このページでは柳田秀一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○柳田秀一君 私は、日本社会党を代表して、政府に対し、ベトナム問題の平和的解決についての緊急質問を行なうものであります。(拍手) わが党は、さきに、本国会の壁頭、ベトナム問題の平和的解決のための決議案を提出し、平和に生きんとする日本国民の名において、院の意思を内外に宣明せんとしたのでありますが、自来三カ月、自由民主党は、一回だに、その内容あるいはその字句、用語に関し、各党と協議する積極的な誠意すら示さず、さりとて、反対の態度を表明する勇気も、まじめさもなく、うやむやのうちに葬り去らんとして、じんぜん今日に及んだのであります。(拍手)これが政府・与党たる自由民主党の姿であり、佐藤総理を党首とす……
○柳田委員 六名の内訳は……。
【次の発言】 ない。
○柳田委員 ぼくは、いまの林君のような発言なら初めからしないほうがいいと思う。私は、議院運営委員会というのは宣伝の場じゃないと思う。 それじゃ初めから発言しなければいい。オブザーバーで来ているのに、党の宣伝をやられては困るよ。
○柳田委員 この補助貨幣の件は、オリンピック組織委員会で議題になりまして、政府のほうに組織委員会から要請しておった件でございますが、今回政府のほうで法律案を出されたことは、その点においては組織委員会の要請にこたえられたと思うのであります。
そこでお尋ねしますが、提案理由にありましたように、各国の例あるいはわが国の例というのですが、各国の例並びにわが国の先例等を少し詳細にお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 いま提案されておるのは、補助貨幣としての千円の銀貨であります。これは臨時通貨法によって法案として出されたと思いますが、聞くところによりますと、政府は百円の記念銀貨を出されるというこ……
○柳田委員 私は、いま問題になっておりますスポーツと政治の問題について、関連してお尋ねするわけでありますが、よく、政治がスポーツに関与してはならぬとかなんとかいわれますが、私はふだんからこういうふうに言っております。スポーツといえども、やはり一つの国家あるいは社会における政策の一つだ、だから、スポーツを振興するということは、一つの政策だろうと私は思う。政党なら政党がある、そうして国民の体育を振興する、スポーツを振興する、ひいては、古いことばでありますが、健康な身体から健康な精神を生み出す、これはやはり一つの政策だ。あるいは、近代スポーツの施設に対してはかなりの金が要る、それを予算化する、こうい……
○柳田委員 私は、明日議院運営委員会が開かれますが、そのときに、オリンピック特別委員会はおそらく次の臨時国会からは、これは準備促進ですから、発展的自然解消といいますか、そういうことになると思うのであります。それで、きょう各党の方には非常にスポーツに御熱心な方もおられるのですが、問題はまだ残っているわけですね。たとえば、札幌に誘致したいという冬季オリンピックの問題、あるいは学生オリンピックともいうべきユニバシアードを日本に開きたいという問題そういうような意味からすると、東京オリンピックというような目標から見ると少し規模は小さいにしても、国会関係として、いわゆる縁の下の力持ち的に御援助申し上げるよ……
○柳田委員 議長にお尋ねしますが、きのうこちら側、衆議院のほうが休憩中に参議院が開会した。もとより衆議院のほうで、たとえば施政演説をやり、一たん休憩にして、参議院で施政演説を行なって、そうして衆議院へ戻ってきて再開して、こちらは本会議再開続行するということは、これは前例があります。それは初めからの約束なんだ。ところが、きのうの場合においては、こっちは第三番目の質問者をだれにするかという調整ですから、時によれば、その調整が寸刻にして解決する場合もありますし、遷延する場合もある。したがって、休憩中は、議長のほうから答弁を要求してきておるところの国務大臣は、当然衆議院に拘束されるべき憲法上――これは……
○柳田委員 長官にお尋ねいたしますが、長官は、かつて参議院で議院運営委員長をやっておられましたので、内閣と国会の関係に対しては、閣僚の中でもとりわけ関心の深い方だと私は思います。そういう意味で御質問をいたします。
