このページでは愛知揆一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(愛知揆一君) 限度政令のお尋ねにお答えいたします。 この限度政令の改正につきましては、昨年十二月、いわゆる標準法を改正いたしましたときからの方針でございまして、各府県の実情を十分に勘案いたしまして実施することといたしたのであります。したがいまして、各府県の教員の人事行政等に混乱を起こすような事態は起きないのであります。しかしながら、この政令の円滑な運営につきましては十分意を用いてまいりたいと思っております。教育上支障のないように努力することは当然のことと存じます。 なお、この問題につきまして与野党間の話し合いが行なわれましたことは承知いたしておりますが、限度政令の改正を行なわな……
○国務大臣(愛知揆一君) 由緒ある史跡、名勝等が、最近のいろいろな状況で損傷される事例が往往ありますことは、御指摘のとおり、文部省といたしましてもたいへん遺憾に考えておるわけでございます。ただいま関係大臣から答弁のありましたほか、文化財保護委員会を中心といたしまして、必要に応じて民間所有のものを国によって買収する、地方公共団体へ補助をする、環境整備を強化するというような点につきまして財政措置を講じつつあるわけでございまして、四十年度におきましても、たとえば平城宮跡の買収整備費四億円をはじめといたしまして、地方公共団体への買い上げ費の補助、調査費、これは三十九年度に比して大幅に増額をいたしており……
○国務大臣(愛知揆一君) 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 最近における各国の原子力の平和利用は、原子力発電所の建設、原子力船の開発、放射線の利用等各方面において著しい進歩を示しております。特に、原子力をエネルギー源として利用する原子力発電及び原子力船の開発の分野におきましては、米国、ソ連をはじめとして、各国とも独自の開発方針を樹立し、原子力の経済性を既存のエネルギーに匹敵し得るまでに高めようと努力している状況でありまするし、原子力船につきましては、すでに米国の原子力商船サバンナ号、ソ連の原子力砕氷船レーニン号……
○国務大臣(愛知揆一君) 学童給食については、現に国産なま牛乳を大幅に使用することにいたしております。三十八年度が二十五万石、四十年度は七十万石というようになっております。その反面、米国から輸入の脱脂粉乳は漸次減少いたしております。三十八年度が七万トンでありましたのを、四十年度には四万五千トンに減らす方針でございます。今後できるだけすみやかに、かつ、大幅に国産なま牛乳を学童給食に用いることにいたしたいと思います。(拍手)
○国務大臣(愛知揆一君) 第一に、修学旅行は教育課程の中に位置づけられております重要な教育活動でございますから、今後も一そうこの改善、充実をはかってまいりたい、この点につきましては全く御同感でありますが、特に御指摘がございましたが、僻地学校の問題、たとえば、二十五人未満の僻地学校の児童生徒が修学旅行をいたします場合に団体割引を適用するようにというようなことにつきましても、国鉄側に善処方をお願いをして、これは近く解決を見るものと信じておるわけでございます。 それから要保護家庭の問題でございますが、最近の調査によりますと、要保護者が三%、準要保護が七%、計一〇%でございますが、これに対して現に市……
○愛知国務大臣 今回はからずも科学技術庁長官の重任をにのうことになりました。本委員会の皆様方に格別のお力添えをいただきたい、一言ごあいさつを申し上げたいと思いまして参りましたような次第でございます。何はともあれ、何ぶんともよろしくお願い申し上げます。(拍手) 所信と申し上げますほどのものではございませんが、一言私の考え方を申し述べましてごあいさつにかえさせていただきたいと存じます。 技術革新時代といわれます今日、はからずも科学技術庁長官というような重大な職責をにのうことになりまして、私といたしましてはその責任の重大さを心から痛感いたしておるような次第でございます。幸いに本委員会におかれまし……
○愛知国務大臣 米国原子力潜水艦の寄港問題について、概略御説明申し上げたいと存じます。 この問題につきましては、原子力基本法並びに原子力委員会設置法の規定はともかくとしまして、わが国の原子力利用に関する安全問題を取り扱っている政府の機関として、原子力委員会は、国民を放射能の危険から守るという立場から、主としてその安全性の問題について検討を行なってまいりました。 この検討を行なうにあたりまして、米国原子力潜水艦が国際法上軍艦としての特殊な地位を有するため、軍事上の機密に属する技術的資料の提供を受けることが不可能であることは国際慣行上やむを得ないところであります。 このような事情から、原子力……
○愛知国務大臣 原子力委員会の権限責任等は、申し上げるまでもございませんんが、原子力委員会設置法で明らかにされているとおりでございます。
【次の発言】 原子力基本法に基づいて原子力委員会設置法ができていることはお話のとおりであります。
それから、いわゆる原子力潜水艦問題についての原子力委員会の立場ということについてのお尋ねですけれども、これをお尋ねに対して法律的にお答えをいたさなければならぬと思いますから、その点を申し上げたいと思います。
条文の解釈上からいたしますと、原子力委員会設置法の第二条に所掌事務が書かれてあるわけですが、その第四号に「核燃料物質及び原子炉に関する規制に関すること。……
○愛知委員長代理 これより会議を開きます。 委員長は所用のためおくれて参りますので、委員長の指名により委員長の職務を行ないますから、よろしくお願いいたします。 結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十七号)の締結について承認を求めるの件、公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案、国家公務員法の一部を改正する法律案、及び地方公務員法の一部を改正する法律案の各案件を一括して議題とし、質疑を続行いたします。濱田幸雄君。
○愛知国務大臣 まず原子力委員会の立場で、この原子力潜水艦問題に対してとりました立場なり、あるいは態度なり、検討のやり方なり、これについて、ただいまの御質問について端的にお答えする前に、御説明いたしたいと思います。 原子力委員会といたしましては、申すまでもないことでございますけれども、原子力基本法に基づいて活動する役割りを持っておるわけであります。これはあくまで国内の原子力の平和利用ということがたてまえでございますから、これを法律的に申しますならば、原子力潜水艦の問題等に対しては、直接の所管でもないし、責任でもないということが言い得るわけであります。しかしながら、この原子力潜水艦の問題という……
○愛知国務大臣 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 たいへんおくれまして恐縮に存じますが、去る七月の内閣の改造に際しまして、はからずも文部大臣の重責をになうことになりました。一刻もすみやかに文教委員の皆さま方にごあいさつを申し上げたいと存じておったわけでございますが、不本意ながら本日に至りましたことをまことに恐縮に存じ、おわびを申し上げる次第でございます。皆さま方にはかねがね文教の問題につきましてなみなみならぬ御尽力と御協力をいただいておりまして、心から敬意を表しますとともに深く感謝申し上げる次第でございます。 申すまでもございませんが、国づくりの基本は人つくりにあるとかねがね固く信……
