岡本隆一 衆議院議員
30期国会発言一覧

岡本隆一[衆]在籍期 : 27期-28期-29期-|30期|-31期
岡本隆一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは岡本隆一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

岡本隆一[衆]本会議発言(全期間)
27期-28期-29期-|30期|-31期
第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第15号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました産業労働者住宅資金融通法等の一部を改正する法律案に対し、反対の理由を申し述べんとするものであります。(拍手)  ただいま、委員長から、円満な委員会の運営をもって本案が採決されたような御報告がありましたけれども、本法律案は、去る十一日社会党委員が全員欠席のままで採決されたものでありまして、不当なる審議の経過をもって本日の会議に上程されておるのであります。当日の建設委員会は、私が本法律案に関し河野建設大臣の出席を要求し、その基本的な問題についての政府の見解を明らかにした上で、質疑を打ち切り、採決を行なう予定であったのでありま……

第46回国会 衆議院本会議 第26号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま委員長報告のありました河川法案並びに河川法施行法案に対し、修正の動議を提出するものであります。  現行河川法改正の必要が叫ばれましたゆえんのものは、明治二十九年河川法が制定されまして以来、著しく発展したわが国経済の現状に即応し、さらにはまた、戦後地方自治制度の確立したわが国政治の現状に即応して、河川を適正に管理して国民生活を守るとともに、最近急速に増大した水需要を満たさんとするところにあったのであります。したがって、改正の目標は、何をおいても高い次元に立って、治水、利水の両面にわたって河川を水系ごとに一元的に管理するというところにあった……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第19号(1965/03/18、30期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の態度を表明せんとするものであります。(拍手)  反対の第一の理由は、本法を裏づけるところの治山治水五カ年計画があまりにもお粗末しごくであるということであります。  由来、本法は、昭和二十八年の全国的な大水害以来、昭和三十四年の伊勢湾台風に至る相次ぐ災害の頻発にかんがみ、昭和三十五年、台風による災害を未然に防止せんがために制定されたものであります。しかるに、本法に基づく治山並びに治水前期五カ年計画は、いわゆる所得倍増計画による物価の値上がりとその後の相次ぐ災害の発生のた……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第48号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○岡本隆一君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました土地収用法の一部を改正する法律案に関連して、目下わが国の緊迫した課題である地価対策につきまして、総理並びに関係閣僚に質問をいたしたいと思うのであります。(拍手)  一昨年も政府は土地収用法の一部改正案を提案いたしました。その際、日本社会党は、土地収用権の強化には地価の安定が先決問題であることを強く主張したのであります。そして、地価問題にきわめて消極的な政府の態度にかんがみまして、地価安定施策の強化に関する決議案を衆議院において議決することを要求したのであります。その結果、政府並びに与党もそれを当然のことといたしまして……

岡本隆一[衆]本会議発言(全期間)
27期-28期-29期-|30期|-31期

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委員会発言一覧(衆議院30期)

岡本隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 建設委員会 第8号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○岡本委員 私どもが念を押しておきたいことは、大体「理事長又は理事長を通じて」ということになっておりますと、結局、監事は一応内輪の人であるから、いままでは、建設大臣に意見を具申する場合には、必ず理事長を通じなければならなかった、しかしながら、今度は、理事長または建設大臣にというふうな二段階になっておりますと、やはり内輪の者であるから、まず理事長に通じてくれということに、情義的に、なっていく。そうすると、結局この修正が意味をなさなくなる。だから、その点を確認しておきたいということです。監事は、一応みずからの判断によって、いずれをとってもいいのだ、そしてむしろ重要な問題については、直接建設大臣に言……

第46回国会 建設委員会 第9号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○岡本委員 この間、予算委員会で、団地電話の問題について、電電公社の総裁にお伺いをいたしましたが、きょうまたお越しを願いましたので、まずその問題からお尋ねをいたしてまいりたいと思います。  この前の委員会では、総裁は、いままでの共電式の団地電話ではいろいろな不便や欠点があるので、自動式の団地電話に切りかえていきたい、こういうお話でございました。そしてその時期については、来年度の初めごろまでに実はやりたいと考えておる次第でございます。こういうお答えでございました。そこで、まずお尋ねをいたしますが、来年度の初めごろと申しますと、ことしの夏までには実施可能、こういうふうに理解をしてよろしゅうございま……

第46回国会 建設委員会 第11号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○岡本委員 議事進行。定足が不足ですから、暫時休憩願います。――さっき委員長と約束があります。大臣は半までに入りますという約束があります。半になってもまだ入りませんが、どういうことですか。暫時休憩してください。
【次の発言】 それまで休憩。
【次の発言】 本日は、私は大臣に対して、本法案についての基本的な問題についてお尋ねをしようと思っておったのでございますが、すでに定刻を一時間二十分過ぎておりますが、まだお見えになりません。こういうような誠意のないことでは、本日は質問する気持にはなりません。  本日はこれにて散会されんことを望みます。

第46回国会 建設委員会 第12号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○岡本委員 この前の委員会で、私どもが両院議員総会に出席している間に抜き打ち採決が行なわれて、私どもまことに残念に思っておるのであります。ことに、この産労住宅の法案につきまして、私は基本的な問題について建設大臣にお尋ねしようと思っておりましたのに、建設大臣の出席があまりおそかったので、散会を要求して出ていったのでありますが、そういうことは一切水に流しまして、きょうはもう一度産労住宅の法案について、建設大臣にお伺いをいたしたいと思います。  最初に、住宅局長にお尋ねをいたしますが、産労住宅の中小企業に対する貸し付けの状況でございますが、あなたのほうから資料をいただきまして、拝見いたしますと、昭和……