企画庁長官宮澤さん、国会は国権の最高機関であるというふうに憲法で規定せられておりますが、この解釈をどういうふうにあなた御自身はなさっておりますか。
【次の発言】 そうしますと、現在、総理府設置法等の一部を改正する法律案の中で、あなたの所管にかかわるところの経済企画庁の部局の改正というのか、編成がえというのか、そういうようなことで国会の議決を仰ぎたい、こういうような案件で国会に出して……
○柳田委員 きょうの公報を見ますと、今二十日人事院総裁から昭和三十八年の国家公務員の営利企業への就職の承認に関する年次報告書を受領したとありますが、これは印刷物だと思いますが、事務当局では、これを受領されたら、議員に配付されると思うのですが、どのくらい日数がかかりますか。
【次の発言】 従来からこの委員会でも問題になっておりました役人の民間への天下り人事ですが、人事院規則でも規制がしてあって、例外的にこれを認めるというのが法のたてまえであります。すなわち、本人が離職前の五年間在職しておった官庁から就職しようとする場合に、そういう営利企業と密接に具体的な関係があるかどうか、もし密接に具体的な関係……
○柳田委員 行政管理庁長官にはあとでお尋ねすることにして、まず人事院総裁に伺いますが、国家公務員法で、国家公務員は在職中の官職とその後関連のある民間営利会社への就職との関係に対しては、法的にはどういうような規制が行なわれておりますか。規制といいますか、法的にどういうような処置が行なわれていますか。
【次の発言】 そうすると、佐藤さんは、かつては法制局の大家であったわけですが、私は、この立法の精神、法というものの解釈上の精神は、法のいわゆる抜け穴的な便宜的な例外規定を主にすべきものでなしに、あくまでも本文そのものをずばり読んで、法の精神はここにあるのだ、こういうふうにやっていくということだと思う……
○柳田委員 共産党の反対の理由は何ですか。
【次の発言】 それは困る。あなたがオブザーバーであろうが何であろうが出てこられる以上は、やはり法案に対する態度はもちろんのこと、理由もわかっていなければ困る。
【次の発言】 これはどういう理由で反対するのかわからぬ、ぼくは出先だけだというのでは意味がない。
○柳田委員 私きょう途中でちょっと中座させていただきますので、先にお尋ねします。
前回この委員会で山村行政管理庁長官と佐藤人事院総裁にお越しを願ったわけですが、その後、長官から閣議でこの模様を御報告願ったように思いますが、閣議の結果、われわれ国会側の意のあるところをどういうふうに内閣としては今後善処されるようになりましたか、一応その間の事情をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、文部省とか厚生省とか、全然というかほとんど売れ口のないところの所管の国務大臣と、それからきょうここへずらりと事務次官が顔をそろえておるところの、売れ行きが多いというか、むしろ民間のほうで……
○柳田委員 少しというのは、おおむねどのくらいの時間ですか。
【次の発言】 いやいや、少しというのは、お話し合いじゃなしに、国会法、衆議院規則に書いてあるのですから、少しというのは大体どのくらいですか。
【次の発言】 そのときの状況によってといっても、大体どのくらいですか。それを承っておかぬと、これもやはり先例になるから……。
【次の発言】 時間的にはっきりということは、与党のほうから言うてくるまでということですか。
【次の発言】 それは法の解釈、規則の解釈を厳密にいえば、与党であろうが野党であろうが入っている。しかし、われわれは、あなた方が常任委員長の配分とか、議長、副議長の配分等で多数で責……
○柳田委員 会期を自由民主党においては四十日延長したいということで、衆議院規則によって常任委員長会議を開かれたようでありますが、衆議院規則に「各常任委員長の意見を徴し」というふうに定めてあるのは、この常任委員長というのは、国会の構成メンバーで、すなわち、各党からそれぞれ出ているということを前提にして常任委員長の意見を徴するものであり、いまのように自民党が一党独裁で全部常任委員長を占めておって、そういう中での常任委員長会議というのは、衆議院規則に定めてありますからやらなければなりませんけれども、こんなものはほとんど意味がない。自民党の役員会できめれば、その役員会に従うばかりの常任委員長ですから、……
○柳田委員 いいとも言えない。