○愛知委員 私は、きょうのこの予算委員会で与党を代表いたしまして総括質問を行なうにあたりまして、こういう質問のしかたをさせていただきたいと考えております。それは、論争のための論争とか、議論の山場をつくって盛り上げるとか、あげ足をとるとか、そういうやり方はもとよりなすべきではない、大切なことは、そうしたやり方よりも、予算を中心とした国政全般が論議されるこの委員会におきまして、一人でも多くの国民が、本会議での施政演説やあるいは総理その他の閣僚の御答弁だけではいろいろの関係でまだ十分に聞き取れなかったこと、そのうちで聞きたいと思っておるであろうことを、この際お聞きをいたしまして、総理はじめ閣僚からで……
○愛知国務大臣 原子力潜水艦の安全性の問題につきましては、原子炉自体の安全性の問題、それから先ほど御指摘のありました第一次冷却水の問題、それから廃棄物の処理の問題というような点が重点であると思いますけれども、いまお尋ねの点は、主として原子炉自体の安全性の問題、それから運航上の安全性の問題というふうに理解してよろしいかと思いますが、これらの点につきましては、過去一年八カ月間にわたりまして、いろいろ問題となり得るような点につきまして、外交交渉を通していろいろの点について照会をいたし、その結果が去る八月二十六日の原子力委員会の総合見解の中に明記されておりますように、かくかくの点についてアメリカ側が保……
○愛知国務大臣 有沢報告書にこの教育対策が取り上げられましたことは、私どもとしても非常に喜んでいるわけでございます。したがってここに取り上げられた項目については、一つ一つ適確に実施をいたしたいと考えております。 そこで、いまお尋ねの点は、一つは教職員の問題と、その中に含まれるカウンセラーの問題でございますが、教職員の定数の問題については、かねがね予算委員会や特別委員会でも質疑応答がかわされたわけでございますが、昨年末の標準法の施行令に伴いまして、これは産炭地その他の生徒児童数が急激に減少するような場合の特別の配慮を加えております関係上、たとえば福岡県の産炭地域に例をとりますと、おおよそ三百人……
○愛知国務大臣 産炭地域における教育問題でございますが、この点については文部省といたしましても従来から非常に重大視して頭を痛めている問題でございます。最近におきましても二回にわたりまして調査団に同行いたしました調査員のほかに、文部省独自の立場からも、たとえば福岡県等には調査員を派遣いたしまして、実情の掌握につとめ、また対策について積極的な手をとるように考えておるわけでございます。ただいま御指摘もございましたが、政府全体としてはもちろん石炭問題については非常な重点施策として総合的な対策を講じておりますが、その一つとして教育問題も当然取り上げられつつあるわけでございます。いま御指摘もございましたが……
○愛知国務大臣 いろいろの論議がありましたことは、私も就任前にも常識的に承知しておりましたが、さらに文部省に参りましてから、学力テストの問題については世間での大きな問題でもございましたから、できるだけ自分としても勉強してみました。そして相当の効果があげ得たと思いましたが、同時にいろいろやり方や方法等についても今後また新しく考え直したほうがいいと思う点もございましたから、御承知のような何といいますか、変更をいたしたわけでございます。
【次の発言】 一言で申しますと、全国で小中学校の学力調査をいたしましたその目的としては、教育課程に関する方策を樹立したい、それから学習指導の改善に役立てる資料を得た……
○愛知国務大臣 非行少年の問題につきましては、実は私も数年来非常に心を痛めておったのでありますが、特に文部省に参りましてから、ただいまも警察庁のほうから数字をあげて御説明がありましたように、数におきましても、またその内容におきましても増加し、かつ悪質といいますか、非常に憂慮すべき現象になっておりますことは、まことに残念でもあり、またこれに対してはあらゆる総合的な対策が必要であると思います。その中にはもちろん学校教育の面で対策を講ずべきところもあります。また、社会教育の面で対策を講ずべきものもございます。また、文部省以外の方面で、ただいまもお話しがございましたが、いわゆる早期発見、補導というよう……
○愛知国務大臣 前回の文教委員会での本件に対します御質疑の経過を、詳細に日本住宅公団、都教委及び市教委に連絡いたしまして、まず善処方を要望いたしたのであります。その結果、住宅公団の工事は一時中止されるというようなことになっておりますが、その詳細は事務局長から御答弁いたさせます。
【次の発言】 ただいま委員長から御答弁がございましたように私も考えております。
【次の発言】 ただいま委員長からもお話がございましたが、文化財保護の関係におきましては、これは衆参両院の議員立法を基礎にしております関係もございますので、たいへんりっぱな法制と組織ができて今日に至っておると私は考えております。いまにわかにこ……
○愛知国務大臣 文部行政と申しますか、文教の基本政策につきましては、前内閣以来、いわば前向きにいろいろと考えておりますが、その考え方につきましては、佐藤総理からもその方針で大いに推進するようにという趣旨の指示を受けておるわけであります。
【次の発言】 これにはいろいろの考え方があろうと思いますけれども、現在の文部省として、いわゆる適正な基準といたしましては、数年後において四十五人を一クラスということにするのが、外国の例その他から見ましても適正な規模である、そういうふうに考えまして、そして現在から数年の間においてその適正規模に持っていきたい、こういうことを考えておりますことは、昨年十二月のいわゆ……
○愛知国務大臣 私もこういう状況についてはたいへん嘆いているわけです。したがって、先般の佐藤総理大臣の施政演説の中にもございますように、青少年の人たちに対しては、われわれ民族の歴史や伝統を正しく理解をしてもらう、そして未来に臨んで心身ともに健全な人になってもらいたいということを根本にいたしまして、教育については特に前向きに努力をしたいと思うのでありますが、そこで、問題は、教職員の資質の向上ということであると私は確信するわけでございます。もとより待遇改善その他につきましても、十分の努力を続けてまいるつもりでございますが、教職が天職である教職員の人たちの義務感といいますか、意欲と申しますか、そうい……
○愛知国務大臣 産炭地の教育対策については、前々にも申し上げておると思いますけれども、文部省としても、最近にも二回にわたって現地の調査を詳しくいたしました。そして要保護児童、準要保護児童の就学対策費をはじめ、できるだけの措置をとりつつありまするし、また四十年度におきましても所要の予算の概算はすでにいたしておるようなわけであります。その中で、いま教員の問題を御提起になりましたが、これは御案内のように、いわゆる標準法に基づく政令の運用等によりまして、三十九年度におきましても約六百人くらいの教職員の定員を確保しておるわけでありますから、その中で福岡県教育委員会と十分連絡をとりつつ、教育上教員の配置に……
○愛知国務大臣 北海道の冷害に対しまして私どもも非常に心を痛めておるわけでございますが、ちょうどお尋ねがございましたので、いままでの経過とこれからの措置についてお話しいたしますと、こういうことに考えております。 一つは、ただいまもお話がございました学校給食の問題、それから教科用の図書その他の問題、もう一つは育英奨学の問題、大きく申しますとそういうふうな項目になるかと思います。 まず、準要保護児童生徒に対する学校給食費の問題でございますが、学校給食につきましては、小・中学校合わせまして約八千人分を今回の冷害について追加配分することにいたしました。これはすでに給食を実施している学校についての追……
