愛知揆一 衆議院議員
33期国会発言一覧

愛知揆一[衆]在籍期 : 27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|
愛知揆一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは愛知揆一衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院33期)

愛知揆一[衆]本会議発言(全期間)
27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 衆議院本会議 第3号(1973/01/27、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) ここに、昭和四十八年度予算の御審議をお願いするにあたり、その大綱を御説明申し上げますとともに、今後における財政金融政策の基本的な考え方について、私の所信を申し述べたいと存じます。  わが国経済は、いま三つの課題に直面しております。一つは、国民福祉の向上であります。一つは、物価の安定であります。一つは、国際協調の推進と国際収支均衡の早期回復であります。  これらの三つの課題を相互に調和させながら、同時に解決をはかることは、まことに容易ならざるものがありまして、これまでに例を見ない財政金融政策に対する新たなる試練であると考えます。私は、この試練に正面から取り組み、一そうの……

第71回国会 衆議院本会議 第4号(1973/01/29、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 総理からほとんどすべてお答えがございましたから、私からはほんの一言二言補足を申し上げます。  予算とインフレの関係でございますが、一言つけ加えて申し上げますれば、国民総生産が百兆円をはるかにこえるような場合に、これに対しまして昨年度と同様の一三%のシェアということは、決して過大なものとは思いません。  また、公債にいたしましても、現在国際的に黒字が累積しております。そして国内的には資金が過剰であります。適度な公債を出して吸収して、財政を通してこれを福祉優先、生活環境優先の公共的な資金の配分に充てることが福祉国家建設のために重要なことでもあるし、また過剰な資金を吸収する……

第71回国会 衆議院本会議 第6号(1973/02/14、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 去る一月二十二日のイタリアにおける二重市場制の導入及び同二十三日のスイスの変動相場制移行に端を発した今回の国際通貨危機は、その後、二月に入りましてから西ドイツへの大量のドル流入となり、重大な局面に発展いたしました。  このような状況から、米国はみずから国際通貨危機の収拾をはかるため、わが国をはじめ欧州関係諸国等と協議を行なう一方、欧州諸国間においても、事態打開のため、蔵相間の協議等が精力的に行なわれました。その結果、米国が国際収支を改善してドルの信認を回復することが、米国自身のみならず、国際通貨情勢全体の安定のための基本的要件であるとの認識のもとに、まず米国自身がドル……

第71回国会 衆議院本会議 第9号(1973/02/22、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 資金運用部資金並びに簡易生命保険及び郵便年金の積立金の長期運用に対する特別措置に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  資金運用部資金並びに簡易生命保険及び郵便年金の積立金の長期運用は、従来から財政投融資計画の中心をなすものとして、わが国の社会資本の整備、民間経済活動の誘導等に大きな役割りを果たしてまいりました。最近、財政投融資計画の規模が拡大し、また、その対象とする機関の数が増加してまいりましたのに伴い、これら資金及び積立金の長期の運用は、確実かつ有利な運用という性格に加えて、財政的資金の配分といった性格を兼ね備えるに至ってきております。  この……

第71回国会 衆議院本会議 第10号(1973/02/23、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 昭和四十六年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書につきまして、その大要を御説明申し上げます。  昭和四十六年度予算は、昭和四十六年三月二十九日に成立いたしました。この予算は、わが国経済の持続的成長と物価の安定を確保しつつ、国民生活の充実向上をはかっていくため、次のような方針のもとに編成されたものであります。  第一は、財政の規模を適度なものとするとともに、経済の動向に応じ機動的に財政運営を行なうよう配慮したことであります。  第二は、国民の租税負担の軽減をはかるため、所得税、住民税等の減税を行なうこととし、……

第71回国会 衆議院本会議 第11号(1973/02/27、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 基本的な問題につきましては、ただいま総理からお答えをいたしましたとおりでございます。  具体的な問題としての第一は、超過負担の問題でございます。  いわゆる超過負担が生じませんように、従来からいろいろ配慮してまいりましたが、四十八年度予算におきましては、四十七年度中に、関係各省によりまして六項目にわたって実態調査を行ないました。その結果、二カ年計画で超過負担の解消を実施することにいたしまして、四十八年度予算に計上したわけでございます。その所要額は、ただいま御指摘がございました二百八十三億円でありますが、このほかに四十八年度の物価上昇による単価の改定分を加えますと、四百……

第71回国会 衆議院本会議 第12号(1973/03/01、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) お答えいたします。  金融政策の面におきまする過剰流動性の対策でございますが、このほど大蔵省といたしましては、商社の活動に焦点をしぼりまして、本年一月から三月期における十大商社向けの貸し出しにつきましては、昨年十月から十二月期に比しまして、二分の一以下に圧縮することにいたしまして、所要の措置を講じた次第でございます。そして、その効果が十分にあらわれまするよう、今後、金融機関に対する大蔵省の検査及び日銀の考査にあたりましては、ただいま申しましたとおり、商社向け融資と土地融資を重要なチェックポイントとして臨むことといたしました。  なお、この際、これまで一月以来とりました……

第71回国会 衆議院本会議 第14号(1973/03/08、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 私に対する御質問の第一は、国鉄の財政再建は、大幅な助成をやるにもかかわらず、十年後の国鉄の赤字はなお相当なものである。また、債務も十一兆円に達するといわれておるので、この債務が将来国鉄財政に重圧を加えるのではないか、こういう御質問でございます。  今回の再建対策では、国鉄の経営基盤を強化するために、思い切った合理化を進めます一方、新幹線の建設、貨物輸送近代化等のための工事を大幅に拡充しております。そして、再建期間の後半には、国鉄の収益力は著しく改善せられます。五十七年度には、償却後の損益が黒字となるものと期待しておるわけでございます。したがいまして、国鉄の経営基盤が強……

第71回国会 衆議院本会議 第15号(1973/03/09、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) お答えいたします。  私に対する御質問は、国土総合開発庁の予算要求と実施についての調整権と財政法の関係でございます。  国土総合開発庁が、各省庁にわたる経費の見積もりの方針の調整を行なうのでございますが、これは、いわば、予算の概算要求をいたします段階におきまして、関係各省庁と国土総合開発庁との間で行なわれる調整でございます。国庫大臣としての大蔵大臣は、財政法第十八条第一項の規定に基づきまして、この調整の済んだ要求を検討いたしまして、予算の原案を編成し、概算の閣議決定を求めるわけでございますから、この点は、総合調整機能を有する。すでに、科学技術庁、環境庁、沖繩開発庁等の……

第71回国会 衆議院本会議 第21号(1973/04/03、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) お答えいたします。  昨年後半以降の経済の動きを見ますると、実勢以上に流動性が供給されてきたことは否定できません。流動性はいろいろなルートを通じて供給されますが、何といっても金融機関貸し出しの増加による比重がきわめて大きいと認められますので、ただいまも御言及になりましたように、金融面からの過剰流動性対策に鋭意努力してまいりました。  すなわち、再度にわたる預金準備率の引き上げ、土地関連融資、商社向け貸し出しの抑制、大商社等を主体とする企業別手形買い取り限度制の創設といったような、きわめてきびしい、またきめのこまかい措置をあわせ実施してまいりました。  そしてさらに今般……