【次の発言】 こうしたらどうですか。いまのように言われるならば、これは正式の派遣議員じゃない、しかし国会議員の一員であることは間違いない。たまたま現地に行っておられて、現地の事情で行動をともにされることはあり得ても、それは議員の個人の行動までも議院としては規制できない、そういうように理解されたらいいじゃないですか。だから、共産党は事実問題を言っておられるのか。ものの考え方を言っておられるのか。事実問題を言われるなら、事実問題に対しては、ここでははっきりよいとは言えないし、悪いとも言えない。
○柳田委員 関連して。この問題は法務委員会においても過ぐる日問題になり、オリンピック特別委員会でも問題になった。したがって朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北鮮ですが、そこの体育協会、日本で言えば日本体育協会ですが、在日本朝鮮人体育連合会という組織を設けているのですが、そこに要請して、七月一日から七月二十五日まで平壌で予選会をやるから、特に日本にあって、これは拓大とかその他学生がおもですが、そういうところで優秀な成績を持っている者を平壌の予選会に帰してくれ、朝鮮のオリンピック委員会から在日本朝鮮人体育連合会にこういう申し入れがあって、在日本朝鮮人体育連合会から法務省にそういう要請があったわけです……
○柳田委員 私は本日、特に文教問題で、主として町村合併あるいは小中学校統合で通学距離が延びたがために、児童化徒に個人的に父兄の負担、あるいは市町村が通学費を補助しておる等の市町村には市町村の財政を非常に大きく圧迫している問題を、大蔵、文部、自治の各大臣にお尋ねしたい。この問題は、単に文部当局だけに追及してみましても、これが国政の上では自治省にも影響がある、また大蔵省とも非常に関連がある、国鉄とも関係があるというようなことで、従来から予算委員会でも尋ねたことがあるのでありますが、一向に進展をしておりませんので、お尋ねをしたいと思うのであります。 最初に、国鉄総裁お越しになっておりますからお尋ね……
○柳田委員 異議はありませんが、希望を申し述べておきます。 事務総長は、言うまでもなく、国会の事務当局の長であり、われわれはこの事務当局の長をはじめとする事務当局職員の手腕というものに信頼をするのでありますが、ただ、従来国会が混乱したときなどにおいては、少しことばが過ぎますが、ややともすると、最も中正にして公平にあるべき事務当局が、多数党の横暴に加担するごとききらいがなきにしもあらずと、これはわれわれはそういうふうに見受けることもまたなきにしもあらずであります。 本来、国会というところは、多数党は、イギリスのことわざではありませんが、男を女に、女を男にする以外は、国会の中ではやろうと思えば……
○柳田委員 内閣官房長官の出席要求をあらかじめしておきましたが、きょう午前十時半に佐世保でわが党の衆議院議員楢崎弥之助君が官憲の手によって逮捕されているという不祥事件が起こっておるわけです。現地からの事情は概略聞きましたが、どういう理由でこういうようなおそらく前代未聞のことをやったか、それを確かめたいと思うので、至急に委員長においては国家公安委員長及び警察庁長官をこの委員会に参考人として呼ぶように要請しておきます。
【次の発言】 そこで待たしておけばいい。
【次の発言】 きょうここに配られておる文書を読みますと、「議院運営委員会案件 三十九年十一月十三日(金)」、十三日の金曜日に議院運営委員会……
○柳田委員 全く異議ありませんが、私の党ではそういう申し合わせに違反する場合には、これを議院運営委員会で御審議の上で、しかるべき方法で公表されても何らはばかりません。したがって、そういう場合はどしどし公表してくださってけっこうです。また、そういう違反した事例の証拠物件のごときものを議院運営委員会委員長のほうへ提出されることは非常にけっこうだと思う。わが党においては、そういう事例があったら、泣いて馬謖を斬る思いで、どんどん天下に公表されてもらってけっこうです。自民党さんのほうは、そういう場合に、えてして事なかれで臨まれるようなきらいがあるのですが、どうですか。それをひとつ承っておきませんと、また……
○柳田委員 きょうはここへ参考人あるいは説明員あるいは政府委員の皆さんでもよろしいが、だれが来ておりますか。