○愛知国務大臣 現代は、科学技術の時代であり、科学技術発展の成否が国の繁栄を支配する時代であるといわれております。 戦後の荒廃からすみやかに立ち直った今日のわが国の繁栄がいまや世界の驚異の的となっておりますことは、御承知のとおりでありますが、このことは、わが国における科学技術の目ざましい進歩発達に負うところきわめて大であったことは申すまでもありません。しかしながら、従来の科学技術の発達は、わが国が先進諸国のすぐれた技術を導入し、よくこれを消化し得たことによることもいなみ得ない事実であります。 科学技術庁長官といたしまして、私は、科学技術の進歩の上に重要な役割りをになうべき政府の使命を深く肝……
○愛知国務大臣 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 改正の第一は、科学技術庁の付属機関である航空宇宙技術研究所に支所を設けることができることとすることであります。 同研究所は、航空技術及び宇宙科学技術の向上をはかるため必要な試験研究を行なうことを主たる任務とするものでありますが、近年における世界の航空技術等の急速な進展に対処して、わが国におけるこれらの水準を飛躍的に向上させるため、昭和四十年において、同研究所の拡充強化の一環として、垂直離着陸機の試験研究等を行なう実験所を支所として設けることといたしたく、これに伴なって所要の改正を行なうもので……
○愛知国務大臣 ただいま高木教授からお答えいたしましたとおりでございまして、私もその二つの問題については大きな関心を持っているわけでございます。 第一の、平和目的に何としてもこれは限定して平和目的に徹底するのであるということにつきましては、いまお話がありましたように、特に一番大事なことであると思いましたので、実は高木教授に科学技術庁の宇宙開発推進本部長に併任のお願いにあがりましたそのお話し合いのときにも、文部事務次官、科学技術庁の事務次官、それから東大の大河内総長にもお立ち会いを願いまして、この点はかたく申し合わせておるようなわけであります。 それから、第二の点は申し上げるまでもございませ……
○愛知国務大臣 先般来当委員会におかれましても、原子力委員会の運営、組織等につきましては、いろいろと建設的で積極的な御論議をかわしていただきまして、感謝にたえない次第であります。特に先般は当委員会におきまして、岡委員長から御発言があり、重ねて原子力委員会のあり方について建設的な御質疑をいただきました。当時私としての考え方を御答弁申し上げたわけでございますが、幸いにいたしまして、御承知のように二人の新しい委員の方と、それから一人の再任の方をお迎えすることができ、この人事に対しましては、与野党こぞって御賛成と御承認を得ることができました。この機会に、かねがね当委員会からも御要望のございましたような……
○愛知国務大臣 核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 御承知のとおり、最近における各国の原子力の平和利用は、原子力発電所の建設、原子力船の開発、放射線の利用等各方面において、著しい進歩を示しております。 このうち、原子力船の開発につきましては、すでに米国の原子力商船サバンナ号、ソ連の原子力砕氷船レーニン号が活躍しており、西独におきましても原子力貨物船オットー・ハーン号が進水を終えた状況にあります。 わが国といたしましても、従来からこのような各国の原子力船開発利用の趨勢に沿い、外国技術の吸収と研究……
○愛知国務大臣 中座いたしましてまことに失礼いたしましたが、きょうは茨城県の知事さんはじめ地元の皆さん方から率直な御意見を伺う機会が与えられまして、われわれとしても非常に参考になりました。この点は委員長をはじめ各位にお礼申し上げる次第でございます。 それで、先ほど来いろいろとお話がございましたが、私の伺っておりますところでは、おおよそ五点に問題がしぼられるのではなかろうか。順次それらにつきまして石野委員の御質疑がおありになろうかと思いますが、ただいまの点につきましては、そのとおりにやってまいるつもりでございまして、われわれとしては原子力全体の問題として、あくまでこれは平和利用に徹底していく。……
○愛知国務大臣 これは、ただいま原子力局長からお答えいたしましたように、この種の条約の扱い方等についてあるいはその他の国際慣習上、軍艦は除くということになっているものと私は理解いたしております。
【次の発言】 これはお答えにならぬかもしれませんが、原子力を推進力に使う艦船の問題というよりも、軍艦というものあるいは普通の船舶というものの扱いの違いからきているものであるかと思いますが、条約上の取り扱いその他については、条約局の専門家がいま見えましたから、条約局長から・・。
○愛知国務大臣 射爆場の問題につきましては、前回の委員会におきましても防衛庁長官と私からも御答弁いたしましたように、政府全体としては前内閣以来何とかしてこの返還あるいはそれに伴う代替地の問題、あわせて、米側にも従来もずいぶん一生懸命に返還の話し合いを進めてまいっているわけでありますけれども、なかなか話が進みませんで今日に至っておりますことは、私どもとしても非常に残念に思っているわけでございます。 前回防衛庁長官からも答弁いたしましたように、あらためて前回の委員会で地元の方々からの非常に率直で御熱心な御意見をまのあたり聞かしていただいたようなわけでございまして、この機会にさらに努力を新たにいた……
○愛知国務大臣 先般の田中委員の質問と、それから岡委員長から補足的な御質問がございまして、それに対して政府としてはかように考えておりますということを以下申し述べます。 原子力基本法第二条には、「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、」云々と規定されており、わが国における原子力の利用が平和の目的に限られていることは明らかであります。したがって、自衛隊が殺傷力ないし破壊力として原子力を用いるいわゆる核兵器を保持することは、同法の認めないところであります。また、原子力が殺傷力ないし破壊力としてではなく、自衛艦の推進力として使用されることも、船舶の推進力としての原子力利用が一般化していない……
○愛知国務大臣 この問題につきましては、御承知のように、統一見解というものを政府として差し上げたわけでございますし、さらにその統一見解ではおわかりにくい点があるという重ねての御質疑でありましたので、さらにそれを補足して御答弁申し上げているとおりでございます。それ以上に申し上げることはございませんわけでございますが、先般の委員会でも、仮定の問題として、あるいは想像の問題としても、こういう事態がどうなるかこうなるかというような非常に突っ込んだ御質問がございましたので、推進力として原子力の利用が一般化した状況といのものが現在においては想像の域を出ない、これはもう事実そのとおりだと思うのであります。そ……