第71回国会 衆議院本会議 第22号(1973/04/05、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 私に対する御質問の第一点は、地下鉄の建設費は全額、国及び地方公共団体が負担すべきではないかということでございます。  政府は、四十八年度予算におきまして、地下鉄建設費補助金の補助率を従来の五〇%から六六%に拡大するとともに、従来の八年間分割交付から六年間分割交付に短縮するなど、地下鉄に対する助成については思い切った拡充をはかっているところであります。これ以上建設費を全面的に国及び地方の財政が負担をするということはいかがかと考える次第でございます。  第二は、交通事業再建団体以外の交通、水道、病院等に対しても、独立採算制によらず、一般会計からの借り入れと国の助成措置を講……

第71回国会 衆議院本会議 第23号(1973/04/06、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 御指摘がございましたように、厚生年金と国民年金の積み立て金は資金運用部に預託されて、郵便貯金等と同じように、他の預託金と総合して運用いたしております。政府の考え方は、国の特別会計の余裕金や積み立て金等を資金運用部に統合いたしまして、財政、金融政策との斉合性を保ちながら、重複なく、効率的に活用して、公共の利益の増進に資するように運用することが最善の方策であると従来から考えておるからでございます。(拍手)  したがいまして、別勘定とか独立運用とかいうことは、かえっていかがかと考えている次第でございます。  同時に、年金資金の持つ特殊性は御指摘のとおりでございますから、従来……

第71回国会 衆議院本会議 第25号(1973/04/12、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) お答えいたします。  本年度予算におきましては、特に重要であります義務教育教員の給与の引き上げにつきまして、特に積極的に財源措置を講じた次第でございます。  予算編成の過程におきまして、ただいま文部大臣から言及されましたように、教員の処遇改善については、四十八年度から計画的にこれを実施する旨の覚え書きを取りかわしました上、四十八年度予算に、義務教育教員の給与引き上げについて財源措置を計上した、こういう経緯はございますが、それ以外の念書というようなものはございません。(拍手)

第71回国会 衆議院本会議 第26号(1973/04/13、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 御質問の第一は、去る三月二十六、七両日、二十カ国蔵相会議が開催されましたが、そこにおける状況の概要を報告を求められたわけでございますが、わがほうといたしましては、安定的な為替秩序に基礎を置いた一つの世界経済秩序の確立が必要である、こういう理念の上に立ちまして、安定した、しかし調整可能な平価制度、調整過程における国内政策の重要性、準備資産の中でのSDRの役割りの拡大、そして、最も重要なドルの交換性の回復、資本移動規制の重要性、インフレ抑制を含めた、各国の国際収支の節度の重要性を主張いたした次第でございます。  これらの主張は、おおむね、今回の会議の主要な論点をカバーして……

第71回国会 衆議院本会議 第27号(1973/04/17、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 私に対する御質問の第一点は、地方交付税法第二十一条を、たとえば廃止してはどうかということであります。  本来、市の行なうべき事務のうちで消防、下水道、清掃等の事務につきましては、都と特別区との間の緊密性から、なお都において処理することとされまして、また、都と特別区との間の税源配分につきましても、現行制度をそのまま維持することが適当とされております。したがいまして、ただいまのところ、地方交付税制度の算定方式については、現行制度を特に改正する必要はないと、かように考えておる次第でございます。  第二は、大都市をはじめといたします都市税源の充実の問題でございます。  その充……

第71回国会 衆議院本会議 第28号(1973/04/19、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) お尋ねの点につきましては、総理からのお答えもございましたから、簡略に申し上げたいと思います。  まず、御質問の第一点は、国の税源を大幅に地方に移譲してはどうかという御趣旨であると承りました。  この問題につきましては、わが国における地域間の経済基盤の格差が拡大しておりますし、税源の偏在が著しくなっておる現状を十分考慮しなければならないと思います。また、人口急増市町村というような地域間の財政需要にも格差が相当出ております。  したがいまして、単純に国税の一部を地方税に移譲するだけでは、必ずしも地方団体の財源問題の解決にはならない、これが現状であると思います。  したがい……

第71回国会 衆議院本会議 第52号(1973/07/19、33期、自由民主党)【政府役職:大蔵大臣】

○国務大臣(愛知揆一君) 金融引き締めと中小企業に対する関係のお尋ねでございますが、金融引き締め政策が強化されて中小企業にしわ寄せがあっては困るという点につきましては、全く御同感でございます。  先ほど総理からお答えもありましたように、具体的に申しますと、全国銀行の状況を見てみましても、中小企業向けの比率は、現在大体三五%程度の比重になっておりますが、これは昨年の第二・四半期あるいは第三・四半期に比べますと、かなり比率は向上いたしております。少なくともこの比率を維持してまいりまして、健全な中小企業に影響が及ばないようにやりたい、これを基本にいたしまして、今後指導を強化してまいりたいと考えており……

愛知揆一[衆]本会議発言(全期間)
27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院33期)

愛知揆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 決算委員会 第7号(1973/04/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十六年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)ほか三件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、昭和四十六年度一般会計予備費につきましては、その予算額は九百五十億円であり、このうち財政法第三十五条(予備費の管理及び使用)の規定により、昭和四十六年四月二十七日から同年十二月二十八日までの間において使用を決定いたしました金額は四百六十九億二百六十八万円であり、すでに第六十八回国会にその事後承諾を求める件として提出いたしまして、御承諾を得たところでありますが、その後、昭和四十七年一月七日から同年三月二十……

第71回国会 決算委員会 第11号(1973/05/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 毎年度、予算編成をいたしまして、これが国会の御審議を経て成立いたしますと、その実施について関係各省と協議をいたしまして、具体的に執行の方針をきめるというのが通例でございますが、今年度の場合におきまして、上半期において公共事業費等の施行の見込みをめどをつくりましたのが、五月八日の閣議で報告をいたしまして了解を受けたわけでございます。その考え方は、公共事業費の中でもいろいろございますが、たとえば積雪寒冷地帯といわれておりますが、これは一道、東北六県あるいは北陸四県といったようなものが中心でございますが、そういったようなところにつきましては、例年どおり施行をする、それから生活環境の整……

第71回国会 決算委員会 第22号(1973/07/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 国連の二十五回記念総会の問題は過去の問題でございますが、これは御承知のように国連総会が毎年ある、二十五回の総会が記念総会というかっこうになったということは前から予見していたことでありますが、御承知のように、こうした会議には通例は外務大臣あるいはこれに準ずるような者が政府の代表として出ておりますから、それに所要の経費はあらかじめ外務省所管の経費に編成されておりますが、特に総理大臣が国際情勢の中で二十五回総会には出ることが日本の国益にとってよろしいという政策的な決定によりまして、予算編成後に出席がきまったわけでございますから、さような場合には予見しがたい事項として予備費から内閣の責……