第46回国会 建設委員会 第16号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○岡本委員 公営住宅三カ年計画で二十万戸建てますから御承認願いたいということでございますが、私は、政府の住宅対策の一番大きな盲点は、戸数主義をとっておることであると思います。十カ年間に一千万戸建てます、七カ年間に七百八十万戸建てます――しかしながら、それを一皮むいてみると、建てますのではない、建ちますなんです。そうして、民間の建設はその六割であります。政府が力を入れてやりますのは四割であります。だから、私は、国が政策として住宅建設計画として発表されるなら、本来ならば、やはり十カ年四百万戸というふうな発表を行なわれるべきだと思う。それを一千万戸と大きく打ち出して、その中で今度は、政府建設住宅四百……

第46回国会 建設委員会 第17号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○岡本委員 近畿圏整備法が成立しましてから一年に近くなってまいりますが、その間、九月の二十日ごろに一回と、それから最近一回、近畿圏整備委員会が開催されたというふうに承っておるのでございます。事の始まりというものは、なかなかいろいろな問題があるために、すべり出しが困難というふうなことも考えられないではございませんけれども、しかしながら近畿圏整備法の成立というものに大きく期待を置いている者、さらにまた大阪、神戸等の非常な公害の発生というようなものを見ますときに、何かもう少しなめらかに進まないものかという気持ちをわれわれ抱くのでございますが、近畿圏整備審議会の経過あるいはこれからの見通しというふうな……

第46回国会 建設委員会 第19号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○岡本委員 最初に、資料を要求しておきたいと思います。  第一番に、五つ、六つの多目的ダムの建設負担金、それから発電施設の建設費、それから発電量というふうな、一連の多目的ダムの計画の具体的な内容を出していただきたい。ダムといたしましては、ある程度私の知っているダムのほうが理解しやすいと思いますから、天ケ瀬ダム、高山ダム、佐久間ダム、下久保ダム、矢木沢ダム、これらについての計画をお教え願いたいと思います。  それから第二として、いただきたいのは、治水水系計画の具体的な内容を、それも私の知っている河川について理解しやすいように、淀川、由良川、木曽川、石狩川、それから筑後川、この五つの川について、治……

第46回国会 建設委員会 第21号(1964/04/14、30期、日本社会党)

○岡本委員 ただいま西村委員から、いろいろお尋ねしたいと思っておりますことをだいぶ聞いていただきましたので、補足的にお尋ねいたしたいと思います。  いま、知事さんから、パイプ案のお話を承りました。パイプ案につきましては、私は下流に住んでおりますので、相当深い関心を持っております。秒三十トンの水を淀川から別に持っていかれるということになってまいりまして、非常な渇水が琵琶湖に生じた場合、たとえば昨年一月三日、最低マイナス八十五センチというような事態になっておりますが、こういう非常に強い渇水が起こった場合に、淀川の維持用水というものがはたしてどうなるのだろうか、こういう点を私どもは心配いたしておりま……

第46回国会 建設委員会 第22号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○岡本委員 この間から、たびたび通産省や農林省の方々に来ていただきましたが、質問ができなくて御迷惑をかけておりますが、それらの問題から先にお尋ねしてまいりたいと思います。  最初に、通産省のほうにお尋ねしたいと思うのでございますが、ダム使用権の問題でございます。ダム使用権は物権とみなすというふうに、多目的ダム法に書いてございますが、ダム使用権というものはどういうものか、その中身をわかりやすく御説明願いたいと思います。
【次の発言】 物権というのは、これは私権じゃないのですか。ダム使用権は物権とと見なすということは、私権をそこに与えているということになるんじゃないですか。だから、私権としてのダム……

第46回国会 建設委員会 第23号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○岡本委員 最初に田上先生にお尋ねしたいと思います。  先ほど、この法律でもって、自然公物としての本質から、流水は私権の対象になっておらない、そういうふうに読み取れる、こういうふうな御意見がございました。先般来、本委員会で、流水が私権の対象であるかないかが非常に問題になっております。私どもは、流水は私権の対象であるかのように読みとれないこともない、だからそれを法文上明らかにしておけ、こういうことを主張いたしております。その根拠とするところは、旧法におきましては、流水並びに河川の敷地は私権の目的とすることができない、こういうふうに規定されておる。ところが、その後昭和何年でございましたか、多目的ダ……

第46回国会 建設委員会 第24号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○岡本委員 私は日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする河川法並びに河川法施行法案に対し、修正の動議を提出するものであります。  現行河川法改正の必要が叫ばれるゆえんのものは、第一に、明治二十九年制定以来著しく発達したわが国経済の発展に即応し、第二には、戦後に確立した地方自治とともに、わが国政治の実態に即応して、河川を適切に管理して、国民生活を守るとともに、経済成長とともに増大した水利用を満たさんとするところにあったのであります。したがって、改正の目標は、何をおいても高い次元に立って治水、利水両面にわたって河川を水系ごとに一元的に管理するというところにあったのであります。と……

第46回国会 建設委員会 第27号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○岡本委員 清水先生どうもありがとうございます。きょうは、土地収用法というよりも、清水先生に私がお願いしてもらいたいと事務当局に申しましたのは、土地問題全般についてお話しを願って、それが土地収用法と非常に密接な関連がございますから、そういう意味で御意見を承らしていただきたい、こういうことでございますので、あえて土地収用法だけに拘泥しないで、自由にひとつ土地問題について、清水先生の――日ごろ非常にうんちくのある御意見を雑誌やその他で拝見いたしておりますが、御自由にお話し願いたい、このように私は思います。その辺御了解願いたいと思います。
【次の発言】 先生のお書きになったものをときどき拝見させてい……

