このページでは野田卯一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○野田(卯)議員 ただいま議題となりました東海北陸自動車道建設法案につきまして、私は自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その提案の理由並びに要旨を御説明申し上げます。 思うに、近年来、わが国産業経済の驚異的発展に伴いまして、自動車交通の需要は飛躍的な増大を来たし、また、地域格差是正のための適正な産業分散体制確立の要請等に対処して、全国的視野に立った幹線的道路網の整備拡充をはかることは、刻下喫緊の急務として、重大な政治的課題となってまいりました。特に、今後のおびただしい急進展を予想せられる経済、社会諸情勢の趨向にかんがみまして、高速自動車道の緊要性は年とともに著しく高まっているので……
○野田(卯)議員 ただいま議題となりました宅地建物取引業法の一部を改正する法律案につきまして、私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、その提案の理由及びその要旨を御説明申し上げます。 宅地建物取引業法は、御承知のとおり、宅地建物取引業者の登録を実施し、その業務の適正な運営と宅地建物の利用の促進を目的として、昭和二十七年に制定されたものであります。その後、常業保証金制度、取引主任者の設置及び宅地建物取引員試験制度の創設等について所要の改正を行ない、今日に至ったのでありますが、最近、宅地建物の取引が国民生活あるいは産業活動の上でもますます重要となり、かつ、取引の内容も複雑化……
○野田(卯)委員 自由民主党を代表いたしまして、内治、外交の各般の問題について、総理その他の閣僚に御質問申し上げたいと思います。 最初に、第一に取り上げたいのは、政治の基本的な姿勢の問題でございます。佐藤総理は、池田総理が寛容と忍耐ということばをもって自分の政治姿勢を表現されたのに対しまして、寛容と調和ということばを用いられたのであります。この寛容と忍耐ということばがあたかも池田内閣あるいは池田総理の政治そのものをあらわすことばとして国民に深く印象づけられて、一種のシンボル的な意味まで持つようになってまいりました。と同じように、今度の佐藤総理のお使いになります寛容と調和ということばも、必ず佐……
○野田(卯)委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、佐藤総理以下閣僚に対しまして、外交並びに経済政策について若干の質問を試みたいと思います。どうか私に対する答弁を通じまして、国民に、佐藤内閣はどう考えているか、またどう理解しているかということがよくわかるように御答弁をぜひいただきたいと思います。 最初に、外交問題に入りたいと思いますが、過去十四年間、日本と韓国との間に交渉されてまいりました各種の懸案を妥結いたしまして、このたび日韓友好条約が成立をしましたことは、まことにわれわれとしては慶祝にたえないところでございます。この日韓問題につきまして、国会における論議が非常な大荒れとなりまして、国……
○野田(卯)委員 私は藤井さんと大内さんと両方のお話にからんで質問をしたいという感じでございます。 問題は公債政策でございますが、公債政策に関する御両氏の意見は全く対立しているわけです。両極端と申し上げても差しつかえはないと思います。藤井さんがおっしゃいました、日本の公債の現在高は非常に少ない、イギリス、アメリカは国民所得の一〇〇%とかあるいは五〇%程度公債が発行されているから、日本なんかもっとじゃんじゃん出してもだいじょうぶだ、こういうような印象を与えるお話があったわけです。そこで、一体アメリカとイギリスが国民所得の一〇〇%とか五〇%になるような公債はどういう原因で発行されたのか、いつそれ……
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