【次の発言】 私は次の点を最初に衆議院の法制局長に尋ねて、同様の問題を内閣の法制次長にお尋ねいたします。
ただいまも委員長が言われたように、憲法第五十条は「両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、國會の會期中逮捕されず、會期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、會期中これを釈放しなければならない。」この憲法五十条を受けて、「法律の定める場合」とは、国会法第三十三条に「各議院の議員は、院外における現行犯罪の場合を除いては、会期中その院の許諾がなければ逮捕されない。」となって……
○柳田委員 一番最初に法務大臣にお尋ねいたします。 来る十日、国際連合で世界人権宣言が採択された日であります。去る四日から第十六回の人権週間が催されております。第一線警察官の行為、それが国民のいわゆる憲法、法律で保障されておる人権に対して侵犯したというようなことは、私は世界にないと思う。第一線の警察官のやったことは、いつの場合でも正当とは、私は言えぬと思う。ときには警察官にも行き過ぎがある。大体どの程度警察官によるそういうような行き過ぎ、あるいは不当に人権を侵犯し、侵害したというような事例があるか。時たまたま人権週間に入っておりますので、まず法務大臣から承りたいと思います。
○柳田委員 委員各位の御同意を得まして、一同を代表いたしまして、新委員長並びに前委員長に対し、一言ごあいさつを申し述べさせていただきます。 福永前委員長は、その円転滑脱なるお人柄と強い信念をもって終始当委員会の運営に当たられ、誠心誠意国会の権威向上並びにその正常化につとめられましたことは、われわれ一同深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。今般委員長を辞任されましたことは、まことに残念でありますが、今後とも議院運営委員会のことにつきましては、格別の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。 また、このたび新たに委員長に就任されました坪川委員長は、さきに通商産業委員長になられ、ま……
○柳田委員 この委員会に設けられる小委員会の長等に関しましても、従来、われわれから数回となしに、かつて各党で申し合わせをした院の構成は、各党ともに責任を持つという立場から、必ずしも従来のように、与党のほうで独占することのないようにということは、こちらから要望しておったのであります。したがって、これは当委員会のみならず、ほかの委員会についても同様のことがいえると思うのですが、当委員会は、院の構成の中においても特に重要な委員会でありますから、一応私はただいま委員長の御提案のとおりでけっこうと思います。しかし、今国会におきましては、従来から懸案になっておりました常任委員長の配分等で、従来の懸案事項を……
○柳田委員 それでは官房長官に、提出される案件のうちで特に予算に関連あるものに限定してお尋ねしますが、予算に関係ある法案は、総計七十八件、うち二十件は提出済みでありますから、残り五十八件、こういうことに相なります。その五十八件がどういうふうになって、最終的には、いまお聞きしたところでは二月の中旬ごろということですが、五十八件はいつごろまでに何件、いつごろまでに何件というふうにもう少し詳細に分けておっしゃっていただけませんか。
【次の発言】 名前は要りません。件数だけでいいです。
【次の発言】 ほかの表現で聞きます。予算関係法案の七十八件中二十件はすでに提出済みであるから、あとの五十八件におそく……
○柳田委員 わが党といたしましては、小平君の発言に同意であります。
○柳田委員 椎名外務大臣に対しましては、われわれは、山本幸一君外四名が提出しました不信任決議案の理由書に明らかにしておりますし、その理由の詳細はいずれ本会議において堂々と述べることにいたしますので、あえてここでそれを詳細申し述べる煩は省きますが、去る十六日の予算委員会における質問を通じまして、特に私たちは、今回の外務大臣の訪韓は、場合によってはという表現を使っておりますが、仮調印までも行なおうとしておることを言明されております。この問題は、われわれは、条約の事前審議に関する憲法第七十三条の規定にも反するものだと思っております。同時にまた、外務大臣の十六日の予算委員会における答弁態度というものは……