第46回国会 建設委員会 第31号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○岡本委員 土地収用法というものは、まず公共の福祉の名において私権を否定することになるのでありますが、したがってそこには二つのことがきめられていたと思います。公共の福祉のために必要である場合には私権を否定できるということと、もう一つはそのためにはやはり特別の手続を講じておかなければならない、この二点がきめられておると思います。ところが今度の場合につきましては、その手続を簡素化している。だから私権をより一そう小さくしていくということになっておるわけでございますが、この問題につきましては、代行裁決の問題があるとか、そういう点についてはずいぶん論議を行なわれましたので、私は、もう一つの問題といたしま……

第46回国会 建設委員会 第32号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○岡本委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっております土地収用法等の一部改正案に対し、反対の理由を申し述べんとするものであります。  反対の第一の理由は、政府がみずからの政策の貧困を、権力をもって補わんとする態度についてであります。最近とみに増大せる公共事業は、非常な用地雑に苦しんでおります。いま政府は、この用地難を、企業体の収用権を強化することによって解決せんといたしております。しかし、問題は権力の強化のみによっては断じて解決できるものではありません。用地難の最大の原因は、最近の著しい地価の高騰にあります。政府のいわゆる高度経済成長政策は、企業の激しい設備拡張競争となり……

第46回国会 建設委員会 第34号(1964/06/03、30期、日本社会党)

○岡本委員 近畿圏の整備の問題がいま議論になっておりますが、私どもは、現在までの首都圏の模様を見まして、首都圏整備法と同じような、効果のあがらないような近畿圏整備法であっては困る、こういうふうなことを憂えているのであります。首都圏整備法が成立いたしまして、昭和三十一年以来すでに八年になるのでございますが、私どもの目から見ますと、その効果は一向あがっておらない。あがっておらないから、今度はまた工場等の制限に関するところの法律の改正が出てまいっておるわけでございますが、その効果のあがっておらない理由はどこにあると思っておられますか。さらにまた、今度のこの工場その他学校等の制限措置だけでもって、いま……

第46回国会 建設委員会 第36号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○岡本委員 ただいまの踏切の問題に関連して少しお尋ねしたいのですが、道路法の考え方からいきましたら、道路を鉄道が横切って、通行人を遮断機で遮断したりして、いわば優先的に占用しているわけですね。だから道路に対して鉄道その他はやはり二次的な立場に立って道路を使用している、こういう考え方に立つべきであると思います。そこで道路の通行者あるいは通行の車、どちらでもいいのですが、そういう道路を使用するものと、鉄道というものの優先性と申しますか、それは道路法のたてまえではどうなっているのですか。
【次の発言】 従来からある道路に対して、新たに鉄道が―これは最近は立体交差ということが強く言われておりますが、し……

第46回国会 建設委員会 第37号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○岡本委員 きょうは、この法案の採決をやろうというプログラムになっておりますので、採決の前に、党内で問題になっておる点、あるいは疑問として残されておる点を明確にしておいていただきたい。  まず第一に、先ほどからもお話がございましたように、この法案を最初つくったときには、近畿圏の整備というふうなことに重点を置かれておりましたのが、それじゃいけないから、均衡のある開発が行なわれるように、奥地であるとか内陸地帯の開発もあわせて行なえるようにというふうなことで、法案に修正が加えられて、この法律が成立した経緯もございます。そしてまた、基本計画が明らかにされておらないじゃないか、だから基本計画が明らかにさ……

第46回国会 建設委員会 第40号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○岡本委員 ただいまのお話を承っておりますと、第二条で政令で定める一定規模以上の団地の大きさは大体三千坪である、こういうことでございます。そういたしますと、一反歩、二反歩あるいは五反歩程度の、一町歩未満の土地を宅地化させていく場合には、本法案にいうところの規模以下の宅地の開発については本法の適用を受けない。ところがいま盛んにいわゆる蚕食状態を起こしておるのは小規模の宅地開発が多いのです。野道の両側に家が建って、くみ取り車が入れないようなところへどんどん家が建っていくから、あとでじんあいを集収するとか、あるいはくみ取り車を入れるというふうな場合に非常な不便を来たしておる。その部分だけ、たごをかつ……

第46回国会 建設委員会 第41号(1964/07/13、30期、日本社会党)

○岡本委員 この六月の初めごろに、多摩川の河川敷に住宅公団の団地をつくるという計画が新聞に発表されております。さらにまた、六月の十五日には、住宅公団が三万六千戸を建てるというところの本年度計画を発表されております。住宅公団の発表されている計画を見ますると、新規事業の中には詳細なことが出ておりませんので、新聞記事の範囲よりわからないのでございますけれども、新聞記事の範囲では、この多摩川団地の計画が入っておらないのでございます。しかしながら、建設省では、多摩川団地に本年度から建設を始めるのだ、まず本年度は数百戸建てるというふうな計画を発表しておられるのでございますが、その計画は一体どの程度進んでお……

第46回国会 建設委員会 第42号(1964/08/11、30期、日本社会党)

○岡本委員 関連。いまのお話を承っておりますと、公団と民間会社とが合弁でやるというふうなお話でございますが、どうしてそういうふうな二本立てにされるのか理解に苦しむのです。公団でやるなら公団でやる、それから民間にやらせるなら民間にやらせる、こういうすっきりした運営がどうしてできないのか、公団と民間会社とが競願になった、だから両方の顔を立てて、足して二で割るような方針をおとりになったのか、あるいはそれ以外に、この二つに許可をしなければならぬ理由があるとするならばどういうところに基づくのか、その辺の理由を承りたいと思います。
【次の発言】 たとえば明石――淡路間、あるいは九州の有明湾のフェリーをいつ……

第46回国会 建設委員会 第43号(1964/09/11、30期、日本社会党)

