入歳出予算といたしましては、歳入は十五億四千七百余万円、歳出は三千十九億二千四百余万円であります。歳出におきましては、このほかに、総理府及び労働省の所管予算として計上されますが、実質上建設省所管の事業として実施される予定の経費がありますので、これらを合わせますと、昭和三十七年度の建設省関係予算は三千四百十二億七千百余万円となり、前年度の当初予算に比べ七百五十八億五千余万円、また、前年度の補正後の予算に比べ四百十二億六千四百余万円の増加となって……

第40回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1962/02/24、29期、自由民主党)【政府役職】

○中村国務大臣 実は、御指摘の通り、非常に重大な問題になってきておりまして、せっかく防潮堤を整備いたしましたが、その防潮堤毛、昨年の第二室戸台風の災害にかんがみまして、用をなさない状態で、急速に、さらにかさ上げの整備をしなければ恒久の防災ができない、こういう状態になっておるわけであります。われわれといたしましても、この対策に苦慮いたしておるわけでございますが、昨年の十二月十一日に、御承知の通り地盤沈下対策審議会におきまして、従来との問題を取り上げて調査審議をされておったのでありますが、答申が出ましたので、私どもとしましてはこの答申の線に沿って対策を講じたい。まず私どもの所管をいたしておりますの……



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データ更新日:2023/02/05

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