○愛知国務大臣 きょうは私も参考人の方々の御意見を拝聴いたす機会を与えられまして、たいへん有益でございました。まず厚く御礼を申し上げます。 いまの三木さんの御意見ですが、私も全く御同感でございます。 まず第一点の問題は、実は先ほど有澤先生からも、私見であるというような前提で御熱心なお話がございましたが、実は私自身としてもかねがねさように考えておりましたわけで、これを端的に申しますと、実は原子炉関係の問題にいたしましても、発電の関係で昨年の十月以来各方面の権威者にお集まりいただきまして、非常に熱心な討議が進んでおります。これらを中心にいたしまして、原子力についても、いまこそ有澤先生のおっしゃ……
○愛知国務大臣 科学技術庁の昭和三十八年度決算について御説明申し上げます。 まず歳出予算現額は百三十億三千八百万円で、これに対する支出済み歳出額は百二十六億一千百万円となっております。その主なる費途について大略を御説明申し上げますと、第一に、科学技術庁一般行政費、科学技術会議、原子力委員会等各種審議会の運営費及び資源の総合的利用方策調査のための経費と、科学技術者の海外渡航費、科学技術試験研究の助成費、宇宙科学技術研究開発のための委託費、発明実施化の促進をはかるための補助金並びに日本科学技術情報センターの業務を拡充強化するための出資金及び補助金のほか、関係各省庁の実施する試験研究の総合的な推進……
○愛知国務大臣 昭和三十八年度文部省所管一般会計歳入歳出決算の大要を御説明申し上げます。 まず、文部省主管の歳入につきましては、歳入予算額百七十四億百九十七萬円余に対しまして、収納済み歳入額は百九十一億九千八百九萬円余であり、差し引き十七億九千六百十二萬円余の増加となっております。 その増加額のおもな内訳は、学校附属病院等収入の官業益金及び官業収入十七億一千二百六十八萬円余であります。 次に、文部省所管の歳出につきましては、歳出予算額三千六百七十六億五千四十三萬円余、前年度からの繰り越し額三十二億八千五百九十三萬円余、予備費使用額二十二億二千七百八十七萬円余を加えました歳出予算現額三千七……
○愛知国務大臣 先ほど来質疑応答がありますように、政府としてはドライヤーの提案というものを受諾しておりますから、いわゆる定期的な混合方式の会談に、求められれば、政府の代表者の一員として文部大臣は出席することはやぶさかではございません。 しかしながら、いわゆる日教組と文部大臣との中央交渉、いわゆる中央交渉というような点につきましては、これは御承知のように人事権、給与権というような点から申しましても、文部大臣は交渉の当事者ではございません。地方都道府県委員会と、各県における地方公務員であるところの教職員との間でこれは律せられるべき問題である。これは制度的の問題でもございますから、いわゆる中央交渉……
○愛知国務大臣 ただいま議題となりました科学技術庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 改正の第一は、科学技術庁の付属機関である航空宇宙技術研究所に支所を設けることができることとすることであります。 同研究所は、航空技術及び宇宙科学技術の向上をはかるため必要な試験研究を行なうことを主たる任務とするものでありますが、近年における世界の航空技術等の急速な進展に対処して、わが国におけるこれらの水準を飛躍的に向上させるため、昭和四十年度において、同研究所の拡充強化の一環として、垂直離着陸機の試験研究等を行なう実験所を支所として設けることといたしたく、これに伴……
○愛知国務大臣 この問題につきましては、実は、先般予算委員会の席でも申し上げたわけでございますが、方向としては、私どもは警備制度というものを望ましいものである、こういうふうな把握をしておるわけでございますけれども、国の制度として、一律に一斉にこの制度を取り上げるということについてどういうものであろうかということで、検討をいたしておるというのが今日の実情でございます。望ましい方向で、取り上げてまいりたいという考えです。
【次の発言】 先ほど抽象的に申し上げましたように、防火とか防犯とか、学校施設の保全充実という点から申しましても、それから先生方の宿直、日直の負担を軽減して、教職員の教育活動に専念……
○愛知国務大臣 この社会教育の意義といいますか、とらえ方につきましては、われわれといたしましては、ただいまも御指摘がございましたが、社会教育法の第二条に定義が明らかにされておりますように、「学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動」ということを本義といたしまして、この線に沿うてやっていきたいと思っておりますので、いまお話しにございましたが、機能的とおっしゃいます意義を必ずしも私正確に把握できないかもしれませんけれども、御趣旨からいえば、いわゆる機能的な活動ということは当然この中に入っているもの、かように理解してまいりたいと思うわけでござ……
○愛知国務大臣 ごもっともな御質疑でございまして、私も、この宇宙開発のこれからの進め方につきましては、非常に近大な問題であると考えておるわけでございます。そこでまず第一は、宇宙開発審議会というものが御承知のようにございますが、ここで基本的な政策といいますか、研究開発の進め方を十分審議してもらうことになっておるわけでございます。この宇宙開発審議会につきましては、ちょうど任期等の関係もございますので、きわめて最近の機会に、さらに陣容を拡充することになっております。 それからただいまお尋ねの点でございますが、東大の宇宙航空研究所におきましては、固体燃料によるロケットの打ち上げ試験をやっておりまして……
○愛知国務大臣 実は率直に申しまして、前回の当委員会で受田委員からのお尋ねがございまして、私もその点を実はおかしいと思ったわけでございますけれども、いろいろと経過のある問題でもございますようですから、これはひとつ行管なり法制局のほうから、お答えあるいは御説明をいたすほうが適当かと存じます。
【次の発言】 全く私も御同感でございます。これは、ちょうど通産大臣もお見えですけれども、私が考えますところでは、終戦後急速に日本の経済の科学技術化と申しますか、合理化の推進と申しますか、というような点から、どうしてもやはりいままでのところは海外の技術その他を導入しなければならなかった、こういう関係がいろいろ……
○愛知国務大臣 ただいまお話がございましたように、実は昨年の夏ごろ、ちょうど私の就任の当時ごろでございますが、いわゆる大学志願者の急増に対しましての計画というものが一応研究されて、数字が出ておりました。そのときに、いまお示しの十万人という数が一応考えられておったわけでございます。しかし、これに対しましては、いろいろの機会に申し上げておりますように、事は大学の問題でございますので、大学の資質といいますか、内容を低下させるというようなことがあってはたいへんなことでございまして、むしろ資質の向上、それから教授陣容が引き続き継続的に拡充されるというようなことが、どうしても必要であるわけでございます。そ……
○愛知国務大臣 学校給食に国産なま牛乳を全面的に充てたいということは、かねがね私どもの考えておりましたところで、今回酪農振興法の一部改正にあたりまして、特に学校給食用の牛乳の供給計画について、農林大臣と協議をして、そしてそれを公表するということになりましたことは、私どもとしても文部省の立場からいって、非常に喜ばしいことであると実は考えておるようなわけでございます。ただいまお話しがございましたが、四十五年度を目標にいたしておりますが、四十五年度三百五十万石というのが現在考えられております目標計画でございます。それで、今日まで、もう御承知のことですから、詳しく申し上げる必要もございませんが、たとえ……