○岡本委員 大臣が御就任になりまして、大体河野さんのいろいろの計画路線をそのまま引き継いでやっていただけるというふうに承っておるのでございますが、河野さんがちょうどおやめになりました直前に、私たちに新首都建設に関するところの構想を御説明になりました。御承知のように、この問題は、もうおそきに失するのではないかとさえ私どもは思っております。しかし、こういう問題が政府のほうから新首都建設構想として発表されたということは、非常に私どもは歓迎しておる。ことしは水でもって東京都政が大きな破綻を暴露いたしました。また、水だけでなしに、日々朝晩のラッシュ、もう東京はこのままではどうにもならないということははっ……

第46回国会 災害対策特別委員会 第2号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○岡本(隆)委員 そういうことは議運できめていただく慣例になっておるのでありますから、議運で一応結論を出していただいてから、こちらにそのお話を持ってきていただきたいと思います。

第46回国会 災害対策特別委員会 第11号(1964/06/17、30期、日本社会党)

○岡本委員 災害が起こりますと、さっそく災害対策本部を設けたり、かつまた、関係各省でもいろいろ非常にきめのこまかい災害対策の方針を打ち出しておられるのは、まことにけっこうだと思います。災害基本法が制定されまして、また、たび重なる災害のために、災害に対処する道というものが、完備とまではいかなくても、非常にうまくつくられていくと一緒に、その応急対策がうまく運営されるというのは、これは日本の災害常襲国としての悲しい熟練だというふうに思うのでございます。  そこで、今度の新潟の災害につきまして、災害基本法ができまして後の初めての大地震でございます。そういう観点からいろいろの問題がまた新たに蜂起してくる……

第46回国会 災害対策特別委員会 第17号(1964/08/20、30期、日本社会党)

○岡本委員 今度山陰へ委員会から派遣されて参りましたが、今度の山陰の災害で百名余りの死者が出ております。  私は最初、それはやはり水による死者である、こういうふうに思っておったのでありますが現地へ参って、それのほとんどが山くずれによる死者であるということを聞きまして、私どもは今度は雨に対する考え方というものを少し変えていかなければならぬ。いままでは、雨といえば水、こういうふうにわれわれ考えておりましたが、しかしながら、今後は水だけでなしに、雨といえば山をも考えなければいかぬ。そしてまた、現実にたとえば斐川村で、ちょうど参りました日は、埋没された死体が十日以上経て発見されたというふうな日でもござ……

第46回国会 災害対策特別委員会 第20号(1964/10/09、30期、日本社会党)【議会役職】

○岡本委員長代理 渡辺栄一君。
【次の発言】 午後は二時より再開することとし、これにて休憩いたします。    午後零時五十八分休憩

第46回国会 大蔵委員会 第17号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○岡本委員 租税特別措置法の改正の中に、医療法人に対する課税の特別措置という項目がございますが、その問題についてお尋ね申したいと思います。  御承知のように、私は医療法人を経営いたしております。そこできょうは、医療法人を経営する者の立場、こういう観点から、医療法人制度の中にあるところのいろいろな矛盾点、さらにまたそれに関連して課税の問題、そういった問題についてお伺いいたしたいと思います。私が特に医療法人を経営する者の立場に立ってというふうな観点で御賛同申し上げるのは、日本の医療制度というものはいま非常な混乱の中に入っておるのです。そしてまた、日本の医療制度をどうするかということは、国民の保健の……

第46回国会 予算委員会 第13号(1964/02/14、30期、日本社会党)

○岡本委員 きょうは建設関係の諸問題について、日ごろ建設委員会に来ていただけない関係閣僚にいろいろの問題についてお尋ねをいたしてまいりたいと思います。  最初に住宅問題からお伺いいたそうと思います。先般委員会のほうへ公営住宅三カ年計画を御提案になりましたが、その提案理由説明の中に、すべての世帯が安正した住生活を営むことができるように一世帯一住宅を実現するのだというふうな表現がございます。すべての世帯が安定した住生活というのは、具体的に申しますと一世帯一住宅が実現すれば住生活が安定するという意味なのか、あるいはまたもう少し別な意味が含まれているのか、そういう問題をまず建設大臣からお伺いいたしたい……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 建設委員会 第2号(1964/12/16、30期、日本社会党)

○岡本委員 企画庁長官にお尋ねしたいと思います。  去る十一月に中期経済計画なるものが発表されましたが、これを見ますと、今後五カ年間の政策の基本的な方向を定めたもで、政府は勇断をもってこれを推進せよ、こういうふうなことでございますが、政府はこの中期経済計画に従って、今後五カ年間の方針を進めていかれるのかどうか、まず、それから伺いたい。
【次の発言】 実は私が建設委員になった一番の動機は、私の住んでおる地域というものは水害の常襲地帯で、だから何とかして私の住んでおる地域から水害をなくしたい、こういうふうな考え方から、私の本来の職業から見れば畑違いの建設畑に入ってきて、国会の中で努力しておるのであ……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 建設委員会 第5号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○岡本委員 建設省には幾つかの公社公団がございます。この公社公団の事業を円滑に遂行させるためには、そこに働く人たちがほんとうにその事業に協力する気持ちで働くような体制をつくっていかなければならぬ。ところが、私どものほうへ、どうも団体交渉がうまくいかない、こういうふうな陳情があるわけです。いろいろ事情を聞いてみますと、それらの公社公団の理事者が当事者能力を持っておらないというところに、その原因があるというふうに私には思われるのです。  そこで建設省は、公社公団の労働組合は、労働法の制約を受けるのか、あるいは公共企業体等労働関係法の制約を受けるのか、あるいは一般産業の労働組合と同じような形で、団体……

第48回国会 建設委員会 第8号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○岡本委員 ちょっと関連して。  国立公園局長、お急ぎのようですから、関連してお伺いしたいと思います。  いま御答弁の中に、国立公園の中へいろいろな施設を設けたい、所有権に基づいたところの施設を設けたいということを申し出た場合に、これを押えようとすると、補償の要求が出て困る、こういうふうな御答弁がございました。これは私非常に重要な問題であると思うのです。それで、やはり土地の所有権については、あらゆる人が今後ともある程度制限を受けなければならない、こういうふうな時代が来ていると思うのです。だから、土地というものをその所有権に基づいて自由奔放にどのように使ってもよろしいという、こういうふうな考え方……