第71回国会 決算委員会 第23号(1973/07/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 昭和四十六年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに本国会に提出し、また、昭和四十六年度の国の債権の現在額並びに物品増減及び現在額についても本国会に報告いたしましたので、その大要を御説明申し上げます。  昭和四十六年度予算は、昭和四十六年三月二十九日に成立いたしました。  この予算は、わが国経済の持続的成長と物価の安定を確保しつつ、国民生活の充実向上をはかっていくため、次のような方針のもとに編成されたものであります。  第一は、財政の規模を適度なものとするとともに、経済の動向に応じ機動的に財……

第71回国会 決算委員会 第27号(1973/10/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 外換銀行の在日支店、これは東京と大阪にございますが、一億円以上の融資額を調べてみましたところが、東京支店で十一件、それから大阪支店で十六件ございますが、その総計二十七件で融資額が七十二億千三百万円、こういうことに相なっております。これが四十八年三月末の残高の現状でございます。
【次の発言】 在日の外国銀行の活動については、ただいまお話しのとおりに、大蔵省としても所要の監査、監督をするのは当然でありますが、そこでいま申しましたように、外換銀行の在日支店の行なっておりますところの融資の状況としては、先ほど申しましたように総額で百三十九億余でありますけれども、そのうち一億円以上のもの……

第71回国会 建設委員会 第17号(1973/05/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 税制調査会におきましては十分そうした考え方を検討して意見を取りまとめていただいたわけでございます。御承知と思いますけれども、本年の一月に土地税制のあり方についての答申の中にこれに触れた意見が出ておりますが、これは土地高価譲渡所得税について、「現段階では前提条件の整備が十分でないほか、何を適正価格とみるべきか、また、土地の値上り益をどこまで許容すべきかについて一般的合意が確立しない以上、その実行を図ることは困難であろう。」こういう意見が答申の中に出ております。十分これは議論を戦わしていただいたわけでございますが、答申にこういうふうな、困難であろうという結論が一応出ております。

第71回国会 社会労働委員会 第31号(1973/06/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 これは私としてもほぼ国際水準並みになってきた、かように認識いたしております。
【次の発言】 健康保険制度を充実改善したいということは、われわれも念願しておるところでありますが、それについては国も財政的にも援助しなければならないが、同時に長期的に、保険制度というものの本旨からいって、収支が均衡しているということが私は大事なことだと思います。その面からいって保険料でも若干の引き上げも必要であると思いますし、同時に財政の面から申しましても、たとえば現制度においては累積した赤字が異常なものでありますから、これをたな上げする。それから定率の国庫補助をする。今度は一〇%の原案として御審議を……

第71回国会 大蔵委員会 第2号(1973/02/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 旧臘、私は、大蔵大臣に就任いたしましたが、わが国経済がきびしい試練と転換のときに際会しているおりから、財政金融政策の運営に当たる責任の重大さを痛感しております。  今後の財政金融政策につきましては、さきの財政演説において、その基本的な考え方を明らかにしたところでありますが、本委員会において関係法律案の御審議をお願いするにあたり、重ねて所信の一端を申し述べ、皆さま方の御理解と御協力をお願いいたします。  わが国経済をめぐる内外情勢の大きな変化に顧みますとき、今後の政策運営の基本は、長期的展望のもとに、積極的に国民福祉の向上につとめ、物価の安定をはかりつつ、国際協調の実をあげ国際収……

第71回国会 大蔵委員会 第7号(1973/02/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 最近の株価の状況が御承知のような状況でございまして、これらの状況に対しまして、政府としては従来から、これも詳しく申し上げるまでもないと思いますが、いろいろの措置をとってまいりましたし、また業界の自粛等も要請してまいりました。同時に、私どもからいたしますと、株価の形成というものがどういうふうにして成り立っているかという点について、特に最近の状況を具体的に掌握いたしたいと思いまして、一部の証券会社に対しまして立ち入り検査をいたしたわけでございます。これは証券会社等の財務内容とか内部管理等にはかなりの改善も最近見られておると思いますので、特にそういう点について焦点を合わせたというより……

第71回国会 大蔵委員会 第9号(1973/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 政府といたしましては、ただいま御決議いただきました附帯決議両件につきまして、その趣旨を十分尊重いたす所存でございます。

第71回国会 大蔵委員会 第11号(1973/03/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 いま理財局長から御説明いたしましたように、輸出入銀行の実態的な従来の機能というのは、主としてプラント輸出それから船舶というようなものの融資に充てられていたのが実情でございます。確かに御指摘のような特に中小企業の輸出金融というようなものはやられていなかった、実績はそうであったと私も記憶いたします、数字的な御説明は別といたしまして。そこで、たとえば今度の財投の中で、その計画もずいぶん切りかえまして、たとえば年金関係の積立金の運用などで申しますと、こうした関係の財投からの計画はゼロになっておりまして、四十七年度までとは計画を切りかえてしまいました。つまり、そうした面について財投からお……

第71回国会 大蔵委員会 第13号(1973/03/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 政府といたしましては、ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたす所存でございます。

第71回国会 大蔵委員会 第15号(1973/03/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 まことにごもっともな御意見であると拝聴いたしました。私は通商貿易関係は所管ではございませんので、こまかい点はともかくといたしまして、やはり通貨問題を扱っておりましても、ことに日米の関係におきましては結局貿易の関係が最大の問題だと思わざるを得ないわけでございまして、通貨の調節はもちろん大事なことでありますが、やはり総合的にかつできるだけ速度を速めて対策を行なうことが絶対に必要であると思います。アメリカ側におきましても通商法案がどういう形ででき上がるか。いろいろ伝えられているところによりますと、日本の関係においてはなかなか先方も深刻な考え方を持っているようでございますので、日本とし……

第71回国会 大蔵委員会 第20号(1973/03/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 通勤手当、寒冷地手当、それから労働組合費、夜勤手当、これらの諸手当につきまして、当委員会でも審議の過程で御熱心に御意見を出していただきまして、その御趣旨等につきましては、私どもも、御熱心な御議論の根拠あるいは考え方というものが、そういうお立場にお立ちになっての御議論としては理解できるわけでございますが、従来からの税制の立て方としては、いろいろの手当も収入であるということには違いはないわけでございまして、そういう観点から、個々の手当について特に控除をするかどうかということは、税制の問題としてやはり非常に問題があるのではないだろうかというのが当局側の考え方でございましたこともまた御……

第71回国会 大蔵委員会 第22号(1973/04/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 これは結論から申し上げますと、インフレ的な傾向が懸念される状況であるというふうに見ております。ただいまもお話がございましたが、やはり国民生活の面から見れば、消費者物価の高騰ということが一番これはやっかいなむずかしい問題でございますけれども、その点について、最近の消費者物価の動向というのはきわめて注目を要することでございます。それから卸売り物価の高騰については海外市況の影響なども相当あると見られますけれども、私はなぜインフレであると――高沢さんは認めろというお話でございますけれども、インフレであると断定しないかと申しますと、これは学問的にもいろいろの見方があると思いますけれども、……