○柳田委員 前から懸案になっておりますから、われわれも旬日を出ずして委員名簿を提出することになると思います。
ただ、問題は、委員長、わざわざお経読みの原稿にまでこれを書かれておるのですが、こういうのはどうかと私は思うのです。こういうことは、自民党から発言の通告があって、これを委員長が許されて、伊能さんから、この前にも議長のほうに要請したからというのならわかるけれども、事務当局のほうで、委員長の命を受けて、あらかじめ原案を書かれたのですか。
【次の発言】 このお経の原案は事務当局がお書きになったのですか。そんなところまで事務当局が委員長を補佐するのは行き過ぎだと私は思う。委員長はこの議院運営委……
○柳田委員 異議ありませんが、わが党おいては、兼重君に対しては、今一期限りこれに同意を与えるということで、異議ありません。
○柳田委員 大臣時間がないようですから簡単にオリンピック担当大臣として一つ御質問しておきます。 問題は戸田のボートコースのあと始末でございます。御存じのように戸田のボートコースは皇紀二千六百年、一九四〇年の流れた東京オリンピックのために、当時これを浄財を出す、あるいは浄財に対して浄力と申しますか、労力奉仕までして、もっこをかついで土地を掘って、世界で初めてオリンピックのボートとしては清水で掘ったところでやることにして掘ったのが、戦争で流れたわけです。したがって戦争で流れてから今回まで約二十数年の間に川幅は多少狭くなるわ下は浅くなるわというようなことで、さらにスポーツ会の発展に伴って、従来掘っ……
○柳田委員 関連して大臣にお尋ねしますが、あなたは現在でもオリンピック組織委員会の委員の一人でございますね。私も組織委員会の一人で、同じ立場の者ですが、われわれ組織委員会としては、オリンピックの選手村は三月三十一日までは、組織委員会の責任においてこれを国から組織委員会の手元にゆだねる、こういうふうに理解しておるのですが、それは間違いございませんか。
【次の発言】 これは、三月三十一日後はどうなりますか。
【次の発言】 そういう場合、国の財産になるということは、あなた大蔵省の官僚の出身ですが、大蔵省の財産となることとは違いますね。そういう管理とかなんとかは別にお尋ねしますが、帰属は国に帰するわけ……
○柳田委員 官房長官にお尋ねします。韓国では日韓条約の単独審議をやりましたが、その内容は、日本の新聞を通じてわれわれ多少知っておるのです。また、この問題については、先般の臨時国会でも椎名外務大臣からも伺いました。そこで明らかなように、管轄権の範囲、あるいはいわゆる李ライン、また竹島問題など、条約の基本的な諸問題について、日韓両国政府の間に意見が非常に食い違っておるように思うのです。特に一番基本的な問題であるところの、国交正常化の相手国、すなわち大韓民国の領土管轄権については、当事者双方で完全に見解が食い違っておると思うのです。われわれの見解からするならば、今度のものは条約の体をなしておらぬと思……
○柳田委員 会期の問題について、二十七日以来数回の理事会で、私並びに中嶋、安宅両理事からるる申し上げたのでありますが、きょうは議院運営委員会でありますし、委員全員がそろっておりますから、私は、わが党の基本的な態度だけを簡単に申し上げまして、各委員それぞれの立場から意見を申し上げたいと思います。 自由民主党あるいは佐藤内閣は、日韓条約の批准を最大の案件としてこの第、五十臨時国会に臨もうとしておられます。しかし私たちは、この前も理事会で言ったように、いまのままの形では日韓条約を国会に上程するということは決して妥当とは思っておりません。なぜならば、日韓条約は日韓両国の国会審議を通じて明らかなように……
○柳田委員 ただいまのは、官房長官に伊能さんが御質問されるのかと思ったら、各党の意見も拝聴したいということでありますが、きょうは、官房長官を呼ぶ予定がきのうの理事会ではっきりきまっておるので、きょうは、官房長官としては政府の大番頭として、今度の日韓会談等で政府は急がれるだろうが、ほかの法律案もあるから、いつごろにはどういう法律案を出すかというようなことを聞くということは、われわれやぶさかではない。しかし、きょうはそういうことを官房長官を呼んで聞くのであって、特に自民党さんとしては、いま伊能さんから言われたようなことは、それはせかれることはわかるけれども、きょうの議院運営委員会の持たれた趣旨では……