第48回国会 建設委員会 第9号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○岡本委員 昨日は、災害常襲地帯の問題についてお尋ねをしたのでございますが、きょうは、この緊急措置法を裏づけるところの新五カ年計画の内容について、お尋ねをいたしてまいりたいと思います。  まず最初に、新五カ年計画の策定の理由でございますけれども、昨日来、大臣がしばしばお答えでございますが、昭和三十五年以来相次ぐ災害の発生に対処するため、もう一つは流域の経済の発展に即応するため、大体こういうふうな理由に基づいて新五カ年計画を策定するのだ、こういうお話でございました。しかしながら考えようによりますと、これは後期五カ年計画の実施ということになってまいると思うのです。物価の値上がりに伴う計画の是正、さ……

第48回国会 建設委員会 第11号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○岡本委員 きょうは、日本道路公団と首都高速道路公団の組合がストライキをやっておる模様でございます。まあ労使の話がつかなければ、ストライキになるということもやむを得ないことではございますが、しかしながら、建設行政という面から見ますときには、まことにこれは遺憾なことでございますが、どういうふうなことで、きょうはストに入っているのか、その辺について、事情の御説明をお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 私どもの聞いております範囲では、大きな問題はベースアップの問題、それから年度末手当の支給の問題、さらにまたいろいろな手当その他をふやしてもらいたいということ、それから時間短縮、さらにまた、きょう……

第48回国会 建設委員会 第16号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○岡本委員 久しぶりの委員会でございますが、委員会が開かれますにつきまして、一応建設大臣から建設行政の、また、単に建設行政だけでなしに、国の行政の一般的な問題に通ずることであると思うのでありますが、大臣の御所見を承っておきたいと思います。  委員会が四月の七日に開かれまして、それから後長いこと開かれなかったのでありますが、その間の事情を十分大臣は御承知であろうと思いますが、まず大臣にその理由を承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、なぜ開かれなかったかということは大臣は御承知でない、建設省全体として、そういう問題は御承知でない、したがって従来と何も改めるところはない、ただばく然と……

第48回国会 建設委員会 第17号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○岡本委員 きょうは木津川の用水対策の問題と、大阪並びに京都の土地区画整理の問題と、二点お尋ねいたしたいと思うのでありますが、農林省からお越し願っておりますので、用水対策の問題を最初にお尋ねいたしたいと思います。  最近、木津川で、木津川沿岸の土地改良事業で、南山城一帯の統合用水計画がだいぶ進展いたしてまいっております。この問題につきましては、前にも一度参事官に来ていただきまして、お尋ねしたことがございますが、その後の進展状況、大体いつころから始めて、どのくらいの期間に完了するのか。それからまた、それに伴うところの費用の負担区分というのはどうなっておるのか、その辺のところを、もう一度御説明願い……

第48回国会 建設委員会 第18号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○岡本委員 首都圏整備の法律改正にあたって一番重要な問題点は、近郊地帯の整備をどうするかという問題であると思うのであります。  そこでお尋ねをいたしたいと思いますのは、まず第一に、従来近郊地帯というものに対してどういうような整備の方針をとってきたか、あるいはまた、それについて何らかの行為規制の方針が明らかに樹立されておったのかおらなかったのか、このことをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 問題は、近郊地帯が指定されっぱなしであって、それに対するところのいろいろな行為規制を明らかに法律でしなかったということ、同時にまたそれらの地域に対するところの行政指導というものが非常に不十分であったと……

第48回国会 建設委員会 第19号(1965/05/19、30期、日本社会党)

○岡本委員 昨日もう少しというところで、大臣に御用が発生いたしまして、その続きを少しお尋ねさしていただきたいと思います。  昨日お尋ねいたしておりましたのは、首都圏であるとか近畿圏であるとか、こういうふうな過密地帯になっておる、いわゆる既成市街地の再開発をどうするかという問題でございました。昨日、この再開発をめぐりまして、とにかく区画整理をやって道路がりっぱなのができ、街路が整備されたなれば、自分たちの町がそれだけよくなるのだから、ある程度の犠牲は住民に払ってもらわなければしかたがないというふうな大臣の御答弁がございました。しかしながらその前に、その犠牲を払うところの住民にはさまざまな立場の者……

第48回国会 建設委員会 第20号(1965/05/31、30期、日本社会党)

○岡本委員 せっかく非常ににりっぱな計画ができまして、まことにけっこうであると思うのでありますが、これにつきまして、二、三、道路行政上の問題についてお尋ねしておきたいと思うのであります。  現在までに、関越自動車道路あるいは中部横断の自動車道路、九州横断というふうに、だんだんと国土縦貫自動車道以外の高速自動車道の計画が法律で規定されてまいりました。しかしながら、これらはいずれも、日本縦貫自動車道の肋骨に当たる路線であると思うのでございます。したがって、とにかく国土縦貫自動車道を早く建設し、その計画に見合ってこれをつくっていく、こういうことになると思うのでございますが、これは大臣にお尋ねするので……

第48回国会 災害対策特別委員会 第2号(1965/01/28、30期、日本社会党)

○岡本委員 大島の火災復興についてお尋ねしたいと思いますが、このいただきました資料を見ますと、復興計画の概要の中で「火災復興土地区画整理事業を施行する予定である。」こういうふうな御説明がついておりますが、この火災復興土地区画整理事業というのは、土地区画整理法の第三条の第四項に基づき、建設大臣が災害その他の復旧について都道府県知事または市町村長に施行させることができる、あるいはそれが困難な場合には建設大臣が施行する、こういうふうなことが区画整理法に規定されておりますが、これに該当するものであろうと思うのであります。したがって、これは都が施行者になるのでしょうか、それとも、国が施行者となるのでしょ……