○愛知国務大臣 第四十八回国会において文教各般の問題について御審議をいただくにあたりまして、文教行政に関する所信の一端を申し述べたいと存じます。 国家、民族を興し、国際社会において人類の福祉と平和に貢献しようとする国民の意欲と能力は、教育によって養われるものであります。世界各国とも、発展途上の国はもとより、すでに高度の発達を遂げた先進国においても、非常な熱意をもって教育の改善充実に力をいたしておりますのも、教育のこの役割りがあらためて認識されておるからであると考えます。 わが国の教育は、先人の見識と努力によって、世界的にも誇り得る水準に達していると思うのでありますが、このような世界各国の教……
○愛知国務大臣 このたび政府から提出いたしましたオリンピック記念青少年総合センター法案につきまして、提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。 オリンピック東京大会は、昨年秋、全国民あげての絶大なる御支援と御協力のもとに、大成功裏に終了いたしました。この大会は、単にわが国スポーツ界にとって画期的なできごとであるばかりでなく、すべての国民特に青少年にとって永久に記念されるべき世紀の祭典であったのであります。このことにかんがみ、大会に際し、世界各国からつどい来たった若人たちのいこいと交歓の場となった選手村の施設は、このオリンピック東京大会を記念するとともに、これを次代をになうわが国青少年のた……
○愛知国務大臣 このたび、政府から提出いたしました日本育英会法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 昭和十九年日本育英会法施行以来、日本育英会は、年々堅実な発展を遂げ、今日まで同会を通じて学資の貸与を受け、その勉学を続けることができた学徒は、きわめて多数にのぼり、国家的な育英事業として多大の成果をおさめてまいりました。 日本育英会から学資の貸与を受けた者は、修業後一定の期限内にその貸与金を返還する義務を有しておりますが、特例として、それらの者が小学校、中学校、高等学校、高等専門学校もしくは大学の教員または高度の学術研究者となった場合に、その……
○愛知国務大臣 まずILO八十七号条約について、私の所信の中に触れておりませんでしたのは、他意があるわけではございませんで、総理大臣の所信等にも明らかにされておりますように、またただいまお示しがございましたように、私どもとしても八十七号条約の批准ということは一日もすみやかに批准の運びになりたい、またやらせていただきたいという気持ちでおるわけでございます。したがって、これは当然のことと思いましたので、あえて触れなかったわけでございます。
【次の発言】 先ほども申しましたように、総理大臣の施政演説にもはっきりいたしておりますように、国民経済的な観点に立って労使双方の不信というようなことを調和してい……
○愛知国務大臣 このたび、政府から提出いたしました私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 私立学校教職員共済組合は、御承知のように、昭和二十九年一月に、私立学校の教職員の福利厚生をはかる目的のもとに私立学校教職員共済組合法によって設立されたものでありますが、自来、本組合が行なう給付については、国、公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとし、国家公務員共済組合法が改正され、その給付水準が引き上げられるに伴い、私立学校教職員共済組合法の改正が行なわれ、その給付の改善がはかられてまいりました。 しかし……
○愛知国務大臣 ただいま御指摘になりました林前法制局長官の意見という点については、私大いに意見を持っているわけでございます。すでに当委員会におきましても、私としての見解は申し上げましたとおりで、私といたしましては、憲法に抵触しない、こういうふうに考えております。ただこういうような法制の権威者の一人がこういうことを公に発表するぐらいでございますから、問題はなかなかむずかしい問題である。したがって私の希望から申しますれば、そういう意見に対しましても、臨時私学振興方策調査会が設置されましたならば、そういう問題についてもはっきりした国民的な結論をそこで終止符を打って、そして前向きに前進するようにいたし……
○愛知国務大臣 東京オリンピックにつきましては、前々から申し上げておりますように、われわれとしても予想以上の成果をあげた、かように考えておるわけでございます。そしてこれをむしろ契機にし、スタートにして、今後国民の体位向上はもちろんでございますが、ことに若い人たちに伸び伸びとした精神を養っていくスタートにしたい、かように考えまして、この成果というものをできるだけ長く後世にも残し、またいろいろの意味で心身ともに盛り上げて若い人たちのこれからの教育に大いに参考にしていきたい、かように考えておる次第であります。
【次の発言】 まことに御説のとおりでございまして、選手だけを養成するのではなくて、広く深く……
○愛知国務大臣 ただいまの御決議の趣旨に伴いまして努力いたしたいと存じます。
○愛知国務大臣 ただいまお話がございましたように、科学技術の振興ということについては、何としても努力を新たにしなければならないという考え方でやっておるつもりでございますが、たとえば最近の米ソ両国の宇宙開発の問題についてもお取り上げになりましたけれども、たとえば両国とも、宇宙開発のいろいろの計画については、国の予算の関係から申しましても、日本の全予算に匹敵するあるいはそれ以上のものをそれぞれ投入しておるというような、いわば現在においては段違いな状況であるわけでございまして、こういったような現実に対して着実でしかし非常なビジョンを持って進めてまいるというところに、日本としても非常な苦労があるわけで……
○愛知国務大臣 ただいまお話がございましたように、東京オリンピック大会というものを永久に記念いたしたい、特に次代をになうわが国青少年のために最も有意義に活用をいたしますために、選手村を中心にいたしました施設を総合センターとして、特殊法人として活用させていただきたいというのが御提案申し上げた趣旨でございますが、その中心になるスピリットとでも申しましょうか、これはわが国の青少年の心身の健全な発達をはかるということを一番の根本にいたしておるわけでございまして、そのことがオリンピックが世界の注目の中においてあれだけの大成果をあげた、そういったような事実を背景にいたしまして、伸び伸びと青少年の諸君が心身……
○愛知国務大臣 ただいまの御決議につきましては、大蔵当局と協議の上、附帯決議の趣旨がすみやかに実現されるよういたします。
○愛知国務大臣 研究学園都市の建設につきましては、あらためて先般政府としては閣議におきまして、四十年度から向こう十カ年以内にこの計画を推進しようという申し合わせができたわけでございまして、それに基づきまして関係閣僚の会議も持つことになり、また事務的な各省連絡機関も、首都圏整備委員会事務局を中心にして設置されることになりましたわけで、気持ちの上におきましては、積極的かつ決定的にこの計画をこの十年の中で完成をしてまいりたい、こういうふうな体制は整い得たと考えておるわけでございます。そして着手の第一といたしましては、用地の買収ということがまず第一でありますので、これにつきましては、公団を通して買い上……