第71回国会 大蔵委員会 第23号(1973/04/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ことしの一月の末以来国際通貨の不安に対しまして、各国が非常な懸念と、当面の対策を緊急にとらなければならないということで、まずパリで二回にわたって関係国蔵相会議あるいは中央銀行総裁を加えての会議が行なわれましたことは、御承知のとおりでございますが、それに引き続いてIMFの二十カ国委員会が開かれました。これを通観いたしまして、とりあえずの通貨不安というものは、ただいまもお話のありましたように、小康を得ておるわけでありますけれども、すみやかに国際通貨制度の恒久的な確立をしなければならないということで、二十カ国委員会では、代理会議に対して、ただいまお話しのような具体的な問題について専門……

第71回国会 大蔵委員会 第24号(1973/04/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 租税は、私、思うに、議会主義というものが発生をした経過、沿革にかんがみてみましても、国民が納税者の立場において非常に重大なことであるので、自分たちが納める税というものの考え方や基本というものについて、税を集める者のほうの立場に対して納税者の立場というものをはっきり権利を留保すると申しますか、そういう立場からできるだけ租税制度というものを明確にしなければならないということが一番基本であると思いますから、したがって、立法府で法律によって納める税の基本あるいはその構成というものができるだけ明確になっているということが基本の精神でなければならない、こういうことである、私はそう考えており……

第71回国会 大蔵委員会 第25号(1973/04/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 たんすの総ギリのものについては、前回もこの委員会で御論議をいただいたところですが、これは御承知のように零細な業界といいますか、これがキリのたんすについて特殊の技術というか、そろいうことでやっておって、なかなか徴税的にも捕捉しがたい、それから古来の特殊の技術を温存したいというようなそういう観点に立って考えてきたところであって、特に地域的な政治的な要請というようなことに配慮を加えてこういうかっこうになっているのではないというふうに私どもとしては考えているわけでございます。そういう観点から、特に今回におきましても従来の考え方を変える必要はない、こういうふうに考えてまいったわけでござい……

第71回国会 大蔵委員会 第26号(1973/04/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 いま御指摘になったとおりでございまして、他の物品とかサービスに対する課税というものとの関係から申しましても、税の体系としては入場税というものを残したい、率直に言ってそういう気持ちでございます。そういう気持ちでございますから、たとえば免税点の大幅の引き上げというふうなことではなくて、そうすれば事実上廃止にひとしいようなかっこうになりますから、税率の引き下げということで今回の改正案を考えた次第であります。
【次の発言】 私は、実は率直にお答えするんですけれども、将来の税制につきまして一つ大きな問題は、直接税、間接税の関係をどういうふうにとらえたらいいだろうか、どういう角度から広く国……

第71回国会 大蔵委員会 第28号(1973/04/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 これは結論から申しますと、双方の考え方といいますか、あるいは希望というものが一致した、その結果ということが事実でございます。アメリカ側としても、日本政府において繰り上げ償還ということは考えられるであろうかというような内打診はその当時ございましたし、それから日本側としては累次円対策の一環として返すべきものは早く返してしまいたい、そしてこれが率直に申しましてドル減らしに相当の役に立つ、いわば両方の呼吸といいますか、これがぴったりした、そこで急速にこれを取り計らう、こういうことに合意されたわけでございます。
【次の発言】 これは御案内のように非常に長い経過がございまして、たとえば先ほ……

第71回国会 大蔵委員会 第31号(1973/04/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 これは設立当初は国連の加盟国でもあり、エカフェの一員でもあり、そして出資もしているという関係で、そのままつながって現在事実上参加している、こういう状態に相なっていると理解いたしております。
【次の発言】 エカフェでも、中国の代表から意見も出ておるようでありますが、私の承知しているところでは、これはアジア開発銀行の問題としても、加盟国間において何らかの態度が相談されるであろうというような趣旨で、その問題はエカフェとしての決議ということにはならなかったように承知いたしております。
【次の発言】 日本としては、中華人民共和国政府との間に国交が回復されて、そして同時に国連の有力なメンバ……

第71回国会 大蔵委員会 第33号(1973/05/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 確かに御指摘のとおり、金融制度調査会の答申の中にも触れられておるように、大口シフトになるようになっては、本来の庶民金融機関としての性格からいっておかしいことは御指摘のとおりでございますから、何とかそういう方向にならないように行政的にも指導をしてまいりたいと思います。ただ、たとえば四十七年三月において、法定融資限度額の五〇%相当額以上の融資の総融資量に占める割合を上位の十行と下位十行について見ますと、上位十行では四%、それから下位十行では一八%というような状況でありますことも参考になる点ではなかろうか、こう考えております。

第71回国会 大蔵委員会 第34号(1973/05/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ちょうど定例の月間の経済報告と申しましょうか、これを内閣としては今朝いたしましたので、御質問がございましたので、概略経済界の現状と見通しについて御報告かたがたお答えいたしたいと思います。  第一は、わが国の国内経済全体は、最近におきましても全面的な拡大傾向を続けております。変動相場制移行など国際通貨面で大きな変動がございましたけれども、ただいまのところ景気動向に基調的な変化を与えるにはまだ至っていないように見受けられますが、ただ国際収支面には基調的な変化のきざしがあらわれつつあるように見受けております。  そこで、主要な経済指標を見てみますと、鉱工業生産は前期の比で、四十七年の……

第71回国会 大蔵委員会 第35号(1973/05/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 結論から申し上げますと、報道はともかくとして、国民金融公庫の金利等方針の変更といいますか、決定はいたしておりませんで、ただいまお話がございましたような点も十分配慮して慎重に処理しなければならないと考えまして現在勉強中でありますのが現状偽らざるところでございます。
【次の発言】 もう少し詳しく申し上げますと、政府関係の金融機関の金利については、基本的には民間の金融機関の金利水準と連動をすべきものであると考えております。同時に、国民金融公庫で申し上げますならば、そうした基本的な原則を頭には置きますけれども、そして資金運用部の貸し出し金利などの原資のコストということも考えなければなり……

第71回国会 大蔵委員会 第36号(1973/06/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 感覚的には非常に低いという感覚を一般的に持っておられることと思いますが、同時に、これは従来からの恩給制度、それに淵源を発しているところの年金制度であるし、また各種のその他の年金とのバランスというようなものを考えまして、現在のところこういうふうな年金の実額になっているということは、御承知のとおりの事情でございますから、一律に現在物価が異常な状況を示しているからといって、これをそれだからどうこうするということにはいかないのではないだろうか、こういうふうに考えます。
【次の発言】 今回のたとえば四十八年度におきましては、いまお読み上げになりました条文などを総合勘案いたしまして、四十六……