第48回国会 予算委員会 第14号(1965/02/19、30期、日本社会党)

○岡本委員 昨年の通常国会におきまして、地価安定施策の強化に関する決議というものを行ないましたが、当時公共用地の取得その他をめぐりまして、とにかく土地収用法を強化しないと困る、こういうふうな政府からの提案がございました。しかしながら、今日のように地価がどんどん上がってまいりますと、公共用地に快く土地を提供したものは、結局はばかをみるようになる。その周辺の地価がどんどん上がっていく。たとえば道路の場合なんかそういうことでございますが、あるいは住宅の宅地造成の場合でもそうでございますが、そういうふうなことであってはならないというところから、地価安定施策の強化に関する決議を衆議院で上程して、それが可……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 建設委員会 第2号(1965/08/11、30期、日本社会党)

○岡本委員 瀬戸山さんがこのたび大臣になられまして、私ども建設委員会といたしましては、非常に歓迎しております。幾人かの大臣を迎え、送ってまいりましたが、建設委員会で長く席を同じうして建設行政の問題について議論し合った仲間の人が建設大臣になられたということは、私が建設委員会に入りましてから初めてのことでございまして、それだけに、建設行政については何もかもお互いにわかり合っておる、こういうことでございますので、今度こそは、私は、りっぱな建設行政が行なわれるであろうといういことを非常に期待いたしておる次第でございます。したがいまして、私どもも瀬戸山さんのおやりになることにつきましては、十分私どもの気……

第49回国会 建設委員会 第3号(1965/08/12、30期、日本社会党)

○岡本委員 昨日、地価の問題について大臣にお尋ねをいたしたのでございますが、大臣の御都合で質問が中断いたしておりますので、きょうはその続きを質問させていただきたいと思います。  昨日、いま建設行政の中で一番大きな問題である地価の問題にいち早く真剣に取り組むということを御表明願った建設大臣に、私は心から敬意を表すると一緒に、それでは一体具体的にどういう方針をお持ちか、むしろこれから打ち出していただく方針というよりも建設大臣の抱負を承りたい、こういうふうに申したのでございますが、それに対しまして大臣のほうから、まず第一に土地というものの性格について非常に詳しい御見解の御説明がございました。  土地……

第49回国会 災害対策特別委員会 第6号(1965/09/22、30期、日本社会党)

○岡本委員 ことしは四年ぶりに京都府は大災害を受けました。由良川と淀川と両方の河川が広範にはんらんしました。災害常襲地帯といわれているところが全部水をかぶったわけであります。ところで、そういうふうな二十三、二十四号の台風の場合、ことに二十三号が非常に足が早かったものでありますから、いろいろな救助対策とかその他の対策を立てていきますのに、台風の状況が非常にわかりにくかった。ことに台風が内陸に入りますと、大阪の気象台に問い合わせましても、なかなか台風の情勢がキャッチできなかった。だから、京都府のほうで台風の観測をやっておるレーダーの画像を遠隔操作して受信できるような装置がほしい、こう言ってきており……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 建設委員会 第1号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○岡本委員 最初に建設大臣にお伺いいたしますが、最初この法案を出そうという話が出てまいりましたときには、私は反対したのです。それはどういうことかといいますと、近畿圏整備法との関係があるわけであります。近畿圏整備法の中で、保全区域の指定がございます。ところがその保全区域整備については別に法律で定める、十四条でそういう法改正をいたしました。保全区域というのは、元来こういう古都の地域であるとかあるいは景勝のいい地域であるとか、そういうふうなところでみだりに現状があまりに大きく変更されては困る。いわば国民のいこいの場にしておきたい。それは精神的にも肉体的にも、両面におけるところの国民のいこいの場にして……

第51回国会 建設委員会 第6号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○岡本委員 関連して一、二お尋ねしておきたいと思います。  いま三木委員がお尋ねいたしました双ケ岡の問題でございますが、古都保存法が一応制定されたという瞬間に、社寺の境内地が民間に払い下げられたというところに問題があることを指摘されたのでございますが、こういうふうな時期にそういう売買が行なわれるということについては、相当やはり買った者の側にも、奇襲作戦をやるというふうなことがあるのではないかという心配をしなければならぬのであります。そういう問題に関連してお尋ねするのでございますが、この古都保存法は公布の日から六カ月以内に実施しなければならぬというふうなことに附則ではなっておりますが、いつから実……

第51回国会 建設委員会 第7号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○岡本委員 本年度の最重点施策は住宅問題である、佐藤内閣はこのような方針を述べておられますが、この住宅問題の前提となるのは宅地の開発であります。  ところで、数年前から、宅地開発の計画が京都府で立てられておりまして、石清水八幡宮で名高い八幡町の山林一帯でありますが、その八幡町の山林四十八万坪の宅地開発を住宅公団が行ないまして、そこに団地をつくるということになっておるのであります。そして一応地主と住宅公団との話し合いも済みまして、農地転用が行なわれさえすれば宅地開発は何どきでも始められるという段階になっておるのでありますが、農林省のほうでは、どういうわけか、一向農地転用の許可をお出しになりません……

第51回国会 建設委員会 第9号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○岡本委員 この法案は都市の再開発を幾らかでも促進したいという観点に立ったものだと思うのであります。しかしながら、都市の再開発をする場合に、私は、もちろんそれはやらなければなりませんが、それよりももう一つ重要なことは、新たに形成されていく都市が、再開発される必要のないものでなければならない。無秩序なスプロールを都市周辺に許しておきますと、いつの間にかそこが密集された住宅街になり、また再開発をそこでやらなければならない、こういう二重投資が目に見えておる。現実に私どもが都市周辺を選挙運動なんかで歩きますと、もう、くみ取り屋も入れない、消防車も入れないというような無秩序な市街地形成が行なわれつつある……