○愛知国務大臣 私立大学の持つ教育上あるいは社会上の重大な使命ということにつきましては、ますますこれが強調されなければならない時期になっていると私は考えて、そういう前提のもとにいろいろ積極的な助成策について各方面の御協力を仰いで前進をはかりたい、積極的に対策を講じたいと考えているわけでございます。先般文部省設置法もおかげさまで成立いたしましたので、早急に私学振興方策調査会の発足をする用意万端を整えておるわけでございます。これにつきましては前々から御指摘がございましたように、私としても非常な意欲を持って対処してまいりたいと思っております。 ところでただいま御提起になりました国士館大学の問題でご……
○愛知国務大臣 御案内のように、私学教職員の共済組合は昭和二十九年の一月に設立されたわけでございますが、自来この組合が行なら給付につきましては、国公立学校の教職員に対する給付の水準と均衡を保つことをたてまえとしておるわけでございまして、国家公務員共済組合法が改正され、その給付基準が引き上げられるに伴って、私学共済組合法の改正も行なって、その給付の改善をはかることにつとめてまいったわけでございます。今回の改正案についての経過、並びにこれはもっと早く提案して制定すべきではなかったかという御質疑がございましたが、ごもっともでございまして、実は今回の改正案は第四十六国会に提案いたしたいと思いまして鋭意……
○愛知国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、政府といたしましては、その御趣旨を体し、誠意をもって検討の上善処いたします。
【次の発言】 実は私も最近になりましてからその状況なども知りましたわけでございまして、その中には、ただいま局長から申し上げましたように、大学の中を利用して事務所があるというような、政治団体の活動というようなことが行なわれることは私は不適当であると考えておりますので、なおよく事情をさらに調べまして善処いたしたいと思っております。
【次の発言】 ごもっともでございまして、そういう昨年十月以来の状況について私がつまびらかにしておりませんでしたことについては、たいへん恐縮に思……
○愛知国務大臣 長谷川委員のただいまの御意見は私も非常に同感でございます。実はいまもお話がございましたように、有志議員の間で古都における歴史的風土の保存に関する法律案といったようなものを適当とするという議が行なわれておりますことは事実でございます。この史跡等の文化財の保護は歴史上、学術上もきわめて価値の高いものでありますけれども、一部小範囲の地域に限られているということはただいま御指摘のとおりでございます。そこで、文化財指定地外の相当広い地域にわたって環境なりあるいは自然的な景観等の保全をするということが必要ではなかろうか。そうだとすると、現在の文化財保護法だけでは十分でございませんので、この……
○愛知国務大臣 ただいまお話がございましたような経過で今回この法律案を提案いたしました事情はまさにそのとおりでございます。そこで今回二年間再延長いたしまして、その期間内に、現在の私どもの気持ちといたしましては、著作権制度の全面的の改正が今後二年間の間にぜひ実現するように極力努力をいたしたい、かように考えております。しかしただいまも御指摘がございましたように、いろいろの要素のある問題でもざいますので、諸般の事情によってそれがかりに不可能となりました場合におきましては、保護期間を暫定的に、今回も延長したという趣旨に伴いまして、延長中の著作権が消滅することのないように、そのときはそのときでの事情を考……
○愛知国務大臣 ただいまお話しのとおり、会期末、余日幾ばくもないときでございますから、特に国会の御審議を尊重いたしまして行動をいたしたい。これはかねがね私の念願でございますので、その点からいって、きめておりますほかのことがありましても、支障がございますれば、これは取りやめることにいたします。
【次の発言】 研究学園都市の建設につきましては、閣議決定あるいは閣議了解をいたしておりますが、それは概略は四十年度から始めて向こう十カ年間で完成することを目標にするということで、関係閣僚懇談会あるいは対策本部等といったようなものを設置することになって、現に進行中でありますが、これは建設省あるいは首都圏整備……
○愛知国務大臣 ただいまの御決議の趣旨の実現につきましては、政府としても最善の御協力をいたしたいと存じます。
【次の発言】 教育の機会均等は、もとより学校教育に限るものではございませんが、能力がありながら経済的条件によって就学困難なすべての子弟に、学校教育の門戸を開くということが日本育英会の当面する課題であると存じます。そこで、まず学校教育を中心にして人材の確保をはかっていくことが根本であると考えまするので、学校教育法第一条の学校、及び少なくともこれに準ずる教育を行なうことが法律上明確にされておる、たとえば国立工業教員養成所及び国立養護教員養成所をその対象といたしまして、効果的な奨学金制度を充……
○愛知国務大臣 授業料の問題にもいろいろございますけれども、その中で公立、たとえば高等学校の授業料、これは、御承知のように各都道府県の条例できまるものでございます。現在いろいろの例がございますが、概略申しますと、六百円から八百円というような幅になっております。各都道府県の条例できまることでございますから、それぞれの都道府県の議会において慎重に審議され、そして来年度の予算の基準としてこれが決定されることになると思います。現在さような段階でございますから、確たる情報はまだ得ておりません。それから、これはもちろん政府の統制すべき問題ではございませんし、それから、いわゆる公共料金として律すべきものでも……
○愛知国務大臣 公立学校の建物の予算単価のお話が出ましたので、ちょっと御説明申し上げておきたいと思います。 公立学校の建物の予算の単価を改善いたしたいということについては、従来から努力いたしておったわけでございますが、どうしても実績の単価のほうが予算単価を上回る傾向がありましたことは、御指摘のとおりであります。そこで、四十年度の予算につきましては、この点については、私どもも財政当局にもよくお願いをいたしまして、平均大体八%の単価の改善をはかることにいたしまして、ほぼ三十九年度の実績に近いところまで改善を進めることにいたしました。たとえば、一、二の例を申し上げますと、高等学校の建物につきまして……
○愛知国務大臣 いまもお話がございましたように、わが国といたしましては原子力基本法というものが一般に存在しております。それから原子炉の材料のウラン、これは日本の資源がございませんから外国に依存しているわけでありますが、たとえば日米、日英、日加間にもそれぞれ二国間の条約、協定がございまして、これは平和的な利用にだけその物質は供給を受ける、そうして、必要に応じてはこれは査察の対象にもなる、こういうふうなかっこうになっておりますし、これは、一九五九年の状態でありますが、さらにその後、ウイーンに国際原子力機関ができました。これがまた日本との関係におきまして、日本における査察を担当することにもなっており……
○愛知国務大臣 ただいまお話しのように、期待される人間像につきましては、荒木文部大臣当時の諮問に対しまして、中間草案というものが先月発表されたわけでありますが、その発表いたしました経緯は、いまお尋ねがなかったわけでありますけれども、関連上申し上げますと、本来ならば、こうした諮問に対する答申は十分まとめ上げてから答申がされるのが慣例であります。しかし、一面において、同時に諮問されました後期中等教育のあり方がまだ答申をされておりませんし、それから、期待される人間像ということに関しましては、これは、もっと広く一般的ないろいろの意見も聞いてみたい、こういうような委員諸公の御意見でもございまして、そうし……