第71回国会 大蔵委員会 第37号(1973/06/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 昨年末以来、物価の安定と国際収支の改善とそして福祉国家の建設と、三大目標の達成に努力を続けてまいりましたが、他の面はともかくとして、物価の問題については、依然として非常な値上がりの状況が続いておりますことを、私どもとしては非常に残念に思っているわけであります。あとう限りの努力をこの上とも続けてまいりたい。そのためには、私は率直に申しまして、財政金融の面では相当ぎりぎりのところまで考え得る手を打ってまいったつもりでございます。その中身については、御承知のとおりでありますし、簡単にということですからあえて申し上げませんけれども、相当の期間、タイムラグと申しますか、これがかかることは……

第71回国会 大蔵委員会 第39号(1973/06/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 御指摘のように二月の三日に答申をいただいておりまして、その内容につきましても十分勉強いたしたつもりでございますけれども、政府といたしましては、現在御審議を願っております案を適切な考え方であるとして御提案申し上げておる次第でございます。
【次の発言】 理想というか基本的といいますか、最終的な方向としてはさように心がけていくべきものである、こういうふうには考えております。
【次の発言】 今年度までのやり方はただいまも御説明申し上げたとおりですが、年金それ自体の改善ということと、それから税の取り方ということと二つの面があると思いますが、御案内のように、政府としては来年度には税制の面に……

第71回国会 大蔵委員会 第40号(1973/06/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 お話しのとおり、年金というものについて国民的な関心が非常に高まっておりますし、これにこたえていかなければならない、社会保障政策の一環としてその中心の大きな課題として位置づけていきたい、これが政府の考え方でもございますし、また、各政党におかれましても、そういう趣旨やねらっておるところは御同様なことではなかろうかと私は思います。具体的な進行の方法やあるいは速度や幅ややり方等については、いろいろの意見の相違がありましょうけれども、考え方の基本は同じだと思います。  それから、年金というものはどういう性格づけであるか。これはやはり社会福祉政策の中心に位置づけられるものである、そうして国……

第71回国会 大蔵委員会 第41号(1973/06/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 これはまことに村岡委員のお尋ね、ごもっともだと思います。本来ならば国有財産の処理については、特別会計所属であろうが一般会計所属であろうが、できるだけ同一の基準による取り扱いをすべきものである。今後そういう方向で関係各省の間の一そう緊密な連絡をとってまいりたい、こう考えております。  ただ、ただいまのお話しの事例とちょっと逆になるかもしれませんけれども、たとえば林野特別会計は、御案内のように、企業会計であるという特殊の性格を持っておりますから、そういう点から申しましても、ある種の特別な運用といいますか、処理をしなければならないという性格も持っております点もございますから、それらの……

第71回国会 大蔵委員会 第42号(1973/06/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ただいま伺ってまことにごもっともだと思いますし、事務当局でもそういう点については従来からやはり問題があるということを承知しておるようでございますから、行政指導とか予算の面とかいろいろの点を積極的にくふうをいたしたいと思います。
【次の発言】 米軍に提供している施設が米軍として不必要であるということであれば、返還されることは先ほど来の説明によって明らかであるわけですが、そういう場合に、返還を受けるわがほうとしては、日本の国益上どういうふうにこれを将来使用したらいいか、利用したらいいかということを考えるのは当然でありますし、それから離職者については、これもいま説明がありましたように……

第71回国会 大蔵委員会 第43号(1973/06/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 しばしば御論議をいただきましたように、いま辻次長からお答えしたような点が焦点であると思います。それからまた、国庫負担はどの程度がいいかということも一つの大きな問題として論議をいただいたわけでございます。それから四党から出ております案につきましても、われわれとしては謙虚に研究をいたしましたわけでございますが、この政府案と両案を比較いたしますと、そういう点が浮き彫りになっている。また、こういう点が今後とも問題とされる点であろうと思いますが、その中で、給付水準の問題については、たとえば物価スライド制ということも、厚年などとのバランスもあって、実は政府としても相当考えたところであるとい……

第71回国会 大蔵委員会 第44号(1973/06/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 いままで外務省なり農林省からも御説明があったと思いますけれども、端的に申しますと、具体的な措置をどういうふうに行なわれるつもりでやりましたものか、これを徹底的に照会というか、詰めていかなければならない。またその間において、日本側としての言うべき主張、それから日本として主張すべきことは十分に貫徹するようにしなければならない、こういうふうに考えております。実は私も今回のこの措置についてはもちろん非常に大きな関心を持っておるわけでございまして、外務大臣や農林大臣に対しましても、考え得るいろいろなポイントについて、如才ないこととは思いますけれども、対米交渉について十分国民的に納得のいく……

第71回国会 大蔵委員会 第45号(1973/07/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 今回の殖産会社の問題について、大蔵省の証券局の者が容疑を受けまして逮捕されるに至りましたことにつきましては、監督上の責任としてこれはまことに申しわけのないことである、心から遺憾の意をまず表する次第でございます。  現在、事件はお話しのように捜査中でございますので、その事件自体につきましては司直の手によって事態が解明されることになると思いますので、それはそのほうの捜査の結果を待つことにいたすべきものであると思いますけれども、大蔵省といたしましても、この事件の発生しましたことに対し、まことに遺憾に存じております。あらためて省内全体に対しまして綱紀の粛正について厳重な注意を喚起し、ま……

第71回国会 大蔵委員会 第46号(1973/07/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 正確な計数等についてはただいま持ち合わせておりませんけれども、まず第一に、地方公共団体等の計画をしあるいは運営をする公企業体としての地下鉄等の建設あるいは運営等につきましては、国の財政といたしましても一定の基準において助成をしておりますことは御承知のとおりでございます。そしてこういったような点につきましては、現に勤労大衆等の通勤の便宜等から考えて、今後ともできるだけの応援をしたいものであると考えております。同時に、従来の経験からいたしますと、こうした公共企業体の運営する地下鉄等の運営については、経常費と申しますか、運転費と申しますか、そういう点についてなかなか経理上困難であると……

第71回国会 大蔵委員会 第47号(1973/07/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 公定歩合の引き上げの幅が狭過ぎるとか時期がどうであるということは、よく聞く批評でございますけれども、それぞれの国にはそれぞれの国情もあるし、また経済状況の特有のいろいろのパターンもあるわけでありますから、日本の現状としては、相当思い切った措置を次々と追い打ちをかけてやっているわけであります。決して諸国に比べて思い切りが悪いというようなことは政府としては考えておりません。  たとえばこれは私の持論でもあり、またそれが当然かと思いますけれども、インフレ対策というようなことは、これは財政、金融だけで処理のできるものではございませんで、総合的な対策が必要ではないか。たとえば土地に対する……