第51回国会 建設委員会 第14号(1966/03/25、30期、日本社会党)

○岡本委員 昨日、住宅建設計画法案の上程に際して、本会議で大臣は、住宅公団法の改正によって副総裁を特に一名設けたことは、これは来年度は宅地開発公団をつくる準備である、こういうふうなことでありました。したがって、これは来年度一応宅地開発公団が出発して、土地の大量供給に乗り出されることと私たちは承知をいたしますが、しかしながらいままでの例を見ておりますと、公共用地の取得が地価をどんどんつり上げているという傾向がございます。たとえば新幹線にいたしましても、名神の道路にいたしましても、京都、大阪方面の地価を非常につり上げました。さらにまた、大団地ができてまいりますと、その周辺の地価がどんどん上がります……

第51回国会 建設委員会 第15号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○岡本委員 ただいま井谷委員の質問を聞いておりますと、幹線自動車道が建設されましても、国道が整備されないと、結局道路交通というものは相も変わらない交通戦争が起こるのであります。たとえて言えば、道路を抜きにして羽田―伊丹間を飛行機で飛んでも、結局飛行機をおりてから京都なり大津なりまで行くのに時間がかかる。それと同じことが、また今度幹線道路ができましても、インターチェンジから目的地へ着くまでに、道路がふくそうしておったのでは何にもならぬ。いま直接、たとえば私自身が気のついたことでございますが、名神道路ができまして、そうなりますと近畿縦貫ができます。しかしながら京都近辺にできますのは、今度の計画であ……

第51回国会 建設委員会 第23号(1966/05/06、30期、日本社会党)

○岡本委員 住宅建設計画法案に関連いたしまして、住宅公団の運営の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  住宅公団では、先ごろ公団の家賃の値上げを、あいた家から順繰りにやっていくというふうなことを新聞に発表しておられました。その内容を見ますと、五年たった家については逐次上げていく、そして家賃の値上げの額は、住宅の評価額から出したものと現行家賃との間の半分程度、中どころでとめておくというふうなことを中心にしたものでございますが、その変更の目的、時期、いつごろからお始めになるつもりか。一応私どもといたしましては、先日、委員会にも何らはからないで、こうして唐突に上げられることについては私たちとし……

第51回国会 建設委員会 第26号(1966/05/25、30期、日本社会党)

○岡本委員 首都圏整備法さらに近畿圏整備法がある中で、最近急速な発展を遂げつつある中部圏に開発整備計画がないということを遺憾に思っておったのでありますが、このたび中部圏開発整備計画が法案として出てまいりましてまことにけっこうだと思うのであります。ただ私は近畿圏整備法の成立に相当関心を持っておりました関係から、近畿圏整備法との関連について少しお尋ねをいたしたいと思うのであります。  第一に、滋賀県は地勢の上からもまた現実に経済的な面からも京阪神に密接につながっております。ところが今度中部圏の中に滋賀県が取り入れられておるのであります。私はこれは少し奇異な感じを抱かざるを得ないという気持ちを持ちま……

第51回国会 建設委員会 第27号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○岡本委員 今度の土地収用法の改正の一番の要点は認定時の価格に押えるということですが、そういうことになってまいりますと、あらゆる公共事業が一応は事業認定をとっておかなければならない。あとになって事業計画を立てる、計画が立ってそれが発表されますと、もう土地の値段はどんどん上がっていきます。だから、途中で認定をとりますと相当起業利益がその中へ加わってまいりますから、計画発表と同時にすぐ卒業認定をとっておかないと、地価を押えることはできないと思うのです。  この間も住宅公団から、行なわれたところの卒業について大体どの程度事業認定を受けていられるかということについての一覧表をちょうだいいたしました。そ……

第51回国会 建設委員会 第28号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○岡本委員 それでは、先日の質疑に引き続きましてお尋ねをさしていただきたいと思います。  まず第一番目に、土地収用法は、公共の利益のために事業を行なう者に対して収用権を与えるものでございますが、しかしながら、そういうふうな他人の権利を抑制することができるような事業団体というものは、またそれに伴うところの義務を負わなければならないと思います。事業目的以外にその土地を原則としては使えないはずです。たとえば道路をつくるのだといって土地を収用すれば、その道路以外の目的にはその土地は使えないはずです。またその事業以外のものに使った場合には、百五条でもって、返してくれという返還を要求する権利が売り渡した者……

第51回国会 建設委員会 第29号(1966/06/03、30期、日本社会党)

○岡本委員 私は、この委員会に参考人の皆さま方に来ていただきますにつきましては、大阪市の当局からは、区画整理の現在非常に行き悩んでおります事情、どういう理由で、またどういう形で困っておられるのかということをここで述べていただきたい、このように実は思っておった。ところが、いま区画整理局長のお話はきわめて簡潔で、何も収用法と関係がございませんから申し上げることはございません、こういうことでございます。しかしながら区画整理の事業は、この地図を見ていただくとわかりますが、こちらが御堂筋になります、こっちが万国博の敷地でございます、したがって、御堂筋と万国博の敷地を結ぶところの大幹線路線をつくるという大……

第51回国会 建設委員会 第30号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○岡本委員 両先生、にはお忙しい中をありがとうございました。  この法律の改正案がまず第一に、地価対策として出てまいったのでございますけれども、私は、地価対策を講じるのには、土地利用区分の確立が一番必要であると思います。それで、社会党でも地価対策案を立てまして、全国の市町村に一応、都市開発地域と申しますか市街化地域と申しますか、この部分はもう将来住宅やあるいは工場を建設していくべきである。また、この部分はもう農林業地域として確保すべき地域であるというふうに、その全国の市町村に一応法律的な規制でもって、全国を大体大まかに市街化地域と農林業地域とに分けさせる。その上に立って、その市街化地域には、土……