○柳田委員 先ほどの理事会で率直にわが党の見解を申し上げておきましたが、さらに委員会でもということなので、率直に申し上げますが、私ども、自民党さんとは別の角度で日韓批准国会と称せられるものを非常に重要視しているわけなんです。そこで、先般党内に特別の委員を設けまして、社会党十一人衆といっておりますが、今日四十何人に改編しまして、党をあげてその態勢を整えておる。ただ、私どもの国会対策委員長はきょう質問いたしますので、その総括者そのものがまだいま質問の準備をしておりますので、きょう質問が終わりましたら、明日でも大体最終の詰めは、自民党さんの御要請はよくわかっておりますので、先ほど入れものの話もありま……
○柳田委員 きょうの理事会でも、別にこれはわれわれ社会党の立場から言っておるというような観点というよりは、いま安宅理事も言いましたように、五回にわたってハウスが施政権返還のことで決議をしている。それにこたえるハウスの意思決定としても、特別委員会を設けるということは、これは一つには、議決したわれわれが日本の国民に対するところの義務でもあり、同時にまた、やはり日本国民である沖繩県民に対するつとめでもある。こう思って、私たち皆さんに、ほんとうにこれは党の立場を離れて、私は国会の一員として誠心誠意、きょう理事会では、もう再びここでは繰り返しませんけれども、誠意は吐露したつもりです。それに対して自民党の……
○柳田委員 副議長おられますか。副議長にお尋ねいたしますが、あなたは現在の御心境はどういう御心境ですか、大きい声で願います。
【次の発言】 すみやかに国会の正常化を願うのは、あに副議長一人ではありません。むしろわれわれ社会党が最もその心境であります。それには、現在あなたが副議長として、将来も副議長として、議長を補佐していって、国会の正常化が達成できるとお考えですか。
【次の発言】 国会の運営は、各政党間において、もっとはっきり言うならば、与党と野党の間でお互いに信頼があってこそ私は国会の正常な運営ができると思います。今日遺憾ながら議長、副議長に対しては、われわれは信頼を持っておりません。したが……
○柳田委員 異議はありませんが、先般の理事会で、今後国会開会中は、たとえその党の要職、いわゆる幹部等の方であっても、一切の理由を認めずに、原則的に海外出張は認めぬ、こういうようにぴしりときめたんですが、特に押谷富三君を許可する理由は、委員長いかがなものでありますか。
【次の発言】 私はそのとき理事会におりましたが、速記が残る場でないから、速記に残したいという意味で、今後理事会でうやむやのうちにきめたとかいうのでなしに、委員会できめるものははっきりきめる、そうでない限りは断じて認めぬ。そういう意味で、特に押谷君は委員会で認めるのだから、認める理由をはっきり速記に残したい意味で、先般の理事会にはお……
○柳田委員 アメリカの科学財団からは日本の「雑誌記事索引・自然科学編」英語版の需要度というのはあまりないのですか。
【次の発言】 統一してヘボンになったのですか。
【次の発言】 それは文部省のあれに反するのじゃないですか。
【次の発言】 文部省としては訓令のほうじゃないのか。訓令というのはどこの訓令ですか。
【次の発言】 ぼくは、国としては訓令でやっておると思ったが、そうじゃないのですか。
【次の発言】 オリンピックは文部省じゃない。
【次の発言】 昔、田中館愛橘さんという貴族院議員がおって、毎国会、ローマ字論を展開して有名だったが、あの人は訓令ですか、ヘボンですか
○柳田委員 関連して。江守国有財産局長にお伺いしますが、二月一日に大蔵省の国有財産局は、今度貸したところを返還をさせたわけですね、そのことはそれで間違いないわけですか。
【次の発言】 二月一日をもって法律的には国有財産局が管理された、今度それを東京国税庁が使用する、日限はこの法律によるとどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうするとちょうど一年間は使用承認をさしておるわけですか。
【次の発言】 そうしますと使用承認の間の財産権はどこに入っておりますか。
【次の発言】 その使用承認しているものは国有財産局が管理するのですか、国税庁が管理するのですか。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。