第71回国会 大蔵委員会 第48号(1973/08/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 私は、去る七月三十、三十一日の両日ワシントンで開催されたIMFの二十カ国委員会、いわゆるC20会議に出席してまいりましたので、この機会に、会議の模様等につきまして概略まず御報告いたしたいと存じます。  御承知のとおり、二十カ国委員会は、長期的な国際通貨改革の問題を論議するため昨年九月に設けられたものでありまして、今回の会議は本年三月の会議に続く第三回目の会議であります。  今回の会議は、出席各国大臣が演説を行なうという形式のものではなく、九月二十四日からナイロビで開かれるIMF総会に通貨改革の概要についての二十カ国委員会の報告ができまするよう、大臣レベルで実質的な討議を行なうこ……

第71回国会 大蔵委員会 第49号(1973/09/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 企業間の信用の問題、それから特に大企業の手形の振り出しの問題について非常にこまかく具体的に御質疑をいただき、また御提案もいただいておるようでございまして、非常に敬服しておるわけでございます。同時に、私ちょっと参議院へ行ってまいりましたのでおそく参りましたからいままでの質疑応答について十分承知しておりませんけれども、お考えの数字あるいはそれに基づく具体的な方法等については一つの御見識であると思いますけれども、大企業と中小企業との関係というのはまたなかなかわれわれの承知し得ないような複雑な関係もあるようで、たとえば納品の代価それからその価格の取りきめそのほかいろいろの点で、手形のほ……

第71回国会 大蔵委員会 第51号(1973/11/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 次から次へいろいろの問題が起こっておりますが、何と申しましてもやはり物価の安定、騰勢をとめるということが何よりの政策の最大の課題である、かように存じております。
【次の発言】 これはしばしば申し上げておりますように、物価の安定と、福祉国家への前進ということと、それから通貨問題の安定、国際収支のよい意味の均衡、この三つが最大の問題である。私は率直に申しまして、この同時解決は非常にむずかしいけれども、これをうまく処理していくことにおいて、それぞれ成果をあげることができる、こういうふうに考えておりました。  ところで、国際収支の問題、それから福祉国家への傾斜といいますか、こういう点に……

第71回国会 地方行政委員会 第24号(1973/05/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 まず、税収の見込みの歳入のほうの問題でございます。いよいよ四月から新しい年度に入ったわけでございますが、一言で申しますと、変動相場制への移行というような、非常な基調の変化がございましたけれども、やはり、経済の見通しといたしましては、底意が非常に強いと申しましょうか、相当の景気といいましょうか、これはかなり底意が強いわけでございまして、たとえば、国税三税等をはじめといたしまして、税収につきましては、予算委員会の当時にも申し上げましたが、あの当時よりもさらに状況の変化というものは、税収の見積もり等につきましては、まずまず問題ないのではなかろうか、こういうふうに見通しております。  ……

第71回国会 予算委員会 第2号(1973/01/31、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 昭和四十八年度予算の編成の基本方針及びその大綱につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするにあたり、あらためてその概要を御説明いたします。  昭和四十八年度予算の編成にあたりましては、わが国経済の国内均衡と対外均衡の調和をはかりつつ、長期的視野のもとに、国民福祉の充実向上につとめることを主眼といたしましたが、その特色は、次の諸点であります。  第一は、予算及び財政投融資計画を通じ、社会保障の充実、社会資本の整備をはじめとして、福祉の充実を求める国民各層の期待と要請に積極的にこたえ得る規模のものとしたことであります。  その結……

第71回国会 予算委員会 第3号(1973/02/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 これは申すまでもないことでありますが、日本の予算制度が四月から三月まででありますから、その四月の年度に予算の執行が間に合うように、国会の御審議がいただけるように、十分のゆとりを置いて提出をすることが望ましいことである、かように考えまして、今年も再開に間に合いますように一切の予算書等を提出をいたしておる次第であります。
【次の発言】 財政法の規定によりまして、一切の書類等を提出いたしたわけでございます。ただ、念のために申し上げますが、十二月に総選挙がございまして、それから内閣が成立をいたしまして、そして同時に四月に予算執行が間に合うようにということで、今回の場合には非常に時間的に……

第71回国会 予算委員会 第4号(1973/02/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 いろいろお話がございますが、本会議等でも申し上げておりますように、GNPの現状、それから安定成長率ということを中心に考えまして、一般会計でまず申し上げれば、GNPに対しては一三%の規模である。これは決して前年度に比較して大きなものとは私は言えないと思います。それから、こういう時世におきましては、財政を通して資源の配分を調整していく、このことが一番眼目であると思います。ですから、それを象徴的にあらわすものは、財政の機能が国民経済全体の中にどういう配分を占め、これが昨年までとの傾向と比べて今後どういうふうにしていくかということが象徴的に重点でありますが、たとえば政府の振替支出が国民……

第71回国会 予算委員会 第5号(1973/02/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ただいま企画庁長官が申し上げたと同様の考えを持っております。
【次の発言】 ドルの問題でございますが、ベトナム戦争も済みましたし、アメリカ自身の経済について、きわめて最近の大統領教書その他等から見ましても、アメリカの経済、財政の再建策というものは、かなり理解ができるような感じがいたしますから、基本的にはドルが強含みになるというのが自然の推測であろうかと思います。  同時に、しかし一方では、ドルに対するヨーロッパ筋あたりの多少の動揺がございまして、ごく最近のところでは、ドイツ市場等において御案内のような状況が起こっております。ドイツといたしましても、ちょうど、時差の関係もございま……

第71回国会 予算委員会 第6号(1973/02/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 御指摘のとおり、財政当局といたしましても、その観点からだけ申しましても、非常にこれは重要な問題でございます。一口でいえば、必要最小限度に財政当局としては考えるべきものである、こう思っております。  それから、防衛庁長官が二月の一日でございましたか発表されました見解は、国防会議等でまだ説明を聴取はいたしておりません。それが実情でございます。
【次の発言】 非常にこれはむずかしい問題である。反対とかなんとかいうよりも、非常にむずかしい問題である、この限界というようなことを考えることは。これは私は正真正銘さように考えております。

第71回国会 予算委員会 第7号(1973/02/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 総額で大体四億円ぐらいです。それから、これはかねがね非常に大事な問題でございますから、中央銀行のことでもございますから、琉球銀行の鑑定部に十分鑑定をしてもらい、また周辺の地価なども十分調べまして決定をしたものでございますから、政府としては、前々から十分注意いたしまして決定された価格であると信じております。  それから、建物等につきましては、御承知のように、日本銀行のことでございますから、金庫等については特別の施設が要るわけでございます。そういう点をからみ合わせますと、総額として相当な額でございますけれども、これはその当時、あるいは最近における本土における新築の支店、たとえば鹿児……

第71回国会 予算委員会 第8号(1973/02/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 防衛庁から御説明があったような次第でありまして、それを基礎にいたしまして予算を提出いたしております。
【次の発言】 御承知のように、項によりましては、実施計画をさらに承認をする手続が残っておりますから、それにかかわるものにつきましては、実施計画のときにさらに念査をいたしたいと思います。
【次の発言】 これは他の予算につきましても同様でございまして……(楢崎委員「私はまだ発言中ですよ」と呼ぶ)防衛庁の予算については、実施予定計画を提出をして、実施計画を大蔵大臣が承認することになっております。他にもこういう支出がございます。