第51回国会 建設委員会 第31号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○岡本委員 土地収用法の採決を前にいたしまして、まず第一に総理に、これからの日本の土地政策に対するところの基本的な態度もしくはかまえの問題についてお伺いしたいと思うのです。  土地が非常に値上がりいたしまして、それが日本の経済を圧迫し、同時にまた国民生活を非常に窮迫におとしいれておるわけであります。したがって私は、今日の地価というものは単に地価を押えるという程度にとどまらないで、地価をぐんと引き下げていく、こういうふうな姿勢を政府に持っていただかなければならないと思うのであります。いま出てまいりました地価対策を見ましても、私はこれでもって地価の抑制すら十分には行なわれないであろう、こういうふう……

第51回国会 予算委員会 第17号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○岡本委員 本予算委員会の冒頭で、わが党の横路さんや中澤さんから、今度政府が発行される公債の性格について質問がございました。私は経済についてはしろうとでございます。それだけにもっとわかりやすく国民全体に――国民のほとんどは経済についてしろうとなんです。だから、国民全体にもっとのみ込みやすいように、今度の公債の性格というものを説明していただきたいと思うのです。  政府は、今度の七千三百億の公債は、これは赤字公債ではない、建設公債である、こういうふうに言っておられるのであります。 しかしながら、私どもの解釈では、財政法の第四条というものは、一般財政を公債や借り入れ金でまかなってはいかぬ、こういうふ……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 建設委員会 第3号(1966/09/12、30期、日本社会党)

○岡本委員 ただいま大臣から建設行政をこれから進められるにあたっての基本的な考え方を承ったのでございます。道路、地価対策あるいは都市問題といろいろ承りましたが、大臣がこの中で一番重点的に自分はこの大臣の期間に何をやり遂げたい、この問題と一番真剣に取り組んでいきたいというふうな一番大きな大黒柱と申しますか、そういったようなものを何かお持ちであろうと思うのであります。いま承りました範囲の中では平板的な感じを受けるように思うのでございますが、特にこの問題はやりたいというふうな点をひとつ御披瀝願いたいと存ずるのでございます。
【次の発言】 ということになると、どれもこれも大事、こういうことになってくる……

第52回国会 建設委員会 第5号(1966/11/29、30期、日本社会党)

○岡本委員 ことしの五月に完成いたしました京都の国際会議場でございますが、最初七月に日米経済合同委員会に利用されまして、その経験にかんがみて、この程度の設備では非常に不便である、こういうふうな強い外務省の意向が出て、その後来年に予想されるところのエカフェの総会であるとかその他いろいろな会議が日本であるにかかわらず、京都の国際会議場は利用されない模様である、こういうふうなことを聞くのでございますが、五月以来現在までこの国際会議場を外務省としてはどのように利用してこられましたか。それからまた、来年開催予定の国際会議がどの程度あるということが現在のところわかっておって、そのうちどれとどれを京都で開催……


岡本隆一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院30期)

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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 建設委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○岡本委員 いまの代行裁決権の問題でありますが、二カ月以内に緊急裁決が行なわれないときは、建設大臣が代行できる、こういうことになっているということは、いわば収用委員会の裁決の期間にある一つのピリオドを打つ。これまでにやれということをいわば強制している、こういうように解釈できないこともない。そういう意味において、この収用委員会があまりいつまでもぐずぐずしておられると困る。ことに特定公共事業というようなものに指定される事業については、非常に緊急性がある、だからそういう意味において、収用委員会に早くきめてください、こういう意思表示というように理解できますか、できませんか。なお、そういうように理解して……

第46回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○岡本委員 私、きょうは質問させていただく予定でおりましたが、私の聞きたいことを河野君並びに滝井君から大体聞いていただきましたので、少し残っている問題を関連の形で聞かせていただきたいと思います。  ちょうどいまお話が出ておりますが、いわゆる公的医療機関のあり方についての私の批判というものは、私自身今日まで医療人として立ってまいりまして、胸のおさまらない点がある。そういう点を前回の委員会で、あらかじめきょうは個人の立場に立って言いたいことを言わせてもらうということを申し上げてやったのでありますが、いまお話の出ております公的医療機関の差額徴収の問題は、たとえば先日私が秘書を入院させたある大学の病院……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○岡本分科員 交通の問題が近ごろ非常にやかましく言われ、ことに交通戦争ということばが使われております。そしてまた、人口に対する交通事故の死亡率、あるいはまた車の数に対する交通事故の死亡率、そういうようなものが世界一であるといわれており、これは日本にとっては非常に不名誉なことである。だから、そういうふうな交通事情を緩和するためには、まず第一には、輸送機関の整備をやらなければならぬ。さらにまた道路の整備をやらなければならぬ。それと同時にまた、つくられたところの道路の有効利用をやらなければならぬと思う。道路の整備については建設省が担当し、また道路の有効利用については運輸省が担当しておられる、私はこの……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○岡本分科員 一昨日のこの分科会は、かぜ薬の薬価の問題をめぐる分科会でございましたが、私もそれに関連して、薬価の問題についてお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 かぜ薬でことし五人なくなった、昨年もやはり十一人の死亡者が出ておる。だから、昨年の十一名という死亡者の貴重な経験において、ことし適切な措置がとられておったら五名の犠牲者は出なかったかもしれない。そういう点において、何らか厚生省に薬務行政の上で非常に大きな欠陥があるのではないかと思うのですが、私は三年前に発生いたしましたサリドマイド禍のその後の問題についてお伺いしたいと思うのです。  昭和三十三年の一月に、サリドマイドがマルPから……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

岡本隆一[衆]在籍期 : 27期-28期-29期-|30期|-31期
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