○愛知国務大臣 ただいま御指摘がございましたように、国際原子力憲章第二条によりまして、平和利用のために提供されあるいは国際協力をいたします場合の核物質、原子炉施設、資材等が軍事目的に転用されないように保障措置を設定しているわけでありますし、わが国もこれに参加をいたしまして、日本としては原料になるような核物質を外国から協力によって受けるわけでありますから、これが国内において絶対的平和利用に限定するように保障措置の中に入り、場合によりましては査察を受けることも受諾いたしておるわけであります。こういったような国際協力の国際原子力憲章というようなものがさらに進んで核兵器自体についての規制も行なえるよう……
○愛知国務大臣 主たるお尋ねは、ただいまのところ公立の高等学校の授業料の問題と思いますので、この点について御説明申し上げたいと思います。 この公立高等学校の授業料は、現状までのところはずいぶん幅がございまして、六百円から八百六十円の幅で各都道府県の状況によって違っておりまして、それぞれの事情に応じて条例できまっておるわけでございます。公立学校の授業料は、その自治的な性格から申しましても、あるいは形式的なきめ方から申しましても、私は若干ほかの公共料金とは違う点が多いと思うのでありますが、しかし、これを安くしておくのにこしたことはないということで、できればこれは値上げは押えたいわけでございます。……
○愛知国務大臣 この問題は、きわめて多岐多様にわたっておるわけでございまして、まず、義務教育の関係、それから高等学校、大学の関係というふうなとらえ方もしなければなりませんし、また、国立、公立、私立というような、そういう形態からとらえての対策を講じなければなりませんし、きわめて多岐多様にわたっております。 ただいまお尋ねのありました点につきまして、まずごく概略を申し上げますと、公立義務教育諸学校につきましては、もとより授業料等は徴収いたしませんし、それから教科書の六年までの無償給付でありますとか、あるいは教材費の負担でありますとか、というようなことで、制度的にも父兄の負担というものはないように……
○愛知国務大臣 去る二月九日の野原委員の御質問につきまして、御指摘のありました内藤誉三郎君につきまして調査いたしましたところ、昨年七月私立学校振興会監事に就任いたしまして以来、毎月おおよそ半ば程度の出勤状況でございましたので、本人に対しまして二月十七日、職務に精励するよう厳に注意をいたしておきました。
○愛知委員 第二分科会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 第二分科会の審査の対象は、昭和四十一年度本予算中、会計検査院、防衛庁、外務省及び大蔵省所管の部分でありまして、二月二十四日より昨三月二日まで、慎重に審査いたしました。 審査の順序は、初めに、各省各庁よりそれぞれ所管予算の説明を聴取し、次いで各省別に質疑を行ないました。 質疑は、終始熱心かつ活発に行なわれ、質疑者は延べ四十人、質疑時間は通算二十九時間に及びましたが、その詳細は会議録でごらんを願うこととし、ここには若干の問題を取り上げて報告するにとどめます。 まず、外務省関係の質疑について申し上げます。第一に、核のかさの……
○愛知国務大臣 お答えいたします。 まず最初に、臨時国会の召集の問題につきましては、いろいろの報道がございますけれども、政府としては公にまだ態度を決定しておらないのであります。そのことは、昨日参議院で予算委員会がございましたが、その席上でたまたま総理大臣の答弁の中からも明確にされておりますように、総理大臣みずからの公の発言の中でも、召集の時期というものについてはまだきめる状態になっておりませんということを明らかにいたしておるわけであります。しかし、政府といたしましては、もちろん臨時国会で御審議を願いたい案件もございます。また、野党からの成規の手続による召集の御要求もございますので、準備ができ……
○愛知国務大臣 政治に対する、一口に申しますと、不信の声が上がっておるというようなことについて、まずどういうふうに考えるか、この点につきましては、私はただいま押谷委員がお話しになりましたところと憂いをともにするものでざごいます。ことに、ただいま御指摘のように、内閣の閣僚等についてとかくのうわさが出ておりますことは残念に存じますけれども、これはすでに御承知のとおり、先ごろ運輸大臣の辞職というようなことにあらわれておりまするように、その事態の内容その他に関連いたしまして十分反省をいたしますとともに、今後かようなことのないようにということを考えるのはもちろんでございますが、この機会に申し上げたいのは……
○愛知国務大臣 ただいま防衛庁の事務当局から御説明いたしましたように、それぞれの官庁では、事務取り扱いの内規と申しますか慣行がございますから、例外的の規定であって、長官がこれを特に認めたときと書いてある場合でありましても、これを事務次官あるいは局長にあらかじめ委任しておくことが間々あることでございます。ですから、その限りにおいて、一般論としてはいま答弁いたしましたことが、私は正確であろうと思います。 ところで、第二段の問題として、ただいま問題になっております具体的なこの件について、防衛庁長官が事実知っておったかどうかということについては、これはまあ本人に聞いてみなければ実ははっきりしたことは……
○愛知国務大臣 現在、御承知のように、佐藤総理病後静養中でございますので、私は事務連絡その他ございますので、しょっちゅう総理大臣の私邸に参りまして、いろいろ打ち合わせをいたしております。そうした中で、もちろん消費者米価の問題というものは、現下の一番大きな問題であると言ってもよろしいと思いますから、その間、意見の交換をやっておりますことは事実でございます。ただ、若干新聞の報道等が少し先回りをしておるような傾向がございまして、いま御指摘の十五日の場合におきましても、総理大臣からそういう確たる指示を受けている事実はないのでございます。総理大臣としても、消費者米価の問題については、いろいろの考え方があ……
○愛知国務大臣 本日は佐藤総理も出まして、政治の姿勢について信念を吐露したわけでございます。私もその佐藤総理の考え方を体しまして、やるべきことについて十二分の努力を払ってまいりたいと思っております。議会制民主主義の危機として認識するかどうか、これは人によって多少の相違や受け取り方は違うかとも思いますけれども、私も細心の注意をもって事態の推移を見ていかなければならぬと思います。同時に、冷静さを失なうことは禁物であると思います。こういう際におきましては、冷静に、落ち着いて、この事態の、先ほどの総理のことばでいえば積弊というわけでございましょうか、その起こってきたるところを真剣に、冷静に取り上げてい……
○愛知委員長代理 どうもありがとうございました。
次に山中公述人の御意見を承ることにいたします。
【次の発言】 ありがとうございました。
【次の発言】 それでは、これよりただいまのお二方の御意見に対する質疑を行ないます。
辻原弘市君。
○愛知国務大臣 昭和四十年度の文部省所管の予算案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、文部省所管の一般会計予算額は四千四百六十九億八千八百五十一万八千円、国立学校特別会計の予算額は千六百七十五億八千九百七十万五千円となっており、その純計は、四千八百億千七百九十五万円であります。 この純計額を前年度当初予算額と比較いたしますと、およそ六百四十九億円の増額になりますので、その増加率は、十五・六%になるわけであります。 この増加卒は決して十分とは申せませんが、一般会計予算総額の増加率を考えますと、文教予算に重点が置かれていることは明らかであろうかと存じます。また、内容的にも従来と……