第71回国会 予算委員会 第9号(1973/02/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ただいまいろいろの貴重な御意見を拝聴いたしまして、たいへん参考になりました。しかく重要な問題でございますれば、十分財政当局としても考慮いたしたいと思います。
【次の発言】 財政投融資全体の使途別の分類表は、予算の説明の中にも相当詳しく出ておりますが、いま総理大臣からも、前年度に比較しての増加分の割り振りについては御説明があったとおりでございます。  それから、財投全体は、御承知の六兆九千億円、その使途別分類表は、四十八年度におきましては、御案内の第一分類から第六分類までが特に公共福祉関係でございますから、流れを変える意味で、今回はこれに相当の配慮を加えてありますことは、構成比、……

第71回国会 予算委員会 第10号(1973/02/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 当時は私は大蔵大臣でございませんから、調べてみないと、どういうことになっているかわかりません。
【次の発言】 それでは政府委員から御説明いたします。
【次の発言】 私は、実は本日の予算委員会に参りますまでその話を聞きませんでしたものですから、私はこれから調べてみます。
【次の発言】 私は、始まる前まで承知しておりませんでしたから、さっそく調べてみます。
【次の発言】 これはすぐ調べまして、正規のものであればその要旨を御説明いたします。
【次の発言】 さっきから何べんも申しますように、私は、実はそのことは、ただいま予算委員会に参りますまで知りませんでしたから、その点は御了承いただ……

第71回国会 予算委員会 第11号(1973/02/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 一昨日、寺前君から御質問のありました永田雅一氏外七名によるヤマト.コーポレーションの外貨証券取得申請に関する問題につきましては、申請者の代表者永田雅一より、次のとおりの文書を受領いたしました。      記   昭和四十一年五月十六日付の在ロサンゼルスのヤマトコーポレーションの新規発行株式の取得に関する外国為替管理法三十五条に基く許可申請に当り、田中角榮氏の名儀を借用し、同氏名儀の委任状を提出しましたが、これは本人の全く関知しないところであります。    昭和四十八年二月十日                永田 雅一   大蔵大臣 愛知 揆一殿  このとおり、本件につきましては……

第71回国会 予算委員会 第12号(1973/02/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 欧州市場の状況は、こまかく申し上げませんでも詳しく報道されているとおりでございますが、一月下旬から相当な不安状態を呈しておりましたので、わが国としても重大な関心を持たざるを得ませんでした。そしてわが国といたしましては、よくいわれますように為替管理などが徹底いたしておりますから、ドイツが見舞われたような不測の事態に見舞われることは万々ないとは思いましたけれども、ひとり日本の市場だけが開いているというようなことはいろいろの意味の国益から申しましても適当でないと考えまして、先週土曜日に閉鎖をいたしまして今日に至っておるわけでございます。そういう事情から閉鎖したわけでございますから、政……

第71回国会 予算委員会 第13号(1973/02/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 前例はないと思います。
【次の発言】 お話の点は、一つは法律的、制度的な問題であり、一つは経済の問題である、こういうお尋ねでございますが、同時に予算の問題を含んでのお尋ねでございますから、そういうふうに理解してお答えをいたしたいと思います。  まず、四十八年度の予算について申し上げますと、現に変動為替相場をとっているわけでございますから、固定相場に、いついかなる状況でそこに決定をするかということはまだきめていない、また、現在はきめないところがよいところであると考えております。  そういう前提に立って考えますると、四十八年度の予算につきましては、これを現段階において修正をするとか……

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 課税最低限につきましては、御承知のように、夫婦と子供二人の標準家庭でございまして、総理府の生計調査等とはちょっと基準も違う点があろうかと思いますが、それはともかくといたしまして、最低限は、昨年度の百三万から十二万あるいは十四万のところまで上げたわけでございますから、比率にすると一〇・七%、これは前にも当委員会でもいろいろ御論議がございましたが、自然増収に対する比率などから申しましても、従来から見れば相当大幅な減税でございます。  ただ、さらに将来の構想としてこういう点にもっと配慮すべきではなかろうかということについては、私も将来の計画といたしましては、そういう点を十分考慮に入れ……

第71回国会 予算委員会 第15号(1973/02/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 今回のドルの切り下げで、どの程度アメリカの貿易収支が改善されるかというお尋ねでございますが、アメリカの今後の経済政策や経済動向はもちろん、世界経済全体の動向とも密接に関連する問題でございますから、流動的な要因が非常に多いと思います。したがって、現段階で的確に予測することは困難でございますけれども、長期的に見れば、今回の措置によって米国の貿易収支が改善の方向に向かうことは間違いないのではなかろうかと思います。  ただ、一昨年の通貨調整のときの実績に照らしても明らかでございますが、切り下げの直後には、短期間ではありますけれども、かえって逆に貿易収支が悪化傾向を示すということはあると……

第71回国会 予算委員会 第16号(1973/02/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 昨今の投機問題ということには重大な関心を持っているわけでありまして、税の執行の面におきましてはもちろんでございますが、大蔵省としては、まず金融上の措置についてはいわば金融緊急措置令的な考え方と行政上の配慮をこらしまして、まず土地あるいは証券等に対しては相当きつい融資規制を行なっておるわけでありますが、さらにこれを状況に応じて引き締めてまいりたいと思っております。  税の面におきましては、もちろん適正にこの実態を把握して徴税上遺憾なきを期していきたい、これはもう当然のことでございます。
【次の発言】 二つの面がございますが、一つは税制の問題で、これについては本委員会でもいろいろの……

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/02/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 土地問題につきましては、政府をあげて非常に重大な関心を持ち、これに対して徹底的な対策を講じたいという考え方でおりますことは、いまさら申し上げるまでもございません。  それから、ただいまも御指摘がございましたが、たとえば昭和四十四年度の土地税制の改正につきましても、累進税率を時限的に分離軽課することにしたということも、土地、宅地の造成等によかれかしと思ってやりましたことは御案内のとおりで、その結果が必ずしも所期の目的を達することができなかった。そこで、これらを補完する意味から申しまして、今回御審議を願っております譲渡税、保有税というような、いろいろの観点を組み合わせて目的を達成し……

第71回国会 予算委員会 第18号(1973/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 まず第一に、東京証券取引所に上場されている株の会社がどれだけの土地の売買をやっているかということにつきましては、大蔵省に出させております報告等ではつまびらかでございませんので、公式に正確な土地の坪数などを申し上げるだけの資料がございませんことは非常に残念でございますが、しかし、これはいろいろの非公式の統計その他でも示されているように、相当な面積に及んでおりますことは想像にかたくないところでございます。  そこで、その次の御質問でございますが、これはやはり総合的な対策で対処しなければならないわけでありますけれども、大蔵省の所管としては税制と金融政策、この二つの面がございます。税制……

第71回国会 予算委員会 第19号(1973/03/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 国営パイロット事業は農政の問題としても非常な重要な政策でございますから、農林省の計画について、これが成果があがるようにということで予算の編成に当たっているわけでございますが、同時に、ただいまも御指摘のような問題も起こりかねない問題でございますから、予算の執行上におきましても、十分注意をいたしてまいりたいと思います。
【次の発言】 まことにごもっともな御指摘でございます。従来からこのパイロット事業につきましては、御承知のように、制度としても、現実の支出行為については承認制度の対象になっておりますから、先ほど申しましたように、執行上十分注意しておったつもりでございますが、なお具体的……

第71回国会 予算委員会 第20号(1973/03/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 九日、すなわち時差の関係もございますが、日本時間でいいますときょうの晩から、御指摘の会議が開かれるわけでございます。同時に、しかし日本としては日本の国情、政情、あるいは経済問題というものが非常に大事なときでございますから、いろいろの点を総合判断いたしまして、特に国会においては最も大切な国政の御審議を願っておるときでありますから、代理としてその道の経験の深い者を派遣をいたしました。また日本銀行総裁も出席をいたしました。ただいまのところは、これで今回の会議につきましては日本としての立場が十分に表明され、また、これで各国も了解してくれておる次第でございます。

第71回国会 予算委員会 第21号(1973/03/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 いまいろいろ具体的に理由をおあげになりましたが、総合的にそういったようなことが政府としての考えと通ずるところが大いにあるように思いますが、具体的に申しますと、国際的な関係から申しまして、ドルがいわゆる唯一の基準通貨である、そして、そこに至る経過は、やはり交換性ということが前提になっておったという考え方、それをよりどころにいたしまして、日本のみならず世界的にドルが基準通貨として動いてきたわけでございまして、それが今日のような事態になっていることは、その肝心のドルの信認が十分確保されていない、低下しているということが今日の大問題であって、そこを新たなる起点として、これからどうしたら……

第71回国会 予算委員会 第22号(1973/03/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 財投の問題について、国会の議決の対象にいたしたいということにつきまして、政府としても鋭意検討いたしまして、法律案の御審議を願ったわけでございます。同時に、その御審議の過程におきましても、いわゆる受けざらの公団、事業団等の事業計画等が、いかに財投が配分されたかその結果も承知をしたい、そしてそういう点についても、進んで国会との関係を、何かくふうしたらどうであろうかという御意見は、その審議の過程においても十分伺ったところでございます。  この点は、財投の性格の問題と、それから公団、事業団の使命や性格に関連する問題でございますから、この財投関係の法律案をつくりますときにも、政府もいろい……

第71回国会 予算委員会 第23号(1973/03/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 為替市場の再開は、なるべくすみやかにやりたいというのが政府の最初からの態度でございますが、今回の閉鎖は、ヨーロッパ市場の動向を見るということが大きな理由でございますから、ヨーロッパ市場がいよいよ十九日に再開ということの見据えがはっきりいたしますれば、同調するのが自然の成り行きかと考えておりますが、十九日にはたして再開できるかどうか、ヨーロッパのほうも、まだ最終的にははっきり見取れない状況であると思います。
【次の発言】 気持ちとしてはなるべく早く開きたいわけでございますから、ヨーロッパで先般の会議がございましたときも、ECとスウェーデンは、十九日に再開ができるように努力しようと……

第71回国会 予算委員会 第24号(1973/03/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 このたび、昭和四十八年四月一日から十一日までの期間について暫定予算を編成することといたしましたが、その概要について御説明申し上げます。  まず、一般会計について申し上げます。  今回の暫定予算におきましても、暫定予算が本予算成立までの応急的な措置であることにかんがみ、暫定予算期間中における人件費、事務費その他行政運営上必要最小限度の経費を計上することといたしております。新規の施策にかかる経費につきましては、教育及び社会政策上の配慮等から特に措置することが適当と認められるもの、たとえば、生活扶助基準単価の引き上げ、失業対策事業の賃金日額の引き上げ、国立大学の学生の増募等を除き、原……


愛知揆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院33期)

愛知揆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|
第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 運輸委員会地方行政委員会大蔵委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/06/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 山田委員のお考えも私、非常に興味深く伺っておるところでございます。つまり、山田さんのおことばで言うと下部機構は全額国でやるべきである、そして、上部についての運営は独立採算でやったらどうであろうか、一口に言うとそういう御意見。もう一つは、国鉄が現在ではもう独占交通企業体ではないということにもお触れになっているように思われます。その点も私はごもっともだと思います。そもそもが、長い間にわたって国鉄というものがわが国の陸上交通の大動脈であった、そして独占的な地位を堅持していた。ところがこれがその後、昭和三十年ごろからと思いますけれども、急激にモータリゼーションという時代になって、欧米並……

第71回国会 物価問題等に関する特別委員会大蔵委員会農林水産委員会商工委員会連合審査会 第1号(1973/04/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 過剰流動性、投機の問題等々金融機関の関係でございますが、御指摘のとおり、一昨年及び昨年にわたって異常な輸出増加から、外為会計を通しましておよそ六兆円ぐらいの円資金が散布されました。これが率直に申しましていわゆる過剰流動性のもとである、こういうふうに考えるわけでございます。  それからその次に、しからば当時の金融政策は間違いでなかったかという御指摘でございますが、あの当時は一面において、ニクソン・ショックから通貨調整の非常に大きな試練に当面いたしまして、たまたま不況であったというようなことから公定歩合の引き下げをはじめ、どちらかといえばかえって緩慢な金融の政策がとられた。そして景……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1973/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ただいまお話しのとおりでございまして、御案内のように、二月十四日から日本としては変動為替相場制に移行いたしておりまして、しばらくたちましたところがヨーロッパでまた今日のような不安定な状況が発生いたしたわけでございまして、日本としては為替管理も相当行き渡っておりますし、まずたいした心配はないとは思いますけれども、しかし、こういうような状況下においては、このまま為替市場を開いておきますと不測の事態も起こりかねないというような傾向も見られますので、昨日ときょうは閉鎖といいますか、インターバンクの取引を一時停止いたしたわけでございます。一時停止した原因がそういうところにございますから、……

第71回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1973/03/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○愛知国務大臣 ただいまお尋ねの点につきましては、EC蔵相会議理事会と申しますか、そこでステートメントを出しております。その中に今朝のテレビのニュースに出ておりましたように、その会合体と申しますか、そういうところへ関係主要国を招請したいという趣旨が出ているようでございますけれども、その理事会の事務当局、あるいは議長から招請がまだ届いておりません。  それから出席するかどうかということにつきましては、これはいまのところの想像では、いわゆる十カ国蔵相会議というような形のものではないようでございますから、これらの状況や、事実招待があるならばどういうことで招待をされますのか、その辺を見きわめてから最終……



愛知揆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

愛知揆一[衆]在籍期 : 27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|
愛知揆一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 33期在籍の他の議員はこちら→33期衆議院議員(五十音順) 33期衆議院議員(選挙区順) 33期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。