○愛知国務大臣 いろいろとお話を承りまして、たいへん同感することが多いのでありますが、これは文部省という立場だけではなくて、もっと全国民的に、あるいは政府全体として考えるべき問題であると思うわけでございます。ことに明後年は明治百年祭を迎えるときでもございまするし、こういう機会に憲政の先覚者として功労のあられたような方のことをしのびながら、また将来にいろいろと資していきたいということは、たいへん時宜を得たお考えかと考えますので、ひとつ政府部内でも関係の向きと前向きにこれを取り上げるということで、御趣旨の線を生かしてまいりたいと考えておるわけであります。 実は、そこで多少私見を差しはさむようにな……
○愛知国務大臣 これはちょっとお答えが長くなって恐縮ですが、経過をこの際申し上げておきたいと思います。 御案内のように、四十年度の予算に関連いたしまして、大阪大学の移転を決定をいたしましたわけで、その所要の土地の購入等のために所要の法律措置が必要でございますので、法律案の御審議をお願いすべく御提案申し上げているわけであります。 この法律案を政府部内できめまするときに、これは大阪大学に限らず、将来大都市から効外に大学が移転、あるいは拡充するというような場合に、必要な土地の買収等については同様の措置を講ずるということを、何と申しましょうか、内意と申しましょうか、そういうことを決定いたしたわけで……
○愛知国務大臣 ちょっとおくれましてまことに失礼いたしました。この研究費の問題につきましては、いろいろ御指摘のとおり、私も非常に足りないということを痛感しておるものの一人でございます。ただ、弁解がましくお感じかと思いますけれども、西欧諸国等の研究費というものの中には、たとえば国防に直接結びついたものが一般の科学技術研究費の中に相当盛り込まれているような関係もあって、わが国のように純粋に平和利用に徹するというカテゴリーで比較してみると、もう少し実態がわかるかとも思っておりますが、これについては的確な具体的な、まだ比較できるような研究は進んでおらないわけであります。いま一つは、これも年来指摘されて……
○愛知国務大臣 限度政令の問題につきましては、昨年の九月以来、与野党の文教の委員の方々を中心にいたしまして、いろいろと御心配をいただいておりますが、ただいまの御質疑でございますが、まず第一に、従来からのやり方といたしまして、いわゆる富裕府県の場合におきましては、この限度政令の関係と、それから標準法、国庫負担法等の関係におきまして、二分の一の国庫負担をしておりませんものは相当ございます。その人数は、御必要に応じまして政府委員から申し上げたいと思います。それから、その他の府県につきましては、九月四日と記憶いたしますが、限度政令を出しました前のものにつきましては、全部二分の一国庫負担は現実にやってお……
○愛知主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。 私が本分科会の主査をつとめることになりましたので、よろしく御協力をお願い申し上げます。 本分科会は、会計検査院、防衛庁、大蔵省及び外務省所管につきまして審査を行なうことになっております。審査の順序は、お手元に配付いたしました日程により進めたいと存じますので、あらかじめ御了承をお願いいたします。 それでは、昭和四十一年度一般会計予算中会計検査院、防衛庁、大蔵省及び外務省所管、昭和四十一年度特別会計予算中大蔵省所管、昭和四十一年度政府関係機関予算中大蔵省関係を議題とし、順次関係当局より説明を求めます。 まず、大蔵省所管の説明を求め……
○愛知主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十一年度一般会計予算中、外務省所管を議題といたします。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと存じます。
なお、政府当局に申し上げます。質疑時間が限られておりますので、答弁は的確に要領よく簡潔に行なうよう特に御注意申し上げます。
質疑の通告がありますので、順次これを許します。佐藤觀次郎君。
【次の発言】 次に、武藤山治君。
【次の発言】 次に只松祐治君。
○愛知主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。 昭和四十一年度一般会計予算中大蔵省所管、昭和四十一年度特別会計予算中大蔵省所管、昭和四十一年度政府関係機関予算中大蔵省関係を議題とし、質疑を行ないます。 この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと存じます。 なお、政府当局に申し上げます。質疑時間が限られておりますので、答弁は的確に要領よく、簡潔に行なうよう特に御注意申し上げます。 質疑の通告がありますので、順次これを許します。上林山榮吉君。
○愛知主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。 昭和四十一年度一般会計予算中大蔵省所管、昭和四十一年度特別会計予算中大蔵省所管、昭和四十一年度政府関係機関予算中大蔵省所管を議題とし、質疑を行ないます。 この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代として分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと思います。 なお、政府当局に申し上げます。質疑時間が限られておりますので、答弁は的確に、要領よく簡潔に行なうよう特に御注意申し上げます。 質疑の通告がありますので、順次これを許します。藤尾正行君。
○愛知主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十一年度一般会計予算中防衛庁所管を議題といたします。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと存じます。
なお政府当局に申し上げます。質疑時間が限られておりますので、答弁は的確に、要領よく簡潔に行なうよう特に御注意申し上げます。
質疑の通告がありますので、これを許します。高田富之君。
【次の発言】 次に、坂村吉正君。
【次の発言】 次に、村山喜一君。
○愛知主査 これより予算委員会第二分科会を開会いたします。
昭和四十一年度一般会計中会計検査院所管を議題といたします。
この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間は、一応本務員は一時間程度、兼務員もしくは交代して分科員となられた方は三十分程度にとどめ、議事進行に御協力願いたいと存じます。
なお、政府当局に申し上げます。質疑時間が限られておりますので、答弁は的確に、要領よく、簡潔に行なうよう、特に御注意申し上げます。
質疑の通告がありますので、これを許します。栗原俊夫君。
【次の発言】 次に楯兼次郎君。
【次の発言】 これにて会計検査院所管に対する質疑は終了いたしました。
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